JPH053870A - 超音波ドプラ血流計 - Google Patents

超音波ドプラ血流計

Info

Publication number
JPH053870A
JPH053870A JP3243068A JP24306891A JPH053870A JP H053870 A JPH053870 A JP H053870A JP 3243068 A JP3243068 A JP 3243068A JP 24306891 A JP24306891 A JP 24306891A JP H053870 A JPH053870 A JP H053870A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
signal
feedback
doppler
phase detecting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3243068A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2615519B2 (ja
Inventor
Morio Nishigaki
森雄 西垣
Hiroshi Fukukita
博 福喜多
Takashi Hagiwara
尚 萩原
Junichiro Ninomiya
淳一郎 二宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP3243068A priority Critical patent/JP2615519B2/ja
Priority to DE69120637T priority patent/DE69120637T2/de
Priority to EP91310381A priority patent/EP0488545B1/en
Priority to US07/796,596 priority patent/US5261407A/en
Publication of JPH053870A publication Critical patent/JPH053870A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2615519B2 publication Critical patent/JP2615519B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G3/00Gain control in amplifiers or frequency changers
    • H03G3/20Automatic control
    • H03G3/30Automatic control in amplifiers having semiconductor devices
    • H03G3/34Muting amplifier when no signal is present or when only weak signals are present, or caused by the presence of noise signals, e.g. squelch systems
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S15/00Systems using the reflection or reradiation of acoustic waves, e.g. sonar systems
    • G01S15/88Sonar systems specially adapted for specific applications
    • G01S15/89Sonar systems specially adapted for specific applications for mapping or imaging
    • G01S15/8906Short-range imaging systems; Acoustic microscope systems using pulse-echo techniques
    • G01S15/8979Combined Doppler and pulse-echo imaging systems
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/30Modifications of amplifiers to reduce influence of variations of temperature or supply voltage or other physical parameters
    • H03F1/303Modifications of amplifiers to reduce influence of variations of temperature or supply voltage or other physical parameters using a switching device

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 信号の跳躍を抑えることにより不要な周波数
成分の発生を抑え、優れた画質を得ることができるよう
にした超音波ドプラ血流計を提供する。 【構成】 積分回路9a、9bで得られたドプラ偏移信
号を自身の入力に負帰還させる直流帰還回路15a、1
5bを設ける。直流帰還回路15a、15bの帰還量
が、Bモード送受信シーケンスとドプラモードシーケン
スの切り替えタイミングに連動して可変するようにし、
ドプラモード開始時の信号の跳躍を防止する。直流帰還
回路15a、15bの帰還量が、ゲート移動時とドプラ
モードシーケンスとで可変するようにし、ドプラモード
開始時の不連続な入力信号による過渡的な信号の跳躍を
防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医用分野に用い、生体
内の任意の血流情報をBモード診断像と同時にリアルタ
イムに表示することができるようにした超音波ドプラ血
流計に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、超音波ドプラ血流計は心臓や循環
器などの医用分野で普及してきている。この超音波ドプ
ラ血流計は生体内に送信した超音波パルスが血流等の移
動物体で反射する際に発生するドプラ効果により周波数
偏移を受けることを利用し、そのドプラ偏移周波数を検
出して反射物体である血流の速度を測定し、測定結果を
表示することにより、生体内の血流速度分布を体表面か
ら容易に観察することができるように構成されている。
以下、図面を参照しながら従来の超音波ドプラ血流計に
ついて説明する。
【0003】図11は従来の超音波ドプラ血流計を示す
機能ブロック図である。図11において、1はプローブ
であり、パルス信号を超音波パルスに変換して生体内に
送信し、生体内からの反射超音波を受信して電気信号に
変換する。2は駆動回路であり、パルス信号をプローブ
1に送信し、プローブ1を駆動する。3は送信タイミン
グ回路であり、駆動回路2がパルスを発生するタイミン
グ信号を作る。4は受信回路であり、プローブ1で受信
したエコー信号を増幅する。5は位相検波器であり、受
信回路4から送出されるエコー信号を参照信号を用いて
位相検波する。6は基準信号発生回路であり、位相検波
器5で位相検波する際の参照信号の周波数と位相の基準
となる基準信号を発生する。7はゲート信号発生回路で
あり、プローブ1の送受信面と目的とする部位までの超
音波の伝搬時間に対応する時刻にゲート信号を発生す
る。8a、8bはアナログスイッチであり、位相検波器
5で位相検波された信号をゲート信号発生回路7で発生
したゲート信号の区間だけ通過させる。9a、9bは積
分回路であり、アナログスイッチ8a、8bを通過した
位相検波信号を積分し、位相検波信号の総和を求め、送
受信を繰り返すことによりドプラ偏移信号を得る。10
a、10bはサンプルホールド回路であり、積分回路9
a、9bが積分を行なうのに先立ち、リセットを行なう
ため、積分結果を次の積分結果が得られるまで保持す
る。11a、11bはハイパスフィルタであり、積分回
路9a、9bで得られたドプラ偏移信号から数十ヘルツ
以下、あるいは数百ヘルツ以下の信号、すなわち、クラ
ッタ成分を除去する。12は周波数分析器であり、ハイ
パスフィルタ11a、11bを通過したドプラ偏移信号
を周波数分析する。13は表示部であり、周波数分析結
果を表示する。
【0004】以上の構成について、以下、その動作と共
に更に詳細に説明する。送信タイミング回路3によって
作られたタイミング信号をトリガとして、駆動回路2に
より発生した電気パルス信号は、プローブ1により超音
波パルスに変換され、超音波パルスが被検体である生体
14内へ送信される。超音波パルスは生体14内へ伝搬
し、音響インピーダンスの異なる部分で反射され、プロ
ーブ1に到達し、電気信号に変換される。このエコー信
号Eは、受信回路4で適度に増幅された後、位相検波器
5に入力されて位相検波される。基準信号発生回路6で
発生する位相検波の基準信号は、送信タイミング回路3
のタイミング信号に同期しており、互いに90度位相の
異なる2つの信号であり、これらの信号をVX、VYとす
ると、次の(数1)、(数2)のように表わされる。
【0005】
【数1】
【0006】
【数2】
【0007】また、エコー信号Eは、次の(数3)のよ
うに表わされる。
【0008】
【数3】
【0009】但し、Aはエコー強度、αは周波数シフト
係数である。位相検波器5では、(数3)のEと(数
1)、(数2)のVX、VYをそれぞれ乗算することによ
り次の(数4)、(数5)の信号が得られる。
【0010】
【数4】
【0011】
【数5】
【0012】(数4)、(数5)の右辺のうち、第1項
は数kHz程度までの低周波であり、第2項は数MHz
の高周波となる。したがって、これらの信号から得たサ
ンプルボリュームの間だけアナログスイッチ8a、8b
をONにし、この区間の信号を積分回路9a、9bで積
分させると第2項は消滅し、第1項のある時刻における
変位量に比例した値が得られる。このデータをサンプル
ホールド回路10a、10bで保持することにより、ド
プラ偏移信号を離散化した階段状信号が得られる。
【0013】このようにして得られたドプラ偏移信号中
には血流情報のほかに血管壁などの生体組織からのエコ
ーによるクラッタと呼ばれる成分が含まれ、このクラッ
タ成分は血流に比べ、約40dBの大きさを持つ。した
がって、周波数分析器12のダイナミックレンジを拡大
するために生体組織からのエコーによる影響を取り除く
ことが重要である。生体組織からのエコーのドプラ偏移
信号の周波数は、一般に数十ヘルツ以下であり、血流に
比較して低い。そこで、ハイパスフィルタ11a、11
bを用いて低い周波数を除去することにより、生体組織
のエコーによる影響を排除することができる。このよう
にして得られたドプラ偏移信号は、周波数分析器12に
より周波数変換された後、表示部13に表示される。
【0014】しかし、積分回路9a、9bのダイナミッ
クレンジについて見れば、積分回路9a、9bには、生
体組織のエコーによる強いドプラ偏移信号が血流の弱い
ドプラ偏移信号と混じって入力するため、血流の弱いド
プラ偏移信号を大きな利得で増幅した場合、積分回路9
a、9bは生体組織からのドプラ偏移信号により飽和を
起こしてしまう。飽和を起こした場合、その部分の血流
のドプラ偏移信号は消失し、また、波形の変形により不
要な周波数成分が発生してしまう。そこで、このような
問題に対し、例えば、特開昭61−265131号公
報、特開昭62−155836号公報に記載されている
ような構成が提案されている。この従来例においては、
図12に示す機能ブロック図から明らかなように、図1
1に示した上記従来例とはサンプルホールド回路10
a、10bの出力をアナログスイッチ8a、8bの前に
帰還させる直流帰還回路15a、15bを備えている構
成を異にする。
【0015】図13は図12におけるアナログスイッチ
8a、8b、積分回路9a、9b、直流帰還回路15
a、15b、サンプルホールド回路10a、10bにつ
いての具体的な回路の一例を示している。この回路は図
12から明らかなように2系統を必要とする。積分回路
9a、9bは抵抗(R1)101、コンデンサ(C0)1
02、オペアンプ(OP1)103、アナログスイッチ
104で構成されており、直流帰還回路15a、15b
は抵抗(R2)105、抵抗(Rf)106、コンデンサ
(Cf)107、オペアンプ(OP2)108、アナログ
スイッチ109で構成されている。110は帰還利得制
御回路である。サンプルホールド回路10a、10bは
−A倍の利得の増幅機能を有している。
【0016】以上の構成において、以下、その動作につ
いて図14に示すタイミングチャートを参照しながら説
明する。
【0017】上記従来例と同様にして位相検波器5で位
相検波された信号は、ゲート期間t 1〜t2にONするア
ナログスイッチ8a、8bを通り、積分回路9a、9b
のコンデンサ102に蓄えられる。ゲート期間前にRE
SET信号によりアナログスイッチ104がONされる
ので、積分値はゲート期間中のみの値である。ゲート期
間が終わると、積分回路9a、9bの積分値は、サンプ
ルホールド回路10a、10bに保管されると共に、−
A倍に増幅されてアナログスイッチ109を通り、直流
帰還回路15a、15bに入力される。アナログスイッ
チ109のON時間tfは、図13の回路全体のカット
オフ周波数fcにより決められる。
【0018】直流帰還回路15a、15bは積分器、す
なわち、一種のローパスフィルタである。直流帰還回路
15a、15bの入力は、サンプルホールド回路10
a、10bにより−A倍に増幅されることにより位相が
逆転しているので、直流帰還回路15a、15bの出力
は、積分回路9a、9bの出力信号の直流および超低周
波部分を逆位相にしたものとなる。この直流帰還帰路1
5a、15bの出力をアナログスイッチ8a、8bの前
に戻すことにより、ゲート期間にアナログスイッチ8
a、8bがONすると、位相検波信号と同時に積分回路
8a、8bに入力し、ドプラ偏移信号中の直流および超
低周波成分を打ち消す。このような動作により図13の
回路全体はハイパスフィルタとして働くことになり、そ
のカットオフ周波数fcは、次の(数6)で示される。
【0019】
【数6】
【0020】以上のように図13の回路が動作すること
により、生体組織のエコーによる積分回路9a、9bの
飽和を抑えることができる。以上の例では、サンプルホ
ールド回路10a、10bの出力を直流帰還回路15
a、15bに入力しているが、積分回路9a、9bの出
力を直流帰還回路15a、15bに入力しても同様の結
果が得られる。
【0021】次に、Bモード画像とドプラスペクトラム
の両方を同時にリアルタイムに表示する超音波ドプラ血
流計(以下、同時ドプラと称す)の原理について説明す
る。
【0022】同時ドプラにおいて、Bモードとドプラモ
ードの切り替えのシーケンスはいろいろ考えられている
が、一般的には、TXパルスごとにBモードとドプラモ
ードのシーケンスを交互に行なう方式(以下、オルタネ
ート方式と称す)が用いられている。このオルタネート
方式においては、ドプラ偏移信号のサンプリング周期が
2倍となるため、折り返しなく測定することができる最
高血流速度が1/2に低下してしまうという問題を有す
る。
【0023】これに対し、TXパルス数十回、あるいは
数百回ごとにBモードとドプラモードを切り替える方式
が考えられている(以下、チョッパー方式と称す)。こ
のチョッパー方式においては、サンプリング周期は変わ
らないが、Bモード期間にドプラスペクトラムが途切れ
るので、何らかの補完をする必要がある。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のチョッパー方式の同時ドプラにおいては、ドプラモ
ードシーケンスとドプラモードシーケンスの間に挟まる
Bモードシーケンスによる信号の欠落に起因する次のよ
うな問題が発生する。
【0025】図15にチョッパー方式同時ドプラのサン
プルホールド出力の波形の一例を示す。E0′は直流帰
還回路がないときのサンプルホールド出力である。大振
幅の生体組織のドプラ偏移信号に小振幅の血流のドプラ
偏移信号が重畳された波形となっているが、Bモード期
間中は入力信号が得られないので、値は0となる。Bモ
ードからドプラモードへ切り替わった時点で、突然、ド
プラ信号が現われ、この部分に大きな信号の跳躍を起こ
す。直流帰還回路のある場合のサンプルホールド出力E
0では、信号の跳躍を原因とする不要な周波数成分が発
生してしまう。
【0026】また、超音波ドプラ血流計において、ゲー
ト位置、ゲート幅、送信パルスの振幅値、受信増幅器の
増幅率の変更といった制御は、超音波ドプラ血流計を動
作状態にし、かつ生体内の被検部の状態をモニタしなが
ら行なう場合が多い。ところが、これらの変更を行った
場合、変更前と変更後でデータが不連続になる。ゲート
位置やゲート幅を変更した場合には、サンプルボリュー
ムの位置、あるいは大きさが変化し、また、送信パルス
の出力、受信増幅器の増幅率を変更した場合には、信号
の振幅が変化する。このような信号の不連続が発生する
と、不連続面に現われた信号の跳躍により不要な周波数
成分が発生してしまう。
【0027】これらの動作のほかに、装置の動作一時停
止(フリーズ)を解除する場合にも、いきなりドプラ信
号が得られることにより信号の跳躍により不要な周波数
成分が発生してしまう。
【0028】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、信号の跳躍を抑えることにより不要な周
波数成分の発生を抑えることができ、したがって、優れ
た画質を得ることができるようにした超音波ドプラ血流
計を提供することを目的とするものである。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、生体内に超音波パルスを送信し、生体内
で反射したエコー信号を受信する手段と、上記エコー信
号を位相検波する位相検波手段と、ゲート部分の位相検
波信号を選択する手段と、選択された位相検波信号を積
分する積分回路と、この積分回路で得られたドプラ偏移
信号のうち、直流成分および低周波成分を上記積分回路
の入力に負帰還させる直流帰還回路と、この直流帰還回
路の帰還量をBモード送受信シーケンスとドプラモード
シーケンスの切り替えタイミングに連動して可変する制
御手段とを備えたものである。
【0030】またはゲート位置やゲート幅を変更したと
き、送信パルスの振幅を変化させたとき、あるいは受信
回路の増幅率を変化させたとき、変更が終了した直後の
ドプラ偏移信号を上記直流帰還回路により負帰還させる
帰還量を変化させ、または装置の一時停止(フリーズ)
解除直後においても上記と同様に直流帰還回路の帰還量
を変化させるように制御する制御手段を備えたものであ
る。
【0031】そして、上記のように直流帰還回路の帰還
量を制御する際、周波数分析手段により積分回路から出
力されるドプラ偏移信号を周波数分析するための演算を
中断する。
【0032】
【作用】したがって、本発明によれば、直流帰還回路に
よりドプラモードの信号全体を、そのドプラモード開始
時の跳躍の大きさだけ積分回路の入力に負帰還させるこ
とにより、ドプラモード開始時の信号の跳躍を消すこと
ができる。厳密に言えば、この方式においてもBモード
とドプラモードの境界では信号は連続ではないが、信号
成分の大部分を占める生体組織のドプラ偏移周波数が充
分低いことを考えれば、Bモードとドプラモードの境界
は、跳躍のある場合に比べ、はるかに連続であると言
え、これにより直流帰還回路のある場合にも不要な周波
数成分の発生を抑えることができる。
【0033】また、信号が不連続になるゲート位置、ゲ
ート幅、送信パルスの出力、受信回路の増幅率の変更
時、あるいは装置の一時停止が解除されたときにも帰還
量の制御により信号の跳躍を抑え、不要な周波数の発生
を抑えることができる。
【0034】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の第1の実施例について図面
を参照しながら説明する。本実施例は、特に、積分回
路、直流帰還回路等において、図12、図13に示す上
記従来例とは構成を異にするので、この異なる構成につ
いて図示し、その他の構成については図示を省略する。
【0035】図1は本発明の第1の実施例における超音
波ドプラ血流計を示す要部の回路図である。
【0036】図1において、8a、8bはアナログスイ
ッチ、9a、9bは積分回路、10a、10bはサンプ
ルホールド回路、15a、15bは直流帰還回路、16
はBモード/ドプラモードのシーケンス制御回路、17
は帰還量調節回路、31は抵抗(R1)である。積分回
路9a、9bはコンデンサ(C0)32、コンデンサ
(C0′)33、オペアンプ(OP1)34、アナログス
イッチ35、36から構成されており、直流帰還回路1
5a、15bは−A倍の増幅器37、抵抗(Rf)3
8、抵抗(R2)39、コンデンサ(Cf)40、オペア
ンプ(OP2)41、アナログスイッチ42、43から
構成されている。
【0037】以上の構成について、以下、その動作と共
に更に詳細に説明する。まず、チョッパ方式同時ドプラ
モード時の動作について図2のタイミングチャートを参
照しながら説明する。
【0038】Bモードシーケンス中においては、直流帰
還回路15a、15bのアナログスイッチ43がシーケ
ンス制御回路16の制御によりONになっており、コン
デンサ(Cf)40のチャージは0になっている。時刻
0において、Bモードからドプラモードにシーケンス
が切り替わると、シーケンス制御回路16の制御により
アナログスイッチ43がOFFとなる。時刻t1におい
て、ゲート信号Gによりアナログスイッチ8a、8bが
ONになり、位相検波出力信号が積分回路9a、9bで
積分される。このときの積分回路9a、9bへの入力
は、位相検波出力信号のみで直流および超低周波成分を
打ち消す直流帰還回路15a、15bの出力がないた
め、生体組織のエコー信号であるクラッタ信号を含んだ
大きな信号となる。そこで、このとき、積分回路9a、
9bが飽和を起こさないように積分回路9a、9bのア
ナログスイッチ36をシーケンス制御回路16の制御に
より通常のコンデンサ(C0)32より容量の大きなコ
ンデンサ(C0′)33側に接続しておく。このコンデ
ンサ(C0′)33に蓄えられた積分値は、帰還がかか
っていない値であるので、サンプルホールド回路10
a、10bには取り込まれず、直流帰還回路15a、1
5bの増幅器37で−A倍された後、時刻t2において
アナログスイッチ42がシーケンス制御回路16の制御
により帰還量調節回路17を介して時刻t2においてア
ナログスイッチ42をONさせ、積分回路9a、9bの
コンデンサ(C0′)33に蓄えられた積分値を直流帰
還回路15a、15bに入力する。このときのアナログ
スイッチ42のONされる時間tf′は次の(数7)で
与えられる。
【0039】
【数7】
【0040】このような条件で直流帰還回路15a、1
5bに蓄えられたチャージは、時刻t1における積分回
路9a、9bの積分値を打ち消す大きさに等しい。ここ
で、ドプラ偏移信号の性質を考えると、その大部分が生
体組織からのエコーによるもので、生体組織からのエコ
ーによるドプラ偏位信号は直流、あるいは超低周波であ
るので、時刻t1における積分値と、時刻t1の次にゲー
トがONになる時刻t 3における積分値はほとんど同じ
値となる。したがって、時刻t3における位相検波出力
の積分値は、時刻t2の積分値による直流帰還によりほ
とんど打ち消される。時刻t2以降では直流帰還回路1
5a、15bへの帰還量は通常のドプラモードの時と同
じになり、また、積分値もサンプルホールド回路10
a、10bに取り込まれて保持される。
【0041】以上のような動作によりチョッパ方式の同
時ドプラにおいてドプラモードが不連続になることに起
因し、振幅が大きく、しかも、速い周波数成分を持つ信
号の跳躍を抑えることができる。
【0042】次に、Bモード画像中に関心領域をゲート
マーカで示しながら、ドプラスペクトラムをリアルタイ
ムで表示したままゲート位置を動かす場合について説明
する。
【0043】ゲートマーカの位置を移動させていると
き、従来例においては、ゲート用アナログスイッチ8
a、8bが通常通り作動していたが、本実施例において
は、ゲート用アナログスイッチ8a、8bが制御回路1
6の制御によりOFFになったままになり、ゲート移動
中の信号を通さないようにする。ゲートの移動が終了し
た直後において、ゲート用アナログスイッチ8a、8b
は制御回路16の制御により通常通りにONとなり、積
分回路9a、9bで位相検波出力のデータを積分する。
ゲート移動直後の位相検波信号とゲート移動直前の位相
検波信号の間には時間があいているため、この2つの信
号は不連続である。この不連続なデータを後段のハイパ
スフィルタ11a、11bに入力すると、不要な周波数
成分が発生するため、これを防止する必要がある。図1
に示す回路は、上記のように同時ドプラにおけるドプラ
モードが不連続になることに起因する信号の跳躍の抑制
に限らず、信号が不連続になるという条件はゲート位置
を移動させた場合にも当てはまり、図2におけるBモー
ド期間をそのまま、ゲート移動期間と置き換え、ゲート
移動終了直後のドプラ偏移信号を積分回路9a、9bの
入力に負帰還させることにより、ゲート移動時の不要な
周波数の発生を防ぐことができる。そして、このゲート
移動中、制御回路16により周波数分析器12が演算し
ないように制御し、表示部13に不要なスペクトラム情
報を表示しないようにする。
【0044】(実施例2)以下、本発明の第2の実施例
について図面を参照しながら説明する。
【0045】図3は本発明の第2の実施例における超音
波ドプラ血流計を示す要部の回路図である。
【0046】本実施例においては、図3に示すように、
積分回路9a、9bの積分値がサンプルホールド回路1
0a、10bへ取り込まれて保持された後、直流帰還回
路15a、15bへ入力されるように構成されている。
そして、サンプルホールド回路10a、10bに時刻t
1における無帰還の信号の積分値が保持されるので、こ
の値がサンプルホールド回路10a、10bより出力さ
れている間、シーケンス制御回路16の制御によりアナ
ログスイッチ44をOFFにして後段にこの信号が入力
しないようになっている。その他の構成については上記
第1の実施例と同様である。
【0047】(実施例3)以下、本発明の第3の実施例
について図面を参照しながら説明する。
【0048】図4は本発明の第3の実施例における超音
波ドプラ血流計を示す要部の回路図である。
【0049】上記第1の実施例においては、アナログス
イッチ42のONされる時間tfの長さを可変すること
により直流帰還回路15a、15bへの帰還量を可変し
ていたが、本実施例においては、図4に示すように、直
流帰還回路15a、15bの入力抵抗(Rf)45の大
きさを可変して帰還量を調整するように構成されてい
る。その他の構成については上記第1の実施例と同様で
ある。
【0050】(実施例4)以下、本発明の第4の実施例
について図面を参照しながら説明する。
【0051】図5は本発明の第4の実施例における超音
波ドプラ血流計を示す機能ブロック図である。
【0052】本実施例はゲート位置を変更する場合の不
要な周波数成分の発生を防止するようにしたものであ
る。図5において、1はプローブ、2は駆動回路、3は
送信タイミング回路、4は受信回路、5は位相検波器、
6は基準信号発生器、7はゲート信号発生回路、8a、
8bはアナログスイッチ、9a、9bは積分回路、10
a、10bはサンプルホールド回路、11a、11bは
ハイパスフィルタ、12は周波数分析器、13は表示
部、15a、15bは直流帰還回路、16はドプラシー
ケンス制御部であり、これらの構成は上記各実施例と同
様である。本実施例においては、更に、ゲート位置を入
力するトラックボール18、トラックボール18のデコ
ーダ19、主制御部20が備えられている。
【0053】以上の構成において、以下、その動作につ
いて説明する。送信タイミング回路3による信号をトリ
ガとして駆動回路2で発生したパルスがプローブ1によ
り超音波パルスに変換され、生体14に送信される。生
体14の音響インピーダンスの異なる部分で反射し、反
射した信号がプローブ1で電気信号に変換され、受信回
路4で適当な大きさに増幅された後、位相検波器5で位
相検波される。ここまでは上記第1の実施例と同様であ
る。また、ゲート位置が変更されない場合のアナログス
イッチ8a、8b以降の動作についても上記第1の実施
例と同様である。
【0054】次に、動作中にゲート位置を変更する場合
について説明する。ゲート位置の変更はトラックボール
18により入力され、デコーダ19によりその回転角が
ゲート位置の変更情報に置き換えられる。ゲート位置変
更の情報を受け取った主制御部20は、ドプラシーケン
ス制御部16にゲート位置がずれたという情報を流し、
ドプラシーケンス制御部16は同時ドプラにおけるBモ
ード時と同じ制御を行い、不要な画面の表示を行わない
ようにする。トラックボール18の移動が終了し、新し
いゲート位置が決まると、ゲート位置情報をデコーダ1
9から受け取った主制御部20は、送信タイミング回路
3、受信回路4に対し、ビーム方向を変更させると共
に、新しいゲート位置情報をドプラシーケンス制御部1
6に送る。ドプラシーケンス制御部16はゲート信号発
生回路7にゲート位置情報を送り、上記第1の実施例に
おけるBモード終了時と同じケンス制御を行う。これに
よりゲート移動時の不要な周波数の発生を防止すること
ができる。
【0055】(実施例5)以下、本発明の第5の実施例
について図面を参照しながら説明する。
【0056】図6は本発明の第5の実施例における超音
波ドプラ血流計を示す機能ブロック図である。
【0057】本実施例はゲート位置を変更する場合の不
要な周波数成分の発生を防止するようにしたものであ
る。
【0058】本実施例においては、図6に示すように、
図5に示す上記第4の実施例とはゲート幅を設定するゲ
ート幅入力スイッチ21を備えた点において構成を異に
し、その他の構成については第4の実施例と同様である
ので、同一部分には同一符号を付してその説明を省略す
る。
【0059】以上の構成において、以下、第4の実施例
とは異なる動作について説明する。スイッチ21により
ゲート幅の変更を入力すると、デコーダ19を介して主
制御部20に伝えられる。主制御部20はドプラシーケ
ンス制御部16にゲート幅が変更されたという情報を流
し、ドプラシーケンス制御部16は不要な画面の表示を
行わないようにすると共に、積分回路9a、9b、サン
プルホールド回路10a、10b、直流帰還回路15
a、15bに対し、同時ドプラのBモード終了時と同じ
制御を行う。これによりゲート移動時の不要な周波数の
発生を防止することができる。
【0060】(実施例6)以下、本発明の第6の実施例
について図面を参照しながら説明する。
【0061】図7は本発明の第6の実施例における超音
波ドプラ血流計を示す機能ブロック図である。
【0062】本実施例は受信ゲインを変更する場合の不
要な周波数成分の発生を防止するようにしたものであ
る。
【0063】本実施例においては、図7に示すように、
図5に示す上記第4の実施例とは受信ゲインを設定する
スイッチ22を備えた点において構成を異にし、その他
の構成については第4の実施例と同様であるので、同一
部分には同一符号を付してその説明を省略する。
【0064】以上の構成において、以下、第4の実施例
とは異なる動作について説明する。一般的に超音波ドプ
ラ血流計においては、受信回路4において受信ゲインを
可変できるように構成されているが、最近の傾向として
は、ゲイン可変部に図8に示すようにアナログスイッチ
を用いることにより、オペレータ部分から遠隔的に切り
替えることができるようになっている。図8において、
50はオペアンプ、51はアナログスイッチ、52a〜
52eは抵抗である。アナログスイッチ51は2ビット
のコントールラインで制御され、ディジタル信号により
ゲインの調節を離散的に行うことができる。このような
超音波ドプラ血流計においては、受信ゲインが離散的に
変化するので、受信ゲインを切り替えたタイミングにお
いてドプラ偏移信号に不連続が生じ、不要なスペクトラ
ムが表示されてしまう。そこで、受信ゲイン設定スイッ
チ22により受信ゲインの変更が入力され、デコーダ1
9、主制御部20およびドプラシーケンス制御部16を
介して受信ゲイン変更の情報を受け取ったゲート位置発
生回路7は、アナログスイッチ8a、8bを常時OFF
にし、ゲイン変更中の位相検波器5の出力信号をカット
すると共に、ドプラシーケンス制御部16は周波数分析
器12の出力を停止させ、不要な表示を行わないように
する。受信ゲイン変更が終わった直後の動作については
上記第1の実施例と同様である。
【0065】(実施例7)以下、本発明の第7の実施例
について図面を参照しながら説明する。
【0066】図9は本発明の第7の実施例における超音
波ドプラ血流計を示す機能ブロック図である。
【0067】本実施例は送信出力を変更する場合の不要
な周波数成分の発生を防止するようにしたものである。
【0068】本実施例においては、図9に示すように、
図5に示す上記第4の実施例とは送信出力を調節するス
イッチ23を備えた点において構成を異にし、その他の
構成については第4の実施例と同様であるので、同一部
分には同一符号を付してその説明を省略する。
【0069】以上の構成において、以下、第4の実施例
とは異なる動作について説明する。送信タイミング回路
3による信号をトリガとして駆動回路2でパルスを発生
するが、このパルスの出力をスイッチ23より入力され
た値により制御する。
【0070】次に、送信出力を変更した場合の動作につ
いて説明する。送信出力調整スイッチ23により送信出
力の変更を入力すると、デコーダ19、主制御部20、
ドプラシーケンス制御部16を介して送信出力変更の情
報を受け取ったゲート位置発生回路7は、アナログスイ
ッチ8a、8bを常時OFFにし、送信出力変更中の位
相検波器5の出力信号をカットすると共に、ドプラシー
ケンス制御部16は周波数分析器12の出力を停止さ
せ、不要な表示を行わないようにする。送信出力変更が
終わった直後の動作については上記第1の実施例と同じ
である。
【0071】(実施例8)以下、本発明の第8の実施例
について図面を参照しながら説明する。
【0072】図10は本発明の第8の実施例における超
音波ドプラ血流計を示す機能ブロック図である。
【0073】本実施例は装置の一時停止を解除する場合
の不要な周波数成分の発生を防止するようにしたもので
ある。
【0074】本実施例においては、図10に示すよう
に、図5に示す上記第4の実施例とは一時停止を設定・
解除するフリーズスイッチ24を備えた点において構成
を異にし、その他の構成については第4の実施例と同様
であるので、同一部分には同一符号を付してその説明を
省略する。
【0075】以上の構成において、以下、第4の実施例
とは異なる動作について説明する。装置の動作を一時停
止にし、画面をフリーズさせたいときには、スイッチ2
4を操作することにより送受信から画面表示のすべてが
停止する。一時停止を解除した場合の動作については、
上記第1の実施例のBモードからドプラモードに切り替
わったときの動作と同じである。
【0076】なお、上記第4ないし第8の実施例におい
ては、上記第1の実施例の回路を用いた場合について説
明したが、上記第2、第3の実施例の回路を用いても実
現可能である。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、B
モードからドプラモードに切り替わった直後のドプラ偏
移信号の跳躍の大きさを検出し、ドプラ偏移信号をその
大きさだけ積分回路の入力に負帰還させるようにしてい
るので、信号の跳躍を抑えることができ、これにより不
要な周波数成分の発生を抑えることができ、したがっ
て、ドプラ画質を向上させることができる。
【0078】また、同様な方法を用いてゲート位置変更
時、ゲート幅変更時、受信ゲイン変更時、送信出力変更
時、一時停止解除時の各場合についても、ドプラ偏移信
号の不連続に伴う不要な周波数成分の発生を抑えること
ができ、したがって、優れた画質を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における超音波ドプラ血
流計を示す要部の回路図
【図2】同超音波ドプラ血流計の同時ドプラモードにお
けるタイミングチャート
【図3】本発明の第2の実施例における超音波ドプラ血
流計を示す要部の回路図
【図4】本発明の第3の実施例における超音波ドプラ血
流計を示す要部の回路図
【図5】本発明の第4の実施例における超音波ドプラ血
流計を示す機能ブロック図
【図6】本発明の第5の実施例における超音波ドプラ血
流計を示す機能ブロック図
【図7】本発明の第6の実施例における超音波ドプラ血
流計を示す機能ブロック図
【図8】離散的ゲイン可変アンプの一例を示す回路図
【図9】本発明の第7の実施例における超音波ドプラ血
流計を示す機能ブロック図
【図10】本発明の第8の実施例における超音波ドプラ
血流計を示す機能ブロック図
【図11】従来の超音波ドプラ血流計を示す機能ブロッ
ク図
【図12】従来の他の例の超音波ドプラ血流計を示す機
能ブロック図
【図13】図12に示す従来例の要部の回路図
【図14】図12、図13に示す従来例の動作説明用の
タイミングチャート
【図15】従来例におけるサンプルホールド出力の波形
説明図
【符号の説明】
1 プローブ 5 位相検波器 8a アナログスイッチ 8b アナログスイッチ 9a 積分回路 9b 積分回路 10a サンプルホールド回路 10b サンプルホールド回路 11a ハイパスフィルタ 11b ハイパスフィルタ 12 周波数分析器 13 表示部 15a 直流帰還回路 15b 直流帰還回路 16 シーケンス制御回路 18 トラックボール 21 ゲート幅入力スイッチ 22 受信ゲイン設定スイッチ 23 送信出力調節スイッチ 24 フリーズスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 二宮 淳一郎 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】生体内に超音波パルスを送信し、生体内で
    反射したエコー信号を受信する手段と、上記エコー信号
    を位相検波する位相検波手段と、ゲート部分の位相検波
    信号を選択する手段と、選択された位相検波信号を積分
    する積分回路と、この積分回路で得られたドプラ偏移信
    号のうち、直流成分および低周波成分を上記積分回路の
    入力に負帰還する直流帰還回路と、この直流帰還回路の
    帰還量をBモード送受信シーケンスとドプラモードシー
    ケンスの切り替えタイミングに連動して可変する制御手
    段とを備えた超音波ドプラ血流計。
  2. 【請求項2】生体内に超音波パルスを送信し、生体内で
    反射したエコー信号を受信する手段と、上記エコー信号
    を位相検波する位相検波手段と、ゲート部分の位相検波
    信号を選択する手段と、選択された位相検波信号を積分
    する積分回路と、この積分回路で得られたドプラ偏移信
    号のうち、直流成分および低周波成分を上記積分回路の
    入力に負帰還する直流帰還回路と、この直流帰還回路の
    帰還量をゲート移動時とドプラモードシーケンスとで可
    変する制御手段とを備えた超音波ドプラ血流計。
  3. 【請求項3】生体内に超音波パルスを送信し、生体内で
    反射したエコー信号を受信する手段と、上記エコー信号
    を位相検波する位相検波手段と、ゲート部分の位相検波
    信号を選択する手段と、選択された位相検波信号を積分
    する積分回路と、この積分回路で得られたドプラ偏移信
    号のうち、直流成分および低周波成分を上記積分回路の
    入力に負帰還する直流帰還回路と、この直流帰還回路の
    帰還量を、ゲート幅を変更させるシーケンスと連動して
    可変する制御手段とを備えた超音波ドプラ血流計。
  4. 【請求項4】生体内に超音波パルスを送信し、生体内で
    反射したエコー信号を受信する手段と、上記エコー信号
    を位相検波する位相検波手段と、ゲート部分の位相検波
    信号を選択する手段と、選択された位相検波信号を積分
    する積分回路と、この積分回路で得られたドプラ偏移信
    号のうち、直流成分および低周波成分を上記積分回路の
    入力に負帰還する直流帰還回路と、上記位相検波手段の
    前段に設けられた増幅率を段階的に可変する増幅手段に
    おける増幅率を変化させた時、増幅率変更時および変更
    直後のドプラ偏移信号を上記積分回路の入力に負帰還さ
    せる上記直流帰還回路の帰還量を変化させる制御手段を
    備えた超音波ドプラ血流計。
  5. 【請求項5】生体内に超音波パルスを送信し、生体内で
    反射したエコー信号を受信する手段と、上記エコー信号
    を位相検波する位相検波手段と、ゲート部分の位相検波
    信号を選択する手段と、選択された位相検波信号を積分
    する積分回路と、この積分回路で得られたドプラ偏移信
    号のうち、直流成分および低周波成分を上記積分回路の
    入力に負帰還する直流帰還回路と、送信出力を変化させ
    た時、送信出力変更時および変更直後のドプラ偏移信号
    を上記積分回路の入力に負帰還させる上記直流帰還回路
    の帰還量を変化させる制御手段を備えた超音波ドプラ血
    流計。
  6. 【請求項6】生体内に超音波パルスを送信し、生体内で
    反射したエコー信号を受信する手段と、上記エコー信号
    を位相検波する位相検波手段と、ゲート部分の位相検波
    信号を選択する手段と、選択された位相検波信号を積分
    する積分回路と、この積分回路で得られたドプラ偏移信
    号のうち、直流成分および低周波成分を上記積分回路の
    入力に負帰還する直流帰還回路と、シーケンスの一時停
    止状態を解除させた時、一時停止解除直後のドプラ偏移
    信号を上記積分回路の入力に負帰還させる上記直流帰還
    回路の帰還量を変化させる制御手段を備えた超音波ドプ
    ラ血流計。
  7. 【請求項7】積分回路の後段にサンプルホールド回路が
    設けられ、上記積分回路の出力が上記サンプルホールド
    回路で保持されて直流帰還回路に入力される請求項1な
    いし6のいずれかに記載の超音波ドプラ血流計。
JP3243068A 1990-11-30 1991-09-24 超音波ドプラ血流計 Expired - Fee Related JP2615519B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3243068A JP2615519B2 (ja) 1990-11-30 1991-09-24 超音波ドプラ血流計
DE69120637T DE69120637T2 (de) 1990-11-30 1991-11-11 Ultraschall-Dopler-Blutfussmessgerät
EP91310381A EP0488545B1 (en) 1990-11-30 1991-11-11 Ultrasonic doppler blood-flow meter
US07/796,596 US5261407A (en) 1990-11-30 1991-11-22 Ultrasonic doppler blood-flow meter

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2-338225 1990-11-30
JP33822590 1990-11-30
JP3243068A JP2615519B2 (ja) 1990-11-30 1991-09-24 超音波ドプラ血流計

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH053870A true JPH053870A (ja) 1993-01-14
JP2615519B2 JP2615519B2 (ja) 1997-05-28

Family

ID=26536074

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3243068A Expired - Fee Related JP2615519B2 (ja) 1990-11-30 1991-09-24 超音波ドプラ血流計

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5261407A (ja)
EP (1) EP0488545B1 (ja)
JP (1) JP2615519B2 (ja)
DE (1) DE69120637T2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007221575A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Seiko Epson Corp 発振回路、物理量トランスデューサ及び振動ジャイロセンサ
JP2014239778A (ja) * 2013-06-11 2014-12-25 株式会社東芝 超音波診断装置

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0631395B1 (fr) * 1993-06-28 1999-03-24 CSEM Centre Suisse d'Electronique et de Microtechnique SA Circuit de traitement de signaux comportant un étage d'entrée à gain variable
GB0030449D0 (en) * 2000-12-13 2001-01-24 Deltex Guernsey Ltd Improvements in or relating to doppler haemodynamic monitors
US6755789B2 (en) 2002-02-05 2004-06-29 Inceptio Medical Technologies, Llc Ultrasonic vascular imaging system and method of blood vessel cannulation
US7806828B2 (en) * 2002-02-05 2010-10-05 Inceptio Medical Technologies, Lc Multiplanar ultrasonic vascular sensor assembly and apparatus for movably affixing a sensor assembly to a body
JP5472914B2 (ja) * 2010-05-19 2014-04-16 株式会社東芝 超音波診断装置
JP6212922B2 (ja) * 2013-04-23 2017-10-18 株式会社リコー チョッパ増幅装置
US9642525B2 (en) 2013-11-22 2017-05-09 Johnson & Johnson Vision Care, Inc. Ophthalmic lens with retinal vascularization monitoring system
CN108594238B (zh) * 2018-03-21 2021-10-01 哈尔滨工程大学 基于瞬态信号的水声换能器电声性能校准装置及校准方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61191345A (ja) * 1985-02-19 1986-08-26 株式会社日立メデイコ 超音波診断装置
JPS62155836A (ja) * 1985-12-27 1987-07-10 松下電器産業株式会社 超音波ドツプラ血流計
JPS63317792A (ja) * 1987-06-22 1988-12-26 Yokogawa Medical Syst Ltd パルスドプラ装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56106158A (en) * 1980-01-29 1981-08-24 Tokyo Keiki Co Ltd Speedometer
US4407293A (en) * 1981-04-24 1983-10-04 Diasonics, Inc. Ultrasound imaging apparatus for providing simultaneous B-scan and Doppler data
JPS5920149A (ja) * 1982-07-28 1984-02-01 富士通株式会社 超音波パルスドプラ血流計
JPS6055934A (ja) * 1983-09-08 1985-04-01 松下電器産業株式会社 超音波血流計
DE3689698T2 (de) * 1985-05-20 1994-07-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd Blutgeschwindigkeitsmesser nach dem Ultraschall-Doppler-Prinzip.
JPH01270859A (ja) * 1988-04-22 1989-10-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 超音波ドップラ血流計および血流速度測定法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61191345A (ja) * 1985-02-19 1986-08-26 株式会社日立メデイコ 超音波診断装置
JPS62155836A (ja) * 1985-12-27 1987-07-10 松下電器産業株式会社 超音波ドツプラ血流計
JPS63317792A (ja) * 1987-06-22 1988-12-26 Yokogawa Medical Syst Ltd パルスドプラ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007221575A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Seiko Epson Corp 発振回路、物理量トランスデューサ及び振動ジャイロセンサ
JP2014239778A (ja) * 2013-06-11 2014-12-25 株式会社東芝 超音波診断装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP0488545B1 (en) 1996-07-03
US5261407A (en) 1993-11-16
DE69120637D1 (de) 1996-08-08
DE69120637T2 (de) 1997-01-30
EP0488545A2 (en) 1992-06-03
EP0488545A3 (en) 1993-03-03
JP2615519B2 (ja) 1997-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4848355A (en) Ultrasonic doppler blood flowmeter
US5445156A (en) Method for adaptively filtering doppler signals using a complex time domain filter
JPH053870A (ja) 超音波ドプラ血流計
US6039692A (en) Method and apparatus for processing ultrasound signals
WO2014013839A1 (ja) 超音波診断装置及び画像処理装置
JP3698173B2 (ja) 超音波診断装置
US5501224A (en) Ultrasonic diagnostic apparatus
JP3943653B2 (ja) 超音波診断装置
JPS62201144A (ja) アレイ探触子の駆動方法
JP2001070305A (ja) 超音波診断装置
JPS6219854B2 (ja)
JPH07236640A (ja) 超音波診断装置
JP2807131B2 (ja) 超音波診断装置
JPH05337111A (ja) 超音波診断装置
JPH06125902A (ja) 超音波撮像装置
JPS6237980B2 (ja)
JP2597584B2 (ja) 超音波診断装置
JPH0588136B2 (ja)
JPH02167151A (ja) カラーフローマッピング方式の超音波診断装置
JPH0548130B2 (ja)
JPH1075949A (ja) 超音波診断装置
JPH0634790B2 (ja) 超音波ドツプラ血流計
JP2886595B2 (ja) 超音波診断装置
JP2002017725A (ja) 超音波ドップラ診断装置
JPH0947451A (ja) 超音波診断装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees