JPH0539374A - プラスチツクフイルムの表面濡れ性改良方法 - Google Patents
プラスチツクフイルムの表面濡れ性改良方法Info
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- JPH0539374A JPH0539374A JP21925691A JP21925691A JPH0539374A JP H0539374 A JPH0539374 A JP H0539374A JP 21925691 A JP21925691 A JP 21925691A JP 21925691 A JP21925691 A JP 21925691A JP H0539374 A JPH0539374 A JP H0539374A
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- JP
- Japan
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- plastic film
- alcohol
- treatment
- film
- corona discharge
- Prior art date
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C71/00—After-treatment of articles without altering their shape; Apparatus therefor
- B29C71/0009—After-treatment of articles without altering their shape; Apparatus therefor using liquids, e.g. solvents, swelling agents
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C59/00—Surface shaping of articles, e.g. embossing; Apparatus therefor
- B29C59/08—Surface shaping of articles, e.g. embossing; Apparatus therefor by flame treatment ; using hot gases
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C59/00—Surface shaping of articles, e.g. embossing; Apparatus therefor
- B29C59/10—Surface shaping of articles, e.g. embossing; Apparatus therefor by electric discharge treatment
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C59/00—Surface shaping of articles, e.g. embossing; Apparatus therefor
- B29C59/14—Surface shaping of articles, e.g. embossing; Apparatus therefor by plasma treatment
Landscapes
- Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 プラスチックフイルムの物性を低下させるこ
となく、その表面濡れ性を更に向上させる方法を提供す
ること。 【構成】 プラスチックフイルムの表面をコロナ放電処
理、プラズマ処理又は火炎処理した後アルコールで処理
することを特徴とするプラスチックフイルムの表面濡れ
性改良方法。
となく、その表面濡れ性を更に向上させる方法を提供す
ること。 【構成】 プラスチックフイルムの表面をコロナ放電処
理、プラズマ処理又は火炎処理した後アルコールで処理
することを特徴とするプラスチックフイルムの表面濡れ
性改良方法。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチックフイルム
の新規な処理方法に関し、更に詳しくは各種プラスチッ
クフイルムの貼り合わせ、塗装、印刷等に際し、プラス
チックフイルムとその上に載せられるべき接着剤、他の
プラスチックフイルム、塗膜、インキ等との密着性を著
しく向上させることが出来るプラスチックフイルムの表
面濡れ性改良方法に関する。
の新規な処理方法に関し、更に詳しくは各種プラスチッ
クフイルムの貼り合わせ、塗装、印刷等に際し、プラス
チックフイルムとその上に載せられるべき接着剤、他の
プラスチックフイルム、塗膜、インキ等との密着性を著
しく向上させることが出来るプラスチックフイルムの表
面濡れ性改良方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、各種のプラスチックフイルムが広
く使用されているが、これらのプラスチックフイルムは
一般に溌液性が高く、接着剤、塗料、コーテイング剤、
印刷インキ等に対する表面濡れ性が劣ると云う問題があ
る。これらの問題を解決する方法として、例えば、コロ
ナ放電処理、プラズマ処理又は火炎処理等の表面処理方
法が広く行われており、ある程度の効果が得られてい
る。
く使用されているが、これらのプラスチックフイルムは
一般に溌液性が高く、接着剤、塗料、コーテイング剤、
印刷インキ等に対する表面濡れ性が劣ると云う問題があ
る。これらの問題を解決する方法として、例えば、コロ
ナ放電処理、プラズマ処理又は火炎処理等の表面処理方
法が広く行われており、ある程度の効果が得られてい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとしている問題点】しかしながら、
表面濡れ性を更に向上させるべくコロナ放電処理、プラ
ズマ処理又は火炎処理等の条件を厳しくすると、プラス
チックフイルム自体の物性が低下すると云う問題が発生
する。従って、本発明の目的は、上記従来技術の問題を
解決し、プラスチックフイルムの物性を低下させること
なく、その表面濡れ性を更に向上させる方法を提供する
ことである。
表面濡れ性を更に向上させるべくコロナ放電処理、プラ
ズマ処理又は火炎処理等の条件を厳しくすると、プラス
チックフイルム自体の物性が低下すると云う問題が発生
する。従って、本発明の目的は、上記従来技術の問題を
解決し、プラスチックフイルムの物性を低下させること
なく、その表面濡れ性を更に向上させる方法を提供する
ことである。
【０００４】
【問題点を解決する為の手段】上記目的は以下の本発明
によって達成される。即ち、本発明は、プラスチックフ
イルムの表面をコロナ放電処理、プラズマ処理又は火炎
処理した後、アルコールで処理することを特徴とするプ
ラスチックフイルムの表面濡れ性改良方法である。
によって達成される。即ち、本発明は、プラスチックフ
イルムの表面をコロナ放電処理、プラズマ処理又は火炎
処理した後、アルコールで処理することを特徴とするプ
ラスチックフイルムの表面濡れ性改良方法である。
【０００５】
【作用】理論的に正確な説明は困難であるが、プラスチ
ックフイルムをコロナ放電処理、プラズマ処理又は火炎
処理することによって、プラスチックフイルムの表面で
はポリマー骨格等の炭素原子が酸化され、カルボニル基
等の極性基が発生する。この状態でアルコールで処理す
ることにより、一部のアルコールはプラスチックフイル
ム表面の極性基と水素結合等によって吸着され、その結
果、各種溶剤に対する表面濡れ性が向上するものと思わ
れる。
ックフイルムをコロナ放電処理、プラズマ処理又は火炎
処理することによって、プラスチックフイルムの表面で
はポリマー骨格等の炭素原子が酸化され、カルボニル基
等の極性基が発生する。この状態でアルコールで処理す
ることにより、一部のアルコールはプラスチックフイル
ム表面の極性基と水素結合等によって吸着され、その結
果、各種溶剤に対する表面濡れ性が向上するものと思わ
れる。
【０００６】
【好ましい実施態様】次に好ましい実施態様を挙げて本
発明を更に詳しく説明する。本発明で使用するプラスチ
ックフイルムとしては、従来各種の用途で使用されてい
る広汎なプラスチックフイルムが全て対象となり、具体
的には、例えば、ポリエステルフイルム、ポリ塩化ビニ
ルフイルム、ポリエチレンフイルム、ポリウレタンフイ
ルム、ポリプロピレンフイルム、アクリル樹脂フイルム
等が挙げられ、これらのプラスチックフイルムの厚みや
形状は何ら限定されない。上記プラスチックフイルムを
処理するコロナ放電処理、プラズマ処理又は火炎処理自
体は周知の方法であり、これらの従来のコロナ放電処
理、プラズマ処理又は火炎処理はいずれも本発明でその
まま使用することが出来る。
発明を更に詳しく説明する。本発明で使用するプラスチ
ックフイルムとしては、従来各種の用途で使用されてい
る広汎なプラスチックフイルムが全て対象となり、具体
的には、例えば、ポリエステルフイルム、ポリ塩化ビニ
ルフイルム、ポリエチレンフイルム、ポリウレタンフイ
ルム、ポリプロピレンフイルム、アクリル樹脂フイルム
等が挙げられ、これらのプラスチックフイルムの厚みや
形状は何ら限定されない。上記プラスチックフイルムを
処理するコロナ放電処理、プラズマ処理又は火炎処理自
体は周知の方法であり、これらの従来のコロナ放電処
理、プラズマ処理又は火炎処理はいずれも本発明でその
まま使用することが出来る。
【０００７】コロナ放電処理、プラズマ処理又は火炎処
理処理後に使用するアルコールとしては、メチルアルコ
ール、エチルアルコール、プロピルアルコール、ブチル
アルコール等の低級アルキルアルコール、エチレングル
リコール等の多価アルコール、エチレングリコールのモ
ノエステルやモノエーテル等が使用出来るが、特に優れ
た効果が得られるものはイソプロピルアルコールであ
る。処理方法としてはコロナ放電処理、プラズマ処理又
は火炎処理したプラスチックフイルムの表面に何らかの
方法でアルコールを付着させればよく、例えば、コロナ
放電処理、プラズマ処理又は火炎処理処理後にアルコー
ルで洗浄処理する方法等が挙げられる。洗浄時間、温度
等は何ら限定されない。
理処理後に使用するアルコールとしては、メチルアルコ
ール、エチルアルコール、プロピルアルコール、ブチル
アルコール等の低級アルキルアルコール、エチレングル
リコール等の多価アルコール、エチレングリコールのモ
ノエステルやモノエーテル等が使用出来るが、特に優れ
た効果が得られるものはイソプロピルアルコールであ
る。処理方法としてはコロナ放電処理、プラズマ処理又
は火炎処理したプラスチックフイルムの表面に何らかの
方法でアルコールを付着させればよく、例えば、コロナ
放電処理、プラズマ処理又は火炎処理処理後にアルコー
ルで洗浄処理する方法等が挙げられる。洗浄時間、温度
等は何ら限定されない。
【０００８】以上の如くして得られた処理済プラスチッ
クフイルムを用いて、接着、塗工、印刷等をする場合に
は、プラスチックフイルムの表面に付着しているアルコ
ールが完全に蒸発除去される前に行うことが好ましい。
付着しているアルコールは自然放置ではプラスチックフ
イルムに発生した極性基の存在によってある程度吸着保
持されているので、処理済のプラスチックフイルムの保
存はある程度可能であるが、高温で乾燥したり、長期間
の保存は望ましくなく、アルコールで処理後なるべく早
い時期に次の工程に移行することが好ましい。
クフイルムを用いて、接着、塗工、印刷等をする場合に
は、プラスチックフイルムの表面に付着しているアルコ
ールが完全に蒸発除去される前に行うことが好ましい。
付着しているアルコールは自然放置ではプラスチックフ
イルムに発生した極性基の存在によってある程度吸着保
持されているので、処理済のプラスチックフイルムの保
存はある程度可能であるが、高温で乾燥したり、長期間
の保存は望ましくなく、アルコールで処理後なるべく早
い時期に次の工程に移行することが好ましい。
【０００９】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説
明する。 実施例１ ポリエチレンテレフタレートフイルムを２．５ｍ／ｍｉ
ｎ．の速度で８ｍＡの強さのコロナ放電処理を施した
後、その処理表面をイソプロピルアルコールで洗浄し放
置して乾燥させた。乾燥後直ちにその接触角を測定した
ところ下記の通りであった。 未処理フイルム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・７９° コロナ処理フイルム・・・・・・・・・・・・・・・・・・４３° コロナ処理＋メチルエチルケトン洗浄フイルム・・・・・・６５° コロナ処理＋イソプロピルアルコール洗浄フイルム・・・・３８°
明する。 実施例１ ポリエチレンテレフタレートフイルムを２．５ｍ／ｍｉ
ｎ．の速度で８ｍＡの強さのコロナ放電処理を施した
後、その処理表面をイソプロピルアルコールで洗浄し放
置して乾燥させた。乾燥後直ちにその接触角を測定した
ところ下記の通りであった。 未処理フイルム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・７９° コロナ処理フイルム・・・・・・・・・・・・・・・・・・４３° コロナ処理＋メチルエチルケトン洗浄フイルム・・・・・・６５° コロナ処理＋イソプロピルアルコール洗浄フイルム・・・・３８°
【００１０】
【発明の効果】上記の如き本発明によれば、プラスチッ
クフイルムの物性を低下させることなく、その表面濡れ
性を更に向上させることが出来る。
クフイルムの物性を低下させることなく、その表面濡れ
性を更に向上させることが出来る。
Claims (2)
- 【請求項１】 プラスチックフイルムの表面をコロナ放
電処理、プラズマ処理又は火炎処理した後、アルコール
で処理することを特徴とするプラスチックフイルムの表
面濡れ性改良方法。 - 【請求項２】 アルコールがイソプロピルアルコールで
ある請求項１に記載のプラスチックフイルムの表面濡れ
性改良方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21925691A JPH0539374A (ja) | 1991-08-06 | 1991-08-06 | プラスチツクフイルムの表面濡れ性改良方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21925691A JPH0539374A (ja) | 1991-08-06 | 1991-08-06 | プラスチツクフイルムの表面濡れ性改良方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0539374A true JPH0539374A (ja) | 1993-02-19 |
Family
ID=16732672
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21925691A Pending JPH0539374A (ja) | 1991-08-06 | 1991-08-06 | プラスチツクフイルムの表面濡れ性改良方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0539374A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1994004601A1 (en) * | 1992-08-26 | 1994-03-03 | C.R. Bard, Inc. | Process for surface treatment of polyethylene terephthalate article |
| WO2005080476A1 (fr) * | 2004-02-24 | 2005-09-01 | Institute Of Chemistry, Chinese Academy Of Science | Procede permettant de modifier la mouillabilite de surface de matieres polymeres |
| JP2010005947A (ja) * | 2008-06-27 | 2010-01-14 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 多層構造体の製造方法および容器の製造方法 |
| WO2020116273A1 (ja) * | 2018-12-03 | 2020-06-11 | Ａｇｃ株式会社 | 車両用構造体の製造方法、及び車両用成形体の処理方法 |
-
1991
- 1991-08-06 JP JP21925691A patent/JPH0539374A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1994004601A1 (en) * | 1992-08-26 | 1994-03-03 | C.R. Bard, Inc. | Process for surface treatment of polyethylene terephthalate article |
| WO2005080476A1 (fr) * | 2004-02-24 | 2005-09-01 | Institute Of Chemistry, Chinese Academy Of Science | Procede permettant de modifier la mouillabilite de surface de matieres polymeres |
| JP2010005947A (ja) * | 2008-06-27 | 2010-01-14 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 多層構造体の製造方法および容器の製造方法 |
| WO2020116273A1 (ja) * | 2018-12-03 | 2020-06-11 | Ａｇｃ株式会社 | 車両用構造体の製造方法、及び車両用成形体の処理方法 |
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