JPS6219854B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6219854B2
JPS6219854B2 JP53117102A JP11710278A JPS6219854B2 JP S6219854 B2 JPS6219854 B2 JP S6219854B2 JP 53117102 A JP53117102 A JP 53117102A JP 11710278 A JP11710278 A JP 11710278A JP S6219854 B2 JPS6219854 B2 JP S6219854B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
pulse
gate
range
forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP53117102A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5542666A (en
Inventor
Masanobu Hogaki
Manabu Koda
Takuro Ishii
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP11710278A priority Critical patent/JPS5542666A/ja
Publication of JPS5542666A publication Critical patent/JPS5542666A/ja
Publication of JPS6219854B2 publication Critical patent/JPS6219854B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Measuring Volume Flow (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、医用超音波パルスドプラ計測装置に
関し、特に、生体の血流計測に適したパルスドプ
ラ計測装置に関する。
従来の技術 医用超音波計測装置は、生体特に人体等を手術
等によつて傷つけることなくその目的とする部位
(これを感心部位といい、計測装置のデータのサ
ンプル点であるので、計測装置にとつてのサンプ
リングサイトとなる)の情報を得ることができ、
また探触子とよばれる小さな器具を生体の外面に
当てるだけの簡単な操作であるので、現在の医用
診断では多く用いられている。この医用超音波計
測装置の中で、医用超音波ドプラ計測装置は、生
体の血流計測に適している。これは、ドプラ法を
用いない一般の医用超音波計測装置では血流の速
度情報が得られないためである。この超音波ドプ
ラ計測装置には、連続波(CWと略称されること
が多い)ドプラ計測装置と変調波ドプラ計測装置
とがあり、また、変調波ドプラ計測装置には、パ
ルスドプラ計測装置とM系列変調波ドプラ計測装
置とがある。連続波ドプラ計測装置は、装置が簡
単になるものの、血管の深さ等を知ることができ
ない、すなわち距離分解能がないという欠点があ
り、現在では、感心部位すなわちサンプリングサ
イトだけを選択的に血流計測できる変調波ドプラ
計測装置が多く使用されるようになつている。ま
た変調波ドプラ計測装置の中でも、パルス技術の
発達によつて超音波パルスドプラ計測装置が多く
使用されている。本発明は、この超音波パルスド
プラ計測装置を改良せんとするものである。
医用超音波パルスドプラ計測装置の基本的な構
成は「医用超音波機器ハンドブツク(社団法人日
本電子機械工業会編、株式会社コロナ社発行)」
の第103頁他に示されている。概略的に述べる
と、探触子と、探触子に超音波信号を与えて探触
子から超音波信号を発生させる発振器と、探触子
で受けた生体からのエコー信号を検波する検波器
と、この検波器の出力を所定のタイミングでサン
プリングするゲートとを備え、ゲートの作動時間
から一定時間遅延させた一定の幅(すなわちレン
ジ)のゲート時間でエコー信号をサンプリングす
るようになつている。なお、遅延時間は感心部位
すなわちサンプリングサイトの位置に合わせて定
められ、ゲート時間はサンプリングすべき区間を
定めるので、このゲート時間をレンジゲートとも
いう。
ゲートからの出力信号は、フイルタ等によつて
更に処理されて、スピーカやレコーダやCRT等
のデイスプレイ等に感心部位すなわちサンプリン
グサイトの血流や心臓や血管系の情報が出力され
て表示され、医学上の判断が行われる。
なお、ドプラシフトした周波数fdは以下の式
によつて導かれることが知られている。
d=2v/cf0cosθ 式中、cは生体内の音速、f0は探触子からの信
号周波数、θは超音波信号の入射角である。この
式から、ドプラシフト周波数fdにより、生体内
の移動物質の速度vを知ることができる。
発明が解決しようとする問題点 生体、特に心臓や血管系(脈管系と呼ばれる)
は固有の拍動を有し、この拍動につれて感心部位
すなわちサンプリングサイトが変化する、医用超
音波パルスドプラ計測装置では、このサンプリン
グサイトの位置は、前記のレンジゲートの遅延時
間によつて定められるのであるが、従来のパルス
ドプラ計測装置では、遅延時間をサンプリングサ
イトの変化に従つて自動的に変化させるものはな
く、このため必要とするデータに誤りを生じてい
た。
従来、この拍動によるサンプリングサイトの変
動に対処するため、ゲート時間すなわちレンジゲ
ートを拡大してサンプリングの範囲を拡げたりし
たが、計測速度が広がつてしまい、局所の情報を
得るには好ましくなかつた。この欠点を解消せん
と種々の努力がなされている。例えば、日本超音
波医学会発行の雑誌「超音波医学」1978年4月号
の第129頁以降には、拍動に伴うサンプリングサ
イトの変化が既知であるものとして取り扱い、こ
れによつてレンジゲートの位置を変化させようと
する超音波パルスドプラ計測装置が開示されてい
る。しかし、この装置は、拍動に伴うサンプリン
グサイトの変化が既知であるものとして取り扱つ
ているので、実際の拍動の変化によるサンプリン
グサイトの変化に対応できず、充分なものではな
かつた。
従つて、本発明の目的は、脈管系の拍動等に伴
つてサンプリングサイトの位置が変化しても、そ
のサンプリングサイトに確実に追従できる超音波
パルスドプラ計測装置を提供するにある。
問題点を解決するための手段 かかる目的を達成するため、本発明によれば、
所定の繰り返し周波数の、狭幅のパルスによつて
探触子に超音波振動を与えて被検生体に超音波エ
ネルギーを入射し、前記繰り返し周波数の周期の
間に現れる、探触子からのエコー信号を検波し、
検波したエコー信号の感心区間の部分のドプラシ
フト信号を求めるゲートが設けられている。生体
内の脈管系等の流体の流れを計測する医用超音波
パルスドプラ計測装置であつて、前記繰り返し周
波数の周期の間で直線的に傾斜するレンジ信号を
形成する手段と、このレンジ信号を前記の感心区
間に対応するサンプル深さレベルと比較する手段
と、レンジ信号がサンプル深さレベルを切る点で
狭幅のパイロツトパルスを形成する手段と、検波
されたエコー信号が入力され且つパイロツトパル
スによつてサンプリング動作を行うサンプルホー
ルド手段と、サンプルホールド手段の出力を受け
て一定のサンプル深さレベルを形成する手段と、
前記パイロツトパルスから前記感心区間に対応す
る幅のパルス状のレンジゲート信号を形成し、該
レンジゲート信号を前記ゲートの制御端子に入力
する手段とから成ることを特徴とする医用超音波
パルスドプラ計測装置が提供される。
また、本発明によれば、上記のような医用超音
波パルスドプラ計測装置であるが、前記のサンプ
ルホールドをなくし、前記ゲートを通過したエコ
ー信号を受けてこの信号をエコー信号に対応した
サンプル深さレベル信号に形成する手段と、前記
パイロツトパルスから前記感心区間に対応する幅
のパルス状のレンジゲート信号を形成し、該レン
ジゲート信号を前記ゲートの制御端子に入力する
手段とから成ることを特徴とする医用超音波パル
スドプラ計測装置が提供される。
実施例 以下、本発明の実施例について、図面を参照し
ながら説明するが、その前に、第1図及び第2図
を参照しながら本発明の原理の説明を行う。
血流計測のための超音波パルスドプラ計測装置
では、血液からのエコーの強度が周辺の組織や血
管壁に比してかなり小さい。他方、血液すなわち
血流でのドプラシフト幅は他の部位に比して最も
高く、この部位こそが血流計測の対象となる感心
部位となる。一般に、エコーの強度は、周辺の組
織や血管壁等の固定対象物のものが、血流等の運
動対象物のものより60dB近くあることが知られ
ている。従つて、目的とする血流等のエコーの強
度は、雑音レベルに近い微弱な信号レベルになつ
てしまう。また、この血流等のエコー信号には、
ドプラシフトの幅が大きい信号成分と、振幅のや
や大きいクラツタと呼ばれる、雑音ではないが目
的とする信号ではない成分(本書では、このクラ
ツタがレーダのグラウンドクラツタに似ているた
めグラウンドクラツタと称する)が含まれる。
医用超音波パルスドプラ計測装置では、目的と
する部位すなわちサンプリングサイトを定め、こ
のサンプリングサイトのエコーを抽出するように
レンジゲートを定めれば、目的とする微弱なエコ
ー信号だけを取り出すことができる。しかし、脈
管系では拍動の変化によつてサンプリングサイト
が変動するので、既に述べた通り、レンジゲート
を固定した従来のパルスドプラ計測装置では確実
な血流計測を行うことが困難である。
そこで本発明では、血流計測におけるサンプリ
ングサイトが脈管系の解剖学的“地理(ロケーシ
ヨン)”上での固定部位であることを考慮して、
レベルは高いが脈管系の構造物が拍動しうる程度
のゆつくりした動きで成るエコーすなわちグラウ
ンドクラツタに着目し、このクラツタの位相の変
動に従つてレンジゲートを追従させる。このよう
にすることにより、雑音レベルに近い微弱な信号
レベルではあつても、ドプラシフト幅の大きいエ
コー成分が拍動の変動の影響なく取り出せる。
この点について、第1図及び第2図の波形図を
用いてさらに詳しく説明する。第1図において、
波形1は、超音波パルスドプラ計測装置の探触子
から発せられる超音波を含む一定幅の送波パルス
であり、一定の時間間隔で生体の脈管系等に向け
て送られる。波形2は、探触子が受信した脈管系
からのエコー信号であつて、探触子自身の内部反
射を含む極く近距離のエコーで成る領域aと、中
距離乃至遠距離にある目標対象物(すなわちサン
プリングサイト)のエコーを含む領域bと、主と
して雑音で成る低いレベルの領域cとから成る。
本発明の医用超音波パルスドプラ計測装置で取り
扱われる領域は、上記の領域の内、領域bのエコ
ー成分であつて、このエコー領域bの中でもサン
プリングサイトの追従のために用いられるのは、
朱小区間Aである。小区間Aには、第1図の波形
5aに拡大して示すように、やや大きい振幅Bの
グラウンドクラツタが現れており、このクラツ
タ、波形5bに示すように、拍動等の変動によつ
て僅かに位相が変動すなわちずれる。波形3は小
区間Aの開始端を定める極めて短い幅のパイロツ
トパルスとなるものでサンプリングサイトの距離
に合わせた遅延時間を定めるパルスである。また
波形4は小区間Aの幅を定めるパイロツトパルス
より幅広の所定の範囲すなわちレンジゲートを定
めるパルスであつて、立ち上がり時間は、パイロ
ツトパルス3によつて定められる。このパルス4
で波形2のエコー信号をゲートすれば、波形5a
または5bの信号が得られる。
第2図は、本発明によつて作られる、パイロツ
トパルス3及びレンジゲートパルス4の作成の詳
細を示す波形図である。送波パルスは、第2図の
波形1に示すインパルス形状の狭幅パルスTtr
あつてもよく、波形1′に示すやや広幅のパルス
bkであつてもよい。この送波パルスは、探触子
に送られて超音波信号をサンプリングサイトに送
る。また、送波パルスは適当な定数の定率積分器
によつて処理され、一定勾配の直線となる波形6
のレンジ信号が作られる。レンジ信号6は、時間
軸に対して一定の勾配を有しているので、その高
さがエコー源の深さを表すことになる。従つて、
サンプリングサイトのサンプル深さとしての所定
のレベル(波線8)とレンジ信号6とを比較する
ことにより、波形7の方形波を得る。該波形7の
立ち下がりが、レンジ信号6とレベル8との交点
すなわち求めるサンプル点であるので、この立ち
下がりで、パイロツトパルス3が作られる。この
パルス3は、例えば、モノマルチ等によつて一定
幅のレンジゲート信号4を作るのに用いられる。
このレンジゲート信号の幅は、目的とする感心部
位の容量すなわちサンプリングサイトのサンプル
ボリユームによつて定まる。このようにして、パ
イロツトパルス3及びレンジゲート信号4が作ら
れる。
なお、レンジ信号6は、エコー信号が時間とと
もに減少するのを補償するようにゲインをあげる
TGC(Time Gain Compensatonの略称、これは
またSTCとも呼ばれる)信号としても利用でき
る。また、超音波パルスドプラ計測装置では、エ
コー信号の補償のためにTGC回路が設けられる
ことがあり、レンジ信号6としては、この回路の
TGC信号を利用してもよい。
第3図及び第4図を参照しながら、本発明の超
音波パルスドプラ計測装置の1実施例について説
明する。発振器40は、超音波パルスドプラ計測
装置の中心周波数信号すなわち基準キヤリア周波
数信号を連続的に出力する。この発振器40は、
発振周波数の安定のため水晶発振子を用いるのが
好ましい。発振器40の出力、カウンタ41に入
力され、ここでカウントダウンされ、パルス繰り
返し周波数(PRFと呼ばれる)の一定間隔のの
パルスをトリガパルス発生器42に送る。トリガ
パルス発生器42は、送波パルス発生器43を駆
動して超音波信号を探触子TDに送り、探触子TD
を駆動させる。
探触子TDは、例えば生体の脈管系のエコーを
受波して、そのエコー信号を検波器44に送る。
検波器44で第1図及び第3図の波形2に示され
るエコー信号が得られ、これが可変ゲイン増幅器
45に送られる。可変ゲイン増幅器45のゲイン
制御端子には第2図の波形6に示されるのと同じ
波形のTGC信号が入力される。
このTGC信号は、第2図のゲイン信号6を作
ると同様に、トリガパルス発生器42の信号を定
率積分器46によつて処理することによつて得ら
れる。TGC信号によつて可変ゲイン増幅器45
のゲインが制御されて、その増幅器のゲインが経
時的に増大させられ、第1図及び第3図の波形2
のエコー信号の遠距離側の減少を補償している。
可変ゲイン増幅器45の信号は、平衡復調器(B.
DEMと略称されることもある)53に送られ
る。復調器45には、基準キヤリア周波数信号を
発する発振器40からの基準キヤリア信号も入力
され、両信号から、所定のバイポーラービデオ信
号が形成されるのが好ましく、これが増幅器を介
して表示装置等に出力される。また通常のビデオ
信号すなわちユニポーラービデオ信号をつくるた
め、可変ゲイン増幅器45の出力を所定のビデオ
検波器55によつて処理して、この信号を増幅器
を介して出力するようにしてもよい。
更に、平衡復調器53の出力は、スイツチまた
はアナログゲート52に入力される。ゲート52
は、モノマルチ51から送られてくるレンジゲー
ト信号によつてそのオン・オフが制御される。こ
のレンジゲート信号の作成回路については後述す
る。スイツチまたはゲート52の出力は低減通過
フイルタ(LPF)54に送られ、このフイルタ5
4で目標とするサンプリングサイトのドプラ信号
が得られ、このドプラ信号や、上記のバイポーラ
ービデオ信号あるいはユニポーラービデオ信号
が、血流計測あるいは脈管系の所定のデータとし
て医用診断に利用される。
第1図及び第2図を参照して説明したように、
本発明においては、ドプラ信号を得るための、ゲ
ート52の制御信号すなわちレンジゲート信号が
脈管系の拍動にともなつてサンプリングサイトが
変動してもその変動に自動的に追従できるように
作られている。
このレンジゲート信号の発生のため、第4図に
おいて、定率積分器46のTGC信号が第2図の
レンジ信号6として用いられ、これが比較器47
の一方の入力に送られる。比較器47の他方の入
力には、サンプリングサイトのサンプル深さを表
すレベル(第2図のレベル8に相当)信号が入力
されている。比較器47の出力は、第2図及び第
3図の波形7の方形波信号となり、この信号が微
分器48に入力され、ここで方形波信号の立ち下
がりが微分され、第1図〜第3図の波形3に示す
パイロツトパルスが作られる。このパイロツトパ
ルスは、モノマルチ51に送られて一定幅のレン
ジゲート信号が作られ、これがゲート52の制御
端子に送られる。
ところで、比較器47へ入力されるサンプル深
さレベルは、脈管系の拍動に伴う感心部位すなわ
ちサンプリングサイトの変動によつて変動する。
従つて、本発明では、サンプル深さレベルを、サ
ンプリングサイトの変動に追従して変化させてい
る。このため、可変ゲイン増幅器45の出力が、
サンプルホールド回路49に入力され、このサン
プルホールド回路49の制御端子に、パイロツト
パルスが入力される。これによつて、可変ゲイン
増幅器45からのエコー信号が、パイロツトパル
スによつてサンプリングされる。このサンプリン
グの際のパイロツトパルスの幅は、超音波パルス
ドプラ計測装置の中心周波数すなわち基準キヤリ
ア周波数の波長の半分の波長または1/4波長であ
るのが好ましい。このようにすることによりエコ
ー信号の1波長における位相のずれ(拍動に伴う
サンプリングサイトの変動によるもの)を正確に
検出できる。
サンプルホールド回路49の出力は、パイロツ
トパルスが、第1図の波形5a若しくは第3図の
エコー信号2の拡大表示部分に示すグラウンドク
ラツタの零レベルに一致していれば、レベルは零
になるが、第1図の波形5bに示すように脈管系
の拍動によつてグラウンドクラツタの位相がずれ
れば、サンプルホールド回路49は、一定のレベ
ルを出力する。すなわちサンプルホールド回路4
9は、パイロツトパルスのエコー信号に対するず
れすなわち誤差信号eerを出力する。
この点について、第3図の下の部分に示した拡
大波形図を用いて更に詳細に説明する。この図に
おいて、前回のエコーとして破線で示す位置(ま
たは時間)でパイロツトパルスがサンプルホール
ド回路49に送られると、サンプルホールド回路
49の出力レベルは零となる。しかし、次のサン
プリングの場合にエコー信号が今回のエコーとし
て実線で示す位置にずれると、同じ位置にあるパ
イロツトパルスでサンプリングを行えば、サンプ
ルホールド回路49は誤差信号eerのレベルを出
力する。これにより、位相差が0゜及び180゜の
ときは、サンプルホールド回路49の出力は零と
なり、それ以外のときには、エコー信号に対応し
たレベルの直流出力となる誤差信号eerを発生す
る。
この誤差信号eerは、スイツチ56を介して積
分器50に送られ、ここで誤差信号eerが積分さ
れる。積分器50には、サンプリングサイトの深
さに対応する初期値(直流レベル)がプリセツト
回路57から与えられており、この初期値が誤差
信号eerに加えられる。積分器50、初期値に誤
差信号eerの積分値を重畳して位相差に対応した
サンプル深さレベルを比較器47に出力する。比
較器47は、このサンプル深さレベルに応じた位
置で立ち下がる方形波(第2図の波形7)を出力
し、微分器48からのパイロツトパルスのタイミ
ングを調整し、これによつて、サンプルホールド
回路49の出力が零になる。換言すれば、パイロ
ツトパルスは、脈管系の拍動によるエコー信号の
ずれすなわち位相差があつても、そのずれを補償
するように、送波パルスからの遅延時間が自動的
に追従させられる。従つて、このパイロツトパル
スによつてトリガされるモノマルチ51は拍動に
より変動するサンプリングサイトに対応した時間
で一定幅のレンジゲート信号を出力する。これに
より、ゲート52は、拍動によつてサンプリング
サイトが変動しても、自動的に目的とすらサンプ
リングサイトに追従してスイツチをオン・オフ
し、所望部分のドプラ信号を出力する。
なお、スイツチ56は、サンプル深さレベルの
初期値を設定するときにオフにされるだけで、通
常はオンのままにされている。また、上記のよう
に、サンプルホールド回路49は、サンプリング
サイトの位置に調時されたパイロツトパルスによ
つてエコー信号をサンプリングしているのである
から、第4図の破線で示すように、誤差信号eer
を低減通過フイルタ54に入力して、繰り返し周
波数の半分までの周波数成分を抽出するとベース
バンドドプラ信号を得ることができる。しかし、
このパイロツトパルスの幅が極めて狭いため、サ
ンプリングされるサンプルボリユームが小さくな
り、距離分解能は高いが、S/N比が低下する不
利がある。このため、モノマルチ51によつてパ
イロツトパルスは一定幅のレンジゲート信号に変
換される。このように、サンプリングパルスの幅
が一定幅に形成されても、実用上、距離分解能の
低下はそれほどでなく、他方サンプルボリユーム
が大きくなりS/N比が向上するので好ましい。
上記の説明から、ドプラ信号を得るためには、 1 エコー信号 2 基準キヤリア周波数信号 3 レンジゲート信号 の3つの信号の乗積をとり、これを低域通過フイ
ルタによつて平均化すればよいことが、明らかで
あろう。すなわち、第4図においては、平衡復調
器53とゲート52と低域通過フイルタ54とが
その乗積演算を行う。しかし、この乗積演算の順
序は、この例に限られない。乗積演算の幾つかの
例が第5a図、第5b図及び第5c図に示されて
いる。第5a図の例は、基準キヤリア発振器40
と復調器53の間にゲート52が設けられたもの
で、基準キヤリアがゲート52によつてサンプリ
ングサイトに対応する時間で区切られ、これがエ
コー信号とともに復調器53に入力され、フイル
タ処理される。第5b図の例は、第4図のものと
同じであつて、基準キヤリア発振器40とエコー
信号とが復調器53に連続的に入力され、復調器
53の出力はゲート52によつてサンプリングサ
イト部分を抽出している。第5c図の例は、エコ
ー信号をレンジゲート信号で抽出し、その後基準
キヤリアを乗積演算するものである。これらの乗
積演算はいずれでもよいが、第5b図(第4図)
のものが、バイポーラービデオ信号を得ることが
できる点でやや好ましい。
血流計測の対象となる脈管系において、比較的
大径の血管や中空臓器の内腔の局所を計測せんと
する場合、第6a図に示すように、探触子TDの
音線L上のサンプルボリユームS.V.は、その内腔
内に収まり、その内腔内を分割することさえでき
る。すなわち、大血管Aの内部の流れFはサンプ
ルボリユームS.V.を包囲し、この状態で得られる
エコーの中のサンプルボリユームS.V.は、同図の
下部に示すように、2つの管壁のエコーWに囲ま
れた、レベルは低いがドプラシフトの大きい流れ
区間の中であつて、この流れ区間に囲まれた小さ
い領域となる。
この場合において、サンプルボリユームS.V.が
血管Aの外側にはみ出すことを防止するには、サ
ンプルボリユームS.V.をいずれかの管壁のエコー
Wの位相に追従させればよい。従つて、パイロツ
トパルスをいずれかの管壁のエコーWに追従させ
て、サンプルボリユームS.V.が流れFの中にある
ようにさせればよく、第1実施例の超音波パルス
ドプラ計測装置によつて、パイロツトパルス及び
レンジゲート信号を得ればよい。すなわち、この
第6a図の例は、グラウンドクラツタではなく、
大きいレベルのエコーにパイロツトパルスを追従
させる例である。
第1実施例の超音波パルスドプラ計測装置は、
1つの狭い幅のパイロツトパルスを、サンプリン
グサイトのグラウンドクラツタ追従させるように
し、サンプリングサイトを自動的に追従させるも
のである。また、第6a図の場合はサンプルボリ
ユームS.V.が流れの中に入つてしまう場合に大き
いレベルのエコーにパイロツトパルスを追従させ
るものである。
しかし、これとは別に、グラウンドクラツタの
平均位相を見出し、この平均位相にパイロツトパ
ルスを追従させることも可能である。例えば、血
流計測の対象物が小血管のような小さいものの場
合には、サンプルボリユームS.V.がその中に含ま
れてしまうことがある。第6b図は、このような
例を示すもので、この図では、小血管A′の血流
計測のためのサンプルボリユームS.V.が血管
A′の流れF′の両側にはみ出し、同図の下部に示
されるように、計測のデータとなるエコーの中の
サンプルボリユームS.V.は管壁のエコーW′を越
えている。
このような小さい対象物の場合には、図示のた
めに明確に描かれているものの、実際には管壁の
エコーW′は判然としない。特に拍動によつて変
動する場合にはその特定は困難になる。しかし、
都合のよいことにサンプルボリユームS.V.の中に
おいて、管壁の反射波が主体となるグラウンドク
ラツタはレベルが大きくなるので、その大レベル
部分がサンプリングサイトとなる。従つて、サン
プルボリユームS.V.内のグラウンドクラツタ全体
の平均位相を検出し、その結果を、第4図の計測
装置のパイロツトパルスのタイミングの調整回路
と同様に、比較器を介して微分器に帰還させて、
パイロツトパルスのタイミングすなわち遅延時間
を定め、またレンジゲート信号は、小血管A′の
幅に合わせてできるだけその幅すなわち時間を短
く設定すればよい。
第7図は、第6b図のような、パイロツトパル
スをグラウンドクラツタの平均位相に追従させる
場合の、超音波パルスドプラ計測装置の要部を示
している。すなわち、第7図の回路は、第4図の
計測装置の帰還ループの部分だけが変更されるも
ので、それ以外の部分は、第4図の回路構成であ
ることを理解されたい。また、第7図の回路にお
いて、第4図と同じ回路素子には同じ符号が付さ
れている。
第7図において、基準キヤリア発振器40の信
号と、第4図の可変ゲイン増幅器45からのエコ
ー信号とが平衡復調器53に入力され、この変調
器53の出力はスイツチまたはゲート52に送ら
れる。ゲート52ではモノマルチ51からのレン
ジゲート信号により入力信号がサンプリングサイ
トに合わせて区切られる。その後、低域通過フイ
ルタ54によりドプラ信号が出力される。これら
の点は、第4図の計測装置と同じであるので詳し
い説明を昇略する。
第7図の装置が、第4図の計測装置と異なるの
は、パイロツトパルスを得るための回路構成であ
る。すなわち、第4図のサンプルホールド49が
除かれ、この実施例においては、パイロツトパル
スのタイミングを調整するため、ゲート52から
の信号が積分器50に入力される。なお、積分器
50へのゲート52の信号の入力の際、帰還特性
を改善するため補償回路54′を介在させてもよ
い。この補償回路54′は、例えば、低域通過フ
イルタであり、これによりエコー信号の平均化が
図れる。また、平均化の点において、破線で示す
ように、低域通過フイルタ54の出力をそのまま
積分器50に入力することもできる。
積分器50では、第4図の計測装置と同様に、
初期値がプリセツト回路57から与えられ、積分
演算後、積分器の出力は比較器47の一方の端子
に入力される。比較器47の他方の端子には、第
4図のTCC信号が入力され、ここで方形波信号
が作られる。この信号は微分器48によつてパイ
ロツトパルスに変換され、このパルスがモノマル
チ51をトリガする。モノマルチ51からの信号
すなわちレンジゲート信号の幅は、第6b図に関
連して説明したように、サンプリングサイトのサ
ンプルボリユームS.V.に合わせて小さくされるの
が好ましい。
この第7図の計測装置のパイロツトパルスのタ
イミングは、上記のように、サンプリングサイト
のエコー信号のグラウンドクラツタの平均位相に
よつて定められるので、追従がやや曖昧になる。
しかし、サンプリングサイトの追従が自動的に行
われているため、抹消血管の血流計測やある組織
の血流を総体的にとらえる場合に便利に用いるこ
とができる。
ところで、今までの実施例において、パイロツ
トパルス及びレンジゲート信号は、サンプリング
サイトに対して一致しており、またパイロツトパ
ルスはレンジゲート信号の開始を定めるように発
生させている。一般の血流計測においては、この
ようなタイミングで充分であるが、計測の仕方に
よつては、パイロツトパルスをサンプリングサイ
トより後方に置いたり、レンジゲート信号をパイ
ロツトパルスの後ろあるいは前に置いたりした方
がよい場合もある。
第8図は、パイロツトパルス及びレンジゲート
信号のタイミングを変更させる場合の波形図を示
している。第8図において、上段から6番目まで
の波形は、第2図の波形図と全く同じであり、説
明を省略する。
第8図において、波形3′は、レンジゲート信
号の立ち下がり部分を微分して得たパルスであ
る。これをパイロツトパルスとして用いれば、パ
イロツトパルスの前にレンジゲート信号を置くこ
とができる。また、レンジゲート4に対して、そ
れより広いレンジゲート信号4′を作り、その立
ち下がり部分を微分してパイロツトパルス3″を
作つて、レンジゲート信号の立ち下がり部分より
遅れたパイロツトパルスを得ることもできる。更
に、レンジゲート信号4及び4′から、波形4″及
び波形4に示す信号も作ることができる。これ
らのパイロツトパルス信号及びレンジゲート信号
を用いれば、パイロツトパルスから一定の時間
(サンプリングサイトから一定の距離)離れた位
置でのサンプリングが自由に行える。
更に、波形3または波形7から、その後に続く
波形9に示すような傾斜信号を作つて、これを適
当なレル8′と比較し、波形10のようなパルス
を形成し、これを種々に利用することも可能であ
る。
第8図で説明したパイロツトパルスとレンジゲ
ート信号の時間の変更については、パイロツトパ
ルスによらずに行うこともできる。例えば、第9
図のように、レンジ信号となるTGC信号6を利
用して、この信号のサンプル深さレベルを示すレ
ベル8でパイロツトパルス3を得る一方で、レベ
ルの違う信号8″及び8によつて、信号10′及
び10″を得る方法もある。このように、TGC信
号を利用した場合、得られた信号10′及び1
0″の位置がパイロツトパルス3に対して比例し
た位置として表される。従つて、このレンジゲー
トを用いた場合、そのサンプリングされる区間の
位置が簡単に計算できる利点がある。
なお、今までの実施例の説明において、パイロ
ツトパルスのタイミングの調整は、アナログ手法
を用いたが、これは、デイジタル手法でも可能で
あることは言うまでもない。デイジタル手法を用
いた場合、レベルはカウンタのカウント値に対応
し、積分器はカウンタに対応し、定率の被積分電
流は定周波のクロツクに対応することになる。ま
た、帰還ループは、アツプダウンカウンタによつ
て接続すれば、先の実施例と同様のパイロツトパ
ルスのタイミングの調整ができる。
更に、本発明のパイロツトパルス及びレンジゲ
ート信号の作成は、マイクロプロセツサ等を利用
したコンピユータシステムでも実現できる。
発明の効果 本発明による医用超音波パルスドプラ計測装置
は、繰り返し周波数の周期の間で直線的に傾斜す
るレンジ信号を形成する手段と、このレンジ信号
をサンプリングサイトに対応するサンプル深さレ
ベルと比較する手段と、レンジ信号がサンプル深
さレベルを切る点で狭幅のパイロツトパルスを形
成する手段と、検波されたエコー信号が入力され
且つパイロツトパルスによつてサンプリング動作
を行うサンプルホールド手段と、サンプルホール
ド手段の出力を受けて一定のサンプル深さレベル
を形成する手段と、パイロツトパルスからサンプ
リングサイトに対応する幅のパルス状のレンジゲ
ート信号を形成し、該レンジゲート信号をゲート
の制御端子に入力する手段とから成るので、パイ
ロツトパルスが、サンプリングサイトのサンプル
ボリユーム部分に常に追従し、従つて計測データ
は脈管系の拍動によつてサンプリングサイトが変
動しても確実に目的とする所定のサンプリングサ
イトのサンプルボリユーム部分のものになり、医
学上の診断を確実にする。
また、本発明によれば、上記のような医用超音
波パルスドプラ計測装置であるが、前記のサンプ
ルホールドをなくし、前記ゲートを通過したエコ
ー信号を受けてこの信号をエコー信号に対応した
サンプル深さレベル信号に形成する手段と、前記
パイロツトパルスから前記感心区間に対応する幅
のパルス状のレンジゲート信号を形成し、該レン
ジゲート信号を前記ゲートの制御端子に入力する
手段とから成ることを特徴とする医用超音波パル
スドプラ計測装置が提供され、これによれば、サ
ンプルボリユーム部分が小さい場合であつても、
その位相平均が追従の対象とされるので、計測デ
ータは脈管系の拍動によつてサンプリングサイト
が変動しても目的とする所定のサンプリングサイ
トのサンプルボリユーム部分のものになり、医学
上の診断を確実にする。特に、この位相平均に追
従する場合、抹消血管の血流計測やある組織の血
流を総体的にとらえる場合に便利に用いることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、本発明の原理を示す波形
図、第3図は、第4図に示す本発明の超音波パル
スドプラ計測装置の要部の波形図、第4図は、本
発明の超音波パルスドプラ計測装置の1実施例の
回路図、第5a図、第5b図及び第5c図は、ド
プラ信号を得るための計測装置の回路部分の種々
の例を示す回路図、第6a図及び第6b図は、超
音波パルスドプラ計測装置の探触子と被検体との
関係を説明する図、第7図は、超音波パルスドプ
ラ計測装置の変形例の要部の回路図、第8図及び
第9図は、パイロツトパルスとレンジゲート信号
のタイミングを変更した種々の例を示す波形図で
ある。 符号の説明、1……トリガパルスの波形、B2
……超音波エコー信号、3……パイロツトパル
ス、4……レンジゲート信号、6……レンジ信
号、8……サンプル深さレベル、40……基準キ
ヤリア発振器、41……カウンタ、42……トリ
ガパルス発生器、43……送波パルス発生器、4
4……検波器、45……可変ゲイン増幅器、46
……定率積分器(TGC信号発生器)、47……比
較器、48……微分器、49……サンプルホール
ド、50……積分器、51……モノマルチ、52
……ゲート(アナログスイツチ)、53……平衡
復調器(B.DEM)、54……低域通過フイルタ、
55……ビデオ検波器、56……スイツチ、57
……プリセツト回路、54′……補償回路、TD…
…探触子、S.V.……サンプルボリユーム、L……
音線。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 所定の繰り返し周波数の、狭幅のパルスによ
    つて探触子に超音波振動を与えて被検生体に超音
    波エネルギーを入射し、前記繰り返し周波数の周
    期の間に現れる、探触子からのエコー信号を検波
    し、検波したエコー信号の感心区間の部分のドプ
    ラシフト信号を求めるゲートが設けられている、
    生体内の脈管系等の流体の流れを計測する医用超
    音波パルスドプラ計測装置において、 前記繰り返し周波数の周期の間で直線的に傾斜
    するレンジ信号を形成する手段と、このレンジ信
    号を前記感心区間に対応するサンプル深さレベル
    と比較する手段と、レンジ信号とサンプル深さレ
    ベルとの交点の部分で狭幅のパイロツトパルスを
    形成する手段と、検波されたエコー信号が入力さ
    れ且つ前記パイロツトパルスによつてサンプリン
    グ動作を行うサンプルホールド手段と、サンプル
    ホールド手段の出力を受けて前記サンプル深さレ
    ベルを形成する手段と、前記パイロツトパルスか
    ら前記感心区間に対応する幅のパルス状のレンジ
    ゲート信号を形成し、該レンジゲート信号を前記
    ゲートの制御端子に入力する手段とから成ること
    を特徴とする医用超音波パルスドプラ計測装置。 2 前記ゲートを含み、レンジゲート信号と検波
    されたエコー信号と基準キヤリア信号との3信号
    を乗積演算する手段を備えた特許請求の範囲第1
    項記載の装置。 3 パイロツトパルスを所定の時間遅らしたり、
    早めたりする手段が設けられている特許請求の範
    囲第1項記載の装置。 4 レンジゲート信号をパイロツトパルスの前に
    発生させる手段が設けられている特許請求の範囲
    第3項記載の装置。 5 所定の繰り返し周波数の、狭幅のパルスによ
    つて探触子に超音波振動を与えて被検生体に超音
    波エネルギーを入射し、前記繰り返し周波数の周
    期の間に現れる、探触子からのエコー信号を検波
    し、検波したエコー信号の感心区間の部分のドプ
    ラシフト信号を求めるゲートが設けられている、
    生体内の脈管系等の流体の流れを計測する医用超
    音波パルスドプラ計測装置において、 前記繰り返し周波数の周期の間で直線的に傾斜
    するレンジ信号を形成する手段と、このレンジ信
    号を前記感心区間に対応するサンプル深さレベル
    と比較する手段と、レンジ信号とサンプル深さレ
    ベルとの交点の部分で狭幅のパイロツトパルスを
    形成する手段と、前記ゲートを通過したエコー信
    号を受けてこの信号をエコー信号に対応したサン
    プル深さレベル信号に形成する手段と、前記パイ
    ロツトパルスから前記感心区間に対応する幅のパ
    ルス状のレンジゲート信号を形成し、該レンジゲ
    ート信号を前記ゲートの制御端子に入力する手段
    とから成ることを特徴とする医用超音波パルスド
    プラ計測装置。 6 検波されたエコー信号と基準キヤリア信号と
    を乗積演算する手段を備えたことを特徴とする特
    許請求の範囲第5項記載の装置。 7 ゲートの出力とサンプル深さレベル形成手段
    の入力との間には、帰還特性の補償手段が設けら
    れている特許請求の範囲第6項記載の装置。
JP11710278A 1978-09-22 1978-09-22 Medical ultrasoniccwave pulse doppler system that automatically track sampling sight Granted JPS5542666A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11710278A JPS5542666A (en) 1978-09-22 1978-09-22 Medical ultrasoniccwave pulse doppler system that automatically track sampling sight

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11710278A JPS5542666A (en) 1978-09-22 1978-09-22 Medical ultrasoniccwave pulse doppler system that automatically track sampling sight

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5542666A JPS5542666A (en) 1980-03-26
JPS6219854B2 true JPS6219854B2 (ja) 1987-05-01

Family

ID=14703441

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11710278A Granted JPS5542666A (en) 1978-09-22 1978-09-22 Medical ultrasoniccwave pulse doppler system that automatically track sampling sight

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5542666A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005064287A1 (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 The Tokyo Electric Power Company, Incorporated 超音波流量計、流量計測方法およびコンピュータプログラム

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58206738A (ja) * 1982-05-27 1983-12-02 横河電機株式会社 パルス・ドプラ装置
JPS59218141A (ja) * 1983-05-25 1984-12-08 アロカ株式会社 超音波診断装置
JPS59218142A (ja) * 1983-05-25 1984-12-08 アロカ株式会社 超音波診断装置
JPH0685776B2 (ja) * 1983-09-24 1994-11-02 株式会社島津製作所 血流速測定位置の自動設定装置
JPS6096232A (ja) * 1983-10-31 1985-05-29 アロカ株式会社 超音波血流測定装置
DE3518967A1 (de) * 1985-05-25 1986-11-27 Hewlett-Packard GmbH, 7030 Böblingen Schaltungsanordnung zum erfassen der herzschlagsbewegung
US8997943B2 (en) 2011-03-04 2015-04-07 Shimano, Inc. Bicycle brake with synchronized brake arms

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005064287A1 (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 The Tokyo Electric Power Company, Incorporated 超音波流量計、流量計測方法およびコンピュータプログラム
JPWO2005064287A1 (ja) * 2003-12-26 2007-07-19 東京電力株式会社 超音波流量計、流量計測方法およびコンピュータプログラム
JP4827006B2 (ja) * 2003-12-26 2011-11-30 東京電力株式会社 超音波流量計、流量計測方法およびコンピュータプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5542666A (en) 1980-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4848355A (en) Ultrasonic doppler blood flowmeter
US5313947A (en) CW and pulsed doppler diagnostic system
US4608993A (en) Blood flow measurement device and method
US5177691A (en) Measuring velocity of a target by Doppler shift, using improvements in calculating discrete Fourier transform
JPS6377437A (ja) 超音波エコーグラフィによる可動物体検査装置
JPS6226051A (ja) 超音波血流量自動測定装置
US4735211A (en) Ultrasonic measurement apparatus
JPH0331455B2 (ja)
JPS6219854B2 (ja)
US5113867A (en) Fluid flow characterizing
KR20040066795A (ko) 신체 조직의 기계적 강도 특성을 나타내는 장치 및 방법
US5501224A (en) Ultrasonic diagnostic apparatus
Mackay Non-invasive cardiac output measurement
EP0488545B1 (en) Ultrasonic doppler blood-flow meter
JP2553635B2 (ja) 超音波ドップラ血流計
Hughes et al. Quantitative measurement of wall shear rate by pulsed Doppler ultrasound
JPS6237980B2 (ja)
JPH0218094B2 (ja)
JP2679814B2 (ja) 超音波ドプラ装置
Pitsillides et al. An ultrasonic system for measurement of absolute myocardial thickness using a single transducer
JPH0414023B2 (ja)
JPH0588136B2 (ja)
JPH0947451A (ja) 超音波診断装置
JPH0414022B2 (ja)
JPH05161647A (ja) 超音波組織変位計測装置