JPH0538556U - 試験片の予き裂導入装置 - Google Patents

試験片の予き裂導入装置

Info

Publication number
JPH0538556U
JPH0538556U JP8976591U JP8976591U JPH0538556U JP H0538556 U JPH0538556 U JP H0538556U JP 8976591 U JP8976591 U JP 8976591U JP 8976591 U JP8976591 U JP 8976591U JP H0538556 U JPH0538556 U JP H0538556U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
jig
test piece
groove
lower jig
rotary shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8976591U
Other languages
English (en)
Inventor
亮介 村井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP8976591U priority Critical patent/JPH0538556U/ja
Publication of JPH0538556U publication Critical patent/JPH0538556U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 試験片に適した幅の溝が容易に選択でき、短
時間で作業ができる試験片の予き裂導入装置を得る。 【構成】 長方形板状の試験片7の上に長方形板状の上
冶具3を重ね、その中央に載荷する予き裂導入装置にお
いて、対向する面が平行な多角形板状で同各面の中央に
それぞれ予め定められた幅の溝12が軸心に平行に設け
られた下冶具1と、同下冶具に同軸心に設けられた回転
軸15、下冶具を回転可能に収納する下冶具用縦溝16
および軸用縦溝17を持つケーシング2、同ケーシング
の上面に取付けられ、下冶具の上面の溝に直交して配置
される試験片および上冶具の側面支持用のアングル状の
サイドサポート4a、回転軸15および回転軸用縦溝1
5の下面間に置かれ、軸心を同縦溝に沿って向けたスプ
リング5とを設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はセラミックス等の破壊靱性試験における試験片の予き裂導入装置に関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術は図6、図7に示すように、上面に溝12を切った下冶具11の上 に、溝に対して直角に長方形の試験片7をセットし、試験片の上に上冶具3を重 ねて載せる。また下冶具11の上面には試験片7と上冶具3の側面を支えるサイ ドサポート4が取付けられている。
【0003】 上冶具3の上面中央には溝12に平行な切込みがある。この切込み上に載せた 丸棒6を介して、押え冶具9で載荷する。すると、試験片7の溝12の上方の下 面に予き裂13が導入される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の装置においては、下記のの理由より試験片の材質や寸法が変わ るたびに異なった溝幅の下冶具を作成しなければならず、また適切な溝幅を検討 する際にも溝幅を変えるたびに下冶具をセットし直す、すなわち装置全体をセッ トし直す必要があった。 予き裂13は、荷重を負荷した際に下冶具11の溝部12が鉛直荷重を支持 しないために試験片7に発生する局所的な引張応力によって発生するが、この引 張応力は試験片7の寸法や材質によって異なるため、材料および試験片寸法が変 わるたびに溝12の適正寸法が異なる。 また、試験片7に発生する局所的な引張応力は試験片7と下冶具11の“当 たり具合”によって変わり、溝12の左右の当たり具合が異なると試験片7に発 生するき裂13がわん曲してしまい、破壊靱性試験に用いることができなくなる 。このため、下冶具11は一塊の材料から切出し溝12の左右を機械加工により 同一面に仕上げてあり、試験片7の当たり具合が左右で均等になるようにしてあ る。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題を解決するため次の手段を講ずる。
【0006】 すなわち、長方形板状の試験片の上に長方形板状の上冶具を重ね、その中央に 載荷する予き裂導入装置において、対向する面が平行な多角形板状で各同面の中 央にそれぞれ予め定められた幅の溝が軸心に平行に設けられた下冶具と、同下冶 具に同軸心に設けられた回転軸と、上記下冶具を回転可能に収納する下冶具用縦 溝および軸用縦溝を持つケーシングと、上記下冶具の上面の上記溝に交叉して置 かれた上記試験片および上冶具の側面支持用のアングル状のサイドサポートと、 上記回転軸および回転軸用縦溝の下面間に置かれ、軸心を同縦溝に沿って向けた スプリングとを設ける。
【0007】
【作用】
上記の構成において、試験片をセットする前に、下冶具をスプリング上で回わ し、適切な溝幅を持った面を上面にする。次にその上面上に溝に直交して試験片 と上冶具を置く。その後上冶具の中央に押え冶具で載荷する。するとスプリング は押されて縮み、すぐに下冶具の下面が下冶具用縦溝の下面に当たり、試験片7 の荷重を支持する。したがってさらに載荷すると試験片に予き裂が導入される。
【0008】 以上のように、多角形の下治具の各面に所定の各種の幅の溝を予めあけておき 、回転軸周りで回転できるようにしておくことによって、試験片に適した溝を選 び、容易に予き裂を与えることができる。
【0009】
【実施例】
本考案の一実施例を図1〜図5により説明する。
【0010】 図1は側面図、図2は図1のA−A視図、図3、図4は作用説明図、図5は全 体図である。
【0011】 なお、従来例で説明した部分は同一の番号をつけ説明を省略し、この考案に関 する部分を主体に説明する。
【0012】 図1、図2にて、下冶具1は対向する面が平行な正8角形板に形成される。そ の各面の中央にはそれぞれ、幅のちがった溝12が軸心に平行に設けられる。ま たケーシング2が試験台8上に設けられる。ケーシング2には下冶具1とその回 転軸15を回転可能に収納する下冶具用溝16と回転軸用溝17が上面から鉛直 に設けられる。
【0013】 回転軸用溝17の下面と回転軸15との間に軸を鉛直に向けたスプリング5が 設けられる。
【0014】 下冶具1の上面の溝12に直交して乗せられる試験片7、上冶具3の側面を支 えるアングル状のサイドサポート4aが、ケーシング2の上面に取付けられる。 左右のサイドサポート4aの下端部の間隔は下冶具用溝16の間隔になっている 。図中10は取付けネジを示す。
【0015】 このとき、溝16の深さは下冶具1の対向する面間の間隔にほぼ等しくする。 また溝17、スプリング5、下冶具1の関係は、試験片7がないとき、スプリン グ5が伸びて、下冶具1が自由に回転できるようになっている。また試験片7に 載荷されると、ただちにスプリングが縮み、下冶具1の下面が溝16の下面に当 るようになっている。
【0016】 図5は全体側面図である。図中14は全体枠を示す。 以上において、試験片7をセットする前に、下冶具1をスプリング5上で回わ し、適切な溝幅を持った面を上面にする(図2、図3参照)。次にその上面上に 溝12に直交して試験片7と上治具3を置く。その後上冶具の切欠き上に丸棒6 を乗せ、丸棒6が溝の鉛直上にくるようにして、押え冶具9で丸棒6を鉛直下方 に押す。するとスプリング5は押されて縮み、すぐに下冶具1の下面が下冶具用 縦溝16の下面に当たり、試験片7の荷重を支持する。したがってさらに載荷す ると試験片7に予き裂が生じる。
【0017】 以上のように、多角形板状の下冶具1の各面に所定の各種の幅の溝12を予め あけておき、回転軸15周りで回転できるようにしておくことによって、試験片 7に適した溝12を選び、容易に予き裂を与えることができる。なお、選択した い溝幅の種類が多い場合は下冶具1を複数用意すればよい。
【0018】
【考案の効果】
以上に説明したように、本考案によれば、多角形板状の下冶具の各面に所定の 各種の幅の溝を予めあけておき、回転軸周りで回転できるようにしておくことに よって、試験片に適した溝を選び、容易に予き裂を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の側面図である。
【図2】同実施例の図1のA−A視図である。
【図3】同実施例の作用説明図である。
【図4】同実施例の作用説明図である。
【図5】同実施例の全体側面図である。
【図6】従来例の側面図である。
【図7】同従来例の正面図である。
【符号の説明】
1─多角形下治具 2─ケーシング 3─上冶具 4─サイドサポート 5─多角形下冶具支持スプリング 6─荷重伝達用丸棒 7─試験片 8─試験台 9─押し冶具 10─サイドサポート取付けネジ 11─下冶具 12─溝 13─発生した予き裂

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下冶具の溝に交叉して置かれた長方形板
    状の試験片の上に長方形板状の上冶具を重ね、その中央
    に載荷する予き裂導入装置において、対向する面が平行
    な多角形板状で各同面の中央にそれぞれ予め定められた
    幅の溝が軸心に平行に設けられた下冶具と、同下冶具に
    同軸心に設けられた回転軸と、上記下冶具を回転可能に
    収納する下冶具用縦溝および軸用縦溝を持つケーシング
    と、上記下冶具の上面の上記溝に交叉して置かれた上記
    試験片および上冶具の側面支持用のアングル状のサイド
    サポートと、上記回転軸および回転軸用縦溝の下面間に
    置かれ、軸心を同縦溝に沿って向けたスプリングとを備
    えてなることを特徴とする試験片の予き裂導入装置。
JP8976591U 1991-10-31 1991-10-31 試験片の予き裂導入装置 Withdrawn JPH0538556U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8976591U JPH0538556U (ja) 1991-10-31 1991-10-31 試験片の予き裂導入装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8976591U JPH0538556U (ja) 1991-10-31 1991-10-31 試験片の予き裂導入装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0538556U true JPH0538556U (ja) 1993-05-25

Family

ID=13979801

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8976591U Withdrawn JPH0538556U (ja) 1991-10-31 1991-10-31 試験片の予き裂導入装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0538556U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107817161A (zh) * 2017-05-04 2018-03-20 马勒技术投资(中国)有限公司 一种弹性钢片测力装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107817161A (zh) * 2017-05-04 2018-03-20 马勒技术投资(中国)有限公司 一种弹性钢片测力装置
CN107817161B (zh) * 2017-05-04 2021-04-13 马勒技术投资(中国)有限公司 一种弹性钢片测力装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110587632A (zh) 一种全自动寻位钻孔及拉爆螺丝安装一体机
JP2016101642A (ja) ワークの複数箇所を押圧するワーク固定装置
CN210400787U (zh) 一种电子产品的振动试验工装
JPH0538556U (ja) 試験片の予き裂導入装置
CN210704864U (zh) 一种全自动寻位钻孔及拉爆螺丝安装一体机
JPH1022365A (ja) 位置決め装置
EP0865395B1 (en) Panel support mechanism
CA2276280A1 (en) Apparatus and method for centering and feeding log
CN207436520U (zh) 一种可砌顶皮砖的夹具及其砌砖机器人
JP3665556B2 (ja) 静電塗装機のワーク吊下搬送用2列ハンガー
JP2574337Y2 (ja) ワーク収納棚
CN217134340U (zh) 一种石英舟翻转平台
JPH04310737A (ja) 積載整列装置
JP4654108B2 (ja) 被加工物加工保持装置及び被加工物加工装置及びその加工方法
CN217788373U (zh) 一种活动夹具
CN219925074U (zh) 一种轻钢龙骨抗拔构件加工用夹具
CN220719089U (zh) 一种用于航空零部件的定位夹持工装
CN220312482U (zh) 一种航空航天紧固件加工工装
CN213828667U (zh) 一种可对多个多边工件进行固定的夹具
CN207593245U (zh) 倾斜式加工台
JPS61110500A (ja) 自動実装装置および方法
JPS5845836Y2 (ja) 極小非金属材料の洗浄ケ−ス
CN211137729U (zh) 一种墙板材料切割装置
JP2508028Y2 (ja) 移送台装置
JPH0644146Y2 (ja) 基板収納ユニバーサルラック

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19960208