JPH0538977Y2 - - Google Patents

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JPH0538977Y2
JPH0538977Y2 JP7029187U JP7029187U JPH0538977Y2 JP H0538977 Y2 JPH0538977 Y2 JP H0538977Y2 JP 7029187 U JP7029187 U JP 7029187U JP 7029187 U JP7029187 U JP 7029187U JP H0538977 Y2 JPH0538977 Y2 JP H0538977Y2
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main body
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lid main
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は車体へ開閉可能に取り付けられて燃料
注入部を隠蔽する合成樹脂製フユエルリツドに関
する。
[従来の技術] 一般に、自動車の燃料注入部には開閉可能なフ
ユエルリツドが設けられている。フユエルリツド
には、フユエルリツドにキーシリンダが取り付け
られた所謂キー有りタイプと、キー無しタイプと
がある。
後者のキー無しタイプでは、フユエルリツドの
裏面にロツクステーが設けられ、このロツクステ
ーが車体側に設けられたロツク部材と係合してフ
ユエルリツドが閉状態に拘束されるようになつて
いる。ロツク部材は車内から遠隔操作されて前記
係合を解除し、フユエルリツドの拘束を解除する
ようになつている。
ところで、フユエルリツドは車体と同様に鋼板
製とされるのが一般的であるが、軽量化及び防錆
処理の省略等を目的として、これを合成樹脂製と
することが考えられている。本出願人等は先に実
願昭61−22348号でキー無しタイプの合成樹脂製
フユエルリツドの考案を出願している。この先願
の合成樹脂製フユエルリツドでは第13図に示さ
れるように、フユエルリツド本体10の裏面にブ
ラケツトを介在させることなく直接ロツクステー
12を連結する構造としている。
第14図及び第15図には本出願人等が先願の
考案の製品化に際して案出したフユエルリツドが
示されており、フユエルリツド本体10には一体
成形でロツクステー12が形成されている。この
ロツクステー12は、先端部周辺の一部を除いて
は略コ字形断面とされており、3枚の側壁18,
20,22がフユエルリツド本体10の裏面へ連
結されている。
ところが、上記フユエルリツドでは、塗装焼付
の際に加熱されて後の冷却過程においてフユエル
リツド本体10に歪が生じ、第16図に示される
ようにフユエルリツド本体10の表面側へ突出す
る顕著な盛上り23が形成されてしまい、外観見
映を著しく損ねる問題が生じた。
これは、フユエルリツド本体10とロツクステ
ー12とは冷却速度が異なることから収縮速度が
相違し、両者の連結部周辺に内部応力が集中する
ためである。この際、上記構造のロツクステー1
2ではフユエルリツド本体10と連結部周辺の剛
性が高いので、前記内部応力の多くがフユエルリ
ツド本体10側に作用して盛上り23を形成して
いた。
そこで、第17図乃至第20図に示されるよう
に、側壁18,20,22のフユエルリツド本体
10と連結面に切欠部24を形成したフユエルリ
ツドを案出した。このフユエルリツドでは切欠部
24の存在により、フユエルリツド本体10との
連結部周辺の側壁18,20,22が剛性を低め
られるので、この部分の側壁18,20,22が
内部応力により肉厚直交方向へ撓むことで、フユ
エルリツド本体10へ作用する内部応力が大幅に
軽減される。このため、フユエルリツド本体10
に生じる歪は実質的に無視できる程度に減少し
た。
ところが今度は、切欠部24の存在により上記
フユエルリツドの成形加工に際してアンダーカツ
トとなる部分が多数生じてしまい、第18図に示
されるように金型の基準型抜き方向A,Bに対し
て4方向C,D,E,Fへ夫々摺動する4個のス
ライドコアが必要となつてくる。
このため、金型の構造が複雑となつて、コスト
が上昇するとともに成形加工中にトラブルを発生
し易くなるという問題が生じる。さらに、スライ
ドコアが多数存在することで、フユエルリツド本
体10の裏面に多数のパーテイングラインが形成
されてしまい、見映が悪くなるという問題も生じ
る。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は上記に鑑み、成形加工用の金型を複雑
な構造とすることなくフユエルリツド本体に外観
見映を著しく損ねる盛上りが形成されない合成樹
脂製フユエルリツドを提供することが目的であ
る。
[問題点を解決するための手段] 本考案はフユエルリツド本体の裏面から互に対
向して立ち上がる一対の側壁を備えるロツクステ
ーが一体成形された合成樹脂製フユエルリツドで
あつて、前記側壁は内面が階段状に屈曲されて内
面にフユエルリツド本体の裏面との対向部が形成
されるとともに該対向部の一部をも切り欠いてフ
ユエルリツド本体との連結面に切欠部が形成され
た構成としている。
[作用] 上記構成の本考案では、互に対向して立ち上が
る一対の側壁に形成される切欠部は成形加工に際
してアンダーカツトを生じることがなく、該側壁
はフユエルリツドに歪を発生させる応力を切欠部
を間に挟んで対向する部分が変形することで吸収
する。
[実施例] 第1図乃至第7図には本考案に係る合成樹脂製
フユエルリツドの第1実施例が示されている。
ロツクステー30はフユエルリツド本体32の
裏面から全体として断面略コ字形をなして3枚の
側壁34,36,38が立ち上がり、これらの側
壁34,36,38は先端が先端壁40に連結し
ている。ロツクステー30の先端部側には、先端
壁40と側壁36とを連結する第1拘束壁42
と、側壁36へ連結する第2拘束壁44とが形成
され、これらはいずれも側壁34,38へも連結
している。これら第1拘束壁42と、第2拘束壁
44と、側壁34,36,38とで囲まれる空間
がロツク部材48に配置されたロツクバー50の
進入凹部を構成している(第7図参照)。
側壁34,36,38にはフユエルリツド本体
32との連結部に、矩形状の切欠部52,54,
56が夫々に形成されている。
ここで、互に対向する一対の側壁34,38は
先端部同士が互に接近する方向へ傾斜配置されて
おり、さらにフユエルリツド本体32からの立上
り部の内側が肉ぬすみされることで内面が階段状
に屈曲されて、フユエルリツド本体32の裏面と
の対向部100が形成されている。
また、この一対の側壁34,38には外面に凹
部102が形成されている。凹部102の底壁面
102Aは第3図、第5図及び第6図に示される
ようにフユエルリツド本体32の裏面に対して直
立し、図上端が側壁34,38の外面一般面と段
差なく屈曲して連続し、図下端が対向部100の
底面100Aの左右方向中間部に位置している。
前記切欠部52,56はこの凹部102の下方
に位置し、凹部102の側壁面102Bは切欠部
52,56の端面壁52A,56Aと面一に連続
している。従つて、切欠部52,56は第5,6
図左右方向及び上下方向へ向けて開口している。
フユエルリツド本体32の裏面には、前記ロツ
クステー30の他に一対のボス60が一体成形さ
れており、このボス60にコ字形に屈曲されたヒ
ンジ線材62の両端部が係止される。ヒンジ線材
62の中間部にはヒンジ金具64が回転可能に軸
支され、このヒンジ金具64が第7図に示される
ように車体外板を構成するクオータパネル66へ
係止される。これにより、フユエルリツド本体3
2はヒンジ線材62の中間部軸線をヒンジ軸とし
て開閉可能に車体へ取り付けられることになる。
また、図示しない板ばねが配置されて、フユエル
リツド本体32は開方向へ付勢される。
ロツク部材48はハウジング68がクオータパ
ネル66へ結合されたインレツトボツクスシール
ド70へ係止されている。図示しないコイルばね
で付勢されてハウジング68から突出するロツク
バー50は、車内からの遠隔操作でハウジング6
8内へ引き込み可能となつている。
上記のように構成されて車体へ取り付けられる
本実施例のフユエルリツドは、第7図に示される
ように、図示しない板ばねの付勢力で第1拘束壁
42がロツクバー50へ押圧状態で当接してフユ
エルリツド本体32が閉状態に拘束される。
この状態からロツクバー50がハウジング68
内へ引き込まれると、フユエルリツド本体32は
図示しない板ばねの付勢力で開状態とされる。
さらに、この状態からフユエルリツド本体32
が閉方向へ押圧されると、ロツクバー50の軸線
に対して傾斜面となる先端壁40がロツクバー5
0を図示しないコイルばねの付勢力に抗してハウ
ジング68内へ押し込みつつ移動する。先端壁4
0がロツクバー50を通過すると同時にロツクバ
ー50は図示しないコイルばねに付勢されて第1
拘束壁42と第2拘束壁44との対向間隙に進入
し、前記第7図の状態となる。
なお、第2拘束壁44はロツクバー50と当接
することでフユエルリツド本体32の閉方向の回
転角を制限する。
次に本実施例のフユエルリツドを製造する金型
について説明する。
フユエルリツドは前述のように、フユエルリツ
ド本体32とロツクステー30とボス60とが合
成樹脂で一体成形され、成形には第2図における
矢印A,B方向が基準型抜き方向となる第8図に
示される一対の金型106,108が用いられ
る。また、ロツクステー30のアンダーカツト部
分に対応して、第8図に示されるように金型10
6に対して第2図において矢印C方向へ摺動する
スライドコア110が用いられるとともに、金型
106に対して矢印D方向へ摺動するスライドコ
ア(図示せず)が用いられる。
金型106とスライドコア110との間に形成
される中空部には側壁34,38が形成される
が、金型106には側壁34,38の外面一般面
を形成する部分から突出して凹部102及び切欠
部52,56を形成する突部112が形成されて
いる。突部112の下部はスライドコア110と
当接する。
この金型106は成形された側壁34,38と
突部112が干渉することなく矢印A方向への型
抜きが可能であると同時に、スライドコア110
とで切欠部52,56を形成することができる。
従つて、第2図における矢印E,F方向へ摺動す
るスライドコアを用いることなく切欠部52,5
6を形成することができる。
フユエルリツドには車体と同一色の塗装が施さ
れ塗布された塗料を乾燥させて焼き付けるために
加熱処理がなされるが、ロツクステー30の側壁
34,36,38には切欠部52,54,56が
形成されているので、加熱処理後の冷却過程でフ
ユエルリツド本体32に生じる歪は実質的に無視
できる程度に小さくなる。
第9図乃至第12図には本考案の第2実施例の
要部が示されている。この実施例では互に対向す
る側壁34,38は内面だけではなく外面も階段
状に屈曲されて、全体として階段状に屈曲した形
状とされている。これにより、側壁34,38の
外面一般面から突出した部分が脚部120を構成
している。脚部120は中間部が切除された形で
二分されて、この部分に第12図左右方向及び上
下方向へ開口する切欠部52,56が形成されて
いる。
上記構造のロツクステー30がフユエルリツド
本体32へ一体に形成される本実施例のフユエル
リツドも前記実施例と同様に第9図矢印E,F方
向へ摺動するスライドコアを用いることなく、切
欠部52,56を形成することができる。
[考案の効果] 以上に説明した通り本考案に係る合成樹脂製フ
ユエルリツドでは、成形加工用の金型を複雑な構
造とすることなくフユエルリツド本体に外観見映
を著しく損ねる盛上りが形成されないと言う効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る合成樹脂製フユエルリツ
ドの第1実施例を示す斜視図、第2図は第1図中
のロツクステーの拡大斜視図、第3図は第2図の
正面図、第4図は第3図の−線矢視断面図、
第5図は第4図の−線矢視一部断面図、第6
図は第5図の一部拡大図、第7図は第1実施例の
フユエルリツドを車体へ取り付けた状態を示す断
面図、第8図は第1実施例のフユエルリツドを製
造するための金型を示す断面図、第9図は本考案
の第2実施例の要部を示すロツクステーの斜視
図、第10図は第9図の正面図、第11図は第1
0図の−線矢視断面図、第12図は第1
1図の−線矢視一部断面図、第13図は
出願中の合成樹脂製キー無しタイプフユエルリツ
ドの斜視図、第14図は本考案に先立つて第1に
案出されたフユエルリツドの斜視図、第15図は
第14図の一部拡大斜視図、第16図は第14図
のフユエルリツドに発生する不具合を示す断面
図、第17図は第14図のフユエルリツドの不具
合を解消するために本考案に先立つて第2に案出
されたフユエルリツドの斜視図、第18図は第1
7図の一部拡大斜視図、第19図は第18図の正
面図、第20図は第19図の−線矢視断
面図ある。 30……ロツクステー、32……フユエルリツ
ド本体、34,38……側壁、52,56……切
欠部、100……フユエルリツド本体裏面との対
向部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フユエルリツド本体の裏面から互に対向して立
    ち上がる一対の側壁を備えるロツクステーが一体
    成形された合成樹脂製フユエルリツドであつて、
    前記側壁は内面が階段状に屈曲されて内面にフユ
    エルリツド本体の裏面との対向部が形成されると
    ともに該対向部の一部をも切り欠いてフユエルリ
    ツド本体との連結面に切欠部が形成されたことを
    特徴とする合成樹脂製フユエルリツド。
JP7029187U 1987-05-12 1987-05-12 Expired - Lifetime JPH0538977Y2 (ja)

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JP7029187U JPH0538977Y2 (ja) 1987-05-12 1987-05-12

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JP7029187U JPH0538977Y2 (ja) 1987-05-12 1987-05-12

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Publication Number Publication Date
JPS63180325U JPS63180325U (ja) 1988-11-22
JPH0538977Y2 true JPH0538977Y2 (ja) 1993-10-01

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JP7029187U Expired - Lifetime JPH0538977Y2 (ja) 1987-05-12 1987-05-12

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JP (1) JPH0538977Y2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9191634B2 (en) 2004-04-15 2015-11-17 Magna Electronics Inc. Vision system for vehicle
US9436880B2 (en) 1999-08-12 2016-09-06 Magna Electronics Inc. Vehicle vision system
US9555803B2 (en) 2002-05-03 2017-01-31 Magna Electronics Inc. Driver assistance system for vehicle

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9436880B2 (en) 1999-08-12 2016-09-06 Magna Electronics Inc. Vehicle vision system
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US9191634B2 (en) 2004-04-15 2015-11-17 Magna Electronics Inc. Vision system for vehicle
US9428192B2 (en) 2004-04-15 2016-08-30 Magna Electronics Inc. Vision system for vehicle

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JPS63180325U (ja) 1988-11-22

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