JPH0539425U - 簡易加熱調理器具 - Google Patents

簡易加熱調理器具

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JPH0539425U
JPH0539425U JP10097291U JP10097291U JPH0539425U JP H0539425 U JPH0539425 U JP H0539425U JP 10097291 U JP10097291 U JP 10097291U JP 10097291 U JP10097291 U JP 10097291U JP H0539425 U JPH0539425 U JP H0539425U
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JP
Japan
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pot
tray
fuel
heating
placing
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JP10097291U
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照彦 竹田
Original Assignee
株式会社大阪ランチ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 卓上等で使用可能な簡易加熱調理器具の加熱
効率を向上する。 【構成】 コンロ部2が、その上端に鍋部の下面の周囲
と係合する開口9を有し加熱源を覆うように配置され鍋
載置部として機能するフード7を備え、鍋部1がその側
面の周囲に下面の周囲より大きな外周をもつ連続した突
起部を備えた形状を有するものとした。 【効果】 加熱源から上昇した熱がフード内に閉じ込め
られ、高効率に加熱を行なうことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、卓上等で使用可能な簡易加熱調理器具に関し、特にその加熱効率 を向上できる簡易加熱調理器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7は従来の卓上等で使用可能な簡易加熱調理器具の一例を示す側面図であり 、図において、23は例えばアルミ薄膜シートをプレス成形した鍋、24は鍋2 3の上部開口をふさぐ上蓋、25は上蓋24の上面に取り付けられた把手である 。20は鍋を加熱する鋳物製のコンロ部である。21はコンロ部20の底部に設 けられた、固形燃料等を載置する燃料載置部、26は燃料載置部21上に載置さ れた固形燃料である。22はコンロ部20の鍋載置部である。 図8は図7に示す加熱調理器具のコンロ部を示す斜視図であり、図7と同一符 号は同一又は相当部分である。
【0003】 次に動作について説明する。このような加熱調理装置においては、まず鍋23 内に加熱されるべき食品が載置され、蓋24をかぶせる。この状態で鍋23をコ ンロ部20の3本の支持部からなる鍋載置部22上に載置し、燃料載置部21上 に載置した固形燃料を燃焼させ、鍋23を加熱することにより、鍋23内の食品 を加熱調理する。このような加熱調理器具はコンロ部が小型で、固形燃料等を用 いて、卓上等で使用可能なものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来の簡易加熱調理器具は、以上のように構成されているので、コンロ部の鍋 載置部が上端部が外側に拡がった3本の支持部で構成されており、コンロ部の上 面は載置される鍋の底面で覆われるのみであるため、コンロ部の燃料載置部に載 置される固形燃料等の燃焼により生じ、上方に昇った熱がコンロ内部に十分とじ こめられずに支持部の間から横方向へ逃げてしまい、良好な加熱効率を得られな いという問題点があった。 本考案は上記のような問題点を解消するためになされたもので、加熱効率を向 上できる簡易加熱調理器具を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案に係る簡易加熱調理器具は、内部に加熱されるべき食品が載置される 鍋部と、該鍋部を加熱する加熱源を載置する加熱源載置部及び上記鍋部を載置す る鍋載置部を有するコンロ部とからなるものにおいて、上記コンロ部が、上記鍋 部の下面の周囲と嵌合する開口を有し上記加熱源を覆うように設けられ鍋載置部 として機能するフードを備え、上記鍋部が、その側面の周囲に下面の周囲より大 きな外周をもつ連続した突起部を備えた形状を有するものである。
【0006】
【作用】
この考案においては、コンロ部が、鍋部の下面の周囲と嵌合する開口を有し加 熱源を覆うように設けられ鍋載置部として機能するフードを備え、鍋部が、その 側面の周囲に下面の周囲より大きな外周をもつ連続した突起部を有するものとし たから、加熱源からの熱がコンロ内に十分にとじこめられるため、加熱効率を大 幅に向上できる。
【0007】
【実施例】
以下この考案の実施例を図について説明する。図1は本考案の第1の実施例に よる簡易加熱調理器具を示す斜視図であり、図において、1は簡易加熱調理器具 の鍋部、2は簡易加熱調理器具のコンロ部である。4はコンロ部の下皿であり、 5は該下皿4上に下皿4と一体に形成された、或いは別体で形成され下皿4上に 載置または固着された燃料を載置するための燃料載置部であり、6は燃料載置部 5の側壁に形成された空気流通用の孔である。また、7は下皿4上に加熱源を覆 うように載置されるコンロのフードであり、9はフード7の上面部に形成された 鍋を載置するための開口部である。10は外鍋であり、該外鍋10はコンロのフ ード7の開口部9の大きさに係合する大きさの底面3を有する。即ち、図1に示 すように、外鍋10の底面3はフード7の開口部9の直径w1 より僅かに小さい 直径w2 を有する。11はその側壁上端近傍部に蒸気通過孔14を有するトレイ である。該トレイ11はその外周縁部11′が鍋10の上端部に設けられた段差 部10′に載置されて外鍋10内に配置される。12はトレイ11の開口を塞ぐ 上蓋であり、13は上蓋12の上面に取りつけられた上蓋の把手である。
【0008】 次に動作について説明する。本実施例の加熱調理器具においては、外鍋10の 底部に適量の、即ちトレイ11が配置された際にその底面が浸らない程度の水を 入れ、次に調理すべき材料をのせたトレイ11を外鍋10の内部にセットし上蓋 12をかぶせる。この状態で、外鍋10をその底部3をコンロ部2のフード7の 開口9に嵌め込んでコンロ部2上に載置し、コンロ部2の燃料載置部5上に載置 した例えば固形燃料を燃焼させ、鍋10を加熱する。これにより外鍋10内の水 が沸騰して水蒸気、特に乾燥蒸気が発生して該乾燥蒸気はトレイ11下からトレ イ11の蒸気通過孔14を通ってトレイ11内に侵入し、これによりトレイ11 と蓋12との間の空間は乾燥蒸気で満たされ、トレイ11の下からの蒸気による 加熱も加わって約250℃程度の高温状態となる。ここで乾燥蒸気は、水の沸騰 するまでの加熱により発生する生蒸気とは異なり非常に大きな熱量を持つもので あり、トレイ11上の調理材料はこれにより加熱調理されることとなる。
【0009】 ここで、図2に示すように、固形燃料等の加熱源から上昇した熱100は、フ ード7が加熱源を覆うような形状を有しており、フード7の開口9は鍋の底部3 によりふさがれた状態となっているので、コンロ部の上方で横方向に逃げること がなく、加熱された空気がフード7の上部にたまり、鍋10を高効率で加熱する ことができる。本実施例では、固形燃料の燃焼に必要な酸素は、フード7側面に 設けられた空気通過孔8,16、及び燃料載置部の側壁に設けられた空気通過孔 6を通して供給される。このフード7側面の空気通過孔8,16はフード7のあ まり上方でない部分に設けることが、酸素の供給,及び熱の閉じ込めに有利であ る。
【0010】 このように本実施例では、コンロ部が、外鍋の下面の周囲と嵌合する開口を有 し加熱源を覆うように設けられたフードを備えたものとし、且つ外鍋の形状をそ の側面の周囲に下面の周囲より大きな外周をもつ連続した突起部を有するものと したから、加熱源からの熱がフード内に十分にとじこめられるため、加熱効率を 大幅に向上できる。
【0011】 ところで、上記第1の実施例のコンロ部の燃料載置部5は下皿4と一体に成形 されているか、或いは別体で形成された燃料載置部5を下皿4上に載置又は固着 して図1及び図2に示す構造としたものであるので、その火力は燃料載置部5に 載置される固形燃料等の燃焼時の発熱によって一義的に決まり、火力をコントロ ールすることができない。また燃料載置部に載置された固形燃料が燃焼しつくし た際に、新たな固形燃料を載置して引き続き加熱を行うような場合には、燃料の 交換等が困難である。
【0012】 以下、上述の問題点を解消できる本考案の第2の実施例について説明する。図 3は本第2の実施例による簡易加熱調理器具のコンロ部に用いる燃料載置皿の構 成を示す図であり、図において、31は燃料が載置される皿部、32は該皿部3 1に固着された把手、33は皿部31の側壁に設けられた空気流通用の孔である 。また34は皿部31の底面部分に設けられた段差部である。
【0013】 図4は本第2の実施例による簡易加熱調理器具の使用状態を示す一部断面側面 図であり、図において、図1と同一符号は相当部分である。8はコンロのフード 8の側壁に設けられた、燃料載置皿31が通過可能な大きさを有する空気流通用 の孔である。
【0014】 次に動作について説明する。本実施例における加熱調理動作は上記第1の実施 例と全く同様である。すなわち外鍋10の底部に適量の、すなわちトレイ11が 配置された際にその底面が浸らない程度の水を入れ、次に調理すべき材料をのせ たトレイ11を外鍋10の内部にセットし、蓋12をかぶせる。この状態で燃料 載置部に載置した固形燃料等を燃焼させ外鍋10を加熱することにより、外鍋1 0内の水が沸騰して水蒸気、特に乾燥蒸気が発生し、該乾燥蒸気がトレイ11下 からトレイ11の蒸気通過孔14を通ってトレイ11内に侵入し、トレイ11と 蓋12との間の空間に満たされ、加熱調理が行われる。
【0015】 ここで本実施例では、燃料載置部がコンロの下皿4上に該下皿4と一体に形成 された、もしくは別に形成され該下皿4上に固着または配置された第1の燃料載 置皿5と、図3に示すように皿部31と把手32からなる第2の燃料載置皿とか ら構成されている。本実施例における火力の調節は以下のようにして行われる。 即ち弱い火力で加熱を行う際には、第2の燃料載置皿を用いず、第1の燃料載置 皿に固形燃料等を載置して該第1の燃料載置皿上にて固形燃料を燃焼させ加熱調 理を行う。強い火力にて加熱調理を行う際には、第2の燃料載置皿を用い、該第 2の燃料載置皿の皿部31上に固形燃料を載置してこれに点火し、把手32をも って空気流通用孔8を通して第2の燃料載置皿を第1の燃料載置皿上に配置する 。ここで第2の燃料載置皿の皿部31の底面部分には段差部34が設けられてお り、この段差部34の部分において第2の燃料載置皿は第1の燃料載置皿に嵌合 する構造となっている。このようにして第2の燃料載置皿上にて固形燃料等を燃 焼させることにより、燃料が燃焼する位置が第1の燃料載置皿上にて燃料を燃焼 させる場合に比して高くなり、火力を強くすることが可能である。
【0016】 また長い間連続して加熱を行う場合に固形燃料の交換が必要となるが、このよ うな場合には、まず第1の燃料載置皿上にて固形燃料等の燃焼を行い、該第1の 燃料載置皿上の固形燃料がなくなった後に、皿部31上に燃焼している固形燃料 をのせた第2の燃料載置皿を通気流通用孔8を通してコンロ内に入れ、第1の燃 料載置皿上にこれを載置することにより連続加熱が可能である。さらに第2の燃 料載置皿上の固形燃料がなくなった際にも第2の燃料載置皿は把手をもって容易 にコンロ内から取り出すことができるため、固形燃料等の交換が極めて容易に行 うことができる。
【0017】 このように、本第2の実施例では、燃料載置部を、鍋が載置された際に該鍋の 下部にあたる部分に固定または載置された第1の燃料皿と、上記第1の燃料皿の 開口部に係合する底面を有する皿部と該皿部に取り付けられた把手とを有し、上 記第1の燃料皿上に載置可能な第2の燃料皿とから構成したので、火力の調節を 可能とでき、また燃料の交換を容易に行うことができる。
【0018】 この考案において、コンロ部は一般にステンレススチール等で作製されている が、上記実施例のようにコンロ部の下皿4の底面が平坦に形成されている場合、 燃料の燃焼により下皿が加熱し、特に燃料載置部直下ではその加熱が著しいため コンロ部が載置される卓の表面をいためることが考えられる。図5はこのような 問題を解消できる本考案の第3の実施例を示す断面図である。図において、図1 と同一符号は同一又は相当部分であり、41は下皿4の底面の卓に面した側に設 けられた突起、42は下皿4の燃料が載置されるべき箇所に下皿の底面を上方に 突出させて形成した燃料載置部、43は燃料載置部42の頂上に設けられた窪み である。
【0019】 本第3の実施例では、燃料載置部42上の窪み43に燃料を直接載置して加熱 を行うか、もしくは上記第2の実施例で用いた図3に示す把手付の燃料皿を窪み 43に載置しこの燃料皿上に燃料を載置して加熱を行う。本実施例では下皿4の 燃料載置部が上方に突出した形状を有しているので、燃料載置面から卓までの距 離が十分あり、燃料の燃焼により燃料載置面が加熱されても卓の表面をいためる ことを防止できる。また下皿4の下面に突起41を設けているので、下皿4は卓 面と点で接しており、卓面に熱が伝わるのをさらに低減することができる。
【0020】 なお、上記実施例では鍋部1として外鍋10の段差部10′にトレイ11の外 周縁部11′載置されてトレイ11が外鍋10内に配置されるものを示したが、 図6に示す本考案の第4の実施例のように外鍋底部に配置される金属性のリング 状トレイ支持部材50上に載置されることによりトレイ11が外鍋10内に配置 される構成のものであってもよい。図6に示す鍋部のトレイ支持部材としては、 金属性のリング状に限るものではないが、鍋製造時における製造の容易さ、及び 使用に際しての安全性等の点から金属性のリング状のものが優れているものであ る。
【0021】 また、上記実施例では、鍋部1が内部にトレイを有する蒸気加熱式のものにつ いて述べたが、トレイをもたない直接加熱式の鍋であってもよいことは言うまで もない。
【0022】
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば、内部に加熱されるべき食品が載置される鍋 部と、該鍋部を加熱する加熱源を載置する加熱源載置部及び上記鍋部を載置する 鍋載置部を有するコンロ部とからなるものにおいて、上記コンロ部が、上記鍋部 の下面の周囲と嵌合する開口を有し上記加熱源を覆うように設けられ上記鍋載置 部として機能するフードを備え、上記鍋部が、その側面の周囲に下面の周囲より 大きな外周をもつ連続した突起部を備えた形状を有するものとしたので、加熱源 からの熱がコンロ内に十分にとじこめられるため、加熱効率を大幅に向上できる 効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例による簡易加熱調理器具
を示す斜視図である。
【図2】本考案の第1の実施例による簡易加熱調理器具
を示す断面図である。
【図3】本考案の第2の実施例による簡易加熱調理器具
のコンロ部の燃料載置部を構成する燃料皿の一例を示す
図である。
【図4】本考案の第2の実施例による簡易加熱調理器具
の使用状態を示す一部断面側面図である。
【図5】本考案の第3の実施例による簡易加熱調理器具
を示す断面図である。
【図6】本考案の第3の実施例による簡易加熱調理器具
の鍋部を示す図である。
【図7】従来の簡易加熱調理器具を示す側面図である。
【図8】従来の簡易加熱調理器具のコンロ部を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 鍋部 2 コンロ部 3 外鍋の底部 4 コンロ部の下皿 5 燃料載置用皿部 6 空気流通用の孔 7 コンロのフード 8 空気流通用の孔 9 フード上面の開口部 10 外鍋 11 トレイ 12 上蓋 13 上蓋の把手 14 トレイの蒸気通過孔 16 空気流通用孔

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に加熱されるべき食品が載置される
    鍋部と、該鍋部を加熱する加熱源を載置する加熱源載置
    部及び上記鍋部を載置する鍋載置部を有するコンロ部と
    からなり、卓上等で使用可能な簡易加熱調理器具におい
    て、 上記コンロ部は、その上端に上記鍋部の下面の周囲と係
    合する開口を有し上記加熱源を覆うように配置され上記
    鍋載置部として機能するフードを備え、上記鍋部は、そ
    の側面の周囲に下面の周囲より大きな外周をもつ連続し
    た突起部を備えた形状を有することを特徴とする簡易加
    熱調理器具。
  2. 【請求項2】 上記加熱源載置部は、 上記鍋が載置された際に該鍋の下部にあたる部分に固定
    または載置された第1の燃料皿と、 上記第1の燃料皿の開口部に係合する底面を有する皿部
    と該皿部に固着された把手とを有し上記第1の燃料皿上
    に載置可能な第2の燃料皿とから構成されることを特徴
    とする請求項1記載の簡易加熱調理器具。
  3. 【請求項3】 コンロ部は、加熱源載置部を有する下皿
    部を備えたものであり、該下皿部は下面に突起を有し、
    コンロ部が卓上に載置される際に該突起が卓と接し、下
    皿部の底面は卓に接しないものであることを特徴とする
    請求項1記載の簡易加熱調理器具。
  4. 【請求項4】 上記加熱源載置部は下皿の底面を上方に
    突出させて形成されていることを特徴とする請求項3記
    載の簡易加熱調理器具。
JP10097291U 1991-11-11 1991-11-11 簡易加熱調理器具 Pending JPH0539425U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62198362A (ja) * 1986-02-27 1987-09-02 Kimi Maeda 釜飯製造装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62198362A (ja) * 1986-02-27 1987-09-02 Kimi Maeda 釜飯製造装置

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