JP2001252454A - 遊技場用管理システム - Google Patents

遊技場用管理システム

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JP2001252454A
JP2001252454A JP2000065003A JP2000065003A JP2001252454A JP 2001252454 A JP2001252454 A JP 2001252454A JP 2000065003 A JP2000065003 A JP 2000065003A JP 2000065003 A JP2000065003 A JP 2000065003A JP 2001252454 A JP2001252454 A JP 2001252454A
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symbol
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game
jackpot
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JP2000065003A
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Yoshiyuki Shirota
喜之 代田
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Daikoku Denki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 台毎リプレーシステムを採用して遊技客側の
利便性の向上を図ると共に、ラッキーナンバー営業を行
うことにより遊技機での遊技に対する興趣の向上を図る
ようにした場合においても、遊技場従業員の負担を大幅
に軽減できると共に遊技客側の利便性が阻害される恐れ
をなくすこと。 【解決手段】 呼出ランプユニット4内の制御部34
は、パチンコ台1の大当たりモードが終了した時点にお
いて、その大当たりモードが無定量ナンバー及びラッキ
ナンバーが以外で発生したのものであった場合に、台毎
計数ユニット3に出玉交換信号を出力する。台毎計数ユ
ニット3内の制御部26は、出玉交換信号を受けたとき
に、計数部15によるパチンコ玉の計数値を、記憶部2
6aに対し、等価返却に供される持玉数ではなく割引返
却に供される貯玉数として記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、盤面に設けられた
変動表示装置が所定の大当たり図柄で停止したときに常
時より多数の遊技媒体を放出する大当たりモードを呈す
る遊技機が設置された遊技場、特には、その遊技機の大
当たりモードが予め設定されたラッキー図柄で成立した
ときに当該大当たりモードの終了後においてもそのまま
遊技継続を許容し、その後に遊技機の大当たりモードが
予め設定されたアンラッキー図柄で成立したときに当該
大当たりモードの終了後に獲得遊技媒体を景品交換に供
することを義務付けるようにした遊技場に設けられる管
理システムに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】パチンコホールにおい
ては、数字や図形などより成る複数種類の図柄を変動表
示する変動表示部を3個備えたルーレット(変動表示装
置)と、そのルーレットの動作を開始させるための始動
入賞孔とを備えた所謂デジタル式のパチンコ台が数多く
設置されている。このパチンコ台にあっては、ルーレッ
トが動作停止したときの各変動表示部の図柄の組み合わ
せが所定の大当たり図柄となったときに、入賞確率が極
端を高めた大当たりモード(特賞状態)を呈する構成と
なっている。
【0003】このようなパチンコ台を設置する場合、大
当たりモードが終了した時点でそれまでに遊技客が獲得
したパチンコ玉を景品と交換することを義務付けるとい
う遊技システムが採用されるものであるが、近年では、
ルーレットの大当たり図柄に対しラッキー図柄とアンラ
ッキー図柄とを設定し、ラッキー図柄での大当たりが発
生した場合には、大当たりモードの終了後においても獲
得パチンコ玉の景品交換を要求せずに遊技の続行を許容
し、その後にアンラッキー図柄での大当たりが発生した
場合にこれに伴う大当たりモードが終了した時点で獲得
パチンコ玉を景品と交換させるという所謂ラッキーナン
バー(図柄)営業を行うことにより、遊技に対する興趣
の向上を図ることが行われている。
【0004】一方、近年、パチンコホールにおいては、
パチンコ遊技機と1対1で対応した位置に、遊技客の獲
得パチンコ玉の計数動作を行ってその計数データを記憶
手段に記憶させる玉計数機と、上記計数データに基づい
たパチンコ玉の貸出動作を行い得るように構成された玉
貸機とをそれぞれ設置することにより、獲得パチンコ玉
の持ち運びを不要にすると共に、玉計数機により一旦計
数したパチンコ玉を玉貸機を通じて返却できるように構
成し、以て手元に実際にパチンコ玉がある場合と変わら
ない状態で遊技を行い得るようにすることにより遊技客
側の利便性の向上を図った所謂台毎リプレーシステムが
提案されている。
【0005】このような台毎リプレーシステムでは、獲
得パチンコ玉と景品との交換率を等価に設定している場
合を除き、計数したパチンコ玉をそのままの割合で返却
するための所謂持玉と、所定の手数料率分だけ割り引い
て返却するための所謂貯玉とに区分して記憶することが
行われている。
【0006】このような台毎リプレーシステムを前記ラ
ッキーナンバー営業と組み合わせる場合には、ラッキー
図柄での大当たりが発生したときに限り、玉計数機によ
り計数したパチンコ玉を記憶手段に対し等価返却に供す
る持玉として記憶し、その後にアンラッキー図柄での大
当たりが発生したときに、これに伴う大当たりモードが
終了した時点で全ての持玉を割引返却に供する貯玉に移
行させることが行われる。
【0007】このような移行処理は、従来では、パチン
コ台において大当たりモードが発生したときに、例えば
当該パチンコ台用の呼出ランプを自動的に点滅させるこ
と、或いはパチンコホール従業員が携帯したインカムを
通じた報知動作を行うことにより、パチンコホール従業
員をパチンコ台まで直行させてその従業員に大当たり図
柄の内容を確認させ、その確認結果に基づいてリモコン
などの入力用端末を操作することにより行う構成として
いた。しかしながら、このような構成では、パチンコ台
において大当たりモードが発生する都度、従業員が該当
パチンコ台まで出向く必要があるため、その負担が非常
に大きくなるという問題点があり、この点が未解決の課
題となっていた。また、遊技客側においても、大当たり
モードが終了する毎に、パチンコホール従業員の到着を
待つ必要が出てくるため、遊技客側の利便性が阻害され
る恐れもあった。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、所謂台毎リプレーシステムを採用し
て遊技客側の利便性の向上を図ると共に、所謂ラッキー
ナンバー営業を行うことにより遊技機での遊技に対する
興趣の向上を図るようにした場合においても、遊技場従
業員の負担を大幅に軽減できると共に遊技客側の利便性
が阻害される恐れがなくなる遊技場用管理システムを提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、盤面に設けられた変動表示装置が所定の大
当たり図柄で停止したときに常時より多数の遊技媒体を
放出する大当たりモードを呈する遊技機が設置され、そ
の遊技機の大当たりモードが予め設定されたラッキー図
柄で成立したときに当該大当たりモードの終了後におい
てもそのまま遊技継続を許容し、その後に遊技機の大当
たりモードが予め設定されたアンラッキー図柄で成立し
たときに当該大当たりモードの終了後に獲得遊技媒体を
景品交換に供することを義務付けるようにした遊技場に
設けられる管理システムにおいて、遊技客に対して発行
される記憶担体と、前記遊技機と1対1で対応した位置
に当該遊技機から放出された遊技媒体を計数するように
設けられた計数手段と、この計数手段による計数結果を
前記記憶担体と対応付けて記憶するように設けられ、当
該計数結果を等価返却に供される第1のデータ及び割引
返却に供される第2のデータの何れかに区分して記憶可
能な記憶手段と、前記遊技機と1対1で対応した位置に
設けられ、前記記憶手段に記憶されている第1のデータ
及び第2のデータに基づいて遊技媒体を放出可能な状態
を呈する貸出手段と、この貸出手段による遊技媒体の放
出動作が前記記憶手段に記憶された第1のデータに基づ
いて行われたときに当該第1のデータを放出された遊技
媒体数だけ減少させる等価返却処理を行うと共に、前記
貸出手段による放出動作が前記記憶手段に記憶された第
2のデータに基づいて行われたときに当該第2のデータ
を放出された遊技媒体数より所定の割増分だけ余分に減
少させる割引返却処理を行う演算手段と、前記大当たり
モードの終了後において当該大当たりモードが通常の大
当たり図柄若しくはアンラッキー図柄で発生したもので
あった場合に、前記記憶手段に記憶されている第1のデ
ータを第2のデータに移行させる制御を行う制御手段と
を備えた構成としたものである(請求項1)。
【0010】この構成によれば、遊技客が遊技機での遊
技により獲得した遊技媒体は、当該遊技機に1対1で対
応した位置に設けられた計数手段で計数されることにな
る。このような計数が行われた場合、計数手段による計
数結果は、記憶手段に対して、記憶担体と対応付けられ
た第1のデータ及び第2のデータの何れかに区分した状
態で記憶されるようになる。
【0011】遊技機と1対1で対応する位置には、上述
のように記憶担体と対応付けた状態で上記記憶手段に記
憶された第1のデータ及び第2のデータに基づいて遊技
媒体を放出可能な状態を呈する貸出手段が設けられてい
るから、上記のように計数手段で一旦計数させた遊技媒
体を当該貸出手段から放出させることができ、このよう
に放出された遊技媒体を遊技に供し得るようになる。
【0012】演算手段は、上記のような貸出手段による
遊技媒体の放出動作が行われた場合において、その放出
動作が記憶手段に記憶された第1のデータに基づいて行
われたときには、当該第1のデータを、放出された遊技
媒体数だけ減少させるという等価返却処理を行うように
なる。また、上記放出動作が記憶手段に記憶された第2
のデータに基づいて行われたときには、当該第2のデー
タを、放出された遊技媒体数より所定の割増分だけ余分
に減少させるという割引返却処理を行うようになる。
【0013】遊技機において、盤面に設けられた変動表
示装置が所定の大当たり図柄で停止したときには、常時
より多数の遊技媒体を放出する大当たりモードを呈する
ようになる。この場合、遊技機の大当たりモードが予め
設定されたラッキー図柄で成立したときには、当該大当
たりモードの終了後においてもそのまま遊技継続を許容
するようになるが、その後に遊技機の大当たりモードが
予め設定されたアンラッキー図柄で成立したときには、
制御手段が、その大当たりモードが終了した時点で前記
記憶手段に記憶されている第1のデータを第2のデータ
に移行させる制御を行うようになる。また、制御手段
は、遊技機の大当たりモードが、前記ラッキー図柄以外
の大当たり図柄、つまり通常の大当たり図柄若しくはア
ンラッキー図柄で成立したときにおいても、当該大当た
りモードの終了時点で前記記憶手段に記憶されている第
1のデータを第2のデータに移行させる制御を行うよう
になる。
【0014】従って、遊技客が遊技機を大当たりモード
にすることにより獲得した遊技媒体については、ラッキ
ー図柄で大当たりモードが発生した場合以外は、割引返
却処理に供される第2のデータとして自動的に記憶され
ることになり、結果的に、獲得遊技媒体を景品交換に供
すること義務付けられた場合と同じ状態を呈することに
なる。このため、従来構成のように、遊技機において大
当たりモードが終了する毎に当該遊技機まで遊技場従業
員が出向く必要がなくなるものであり、その負担を軽減
できるようになる。また、遊技客は、従来構成のよう
に、大当たりモードが終了する毎に、遊技場従業員の到
着を待つ必要がなくなるため、遊技客側の利便性が阻害
される恐れもなくなる。
【0015】この場合、前記遊技機を、前記変動表示装
置の停止図柄を示す図柄信号を出力するように構成する
と共に、前記制御手段を、前記大当たりモードの終了後
において当該大当たりモードが通常の大当たり図柄若し
くはアンラッキー図柄で発生したものであるか否かを前
記図柄信号に基づいて判断する構成とすることもできる
(請求項2)。この構成によれば、大当たり図柄の種類
の判断を、遊技機からの図柄信号に基づいて簡単且つ確
実に行い得るようになり、システムを構築する上で有益
となる。
【0016】また、前記制御手段を、通常の大当たり図
柄若しくはアンラッキー図柄で発生した大当たりモード
の終了後において前記記憶手段に記憶される前記第1の
データの増加分が予め設定された規定値以上あった場合
に、当該第1のデータを第2のデータに移行させる制御
を行い、前記第1のデータの増加分が予め設定された規
定値未満であった場合に、警報信号を発生する動作を行
う構成とすることができる(請求項3)。
【0017】この構成によれば、規定値として、1回の
大当たりで遊技機から放出される遊技媒体の個数に所定
の余裕値を見込んだ値を設定しておけば、通常の大当た
り図柄若しくはアンラッキー図柄で発生した大当たりモ
ードの終了後において、遊技客が獲得遊技媒体の全部を
計数手段により計数させた場合には、記憶手段に記憶さ
れる第1のデータの増加分が上記規定値に到達するよう
になる。この場合には、制御手段が上記第1のデータを
第2のデータに移行させる制御を行うようになり、獲得
遊技媒体を景品交換に供すること義務付けられた場合と
同じ状態を呈することになる。これに対して、通常の大
当たり図柄若しくはアンラッキー図柄で発生した大当た
りモードの終了後において、遊技客が獲得遊技媒体の全
部を計数手段により計数させなかった場合には、記憶手
段に記憶される第1のデータの増加分が上記規定値に到
達しなくなる。この場合には、制御手段が警報信号を発
生するようになるから、その警報信号に基づいて遊技客
に注意を与えることにより、大当たりモードの終了後に
おいて獲得遊技媒体を景品交換に供すること義務付ける
ことが可能になる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例について
図面を参照しながら説明する。図2には、パチンコホー
ル内設備のうち本発明の要旨に関係した設備の一部が概
略的に示されている。この図2において、パチンコホー
ル内には、複数台のパチンコ台1(遊技機に相当)を列
設した島2が複数設けられており、各パチンコ台1と隣
接した位置には、それぞれと1対1で対応するようにし
て台毎計数ユニット3(貸出手段に相当)が設置されて
いる。また、各パチンコ台1の上方には、それぞれと1
対1で対応するようにして呼出ランプユニット4が配置
されている。この呼出ランプユニット4は、情報処理端
末として機能するものであり、パチンコ台1と台毎計数
ユニット3との間、並びにそれらパチンコ台1及び台毎
計数ユニット3とコンピュータにより構成された管理装
置5との各間でのデータ授受を中継する機能やデータ表
示機能などを備えた構成となっている。
【0019】図1には、パチンコ台1及び台毎計数ユニ
ット3の正面外観が概略的に示されている。この図1に
おいて、パチンコ台1は、その上皿6内のパチンコ玉
(遊技媒体)を電動式の玉発射機構(操作ダイヤルのみ
符号7を付して示す)を通じて盤面8へ発射する構成と
なっている。盤面8には、アウト孔8a及び通常入賞孔
9群の他に、スタート入賞孔10、電動開閉装置11a
を備えた大型入賞孔11、例えば3個の変動表示部を備
えたルーレット12(変動表示装置に相当)などが設け
られている。この場合、ルーレット12は、スタート入
賞孔10へのパチンコ玉の入賞により動作開始し、その
動作停止時における各変動表示部の図柄の組み合わせが
所定の大当たりナンバー(大当たり図柄)となったとき
に大当たりモード(特賞状態)を呈する。このような大
当たりモードとなったときには、電動開閉装置11aが
所定期間だけ継続的に開放状態とされ、これに応じて大
型入賞孔11に対する入賞率が極端に高くなる。尚、本
実施例では、説明の便宜上、ルーレット12の各変動表
示部の表示図柄が数字であるものとする。
【0020】この場合、ルーレット12の大当たりナン
バーとしては、例えば「000」、「111」、「22
2」、……「999」というゾロ目が設定されている。
これら大当たりナンバーのうち、例えば「777」は無
定量ナンバーとして設定されたもので、この無定量ナン
バーで大当たりモード(特賞状態)が発生したときに
は、大当たりモードの終了後においても獲得したパチン
コ玉の景品交換を要求せずに、そのまま遊技の続行を許
容するという無定量遊技状態を無条件で遊技客側に付与
するシステムとなっている。
【0021】また、大当たりナンバーのうち、例えば
「333」はラッキーナンバー(ラッキー図柄)、「4
44」、「999」はアンラッキーナンバー(アンラッ
キー図柄)として設定されたもので、ラッキーナンバー
で大当たりモードが発生したときには、当該大当たりモ
ードの終了後においても獲得したパチンコ玉の景品交換
を要求せずにそのまま遊技の続行を許容し、このような
連続遊技許容状態を、次の大当たりモードがアンラッキ
ーナンバーで発生するまでの期間だけ継続させるシステ
ムとなっている。
【0022】さらに、ルーレット12には、無定量権利
ナンバーとして例えば「913」が設定されている。そ
して、ルーレット12が当該無定量権利ナンバーとなっ
たときには、その後において大当たりモードが発生した
ときに、遊技客側において前述した無定量ナンバーで大
当たりモードが発生した場合と同様の特別利益状態を獲
得できるという無定量権利が発生するようになってい
る。
【0023】一方、パチンコ台1にあっては、賞球とし
てのパチンコ玉を上皿6へ放出するようになっており、
この上皿6が満杯となったときにはオーバーフローした
パチンコ玉が下皿13内に流入する。尚、上皿6内のパ
チンコ玉は、ノブ6aのスライド操作によっても下皿1
3内へ落下させ得るようになっている。
【0024】下皿13には、その底部に形成された落下
口を開閉するシャッタ(何れも図示せず)及びこれを開
放するためのノブ13aが設けられており、このシャッ
タが開放された状態では、下皿13内のパチンコ玉が案
内管14内に流入する構成となっている。但し、上記シ
ャッタには電気的な駆動部を有したロック機構(図5に
符号13bを付して示す)が付随しており、このロック
機構13bによってノブ13aによるシャッタ開放操作
を選択的にロックできる構成となっている。
【0025】一方、台毎計数ユニット3は、縦長の矩形
箱状に構成されており、その前面側下方部に前記案内管
14の基部が連結されていると共に、内部に当該案内管
14の基部が連結された計数部15(計数手段に相当)
が設けられている。この計数部15は、案内管14を通
じて流入するパチンコ玉を計数すると共に、その計数結
果を示す計数パルスを発生する構成となっている。尚、
案内管14は、先端がパチンコ台1の下皿13に形成さ
れた図示しない落下口に下方に臨む通常位置と、前方に
回動された退避位置との間で往復回動可能に設けられて
おり、常時においては図示しないばね手段によって通常
位置に付勢されている。
【0026】また、台毎計数ユニット3の前面には、表
示操作部16、パチンコ玉放出用のノズル17、カード
挿入口18が設けられている。上記ノズル17は、台毎
計数ユニット3内に設けられた玉払出部(図4に符号2
4を付して示す)からのパチンコ玉を放出するためのも
ので、先端がパチンコ台1の上皿6に上方から臨む通常
位置と、前方に回動された退避位置との間で往復回動可
能に設けられており、常時においては図示しないばね手
段によって通常位置ヘ付勢されている。
【0027】上記表示操作部16は、図1中に拡大して
示すように、貯玉数(第2のデータに相当:後述する割
引返却に供されるパチンコ玉数を示す)をデジタル表示
するための貯玉数表示部19、持玉数(第1のデータに
相当:後述する等価返却に供されるパチンコ玉数を示
す)をデジタル表示するための持玉数表示部20、手数
料率を表示するための手数料表示部21、玉返却スイッ
チ22、カード返却スイッチ23を備えた構成となって
いる。
【0028】台毎計数ユニット3内に前記カード挿入口
18と対応するように設けられたカードリーダ25は、
当該カード挿入口18に挿入されたカードを内部に取り
込むと共に、そのカードに記録されたデータを読み取る
動作を行う構成となっており、内部に取り込んだ状態の
カードの排出動作は、後述する制御部(図4に符号26
を付して示す)からの指令により行う構成となってい
る。
【0029】図3には、呼出ランプユニット4の正面外
観が概略的に示されている。この図4において、呼出ラ
ンプユニット4は、横長の矩形箱状に構成されており、
その前面側には、中央部に例えば液晶ディスプレイパネ
ルより成る表示パネル27、呼出スイッチ28、リモコ
ン用受信部29が設けられていると共に、表示パネル2
7の両側の位置に、一対ずつの呼出ランプ30、無定量
ランプ31、連続遊技ランプ32が設けられている。
尚、呼出ランプ30はパチンコホール従業員を呼び出す
ための表示手段、無定量ランプ31はパチンコ台1が前
述した無定量遊技状態にあることを表示するための手
段、連続遊技ランプ32はパチンコ台1が前述した連続
遊技状態にあることを表示するための手段である。
【0030】上記表示パネル27は、図3中に拡大して
示すように、大当たり回数(大当たりモードとなった回
数)を表示する表示部27a、ラッキー大当たり回数
(ラッキーナンバーで大当たりモードとなった回数)を
表示する表示部27b、無定量大当たり回数(無定量ナ
ンバーで大当たりモードとなった回数)を表示する表示
部27c、大当たり間スタート回数(大当たりモードが
発生するまでに要したルーレット12の動作回数)を表
示する表示部27d、累計スタート回数(ルーレット1
2の動作回数の累計)を表示する表示部27e、大当た
り確率(大当たり回数÷累計スタート回数)を表示する
表示部27f、種々のメッセージを表示するためのメッ
セージ表示部27gを備えた構成となっている。
【0031】上記メッセージ表示部27gは、常時(初
期状態)においては図3中に示すように、前述した無定
量ナンバー(「777」)、ラッキーナンバー(「33
3」)、アンラッキーナンバー(「444」、「99
9」)、無定量権利ナンバー(「913」)を表示して
いるが、この他に、パチンコ台1の状態に応じた種々の
メッセージを図4(a)〜(h)に示すような形態で表
示する構成となっている。
【0032】具体的には、図4(a)は無定量ナンバー
で大当たりモードが発生したときのメッセージの例、図
4(b)はラッキーナンバーで大当たりモードが発生し
たときのメッセージの例、図4(c)は普通の大当たり
モード(無定量ナンバー及びラッキーナンバー以外の大
当たりモード)が発生したときのメッセージの例、図4
(d)はラッキーナンバーでの大当たりモードが発生し
た状態からアンラッキーナンバーで大当たりモードが発
生したときのメッセージの例、図4(e)は無定量権利
が発生したとき(ルーレット12が無定量権利ナンバー
となったとき)のメッセージの例、図4(f)は無定量
遊技状態(一旦、無定量ナンバーでの大当たりモードが
発生した後の状態)において大当たりモードが発生した
ときのメッセージの例、図4(g)は連続遊技許容状態
(一旦、ラッキーナンバーでの大当たりモードが発生し
た後の状態)にあるときのメッセージの例、図4(h)
は無定量遊技状態にあるときのメッセージの例である。
【0033】図5には台毎計数ユニット3及び呼出ラン
プユニット4の電気的構成が示されている。この図5に
おいて、台毎計数ユニット3の制御部26は、本発明で
いう演算手段に相当するものであり、CPU(図示せ
ず)及び例えばRAMより成る記憶部26a(記憶手段
に相当)を含んで構成されており、計数部15からの計
数パルス、表示操作部16からの操作信号、カードリー
ダ25による読み取りデータ、対応する呼出ランプユニ
ット4及び管理装置5から送受信部33を通じて与えら
れる信号並びに予め記憶したプログラムに基づいて、表
示操作部16、玉払出部24、パチンコ台1側に設けら
れているロック機構13bの制御を行うと共に、呼出ラ
ンプユニット4及び管理装置5との間での信号の送受信
制御を前記送受信部33を通じて行う構成となってい
る。
【0034】尚、上記カードリーダ25には、例えばパ
チンコホールの遊技会員となった遊技客に対して発行さ
れる図示しない会員カード(記録担体に相当)がセット
されるものである。この会員カードには、例えばパチン
コホールを特定するためのIDコード、前記遊技会員
(遊技客)に割り当てられたIDコードである会員番
号、カード有効年月日を示す有効期限データなどが記録
されている。
【0035】呼出ランプユニット4の制御部34は、本
発明でいう制御手段に相当するものであり、CPU(図
示せず)を含んで構成されており、呼出スイッチ28か
らの操作信号、リモコン用受信部29の受信信号、対応
するパチンコ台1から送受信部35を通じて与えられる
各種信号、管理装置5から送受信部35を通じて与えら
れる各種信号及びデータ、並びに予め記憶したプログラ
ムに基づいて、呼出ランプ30、無定量ランプ31、連
続遊技ランプ32、表示パネル27の制御を行うと共
に、パチンコ台1からの信号の受信制御、並びに台毎計
数ユニット3及び管理装置5との間での信号の送受信制
御を前記送受信部35を通じて行う構成となっている。
尚、上記リモコン用受信部29は、パチンコホール従業
員が携帯するリモコン(図示せず)からのリセット信号
を受信できるように構成されたものであり、そのリセッ
ト信号は、本実施例の場合、パチンコホール従業員がパ
チンコ台1での遊技客の交替を確認した場合に、当該パ
チンコ台1に対応した呼出ランプユニット4のリモコン
用受信部29に向けて送信されるものである。
【0036】さて、パチンコ台1は、遊技に伴う打込パ
チンコ玉数を示すアウト玉数信号、遊技に伴い賞球とし
て放出したパチンコ玉数を示すセーフ玉数信号、大当た
りモードが発生している期間中連続して立ち上がった状
態となる特賞信号、ルーレット12の動作停止時の表示
図柄を示す図柄信号、大当たり信号(大当たり図柄を示
す図柄信号を含む)、ルーレット12を動作開始させる
ためのスタート信号を発生するようになっている。そし
て、上記アウト玉信号、セーフ玉信号、特賞信号は、送
受信部35を通じて管理装置5に与えられ、上記図柄信
号、大当たり信号、スタート信号は、送受信部35を通
じて呼出ランプユニット4に与えられるようになってい
る。
【0037】また、呼出ランプユニット4にあっては、
パチンコ台1から与えられる大当たり信号及び図柄信号
に基づいて、当該パチンコ台1がどのような遊技状態に
あるかを判断し、その判断結果を示す信号(無定量遊技
状態にあることを示す無定量信号、連続遊技許容状態に
あることを示す連続遊技信号、その連続遊技許容状態が
終了したことを示す連続遊技終了信号)を呼出ランプユ
ニット4に対し送受信部35を通じて与える構成となっ
ている。
【0038】尚、管理装置5は、各パチンコ台1からの
アウト玉信号、セーフ玉信号、特賞信号に基づいて、パ
チンコ台1毎の管理データ(アウト玉数及びセーフ玉数
の差、出玉率、大当たり発生回数、スタート回数など)
の演算及び記憶機能並びにその演算結果に基づいた打止
制御機能を備えた周知構成のものであり、当該管理デー
タを蓄積するための台管理用データベースや、前記図示
しない会員カードの会員番号と貯玉数とを対応付けた状
態の貯玉データ、並びに当該会員カードが適正なもので
あるか否かの判断基準となるカード照合用データなどを
含んだ会員管理用データベースを備えた構成となってい
る。
【0039】図6には台毎計数ユニット3が有する制御
部26による制御内容が示されており、以下これについ
て説明する。図6において、制御部26は、カード挿入
口18へカードが挿入されるまで待機し(ステップA
1)、カードが挿入されたときには、照合処理ルーチン
A2を実行する。このルーチンA2では、挿入されたカ
ードから読み取ったカードIDデータを管理装置5へ出
力し、その後に管理装置5側から貯玉データ若しくは拒
絶信号がアンサバックされるまで待機する。
【0040】このとき、上記カードIDデータを受信し
た管理装置5にあっては、後述の説明により明らかとな
るように、当該カードIDデータを自身が有する会員管
理用データベース中のカード照合用データと照合するこ
とによって、カード挿入口18に挿入されたカードが適
正な会員カード(図示せず)であるか否かを判断し、不
適正であった場合に拒絶信号をアンサバックし、適正で
あった場合に、上記会員管理用データベース中に当該会
員カードと対応付けた状態で記憶されている貯玉データ
をアンサバックする構成となっている。
【0041】上記照合処理ルーチンA2の実行後には、
管理装置5から貯玉データ及び拒絶信号の何れがアンサ
バックされたかを判断する(ステップA3)。そして、
拒絶信号がアンサバックされたときには、カード挿入口
18に挿入されたカードを排出するステップA4を実行
した後に前記ステップA1へ戻るが、貯玉データがアン
サバックされたときには、そのデータにより示される貯
玉数を記憶部26aに記憶すると共に、表示操作部16
の貯玉数表示部19に表示する(ステップA5)。尚、
持玉数表示部20の表示値は、この時点では初期値であ
る「0」である。
【0042】次いで、ロック機構13bをアンロック動
作させることにより、下皿7の落下口に設けられたシャ
ッタ(何れも図示せず)をノブ13aにより開放操作可
能な状態に切り替える(ステップA6)。つまり、カー
ド挿入口18に対し適正な会員カードが挿入された場合
には、下皿7の落下口をノブ13aにより開放可能な状
態とされるものであり、これに応じて、計数部15によ
るパチンコ玉の計数動作が可能な状態に切り替えられる
ものである。
【0043】上記ステップA6の実行後には、計数部1
5からの計数パルスの入力、玉返却スイッチ22のオ
ン、呼出ランプユニット4からの後述する出玉交換信号
の入力、カード返却スイッチ23のオンの何れかの状態
が発生するまで待機するループを形成する(ステップA
7、A8、A9、A10)。
【0044】上記のような待機ループを形成した状態で
計数パルスが入力された場合(ステップA7で「YE
S」)には、当該計数パルスを計数し、その計数結果を
記憶部26aに記憶されている持玉数に加算記憶すると
共に、持玉数表示部20の表示値を新たな記憶持玉数に
変更する計数処理ルーチンA11を実行した後に待機ル
ープ中のステップA8へ戻る。
【0045】上記待機ループを形成した状態で玉返却ス
イッチ22がオンされた場合(ステップA8で「YE
S」)には、ノズル17を通じてパチンコ玉を放出する
玉返却処理ルーチンA12を実行した後に待機ループ中
のステップA9へ戻る。上記ルーチンA12において
は、記憶部26aに記憶されている持玉数及び貯玉数に
基づいたパチンコ玉の放出動作を玉払出部24を動作さ
せることにより実行する。具体的には、以下に示す、
、、のような動作が行われる。
【0046】 記憶持玉数が予め設定された持玉基準
値(例えば「100」)以上ある場合には、その持玉基
準値に対応した数(100個)のパチンコ玉を放出する
と共に、記憶持玉数を持玉基準値に相当した数だけ減少
させ、これに応じて持玉数表示部20の表示値を変更す
る。
【0047】 記憶持玉数が前記持玉基準値未満で且
つ「1」以上ある場合には、その記憶持玉数に応じた数
(1〜99個)のパチンコ玉を放出すると共に、記憶持
玉数を「0」に初期化し、これに応じて持玉数表示部2
0の表示値を変更する。
【0048】 記憶持玉数が「0」の状態で、記憶貯
玉数が予め設定された貯玉基準値(例えば「150」)
以上ある場合には、その貯玉基準値に対して所定の割引
率(「1」から手数料表示部21に表示されている手数
料率を減算した値)を乗算した数(手数料率が30/1
00=0.3であった場合には、150×0.7=10
5個)のパチンコ玉を放出すると共に、記憶貯玉数を貯
玉基準値相当値(「150」)だけ減少させ、これに応
じて貯玉数表示部19の表示値を変更する。
【0049】 記憶持玉数が「0」の状態で、記憶貯
玉数が前記貯玉基準値未満で且つ「2」以上ある場合に
は、その貯玉基準値に対して前記所定の割引率を乗算し
た数(1〜104個:小数点以下の端数は切り捨て)の
パチンコ玉を放出すると共に、記憶貯玉数を「0」に初
期化し、これに応じて貯玉数表示部19の表示値を変更
する。
【0050】前記待機ループを形成した状態で呼出ラン
プユニット4から出玉交換信号が入力されたとき(ステ
ップA9で「YES」)には、記憶部26aに記憶され
ている持玉数の増加分が予め設定された規定値N以上あ
るか否かを判断する(ステップA13)。この場合、上
記規定値Nは、1回の大当たりでパチンコ台1から放出
されるパチンコ玉の個数に所定の余裕値を見込んだ値が
設定される。
【0051】そして、ステップA13で「YES」の場
合には、記憶部26aに記憶されている持玉数を当該記
憶部26aに記憶されている貯玉数に加算した後に、そ
の持玉数を「0」に初期化するという貯玉移行処理を実
行し(ステップA14)、この後に待機ループ中のステ
ップA10へ戻る。尚、ステップA14では、貯玉数表
示部19及び持玉数表示部20の各表示値を新たな記憶
貯玉数及び持玉数(=0)に変更する処理も行う。ま
た、ステップA13で「NO」の場合(記憶持玉数の増
加分が規定値N未満であった場合)には、例えば対応す
る呼出ランプユニット4内の呼出ランプ30を点滅させ
ることにより警報信号を発生するステップA15を実行
した後に、待機ループ中のステップA10へ戻る。尚、
ステップA15では、パチンコホール従業員が携帯する
インカム(図示せず)に対して管理装置5を通じて該当
パチンコ台1を特定可能な警報信号を送信するなどの構
成とすることもできる。
【0052】前記待機ループを形成した状態でカード返
却スイッチ23がオン操作された場合(ステップA10
で「YES」)には、管理装置5へ精算データを出力す
ると共に、記憶部26aの記憶データ、並びに貯玉数表
示部19及び持玉数表示部20の表示を初期化し、さら
に挿入状態にある会員カードを排出する終了処理ルーチ
ンA16を実行した後にステップA1へ戻る。このルー
チンA16において管理装置5へ送信される精算データ
は、少なくとも、当該精算データであることを特定する
ためのデータコードと、挿入された会員カードから読み
取った会員番号と、その時点で記憶されている持玉数及
び貯玉数を合算した値に相当した貯玉データとを組み合
わせたフォーマットとなっている。
【0053】しかして、以上のような制御部26による
制御内容をまとめると次のようになる。 (1)パチンコ台1に隣接した台毎計数ユニット3のカ
ード挿入口18に対して、カードが挿入されたときに
は、そのカードから読み取ったカードIDデータを管理
装置5へ出力する。
【0054】(2)上記のようなカードIDデータの出
力に応じて、管理装置5側から拒絶信号がアンサバック
されたときには挿入カードを排出する。また、カード挿
入口18に対し適正な会員カード(図示せず)が挿入さ
れるのに応じて、管理装置5側から貯玉データがアンサ
バックされたときには、そのデータにより示される貯玉
数を貯玉数表示部19に表示すると共に、下皿7の落下
口に設けられたシャッタを開放操作可能な状態に切り替
えて計数部15によるパチンコ玉の計数動作を許容す
る。
【0055】(3)上述のように計数部15によるパチ
ンコ玉の計数動作が許容された状態で、当該計数部15
から計数パルスが入力されたときには、計数パルスを計
数すると共に、その計数結果を記憶部26aに持玉数と
して加算記憶する共に、持玉数表示部20の表示値を新
たな記憶持玉数に変更する。
【0056】(4)計数部15によるパチンコ玉の計数
動作が許容された状態で、玉返却スイッチ22がオン操
作された場合には、玉払出部24を通じてパチンコ玉の
返却(放出)動作を行う。この場合、記憶部26aに記
憶されている持玉数が「1」以上ある場合には、当該持
玉数に基づいたパチンコ玉の返却動作を行うと共に、記
憶部26a中の持玉数をパチンコ玉の返却数に応じた数
だけ減少させる。尚、上記のような記憶持玉数に基づい
たパチンコ玉の返却動作時においては、持玉基準値に対
応した例えば100個(持玉数が100個未満の場合に
は当該データに応じた個数)ずつのパチンコ玉を返却す
る。つまり、記憶部26a中に記憶された持玉数に基づ
いたパチンコ玉返却動作時には、その返却数が当該持玉
数と同じ数となるように制御するという等価返却処理が
実行されることになる。
【0057】上記のような等価返却処理に応じて記憶部
26aに記憶されている持玉数が零になった場合、並び
に当該持玉数が当初から「0」であった場合には、記憶
部26aに記憶されている貯玉数に基づいたパチンコ玉
の返却動作を行うようになる。
【0058】この場合の返却動作は、記憶部26aに記
憶されている貯玉数が、予め設定された貯玉基準値に対
応した例えば150個以上ある場合には、当該基準値
(=150)に対し所定の割引率(=0.7)を乗算し
た105個ずつのパチンコ玉を返却すると共に、記憶部
26a中の貯玉数を貯玉基準値に応じた数(=150)
だけ減少させ、これに応じて貯玉数表示部19の表示値
を変更する。また、記憶部26aに記憶されている貯玉
数が、上記貯玉基準値未満で且つ「2」以上ある場合に
は、その貯玉基準値に対して前記所定の割引率を乗算し
た数(1〜104個:小数点以下の端数は切り捨て)の
パチンコ玉を放出すると共に、記憶貯玉数を「0」に初
期化し、これに応じて貯玉数表示部19の表示値を変更
する。つまり、記憶部26中の貯玉数に基づいたパチン
コ玉返却動作時には、実際に返却されるパチンコ玉数
が、貯玉数に対して所定の割引率(=0.7)を乗じた
数となるように制御するという割引返却処理が実行され
ることになる。尚、記憶部26aに記憶されている貯玉
数が貯玉基準値未満であったときには、パチンコ玉の返
却動作を禁止する構成と仕手も良い。
【0059】(5)計数部15によるパチンコ玉の計数
動作が許容された状態で、呼出ランプユニット4から出
玉交換信号が入力されたときには、計数部15による計
数動作に応じた記憶部26aの記憶持玉数の増加分が予
め設定された規定値N以上ある場合には、その記憶部2
6aに記憶されている持玉数を当該記憶部26aに記憶
されている貯玉数に加算した後に、その持玉数を「0」
に初期化するという貯玉移行処理を実行する。また、上
記記憶持玉数の増加分が予め設定された規定値N未満で
あった場合には、パチンコホール従業員が認識できる状
態の警報信号を発生する。
【0060】(6)計数部15によるパチンコ玉の計数
動作が許容された状態で、カード返却スイッチ23がオ
ン操作されたときには、管理装置5へ精算データ(会員
カードから読み取った会員番号と、その時点で記憶され
ている持玉数及び貯玉数の合計を示す貯玉データとを含
むデータ)を出力すると共に挿入状態にある会員カード
を排出する。
【0061】図7及び図8には呼出ランプユニット4が
有する制御部34による制御内容が示されており、以下
これについて説明する。図7において、制御部34は、
パチンコ台1から出力される大当たり信号、図柄信号、
スタート信号の入力の有無を判断する(ステップB1、
B2、B3)。これら各ステップB1、B2、B3の何
れにおいても「NO」と判断したときには、図8に示す
ステップB32へ移行するが、大当たり信号が入力され
たとき(ステップB1で「YES」)には、表示パネル
27中の表示内容を更新するための表示データ更新処理
ルーチンB4を実行する。このルーチンB4では、表示
パネル27中の表示部27aの表示内容(大当たり回
数)を「1」だけインクリメントすると共に、大当たり
信号に含まれる図柄信号がラッキーナンバーを示すもの
であった場合に、表示部27bの表示内容(ラッキーナ
ンバーで大当たりモードとなった回数)を「1」だけイ
ンクリメントし、大当たり信号に含まれる図柄信号が無
定量ナンバーを示すものであった場合に、表示部27c
の表示内容(無定量ナンバーで大当たりモードとなった
回数)を「1」だけインクリメントする。さらに、前回
の大当たり信号の入力時点から今回の大当たり信号の入
力時点までのスタート信号の入力数(初回の大当たりで
あった場合には当該大当たり信号の入力時点までのスタ
ート信号の入力数)を表示部27dに更新表示すると共
に、大当たり確率(大当たり回数÷累計スタート回数)
を演算して表示部27fに更新表示する。
【0062】上記表示データ更新処理ルーチンB4の実
行後には、管理装置5へ大当たり信号を出力するステッ
プB5を実行した後に、対応するパチンコ台1が無定量
遊技状態にあるか否かを判断する(ステップB6)。当
該パチンコ台1が無定量遊技状態にあった場合には、メ
ッセージ表示部27gに第6メッセージ(図4(f)参
照)を表示するステップB7を実行した後に図8に示す
ステップB32へ移行する。
【0063】大当たり信号の入力時点でパチンコ台1が
無定量遊技状態になかった場合(ステップB6で「N
O」)には、図柄判定処理ルーチンB8を実行する。こ
のルーチンB8では、入力された大当たり信号に含まれ
る図柄信号に基づいて大当たり図柄の内容を判定する。
【0064】次いで、図柄判定処理ルーチンB8での判
定結果が無定量ナンバーであるか否かを判断し(ステッ
プB9)、「YES」の場合には、無定量フラグをオン
するステップB10、メッセージ表示部27gに第1メ
ッセージ(図4(a)参照)を表示するステップB1
1、無定量ランプ31を点灯させるステップB12、管
理装置5へ無定量信号を出力するステップB13を順次
実行した後に図8に示すステップB32へ移行する。
【0065】図柄判定処理ルーチンB8での判定結果が
無定量ナンバーでなかった場合(ステップB9で「N
O」)には、対応するパチンコ台1が連続遊技状態にあ
るか否かを判断する(ステップB14)。当該パチンコ
台1が連続遊技状態になかった場合には、図柄判定処理
ルーチンB8での判定結果がラッキーナンバーであるか
否かを判断し(ステップB15)、「YES」の場合に
は、メッセージ表示部27gに第2メッセージ(図4
(b)参照)を表示するステップB16、連続遊技ラン
プ32を点灯させるステップB17、管理装置5へ連続
遊技信号を出力するステップB18を順次実行した後に
図8に示すステップB32へ移行する。
【0066】ステップB15で「NO」と判断した場合
には、メッセージ表示部27gに第3メッセージ(図4
(c)参照)を表示するステップB19、出玉交換フラ
グをオンするステップB20を順次実行した後に図8に
示すステップB32へ移行する。従って、入力された大
当たり信号が普通の大当たり(無定量ナンバー、ラッキ
ーナンバー以外での大当たり)に対応したものであった
場合には、出玉交換フラグがオンされる。
【0067】前記ステップB14で「YES」と判断し
た場合(パチンコ台1が連続遊技状態にあった場合)に
は、図柄判定処理ルーチンB8での判定結果がアンラッ
キーナンバーであるか否かを判断し(ステップB2
1)、「YES」の場合には、メッセージ表示部27g
に第4メッセージ(図4(d)参照)を表示するステッ
プB22、連続遊技ランプ32を消灯させるステップB
23、出玉交換フラグをオンするステップB24、管理
装置5へ連続遊技終了信号を出力するステップB25を
順次実行した後に図8に示すステップB32へ移行す
る。また、図柄判定処理ルーチンB8での判定結果がア
ンラッキーナンバーでなかった場合(ステップB21で
「NO」)には、そのまま図8に示すステップB32へ
移行する。従って、連続遊技状態においてアンラッキー
ナンバーによる大当たり信号が入力された場合には、出
玉交換フラグがオンされる。
【0068】パチンコ台1から図柄信号が入力されたと
き(ステップB2で「YES」)には、入力された図柄
信号に基づいてルーレット12の図柄の内容を判定する
図柄判定処理ルーチンB26を実行する。次いで、この
ルーチンB26での判定結果が無定量権利ナンバーであ
るか否かを判断する(ステップB27)。このステップ
B27で「NO」の場合には、そのまま図8に示すステ
ップB32へ移行するが、「YES」の場合には、メッ
セージ表示部27gに第5メッセージ(図4(e)参
照)を表示するステップB28、管理装置5へ無定量権
利信号を出力するステップB29を順次実行した後に図
8に示すステップB32へ移行する。
【0069】パチンコ台1からスタート信号が入力され
たとき(ステップB3で「YES」)には、累計スター
ト回数を「1」だけインクリメントすると共に、表示パ
ネル27中の表示部27eの表示内容(累計スタート回
数)を新たなものに変更するデータ更新処理ルーチンB
30、管理装置5へスタート信号を出力するステップB
31を順次実行した後に図8に示すステップB32へ移
行する。
【0070】図8において、ステップB32では、大当
たり信号が入力状態から入力停止されたか否かを判断す
る。ここで「YES」と判断した場合には、出玉交換フ
ラグ及び無定量フラグのオン状態を判断する(ステップ
B33、B34)。出玉交換フラグがオンの場合(ステ
ップB33で「YES」)、つまり、大当たりモードが
普通の大当たり(無定量ナンバー、ラッキーナンバー以
外での大当たり)であった場合、或いは連続遊技状態に
おけるアンラッキーナンバーによる大当たりであった場
合には、メッセージ表示部27gの表示をリセットし
て、無定量ナンバーなどを表示した状態に戻すと共に、
連続遊技ランプ32が点灯されていたときにはこれを消
灯するステップB35、台毎計数ユニット3へ出玉交換
信号を出力するステップB36を順次実行した後にステ
ップB39へ移行する。
【0071】無定量フラグがオンの場合(ステップB3
4で「YES」)、つまり、大当たりモードが無定量ナ
ンバーによる大当たりであった場合には、メッセージ表
示部27gに第8メッセージ(図4(h)参照)を表示
するステップB37を実行した後にステップB39へ移
行する。また、出玉交換フラグ及び無定量フラグが双方
ともオフの場合(ステップB34で「NO」)には、メ
ッセージ表示部27gに第7メッセージ(図4(g)参
照)を表示するステップB38を実行した後にステップ
B39へ移行する。
【0072】ステップB39では、呼出スイッチ28が
オンされたか否かを判断するもであり、「YES」の場
合には呼出ランプ30を点灯させるステップB40を実
行した後にステップB41へ移行し、「NO」の場合に
はステップB40をジャンプしてステップB41へ移行
する。
【0073】ステップB41では、呼出スイッチ28が
オフされたか否かを判断するもであり、「YES」の場
合には呼出ランプ30を消灯させるステップB42を実
行した後にステップB43へ移行し、「NO」の場合に
はステップB42をジャンプしてステップB43へ移行
する。
【0074】ステップB43では、パチンコホール従業
員が携帯する図示しないリモコンからのリセット信号が
入力されたか否かを判断するものであり、「YES」の
場合にはメッセージ表示部27gの表示をリセットする
ステップB44、管理装置5へリセット信号を出力する
ステップB45を順次実行した後にステップB1へ移行
し、「NO」の場合にはステップB44、B45をジャ
ンプしてステップB43へ移行する。
【0075】図9には管理装置5の制御内容が示されて
おり、以下これについて説明する。尚、管理装置5に
は、前述した台管理用データベース及び会員管理用デー
タベースの他に、各パチンコ台1での現在の遊技状態を
示す遊技台データを記憶する構成となっている。尚、上
記遊技台データは、パチンコ台1の台番号と対応付けた
状態で、少なくとも、無定量フラグ、連続遊技フラグ及
び無定量権利フラグのオンオフ状態を示す情報、パチン
コ台1に隣接した台毎計数ユニット3のカード挿入口1
8に挿入されている会員カードの会員番号、記憶部26
aに記憶されている持玉数、貯玉数を組み合わせたデー
タである。尚、この遊技台データには、アウト玉数、セ
ーフ玉数、大当たりモードの発生回数なども含ませるこ
とができる。
【0076】図9において、管理装置5は、呼出ランプ
ユニット4からの無定量信号の入力の有無を判断し(ス
テップC1)、「YES」の場合には遊技台データ中の
無定量フラグをオンするステップC2を実行した後にス
テップC3へ移行し、「NO」の場合にはステップC2
をジャンプしてステップC3へ移行する。
【0077】ステップC3では、呼出ランプユニット4
からの連続遊技信号の入力の有無を判断し、「YES」
の場合は遊技台データ中の連続遊技フラグをオンするス
テップC4を実行した後にステップC5へ移行し、「N
O」の場合にはステップC4をジャンプしてステップC
5へ移行する。
【0078】ステップC5では、呼出ランプユニット4
からの連続遊技終了信号の入力の有無を判断し、「YE
S」の場合は遊技台データ中の連続遊技フラグをオフす
るステップC6を実行した後にステップC7へ移行し、
「NO」の場合にはステップC6をジャンプしてステッ
プC7へ移行する。
【0079】ステップC7では、呼出ランプユニット4
からの無定量権利信号の入力の有無を判断し、「YE
S」の場合には遊技台データ中の無定量権利フラグをオ
ンするステップC8を実行した後にステップC9へ移行
し、「NO」の場合にはステップC8をジャンプしてス
テップC9へ移行する。
【0080】ステップC9では、呼出ランプユニット4
からのリセット信号の入力の有無を判断し、「YES」
の場合は、対応するパチンコ台1についての遊技台デー
タをリセットするステップC10を実行した後にステッ
プC11へ移行し、「NO」の場合にはステップC10
をジャンプしてステップC11へ移行する。
【0081】ステップC11では、台毎計数ユニット3
からのカードIDデータの入力の有無を判断し、「YE
S」の場合は、そのカードIDデータを会員管理用デー
タベース中のカード照合用データと照合することにより
当該IDデータの適否を判断するステップC12を実行
する。このステップC12で「YES」と判断した場合
には、対応する台毎計数ユニット3へ貯玉データ(会員
管理用データベースに会員カードの会員番号と対応付け
た状態で記憶されている貯玉データ)を出力するステッ
プC13を実行した後にステップC15へ移行し、「N
O」と判断した場合には、当該台毎計数ユニット3へ拒
絶信号を出力するステップC14を実行した後にステッ
プC15へ移行する。また、前記ステップC11におい
て「NO」と判断した場合には、ステップC12、C1
3、C14をジャンプしてステップC15へ移行する。
【0082】ステップC15では、呼出ランプユニット
4からの大当たり信号の入力の有無を判断し、「YE
S」の場合は、台管理用データベース中の管理データの
うち、対応するパチンコ台1についての大当たり回数の
データを更新するステップC16を実行した後にステッ
プC17へ移行し、「NO」の場合にはステップC16
をジャンプしてステップC17へ移行する。
【0083】ステップC17では、呼出ランプユニット
4からのスタート信号の入力の有無を判断し、「YE
S」の場合は、台管理用データベース中の管理データの
うち、対応するパチンコ台1についてのスタート回数の
データを更新するステップC18を実行した後にステッ
プC19へ移行し、「NO」の場合にはステップC18
をジャンプしてステップC19へ移行する。
【0084】ステップC19では、台毎計数ユニット3
からの精算データの入力の有無を判断し、「YES」の
場合は、会員管理用データベース中の貯玉データのう
ち、入力された精算データに含まれる会員番号と対応す
るデータを、当該精算データに含まれる貯玉データに更
新するステップC20、対応するパチンコ台1について
の遊技台データをリセットするステップC21を順次実
行した後にステップC1へ戻り、「NO」の場合にはス
テップC20、C21をジャンプしてステップC1へ戻
る。
【0085】しかして、上記のように構成された本実施
例によれば、以下に述べるような作用・効果を奏するこ
とができる。即ち、遊技客は、会員カードを利用して遊
技を行う場合には、その会員カードを台毎計数ユニット
3に設けられたカード挿入口18へ挿入するのに応じ
て、管理装置5側から当該台毎計数ユニット3へ、上記
挿入会員カードに対応した貯玉データが送信されて台毎
計数ユニット3内の記憶部26aに記憶されると共に、
貯玉数表示部19に表示されるものであり、その記憶貯
玉データが、玉返却スイッチ22の操作に応じてパチン
コ玉の返却動作に供されることになる。但し、貯玉デー
タに基づいたパチンコ玉の返却動作時には、当該貯玉デ
ータが所定の手数料率分だけ余分に減少されるという割
引返却処理が行われる。
【0086】カード挿入口18に対し適正な会員カード
を挿入しておけば、下皿7に設けられた落下口をノブ1
3aにより開放できる状態となるから、その下皿7内の
パチンコ玉を台毎計数ユニット3に設けられている計数
部15により計数させることができ、その計数結果は、
前記記憶部26aに記憶されている持玉数に加算される
と共に、その加算後の持玉数が持玉数表示部20に更新
表示されるようになる。このような記憶持玉データは、
玉返却スイッチ22の操作に応じて、前記記憶貯玉デー
タに優先した状態でパチンコ玉の返却動作に供されるこ
とになる。つまり、台毎計数ユニット3の計数部15で
一旦計数させたパチンコ玉を当該台毎計数ユニット3か
ら放出させることができ、このように放出されたパチン
コ玉を遊技に供し得るようになる。尚、このような持玉
データに基づいたパチンコ玉の返却動作時には、当該持
玉データが返却パチンコ玉数だけ減少されるという等価
返却処理が行われる。
【0087】この場合、本実施例では、所謂ラッキーナ
ンバー営業を行うことにより遊技に対する興趣の向上を
図るようにしている。つまり、パチンコ台1を大当たり
モードにして獲得したパチンコ玉については、その大当
たりモードが予め設定された無定量ナンバー若しくはラ
ッキーナンバーナンバーで成立したときに、計数部15
により計数したパチンコ玉が記憶部26aに持玉データ
として記憶されることになる。この結果、当該大当たり
モードの終了後においてもそのまま遊技継続を許容する
ようになるが、特に、ラッキーナンバーナンバーで成立
した大当たりモードの終了後において、パチンコ台1の
大当たりモードが予め設定されたアンラッキーナンバー
で成立したときには、その大当たりモードが終了した時
点で前記記憶部26aに記憶されている持玉データを貯
玉データに移行させる制御が行われる。また、パチンコ
台1の大当たりモードが、前記無定量ナンバー及びラッ
キーナンバー以外の大当たりナンバー、つまり通常の大
当たりナンバー若しくはアンラッキーナンバーで成立し
たときにおいても、当該大当たりモードの終了時点で記
憶部26aに記憶されている持玉データを貯玉データに
移行させる制御が行われる。
【0088】従って、遊技客がパチンコ台1を大当たり
モードにすることにより獲得したパチンコ玉について
は、無定量ナンバー及びラッキーナンバーで大当たりモ
ードが発生した場合以外は、割引返却処理に供される貯
玉データとして自動的に記憶されることになり、結果的
に、パチンコ玉を景品交換に供すること義務付けられた
場合と同じ状態を呈することになる。このため、従来構
成のように、パチンコ台1において大当たりモードが終
了する毎に当該パチンコ台1までパチンコホール従業員
が出向く必要がなくなるものであり、その負担を軽減で
きるようになる。また、遊技客は、従来構成のように、
大当たりモードが終了する毎に、パチンコホール従業員
の到着を待つ必要がなくなるため、遊技客側の利便性が
阻害される恐れもなくなる。
【0089】このようなラッキーナンバー営業を行う場
合には、ルーレット12の停止図柄の種類を判断するこ
とが必要になるが、本実施例では、パチンコ台1からル
ーレット12の停止図柄を示す図柄信号を出力するよう
に構成すると共に、呼出ランプユニット4内の制御部3
4において、大当たりモードの終了後に当該大当たりモ
ードが成立したときの大当たりナンバーの種類を上記図
柄信号に基づいて判断する構成としたから、大当たりナ
ンバーの種類の判断を、パチンコ台1からの図柄信号に
基づいて簡単且つ確実に行い得るようになり、システム
を構築する上で有益となる。
【0090】会員カードを利用したパチンコ台1での遊
技を終了する場合には、対応する台毎計数ユニット3に
設けられたカード返却スイッチ23をオン操作する。こ
のようなオン操作時においては、当該台毎計数ユニット
3から管理装置5側へ、上記会員カードの会員番号並び
に記憶部26aに記憶されている貯玉数及び持玉数の合
計を示す貯玉データを含む精算データが送信されるよう
になり、これに応じて、管理装置5側では、会員管理用
データベース中の貯玉データのうち、入力された精算デ
ータに含まれる会員番号と対応するデータを、当該精算
データに含まれる貯玉データに更新するようになる。つ
まり、遊技客が遊技対象のパチンコ台1を変更するとき
には、遊技を終了したパチンコ台1での遊技により獲得
したパチンコ玉を含む持玉データが割引返却に供される
貯玉データへ強制的に移行されることになる。
【0091】また、遊技客が獲得したパチンコ玉を計数
するための計数部15、並びにパチンコ玉を放出するた
めの台毎計数ユニット3を、何れもパチンコ台1と対応
して設けた台毎リプレーシステムが構築されているか
ら、遊技客は、獲得パチンコ玉の計数時や、その計数デ
ータに対応したパチンコ玉の返却を受ける場合にパチン
コ台1から離れる必要がなくなる。この結果、パチンコ
玉の計数及びその返却を受ける作業が遊技客にとって煩
雑になる虞がなくなるから、遊技客側の利便性を向上で
きるようになり、これに伴うパチンコホールの集客力の
向上も期待できるようになる。
【0092】また、本実施例では、通常の大当たりナン
バー若しくはアンラッキーナンバーで発生した大当たり
モードの終了後において記憶部26aされる持玉数の増
加分が予め設定された規定値以上あった場合に、当該持
玉数を貯玉数に移行させる制御を行い、その持玉数の増
加分が予め設定された規定値未満であった場合に、警報
信号を発生する動作を行う構成となっている。
【0093】この場合、上記規定値として、1回の大当
たりモードでパチンコ台1から放出されるパチンコ玉に
所定の余裕値を見込んだ値を設定しており、従って、通
常の大当たりナンバー若しくはアンラッキーナンバーで
発生した大当たりモードの終了後において、遊技客が獲
得パチンコ玉の全部を計数部15により計数させた場合
には、記憶部26aに記憶される貯玉数の増加分が上記
規定値に到達するようになる。この場合には、制御手段
が上記持玉数を貯玉数に移行させる制御を行うようにな
り、獲得パチンコ玉を景品交換に供すること義務付けら
れた場合と同じ状態を呈することになる。これに対し
て、通常の大当たりナンバー若しくはアンラッキーナン
バーで発生した大当たりモードの終了後において、遊技
客が獲得パチンコ玉の全部を計数部15により計数させ
なかった場合には、記憶部26aに記憶される持玉数の
増加分が上記規定値に到達しなくなる。この場合には、
パチンコホール従業員が認識可能な形態の警報信号が発
生されるようになるから、その警報信号に基づいて遊技
客に注意を与えることにより、大当たりモードの終了後
において獲得パチンコ玉を景品交換に供すること義務付
けることが可能になる。
【0094】尚、本発明は上記した実施例に限定される
ものではなく、次のような変形または拡張が可能であ
る。パチンコ台1に設定された無定量ナンバー、ラッキ
ーナンバー、アンラッキーナンバー、無定量権利ナンバ
ーを、管理装置5側での入力操作により任意に変更でき
る構成とすることができる。管理対象の遊技機として、
スロットマシンを含めることもできる。
【0095】
【発明の効果】本発明によれば以上の説明によって明ら
かなように、所謂台毎リプレーシステムを採用して遊技
客側の利便性の向上を図ると共に、所謂ラッキーナンバ
ー営業を行うことにより遊技機での遊技に対する興趣の
向上を図るようにした場合においても、遊技場従業員の
負担を大幅に軽減できると共に遊技客側の利便性が阻害
される恐れがなくなるという有益な効果を奏するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すパチンコ台及び台毎計
数ユニットの正面図
【図2】全体構成を示す図
【図3】呼出ランプユニットの正面図
【図4】呼出ランプユニットでの複数種類の表示例を示
す図
【図5】全体の電気的構成を示す機能ブロック図
【図6】台毎計数ユニット内の制御部による制御内容を
示すフローチャート
【図7】呼出ランプユニット内の制御部による制御内容
を示すフローチャートその1
【図8】呼出ランプユニット内の制御部による制御内容
を示すフローチャートその2
【図9】管理装置の制御内容を示すフローチャート
【符号の説明】
1はパチンコ台(遊技機)、3は台毎計数ユニット(貸
出手段)、4は呼出ランプユニット、5は管理装置、1
2はルーレット(変動表示装置)、15は計数部(計数
手段)、26は制御部(演算手段)、26aは記憶部
(記憶手段)、34は制御部(制御手段)を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 盤面に設けられた変動表示装置が所定の
    大当たり図柄で停止したときに常時より多数の遊技媒体
    を放出する大当たりモードを呈する遊技機が設置され、
    その遊技機の大当たりモードが予め設定されたラッキー
    図柄で成立したときに当該大当たりモードの終了後にお
    いてもそのまま遊技継続を許容し、その後に遊技機の大
    当たりモードが予め設定されたアンラッキー図柄で成立
    したときに当該大当たりモードの終了後に獲得遊技媒体
    を景品交換に供することを義務付けるようにした遊技場
    に設けられる管理システムにおいて、 遊技客に対して発行される記憶担体と、 前記遊技機と1対1で対応した位置に当該遊技機から放
    出された遊技媒体を計数するように設けられた計数手段
    と、 この計数手段による計数結果を前記記憶担体と対応付け
    て記憶するように設けられ、当該計数結果を等価返却に
    供される第1のデータ及び割引返却に供される第2のデ
    ータの何れかに区分して記憶可能な記憶手段と、 前記遊技機と1対1で対応した位置に設けられ、前記記
    憶手段に記憶されている第1のデータ及び第2のデータ
    に基づいて遊技媒体を放出可能な状態を呈する貸出手段
    と、 この貸出手段による遊技媒体の放出動作が前記記憶手段
    に記憶された第1のデータに基づいて行われたときに当
    該第1のデータを放出された遊技媒体数だけ減少させる
    等価返却処理を行うと共に、前記貸出手段による放出動
    作が前記記憶手段に記憶された第2のデータに基づいて
    行われたときに当該第2のデータを放出された遊技媒体
    数より所定の割増分だけ余分に減少させる割引返却処理
    を行う演算手段と、 前記大当たりモードの終了後において当該大当たりモー
    ドが通常の大当たり図柄若しくはアンラッキー図柄で発
    生したものであった場合に、前記記憶手段に記憶されて
    いる第1のデータを第2のデータに移行させる制御を行
    う制御手段とを備えたことを特徴とする遊技場用管理シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記遊技機は、前記変動表示装置の停止
    図柄を示す図柄信号を出力するように構成され、 前記制御手段は、前記大当たりモードの終了後において
    当該大当たりモードが通常の大当たり図柄若しくはアン
    ラッキー図柄で発生したものであるか否かを前記図柄信
    号に基づいて判断することを特徴とする請求項1記載に
    遊技場用管理システム。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、通常の大当たり図柄若
    しくはアンラッキー図柄で発生した大当たりモードの終
    了後において前記記憶手段に記憶される前記第1のデー
    タの増加分が予め設定された規定値以上あった場合に、
    当該第1のデータを第2のデータに移行させる制御を行
    い、前記第1のデータの増加分が予め設定された規定値
    未満であった場合に、警報信号を発生する動作を行うこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の遊技場用管理シ
    ステム。
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