JPH0539462U - 発泡洗浄装置 - Google Patents

発泡洗浄装置

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JPH0539462U
JPH0539462U JP9724791U JP9724791U JPH0539462U JP H0539462 U JPH0539462 U JP H0539462U JP 9724791 U JP9724791 U JP 9724791U JP 9724791 U JP9724791 U JP 9724791U JP H0539462 U JPH0539462 U JP H0539462U
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JP
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cleaning
foam
cleaning liquid
cleaned
nozzle
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JP9724791U
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English (en)
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薫 新山
和雄 土屋
仁 小橋
義教 高野
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NOF Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動的操作により、被洗浄物の全体に能率よ
く均等に洗浄作用を及ぼすことができ、少ない洗剤使用
量で高い洗浄効果を発揮する発泡洗浄装置を提供する。 【構成】 底部にタ―ンテ―ブル2を備えた洗浄槽1、
タ―ンテ―ブル2の回転駆動手段M1、発泡洗浄液を吹
き付ける泡噴射ノズル10、該ノズルの昇降駆動手段M
2、洗浄液と空気を混合して起泡する泡発生器15、発
泡洗浄液を泡噴射ノズル10へ供給する圧送手段14,
Pにより発泡洗浄装置を構成させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、食品加工工場などで使用されるラツク、容器、トレ―、部品など を始めとする種々の器材を発泡洗浄液の吹き付けによつて洗浄する発泡洗浄装置 に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ハムやソ―セ―ジの加工工場では、スモ―クラツクに肉汁やスモ―ク に起因する油脂、蛋白質などの汚れが付着すると共に、加工原料および加工物の 運搬、保管に使用される容器やトレ―、加工装置の各種部品などにも同様の汚れ が付着する。また、他の食品加工工場などで使用する様々な器材でも、やはり油 脂や蛋白質の汚れを生じやすい。
【0003】 従来、これら器材の汚れを除去するには、洗浄液やその発泡液を用いて手作業 で個々の器材を洗浄するか、または固定ノズルや回転ノズルより水または洗浄液 を噴射する高圧噴射洗浄方式による洗浄装置を用いていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、手作業による洗浄では、長時間を要して能率が悪い上、多大な 労力を費やして作業者の負担が大きく、またアルカリ洗浄剤を使用した場合に眼 や手足を傷つける危険性があり、安全衛生面でも問題が多い。
【0005】 一方、従来の高圧噴射洗浄方式による洗浄装置では、高圧噴射の液圧を利用し た機械的な洗い流しにより洗浄効果を生じさせることから、洗剤を使用しても洗 浄液の被洗浄面に対する接触時間が短く、洗剤の洗浄能力が十分に発揮されない うちに流下してしまい、洗浄効果の割に洗浄使用量が非常に多くなり、無駄が大 きく不経済であり、また被洗浄物の全体に均等な洗浄作用を及ぼしにくいという 難点があつた。
【0006】 この考案は、上述の状況に鑑み、自動的操作により被洗浄物の全体に効率よく 均等に洗浄作用を及ぼすことができ、しかも少ない洗剤使用量で高い洗浄効果を 発揮し得る発泡洗浄装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この考案の請求項1の発泡洗浄装置は、底部に 被洗浄物を載置するタ―ンテ―ブルを備えた洗浄槽と、このタ―ンテ―ブルの回 転駆動手段と、上記被洗浄物に発泡洗浄液を吹き付ける泡噴射ノズルと、このノ ズルを洗浄槽内で昇降動作させる昇降駆動手段と、洗浄液に空気を混合して起泡 させる泡発生器と、この起泡した発泡洗浄液を上記泡噴射ノズルへ供給する圧送 手段とを有してなる構成を採用したものである。
【0008】 また、同様の目的に対し、この考案の請求項2の発泡洗浄装置は、上記の請求 項1の構成における洗浄槽内の複数箇所にさらにすすぎ用の水噴射ノズルを付設 したものである。
【0009】
【作用】
泡噴射ノズルから吹き付けられる発泡洗浄液は、発泡により元の洗浄液に比べ て体積が著しく増大し、かつ軽量化しているため、液として少量でも被洗浄面を 広く覆つて付着し、しかも重力による流下が遅く付着状態を長く維持する。した がつて、液中の洗剤は被洗浄面に長く接触して本来の化学的作用に基づく洗浄能 力を十分に発揮することになり、少ない洗剤量で高い洗浄効果が得られる。
【0010】 また、昇降駆動手段により泡噴射ノズルを昇降させることにより、被洗浄面に 対する発泡洗浄液の吹き付け位置が上下に変位し、また回転駆動手段によりタ― ンテ―ブルを回転させることにより、その上に載置した被洗浄物が旋回するから 、発泡洗浄液の吹き付けを受ける面が周方向に更新されることになる。よつて、 被洗浄物の全体に均等に洗浄作用を及ぼすことが可能となる。
【0011】 さらに、泡発生器における洗浄液と空気との混合比率を変えることにより、生 成する発泡洗浄液の気泡密度や泡質などの性状を調整でき、もつて汚れの度合、 汚れの質、被洗浄物の形状などに対応して最適な洗浄条件を設定できる。
【0012】 また、洗浄槽内の複数箇所にすすぎ用の水噴射ノズルを設けることにより、発 泡洗浄液吹き付け後のすすぎも自動的に行える。このすすぎの際にもタ―ンテ― ブルを回転させることにより、すすぎ能率が向上する。
【0013】
【実施例】
図1および図2は、この考案の一実施例に係る発泡洗浄装置の洗浄槽1を示す 。この洗浄槽1は、略円筒形に形成され、排水をうながすために底面1aが傾斜 状となり、側面の一部が被洗浄物の出入を行う扉1bを構成すると共に、上面中 央に蓋1c付きの点検口1dが設けられている。
【0014】 洗浄槽1内の底部には円盤状のタ―ンテ―ブル2が設置され、洗浄槽1の外側 に付設されたモ―タ―M1の駆動により、伝達ベルト3を介して該タ―ンテ―ブ ル2が水平面内で回転するようになつている。また、洗浄槽1の上部内周に沿つ て環状主管4が配設され、この主管4より複数本の枝管5が下方へ分岐配設され 、これら主管4および枝管5には槽中央側に向く多数のすすぎ用の水噴射ノズル 6が突設されている。
【0015】 また、洗浄槽1の周面一ケ所に外側へ突出する横断面コ字形の縦枠部7が構成 され、その内側に取付けられた上下一対のロ―プ車8a,8b間に無端ロ―プ9 が巻き掛けられ、このロ―プ9には噴射口を槽中央側へ向けた泡噴射ノズル10 が固着されている。このノズル10は、これに接続されたチユ―ブ10aが縦枠 部7の上下方向のスリツト状開口部7aより槽外へ誘導されており、縦枠部7の 外側に付設されたモ―タ―M2の駆動によるロ―プ車8aの回転に伴うロ―プ9 の走行により、開口部7aをガイドとして昇降動作するようになされている。
【0016】 図3は前記一実施例の発泡洗浄装置の原理図を示す。図中の11は洗浄液タン ク、12は高所に設置された原液タンク、13は制御装置、14はエア―コンプ レツサ―、15は泡発生器、Wは水道などの給水源、Pはプランジヤポンプであ る。制御装置13は、オ―トバルブV1〜V5の開閉、プランジヤポンプPの駆 動、モ―タ―M1,M2の駆動をそれぞれ制御するように設定されている。
【0017】 洗浄の準備段階では、オ―トバルブV1が開かれて洗浄液タンク11に給水源 Wからの水が導入され、この水量が設定値に達すると、液面センサ11aより検 地信号が発せられ、この信号に基づいてオ―トバルブV1が閉止すると共に、オ ―トバルブV2が開放し、原液タンク12より洗浄原液が高低差を利用して洗浄 液タンク11に導入される。洗浄原液の導入量が先の水量に見合う一定量に達す ると、再び液面センサ11aから検地信号が出力され、この信号に基づいてオ― トバルブV2も閉止し、洗浄液タンク11には所定の洗剤濃度となつた洗浄液が 貯溜されることになる。
【0018】 つぎに、洗浄槽1内のタ―ンテ―ブル2上に載置された被洗浄物16の洗浄を 行う場合、オ―トバルブV3が開放され、洗浄液タンク11内の洗浄液がプラン ジヤポンプPの作動によつて泡発生器15に送られると共に、オ―トバルブV4 が開放されてエアコンプレツサ―14からの圧縮空気が空気調整弁G1を介して 泡発生器15に導入され、ここで洗浄液と空気とが混合して起泡し、発泡洗浄液 を生じる。
【0019】 図4は泡発生器15の一例を示す。この泡発生器15は、筒状本体17の内部 に金網プレ―ト18が流路17aに直交する向きで多数段に積み重なる状態に装 填され、押さえ金具19により抜け止めされている。押さえ金具19を介して流 路17aの一端側に導出ホ―ス接続金具20が連結されると共に、他端側に逆止 弁21付きの洗浄液用接続金具22が連結され、また同他端側の側方より逆止弁 21付きの空気用接続金具23が連結されている。このような泡発生器15にお いては、流路17aの上流側で導入された洗浄液と空気とが混合されて起泡し、 ついで金網プレ―ト18の多段を通過する過程で気泡が細かく分割され、高密度 の泡より構成される発泡洗浄液として導出する。
【0020】 ここで、発泡量はプランジヤポンプPのピストンの押し出し回数によつて制御 される。また、圧縮空気と洗浄液の混合比率は、通常では洗浄液1リツトル/分 に対して圧縮空気(大気圧換算)20リツトル/分程度であるが、この混合比率 を変えることにより、被洗浄物16の汚れ度合や汚れの質、形状などに応じた適 切な泡質を調整できる。
【0021】 このようにして生成した発泡洗浄液は泡噴射ノズル10より拡散放出され、被 洗浄物16の表面に吹き付けられて付着し、汚れを分解,洗浄することになる。 このとき、モ―タ―M1の駆動によつてタ―ンテ―ブル2を回転させることによ り、被洗浄物16の発泡洗浄液の吹き付けられる面が周方向に更新される。また 、モ―タ―M2の駆動によつて泡噴射ノズル10を昇降させることにより、吹き 付け位置が上下に変位する。
【0022】 したがつて、この回転動作と昇降動作を組み合わせれば、被洗浄物16の全体 に均等に洗浄作用が及び、局部的な汚れの落ち残りを生じにくく、特に被洗浄面 の凹凸が多い場合や針金の交叉などの入り組んだ複雑な構造の器材を洗浄対象と する場合でも、良好な洗浄効果が得られる。しかも、洗浄液は発泡状態にあるこ とから、体積が大きい上に被洗浄面への付着性が強く、付着状態で急速に流下す ることがなく、付着中に含まれる洗剤の洗浄能力が十分に発揮され、少ない洗剤 量で高い洗浄効果をあげることができる。
【0023】 このようにして、発泡洗浄液による洗浄を十分に行つたのちには、オ―トバル ブV3,V4が閉止され、ポンプPおよびエア―コンプレツサ―14も停止され 、代わつてオ―トバルブV5が開放される。これにより、給水源Wより送られる 水が主管4および枝管5を通つて多数の水噴射ノズル6からすすぎ水として被洗 浄物16に向けて噴射され、付着していた洗浄液の泡が汚れの分解物と共に洗い 流され、被洗浄物16の表面は汚れも洗浄液も付着していない清浄面となり、一 回の洗浄操作が終了する。
【0024】 この考案の洗浄装置では、タ―ンテ―ブルの回転駆動機構、泡噴射ノズルの昇 降駆動機構、各部材の構造および外形、配置構成などの細部構成については、例 示以外に種々設計変更可能である。たとえば、泡噴射ノズルを2連方式にしたり 、またその際ノズルの角度をボ―ルジヨイントなどにより自由自在に設定可能で ある。さらに、タ―ンテ―ブルの回転方向を反転させたり、被洗浄物に応じて泡 噴射ノズルの昇降距離を任意に可変できるようにしてもよい。
【0025】
【考案の効果】
この考案の請求項1によれば、被洗浄物を自動的操作によつて能率よく洗浄で きる上、被洗浄物の外形などによる影響が少なく全体に均等に洗浄作用を及ぼす ことができ、しかも少ない洗剤使用量で高い洗浄効果が発揮され、経済性にすぐ れた発泡洗浄装置を提供でききる。
【0026】 また、請求項2によれば、前記の発泡洗浄液による洗浄後のすすぎ操作を自動 的に行えると共に、タ―ンテ―ブルの回転との組み合わせによつてすすぎ能率を 著しく向上できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の発泡洗浄装置に用いられ
る洗浄槽の縦断面図である。
【図2】同洗浄槽の横断平面図である。
【図3】同発泡洗浄装置の原理を示す模式図である。
【図4】同発泡洗浄装置に使用される泡発生器の縦断面
図である。
【符号の説明】
1 洗浄槽 2 タ―ンテ―ブル 6 すすぎ用の水噴射ノズル 10 泡噴射ノズル 14 エア―コンプレツサ―(圧送手段) 15 泡発生器 M1 モ―タ―(回転駆動手段) M2 モ―タ―(昇降駆動手段) P プランジヤポンプ(圧送手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 高野 義教 神奈川県横浜市金沢区富岡西7−30−4

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部に被洗浄物を載置するタ―ンテ―ブ
    ルを備えた洗浄槽と、このタ―ンテ―ブルの回転駆動手
    段と、上記被洗浄物に発泡洗浄液を吹き付ける泡噴射ノ
    ズルと、このノズルを洗浄槽内で昇降動作させる昇降駆
    動手段と、洗浄液に空気を混合して起泡させる泡発生器
    と、この起泡した発泡洗浄液を上記泡噴射ノズルへ供給
    する圧送手段とを有してなる発泡洗浄装置。
  2. 【請求項2】 洗浄槽内の複数箇所にすすぎ用の水噴射
    ノズルを有してなる請求項1に記載の発泡洗浄装置。
JP9724791U 1991-10-29 1991-10-29 発泡洗浄装置 Pending JPH0539462U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111623383A (zh) * 2019-02-28 2020-09-04 青岛海尔智慧厨房电器有限公司 一种清洗装置、集成灶及其控制方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111623383A (zh) * 2019-02-28 2020-09-04 青岛海尔智慧厨房电器有限公司 一种清洗装置、集成灶及其控制方法
CN111623383B (zh) * 2019-02-28 2023-10-13 青岛海尔智慧厨房电器有限公司 一种清洗装置、集成灶及其控制方法

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