JPH0537753U - 蓋の整列装置 - Google Patents

蓋の整列装置

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JPH0537753U
JPH0537753U JP8397091U JP8397091U JPH0537753U JP H0537753 U JPH0537753 U JP H0537753U JP 8397091 U JP8397091 U JP 8397091U JP 8397091 U JP8397091 U JP 8397091U JP H0537753 U JPH0537753 U JP H0537753U
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道雄 植田
晴彦 佐藤
哲也 井内
隆雄 三木
芳文 三木
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Abstract

(57)【要約】 蓋の整列装置 【目的】 シュート内を落下する蓋の速度が蓋毎に異な
るような場合でも、タイミングエラーを生じさせること
なく、蓋を確実に複数列に振分ける。 【構成】 傾斜状振分シュート11は、振分口25を底壁24
に有する。分岐シュート12は、振分口25に接続されかつ
蓋Lの外径に等しい間隔で振分シュート長さ方向に一列
に並んだ複数の分岐口38を上端に有する。振分口25に、
これを開閉しかつ閉鎖時に振分シュート11の底壁24と面
一となりうるように可動蓋受け片41を配置する。振分口
25の上流において蓋Lを停止解除自在にストッパ手段5
1,52で停止させる。振分口25の上流において蓋Lがス
タックされかつスタックされた蓋Lが分岐口38の数に等
しい数ずつ閉鎖時の蓋受け片41の上に流入するようにス
トッパ作動手段でストッパ手段51,52を作動させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、一列で搬送される蓋を複数列に振分けて整列する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の装置としては、例えば、実公昭58−29051号公報に開示されて いるように、振分口を一側壁に有する垂直状振分シュートと、振分口に接続され かつ振分シュート長さ方向に一列に並んだ複数の分岐口を上端に有する傾斜状分 岐シュートと、複数の分岐口にそれぞれ回動可能に設けられている複数の振分ガ イドと、振分シュート内を蓋が落下してくる毎に、複数の分岐口に蓋が順次1つ ずつ振分られるように複数の振分ガイドを順次作動させる作動手段とよりなるも のが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記装置では、振分シュート内を蓋が落下してくる毎に振分ガイドを作動させ なければならないため、作動手段による振分ガイドの制御が複雑にならざるを得 ない。とくに、振分シュート内を落下する蓋の速度が蓋毎に異なる場合が多いが 、そのような場合、振分ガイドを作動させるタイミングの調整が難しく、タイミ ングエラーにより蓋を確実に振分けることができないことがある。
【0004】 この考案の目的は、上記問題点を解決し、一列で搬送される蓋を、確実に複数 列に振分けて整列することのできる蓋の整列装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案による蓋の整列装置は、振分口を底壁に有する傾斜状振分シュートと 、振分口に接続されかつ蓋の外径にほぼ等しい間隔で振分シュート長さ方向に一 列に並んだ複数の分岐口を上端に有する分岐シュートと、振分口に、これを開閉 しかつ閉鎖時に振分シュートの底壁と面一となりうるように配置されている可動 蓋受け片と、振分口の上流において蓋を停止解除自在に停止させるストッパ手段 と、振分口の上流において蓋がスタックされかつスタックされた蓋が分岐口の数 に等しい数ずつ閉鎖時の蓋受け片の上に流入するようにストッパ手段を作動させ るストッパ作動手段とよりなるものである。
【0006】
【作用】
この考案による蓋の整列装置では、振分シュート内を落下する蓋は、振分口の 上流においてスタックされ、スタックされた蓋が分岐口の数に等しい数ずつ閉鎖 時の蓋受け片の上に流入し、蓋受け片で受けられた分岐口の数に等しい数の蓋が 蓋受け片の開放により複数の分岐口に1つずつ流入する。
【0007】
【実施例】
この考案の実施例を、図面を参照してつぎに説明する。
【0008】 蓋の整列装置は、図1に示すように、図示しない上端供給口を蓋成形装置に接 続し、蓋成形装置で成形されたスカート付円形蓋Lを1つずつ一列で搬送する振 分シュート11と、振分シュート11で搬送されてきた蓋Lを6列で搬送する分岐シ ュート12とを備えている。
【0009】 振分シュート11は、横断面縦長方形状の角筒体よりなるものであって、前壁21 、後壁22、頂壁23および底壁24よりなる。底壁24の下端から所要長さの部分に振 分口25が設けられている。
【0010】 分岐シュート12は、振出口25より下向きにのびた前方より見て略台形状の中空 体よりなるものであって、前壁31、後壁32および左右の側壁33,34と、5つの隔 壁35とよりなる。左側壁33の上端は、振分シュート11の下端開口を閉鎖するよう に上方に延長されて、これが振分シュート11の下端ストッパ36となされている。 そして、左右の側壁33,34とこれらのすぐ内側の隔壁35によって2つの搬送経路 37が、5つの隔壁35の隣り合うもの同しによって4つの搬送経路37がそれぞれ形 成され、全部で6つの搬送経路37の上端に分岐口38がそれぞれ形成され、これら 6つの分岐口38が振分シュート11長さ方向に一列に並んだ状態で振分口25に接続 されている。全ての搬送経路37の幅、したがって分岐口38の開口幅は同じで、蓋 Lの外径にほぼ等しい。また、図4を参照して、6つの分岐口38の隣り合うもの 同しの間隔Pは蓋Lの外径Dにほぼ等しい。すなわち、P=D×1.1である。 同間隔Pがこれ以上であると、ずれが大き過ぎて、蓋Lが落下し難くなる。隔壁 35のほぼ下半分は厚肉に形成され、これにより、搬送経路37下端の隣り合うもの 同しの間隔が、蓋Lの外径より大きくなっている。
【0011】 振分口25には可動蓋受け片41が配置されている。さらに、振分シュート11の振 分口25のすぐ上流に第1ストッパ51が配置されるとともに、これよりさらに上流 に第2ストッパ52が配置されている。また、振分シュート11の下端近くに第1セ ンサ61が、第1ストッパ51の直ぐ上流に第2センサ62が、第2ストッパ52のすぐ 上流に第3センサ63が、第3センサ63から上流側に所定距離をおいて第4センサ 64が、第1ストッパ51のすぐ下流に第5センサ65がそれぞれ配置されている。
【0012】 可動蓋受け片41は、図2に詳しく示すように、振分シュート11の底壁24と面一 なレベルに配置された平板状のものであって、振分シュート後壁22にあけられた スリット22aを通じて振分シュート11内に対し進退しうるように流体圧シリンダ 71のピストンロッド72に取付部材73を介して取付けられている。
【0013】 蓋受け片41が振分シュート11内に進入時に振分口25が閉鎖され、蓋受け片41が 振分シュート11から退出時に振分口25が開放される。
【0014】 第1および第2ストッパ51,52は、同一構造のものである。図3に詳しく示す 第2ストッパ52について説明すると、これは、振分シュート11の後壁22にあけら れた孔22bを通じて振分シュート11内に対し進退しうるように配置された流体圧 シリンダ81のピストンロッド82よりなる。
【0015】 第1および第2ストッパ51,52が振分シュート11内に進入時にそれぞれ作動O Nとなり、第1および第2ストッパ51,52が振分シュート11から退出時にそれぞ れ作動OFFとなる。
【0016】 第1〜第5センサ61〜65は、いずれも蓋Lの有無を検出する光電式のものであ る。それぞれのセンサ61〜65のところに蓋Lが有ると有を検出し、蓋Lが無いと 無を検出する。
【0017】 つぎに、表1および図4〜図6を参照して、蓋整列動作を説明する。
【0018】 まず、運転開始時(ステップ1および図4)、蓋受け片41は閉鎖、第1および 第2ストッパ51,52はONの状態で振分シュート11の上端に蓋成形装置から蓋L が送られてくる。振分シュート11内を落下する最初の蓋Lが第2ストッパ52で停 止され、その蓋Lの上にその蓋Lの後に続く蓋Lがスタックされていく。スタッ クされた蓋Lの数が7以上になると(第2ストッパ52で停止された蓋Lの数が分 岐口38の数に等しい6以上であることを意味する)、これを第4センサ64が検出 し、その検出信号に基づいて第2ストッパ52がOFFとなる。そうすると、第2 ストッパ52で停止されていた蓋Lは、第1ストッパ51で停止されるところまで落 下する(ステップ2および図5)。これにより、第1ストッパ51と第2ストッパ 52の間に6つの蓋Lがスタックされる。この間も蓋成形装置からの蓋Lの供給は 休むことなく連続して行われるが、第4センサ64が有を検出すると、その供給が 一時停止される。
【0019】 続いて、第2センサ62および第3センサ63が有を検出すると、第2ストッパ52 がONとなり、第1ストッパ51がOFFとなる。そうすると、第2ストッパ52で 停止された蓋Lより下流の蓋L、すなわち第1ストッパ51と第2ストッパ52の間 にスタックされていた6つの蓋Lが落下し、蓋受け片41の上に流入する(ステッ プ3および図6)。なお、ステップ3において、第2ストッパ52はON作動時に 蓋Lスカートの内側に進入し、第2ストッパ52に蓋Lスカートの内周面が当接す ることにより、蓋Lが停止される。
【0020】 つぎに、第1センサ61が有を検出し、第2センサ62が無を検出(ブロッキング 等のトラブルが無い状態を意味する)、両センサ61,62の検出信号に基づいて、 蓋受け片41が開放される。そうすると、蓋受け片41の上にあった6つの蓋Lが6 つの分岐口38に1つずつ流入する(ステップ4および図7)。一方、蓋受け片41 が開放されると同時に、第1ストッパ51がON、第2ストッパ52がOFFとなり 、第2ストッパ52のところでスタックされていたて蓋Lが第1ストッパ51のとこ ろまで落下し、ステップ2の状態となる。
【0021】 以下、ステップ2〜ステップ4の動作が繰返行われ、振分シュート11を一列で 搬送されてきた蓋Lが順次6つずつに振り分けられて、6列で分岐シュート62で 搬送されていく。
【0022】
【考案の効果】
この考案によれば、振分シュート内を落下する蓋は、振分口の上流においてス タックされ、スタックされた蓋が分岐口の数に等しい数ずつ閉鎖時の蓋受け片の 上に流入し、蓋受け片で受けられた分岐口の数に等しい数の蓋が蓋受け片の開放 により複数の分岐口に1つずつ流入するから、振分シュート内を落下する蓋の速 度が蓋毎に異なるような場合でも、タイミングエラーを生じさせることなく、蓋 を確実に複数列に振分けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による装置の斜視図である。
【図2】図1のIIーII線にそう拡大断面図である。
【図3】図1のIII ーIII 線にそう拡大断面図である。
【図4】蓋供給開始時の動作説明図である。
【図5】図4で示す状態に続く動作説明図である。
【図6】図5で示す状態に続く動作説明図である。
【図7】図6で示す状態に続く動作説明図である。
【符号の説明】
11 振分シュート 12 分岐シュート 24 振分シュート底壁 25 振分口 38 分岐口 41 蓋受け片 51 第1ストッパ 52 第2ストッパ 71 蓋受け片作動用流体圧シリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 井内 哲也 徳島県板野郡北島町太郎八須字西の川10番 地の1 四国化工機株式会社内 (72)考案者 三木 隆雄 徳島県板野郡北島町太郎八須字西の川10番 地の1 四国化工機株式会社内 (72)考案者 三木 芳文 徳島県板野郡北島町太郎八須字西の川10番 地の1 四国化工機株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振分口25を底壁24に有する傾斜状振分シ
    ュート11と、振分口25に接続されかつ蓋Lの外径にほぼ
    等しい間隔で振分シュート長さ方向に一列に並んだ複数
    の分岐口38を上端に有する分岐シュート12と、 振分口25に、これを開閉しかつ閉鎖時に振分シュート11
    の底壁24と面一となりうるように配置されている可動蓋
    受け片41と、 振分口25の上流において蓋Lを停止解除自在に停止させ
    るストッパ手段51,52と、 振分口25の上流において蓋Lがスタックされかつスタッ
    クされた蓋Lが分岐口38の数に等しい数ずつ閉鎖時の蓋
    受け片41の上に流入するようにストッパ手段51,52を作
    動させるストッパ作動手段と、 よりなる、蓋の整列装置。
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