JPH0537793Y2 - - Google Patents

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JPH0537793Y2
JPH0537793Y2 JP1987033309U JP3330987U JPH0537793Y2 JP H0537793 Y2 JPH0537793 Y2 JP H0537793Y2 JP 1987033309 U JP1987033309 U JP 1987033309U JP 3330987 U JP3330987 U JP 3330987U JP H0537793 Y2 JPH0537793 Y2 JP H0537793Y2
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seat
backrest
core
cushion
chair
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は座椅子に関する。
〔従来技術とその問題点〕
通常床板や畳(本明細書ではこれらを「床」と
総称する。)に置かれて座敷机等ともに又は読書、
テレビ鑑賞、音楽鑑賞などに用いられる座椅子
は、座部と背凭れとを備えているのが普通であ
る。
このような従来座椅子の背凭れは、一般に後方
へ傾斜しており、せいぜいその傾斜角度を調節で
きる程度である。従つて背筋を伸ばした姿勢を維
持しにくく、また人が座ると自然と背中が背凭れ
を滑るとともに尻部が座部上を滑つて体重が前方
へ移動し、ますます姿勢が悪くなるとともに疲れ
易くもなるという問題がある。
このような問題を解決する手段としては、例え
ば、実開昭52−8512号公報に開示されているよう
に、背凭れのうち、座者の尻部が当接する部分を
後方へ凹まし、背凭れ上端部をこれと反対に前方
へ突出させることが考えられる。
しかし、このように背凭れを形成しても、背凭
れの前方へ突出する上端部の高さ位置が適切でな
ければ背筋を延ばした姿勢を維持しにくい。ま
た、単に背凭れの形状を工夫しても、座者の尻部
が座部上を滑つて体重が前方へ移動すると、座者
の背中が背凭れから離れてしまう結果、姿勢が悪
くなるとともに疲れ易くなる。この問題点は解決
されない。
そこで本考案の目的は、背筋を伸ばした姿勢で
座り易く、また、その姿勢が維持され易い座椅子
を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案はこの目的に従い、座部芯部を有する座
部及び背凭れ芯部を有する背凭れを備え、前記座
部は、前記座部芯部の下側の少なくとも前部に配
置されて座部設置床面に接することができるクツ
シヨンを有し、前記背凭れは、座者の尻部が当接
する部分が後方へ凹んでいるとともに頂部が前記
座者の腰部を前へ押すように前方へ突出してお
り、前記座部芯部及び背凭れ芯部は剛性材料によ
つて一体的に形成してあることを特徴とする座椅
子を提供するものである。
前記背凭れの芯部は、前記背凭れの前記尻部対
応凹み及び頂部の前方突出部を提供するための凹
み及び突出部を備えていることが望ましい。
また、前記座部は、座者がその両足を該座部の
両外に出して跨ぎ座る所謂蛙座りをすることがで
きる高さに形成されていることが望ましい。
〔作用〕
本考案座椅子によると、これに座つた人はその
尻部が前記背凭れの凹みに収まり、腰部が背筋を
伸ばすように前方へ押され気味となり、背筋を伸
ばした姿勢となる。また、座者の体重が前方へ移
動することがあつても、前記座部芯部下のクツシ
ヨン材が圧縮されることで座部が前方へ下り傾斜
し、この座部の芯部と背凭れ芯部とは剛性材料で
一体的に形成してあるから、背凭れも座部の傾斜
に追随して該座部に対し当初の角度を保つて前へ
倒れ、その結果、背凭れは座者の尻部と腰部に追
随し、それによつて座者は背筋を伸ばした姿勢を
維持し易い。
〔考案の効果〕
本考案によると、背筋を伸ばした姿勢で座り易
く、また、その姿勢が維持され易く、従つて疲れ
もでにくい座椅子を提供することができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説明
する。
図示の座椅子は、座部1、背凭れ2および左右
の肘掛け3を備えている。
座部1は上層部11と下層部12とからなつて
いる。
上層部11は、合成樹脂製の剛性ある芯部11
1と、該芯部の表面を覆う上側クツシヨン112
と、該芯部の下面を覆う下側クツシヨン113と
からなつている。これらクツシヨンはその一部に
必要に応じ薄板等の補強材を含むことができる。
上層部の芯部111は側面から見るとやや中高
に形成されており、上から見ると人の尻部がフイ
ツトする形状に若干凹まされた部分を有する。従
つて上側クツシヨン112の上面もそれに倣つて
凹んでいる(第2図参照)。
下側クツシヨン113は後述する背凭れ2の下
まで延びている。上下のクツシヨン112,11
3の前端部は芯部111の前端を覆うように互い
に連結されている。該連結は互いに結合分離でき
るようにチヤツク等のフアスナ110にて行われ
ている。従つて取り替えやクリーニングのときに
は上側クツシヨンを分離すればよい。
下側クツシヨン113は芯部111下面に適当
な接着剤にて接着されているが、上側クツシヨン
112は芯部111に被せ置かれているだけであ
り、後端部112aは後述する背凭れクツシヨン
22の下端部22aと相互に押さえあつて外れな
いようになつている。
座部1の下層部12はクツシヨンであり、必要
に応じ適当な補強材を含むことができる。
該クツシヨン12は上層部クツシヨン113の
下に重ねられており、その下面は座部設置床面に
接している。クツシヨン12の前端12aはクツ
シヨン113の前端113aと布にてヒンジ連結
されている。クツシヨン12の後端12cは所謂
ベルクロフアスナ等のフアスナ120にてクツシ
ヨン113の後端113cに分離可能に連結され
ている。従つてクツシヨン12は、第1図に仮想
線で示すように、上層部11に連続する態様でそ
の前方へ延ばして用いることができる。
座部上層部11の芯部111には二対の車輪4
が回転自在に取りつけられている。該車輪は座部
下層部12を上層部11の下に重ねているときは
表に現れず、下層部12を上層部11の前へ延ば
すと床に接触する。上層部の下側クツシヨン11
3及び下層部12には、該車輪が嵌まる空間11
3b及び12bが設けられている。
各車輪4は、第3図に示すように、その周面が
中高に形成されており、回転中心線Aを含む断面
図における前記中高部の輪郭Bは該回転中心線と
実質的に平行であり、該中高部両側の輪郭Cは該
中高部から回転中心線の方へ延びる曲率半径の大
きい凸円弧曲線となつている。
車輪形状がこのようになつているので、車輪形
状を単純に短円筒形にする場合、或いは角部に通
常設けられる程度の丸み部分乃至面取り部分を設
ける場合に比べ、例えば畳の上で走行させた場合
に、該畳の凹みが第4図に示すような鋭角的な状
態aとならず、第3図に示すように円弧bを描く
ように凹むので畳が傷つきにくい。また本実施例
における車輪4は、カーブを描いて曲がり走行し
易い。
背凭れ2は、座部の芯部と同じ合成樹脂製の剛
性ある芯部21と、該芯部の頂面から前面を覆う
クツシヨン22とからなつている。
座部の芯部11と背凭れの芯部21とは一体に
成形されている。
芯部21は、座部に座る人の尻部に対応する部
分211が該尻部形状に合わせて後方へ凹まされ
ており、頂部212が座部に座る人の腰部(第
4、第5腰椎あたりが望ましい。)を前へ押す如
く前方へ突出せしめられている。従つてクツシヨ
ン22も概ねそれに合致した形状となつている。
クツシヨン頂部221はフツク状に曲がつていて
芯部頂部212に引つ掛けられてチヤツク等のフ
アスナ222にて分離可能に連結されている。ク
ツシヨン下端部22aは前記座部の上側クツシヨ
ン後端部112aと相互に押し合うようにして芯
部21に当接されている。従つてクツシヨン22
はクリーニング等必要時に芯部21から取り外す
ことができる。
また、芯部21は上から見ると背中に馴染むよ
うに全体的に中くぼみに形成されている(第2図
参照)。
各肘掛け3は、肘当てクツシヨン31から支持
アーム32を延ばした肘掛け部を備えており、該
アームは途中で二股に分かれていて、該二股の各
端部にはアーム32に垂直に支持棒33が突設さ
れている。各支持棒33は背凭れ芯部側面の穴2
10に脱離可能に挿入されている。
第1図に実線にて示す状態では肘掛け3は本来
の肘掛け位置にある。このように肘掛け位置にあ
る肘掛け3をそれぞれ背凭れ2から抜き出し、肘
掛け同士で左右を入れ換えて背凭れ2の後方へ向
け配置し、各肘掛け3の支持棒33を背凭れ側面
の穴210に挿入できる。この状態は第1図に仮
想線にて示されている。この肘掛け位置は本読み
位置であり、適当な頭部支持体23を両肘掛け3
に渡し掛けてうつ伏せ姿勢で本を読むことができ
る。この場合、読者Pの肩は背凭れ頂部221に
支持され、額部分が頭部支持体23にて支持さ
れ、本Bは両肘掛け3間の下方に置かれる。
このような読書を楽に行うための背凭れ頂部2
21の使用時の床面からの高さは約25〜40cmであ
る。この高さは、また、図示座椅子を本来の座椅
子として使用した場合に、背凭れ2の頂部が座者
の腰部を前へ押して背筋を延ばさせるのにも都合
のよい高さである。この高さは、また、座部下層
部12を前へ延ばして背凭れ頂部221を枕代わ
りに寝るにも都合のより高さである。図示例のも
のは座部下層部12を前へ延ばしてうつ伏せ姿勢
で読書することを想定し、床面位置即ち座部上層
部11下面から背凭れ頂部221に至る高さHは
約31cmに設計されている。また、頭部支持体23
を置く位置の肘掛け3の頂面30は背凭れ頂部2
21より若干高位置にあることが望ましく図示例
のものは約1〜2cm高くされている。
図示の座椅子の主要部の寸法は以下の通りであ
る。
座部上層部11の高さ乃至厚みT:約11cm、 座部下層部12の高さ乃至厚みt:約4cm。
座部全体の高さ乃至厚さ(T+t)約15cmは、
両足を座部1の外側へ出して座部にすわる所謂蛙
座りを行い易い高さでもある。
なお、第5図に示す肘掛け3′は、背凭れ2に
対する取りつけ方法は前記肘掛け3と同一である
が、肘当てクツシヨン31′が支持アーム32′に
回動可能に支承されており、本読み位置に置かれ
たとき該クツシヨン31′を回動させると、読者
Pの額部支持に供し得る。
図示の座椅子によると、肘掛け3を本来の肘掛
け位置においてすわり、従来どおり座椅子として
用いることができる。この場合、背凭れ2の頂部
221の前方突出部分220が座者の腰部に当た
り、座者の背筋を伸ばす。座椅子使用中に座者の
体重が前へ移動すると、主として座部1の前部に
おいてクツシヨン部分が圧迫され、その結果座部
1が前下がりとなるが、座部1及び背凭れ2の芯
部は一体に形成された剛体であるから、背凭れ2
の頂部221も前へ移動し、座者の腰部に当たり
続ける。従つて少しぐらい座者の体重が前へ移動
しても背筋を伸ばした姿勢は崩れ難い。
また既述の通り、座者はその両足を座部1の外
側へ出して所謂蛙座りを容易に行うことができ
る。
足を前へ伸ばしたいときには、座部1の下層部
12を前へ延ばして用いればよく、こうすると床
の硬い感じに触れず、また、床の冷えが直接腰等
に伝わらないので、心地よく座つていられる。ま
た、座部1の下層部12を前へ延ばして用いれ
ば、座つている人が前へずれて体重が前方へ移動
し、その反動で座部上層部11及び背凭れ2が後
方へ押され気味となつても、これらは、前へ延ば
した座部下層部12に連結されており、しかも該
下層部12は使用者の体の一部で押さえられるの
で、後ろへずれ外れてしまうことはない。
また、このように足を前へ伸ばし、かつ、その
足が座敷机等の下に入り込んでいるような場合に
は、座部に設けた車輪4が床に接しているので、
座椅子から立ち上がるときには手や足で床や机等
を押して座椅子を立ち上がり易い位置まで移動さ
せることができる。
更に既述の通り、座部下層部12を前へ延ば
し、背凭れを枕として寝てテレビ鑑賞等に供する
ことができ、あるいは肘掛け位置を読書位置に置
いてうつ伏せ姿勢で読書するときの支えとするこ
とができる。このように寝たり、テレビを見た
り、読書する場合に座部下層部12を延ばして使
用すると、座部下層部12も使用者の体の一部に
押さえこまれるので、これに連結された座部上層
部11及び背凭れ2が後方へずれ外れてしまうこ
とはない。
背凭れを枕として寝たり、うつ伏せ姿勢で読書
するときには、第1図に仮想線で示す如きクツシ
ヨンKを用いると都合が良い。このクツシヨンK
はその一部が背凭れ2の尻部対応くぼみに嵌まる
ものであることが好ましい。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図は本考案の1実施例を示すも
ので、第1図は全体の側面図、第2図は全体の平
面図、第3図は第1図実施例における車輪の説明
図であり、第4図は車輪の他の例の説明図、第5
図は肘掛けの他の例の要部の平面図である。 1……座部、11……上層部、111……芯
部、112……上側クツシヨン、113……下側
クツシヨン、12……クツシヨン(下層部)、2
……背凭れ、21……芯部、210……穴、22
……クツシヨン、221……背凭れ頂部、23…
…頭部支持体、3,3′……肘掛け、31,3
1′……肘当てクツシヨン、32,32′……支持
アーム、33……支持棒、4……車輪。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 座部芯部を有する座部及び背凭れ芯部を有す
    る背凭れを備え、前記座部は、前記座部芯部の
    下側の少なくとも前部に配置されて座部設置床
    面に接することができるクツシヨンを有し、前
    記背凭れは、座者の尻部が当接する部分が後方
    へ凹んでいるとともに頂部が前記座者の腰部を
    前へ押すように前方へ突出しており、前記座部
    芯部及び背凭れ芯部は剛性材料によつて一体的
    に形成してあることを特徴とする座椅子。 (2) 前記背凭れの芯部が、前記背凭れの前記尻部
    対応凹み及び頂部の前方突出部を提供するため
    の凹み及び突出部を備えている実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の座椅子。 (3) 前記座部を、座者がその両足を該座部の両外
    に出して跨ぎ座ることができる高さに形成した
    実用新案登録請求の範囲第1項又は第2項記載
    の座椅子。
JP1987033309U 1987-03-06 1987-03-06 Expired - Lifetime JPH0537793Y2 (ja)

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JPS63140248U JPS63140248U (ja) 1988-09-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5523412Y2 (ja) * 1975-07-07 1980-06-04
JPS5290214U (ja) * 1975-12-26 1977-07-06

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JPS63140248U (ja) 1988-09-14

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