JPH11169923A - 圧延機のパスライン調整装置 - Google Patents

圧延機のパスライン調整装置

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JPH11169923A
JPH11169923A JP33395697A JP33395697A JPH11169923A JP H11169923 A JPH11169923 A JP H11169923A JP 33395697 A JP33395697 A JP 33395697A JP 33395697 A JP33395697 A JP 33395697A JP H11169923 A JPH11169923 A JP H11169923A
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JP
Japan
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pass line
height
storage case
rolling mill
plates
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JP33395697A
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English (en)
Inventor
Tomoaki Kimura
智明 木村
Masahito Nagaya
雅人 長屋
Masaji Shibata
正司 柴田
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Hitachi Ltd
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Hitachi Ltd
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】圧延機のパスライン調整装置において、高さ調
整プレートへのスケールの侵入を防止し、下作業ロール
の左右での高さ誤差を少なくする。 【解決手段】左右の下補強ロール用軸受箱6の各々の下
部に、段差プレート15a,15bを設ける。この段差
プレートは両ロッド式アクチュエータ19に連結されロ
ール軸方向に移動される。これらの機構は上下の収納ケ
ース12,13に内蔵され、スケールの侵入が防止され
る。段差プレートで軸受箱6をかまぼこ型ライナ17を
介して支持する部分には、上下収納ケース12,13の
各々にプレッシャブロック16,27が設けられる。 【効果】圧延ロールのパスラインを調整するため、下補
強ロール用軸受箱の下部に設ける段差プレートを上下収
納ケース内に内蔵するので、外界からのスケール浸人を
防ぎ、圧延ロール左右のパスライン精度を正確に保つこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱間で板材を圧延
する圧延ロールを備えた圧延機のパスライン調整装置に
係わり、特に熱間の粗圧延機で圧下シリンダを併用しな
いで段差プレート等の高さ調整プレートによるパスライ
ンの調整を可能にする圧延機のパスライン調整装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】圧延機のパスライン調整装置は下作業ロ
ールの高さ位置を略一定の高さ位置になるように調整す
るものであり、このパスライン調整装置としては、従
来、特開昭55−10333号公報に示される階段状の
段差プレートを用いたものがある。
【0003】この従来技術では、一対の補強ロール用軸
受箱の各々の下部にロッカープレートを設け、更に、そ
のそれぞれのロッカープレートの下部にそれぞれのロッ
カープレートを支持するロール組替台車を設け、これら
ロール組替台車の下側に2つの段差プレート及び圧下シ
リンダを設けている。2つの段差プレートの片側には段
差プレートをロ一ル軸方向に移動するシリンダが設けら
れ、かつロール組替台車を昇降して段差プレートの段差
を変更する際の間隙を作るためのジャッキが設けられて
いる。パスライン調整(下作業ロールの高さ位置を略一
定の高さ位置になるように調整)をする際には、階段状
の段差プレートで階段状に調整が行われ、更に圧下シリ
ンダで、前記階段の段差間に対する調整が行われる。
【0004】また、従来のパスライン調整装置には、特
開平2−37905号公報に記載のように高さ調整プレ
ートとして複数枚のフィラープレートを用い、このフィ
ラープレートの枚数を調整できるようにしたものや、特
開平5−154522号公報に記載のように、高さ調整
プレートとしてウエッジ部材を用いたものもある。
【0005】特開平2−37905号公報に記載の従来
技術では、フィラープレートを移送しそれらの枚数を変
える手段として、左右のフィラープレートの保持枠の間
に両ロッド式アクチュエータを配置し、このアクチュエ
ータの2つのロッドをそれぞれ保持枠に接続している。
また、特開平5−154522号公報に記載の従来技術
では、ウエッジ部材は左右の下補強ロール用軸受箱の下
側に配置され、これらウエッジ部材の間に駆動装置が配
置され、この駆動装置により左右のウエッジ部材を移動
し、高さが調整される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、熱間圧延で
は1000℃前後の高温で圧延材を圧延するため、圧延
材にスケールが発生し、これが圧延材から剥離し、ロー
ル冷却水と共に流下する。このようなスケールを含む冷
却水は、特開昭55−10333号公報のパスライン調
整装置のようにいくら段差プレートをロール組替台車の
下側に設けても、段差プレート上に流れ込み、段差プレ
ートの上下面にスケールを付着させる。このスケールの
付着は段差プレートの高さ誤差を生じさせる。
【0007】特開平2−37905号公報や特開平5−
154522号公報に記載のパスライン調整装置も同様
である。特に、これらの従来技術では、調整プレート
(フィラープレート;ウエッジ部材)はロール組替台車
が上側にないので、スケールが更に高さ調整プレート上
に付着し易く、高さ誤差を生じさせ易い。
【0008】特開昭55−10333号公報に記載のパ
スライン調整装置は、主に熱間で板材を製造する際の仕
上圧延機に用いられる。このため、圧延機には板厚制御
用の圧下シリンダが設けられており、上記の高さ誤差は
左右の圧下シリンダの圧下調整(零調)により補正する
ことができる。
【0009】しかし、上流側の熱間圧延(粗圧延)で
は、圧下シリンダは、それ程板厚精度を高くする必要が
なかったり、高価であるため、ほとんど設けることはし
ない。そのため、上流側の熱間圧延機では、段差プレー
トの高さ誤差を補正することが困難であった。
【0010】特に、粗圧延に最も多く採用される作業ロ
ールと補強ロールより構成される4段圧延機では、作業
ロールは鋳鋼製で圧延面となる作業ロールの胴部硬さは
軟らかく、かつ直接高温材と接触するため摩耗が激し
い。このように摩耗が激しく、ロール表面の肌荒れがお
こるため、6日に1回程度の割合で作業ロールを取り替
え、研削してロール面を整える必要があり、作業ロール
交換の頻度が多い。
【0011】これに対し、粗圧延での補強ロールは鍛鋼
製であり、その胴部硬さは比較的硬く、かつ直接高温材
と接触することがないので、30日に1回程度の割合で
補強ロールの取り替えを行えば艮く、補強ロールの交換
頻度は作業ロールの交換頻度よりも少ない。
【0012】このため、作業ロールの径は交換(研削)
に準じて段々細くなり、そのままの配置では圧延ロール
のパスライン高さが下降してくる。一般的に、この下降
量の許容量は約15mmとされている。
【0013】作業ロールの改削は、1回当り2mm程度
なので、6日×7回=42日程度でパスライン調整が必
要になる。パスラインの調整は補強ロールを圧延機より
引き出し、これの軸受箱の下部にロッカプレートと呼ば
れるライナで高さ調整を行う必要がある。このような作
業は補強ロールアセンブリの重量が80トンのように重
いため、極めて苛酷な作業となっている。このためでき
るだけ、このような作業を行わず、比較的安価な段差プ
レート方式によるパスライン調整を行うことが望まれ
る。
【0014】しかし、段差プレートには上記のようにス
ケールが付着し、左右で高さの差を生じさせる。これは
左右のロール開度に誤差を生じさせ、板の曲りを発生さ
せる。この問題を解決するには特開昭55−10333
号公報のように圧下シリンダを併用すればよい。しか
し、圧下シリンダを併用すると高価な設備となるため、
従来粗圧延機では、段差プレートが実用された例はな
い。
【0015】従って、熱間の粗圧延機において、圧下シ
リンダを併用しないで、段差プレートによるパスライン
調整を可能にする装置を提供することが望まれる。
【0016】本発明の第一の目的は、高さ調整プレート
へのスケールの侵入を防止し、下作業ロールの左右での
高さ誤差を少なくする圧延機のパスライン調整装置を提
供することにある。
【0017】本発明の第二の目的は、高さ調整プレート
に係わるアクチュエータの適切な配置により全体構成を
コンパクトにした圧延機のパスライン調整装置を提供す
ることにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】(1)上記第一の目的を
達成するために、本発明は、板材を圧延する上下作業ロ
ールと、上下作業ロールのうち少なくとも下作業ロール
を支持する下補強ロールと、ハウジング窓部に収納さ
れ、下補強ロ一ルを両側でそれぞれ支持する一対の下補
強ロール用軸受箱とを備えた圧延機のパスライン調整装
置において、前記一対の下補強ロール用軸受箱のそれぞ
れの下側にパスラインの高さを調整する第一及び第二の
高さ調整プレートを設けると共に、この第一及び第二の
高さ調整プレートの双方を収納する収納ケースを設け、
この収納ケースの高さを調整可能とする。
【0019】このように第一及び第二の高さ調整プレー
トを収納ケースに収納することにより、高さ調整プレー
トへのスケールの侵入がなくなり、下作業ロールの左右
での高さ誤差が少なくなる。
【0020】(2)また、上記第一の目的を達成するた
めに、本発明は、板材を圧延する上下作業ロールと、上
下作業ロールのうち少なくとも下作業ロールを支持する
下補強ロールと、ハウジング窓部に収納され、下補強ロ
一ルを両側でそれぞれ支持する一対の下補強ロール用軸
受箱と、これら一対の下補強ロール用軸受箱の下側で前
記ハウジング窓部の底面に差し渡された下補強ロール組
み替え用のそり状ベース部材とを備えた圧延機のパスラ
イン調整装置において、前記一対の下補強ロール用軸受
箱のそれぞれの下側にパスラインの高さを調整する第一
及び第二の高さ調整プレートを設け、この第一及び第二
の高さ調整プレートを前記そり状のベース部材上に支持
すると共に、このそり状のベース部材を底部材として利
用した、第一及び第二の高さ調整プレートの双方を収納
する収納ケースを設け、この収納ケースの高さを調整可
能とする。
【0021】これにより下補強ロール組み替え用のそり
状ベース部材を備えた圧延機であっても、第一及び第二
の高さ調整プレートを収納ケースに収納でき、上記
(1)で述べたように高さ調整プレートへのスケールの
侵入が防止でき、下作業ロールの左右での高さ誤差が少
なくなる。
【0022】(3)上記(1)又は(2)において、好
ましくは、前記収納ケースは上下に分割され、互いに入
れ子式にはまり合う上部収納ケース及び下部収納ケース
を有し、この収納ケースに隣接して当該上部収納ケース
と前記下補強ロール用軸受箱を同時に上下に昇降する昇
降装置を設ける。
【0023】これにより高さ調整プレートを移動して高
さを変える際には、昇降装置により上部収納ケースと共
に下補強ロールの下補強ロール用軸受箱も持ち上げるの
で、高さ調整プレートを移動するための隙間を形成する
ことができる。
【0024】(4)上記(3)において、好ましくは、
前記昇降装置は、前記収納ケースの両側にそれぞれ配置
された昇降シリンダであり、この昇降シリンダのピスト
ンロッドと前記上部収納ケースのフランジ部を係合して
上部収納ケースを昇降し、かつピストンロッドの先端部
で前記下補強ロール用軸受箱を昇降する。
【0025】これにより昇降シリンダを作動させてピス
トンロッドを伸長させると、上部収納ケースと下補強ロ
ール用軸受箱を同時に持ち上げることができる。
【0026】(5)上記(4)において、好ましくは、
前記一対の下補強ロール用軸受箱のそれぞれの下部の前
記第一及び第二の高さ調整プレートに支持される部分に
調整用ライナを挟んでかまぼこ型ライナを取り付け、前
記昇降シリンダのピストンロッドの先端部で前記調整用
ライナの下面側部分を支持して前記下補強ロール用軸受
箱を昇降する。
【0027】これにより下補強ロール用軸受箱に設けら
れた調整用ライナを厚さの厚いものに交換してパスライ
ンを調整した場合でも、昇降シリンダのピストンロッド
の先端部が突き上げる部分の高さは大きく変化せず、昇
降シリンダとしてストロークの短いものが使用でき、パ
スライン調整装置をコンパクトにできる。
【0028】(6)また、上記(4)において、好まし
くは、前記一対の下補強ロール用軸受箱のそれぞれの下
部にかまぼこ型ライナを設け、前記収納ケースの第一及
び第二の高さ調整プレート部分にそれぞれ上下のプレッ
シャブロックを設け、前記一対の下補強ロール用軸受箱
をかまぼこ型ライナ、上プレッシャブロック、高さ調整
プレート、下プレッシャブロックを介して圧延機のハウ
ジングで支持する。
【0029】このように高さ調整プレートで下補強ロー
ル用軸受箱を支持する収納ケース部分に上下のプレッシ
ャブロックを設けることにより、強大な圧延荷重を支持
することができる。
【0030】(7)また、上記(1)又は(2)におい
て、好ましくは、前記第一及び第二の高さ調整プレート
の双方の高さを変えるアクチュエータをこれら調整プレ
ートの間に設け、このアクチュエータを前記第一及び第
二の高さ調整プレートに2つのロッドをそれぞれ連結し
た両ロッド式アクチュエータとし、第一及び第二の高さ
調整プレートをこの両ロッド式アクチュエータと共に前
記収納ケースに収納する。
【0031】このように第一及び第二の高さ調整プレー
ト間でこれら調整プレートを両ロッド式アクチュエータ
で連結することにより、収納ケースを小さくすることが
でき、パスライン調整装置をコンパクトにできる。
【0032】(8)更に、上記(1)又は(2)におい
て、好ましくは、前記第一及び第二の高さ調整プレート
は複数の段差を有する段差プレートである。段差プレー
トの代わりに傾斜面を有する楔プレートを用いてもよ
い。
【0033】(9)また、上記第二の目的を達成するた
め、本発明は、板材を圧延する上下作業ロールと、上下
作業ロールのうち少なくとも下作業ロールを支持する下
補強ロールと、ハウジング窓部に収納され、下補強ロ一
ルを両側でそれぞれ支持する一対の下補強ロール用軸受
箱とを備えた圧延機のパスライン調整装置において、前
記一対の下補強ロール用軸受箱のそれぞれの下側にパス
ラインの高さを調整する第一及び第二の高さ調整プレー
トを設けると共に、これら第一及び第二の高さ調整プレ
ートの両側にそれぞれ昇降シリンダを配置し、更に前記
一対の下補強ロール用軸受箱のそれぞれの下部の前記第
一及び第二の高さ調整プレートに支持される部分に調整
用ライナを挟んでかまぼこ型ライナを取り付け、前記昇
降シリンダのピストンロッドの先端部で前記調整用ライ
ナの下面側部分を支持して前記下補強ロール用軸受箱を
昇降する。
【0034】これにより下補強ロール用軸受箱に設けら
れた調整用ライナを厚さの厚いものに交換してパスライ
ンを調整した場合でも、昇降シリンダのピストンロッド
の先端部が突き上げる部分の高さは大きく変化せず、昇
降シリンダとしてストロークの短いものが使用でき、パ
スライン調整装置のコンパクト化が図れる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を用いて説明する。
【0036】図1は、圧延する原材料であるスラブから
熱間で粗バーを製造する圧延機の例を示す。
【0037】圧延機は、上下1対の作業ロール2a,2
b、これを支持する上下1対の補強ロール3,4とを備
えている。
【0038】スラブの温度は、1050〜1200℃で
あり、スラブの寸法は、厚さ250mm、幅650〜2
000mm、長さ8〜12.5m程度で、このような寸
法のスラブを上下1対の作業ロール2a,2b間で圧延
して、厚さ40mm程度の粗バーを製造する。
【0039】上作業ロール2a、下作業ロール2bの寸
法は、それぞれφ1200mm(直径)×2200mm
(胴長)程度であり、上補強ロール3及び下補強ロール
4の寸法は、φ1600mm(直径)×2200mm
(胴長)程度である。このような寸法の上下作業ロール
2a,2b及び補強ロール3,4を用いて、約100〜
250m/minの速度で圧延が行われる。
【0040】このような圧延機において、パスラインと
は圧延材1が送られてくるテーブルローラ26の上面の
高さ、つまり、圧延材1の下面である。このテーブルロ
ーラ26の上面の高さであるパスラインに対して、下作
業ロール2bの上面は所望量高い位置に保持する必要が
ある。このパスラインより下作業ロール2bの上面高さ
を高くする所望量は、「ピックアップ量」と呼ばれ、2
0〜50mm程度が望ましく、圧延量の1/2以上の値
が採用される。このピックアップ量が圧延量の1/2よ
り少ないと、圧延材はテーブルローラ26等に強く押し
付けられる。またピックアップ量を余り大きくすると、
圧延材の上反りが大きくなり問題となる。このため、ほ
ぼ所定の一定量以内に保つ必要がある。
【0041】上作業ロール2a、下作業ロール2bは、
各々作業ロール用軸受箱5によって支持される。また、
上補強ロール3は上補強ロール用軸受箱7、下補強口ー
ル4は下補強ロール用軸受箱6で支承される。これらの
装置はすべてハウジング8の窓部内に収容される。
【0042】上部ロール群(上作業ロール2a、上補強
ロール3)は、上補強ロール用軸受箱7を圧下駆動機2
2及びスクリュー23を介して昇降することができる。
【0043】下部ロール群(下作業ロール2b、下補強
ロール4)は下補強ロール用軸受箱6の下部に設けられ
た本発明のパスライン調整装置100によって高さを調
整することができる。
【0044】図2にパスライン調整装置100の詳細を
示す。図2において、パスライン調整装置100は、下
補強ロール4の軸受箱6の下部に設けられた段差プレー
ト15a,15bを備えている。この段差プレート15
a,15bはロール軸方向で圧延機の左右2箇所に各々
配置されており、本実施形態では、段差プレート15a
は圧延機の操作側、段差プレート15bは圧延機の駆動
側に配置されている。
【0045】段差プレート15a,15bの上側にはか
まぼこ型ライナ17と上プレッシャブロック16が配置
され、段差プレート15a,15bの下側には下プレッ
シャブロック27が配置され、かまぼこ型ライナ17は
下補強ロール用軸受箱6の下部に取り付けられ、下補強
ロール用軸受箱6は、このかまぼこ型ライナ17と、上
プレッシャブロック16、段差プレート15a,15b
及び下プレッシャブロック27を介してハウジング8で
支持される。
【0046】左右の段差プレート15a,15bは、上
収納ケース12、下収納ケ一ス13からなる収納ケース
110の中に内蔵され、上プレッシャブロック16は上
収納ケース12に設けられ、下プレッシャブロック27
は下収納ケ一ス13に設けられている。上収納ケース1
2、下収納ケ一ス13は図示のごとく入れ子式に上下に
はまり合い、上収納ケース12が下収納ケ一ス13に対
して上下動でき、これにより収納ケース110は高さが
調整可能になっている。
【0047】図2のA部の部分断面拡大図を図3に示
す。図3において、120はライナ組立体であり、この
ライナ組立体は上記のかまぼこ型ライナ17と、高さ調
整用のライナ33と、フランジ板35の3つの部品で構
成される。高さ調整用のライナ33とフランジ板35は
かまぼこ型ライナ17の上側にあり、これらの3つの部
品はボルト36で一体状に締結された状態で、下補強ロ
ール用軸受箱6の下部のTスロット溝34にフランジ板
35を挿入して取り付けられている。高さ調整用ライナ
33の厚みはロールの全体の高さに応じ、段差プレート
による調整量を超えた分の調整を行う場合に変えられ
る。
【0048】また、上プレッシャブロック16はフラン
ジ31を一体状に備えており、このフランジ31の部分
で上収納ケース12がボルト38により締結される。こ
れは下プレッシャブロック27についても同じであり、
一体状のフランジ32と下収納ケース13がボルト37
で締結される。
【0049】図4は図3のB−B断面を示す。上下収納
ケース12,13の両側には下補強ロール用軸受箱6と
上収納ケース12を持ち上げるためのアクチュエータで
ある油圧シリンダ11が設けられている。この油圧シリ
ンダ11のシリンダ本体11aはハウジング8の窓部の
底面上に載置されると共に、ピストンロッド30は大径
ロッド部30aと小径ロッド部30bからなっており、
段差プレート15a,15bを移動するときは、大径ロ
ッド部30aの段差部の端面で上収納ケース12の両側
縁部のフランジ部12aを支持し、小径ロッド部30b
の先端で高さ調整用ライナ33を介して下補強ロール用
軸受箱6を支持し、大径ロッド部30aと小径ロッド部
30bとで上収納ケース12と高さ調整用ライナ33及
び下補強ロール用軸受箱6を同時に突き上げるようにし
てこれらを持ち上げ、段差プレート15a,15bを移
動するための隙間を形成する。
【0050】上記において、油圧シリンダ11のピスト
ンロッド30と上収納ケース12との係合に関して、ピ
ストンロッド30に段差部を設けずに、ピストンロッド
を上収納ケースにネジ結合、溶接等によりつなげること
で係合しても良いことは勿論である。ピストンロッドと
上収納ケースをネジ結合する一例としては、ピストンロ
ッドの外周にネジを切り、上収納ケースにこのネジに係
合するナットを取り付け、ピストンロッドのネジをナッ
トにねじ込んで係合する等の方法がある。
【0051】ここで、油圧シリンダ11の小径ロッド部
30bの先端は下補強ロール用軸受箱6の下面を直接突
き上げるのではなく、高さ調整用ライナ33を介して突
き上げるようにしている。このため、研削により作業ロ
ール及び補強ロールが小径化し、これらロールの積立高
さが変わり(減少し)、下補強ロール用軸受箱6が上方
に移動しても、高さ調整用ライナ33は、パスラインの
調整量が段差プレート15a,15bの調整量を越える
都度、より厚いものに変えられるので、高さ調整用ライ
ナ33の底面高さは大きく変化せず、シリンダ11のス
トロークを増さずに一定量の昇降で段差プレート15
a,15bの移動のための間隙を作ることができる。従
って、シリンダ11のストロークは小さな量で済み、シ
リンダ11の全長を短くでき、狭いスペースに収納で
き、パスライン調整装置をコンパクトにできる。
【0052】また、左右の段差プレート15a,15b
は、両ロッド式アクチュエータである油圧シリンダ19
のロッド28でピン25を介して連結され、シリンダ1
9のピストン24に油圧を加えることにより左右の段差
プレート15a,15bは同期してロール軸方向に移動
する。このロール軸方向での段差フレート15a,15
bの移動により段差プレート15a,15bの段差が切
り替えられる。この段差の切り替えは、上記のように上
下収納ケース12,13の両側に設けられた油圧シリン
ダ11で下補強ロール用軸受箱6と上収納ケース12を
持ち上げ、上プレッシャブロック16と段差プレート1
5a,15b間の隙間を設けた状態で行う。
【0053】即ち、パスラインの調整量が段差プレート
15a,15bによる調整可能範囲内の間は、下補強ロ
ール4を圧延機内に組み込んだまま両ロッド式油圧シリ
ンダ19を作動させることにより段差プレート15a,
15bを移動してパスラインを調整し、パスラインの調
整量が段差プレート15a,15bによる調整可能範囲
を超えると、下補強ロール用軸受箱6,6及び下補強ロ
ール4を段差プレート15a,15bと共に引き出し、
調整ライナ33(図4参照)の厚みを変えることでパス
ラインを調整する。
【0054】段差プレート15a,15bの各段差量は
許容ピックアップ変化量値によって決定することがで
き、一実施例では約15mm程度の値を採用した。
【0055】段差プレート15a,15bで段差の一番
薄い部分は下補強ロール4の組み替え用であり、この段
差の一番薄い部分を下補強ロール用軸受箱6の下部に位
置決めした場合は、図1において油圧シリンダ11を下
降させると下補強ロール用軸受箱6は上収納ケース12
と共に下降し、軸受箱6の受け面29がハウジング8に
設置されたレール9で支持される。これにより、図2の
下プレッシャブロック16とかまぼこ型ライナ17間に
隙間が生じ、レール9を使って下補強ロール4の組替え
が可能である。
【0056】なお、図2の一対の作業ロール2はスピン
ドル18を介して図示しないモータにより回転駆動さ
れ、圧延材が圧延される。
【0057】図2において、両ロッド式アクチュエータ
19は止め具20で下収納ケース13に固定される。こ
のアクチュエータ19は、左右の段差プレート15a,
15b間に配置した例を示したが、勿論、左右の段差プ
レート15a,15bを単なるロッドで接続し、段差プ
レート15a,15bのいずれか一方の外側にアクチュ
エータを設けてもよい。ただし、この場合は、上収納ケ
ース12、下収納ケース13の長さが大となり、設備が
大型となるという欠点が生じる。このアクチュエータ1
9を本実施形態のように左右の段差プレート15a,1
5b間に配置することにより収納ケース等の設備のコン
パクト化が可能である。
【0058】また、上収納ケース12、下収納ケース1
3は、熱変形防止の面からロール軸方向で複数に分割し
ても良い。本実施形態では、上収納ケース12、下収納
ケース13をロール軸方向で3分割し、結合部21をボ
ルトで接合している。勿論、上下収納ケース12,13
は、それぞれ一体で構成してもよく、また結合部21に
ジャバラ等を設けてもよい。
【0059】以上のように構成した本実施形態によれ
ば、以下の効果を奏する。
【0060】1)一対の下補強ロール用軸受箱6の下部
に設けた段差プレート15a,15bを収納ケース11
0に内蔵したので、スケールの浸入がなく、左右で下作
業ロール2bの上面の高さの差を生じさせることがな
く、曲りのない良好な圧延を可能にすると共に、ピック
アップ量保持のため下補強ロール用軸受箱6の下部でラ
イナ33による高さ調整を行う回数を大幅に減少させる
ことができる。
【0061】2)収納ケース110は上下2つの収納ケ
ース12,13の組合せで構成し、上収納ケース12は
下補強ロール用軸受箱6と共にアクチュエータ11で昇
降できるので、段差プレート15a,15bを移動する
ための隙間を容易に作ることができる。
【0062】3)上下収納ケース12,13の段差プレ
ート15a,15bによる下補強ロール用軸受箱6の支
持部には各々プレッシャブロック16,27を設けたの
で、強大な圧延荷重を支持することができる。
【0063】4)アクチュエータ11のロッド30の先
端は下補強ロール用軸受箱6の下面ではなく、ライナ組
立体120のライナ33の下面を突き上げるようにした
ので、シリンダ11のストロークは小さな量で済み、シ
リンダ11の全長を短くでき、パスライン調整装置をコ
ンパクトにできる。
【0064】5)左右の段差プレート15a,15b間
に段差プレート移動用の両ロッド式アクチュエータ19
を設けたので、収納ケース110の大きさを小さくする
ことができ、同様にパスライン調整装置をコンパクトに
できる。
【0065】本発明の他の実施形態を図5及び図6によ
り説明する。本実施形態は補強ロール組み替え装置とし
てそり状のベース部材を備える圧延機に本発明を適用し
たものである。
【0066】図5及び図6において、下補強ロール4を
支持する下補強ロール用軸受箱6,6の下側にはハウジ
ング8の窓部底面に下補強ロール組み替え用のそり状ベ
ース部材41が差し渡され、ハウジング8の窓部底面の
ベース部材41の更に下側にはロール組み替え用のレー
ル46が操作側へと敷設されている。下補強ロール4の
ロール組み替えは、このベース部材41の操作側の先端
に設けた掛け部42に金具43を噛み合わせ、この金具
43を図示しない油圧シリンダのピストンロッド44の
先端に取り付け、油圧シリンダを作動することにより、
ベース部材41はレール46上をそりのように引き出さ
れる。
【0067】本実施形態のパスライン調整装置はこのよ
うな補強ロール組み替え用のベース部材41を備えた圧
延機に設けられており、段差プレート15a,15bを
収容する収納ケース110Aの内、下収納ケース40は
ベース部材41を底部材として利用し、その上に垂直部
材40aを直接取り付けることにより構成されている。
また、ベース材41上に下プレッシャブロック45を載
置し、両ロッド式アクチュエータ(油圧シリンダ)19
も止め具20を介してベース材41上に取り付けられ
る。
【0068】パスラインの調整量が段差プレート15
a,15bによる調整可能範囲内の間は、下補強ロール
4を圧延機内に組み込んだまま段差プレート15a,1
5bを操作してパスラインを調整し、パスラインの調整
量が段差プレート15a,15bによる調整可能範囲を
超えたときは、そり状のベース部材41により上記のよ
うに下補強ロール用軸受箱6,6及び下補強ロール4を
段差プレート15a,15bと共に引き出し、調整ライ
ナ33(図4参照)の厚みを変えることでパスラインを
調整する。
【0069】本実施形態によっても、上記実施形態と同
様の効果が得られる。
【0070】本発明の更に他の実施形態を図7により説
明する。本実施形態は、高さ調整プレートとして傾斜面
を有する楔プレートを用いたものである。
【0071】図7において、下補強ロール軸受箱6の下
部には段差プレートの代わりに楔プレート45a,45
bが配置されている。この楔プレート45a,45bも
これらプレート間に設けられた両ロッド式アクチュエー
タ19によりロール軸方向に移動できるようになってい
る。
【0072】楔プレート45a,45bは支持面が傾斜
しているので、圧延荷重により楔プレート45a,45
bを横方向に動かす力を生じさせる。そこで、本実施形
態では、両ロッド式アクチュエータ30にその楔プレー
ト45a,45bの移動を阻止する油圧的ロック機能を
持たせる。
【0073】即ち、両ロッド式アクチュエータ30に作
動油を給排する管路60,61にパイロットチェック弁
62,63を設け、切換弁64が図示の中立位置にある
ときは、パイロットチェック弁62,63を閉じ、両ロ
ッド式アクチュエータ30の油圧的にロックし、楔プレ
ート45a,45bの位置を保持する。楔プレート45
a,45bを動かすときは、切換弁64を操作すると、
その操作方向に応じて排出側のパイロットチェック弁6
2又は63が開き、ポンプ65から作動油が供給側のパ
イロットチェック弁63又は52を押し開けてアクチュ
エータ30に供給されると共に、アクチュエータ30か
らの作動油は排出側の開状態にあるパイロットチェック
弁62又は63を通って、切換弁64からタンク66へ
と排出される。
【0074】
【発明の効果】本発明によれば、一対の下補強ロール用
軸受箱の下部に設けた高さ調整プレートを収納ケースに
内蔵したので、スケールの浸入がなく、左右で下作業ロ
ールの上面の高さの差を生じさせることがなく、曲りの
ない良好な圧延を可能にすると共に、ピックアップ量保
持のため下補強ロール用軸受箱の下部でライナによる高
さ調整を行う回数を大幅に減少させることができる。
【0075】また、収納ケースは上下2つの収納ケース
の組合せで構成し、上収納ケースは下補強ロール用軸受
箱と共に昇降装置で昇降できるので、高さ調整プレート
を移動するための隙間を容易に作ることができる。
【0076】更に、昇降シリンダのロッドの先端は下補
強ロール用軸受箱に取り付けられたライナの下面を突き
上げるので、昇降シリンダのストロークは小さな量で済
み、パスライン調整装置をコンパクトにできる。
【0077】また、上下収納ケースの下補強ロール用軸
受箱の支持部にプレッシャブロックを設けたので、強大
な圧延荷重を支持することができる。
【0078】また、第一及び第二の高さ調整プレート間
に両ロッド式アクチュエータを設けたので、収納ケース
の大きさを小さくすることができ、パスライン調整装置
をコンパクトにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるパスライン調整装置
を備えた圧延機の正面図である。
【図2】図1に示すパスライン調整装置を備えた圧延機
の側面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図3のB−B断面図である。
【図5】本発明の他の実施形態であるパスライン調整装
置を備えた圧延機の正面図である。
【図6】図5に示すパスライン調整装置を備えた圧延機
の側面図である。
【図7】本発明の更に他の実施形態であるパスライン調
整装置を備えた圧延機の側面図である。
【符号の説明】
1…圧延材 2a…上作業ロール 2b…下作業ロール 3…上補強ロ一ル 4…下補強ロール 5…作業ロール用軸受箱 6…下補強ロール用軸受箱 7…上補強ロール用軸受箱 8…ハウジング 9…レール 11…アクチュエータ 12…上収納ケース 13…下収納ケース 15a…段差プレート 15b…段差プレート 16…上プレッシャブロック 17…かまぼこ型ライナ 18…スピンドル 19…両ロッド式アクチュエータ 20…止め具 21…結合部 22…圧下駆動機 23…スクリュー 24…ピストン 25…ピン 26…テーブルローラ 27…下プレッシャブロック 28…ロッド 29…受け面 30…ピストンダロッド 31…上プレッシャブロックのフランジ部 32…下プレッシャブロックのフランジ部 33…高さ調整ライナ 34…下補強ロール用軸受箱のTスロット 35…フランジ板 36…ボルト 37…ボルト 38…ボルト 100…パスライン調整装置 110…収納ケース 120…ライナ組立体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴田 正司 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株式 会社技術開発本部内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板材を圧延する上下作業ロールと、上下作
    業ロールのうち少なくとも下作業ロールを支持する下補
    強ロールと、ハウジング窓部に配置され、下補強ロ一ル
    を両側でそれぞれ支持する一対の下補強ロール用軸受箱
    とを備えた圧延機のパスライン調整装置において、 前記一対の下補強ロール用軸受箱のそれぞれの下側にパ
    スラインの高さを調整する第一及び第二の高さ調整プレ
    ートを設けると共に、この第一及び第二の高さ調整プレ
    ートの双方を収納する収納ケースを設け、この収納ケー
    スの高さを調整可能としたことを特徴とする圧延機のパ
    スライン調整装置。
  2. 【請求項2】板材を圧延する上下作業ロールと、上下作
    業ロールのうち少なくとも下作業ロールを支持する下補
    強ロールと、ハウジング窓部に収納され、下補強ロ一ル
    を両側でそれぞれ支持する一対の下補強ロール用軸受箱
    と、これら一対の下補強ロール用軸受箱の下側で前記ハ
    ウジング窓部の底面に差し渡された下補強ロール組み替
    え用のそり状ベース部材とを備えた圧延機のパスライン
    調整装置において、 前記一対の下補強ロール用軸受箱のそれぞれの下側にパ
    スラインの高さを調整する第一及び第二の高さ調整プレ
    ートを設け、この第一及び第二の高さ調整プレートを前
    記そり状のベース部材上に支持すると共に、このそり状
    のベース部材を底部材として利用した、第一及び第二の
    高さ調整プレートの双方を収納する収納ケースを設け、
    この収納ケースの高さを調整可能としたことを特徴とす
    る圧延機のパスライン調整装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の圧延機のパスライン
    調整装置において、前記収納ケースは上下に分割され、
    互いに入れ子式にはまり合う上部収納ケース及び下部収
    納ケースを有し、この収納ケースに隣接して当該上部収
    納ケースと前記下補強ロール用軸受箱を同時に上下に昇
    降する昇降装置を設けたことを特徴とする圧延機のパス
    ライン調整装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の圧延機のパスライン調整装
    置において、前記昇降装置は、前記収納ケースの両側に
    それぞれ配置された昇降シリンダであり、この昇降シリ
    ンダのピストンロッドと前記上部収納ケースのフランジ
    部を係合して上部収納ケースを昇降し、かつピストンロ
    ッドの先端部で前記下補強ロール用軸受箱を昇降するこ
    とを特徴とする圧延機のパスライン調整装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の圧延機のパスライン調整装
    置において、前記一対の下補強ロール用軸受箱のそれぞ
    れの下部の前記第一及び第二の高さ調整プレートに支持
    される部分に調整用ライナを挟んでかまぼこ型ライナを
    取り付け、前記昇降シリンダのピストンロッドの先端部
    で前記調整用ライナの下面側部分を支持して前記下補強
    ロール用軸受箱を昇降することを特徴とする圧延機のパ
    スライン調整装置。
  6. 【請求項6】請求頃4記載の圧延機のパスライン調整装
    置において、前記一対の下補強ロール用軸受箱のそれぞ
    れの下部にかまぼこ型ライナを設け、前記収納ケースの
    第一及び第二の高さ調整プレート部分にそれぞれ上下の
    プレッシャブロックを設け、前記一対の下補強ロール用
    軸受箱をかまぼこ型ライナ、上プレッシャブロック、高
    さ調整プレート、下プレッシャブロックを介して圧延機
    のハウジングで支持することを特徴とする圧延機のパス
    ライン調整装置。
  7. 【請求項7】請求項1又は2に記載の圧延機のパスライ
    ン調整装置において、前記第一及び第二の高さ調整プレ
    ートの双方の高さを変えるアクチュエータをこれら調整
    プレートの間に設け、このアクチュエータを前記第一及
    び第二の高さ調整プレートに2つのロッドをそれぞれ連
    結した両ロッド式アクチュエータとし、第一及び第二の
    高さ調整プレートをこの両ロッド式アクチュエータと共
    に前記収納ケースに収納したことを特徴とする圧延機の
    パスライン調整装置。
  8. 【請求項8】請求項1又は2に記載の圧延機のパスライ
    ン調整装置において、前記第一及び第二の高さ調整プレ
    ートは複数の段差を有する段差プレートであることを特
    徴とする圧延機のパスライン調整装置。
  9. 【請求項9】板材を圧延する上下作業ロールと、上下作
    業ロールのうち少なくとも下作業ロールを支持する下補
    強ロールと、ハウジング窓部に収納され、下補強ロ一ル
    を両側でそれぞれ支持する一対の下補強ロール用軸受箱
    とを備えた圧延機のパスライン調整装置において、 前記一対の下補強ロール用軸受箱のそれぞれの下側にパ
    スラインの高さを調整する第一及び第二の高さ調整プレ
    ートを設けると共に、これら第一及び第二の高さ調整プ
    レートの両側にそれぞれ昇降シリンダを配置し、更に前
    記一対の下補強ロール用軸受箱のそれぞれの下部の前記
    第一及び第二の高さ調整プレートに支持される部分に調
    整用ライナを挟んでかまぼこ型ライナを取り付け、前記
    昇降シリンダのピストンロッドの先端部で前記調整用ラ
    イナの下面側部分を支持して前記下補強ロール用軸受箱
    を昇降することを特徴とする圧延機のパスライン調整装
    置。
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Cited By (6)

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