JPH0539466A - 離型剤付粘着テープ - Google Patents
離型剤付粘着テープInfo
- Publication number
- JPH0539466A JPH0539466A JP3194234A JP19423491A JPH0539466A JP H0539466 A JPH0539466 A JP H0539466A JP 3194234 A JP3194234 A JP 3194234A JP 19423491 A JP19423491 A JP 19423491A JP H0539466 A JPH0539466 A JP H0539466A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tape
- release agent
- releasing agent
- adhesive sheet
- tacky adhesive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 一度の塗布のみで静電防止機能を有する離型
層を形成し、しかも脱落の恐れのない離型層を形成す
る。 【構成】 離型剤を、2〜30%アセタール化したポリ
ビニルアルコールと、長鎖アルキルカルバメートとを、
40:60〜95:5の比率で配合した組成物で形成す
る。
層を形成し、しかも脱落の恐れのない離型層を形成す
る。 【構成】 離型剤を、2〜30%アセタール化したポリ
ビニルアルコールと、長鎖アルキルカルバメートとを、
40:60〜95:5の比率で配合した組成物で形成す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、写真製版や電子・電
気産業に用いられる離型剤付粘着テープに関する。
気産業に用いられる離型剤付粘着テープに関する。
【0002】
【従来の技術】上記用途に用いられる粘着テープの離型
剤としては、シリコン系のものが一般的である。シリコ
ン系離型剤は、剥離帯電が大きいため、テープ自動張付
け機を使用してテープを引出す際テープ自身が帯電し、
テープ端部がくしゃくしゃになり、テープのカット作業
が行えない等の問題点があった。
剤としては、シリコン系のものが一般的である。シリコ
ン系離型剤は、剥離帯電が大きいため、テープ自動張付
け機を使用してテープを引出す際テープ自身が帯電し、
テープ端部がくしゃくしゃになり、テープのカット作業
が行えない等の問題点があった。
【0003】そこで、基材フィルムの上に帯電防止剤を
塗布し、その上から離型剤を塗布するようにしていた。
塗布し、その上から離型剤を塗布するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】帯電防止剤の上から離
型剤を塗布するには、二度手間になり面倒であるばかり
か、塗布のために使用する溶剤により離型剤が脱落する
という問題点があった。この発明の目的は、一度の塗布
のみで静電防止機能を有する離型層を形成することがで
き、しかも脱落の恐れのない離型層を形成することので
きる離型剤付粘着テープを提供することにある。
型剤を塗布するには、二度手間になり面倒であるばかり
か、塗布のために使用する溶剤により離型剤が脱落する
という問題点があった。この発明の目的は、一度の塗布
のみで静電防止機能を有する離型層を形成することがで
き、しかも脱落の恐れのない離型層を形成することので
きる離型剤付粘着テープを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明による離型剤付
粘着テープは、離型剤が、2〜30%アセタール化した
ポリビニルアルコールと、長鎖アルキルカルバメートと
を、40:60〜95:5の比率で配合した組成物で形
成されているものである。
粘着テープは、離型剤が、2〜30%アセタール化した
ポリビニルアルコールと、長鎖アルキルカルバメートと
を、40:60〜95:5の比率で配合した組成物で形
成されているものである。
【0006】上記構成の粘着テープの用途としては、カ
セットテープ用フリクションテープやステッキング防止
用剥離フィルムが考えられる。
セットテープ用フリクションテープやステッキング防止
用剥離フィルムが考えられる。
【0007】
【作用】この発明による離型剤付粘着テープでは、離型
剤が、2〜30%アセタール化したポリビニルアルコー
ルと、長鎖アルキルカルバメートとを、40:60〜9
5:5の比率で配合した組成物で形成されているから、
ポリビニルアルコールの水酸基により、剥離時の電荷が
中和および拡散される。
剤が、2〜30%アセタール化したポリビニルアルコー
ルと、長鎖アルキルカルバメートとを、40:60〜9
5:5の比率で配合した組成物で形成されているから、
ポリビニルアルコールの水酸基により、剥離時の電荷が
中和および拡散される。
【0008】
【実施例】この発明を、スプライシングテープに適用し
た場合の実施例について図面を参照してつぎに説明す
る。スプライシングテープとは、オーデイオカセットテ
ープ用磁気テープとリーダーテープの接合のために用い
るものである。
た場合の実施例について図面を参照してつぎに説明す
る。スプライシングテープとは、オーデイオカセットテ
ープ用磁気テープとリーダーテープの接合のために用い
るものである。
【0009】スプライシングテープ11は、図1に示すよ
うに、厚さ16μのPETフィルム21と、PETフィル
ム21の内面に塗布されている粘着剤22と、PETフィル
ム21の外面に塗布されている離型剤23とよりなる。
うに、厚さ16μのPETフィルム21と、PETフィル
ム21の内面に塗布されている粘着剤22と、PETフィル
ム21の外面に塗布されている離型剤23とよりなる。
【0010】離型剤22は、2〜30%アセタール化した
PVA(ポリビニルアルコール;重合度1000)と、
長鎖アルキルカルバメート(C16H37NCO)とを、4
0:60〜95:5の比率で配合した組成物で形成され
ている。
PVA(ポリビニルアルコール;重合度1000)と、
長鎖アルキルカルバメート(C16H37NCO)とを、4
0:60〜95:5の比率で配合した組成物で形成され
ている。
【0011】上記スプライシングテープ11の性能テスト
を、比較例とともに行い、結果を表1にまとめた。比較
例は、通常の付加反応型シリコン離型剤を用いたスプラ
イシングテープである。
を、比較例とともに行い、結果を表1にまとめた。比較
例は、通常の付加反応型シリコン離型剤を用いたスプラ
イシングテープである。
【0012】テストは、図2に示すように、ロール状テ
ープサンプル11を、23℃×65%恒温室において展開
し続けている間に、カスガ製集電式電位測定器KS−5
25を使用し、テープサンプル11から100mm離れた
所から測定した。
ープサンプル11を、23℃×65%恒温室において展開
し続けている間に、カスガ製集電式電位測定器KS−5
25を使用し、テープサンプル11から100mm離れた
所から測定した。
【0013】 表1 実施例 比較例 粘 粘着力(g/19mm 巾) 428 400 着 経時後 〃 420/418 352/365 物 離型力(g/25mm) 30 30 性 展開力(g/19mm 、60m/分) 9 12 静 手で剥離(官能テスト)KV 2 2 12 5 防 展開力試験機(10m分 )KV 1 0 3 0 性 〃 (60m分) 1 1 3 5 能 表1において、静防性能とは、静電気防止性能の略であ
る。経時条件は、60℃×2W/60℃×90%×2W
である。
る。経時条件は、60℃×2W/60℃×90%×2W
である。
【0014】表1によれば、粘着物性において、実施例
と比較例では大差がないが、静電気防止性能では、実施
例のものが、比較例のものより良好であることがあきら
かである。
と比較例では大差がないが、静電気防止性能では、実施
例のものが、比較例のものより良好であることがあきら
かである。
【0015】
【発明の効果】この発明によれば、ポリビニルアルコー
ルの水酸基により、剥離時の電荷が中和および拡散され
るから、一度の塗布のみで静電防止機能を有する離型層
を形成することができ、しかも脱落の恐れのない離型層
を形成することができる。
ルの水酸基により、剥離時の電荷が中和および拡散され
るから、一度の塗布のみで静電防止機能を有する離型層
を形成することができ、しかも脱落の恐れのない離型層
を形成することができる。
【図1】この発明による粘着テープの部分拡大断面図で
ある。
ある。
【図2】この発明による粘着テープの側面図である。
11 テープ 21 フィルム 22 粘着剤 23 離型剤
Claims (1)
- 【請求項1】 離型剤が、 2〜30%アセタール化したポリビニルアルコールと、
長鎖アルキルカルバメートとを、40:60〜95:5
の比率で配合した組成物で形成されている、 離型剤付粘着テープ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3194234A JPH0539466A (ja) | 1991-08-02 | 1991-08-02 | 離型剤付粘着テープ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3194234A JPH0539466A (ja) | 1991-08-02 | 1991-08-02 | 離型剤付粘着テープ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0539466A true JPH0539466A (ja) | 1993-02-19 |
Family
ID=16321205
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3194234A Pending JPH0539466A (ja) | 1991-08-02 | 1991-08-02 | 離型剤付粘着テープ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0539466A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11335633A (ja) * | 1998-05-26 | 1999-12-07 | Nitto Denko Corp | 粘着テープまたはシート |
WO2021171838A1 (ja) * | 2020-02-28 | 2021-09-02 | 日東電工株式会社 | 粘着剤層付フィルム |
-
1991
- 1991-08-02 JP JP3194234A patent/JPH0539466A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11335633A (ja) * | 1998-05-26 | 1999-12-07 | Nitto Denko Corp | 粘着テープまたはシート |
WO2021171838A1 (ja) * | 2020-02-28 | 2021-09-02 | 日東電工株式会社 | 粘着剤層付フィルム |
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