JPH053903U - 分度器付ノギス - Google Patents

分度器付ノギス

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Publication number
JPH053903U
JPH053903U JP5126991U JP5126991U JPH053903U JP H053903 U JPH053903 U JP H053903U JP 5126991 U JP5126991 U JP 5126991U JP 5126991 U JP5126991 U JP 5126991U JP H053903 U JPH053903 U JP H053903U
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JP
Japan
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follower
protractor
base
vernier
scale
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Pending
Application number
JP5126991U
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English (en)
Inventor
易成 紀
Original Assignee
易成 紀
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 〔目的〕 物体の角度も測定できるノギスを得る。 〔構成〕 バーニヤ20の部分に分度器30を取り付
け、この分度器30のフォロワー40を物体50側に回
転させ、この時になすフォロワー40の回転角度を目盛
47で読みとる。 〔効果〕 現場において、別に分度器を用意していなく
とも物体の角度を簡単に測定できて便利である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、分度器付ノギス(Vernier Calipers)に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のノギスは物体の長さ、直径、或いは幅を測定するためにスケールに沿っ て摺動可能なバーニヤから構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このような構成のノギスは、通常現場で使用されるものであるが、現場におい ては、しばしば物体の角度が求められる場合がある。このような場合、通常は分 度器が使用されるが、いちいち分度器を使用するのは面倒な場合があり、又、持 ち合わせていない場合には角度の測定ができない。
【0004】 本考案の目的は、物体の角度を簡単に測定できる分度器付のノギスを提供する ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の構成は次のとおりである。
【0006】 1.バーニヤのベースに対してフォロワーを回転自在に取り付けると共にこの フォロワーの目盛縁をバーニヤ側の目盛縁と一致させたところを0角に設定し、 フォロワーの目盛縁がバーニヤ側の目盛縁よりも内側に回転してその回転が止ま ったときになす角度をフォロワー又はベース側に表示した角度表示目盛で読みと るように構成して成る分度器付ノギス。
【0007】 2.一体に形成されたシャフトと脚部、上記シャフトに結合されて上記シャフ トに沿って摺動可能なバーニヤ、上記バーニヤ上に形成され、上記脚部に平行で 、上記脚部の方向に移動可能な目盛縁、上記目盛縁の自由端部に結合され、上記 目盛縁の上記自由端部に結合されたベースを含む分度器、上記ベース上に固定さ れ、上の方向に向かって延びるピン、上記ピンに噛み合った開口部を有するフォ ロワー、上記フォロワーと上記ベースとの間に偏向されたスプリング、上記フォ ロワーの上側端部に設けられた目盛、上記ベース上に設けられたマーク、並びに 上記バーニヤがある物体の方に押されたときにピンの周りで回転されて、その結 果、上記のマークと上記の目盛の間での相対運動が上記物体の角度を表示するよ うにした上記バーニヤから構成される分度器付ノギス。
【0008】
【作用】
ノギスとしての使用法は従来と同一である。
【0009】 一方、分度器として使用する場合にはノギスの目盛縁間に物体を挾むと共にノ ギスの脚部に物体の一方の角を合わせ、フォロワーを内側に回転させて物体の他 の角に合わせる。この際、フォロワーが内側に回転した角が物体の角度であって 、この角度は角度表示目盛で読みとる。
【0010】
【実施例】
図1、図2及び図3に本考案に係る分度器付ノギスの構造を示し、図4〜図6 に使用例を示し、図7に機械式ノギスに本考案を実施した実施例を示す。
【0011】 図1と図2に関して、分度器を備えたノギスはスケール10と、長く延びたシ ャフト11に沿って摺動可能なバーニヤ20と、そのバーニヤ20に結合された 分度器30とから構成される。
【0012】 スケール10は、長く延びたシャフト11と、L−字状を形成するために一緒 に形成された脚部12をその中に含む。目盛縁22はバーニヤ20の上に形成さ れ、スケール10の脚部12に平行である。バーニヤ20は、スケール10の脚 部12と目盛縁22との間の距離を示すためにディスプレー21を備えた電気式 のノギスであり、ある物体50(図4)の幅、或いは、長さを測定出来るように なっている。電気式ノギスは本技術で知られており、これ以上詳細には説明され ない。
【0013】 分度器30は、目盛縁22に結合されたベース31をその中に含む。ピン32 はそのベース31の下側端部に固定され、上の方に延びている。尾根(リッジ) 33がそのベース31の上側端部上に一体に形成され、ベース31から上の方に 向かって延びている。尾根33は円曲した下側表面34を備え、その円曲中心は ピン32の中心に位置する。ネジ36を受けるために、スケール10の脚部12 の反対側の尾根33の一端上にネジ穴35が形成されている。スプリング37は 、ネジ穴35の外側部分内に受け入れられ、ネジ36に係合して、ネジ36を偏 向させている。
【0014】 フォロワー(従動部)40は、ピン32と噛み合わせのためにその中に形成さ れた開口部41を備え、その結果、フォロワー40はピン31の周りで回転可能 である。ベース31に関してフォロワー40の軸方向運動を制限するために、保 持リング43がピン32の上側端部上に締結されている。目盛47は、フォロワ ー40の上側表面の上側端部上に設けられている。フォロワー40の上側端は、 尾根33の下側表面34のそれに等しい曲率を有する。開口部41と同軸である 管状リセス(窪み)41は、フォロワー40の下側表面上に形成されている。図 3に於いて最も上手く示されるように、コイル・スプリング44は、フォロワー 40の管状リセス内に受け入れられている。スプリング44の一方の端部441 は、ベースの穴38の中に噛み合わされ、もう一方の端部442は、フォロワー 40の穴46の中に噛み合わされて、その結果、図4に示されるように、フォロ ワー40は、スプリング44によって時計方向に回転するように偏向され、フォ ロワー40の上右輪端部は、ネジ36に接触する。ネジ36の回転は、フォロワ ー40に関してそのネジ36を移動させ、その結果、目盛47の「0度」の表示 線を、尾根33上に設けられたマーク39と合わせる事が出来る。
【0015】 次に図4に関連して、「0度」の線がマーク39に合わせられると、フォロワ ー40の左の端部48が脚部12の右の端部14に平行となり、その結果、その 相対する側部が平行である物体50の幅を測定する事が出来、ディスプレー21 上で読む事が出来る。
【0016】 次に図5と図6に言及して、ある物体60の一方の端部上に台(テーパ)61 が形成されるとき、並びに、その台61の角度を測定したいときには、台61の 片側は先ず脚部12の右側端部14に接触する。バーニヤ20をその物体60の 方に移動すると、フォロワー40の左端部48の下側部分がその物体60に先ず 接触する。このときには、目盛70はまだ0度を指している(図5)。バーニヤ 20が更にその物体60の方に押されると、フォロワー40の左側部48が台6 1の右側に接するまでフォロワー40はピン32の周りで回転する事になる。目 盛47とマーク39の間の相対的な位置は、その台61の角度を表示する(図6 )。測定後、バーニヤ20は右方向に押される。スプリング44はフォロワー4 0を偏向させて、図5に示されるように、初期状態へと逆方向にそれを回転させ る。その物体60の角度を簡単に測定する事ができる。
【0017】 次に図7に関連して、このバーニヤ15は機械式のバーニヤである。バーニヤ 15と、長く延びるシャフトの目盛16との間の相対的な位置は、その物体70 の直径を示す。この分度器30も亦、先に開示したそれに似た物体の角度を測定 する事が出来る。
【0018】
【考案の効果】
以上のように、本考案によると、ある物体の角度は、分度器を備えるノギス によって簡単に測定する事が出来るので、分度器を別に携行する必要がなく便利 である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る分度器付ノギスの斜視図。
【図2】分度器部分を分解した状態のノギスの斜視図。
【図3】図1において3−3の線に沿って断面した状態
の部分的な断面図。
【図4】平行な物体の幅を測定している状態のノギスの
説明図。
【図5】分度器を用いて台の角度を測定する直前の状態
の説明図。
【図6】分度器を用いて台を測定している状態の説明
図。
【図7】機械式ノギスに本考案を実施した実施例を示す
要部の平面図。
【符号の説明】
10 スケール 11 シャフト 12 脚部 14 右側端部 15 機械式バーニヤ 20 バーニヤ 21 ディスプレー 22 目盛縁 30 分度器 31 ベース 32 ピン 33 尾根 34 下側表面 35 ネジ穴 36 ネジ 37 スプリング 38 穴 39 マーク 40 フォロワー 41 開口部 441、442 端部 43 保持リング 44 スプリング 46 穴 47 角度表示目盛 48 端部 50、60、70 物体 61 台

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バーニヤのベースに対してフォロワーを
    回転自在に取り付けると共にこのフォロワーの目盛縁を
    バーニヤ側の目盛縁と一致させたところを0角に設定
    し、フォロワーの目盛縁がバーニヤ側の目盛縁よりも内
    側に回転してその回転が止まったときになす角度をフォ
    ロワー又はベース側に表示した角度表示目盛で読みとる
    ように構成して成る分度器付ノギス。
  2. 【請求項2】 一体に形成されたシャフトと脚部、上記
    シャフトに結合されて上記シャフトに沿って摺動可能な
    バーニヤ、上記バーニヤ上に形成され、上記脚部に平行
    で、上記脚部の方向に移動可能な目盛縁、上記目盛縁の
    自由端部に結合され、上記目盛縁の上記自由端部に結合
    されたベースを含む分度器、上記ベース上に固定され、
    上の方向に向かって延びるピン、上記ピンに噛み合った
    開口部を有するフォロワー、上記フォロワーと上記ベー
    スとの間に偏向されたスプリング、上記フォロワーの上
    側端部に設けられた目盛、上記ベース上に設けられたマ
    ーク、並びに上記バーニヤがある物体の方に押されたと
    きにピンの周りで回転されて、その結果、上記のマーク
    と上記の目盛の間での相対運動が上記物体の角度を表示
    するようにした上記バーニヤから構成される分度器付ノ
    ギス。
  3. 【請求項3】 請求項2に於いて、管状リセスが上記フ
    ォロワーの下側表面上に形成され、上記フォロワーの上
    記開口部と同軸であり、上記スプリングが上記管状リセ
    ス内に受け入れられて、上記フォロワーに噛み合わされ
    た一方の端部を備え、そして上記ベースに噛み合わされ
    た他の端部を有する分度器付ノギス。
  4. 【請求項4】 請求項2に於いて、尾根(リッジ)1が
    上記ベースの上側端部に形成され、上方に向かって延
    び、そして円曲した下側表面を備え、並びに上記マーク
    が上記尾根上に設けられた分度器付ノギス。
JP5126991U 1991-07-03 1991-07-03 分度器付ノギス Pending JPH053903U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001221627A (ja) * 2000-02-07 2001-08-17 Marui Keiki Kk ノギス型デジタル角度・距離計

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001221627A (ja) * 2000-02-07 2001-08-17 Marui Keiki Kk ノギス型デジタル角度・距離計
JP4540169B2 (ja) * 2000-02-07 2010-09-08 丸井計器株式会社 ノギス型デジタル角度・距離計

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