JPH0538561A - 鋳片ストランドの連続鍛圧装置 - Google Patents

鋳片ストランドの連続鍛圧装置

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JPH0538561A
JPH0538561A JP4013075A JP1307592A JPH0538561A JP H0538561 A JPH0538561 A JP H0538561A JP 4013075 A JP4013075 A JP 4013075A JP 1307592 A JP1307592 A JP 1307592A JP H0538561 A JPH0538561 A JP H0538561A
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Hisakazu Mizota
久和 溝田
Shinji Kojima
信司 小島
Toshitane Matsukawa
敏胤 松川
Toshio Fujimura
俊生 藤村
Koichi Kushida
宏一 櫛田
義夫 ▲吉▼元
Yoshio Yoshimoto
Noriaki Inoue
紀明 井上
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 連続鋳造における鋳片ストランドの引抜き過
程で、反りなどの変形にかかわらず該ストランドをその
上下から均等な圧下量にして鍛圧加工を施す。 【構成】 アンビル1a,1bをそれぞれ位置決めシリ
ンダ6,7を介してメインフレーム、サブフレームに固
定保持し、各位置決めシリンダ6,7のヘッド側油室6
a,7aおよびロッド側油室6b,7bを切替え弁Cを
有する作動油流通経路8a〜8dにて接続し、位置決め
シリンダ6,7のヘッド側油室8c,8dにつながる作
動油流通経路8b,8cをバイパス経路を介して接続す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、連続鋳造にて得られ
た鋳片ストランドを、その引抜き過程で鍛圧加工する場
合に用いて好適な連続鍛圧装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】連続鋳造における鋳片ストランドの引抜
き過程で、該鋳片ストランドの凝固完了域に鍛圧加工を
施す装置としては、たとえば特開平2-70363 号公報に開
示された構造のものが知られている。かかる装置によれ
ば、中心偏析やザクの軽減図ることが可能で、製品の内
部品質を有利に改善することができる。しかしながら、
装置自体に関しては以下に述べるような問題があり、未
だ改良の余地が残されているのが現状であった。
【0003】1)二次冷却帯における冷却の不均一や異
鋼種連々鋳の継ぎ目あるいはピンチロールの設置領域に
おける矯正不良等によって、鋳片ストランドに反りが発
生し搬送ラインからずれるために、鍛圧加工時にアンビ
ルによって鋳片ストランドの表裏から均一な圧下量で加
工することができない場合がある。 2)鍛圧加工時の圧下力が鋳片ストランドの加工力とし
てでなく、設備に対する外力として作用するために装置
が破損するおそれがあり、その寿命も著しく短い。 3)鍛圧加工の際の過負荷防止やアンビル相互の間隔を
調整するため油圧式シリンダを配置した場合において、
たとえば鍛圧加工前のシリンダ内の圧力と鍛圧加工中の
シリンダ内の圧力との差が200 kg/cm2にもなるような場
合では、作動油の圧縮によって約1%程度の体積変化が
起こるため、アンビル相互が最も接近した状態から相互
に離隔する段階に入っても作動油の圧縮分だけ圧下力が
残存するめ、これがクランクシャフトを逆回転させる回
転力 (以下、単に負のトルクと記す) となり、該シャフ
トにつながる減速機では、バックラッシュによるすき間
分でギアの歯面が相互に衝突し異音 (打撃音) や振動が
発生し、装置自体の寿命や安定稼働に著しい悪影響を与
えるおそれがある。
【0004】上記1) 、2) については、例えば特開昭
60-82222号公報に開示されているような油圧サーボ弁や
油圧制御機構を適用して位置制御を行うこともできる
が、この方式は高価であるため設備費の上昇が免れない
し、また装置を制御するための作動油は高い清浄性が要
求されメンテナンスに手間がかかるため一般の油圧系統
とは分離した構造をとる必要があり、実操業には適して
いない。また、3) についての解決策は今のところな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】連続鋳造で得られた鋳
片ストランドをその引抜き過程で鍛圧加工する場合に、
該鋳片ストランドに曲がりや浮き上がりがあってもアン
ビルを常にストランドに追従させその表裏面から均等な
圧下量にして加工することができ、しかも鍛圧加工の際
に発生するのが避けられな設備の異音や振動を極力軽減
できる鍛圧加工装置を提案することがこの発明の目的で
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、連続鋳造用
鋳型より引抜いた鋳片ストランドを両側から挟んで、そ
の相互接近・離隔の往復運動を繰り返して引抜き移動中
の鋳片ストランドの最終凝固域に連続的な鍛圧加工を施
す一対のアンビルを備えた装置であって、該アンビルの
一方を、メインフレームに固定保持し、もう一方のアン
ビルをメインフレームのガイドに沿って移動可能なサブ
フレームに固定保持し、メインフレームおよびサブフレ
ームを各アンビルの相互接近・離隔の往復運動を導くク
ランクシャフトにリンクを会してそれぞれ連結し、上記
メインフレームとサブフレームに、アンビル相互の間隔
を調整する位置決めシリンダを配置し、各位置決めシリ
ンダのそれぞれのロッド側油室とヘッド側油室とを切替
弁を有する作動油流通経路にて接続し、位置決めシリン
ダの各ヘッド側油室につながる作動油流通経路をバイパ
ス経路を会して接続してなる、ことを特徴とする鋳片ス
トランドの連続鍛圧装置である。
【0007】また、この発明では、上記構成になる鍛圧
装置において、バイパス経路内に互いに逆向きになるパ
イロットチェック弁を配置するのが望ましい。また位置
決めシリンダは、ロッドの自重により該ロッドが移動す
るのを防止するためにバランスシリンダを備えるのが望
ましい。また、鋳片ストランドを所定の圧下量で圧下で
きるように位置決めシリンダに該シリンダのロッドの変
位量を計測する変位計を配置するのが望ましい。位置決
めシリンダの作動油流通経路には、流量制御弁、リリー
フ弁を設けるのが望ましく、さらには、位置決めシリン
ダのヘッド側油室に通じる作動油流通経路とロッド側油
室に通じる作動油流通経路との間にパイロットチェック
弁を有するリターン回路を備えるのが望ましい。
【0008】この発明は、上記構成になる鍛圧装置にお
いて、さらに各位置決めシリンダのロッド側油室に通じ
る作動油流通経路を第2のバイパス経路を介して相互に
接続した構成とすることもでき、この場合第2のバイパ
ス経路内には、互いに逆向きになるパイロットチェック
弁を配置するのが望ましい。
【0009】また、この発明においては、上記構成にな
る装置に、アンビルの相互接近・離隔の往復運動に制動
を加える制動手段を設けるか、もしくは、鋳片ストラン
ドの鍛圧加工開始時期が異なる少なくとも2組のアンビ
ルを設けるのがするのが好ましい。
【0010】さて、図1にこの発明に従う鍛圧加工装置
の構成を示し、図における番号1a,1bは鋳片ストラ
ンドSを厚み方向で両側(この例では上下)から挟むア
ンビル、2はアンビル1bを固定保持するメインフレー
ム、3はもう一方のアンビル1aを固定保持しメインフ
レーム2のガイド2aに沿って移動可能なサブフレー
ム、4はクランクシャフト、5a,5bはリンクであっ
て、このリンク5a,5bのそれぞれの一端はメインフ
レーム2およびサブフレーム3に揺動可能に連結され、
それぞれの他端はクランクシャフト4に連結される。
6,7はヘッド側油室6a,7a、ロッド側油室6b,
7bを有し、アンビル1a,1b相互の間隔を調整する
ための位置決めシリンダであって、このシリンダ6,7
はメインフレーム2、サブフレーム3のそれぞれに固定
保持される。8a〜8dは位置決めシリンダ6,7のヘ
ッド側油室6a,7a、ロッド側油室6b,7bとを接
続する作動油流通経路であって、この作動油流通経路8
a,8bの組および8c,8dの組にはそれぞれタンク
ポートTと圧力ポートPとの切替えを可能とした切替え
弁Cが配置される。また9は各位置決めシリンダ6,7
のヘッド側油室6a,7aを接続する作動油のバイパス
経路、10,11 はバイパス経路9内のパイロットチェック
弁であり、このチェック弁10,11 には作動油の供給を可
能としたパイロット油圧回路の圧力ポートP1 が接続さ
れる。12は位置決めシリンダ7のロッドが自重によって
自然落下するのを防止しかつリンクとのがたつきを防ぐ
役目をもったバランスシリンダであって、このバランス
シリンダ12はアンビルおよびロッドの重量に対応する引
上げ力を有している。13,14 は位置決めシリンダ6,7
のロッドの変位量a, bを計測する変位計、15,16 は流
量制御弁 (例えば比例電磁式などが適用される。) であ
って、この流量制御弁15,16 によって、アンビル1a,
1bの相互間隔の調整や個々のアンビルの位置調整を行
う。この流量制御弁15,16 では位置調整の際のアンビル
の移動速度も別個に制御できるようになっている。17,
18はリリーフ弁であり、このリリーフ弁17,18 は温度低
下した鋳片ストランドSを鍛圧加工した場合など、アン
ビルに過負荷が作用しシリンダの内部が所定の圧力を越
えた場合に作動油を系外へ排出する役目をもっている。
また、19,20 は作動油流通経路8に配置される圧力検知
器であって、この圧力検知器19,20 によって位置決めシ
リンダ6, 7のヘッド側油室6a, 7aの圧力の異常を
検知する。
【0011】駆動源を備えたクランクシャフト4を回転
させると、これにリンク5a, 5bを介してつながるメ
インフレーム2、サブフレーム3はそれぞれ上下に移動
する。アンビル1a,1bはメインフレーム2、サブフ
レーム3にそれぞれ固定保持されているので、フレーム
の動きに合わせて相互に接近・離隔の往復運動を繰返し
鋳片ストランドSの鍛圧加工を行う。図2に上記構成に
なる鍛圧加工装置の正面を示す。
【0012】
【作用】この発明では、位置決めシリンダ6, 7のヘッ
ド側油室6a,7aにつながる作動油流通経路8b,8
cを互いにパイロットチェック弁10,11を設けたバイパ
ス経路9にて接続し、鋳片ストランドSを圧下する際
に、パイロットチェック弁10,11を操作してヘッド側油
室6a,7aを導通する。これによって、鋳片ストラン
ドSが浮き上がるなどして位置変動が起きてストランド
の表面からアンビルに至るまでの距離がその表裏で異な
る場合でも、位置決めシリンダ6,7の内圧は常に同一
となりアンビルの位置が自動的に補正されるため、スト
ランドSを上下から均等に圧下することができる。
【0013】鋳片ストランドSの鍛圧加工を司るアンビ
ル1a、1bを位置決めシリンダ6, 7を介してフレー
ム2, 3に固定保持した構造のものにおいては、鍛圧時
と非鍛圧時とでは位置決めシリンダ6,7の内圧変化に
対応して作動油の圧縮される度合いが変動し、これに伴
ってアンビルの相互接近・離隔の鍛圧周期毎に位置決め
シリンダ6, 7のロッドの位置が微小ではあるが、2〜
3mm程度変動・振幅するようになる。そのため、アンビ
ルの微小振幅が外乱信号となり、鍛圧加工時にその位置
を正確に保持することができないおそれがある。このた
め、この発明においては、変位計13,14の検出値に基づ
いて所定の圧下量となるように適宜調整する。
【0014】図3は上下のアンビル1a,1bの間隔を
狭め、圧下量を大きくする場合の位置決めにおける作動
油の流通状況を示したものである。このような操作を行
う場合には、まずバイパス経路9の各パイロットチェッ
ク弁10,11は閉状態にしておき、切替弁Cを#3に切替
えて所定の圧下量が得られるように位置決めシリンダ
6, 7の各ヘッド側油室6, 7内へ作動油を送り込む。
【0015】図4は、上下のアンビル1a,1bの間隔
を拡げ、圧下量を小さくする場合の位置決めにおける作
動油の流通状況を示したものであり、このような操作を
行う場合には、切替弁Cを#4に切替えて、アンビルの
組が所定の開度となるように位置決めシリンダ6,7の
各ロッド側油室6b, 7b内へ作動油を送り込む。この
場合もパイロットチェック弁10,11 は閉状態にしてお
く。
【0016】鍛圧加工時に位置決めシリンダ6, 7から
作動油がリークし圧下量が設定値を外れた場合における
微調整は、上下のアンビル1a, 1bの作動油の流通経
路8b, 8cはバイパス経路9によって導通させておく
ので、個別操作を行わなくとも、一度で両者に所定量の
作動油を補充することができ、この場合には切替え弁C
の切替え回数を少なくできる利点がある。
【0017】図5はアンビル1a,1bの間隔を狭くす
る方向で微調整する場合の作動油の流通状況を示したも
ので、この場合には、バイパス経路9のパイロットチェ
ック弁10,11 を制御して、位置決めシリンダ6, 7の各
ヘッド側油室6a,7aを導通させる。
【0018】図6はアンビル1a,1bの間隔を大きく
する方向で微調整する場合の作動油の流通状況を示した
ものであり、この場合には、切替弁Cを#4に切り換え
て図5と同様の操作を行う。
【0019】図7はアンビル1a, 1bを鍛圧状態に保
持した状況を示したもので、この場合、切替弁Cにおい
て位置決めシリンダ6,7の各油室6a,7a, 6b,
7bに通じる流通経路8a〜8dは作動油がリークしな
いようロックしてシリンダ内の封入圧を一定に保つよう
にし、バイパス経路9のパイロットチェック弁10,11は
導通状態にしておく。鍛圧加工を継続して行う場合にお
いては作動油の圧縮性による体積減少分ならびにリーク
分は変位計13,14で計測し、切替弁Cを制御して図5に
示すごとき油圧回路とし、ヘッド側に油を補給すること
によりヘッド側油室6a,7a内の油量を一定に保つよ
うにする。
【0020】鋳片ストランドSの圧下量は、アンビル1
a, 1bが相互に最接近した時点で決まるので、この状
態でアンビルの位置設定をするのが望ましい。なお、メ
インフレーム2のガイド2aの伸び分等機械的な伸びに
ついては誤差要因となり、その量は圧下力によって決ま
るので、変位計13,14 で計測される値からその伸び分を
差し引いて圧下量を適宜補正するのが好ましい。
【0021】鋳片ストランドSの鍛圧加工中に、アンビ
ル1a,1bの間隔、すなわち鋳片ストランドの圧下量
を調整するために作動油を流通経路8a〜8dに出し入
れするに当たっては、作動油の圧縮量等を考慮して非鍛
圧時に行うのが好ましい。図8にアンビル1aが鋳片ス
トランドSに接触し鍛圧加工を開始する状態を、また図
9にアンビル1aによる鍛圧加工を終え鋳片ストランド
Sから離脱する状態を示す。作動油の出し入れのタイミ
ングは、図9に示す如く鍛圧装置におけるクランクシャ
フト4の回転角をΘとした場合、β<Θ<360 °+αの
範囲で行うのがよい。なお、上掲図9中において寸法b
はアンビル1aとアンビル1bとが最も接近した状態に
おける位置決めシリンダの作動油の高さであり、xはそ
のときの作動油の圧縮量相当の高さであり、作動油がx
相当分膨張した時点でアンビル1a,1bは鋳片ストラ
ンドより離れ始め、このときのクランクシャフト4の回
転角度がβとなる。
【0022】鍛圧加工のスタート時には、図10に示すよ
うな要領に従ってアンビルの設定間隔を調整する。上掲
図10は上下対称なので上側のアンビル1aのみについて
示した。まず第1回目の加工は、アンビルの待機位置か
ら、図3に示した状態でA+B相当分の変位量となるよ
うに作動油を位置決めシリンダに送り、図7に示したよ
うな状態にして鍛圧加工を行う。このときのアンビル1
aの圧下量はBに相当する。次に、第2回目は、第1回
目の圧下を終えアンビルの相互が離隔する過程で、上記
圧下量に加えC相当分の圧下量が得られるように図4に
示した如き状態にして作動油を供給し、さらに第3回目
は同様にしてD相当分の圧下量が得られるように作動油
を位置決めシリンダに供給し、それぞれ図7に示したよ
うな状態で鍛圧加工を行う。このようにして第4回目以
降の定常状態での鍛圧加工では、B+C+D相当分の圧
下量が得られるようにして連続的に鍛圧加工を行う。図
10における1a´は定常状態での鍛圧加工におけるアン
ビルの最大離隔状態を示したものである。圧下量を変更
する場合におけるアンビルの移動速度は流量制御弁15,1
6 にて制御する。
【0023】この発明は、上述したように、位置決めシ
リンダ6,7の各ヘッド側油室6a,7aを導通するこ
とにより鍛圧加工の際、鋳片ストランドSをその厚み方
向に均等に圧下できるようにしたものであるが、とくに
位置決めシリンダは鍛圧力を直接受けるため、大口径の
シリンダが必要となり、したがって位置決めシリンダの
小型化を図る必要がある。位置決めシリンダの小型化に
は、油圧の最大使用圧力を上げる方法が考えられるが、
作動油を供給する際に使用するホース等の耐圧性に伴う
設備の安定稼動の面から実際には300 kg/cm2程度が限界
であり、たとえば圧下力2000t の場合ではシリンダの径
は950 mm程度になる。このような大口径になる位置決め
シリンダを備えた装置を適用して鍛圧加工を行う場合、
次に述べるような不具合を招くおそれがある。
【0024】すなわち、鍛圧加工の開始時は上掲図10に
示したようにアンビルを待機位置から定常の鍛圧状態に
至るまでの間で迅速に作動油の出し入れの制御を行う必
要があるところ、位置決めシリンダのシリンダ径が大き
いと、これを作動させるのに要する供給油量が非常に多
くなり油圧源としてかなり大容量のポンプ等が必要であ
って設備費の上昇を招き、また、鍛圧加工が定常状態に
入ればアンビルの移動は圧下量の誤差を修正する程度で
よく、必要油量は微量でよいので鍛圧加工を開始するた
めだけに油圧源を大容量とするのは設備的にむだが多
い。
【0025】そこで、この発明においては、油圧源の小
容量化のため図11のように、作動油流通経路8aと8d
を連通することができる#3を有する切替弁Cを使用し
て位置決めシリンダ6,7のヘッド側油室6a, 7aと
ロッド側油室6b,7bを導通させ差動回路とすること
により所要油量を減らす。この場合において、作動油流
通経路8a, 8bと8c, 8dにはそれぞれパイロット
チェック弁21,22 および23,24 を有するリターン回路2
5,26 で接続しておく。なお、図11中において番号27は
作動油流通経路8aと8dを接続する第2のバイパス経
路であって、このバイパス経路27にはパイロットチェッ
ク弁28,29 が配置される。ここで、差動回路とは、作動
油をシリンダのヘッド側、ロッド側の両方に送り、ヘッ
ド側とロッド側の面積差と油圧力の積に相当する力を駆
動力とする形式のもので、駆動力は減る不利はあるもの
の、油の供給量は{(ヘッド側面積−ロッド側面積)/
ヘッド側面積}の比率で減少させることができ、作動時
の供給油量を削減するのに有効な油圧回路である。位置
決めシリンダ6の断面を図12に示したようにヘッド側油
室の断面積AH 、ロッド側油室の断面積AD 、シリンダ
ロッドの断面積AR とした場合に作動油の削減比 (γ)
はγ=( AH −AD ) /AH =AR /AH となり、これ
に伴いアンビルを移動させる際の推力もγの比率で低下
する。しかしながら、アンビルを移動させる操作は非鍛
圧加工時であり、所要推力はそれに付随する装置の自重
相当分でよいので、鍛圧加工の際の圧下力に比べれば充
分小さく従って差動回路としても全く問題はない。
【0026】差動回路は、切替弁Cを#3に切替えるこ
とによって構成し、アンビルの相互間隔を小さくする場
合(鋳片ストランドSの圧下方向)に適用している。ア
ンビルの相互間隔を拡大する場合には、シリンダのロッ
ドに加わる自重(We ) 及びバランスシリンダ12の押上
力(F)を利用するとヘッド側油室の圧力を低下させる
だけで調整することができ、油圧源からの作動油の供給
は必要としないので油圧源の容量の削減につながり、か
つ油圧機器の故障等による作動不良の可能性を小さくで
きる利点がある。なお、この場合には、リターン回路2
5,26 は導通させた状態にしておく。
【0027】バランスシリンダ12の押上力(F)を設定
するには、鍛圧加工を行っている段階では、位置決めシ
リンダ6,7のバイパス経路9は導通させた状態になっ
ているので、フレーム2の自重とバランスさせれば、鍛
圧加工の際に片当たりを回避することができ円滑な圧下
が実現できる。押上力(F)の設定値としては作動油流
通経路の圧力損失やシリンダの摺動抵抗等を考慮して下
記式の範囲とするのがよい。 0.7 ( We +WU ) ≦F≦1.3 ( We +WU ) We :位置決めシリンダ3aのロッドに加わる本体フレ
ームの自重 WU :位置決めシリンダ3bのロッドに加わるアンビル
の受台等の自重
【0028】上掲図11に示す油圧回路において、アンビ
ル1a,1bの間隔を狭める方向で位置決めするような
場合(圧下方向に移動)には、図13のように切替弁Cを
#3に切替えて作動回路を形成するとともに、リターン
回路25,26 のパイロットチック弁21,22 および23,24 と
バイパス経路9のパイロントチェック弁10,11 および第
2のバイパス経路27のパイロットチェック弁28,29 閉状
態にして位置決めシリンダの作動油の量を調整するが、
このような構成をとれば油量はわずかですむ利点があ
る。
【0029】アンビルの間隔を大きくする方向で位置決
めするような場合( アンビルの開放) には、図14に示す
ように切替弁Cを#2に、またリターン回路25,26 のパ
イロットチェック弁21,22 および23,24 をそれぞれ連通
させ、各バイパス経路9,27のパイロットチェック弁10,
11 および28,29 は閉状態にしておく。このような構成
をとることによってアンビル1aはバランスシンリダ7
a、7bの押上げ力(F)により押上げられヘッド側油
室の作動油がロッド側油室へ移動することになる。一方
アンビル1bについては本体フレーム2の自重(We
によってヘッド側油室の作動油がロッド側油室へ移動す
ることになり、油圧駆動源を用いずとも簡便にアンビル
の間隔を調整することができる。なお、このような操作
を行うにあたってロッド側油室に供給されない余分な作
動油はリターン回路25,26 のドレンDを経てタンクへ回
収される。
【0030】図15は圧下量の補正時にアンビル1a,1
bの間隔を小さくする方向に微調整する場合の作動油の
流通状況を示したものである。この場合は切替え弁Cは
#3として作動回路を形成し、リターン回路25,26 の各
パイロットチェック弁は閉状態にし、バイパス経路9と
第2のバイパス経路27は導通状態にしておく。
【0031】図16は圧下量を補正する場合においてアン
ビル1a,1bの間隔を大きくする方向に微調整する場
合の作動油の流通状況を示したものである。この場合、
リターン回路25,26 は導通状態であり、上掲図14にて説
明したようにバランスシリンダの押上げ力およびフレー
ム本体の自重が作用するのでヘッド側油室の圧力を低下
させるだけでよく作動油を供給するための圧力源は全く
必要としない。この場合も各バイパス経路9,27 は導通
させておく必要がある。
【0032】図17はアンビルを鍛圧加工できる状態に保
持した状況を示したものであり、この場合、切替弁Cは
#2に切替え、位置決めシリンダ6, 7のロッド側油
室、ヘッド側油室ともに一定の内圧にしておき鍛圧加工
の際の圧下力を位置決めシリンダの封入圧でもって受け
止めるようにする。この状態では、ヘッド側油室6a,
7aおよびロッド側油室6b, 7bはバイパス経路9と
第2のバイパス経路27にて導通しているから、たとえ鋳
片ストランドSが変形していても作動油の適切な移動に
よって上下から均等な圧下量で鍛圧加工することができ
る。アンビルに過大な負荷がかかった時にはリリーフ弁
17、18を制御して作動油を逃がすようにし、この操作と
ともに上掲図14に示したような回路に切り換えてアンビ
ル1a, 1bを迅速に開放する。
【0033】図18、19は、上記構成になる装置に、アン
ビル1a, 1b の相互接近・離隔の往復運動に制動を
加える制動手段を設けた例を示したものであり、図にお
ける番号30はクランクシャフト4に配置された制動装置
であって、この制動装置30はアンビル1a, 1bの相互
接近離隔の往復動作に制動を加え鍛圧加工の際に発生す
る負の負荷トルクを極力小さくする。また、31はクラン
クシャフト4につながる減速機、32はクランクシャフト
4を回転駆動するための駆動源である。
【0034】アンビル1a, 1bを位置決めシリンダ
6, 7を介してフレームに固定保持した構成になる連続
鍛圧装置においては、鍛圧加工に際してアルビル1a,
1b相互が最も近接して状態 (圧下終了時) から相互離
隔する段階にはいっても位置決めシリンダ6, 7におけ
る作動油の圧縮分だけ圧下力が残るために、これが図20
に示す如く負のトルクとなり、クランクシャフト4につ
ながる減速機31などではバックラッシュによる異音や振
動が避けられない。このため、この発明では、図18,19
に示したように、鍛圧加工装置の、できるだけ負荷変動
源に近い領域であるクランクシャフト4に制動装置30を
配置して、負のトルク相当分あるいは減速機等の機器に
支障がない範囲 (負のトルクよりもやや低めに設定) で
アンビルの移動速度に制動を加え、鍛圧加工の際の負の
トルクを防止ないしは軽減するようにする。アンビル1
a,1bの移動速度に制動を加えるタイミングとして
は、鍛圧加工中、常時作用させるのが装置としては簡便
であるけれども、運転動力のコストが問題となるような
度合いにはアンビルが相互離隔する開放段階 (異音が発
生するタイミング) のみに電気的なシーケンス等を適用
して制御するのがよい。
【0035】制動装置としては、ドラムタイプ、ディス
クタイプの何れでもよいが、連続的に制動を加えるよう
な場合には冷却機能をもたせた構造のものとするのが好
ましい。制動装置の配置位置は上述のように負荷変動源
になるべく近い領域として図21に示すように減速機31の
1軸とするのがよいが、この1軸のバックラッシュを小
さくすれば、これにつながる2〜4軸に配置することも
でき、この場合制動装置の容量は小さくできるメリット
がある。
【0036】次に、鋳片ストランドSの鍛圧加工開始時
期が異なる少なくとも2組のアンビル(4ストランドに
対応した例で示す。)を組込んだ装置例を図22,23 に示
す。かかる構成になる装置では、各アンビルの鍛圧加工
の際に発生する負のトルクを、圧下タイミングをずらし
た他のアンビルによる圧下にて防止することができるの
で、減速機などにおける異音や設備の振動を効果的に軽
減することができ、しかも多ストランドの鍛圧加工に適
用して生産性の向上を図れる利点がある。
【0037】図24は、鋳片ストランドSの鍛圧加工にお
けるクランクシャフト4の回転角度の変化状況を示した
ものである。鋳片ストランドSの鍛圧加工がΘ=90°に
て終了し、作動油の圧縮性やフレームの伸び等による圧
下力が角度β′の範囲まで保持されるものとすると、負
のトルクは角度β′の範囲で発生するので、この発明に
おいては、この間で他のアンビルによる圧下を開始する
ようにする。図25に2組の鍛圧加工装置A, Bによって
2本のアンビルSに加工を施す場合の圧下状況をとくに
それぞれのアンビル1aについてのみ示す。
【0038】図26は上掲図22に示した構成になる装置の
クランクシャフト4の負荷トルク曲線を示したものであ
る。図示の如くアンビルの鍛圧加工時の圧下終了時期と
圧下開始時期をラップさせ、クランクシャフト4のトー
タルの負荷トルクを正又は、減速機の強度や寿命等に支
障をきたさない範囲で負のトルクを軽減することにより
負荷変動に伴う設備の異音や振動を回避することができ
る。
【0039】
【実施例】
実施例1 幅340 mm、厚さ270 mmになる炭素鋼(0.05 〜1.0 %C)
の鋳片ストランド連続鋳造しつつ上掲図1に示した構成
になる装置を適用して、圧下量=80mm、鋳造速度=0.9m
/minの条件のもとに鍛圧加工を施した。その結果、鋳片
ストランドが反ったりしてもアンビルが追従するため該
鋳片ストランドを上下面より均等に圧下することがで
き、得られたストランドの内部品質も良好なものであっ
た。なお、この場合において、上掲図19に示したような
制動装置30を適用する場合と適用しない場合とにつき、
設備の振動、騒音などを比較調査したが、制動装置を適
用した場合には、適用しない場合に比較し半分以下に振
動、騒音が低減できることが確かめられた。
【0040】実施例2 幅340 mm、厚さ270 mmになる炭素鋼(0.05 〜1.0 %C)
の鋳片ストランド連続鋳造しつつ上掲図11に示した構成
になる装置を適用して鍛圧加工を施し、その場合の装置
の作動油の使用量について調査した。また図1に示した
装置を適用して同一条件で鍛圧加工を施した場合の作動
油の使用量についても調査した。なお、鍛圧加工装置の
位置決めシリンダとしては、シリンダ径が640 mm、ロッ
ド径が400 mm( AH =3217cm2 、AR =1257cm2 ) 、最
大使用圧力250 kg/cm2、シリンダの移動速度(V)15mm
/S になるものを使用した。その結果、図1に示した構
造ものでは、作動油の使用量がAH ・V×2=3217×1.
5 ×60×2×10-3=579 l/min であったのに対し、図
11に示したものにおいてはAR ・V×2=1257×1.5 ×
60×2×10-3=226 l/min であり、作動油の使用量を
約61%程度低減できることが確かめられた。また、油圧
系統の設備費は図1に示したものを100 とした場合に図
11に示したものにおいては約70、鍛圧加工装置全体の設
備費としては約92であり、設備全体で8%程度設備費を
削減できた。
【0041】
【発明の効果】かくしてこの発明によれば、鋳片ストラ
ンドの引抜き過程で鍛圧加工を行う場合において、該ス
トランドが不均一な冷却などによって変形するようなこ
とがあってもその表裏面から均等な圧下量で圧下するこ
とができる。また、アンビルの位置を決定するシリンダ
はとくに容量の大きなものを必要としないから、装置自
体のコンパクト化を図ることができるし、鍛圧加工にお
ける設備の騒音や振動が極めて小さい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に従う鍛圧加工装置の構成説明図であ
る。
【図2】この発明に従う鍛圧加工装置の正面図である。
【図3】この発明に従う装置の作動要領の説明図であ
る。
【図4】この発明に従う装置の作動要領の説明図であ
る。
【図5】この発明に従う装置の作動要領の説明図であ
る。
【図6】この発明に従う装置の作動要領の説明図であ
る。
【図7】この発明に従う装置の作動要領の説明図であ
る。
【図8】この発明に従う装置のクランク軸の回転角とア
ンビルの位置関係を示した図である。
【図9】この発明に従う装置のクランク軸の回転角とア
ンビルの位置関係を示した図である。
【図10】鍛圧加工を開始する時点から定常状態に移る
までの状況を説明した図である。
【図11】この発明に従う鍛圧加工装置の他の例を示し
た図である。
【図12】位置決めシリンダの断面を示した図である。
【図13】図11に示した装置の作動要領の説明図であ
る。
【図14】図11に示した装置の作動要領の説明図であ
る。
【図15】図11に示した装置の作動要領の説明図であ
る。
【図16】図11に示した装置の作動要領の説明図であ
る。
【図17】図11に示した装置の作動要領の説明図であ
る。
【図18】この発明に従う鍛圧加工装置の他の例を示し
た図である。
【図19】図18の側面を示した図である。
【図20】クランクシャフトの回転角と負荷トルクとの
関係を示したグラフである。
【図21】減速機の構成模式図である。
【図22】この発明に従う鍛圧加工装置の他の例を示し
た図である。
【図23】図22の側面を示した図である。
【図24】鍛圧加工状況の説明図である。
【図25】鍛圧加工状況の説明図である。
【図26】鍛圧加工状況の説明図である。
【符号の説明】
1a アンビル 1b アンビル 2 メインフレーム 2a ガイド 3 サブフレーム 4 クランクシャフト 5a リンク 5b リンク 6 位置決めシリンダ 6a ヘッド側油室 6b ロッド側油室 7 位置決めシリンダ 7a ヘッド側油室 7b ロッド側油室 8a 作動油流通経路 8b 作動油流通経路 8c 作動油流通経路 8d 作動油流通経路 9 バイパス経路 10 パイロットチェック弁 11 パンロットチェック弁 12 バランスシリンダ 13 変位計 14 変位計 15 流量制御弁 16 流量制御弁 17 リリーフ弁 18 リリーフ弁 19 圧力検知器 20 圧力検知器 21 パイロットチェック弁 22 パイロットチェック弁 23 パイロットチェック弁 24 パイロットチェック弁 25 リターン回路 26 リターン回路 27 第2のバイパス回路 28 パイロットチェック弁 29 パイロットチェック弁 30 制動装置 31 減速機 32 駆動源 T タンクポート P 圧力ポート C 切替弁 P1 小容量ポンプ D ドレン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松川 敏胤 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 (72)発明者 藤村 俊生 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 (72)発明者 櫛田 宏一 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 (72)発明者 ▲吉▼元 義夫 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 (72)発明者 井上 紀明 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続鋳造用鋳型より引抜いた鋳片ストラ
    ンドを両側から挟んで、その相互接近・離隔の往復を繰
    り返して引抜き移動中の鋳片ストランドの最終凝固域に
    連続的な鍛圧加工を施す一対のアンビルを備えた装置で
    あって、 アンビルの一方をメインフレームに固定保持し、もう一
    方のアンビルをメインフレームのガイドに沿って移動可
    能なサブフレームに固定保持し、メインフレームおよび
    サブフレームを各アンビルの相互接近・離隔の往復運動
    を導くクランクシャフトにリンクを介してそれぞれ連結
    し、上記メインフレームとサブフレームに、アンビル相
    互の間隔を調整する位置決めシリンダを配置し、各位置
    決めシリンダのそれぞれのロッド側油室とヘッド側油室
    とを切替弁を有する作動油流通経路にて接続し、位置決
    めシリンダの各ヘッド側油室につながる作動油流通経路
    をバイパス経路を介して接続してなる、ことを特徴とす
    る鋳片ストランドの連続鍛圧装置。
  2. 【請求項2】 バイパス経路内にパイロットチェック弁
    を配置する請求項1に記載の鋳片ストランドの連続鍛圧
    装置。
  3. 【請求項3】 位置決めシリンダのロッドの移動を防止
    するバランスシリンダを備える請求項1に記載の鋳片ス
    トランドの連続鍛圧装置。
  4. 【請求項4】 位置決めシリンダに該シリンダのロッド
    の変位量を計測する変位計を備える請求項1記載の鋳片
    ストランドの連続鍛圧装置。
  5. 【請求項5】 位置決めシリンダのヘッド側油室に通じ
    る作動油流通経路内に、流量制御弁を備える請求項1に
    記載の鋳片ストランドの連続鍛圧装置。
  6. 【請求項6】 位置決めシリンダのヘッド側油室に通じ
    る作動油流通経路とロッド側油室に通じる作動油流通経
    路との間にリリーフ弁を備える請求項1に記載の鋳片ス
    トランドの連続鍛圧装置。
  7. 【請求項7】 位置決めシリンダのヘッド側油室に通じ
    る作動油流通経路とロッド側油室に通じる作動油流通経
    路との間にパイロットチエック弁を有する作動油のリタ
    ーン回路を備える請求項1に記載の鋳片ストランドの連
    続鍛圧装置。
  8. 【請求項8】 各位置決めシリンダのロッド側油室に通
    じる作動油流通経路を第2のバイパス経路を介して相互
    に接続する請求項7に記載の鋳片ストランドの連続鍛圧
    装置。
  9. 【請求項9】 第2のバイパス経路内にパイロットチェ
    ック弁を備える請求項7に記載の鋳片ストランドの連続
    鍛圧装置。
  10. 【請求項10】 アンビルの相互接近・離隔の往復運動
    に制動を加える制動手段を有する請求項1に記載の鋳片
    ストランドの連続鍛圧装置。
  11. 【請求項11】 鍛圧加工開始時期が異なる少なくとも
    2組みのアンビルを備える請求項1に記載の鋳片ストラ
    ンドの連続鍛圧装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63132759A (ja) * 1986-11-25 1988-06-04 Nkk Corp ピンチロ−ル押付力制御装置
JPS63149036A (ja) * 1986-12-12 1988-06-21 Hitachi Ltd 熱間鋼片連続幅プレス装置
JPH0270363A (ja) * 1988-06-07 1990-03-09 Kawasaki Steel Corp 鋳片ストランドの連続鍛圧装置

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