JPH0538782A - プラスチツク積層金属板 - Google Patents
プラスチツク積層金属板Info
- Publication number
- JPH0538782A JPH0538782A JP22103391A JP22103391A JPH0538782A JP H0538782 A JPH0538782 A JP H0538782A JP 22103391 A JP22103391 A JP 22103391A JP 22103391 A JP22103391 A JP 22103391A JP H0538782 A JPH0538782 A JP H0538782A
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- JP
- Japan
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- vinyl chloride
- laminated metal
- plastic laminated
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 弱電製品、厨房器具、スチール家具、車両内
装材、建材等の用途に適合したプラスチック積層金属板
を提供する。 【構成】 フッ化ビニリデン樹脂／アクリル樹脂／塩化
ビニール樹脂の層構成をなすプラスチック三層シートの
該塩化ビニール樹脂層を、接着剤を介して金属板に接着
してなるプラスチック積層金属板。 【効果】 耐汚染性、二次加工性、意匠性が要求される
プラスチック積層金属板の用途分野に好適に利用でき
る。
装材、建材等の用途に適合したプラスチック積層金属板
を提供する。 【構成】 フッ化ビニリデン樹脂／アクリル樹脂／塩化
ビニール樹脂の層構成をなすプラスチック三層シートの
該塩化ビニール樹脂層を、接着剤を介して金属板に接着
してなるプラスチック積層金属板。 【効果】 耐汚染性、二次加工性、意匠性が要求される
プラスチック積層金属板の用途分野に好適に利用でき
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はプラスチック積層金属板
に係り、詳しくは弱電製品、厨房機器、スチール家具、
車両内装材、建材等の分野で、特に耐汚染性、意匠性、
二次加工性が要求される用途に好適なプラスチック積層
金属板に関するものである。
に係り、詳しくは弱電製品、厨房機器、スチール家具、
車両内装材、建材等の分野で、特に耐汚染性、意匠性、
二次加工性が要求される用途に好適なプラスチック積層
金属板に関するものである。
【０００２】
【従来技術とその課題】従来、一般に用いられている塩
化ビニール積層鋼板は、塩化ビニールシート面に印刷や
エンボス模様を施すことによって意匠性の付与が容易で
あり、柔かい材質であっても、エンボス柄の選定により
傷付きが目立たないと云う特長を有するものの、汚染源
物により汚染され易いと云う欠点があった。
化ビニール積層鋼板は、塩化ビニールシート面に印刷や
エンボス模様を施すことによって意匠性の付与が容易で
あり、柔かい材質であっても、エンボス柄の選定により
傷付きが目立たないと云う特長を有するものの、汚染源
物により汚染され易いと云う欠点があった。
【０００３】プラスチック積層金属板のプラスチック面
の耐汚染性については、複写機やファクシミリ機器では
トナー汚染が、建材や車両内装分野では煙草汚染が、ま
た冷蔵庫や冷凍ショーケースでは食品汚染が主として問
題となり、その対策として、積層プラスチックシートを
汚染が目立ち難い濃色に着色したり、或いは二次加工性
を犠牲にしてまで可塑剤の添加量を減らす等の方法が採
られてきたが、何れも充分な対応策と云えるものではな
かった。
の耐汚染性については、複写機やファクシミリ機器では
トナー汚染が、建材や車両内装分野では煙草汚染が、ま
た冷蔵庫や冷凍ショーケースでは食品汚染が主として問
題となり、その対策として、積層プラスチックシートを
汚染が目立ち難い濃色に着色したり、或いは二次加工性
を犠牲にしてまで可塑剤の添加量を減らす等の方法が採
られてきたが、何れも充分な対応策と云えるものではな
かった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためのものであって、その要旨は、フッ化ビニリデ
ン樹脂／アクリル樹脂／塩化ビニール樹脂の層構成をな
すプラスチック三層シートの該塩化ビニール樹脂層を、
金属板に接着積層してなるプラスチック積層金属板であ
り、そして上記フッ化ビニリデン樹脂／アクリル樹脂か
らなる二層が透明であり、塩化ビニール樹脂層が着色不
透明なプラスチック積層金属板である。
するためのものであって、その要旨は、フッ化ビニリデ
ン樹脂／アクリル樹脂／塩化ビニール樹脂の層構成をな
すプラスチック三層シートの該塩化ビニール樹脂層を、
金属板に接着積層してなるプラスチック積層金属板であ
り、そして上記フッ化ビニリデン樹脂／アクリル樹脂か
らなる二層が透明であり、塩化ビニール樹脂層が着色不
透明なプラスチック積層金属板である。
【０００５】本発明で用いる金属板は、亜鉛メッキなど
メツキを施した鋼板をはじめ、ステンレススチール板、
アルミニウム板、チタン板、銅合金板など板厚０．２〜
２mmのものが用いられる。
メツキを施した鋼板をはじめ、ステンレススチール板、
アルミニウム板、チタン板、銅合金板など板厚０．２〜
２mmのものが用いられる。
【０００６】上記金属板に被覆するプラスチックシート
は、フッ化ビニリデン樹脂／アクリル樹脂／塩化ビニー
ル樹脂の三層からなり、シート全体の厚みは１００〜３
００μｍ、好ましくは１００〜２５０μｍである。
は、フッ化ビニリデン樹脂／アクリル樹脂／塩化ビニー
ル樹脂の三層からなり、シート全体の厚みは１００〜３
００μｍ、好ましくは１００〜２５０μｍである。
【０００７】上記プラスチックシートのうち、フッ化ビ
ニリデン樹脂／アクリル樹脂からなる二層は、耐汚染性
を改善するため塩化ビニール樹脂面上に積層融着するも
のであって、同時押出成形等により得られ、上記二層シ
ートのうちのアクリル樹脂は、耐汚染性においてはフッ
化ビニリデン樹脂より劣るが、安価であると共に、フッ
化ビニリデン樹脂と塩化ビニール樹脂の双方に熱融着す
るために用いられる。
ニリデン樹脂／アクリル樹脂からなる二層は、耐汚染性
を改善するため塩化ビニール樹脂面上に積層融着するも
のであって、同時押出成形等により得られ、上記二層シ
ートのうちのアクリル樹脂は、耐汚染性においてはフッ
化ビニリデン樹脂より劣るが、安価であると共に、フッ
化ビニリデン樹脂と塩化ビニール樹脂の双方に熱融着す
るために用いられる。
【０００８】また、上記二層シートの厚み構成は、融着
貼合わせ作業性及び経済性を考慮するとフッ化ビニリデ
ン樹脂層／アクリル樹脂層は、３〜５５μｍ／５５〜３
μｍ範囲である。
貼合わせ作業性及び経済性を考慮するとフッ化ビニリデ
ン樹脂層／アクリル樹脂層は、３〜５５μｍ／５５〜３
μｍ範囲である。
【０００９】本発明品の積層手順は、フッ化ビニリデン
樹脂とアクリル樹脂の押出二層シートのアクリル樹脂層
面に、塩化ビニール樹脂シートを熱融着により積層して
三層シートとなし、汎用のアクリル系やポリエステル系
の接着剤を用いて、塩化ビニール樹脂層面に金属板面を
貼合わせ積層するか、或いは金属板に塩化ビニール樹脂
シートを接着貼合わせたのち、該塩化ビニール樹脂層面
に、予め融着したフッ化ビニリデン樹脂とアクリル樹脂
からなる二層シートのアクリル樹脂層面を熱融着して貼
合わせ積層する。
樹脂とアクリル樹脂の押出二層シートのアクリル樹脂層
面に、塩化ビニール樹脂シートを熱融着により積層して
三層シートとなし、汎用のアクリル系やポリエステル系
の接着剤を用いて、塩化ビニール樹脂層面に金属板面を
貼合わせ積層するか、或いは金属板に塩化ビニール樹脂
シートを接着貼合わせたのち、該塩化ビニール樹脂層面
に、予め融着したフッ化ビニリデン樹脂とアクリル樹脂
からなる二層シートのアクリル樹脂層面を熱融着して貼
合わせ積層する。
【００１０】本発明において、フッ化ビニリデン樹脂／
アクリル樹脂からなる二層シートを透明となし、塩化ビ
ニール樹脂層を着色不透明となして、該塩化ビニール樹
脂層のアクリル樹脂層に面する側に所望の模様印刷を施
して装飾し、或いは最外層のフッ化ビニリデン樹脂層面
にエンボス加工により所望の意匠を施すことが自在にで
きる。
アクリル樹脂からなる二層シートを透明となし、塩化ビ
ニール樹脂層を着色不透明となして、該塩化ビニール樹
脂層のアクリル樹脂層に面する側に所望の模様印刷を施
して装飾し、或いは最外層のフッ化ビニリデン樹脂層面
にエンボス加工により所望の意匠を施すことが自在にで
きる。
【００１１】
【実施例】下記表１に、本発明実施例のフッ化ビニリデ
ン樹脂／アクリル樹脂／塩化ビニール樹脂の各々厚み構
成を異にするプラスチック積層亜鉛メッキ鋼板Ａ，Ｂ，
Ｃと、比較例として従来品の塩化ビニール樹脂積層亜鉛
メッキ鋼板Ｄを用い、これら各サンプルを各種の汚染源
物に２３℃で１週間接触させて、外表面の汚染程度を観
察し、汚染のないものから順に◎○△×の４段階に目視
評価し、その結果を表２に示す。
ン樹脂／アクリル樹脂／塩化ビニール樹脂の各々厚み構
成を異にするプラスチック積層亜鉛メッキ鋼板Ａ，Ｂ，
Ｃと、比較例として従来品の塩化ビニール樹脂積層亜鉛
メッキ鋼板Ｄを用い、これら各サンプルを各種の汚染源
物に２３℃で１週間接触させて、外表面の汚染程度を観
察し、汚染のないものから順に◎○△×の４段階に目視
評価し、その結果を表２に示す。
【００１２】
【表１】
【００１３】
【表２】
【００１４】表２より、本発明実施例のＡ，Ｂ，Ｃは比
較的Ｄに比較し、各種汚染源物に対し広く耐汚染性に優
れている。
較的Ｄに比較し、各種汚染源物に対し広く耐汚染性に優
れている。
【００１５】
【発明の効果】本発明は上記構成よりなるので下記効果
を奏する。即ち、本発明を構成するフッ化ビニリデン樹
脂層は特に耐汚染性に優れているので、従来の如く濃色
に着色して汚染をカモフラージュする必要がなく、フッ
化ビニリデン樹脂／アクリル樹脂の二層を透明にして、
下層の塩化ビニール樹脂層の装飾模様等を顕出させるこ
とが自在にでき、意匠性が要求される弱電製品、厨房器
具、スチール家具、車両内装材等の用途分野に好適に利
用できる。
を奏する。即ち、本発明を構成するフッ化ビニリデン樹
脂層は特に耐汚染性に優れているので、従来の如く濃色
に着色して汚染をカモフラージュする必要がなく、フッ
化ビニリデン樹脂／アクリル樹脂の二層を透明にして、
下層の塩化ビニール樹脂層の装飾模様等を顕出させるこ
とが自在にでき、意匠性が要求される弱電製品、厨房器
具、スチール家具、車両内装材等の用途分野に好適に利
用できる。
【００１６】また、金属板に接着一体化した塩化ビニー
ル樹脂層とアクリル樹脂層及び該アクリル樹脂層とフッ
化ビニリデン樹脂層との相互間は、熱融着により積層一
体化すると共に、これらの樹脂は二次加工温度域が近い
ので二次加工性においても優れていると云う効果を奏す
る。
ル樹脂層とアクリル樹脂層及び該アクリル樹脂層とフッ
化ビニリデン樹脂層との相互間は、熱融着により積層一
体化すると共に、これらの樹脂は二次加工温度域が近い
ので二次加工性においても優れていると云う効果を奏す
る。
Claims (2)
- 【請求項１】 フッ化ビニリデン樹脂／アクリル樹脂／
塩化ビニール樹脂の層構成をなすプラスチック三層シー
トの該塩化ビニール樹脂層を、金属板に接着積層してな
るプラスチック積層金属板。 - 【請求項２】 フッ化ビニリデン樹脂／アクリル樹脂か
らなる二層シートが透明であり、塩化ビニール樹脂層が
着色不透明である請求項１記載のプラスチック積層金属
板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22103391A JPH0538782A (ja) | 1991-08-06 | 1991-08-06 | プラスチツク積層金属板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22103391A JPH0538782A (ja) | 1991-08-06 | 1991-08-06 | プラスチツク積層金属板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0538782A true JPH0538782A (ja) | 1993-02-19 |
Family
ID=16760434
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22103391A Pending JPH0538782A (ja) | 1991-08-06 | 1991-08-06 | プラスチツク積層金属板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0538782A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6811605B2 (en) | 2002-03-11 | 2004-11-02 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Admixture and extrudable hydraulic composition |
-
1991
- 1991-08-06 JP JP22103391A patent/JPH0538782A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6811605B2 (en) | 2002-03-11 | 2004-11-02 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Admixture and extrudable hydraulic composition |
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