JPH0539241Y2 - - Google Patents

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JPH0539241Y2
JPH0539241Y2 JP1986083893U JP8389386U JPH0539241Y2 JP H0539241 Y2 JPH0539241 Y2 JP H0539241Y2 JP 1986083893 U JP1986083893 U JP 1986083893U JP 8389386 U JP8389386 U JP 8389386U JP H0539241 Y2 JPH0539241 Y2 JP H0539241Y2
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valve
screw
tightening
hole
mounting surface
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はせん棒の進退により弁パツキンを弁座に
接離させて、吐、止水させる給水栓における弁パ
ツキンの止着構造の改良に関するものである。
[従来の技術とその欠点] 従来、ゴム等の弾性材料により形成された弁パ
ツキンをせん棒、こま台下端等の取付面に止着す
る構造として一般に、弁パツキンの中心に形成し
た貫通孔にねじ部材を貫挿し、これを螺締させる
ものがある。この弁パツキンの螺締は手作業或い
は専用自動螺締機等で行なわれていた。しかしな
がらかかる螺締工程では手作業によるものでは作
業者の手加減によつて締付力に大きな誤差があ
り、また自動螺締機によるものでもその部品がそ
の製作過程でできた寸法誤差のためせん棒の取付
面の溝に深浅の差が生じていたり、或いは弁パツ
キンの肉厚に大小の差ができていたりすることが
あり、加えてねじ部材を締付ける力にも強弱の差
があることかあら、締付量は一定にならなかつ
た。このため、ねじ部材により弁パツキンを螺締
しても必ずしも適切な締付けを得るとは限らず、
例えば第6図に示す如くビス13の締め付け過
ぎ、又は第7図に示すビス13の締め付け不足が
生じ易く、この結果、弁パツキン12の歪曲、異
常変形を生じたり、弁パツキン12と弁座17、
取付面11等との間に隙間20ができ漏水等によ
る止水不良を惹起する他、長年のかかる異常な形
での使用状態の継続により、弁パツン12自体が
弾性を失い、異常劣化を招いて止水機能を喪失す
る等の欠点があつた。
[考案の構成と目的] そこで本考案においては、弾性材料により形成
された円板状の弁パツキンの中心に貫通孔が形成
され、該貫通孔にビス等のねじ部材を貫挿して螺
締することにより該弁パツキンを所定の取付面に
止着し、止水時に該弁パツキンの外縁部近傍を弁
座に圧着させるようにした給水栓において、ねじ
部材の圧着面かまたは前記取付面の該圧着面との
対向投影部分の外周縁寄りに環状突条を形成し、
該環状突条を弁パツキンの貫通孔周囲に圧着させ
てなることを特徴とする給水栓における弁パツキ
ンの止着構造を提供するもので、その目的とする
ところは、ねじ部材の締め付けの過不足による止
水不良や弁パツキンの異常劣化を回避し常時適正
な止水をなし得る給水栓を提供することにある。
〔作用〕
ねじ部材を締め付けたとき環状突条は弁パツキ
ンの貫通孔周囲に線接触状に少ない面積で圧着す
るため弁パツキンの貫通孔周囲に環状に圧着応力
の強い部分ができて軽い力で締付けても充分なシ
ール性が得られる。また弁パツキンを構成してい
る弾性材料が該環状突条によつて囲まれるためね
じ部材が強く締め付けられたときにも該環状突条
より内側に位置している弾性材料はいわゆる逃げ
場がなくて変形できずその結果大きな反発力を生
じさせてねじ部材の締め付けすぎをなくさせる。
従つて締め付けすぎによつて弁パツキンが異常変
形するようなことも回避できる。
[実施例] 以下に本考案の実施例を図面と共に説明する。
第1図〜第3図は本考案に係る第1実施例であ
り、Aは給水栓本体でその内部中央には仕切壁1
が形成され、且つ該仕切壁1水平部には弁口2が
開口している。3は流入通路、4は流出通路であ
る。5は給水栓本体Aの上部に形成された筒状部
であり、その上端開口はゴムパツキン6により閉
止され、該ゴムパツキン6をかぶせるように押え
ナツト7が該筒状部5の外周に螺合してある。ま
た、該筒状部5内周にはめねじ8が螺刻されてい
てこれにせん棒9が螺合しており、該せん棒9下
端には本考案に従い弁パツキンが止着されてい
る。すなわち、該せん棒9下端には中心にビス孔
10が開孔した断面凹状の取付面11が形成され
ており、該取付面11には円板状のゴム製弁パツ
キン12がビス13により螺締されるが、該ビス
13の頭部裏面13aたる圧着面14に環状突条
15が形成してあり、弁パツキン12を前記取付
面11との間で挟んで止着する構造となつてい
る。なお、せん棒9の上端部にはハンドル16が
取付けられている。こうしてビス13の頭部裏面
13aに突設した環状突条15は、第2図におい
て明らかな如く、弁パツキン12下面の貫通孔1
2a周囲に圧着する。かかる場合、ビス13の平
均的な締付量をゴム製弁パツキン12の全面を僅
かに圧接する程度にすれば、たとえ弁パツキン1
2の肉厚の過大、或いはせん棒9の取付面11の
溝の浅過ぎといつた寸法、精度の誤差、又は締め
付け力の過大等により、ビス13の締め付け過ぎ
の状態が生じたとしても、該環状突条15はビス
13の貫通孔12a周囲を環状に押圧するだけで
あり、ビス13の頭部裏面13aの全面が弁パツ
キン12を押圧する訳ではないため、該環状突条
15を中心にして弁パツキン12いの内縁及び外
縁は特に押圧により歪曲したり異常に変形するこ
とはなく一貫して当初の形状を保持し得る。
このため弁パツキン12が弁座17に当接する
ときにも、歪んだ形状で押圧されることはないた
め異常変形せず、弁パツキン12と弁座17、又
は弁パツキン12とビス13、又は弁パツキン1
2と取付面11との間に隙間を生じたりすること
はないため、弁口2は弁パツキン12より完全に
閉塞され、漏水による止水不良や、弁パツキン1
2の異常劣化を起すことはない。
また、この実施例において、ビス13の締付量
を前記と同等としたとき、弁パツキン12の肉厚
の過小、取付面11の溝の深過ぎ等の寸法、精度
の誤差により、弁パツキン12の締め付け不足の
状態が生じ、取付面11、圧着面14との間に隙
間を生じる場合にも、該環状突条15が図におい
て弁パツキン12下面にいわゆる線接触状に圧着
し締め付け不足を補つて、前記の誤差を吸収しビ
ス13の螺締により弁パツキン12を取付面11
に対し隙間なく止着することができる。
第4図は本考案に係る第2の実施例を示してお
り、同一構造の給水栓本体Aにおいて、円板状の
ゴム製弁パツキン12に圧着する環状突条15
を、せん棒9の取付面11に開口するビス孔10
の周囲に突設して形成した場合である。この場
合、環状突条15はビス13の圧着面14たる頭
部裏面13aとの対向投影部分の外周縁寄りに形
成されている。即ち、この環状突条15はビス1
3の頭部と略々同径に形成されている。このため
弁パツキン12はビス13の裏面13aに平均的
に圧着し締め付け過ぎや締め付け不足により隙間
や異常変形を生ずることはなく、止水不良、弁パ
ツキン12の異常劣化を防止することができる。
第5図は本考案に係る第3の実施例であり、こ
ま台18に形成された螺子軸18aに、ゴム製の
弁パツキン12の貫通孔12aを貫挿し、その上
からナツト19を螺締して該ナツトにより弁パツ
キン12を圧着したもので、この場合該ナツト1
9の圧着面19aに環状突条15を突設してい
る。こうすることによつても前記実施例と同様に
ナツト19の締め付け過ぎ、締め付け不足の欠点
を解消し、隙間や弁パツキン12の異常変形の発
生を防止し得る。
[考案の効果] 以上述べたように、本考案の給水栓における弁
パツキンの止着構造は、ねじ部材の圧着面かまた
は前記取付面の該圧着面との対向投影部分の外周
縁寄りに環状突条を形成し、ねじ部材の螺締によ
り該環状突条が弁パツキンの貫通孔周囲に圧着す
るようにしたものであるので、締付力が不足して
いても該環状突条が弁パツキンに線接触すること
で締付力が集中し確たるシール性能が得られる。
また、締付力が過大である場合にも該環状突条に
よつて囲まれた逃げ場のない弾性材料から得られ
る反力によつて圧着面が弁パツキンに異常に喰込
むのが防止されるため弁パツキンの変形が防止さ
れ、弁座と相対する弁パツキンの外縁部近傍を常
に異常変形のない平面に保つことができるので給
水栓として必要な止水機能を常に損なうことがな
いと共に、異常変形により発生する弁パツキンの
弾性材料の早期劣化のおそれもないなど有益な効
果がある。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例に係わるもので、第1図は
給水栓の縦断面図、第2図は第1図における要部
拡大断面図、第3図はそのA−A線断面図、第4
図は他の実施例を示した要部拡大断面図、第5図
はさらに他の実施例を示した給水栓の縦断面図、
第6図および第7図は従来例の要部断面図であ
る。 9……せん棒、11……取付面、12……弁パ
ツキン、12a……貫通孔、13……ビス、1
4,19a……圧着面、15……環状突条、17
……弁座、18……こま台、19……ナツト、A
……給水栓本体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弾性材料により形成された円板状の弁パツキン
    の中心に貫通孔が形成され、該貫通孔にビス等の
    ねじ部材を貫挿して螺締することにより該弁パツ
    キンを所定の取付面に止着し、止水時に該弁パツ
    キンの外縁部近傍を弁座に圧着させるようにした
    給水栓において、ねじ部材の圧着面かまたは前記
    取付面の該圧着面との対向投影部分の外周縁寄り
    に環状突条を形成し、該環状突条を弁パツキンの
    貫通孔周囲に圧着させてなることを特徴とする給
    水栓における弁パツキンの止着構造。
JP1986083893U 1986-06-02 1986-06-02 Expired - Lifetime JPH0539241Y2 (ja)

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