JPH0538495A - 浄化処理を行う病院排水の前処理方法 - Google Patents

浄化処理を行う病院排水の前処理方法

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JPH0538495A
JPH0538495A JP3199228A JP19922891A JPH0538495A JP H0538495 A JPH0538495 A JP H0538495A JP 3199228 A JP3199228 A JP 3199228A JP 19922891 A JP19922891 A JP 19922891A JP H0538495 A JPH0538495 A JP H0538495A
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JP
Japan
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drainage
reducing agent
oxidation
septic tank
tank
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Application number
JP3199228A
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English (en)
Inventor
Toshimasa Umehara
敏正 梅原
Toshio Nihei
俊男 仁平
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Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】病院からの排水には人工透析用膜の清浄化に使
用された塩素系酸化剤が含有されていることが多く、こ
の排水を直接浄化槽に流入すると微生物の酸化による浄
化槽の浄化機能の低下や浄化不能を生じ易い。これを防
ぐため上記排水に還元剤を連続的に且つ必要量を添加し
得る前処理方法を提供する。 【構成】塩素系酸化剤を含む排水１を中和槽７に溜め、
これに還元剤タンク３から還元剤供給ポンプ４を用い、
還元剤を酸化還元電極６により排水１の酸化還元電位を
測定しながら添加する。酸化還元電位が＋１００ｍＶ以
下となるまで添加するが、還元剤の過剰添加により酸化
還元電位が負になった場合にはブロワー５によるばつ気
処理によって酸化還元電位が０ｍＶ以上になるようにし
て酸化した排水１を浄化槽８に流入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、浄化処理を行う病院排
水の前処理方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、病院排水は何らの処理も行わずそ
のまま浄化槽に投入処理されていた。すなわち、一般
に、病院では人工透析用に機能膜を使用しているが、定
期的に上記膜表面のスライム（微生物による）を除去す
る必要がある。この場合、次亜塩素酸ナトリウム等の塩
素系酸化剤が使用され、膜表面のスライムを除去し使用
済みの上記塩素酸化剤は排液としてそのまま浄化槽に流
されていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この排
液は酸化力が強いために微生物に対して毒性が強く微生
物が死滅してしまうために、浄化槽の浄化機能が低下
し、あるいは全く機能を果さないという課題がある。
【０００４】本発明は、上記課題に鑑みてなされてもの
であり、上記塩素系酸化剤を含む排水に還元剤を連続的
に且つ必要量を添加して十分に中和した後浄化槽に流入
し、浄化槽の浄化機能を低下しないようにした浄化処理
を行う病院排水の前処理方法を提供することを目的とし
たものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、次亜塩素酸ナ
トリウム等の塩素系酸化剤を含む病院排水に、該排水の
酸化還元電位が＋１００ｍＶ以下となるように還元剤を
添加するとともに、還元剤の過剰添加により上記酸化還
元電位の値が負になった場合には、ばっき処理により上
記酸化還元電位が０ｍＶ以上となるようにして酸化した
排水を浄化槽に流入することを特徴とする。
【０００６】
【実施例】本発明の実施例を図１及び図２に基づき以下
説明する。図１は、本発明の実施例を示すフローシート
図、図２は病院排水（１０００ｍｌ）に１０％の亜硫酸
ナトリウム溶液を添加とた時の酸化還元電位と残留塩素
濃度との関係を示すグラフである。
【０００７】図１に示すように、次亜塩素酸ナトリウム
等の塩素系酸化剤を含む病院からの排水１は中和槽に導
入され、還元剤タンク３に貯留された還元剤（本実施例
においては後記の１０％の亜硫酸ナトリウム溶液）が供
給ポンプ４により排水１に供給される。この場合の供給
は酸化還元電極６により酸化還元電位を測定しながら行
われ、酸化還元電位が＋１００ｍＶ以下となるまで一応
０ｍＶを目安として続けられる。又、還元剤の過剰添加
により上記酸化還元電位が負の値となつた場合には、ブ
ロワー５から空気を送り上記酸化還元電位を０ｍＶ以上
に酸化し余分の還元剤を除いた状態の排水１を浄化槽８
に送り通常の排水と同様に浄化し、処理水２として排出
する。
【０００８】図２に示すように、酸化還元電位２００ｍ
Ｖで処理水１の残留塩素は０となるが、余裕をとって＋
１００ｍＶ以下となるまで一応０ｍＶを目安として亜硫
酸ナトリウムを添加し浄化槽６内の微生物に対する酸化
の悪影響を極力除くようにする。
【０００９】尚、病院の排水を浄化処理する場合、上記
排水の残留塩素が３００ｍｇ／ｌでは生物処理は不可能
であり、残留塩素が５０ｍｇ／ｌ以下となった時生物処
理は可能である。
【００１０】
【発明の効果】本発明は、塩素系酸化剤を含む病院の排
水を還元剤により略完全に中和処理することにより、通
常の汚水と同様に浄化槽による処理が可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施例を示すフローシート図。
【図２】病院排水（１０００ｍｌ）に１０％の亜硫酸ナ
トリウム溶液を添加とた時の酸化還元電位と残留塩素濃
度との関係を示すグラフ。
【符号の説明】
１．排水 ２．処理水 ３．還元剤タンク ４．還元剤供給ポンプ ５．ブロワー ６．酸化還元電極 ７．中和槽 ８．浄化槽

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 次亜塩素酸ナトリウム等の塩素系酸化剤
    を含む病院排水に、該排水の酸化還元電位が＋１００ｍ
    Ｖ以下となるように還元剤を添加するとともに、還元剤
    の過剰添加により上記酸化還元電位の値が負になった場
    合には、ばっき処理により上記酸化還元電位が０ｍＶ以
    上となるようにして酸化した排水を浄化槽に流入するこ
    とを特徴とする浄化処理を行う病院排水の前処理方法。
JP3199228A 1991-08-08 1991-08-08 浄化処理を行う病院排水の前処理方法 Pending JPH0538495A (ja)

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