JPH0538469Y2 - - Google Patents

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JPH0538469Y2
JPH0538469Y2 JP13997486U JP13997486U JPH0538469Y2 JP H0538469 Y2 JPH0538469 Y2 JP H0538469Y2 JP 13997486 U JP13997486 U JP 13997486U JP 13997486 U JP13997486 U JP 13997486U JP H0538469 Y2 JPH0538469 Y2 JP H0538469Y2
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は、光学式デイスクプレーヤに係り、
特に、トラツキング・サーボにおいて、三ビーム
方式およびプツシユプル方式のトラツキング・エ
ラーの引き込み範囲の拡大と、耐振性の向上を図
るのに好適なトラツキング・エラー信号生成回路
に関する。
(ロ) 従来技術 光学式デイスクプレーヤのトラツキング・エラ
ー信号生成回路としては、例えば、第3図に示す
ように構成されているものがある。
この第3図のトラツキング・エラー信号生成回
路は、三ビーム方式のトラツキング用ビームを受
光する先行スポツト用のPINダイオード17およ
び後行スポツト用のPINダイオード18と、電
流・電圧変換回路1,2と、三ビーム方式のトラ
ツキング・エラー信号を出力する差動アンプ5と
から構成されている。
このように構成されたトラツキング・エラー信
号生成回路では、情報を読み取るためのスポツト
がピツト列の中心に来ている時と、となりあうピ
ツト列の中間に来ている時に、トラツキング・エ
ラー信号の振幅が最大となる。
このことを、第4図に示すトラツクと各光スポ
ツトとの位置関係によるサイドスポツト光検出器
出力とトラツキング・エラー信号を示す説明図に
基づき、さらに詳細に説明すると、はメインス
ポツトMがトラツクTの中心にある場合を示し、
この場合、サイドスポツトAおよびBから得られ
る光検出器であるPINダイオード17,18の出
力は、図の真ん中に示すようになり、直流値とな
る平均値は、それぞれ両者が等しくなる。したが
つて、両者の検出出力を差動アンプ5で減算した
出力は零となる。メインスポツトMがトラツクT
の右方向にずれて、サイドスポツトAがトラツク
間に位置し、また、サイドスポツトBがトラツク
T上に位置したの場合は、PINダイオード1
7,18の出力の平均値の差は最大となり、トラ
ツキング・エラー信号も最大となる。さらに、メ
インスポツトMが右方向にずれてトラツクT間の
中心に位置した場合を考えるとに相当し、やは
り、トラツキング・エラー信号は零となる。お
よびは、メインスポツトが左方向にずれた場合
を示し、ととは同じ状況を示している。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかし、上記した従来のものにおいては、トラ
ツキング・サーボは、負帰還のループを構成する
が、上述したように、ピツクアツプがトラツクT
の中心に位置する場合と、トラツクT間の中央に
位置している場合とで、生成出力されるトラツキ
ング・エラー信号の向きが第5図に示すように異
なるため、トラツクT間にピツクアツプが位置す
る場合は、正帰還ループを構成してしまうので、
この正帰還の領域で、サーボループを閉じると安
定に動作しない事態が起こることがある。そこ
で、負帰還領域だけトラツキング・ループを閉じ
るようにする必要があつた。
このように、トラツキング・サーボとして用い
られるトラツキング・エラー信号は、ピツト列の
中心にスポツトが位置した場合を零とすると「±
0.4μm」(トラツク間隔を1.6μmとすると)しかな
く、それ以外の位置では、出力信号波形の傾斜が
逆になるために、サーボをかけることができない
という欠点があつた。
この考案の目的は、上記従来例の欠点を解決
し、トラツキング・エラーのあらゆる位置で安定
にサーボをかけることができるトラツキング・エ
ラー信号生成回路を提供することにある。
(ニ) 問題を解決するための手段 この考案に係るトラツキング・エラー信号生成
出力回路は、照射された光ビームが追従すべき情
報のピツト列とのずれを表わすトラツキング・エ
ラー検出回路と、トラツキング・エラー検出回路
により検出されたトラツキング・エラーの正,負
の極性を判別する極性判別回路と、デイスクに刻
まれたピツトの変調信号のエンベロープと変調信
号の平均値レベルまたは全反射レベルに基づいた
ある一定レベルとを比較する比較器と、この比較
器の出力に応じ前記トラツキング・エラー検出回
路からの検出信号と前記極性判別回路の極性に基
づく一定電圧とを切り換えて出力する切換回路と
を備えることによつて問題の解決を図つている。
(ホ) 作用 ピツトに刻まれた変調信号の振幅が大きい場
合、すなわち、三ビーム方式のトラツキング・エ
ラー信号がサーボを閉じることができる状態にあ
る場合には、比較器の反転入力端子に設定された
レベルよりも、非反転入力端子のレベルが低くな
るので、比較器の出力は切換回路をコントロール
し、出力端に三ビーム方式のトラツキング・エラ
ー信号を出力する。
これとは逆に、変調信号の振幅が小さい場合、
すなわち、三ビーム方式のトラツキング・エラー
信号の傾斜がサーボを閉じることができる時と逆
になつた場合には、比較器の反転入力端子に設定
されたレベルよりも、非反転入力端子のレベルが
高くなるので、比較器の出力は切換回路をコント
ロールし、極性判別回路の極性に基づく一定電圧
側に切り換え、極性が正の時には正の一定電圧
を、負の時には負の一定電圧を出力端に供給す
る。よつて、出力端には、三ビーム方式のトラツ
キング・エラー信号よりも広い引き込み範囲を得
ることができる。
(ヘ) 実施例 この考案に係るトラツキング・エラー信号生成
回路の実施例を、第1図および第2図に基づいて
説明する。第1図は全体構成を示す回路図、第2
図は第1図の要部回路の出力特性図を示すもので
ある。
図において、17,18三ビーム方式のトラツ
キング用ビームを受光するためのPINダイオード
で、このPINダイオード17,18で検出した信
号を、電流・電圧変換回路1,2をそれぞれ通つ
て、差動アンプ5に入力し、三ビーム方式のトラ
ツキング・エラー信号○イを作る。9は三ビーム方
式のトラツキング・エラー信号の極性を判別する
比較器で、作動アンプ5の出力○ロが正の時には
「L」、負の時には「H」の信号を出力する。19
は三ビーム方式の情報を読み取るビームを受光す
るためのPINダイオードで、電流・電圧変換回路
3により電流,電圧変換され、アンプ4で増幅さ
れる。アンプ4の出力○イは、トランジスタ11、
コンデンサ15および抵抗20とで構成されたエ
ンベロープ検波回路に入り、ピツトに刻まれた変
調信号のエンベロープを、トランジスタ12を経
て比較器10の一方の入力端(+)に入力され
る。また、アンプ4の出力○イは、トランジスタ1
3、抵抗21およびコンデンサ16とで構成され
る検波回路に入り、ピツトに刻まれた変調信号の
全反射レベルをトランジスタ14を経て出力され
る。このトランジスタ14の出力は、抵抗22と
23により分圧されて、比較器10の他方の入力
端(−)に入力される。比較器10は、ピツトに
刻まれた変調信号のエンベロープが、全反射レベ
ルの分圧電位を越えたときに「H」、それ以下の
時は「L」の信号○ニを出力する。この比較器10
の出力信号○ニは、切換スイツチ6をコントロール
し、比較器10の出力信号○ニが「L」の時には、
差動アンプ5の出力信号○ロ(三ビーム方式のトラ
ツキング・エラー信号)を出力端8に伝送する。
また、比較器10の出力信号○ニが「H」の時に
は、切換スイツチ7からの電位を出力端8に切換
スイツチ6を介して伝送する。
切換スイツチ7は、比較器9の出力信号○ハによ
り、コントロールされ、その出力信号○ハが「L」
の時には、正の一定電圧○ヘ側に切り換えられ、ま
た「H」の時には、負の一定電圧○ト側に切り換え
られる。(この時、正の一定電圧○ヘの絶対値と負
の一定電圧○トの絶対値は等しい。) 比較器10の反転入力に加えられる電位は、三
ビーム方式のトラツキング・エラー信号がサーボ
を閉じられる傾斜にある範囲の時の変調信号のエ
ンベロープ電位以下になる様に、分圧用抵抗22
と23で設定されている。
上記のように構成することによつて、ピツトに
刻まれた変調信号の振幅が大きな場合、つまり、
三ビーム方式のトラツキング・エラー信号が閉じ
られる状態にある場合には、比較器10の反転入
力端子に設定されたレベルよりも、非反転入力端
子のレベルが低くなるので、比較器10の出力○ニ
は、「L」となり、切換スイツチ6は差動アンプ
5の出力側にオンされ、出力端8に三ビーム方式
のトラツキング・エラー信号○ロを伝送し、出力す
ることができる。
これとは逆に、変調信号の振幅が小さい場合、
つまり、三ビーム方式のトラツキング・エラー信
号の傾斜が、サーボを閉じることができる時と逆
になつた場合には、比較器10の反転入力端子に
設定されたレベル○チよりも、非反転入力端子のレ
ベル○リが高くなるので、比較器10の出力○ニは、
「H」となり、切換スイツチ6は、切換スイツチ
7側にオンされる。この切換スイツチ7は、三ビ
ームのトラツキング・エラー出力の極性に基づい
て、その極性が正の時には、正の一定電圧○ヘを、
負の時には、負の一定電圧○ト側にオンされるよう
切り換え動作する。
したがつて、出力端8には、三ビーム方式のト
ラツキング・エラー信号よりも広い引き込み範囲
を得られることになる。
(ト) 考案の効果 この考案に係るトラツキング・エラー信号生成
回路によれば、トラツキング・エラー信号の引き
込み範囲を拡大することができるので、サーチ時
等のトラツキング・サーボの引き込み動作を安定
させることができる。また、外部振動等に対して
も、トラツキング・エラー信号の引き込み範囲が
拡大されているため、著しく強くすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、この考案の実施例を示
すもので、第1図は回路図、第2図は第1図の要
部回路の出力特性図である。第3図乃至第4図
は、従来例を示すもので、第3図は回路図、第4
図および第5図は動作説明図である。 5……差動アンプ、6,7……切換スイツチ、
8……出力端子、9,10……比較器、17,1
8,19……PINダイオード。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 照射された光ビームが追従すべき情報のピツト
    列とのずれを表わすトラツキング・エラー検出回
    路と、トラツキング・エラー検出回路により検出
    されたトラツキング・エラーの正,負の極性を判
    別する極性判別回路と、デイスクに刻まれたピツ
    トの変調信号のエンベロープと変調信号の平均値
    レベルまたは全反射レベルに基づいたある一定レ
    ベルとを比較する比較器と、この比較器の出力に
    応じ前記トラツキング・エラー検出回路からの検
    出信号と前記極性判別回路の極性に基づく一定電
    圧とを切り換えて出力する切換回路とを備え、前
    記切換回路の出力をトラツキング・エラー信号と
    して生成出力するように構成されていることを特
    徴とするトラツキング・エラー信号生成回路。
JP13997486U 1986-09-13 1986-09-13 Expired - Lifetime JPH0538469Y2 (ja)

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JPS6347414U JPS6347414U (ja) 1988-03-31
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