JPH0537979Y2 - - Google Patents

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JPH0537979Y2
JPH0537979Y2 JP1692390U JP1692390U JPH0537979Y2 JP H0537979 Y2 JPH0537979 Y2 JP H0537979Y2 JP 1692390 U JP1692390 U JP 1692390U JP 1692390 U JP1692390 U JP 1692390U JP H0537979 Y2 JPH0537979 Y2 JP H0537979Y2
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cylinder
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cable
cable winding
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ケーブルドラムにケーブル巻始め端
を自動的に固定し得る装置に関するものである。
〔従来の技術〕
ケーブル製造におけるその外被押出成形作業
は、第4図に示すように、外被押出成形機(図示
せず)からのケーブルaを引取機21に導びき、
この引取機21からトラバーサ22を介して巻取
機23に巻取る。この巻取機23は、複数のケー
ブルドラム1を備えており、一つのケーブルドラ
ム1が満巻きになると、作業者が引取機21の出
口でケーブルaを切断し、その端a′を、空のケー
ブルドラム1に導びき、第5図に示すように、ケ
ーブルドラム鍔1aの導出口2から外側の固定装
置Aに導びき固定して、巻取りドラムを切換え、
そのケーブルドラム1を回すことにより、ケーブ
ルaが連続的に巻取られる。
このようにケーブルaは連続的に巻取られるた
め、前記ケーブルドラム1へのケーブル巻始め端
a′の固定はスムースに行う必要がある。このた
め、本願出願人は、実開昭63−56163号公報にお
いて、第6図乃至第8図に示すケーブル巻始め端
固定装置Aを提案した。
この装置Aは、同図に示すように、ケーブルド
ラム鍔1aの側面に、ケーブル巻始め端a′が内側
から外側に導出される巻始め端導出口2を形成す
るとともに、その導出口2からのケーブル巻始め
端a′の導出方向の筒体3と取付板11を介して設
け、この筒体3にその周方向の切欠穴4を形成
し、この切欠穴4を通つて筒体3内に出没する爪
5をその出没方向に揺動自在に筒体3の取付板1
1に取付けている。筒体3内には、軸受6を介し
てピストン板7が筒軸方向に移動自在に設けら
れ、このピストン板7から筒体3外側にその筒軸
方向の長孔8を介して係止杆9を導出し、この係
止杆9を長孔8を出たところで切欠穴4に向つて
折曲してある。
したがつて、第6図、第7図a、第8図aに示
すように、筒体3内にケーブル巻始め端a′が差し
込まれると、その端面によつて、第7図b、第8
図bに示すように、ピストン板7が押されて、係
止杆9が爪5から外れ、ばね10により、爪5が
切欠穴4から筒体3内に入つてケーブル巻始め端
a′にその先鋭突起5aが喰い込んでチヤツキング
する。
〔この考案が解決しようとする課題〕
上記従来技術は、爪5が、取付板11に取付け
られて、かつ直線棒状であるとともに、その爪5
を付勢するコイルばね10が、爪5と筒体3の取
付板11との間の空間に設けてあるため、嵩だか
となつているうえに、ばね10に異物が入り易
く、動作が不安定である。
また、ピストン板7の自動復帰手段がないた
め、ケーブル巻始め端a′の引き抜き後には手動で
もつてピストン板7を移動せねばならず、煩らわ
しいものとなつている。
本考案は、以上の点に留意し、コンパクト化及
び動作を確実にし、かつピストン板を自動復帰さ
せることを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために、本考案にあつて
は、上記従来技術において、前記筒体外面に、そ
の貫通孔を通つて内側に突出自在な固定爪を、揺
動可能に取付け、この固定爪と筒体間に収縮状態
のコイルばねを設け、前記固定爪の筒体内への突
出端にはケーブル巻始め端a′い喰い込み得る先鋭
突起を設け、前記ピストン板はばねによつて前記
導出口方向に付勢されたものとし、そのピストン
板から前記固定爪の揺動軸部の筒体外側にその筒
軸方向の長孔を介して係止杆を導出し、前記固定
爪の揺動軸部外周に前記導出口側に突出する突部
を設け、この突部に前記係止杆の先端が当接し、
その先端の当接面は固定爪の先端方向に向つて下
向きの傾斜面となつており、前記係止杆が、前記
長孔の前記導出口側端に位置するときに前記コイ
ルばねの固定爪への支点はそのデツドポイントよ
り内側にあり、一方、前記長孔の反対側端側に位
置したときには前記支点はデツドポイントより外
側にある構成を採用したのである。
〔作用〕
このように構成されるこの考案は、筒体内にケ
ーブル巻き始め端が差し込まれていない状態で
は、ピストン板が導出口側に移動して係止杆が長
孔の導出口側端に当接し、その先端傾斜面の低い
所に固定爪の突起が当接しており、コイルばねの
支点はデツドポイントの内側にある。このため、
コイルばねの伸長力により、固定爪は貫通孔から
抜け出る方向に付勢されて、その先端が筒体内か
ら退去している。
この状態から、筒体内にケーブル巻始め端が差
し込まれると、その端面によつて、ピストン板が
押されて、係止杆が長孔の反対側端に移動し、固
定爪の突起が前記先端傾斜面の高い所に移動して
固定爪を揺動し、そのコイルばねの支点がデツド
ポイントを越えると、その伸長力により、固定爪
が揺動して、その先端が貫通孔から筒体内に入つ
てケーブル巻始め端にその先鋭突起が喰い込んで
チヤツキングする。この状態で、ケーブルドラム
を回してケーブルを巻回する。
ケーブル巻始め端の引き抜きは、固定爪をコイ
ルばねに抗し揺動して先鋭突起の喰い込みを外し
て行う。この引き抜きにより、ピストン板がばね
によつて復帰し、その係止杆が移動し、さらに固
定爪を揺動し、そのコイルばねの支点が、デツド
ポイントを越えて内側となると、その伸長力によ
り突部が係止杆先端の傾斜面低所に当接して固定
爪が待機状態に復帰する。
〔実施例〕
実施例を第1図乃至第3図に示し、前記と同一
符号は同一物を示すため、その詳細な説明は省略
する。
ケーブル巻始め端a′が導入される筒体3は、第
1図乃至第2図に示すように取付板11に溶着さ
れ、この取付板11が断面コ字状金具12及びね
じ12aを介し鍔1aに固定されて、筒体3がケ
ーブルドラム1に取付けられる。
筒体3外面には、その貫通孔19を通つて先端
が内側に突出する固定爪13が揺動自在に取付け
られており、この爪13の基部と筒体3の間に弾
性機14が設けられている。この弾性機14は、
筒体3に揺動自在に取付けたシリンダ14aと、
固定爪13の基部に揺動自在に取付けたピストン
軸14bと、そのピストン軸14bを押し出す方
向に付勢するコイルばね14cとから成り、この
弾性機14(コイルばね14c)により、そのデ
ツドポイントdを境にして固定爪13を第2図時
計回り又は反時計回りに揺動する。
ピストン板7は筒部7aを有してその先端に係
止杆15が設けられており、この係止杆15は、
固定爪13の揺動軸部の筒体3外側にその長孔1
6を介して突出している。その突出端は固定爪1
3の先端方向に向つて下向きの傾斜面17となつ
ている。
また、ピストン板7は、ばね18によつて筒体
3開口方向(導出口2方向)に付勢されており、
第1図、第2図実線に示すように、ケーブル巻始
め端a′がピストン板7を押していない状態(ケー
ブル巻始め端a′が筒体3に差し込まれていない状
態)では、係止杆15が、長孔16の導出口側端
16aに当接して、その先端傾斜面17の低い所
に固定爪13の突起部13bが当接しており、ピ
ストン軸14bの支点はデツドポイントdの内側
にある。このため、コイルばね14cの伸長力に
より、固定爪13は筒体3の貫通孔19から抜け
る方向に付勢されて、その先端が筒体3内から退
去している。
この状態から、筒体3内にケーブル巻始め端
a′が差し込まれると、同図鎖線で示すように、そ
の端面によつて、ピストン板7が押されて、係止
杆15が長孔16の反対側端16bに移動し、固
定爪13の突部13bが上方に移動して固定爪1
3を揺動し、ピストン軸14bの支点がデツドポ
イントdを越えると、この伸長力により、固定爪
13が揺動して、その先端が貫通孔19及び筒部
7aの孔7bを通つて筒体3内に入り、その先鋭
突起13aがケーブル巻始め端a′に喰い込んでチ
ヤツキングされる。
逆に、固定爪13を引き上げてケーブル巻始め
端a′への喰い込みを外し、その端a′を筒体3から
引き抜くと、ピストン板7がばね18により復帰
し、係止杆15が移動し、さらに固定爪13を時
計回りに揺動すると、ピストン軸14bの支点が
デツドポイントdを越えて内側になり、コイルば
ね14cの伸長力により突部13bが係止杆15
の傾斜面17低所に当接して、固定爪13が待機
状態に復帰する。
なお、固定爪13、弾性機14、係止杆15、
長孔16等によるチヤツキング構造は、筒体3の
周方向に等間隔で任意の数だけ設けることができ
る。
〔考案の効果〕
本考案は、以上のように構成し、固定爪を筒体
に取付けたので、その付勢ばねも筒体に沿わせる
ことができ、ばね内へのゴミの侵入が少なく、誤
動作の恐れが少ない。また、固定爪を筒体に沿わ
せることができるので、嵩だかとならず、コンパ
クト化が図れる。さらに、ピストン板を自動復帰
するようにしたので、作業性も向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係るケーブル巻始め端固定
装置の一実施例をケーブルドラムに装着した状態
の要部斜視図、第2図は第1図の切断正面図、第
3図は同切断右側面図、第4図はケーブル外被押
出成形工程の概略図、第5図はその要部拡大図、
第6図は従来例の要部斜視図、第7図、第8図各
a,bは、それぞれ同作用説明用切断正面図、切
断側面図である。 a……ケーブル、a′……ケーブル巻始め端、d
……デツドポイント、1……ケーブルドラム、1
a……ケーブルドラム鍔、2……ケーブル巻始め
端導出口、3……筒体、4……切欠穴、5……
爪、5a,13a……先鋭突起、6……軸受、7
……ピストン板、8……長孔、9……係止杆、1
0……ばね、11……取付板、12……金具、1
3……固定爪、14……弾性機、14a……シリ
ンダ、14b……ピストン軸、14c……コイル
ばね、15……係止杆、16……長孔、17……
傾斜面、18……ばね、19……貫通孔、21…
…引取機、22……トラバーサ、23……巻取
機。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケーブルドラム鍔1aの側面に、ケーブル巻始
    め端a′が内側から外側に導出される巻始め端導出
    口2を形成するとともに、その導出口2からのケ
    ーブル巻始め端a′の導出方向の筒体3を設け、こ
    の筒体3外面に、その貫通孔19を通つて内側に
    突出自在な固定爪13を、揺動可能に取付け、こ
    の固定爪13と筒体3間に収縮状態のコイルばね
    14cを設け、前記固定爪13の筒体3内への突
    出端にはケーブル巻始め端a′に喰い込み得る先鋭
    突起13aを設け、かつ、筒体3内には、ばね1
    8によつて前記導出口2方向に付勢されたピスト
    ン板7を筒軸方向に移動自在に設け、このピスト
    ン板7から前記固定爪13の揺動軸部の筒体3外
    側にその筒軸方向の長孔16を介して係止杆15
    を導出し、前記固定爪13の揺動軸部外周に前記
    導出口2側に突出する突部13bを設け、この突
    部13bに前記係止杆15の先端が当接し、その
    先端の当接面17は固定爪13の先端方向に向つ
    て下向きの傾斜面となつており、前記係止杆15
    が、前記長孔16の前記導出口側端16aに位置
    するときに前記コイルばね14cの固定爪13へ
    の支点はそのデツドポイントdより内側にあり、
    一方、前記長孔16の反対側端16b側に位置し
    たときには前記支点はデツドポイントdより外側
    にあることを特徴とするケーブル巻始め端固定装
    置。
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