JPH053868U - 自動製氷機付冷蔵庫 - Google Patents

自動製氷機付冷蔵庫

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JPH053868U
JPH053868U JP3408791U JP3408791U JPH053868U JP H053868 U JPH053868 U JP H053868U JP 3408791 U JP3408791 U JP 3408791U JP 3408791 U JP3408791 U JP 3408791U JP H053868 U JPH053868 U JP H053868U
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refrigerator
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 給水パイプの仕切壁貫通穴部分からの発泡断
熱材の洩れをなくして洩れ防止用のブッシュを廃止で
き、かつ給水パイプの氷結防止と位置決めを確実にでき
る自動製氷機付冷蔵庫を得る。 【構成】 給水パイプ18を仕切壁10の発泡断熱材4
を充填した後部仕切壁11とは別体に形成する前面側の
射出成形品の前部仕切壁12に設けた貫通穴20へ挿入
させて発泡断熱材4側と離した。また、給水パイプ18
の後部へ冷気遮蔽板28を配設させて氷結を防止し、か
つ給水パイプ18の給水口18aの先端形状をラッパ形
として水切りを良くさせた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、冷蔵庫の自動製氷機に係り、特に給水パイプを配設する構造に関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6ないし図8は従来の自動製氷機付冷蔵庫であり、図において、1は冷蔵庫 本体で、外箱2と内箱3及び両箱2,3間に充填するウレタンフォームなどの発 泡断熱材4により形成され、左上方よりそれぞれ冷蔵室5、製氷室6、ボトル室 7及び右側の上下に冷蔵室8と野菜室9が区画形成されている。
【0003】 10は製氷室6と冷蔵室8とを区画する仕切壁で、内箱3により一体に突出形 成された内部に上記発泡断熱材4を充填する後部仕切壁11と、この後部仕切り 壁11とは射出成形方法などにより別体に設けられ、後部仕切壁11の前部に接 着等により固定された前部仕切壁12とで形成され、この前部仕切壁12は、後 部仕切壁11を突出させすぎると内箱3の肉厚が薄くなり、また発泡断熱材4の 充填が難しくなるために分割させていた。13はこの前部仕切壁12内に設けた 断熱材で、予め成形したものを断面略コ字状に形成された前部仕切壁12内に装 着していた。
【0004】 14は製氷室6に配置した自動製氷機で、モータ(図示せず)によって回転す る製氷皿15と、製氷皿15の下方に離氷された氷を貯める貯氷箱16を備えて いる。17は製氷皿15を冷却する冷気吹出口、18は製氷皿15に水を供給す る給水パイプで、一方の給水口18aの近傍を吹出口17のとなりに形成した凹 部19に案内され、また他方を後部仕切壁11を貫通する貫通穴20を介して、 製氷室6とは別の室である冷蔵室8に備えた給水ポンプ21に接続している。2 2は冷蔵室8内に配置され、給水ポンプ21を設置した給水皿で、給水タンク( 図示せず)から供給させる水を貯留している。23は上記貫通穴20部分に設け た給水パイプ18を覆うブッシュで、両端にフランジ23aを設けて貫通穴20 から発泡断熱材4が洩れないようにしていた。
【0005】 次に動作について説明する。給水ポンプ21によりくみ上げられた水は給水パ イプ18を通り、製氷皿15に注水される。冷気吹出口17から送風された冷気 により出来た氷は自動製氷機14のモータによって製氷皿15が回転して離氷さ れ、下方にセットされた貯氷箱16へ落下し貯氷される。また、給水パイプ18 は充填された発泡断熱材4にて形成した後部仕切壁11を貫通しているが、貫通 穴20には発泡断熱材4の洩れ防止用のブッシュ23が嵌着されていた。
【0006】 なお、この種の自動製氷機付冷蔵庫としては図9に示すように例えば実開平1 −172685号公報に示されたものがあった。図中、図6ないし図8と同一符 号は同一又は相当部分を示している。図において、24は冷蔵室8に配置された 給水タンクである。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
従来の自動製氷機付冷蔵庫は以上のように構成されているので、発泡断熱材の 充填時の洩れ防止として、ブッシュが必要であり、その部分からの発泡断熱材洩 れの不良率が高かった。また、給水パイプの先端の給水口部分は、冷気吹出口の 手前にあり、給水パイプの氷結が発生したり、さらにまた、給水パイプの固定も なく、冷気吹出口部分のとなりに形成した凹部に挿入しているだけのため、給水 パイプがふらつき位置が決まりにくいなどの問題点があった。
【0008】 この考案は上記のような問題点を解消するためになされたもので、給水パイプ が貫通する仕切壁の貫通穴部分からの発泡断熱材の洩れをなくすとともに、給水 パイプ先端の給水口部の氷結を防止でき、かつ位置決めの確実性を上げることが できる自動製氷機付冷蔵庫を得ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】 この考案に係る自動製氷機付冷蔵庫は、仕切壁を内箱を突出形成して内部に発 泡断熱材を充填した後部仕切壁と、この後部仕切壁とは別対に形成した前部仕切 壁とで形成するとともに、給水パイプの貫通穴をこの前部仕切壁に設けたもので ある。
【0010】
【作用】
この考案における自動製氷機は、給水パイプを前部仕切壁へ貫通させたことに より、内箱に充填する発泡断熱材とは関係がなくなり、貫通穴から発泡断熱材の 洩れを防止するブッシュが不要となる。
【0011】
【実施例】
実施例1. 以下、この考案の一実施例を図について説明する。図1ないし図3において、 従来の技術と同一符号は同一、又は相当部分を示す。図において、25は上記前 部仕切壁12の後部を後方に突出させた突出部で、この突出部25に沿って後部 仕切壁11は凹設され、また、この前部仕切壁12の突出部25に上記給水パイ プ18を通す上記貫通穴20を形成している。26はこの貫通穴20を形成する 上記断熱材13に穿設した穴、27は貫通穴20の一部を形成し、この穴26の 両端に嵌着するフランジで、前部仕切壁12の左右側面壁12a,12bの内側 にそれぞれ突出形成され、このフランジ27は左右側面壁12a,12bをおし 広げた状態で断熱材13を装着することにより穴24に嵌着させている。
【0012】 28は製氷室6の給水パイプ18の後方に設けた遮蔽板で、前部仕切壁12の 左側面壁12aに一体に形成され、冷気吹出口17からの冷気が直接給水パイプ 18に当たらないようにしている。18aは給水パイプ18の給水口で、先端を ラッパ形に拡管させて上記製氷皿15の上部に位置している。
【0013】 次に動作について説明する。自動製氷機14の水の給水方法は従来と同じであ る。給水パイプ18は射出成形等にて成形された前部仕切壁12に設けられた貫 通穴20に通されている。前部仕切壁12は左右一対の左右側面壁12a,12 bにて、断熱材13をはさみ、一つの貫通穴20を形成している。このため、貫 通穴20は発泡断熱材4が充填されない部分に設けられているので、従来使用し ていた発泡断熱材4の洩れを防止するブッシュ23を設ける必要がない。
【0014】 また、この実施例によれば、冷気吹出口17から送風された冷気は、遮蔽板2 8により給水パイプ18に冷気が当たらずに製氷皿15に送風されるため、この 部分の給水パイプ18の氷結が防止され、また給水パイプ18の給水口18a先 端をラッパ形に拡管しているため、給水終了時の水切れが良く、給水パイプ18 に残水することもなくなり、さらに氷結を防止することができる。
【0015】 実施例2. なお、正気実施例では給水パイプ18を貫通孔20に通しただけで、従来と同 様に確実固定されていないものを示したが、図4,図5に示すように製氷室6の 給水パイプ18を覆う保護カバー29を設け前部仕切壁12に固定するようにし ても良い。図において、この保護カバー29は保護カバー29の部材を薄肉に形 成したミラーヒンジ部30により円筒形状を半分割にしたものを一体に形成し、 一方に形成した爪31と、他方に形成した穴32とを嵌着させて給水パイプ18 の周囲に固定している。33は保護カバー29の前部仕切壁12側に形成した取 付フランジで、前部仕切壁12に一体に形成した上下のL字リブ34a,34b の溝内にそれぞれ嵌着させている。35は前部仕切壁12に形成したストッパ部 で、上記取付フランジ33が当接する。
【0016】 保護カバー29は、前部仕切壁12に設けたL字リブ34a,34bに取付フ ランジ33を後方より手前へ引き込みストッパ部35に当接させて取付けられ、 冷気により給水パイプ18が冷やされないようにするとともに、給水パイプ18 を前部仕切壁12に固定する。この実施例によれば、給水パイプ18を正確な位 置に確実に固定でき、給水時の給水パイプ18の位置のふらつきなどによる水は ねが防止できる。
【0017】 また、上記実施例では遮蔽板28を前部仕切壁12に設けたものについて示し たが、保護カバー29に一体に遮蔽板28を設けてもよく、上記実施例と同様の 効果を奏する。
【0018】
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば給水パイプの貫通穴を内箱を突出形成して内 部に発泡断熱材を充填する後部仕切壁とは別体に形成した前部仕切壁に設けて構 成したので、貫通穴から発泡断熱材の洩れを防止するブッシュなどの部材を廃止 することが出来、安価で品質の良いものが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例1を示す自動製氷機付冷蔵庫
の要部斜視図である。
【図2】図1の冷蔵庫を給水パイプ部分で破断した正面
方向から見る要部断面図である。
【図3】図1の冷蔵庫の仕切壁の構成を説明する分解斜
視図である。
【図4】この考案の実施例2を示す自動製氷機付冷蔵庫
の要部斜視図である。
【図5】図4の保護カバーの取付を説明する要部分解斜
視図である。
【図6】従来の自動製氷機付冷蔵庫の扉を取り外して示
す正面図である。
【図7】図6の冷蔵庫の要部斜視図である。
【図8】図6の冷蔵庫を給水パイプ部分で破断して示す
図2に相当する断面図である。
【図9】従来の他の自動製氷機付冷蔵庫を示す要部側断
面図である。
【符号の説明】
1 冷蔵庫本体 3 内箱 4 発泡断熱材 10 仕切壁 11 後部仕切壁 12 前部仕切壁 14 自動製氷機 18 給水パイプ 20 貫通穴

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 冷蔵庫本体を外箱と、内箱と、これら両
    箱間に充填する発泡断熱材とにより形成し、製氷皿を配
    置した製氷室と、この製氷室と仕切壁により区画された
    別の室に配置した水を給水ポンプにより仕切壁を貫通す
    る給水パイプを介して製氷皿内に供給する自動製氷機付
    冷蔵庫において、上記仕切壁を、上記内箱を突出形成し
    て内部に上記発泡断熱材を充填した後部仕切壁と、この
    後部仕切壁の前方に後部仕切壁とは別体に形成された前
    部仕切壁とで形成し、かつ上記給水パイプの貫通穴をこ
    の前部仕切壁に設けたことを特徴とする自動製氷機付冷
    蔵庫。
JP1991034087U 1991-05-15 1991-05-15 自動製氷機付冷蔵庫 Expired - Fee Related JP2564732Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01222188A (ja) * 1988-02-29 1989-09-05 Matsushita Refrig Co Ltd 冷蔵庫
JPH01136867U (ja) * 1988-03-14 1989-09-19

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01222188A (ja) * 1988-02-29 1989-09-05 Matsushita Refrig Co Ltd 冷蔵庫
JPH01136867U (ja) * 1988-03-14 1989-09-19

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