JP2587553B2 - 硬貨精算処理装置 - Google Patents

硬貨精算処理装置

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JP2587553B2
JP2587553B2 JP3246222A JP24622291A JP2587553B2 JP 2587553 B2 JP2587553 B2 JP 2587553B2 JP 3246222 A JP3246222 A JP 3246222A JP 24622291 A JP24622291 A JP 24622291A JP 2587553 B2 JP2587553 B2 JP 2587553B2
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勝幸 宮本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大量の硬貨を連続的に
精算・包装処理する硬貨精算処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】大量の硬貨を連続的に精算・包装処理す
る硬貨精算処理装置としては、例えば本出願人が先に出
願した特開平2−267686号公報に開示されている
もの等があげられる。この硬貨精算処理装置は、硬貨を
所定枚数単位でロール状に包装する複数台(ここでは仮
に5台とする)の硬貨包装装置をライン上に配設する構
成のものであり、大量投入された硬貨をバケット方式の
コンベア装置によって前記硬貨包装装置の硬貨受入れ用
のホッパーまで搬送して該ホッパーに投入し、この硬貨
包装装置内で所定枚数単位でロール状に包装して、該ロ
ール硬貨を無端ベルト方式のコンベア装置に放出し、該
コンベア装置で後工程すなわちロール硬貨を上記硬貨包
装装置の台数に応じた数単位(例えば5本あるいは10
本)で包装する大束包装装置まで搬送するようになって
いる。
【0003】そして、この硬貨精算処理装置のコンベア
装置は、大束包装装置によるロール硬貨の上記所定数単
位での包装を容易にするため、硬貨包装装置の台数に応
じた数(5本)の独立した無端ベルトを相互に平行をな
すように配設し、各無端ベルトにより各硬貨包装装置よ
り放出されるロール硬貨をそれぞれ大束包装装置に向け
て搬送するようになっていた。
【0004】しかし、上述のようにロール硬貨を硬貨包
装装置の台数に応じた数のそれぞれの無端ベルトで独立
して搬送するようにすると、この所定台数(5台)の硬
貨包装装置のうち1台でも他の硬貨包装装置より早く硬
貨の包装処理が終了してしまうとロール硬貨を5本単位
で揃えられなくなってしまうという問題が生じた。
【0005】そこで、複数台の硬貨包装装置より放出さ
れるロール硬貨を、搬送方向に直交して延在するサンが
周面に所定ピッチで配設された1本の無端ベルトを有す
るコンベア装置によって搬送することが考えられた。す
なわち、この1本の無端ベルトを有するコンベア装置の
隣接するサン同士間にロール硬貨を1本ずつ投入して連
続的に搬送し、この連続的に搬送されてきたロール硬貨
を後段の包装単位揃え装置で大束包装装置の包装単位に
揃えるのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記装置構成とするこ
とで、各硬貨包装装置の包装処理の完了に応じてロール
硬貨を無端ベルトコンベア装置のサン同士間にそれぞれ
投入することになり、これによってロール硬貨を大束包
装装置の包装単位に揃えることが容易に可能となる。し
かも、サン付きの無端ベルト装置の各サン同士間にロー
ル硬貨を1本ずつ落とし込むことにより制御自体も容易
になるという効果が得られるが、その反面複数の硬貨包
装装置から放出されるロール硬貨をサン同士間に確実に
1本ずつ落とし込むことが難しいという問題があった。
【0007】したがって、本発明の目的は、複数台の硬
貨包装装置により放出されるロール硬貨を、無端ベルト
コンベア装置のサン1ピッチ間に1本ずつ確実に落とし
込むことを容易に可能とし、硬貨精算処理を連続的かつ
円滑に行うことができる硬貨精算処理装置を提供するこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の硬貨精算処理装置は、硬貨を所定枚数単位
でロール状に包装しロールゲートから放出する複数台の
硬貨包装装置と、該硬貨包装装置により包装されたロー
ル硬貨を所定本数単位でさらに包装する大束包装装置
と、前記各硬貨包装装置のロールゲートから放出された
ロール硬貨を前記大束包装装置に向けて搬送するための
無端ベルトコンベア装置とを有するものであって、前記
無端ベルトコンベア装置の無端ベルトには、搬送方向に
対しほぼ直交して延在するサンが周面に所定ピッチで配
設されており、該無端ベルトコンベア装置のサンを検知
するサン検知手段と、サン同士間にあるロール硬貨を検
知するロール硬貨検知手段と、所定のサン同士間が所定
の硬貨包装装置のロールゲートに対応する位置に達した
ことを前記サン検知手段により検知し、前記ロール硬貨
検知手段によりそのサン同士間にロール硬貨の存在が確
認されなかった場合に、前記所定の硬貨包装装置のロー
ルゲートからロール硬貨を放出させる制御装置とを有す
ることを特徴としている。
【0009】
【作用】本発明の硬貨精算処理装置によれば、制御装置
が、所定のサン同士間が所定の硬貨包装装置のロールゲ
ートに対応する位置に達したことをサン検知手段により
検知し、ロール硬貨検知手段によりそのサン同士間にロ
ール硬貨の存在が確認されなかった場合に、前記所定の
硬貨包装装置のロールゲートからロール硬貨をその所定
のサン同士間に放出させることになる。このようにして
複数台の硬貨包装装置をそれぞれ制御し、ロール硬貨を
放出可能な状態にあるいずれかの硬貨包装装置によっ
て、空いたサン同士間にロール硬貨をいわゆる穴埋め式
に落とし込んでいくことになる。したがって、無端ベル
トコンベア装置のサン1ピッチ間に1本ずつ確実にロー
ル硬貨を落とし込むことができる。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例による硬貨精算処理装置を
図面等を参照して以下に説明する。ここで、図1は本実
施例のサン検知手段およびロール検知手段を兼ね備えた
検知ユニットの正面図、図2は本実施例の硬貨包装装置
および無端ベルトコンベア装置等の外観正面図、図3は
本実施例の無端ベルトコンベア装置の無端ベルトの斜視
図、図4は上記検知ユニットの図1における右側から見
た側面図、図5は本実施例の制御装置等の主要ブロック
図、図5は本実施例の制御装置の制御内容を示すフロー
チャートである。
【0011】なお、本実施例は本出願人が先に出願した
「特開平2−267868号公報」等に記載されている
硬貨精算処理装置と同様の部分および通常使用されてい
るものと同様の部分を有しているため、これら同様部分
については図示等を略し、これらに対し相違する部分
(後述する無端ベルトコンベア装置、検知ユニットおよ
び硬貨包装装置の制御装置等)を中心に詳述する。
【0012】本実施例の硬貨精算処理装置の主な構成は
以下のようになっている。
【0013】(a)例えば搬送台車等により運搬されて
きた硬貨が投入され、この硬貨を振動運動を利用して平
均的な高さに平滑拡散しつつ次の搬送・分配装置の受取
口に投下する図示せぬ供給装置。
【0014】(b)上記供給装置から投下された硬貨
を、無端チェーンに旋回自在に連設された多数のバケッ
トコンベアに収納し、該バケットコンベアを所定のホッ
パー上で回動させて該ホッパー内に投入し、所定の硬貨
包装装置に供給する図示せぬ搬送・分配装置。
【0015】(c)上記ホッパーから投入された硬貨を
カウントし、所定枚数毎(例えば50枚毎)に包装紙葉
を外周に巻き付けてロール状に包装し(合成樹脂チュー
ブ等に挿入するのでも勿論構わない)、該ロール硬貨を
所定のタイミングでロールシュート2先端のロールゲー
ト3から放出する複数台(図示例は3台)の硬貨包装装
置1(図2参照)。ここで、ロール硬貨を所定のタイミ
ングで放出する上記ロールゲート3は電気信号等で駆動
されて開閉動作するもので、該ロールゲート3として通
常の種々のものを適用することができる(例えば、特公
昭59−6774号公報および実開平2−80502号
公報に開示されたもの等)。なお、本実施例において
は、後述の検知ユニットからの情報を受けこの情報によ
って上記ロールゲート3からロール硬貨を放出させるタ
イミングを制御する制御装置もこの硬貨包装装置1に含
まれるものとする。
【0016】(d)図2に示すように、上記硬貨包装装
置1のロールシュート2先端のロールゲート3から放出
されたロール硬貨を後述の図示せぬ大束包装装置に向け
て搬送する(図2においては図中左から右に向けて搬送
する)1本の無端ベルト4を具備する無端ベルトコンベ
ア装置5。なお、この無端ベルトコンベア装置5の無端
ベルト4には、図3に示すように、搬送方向に対しほぼ
直交して延在するサン6がその周面7上に所定の等ピッ
チで配設されている。また、この無端ベルトコンベア装
置5は、立ち上がり時と停止時に駆動スピードが不安定
になるので、この不安定な時期を避けるために、駆動ス
ピードが一定状態になったら、常時一定の信号を硬貨包
装装置1の制御装置に送信するようになっている。そし
て、この信号を受けることを条件の1つとして硬貨包装
装置1はロール硬貨の放出を行うようになっている。
【0017】(e)各硬貨包装装置1の搬送方向上流側
(以下、単に上流側および下流側と称す)の上記無端ベ
ルトコンベア装置5上にそれぞれ設けられ、該無端ベル
トコンベア装置5の無端ベルト4のサン6を検知するサ
ン検知手段8とサン6同士間にあるロール硬貨を検知す
るロール硬貨検知手段9(図1および図4参照)とを兼
ね備えた複数(図示例は3つ)の検知ユニット10。
【0018】(f)上記無端ベルトコンベア装置5の例
えば終端部に設けられ、ロール硬貨の重量等を計測し、
重量の過不足等を検査する図示せぬ検査装置。
【0019】(g)上記検査装置で、重量の過不足等が
見つかったロール硬貨を欠品収容用の箱内に投下収納さ
せる図示せぬ欠品払い戻し装置。
【0020】(h)上記無端ベルトコンベア装置5によ
り搬送されたロール硬貨を後述の大束包装装置の手前
で、所定本数単位(例えば5本単位)に揃える図示せぬ
包装単位揃え装置。
【0021】(i)上記包装単位揃え装置により所定の
本数単位に揃えられたロール硬貨を、例えば、熱収縮性
合成樹脂の二つ折りシート内に挿入しその後開口部分を
加熱して封止する等して、さらに包装する大束包装装
置。
【0022】次に、上記した相違部分を以下に説明す
る。本実施例において、無端ベルトコンベア装置5の無
端ベルト4には、上述したように、搬送方向に対しほぼ
直交して延在する四角形状のサン6がその周面7上に所
定の等ピッチで連続的に配設されており、これらサン6
は、その幅が無端ベルト4の幅より若干小さくかつその
高さはすべて一定に形成されている。また、各サン6の
ほぼ上部中央の所定位置には、所定幅および所定深さの
四角形状の切欠部11が設けられている。
【0023】各検知ユニット10は、対応する(それぞ
れの下流側にある)硬貨包装装置1の制御装置に対して
ロールゲート3の開閉を判断させるために必要な信号を
送信するもので、図1および図4に示すように、該無端
ベルトコンベア装置5の無端ベルト4の周面7に設けら
れたサン6を検知するサン検知手段8と、サン6同士間
にあるロール硬貨Aを検知するロール硬貨検知手段9と
を兼ね備えた構成となっている。
【0024】サン検知手段8は、無端ベルト4の周面7
から所定量上方に離間し該周面7に平行かつ搬送方向
(図1においては図中右から左に向けて搬送される)に
直交するよう無端ベルトコンベア装置5の非可動部分に
回転自在かつ長手方向の移動が規制されて設けられた軸
部12と、該軸部12に揺動自在(すなわちフリーな状
態)かつ軸部12に沿った方向の移動が規制されて設け
られたサン検知片13とを有している。ここで、該サン
検知片13は、相互に所定量離間しつつ平行をなす2つ
の平板部14とこれら平板部14の上部同士を連結する
連結部15とを有しており、各平板部14に設けられた
貫通孔16に前記軸部12が挿入されるようになってい
る。
【0025】そして、連結部15には上方に向けて延在
する形状のスイッチ作動板17が固定されており、この
スイッチ作動板17には、その搬送方向下流側の無端ベ
ルトコンベア装置5の非可動部分に固定された取付板1
8との間にバネ19が設けられている。
【0026】ここで、スイッチ作動板17およびサン検
知片13は、上記バネ19の縮小方向の付勢力により軸
部12を中心に図1における反時計回り方向に揺動する
よう付勢されており、サン検知片13の平板部14の上
流側の検知面20が無端ベルト4の周面7に対し垂直に
立った状態(図1に示す状態)のときそれ以上の反時計
回り方向の揺動が図示せぬストッパに当接することで規
制されるようになっている。そして、この状態のとき
に、スイッチ作動板17はその上側に設けられたサン検
知スイッチ21に接触せず、該サン検知スイッチ21を
OFF状態に維持するようになっている。なお、本実施
例においては、サン検知スイッチ21としてマイクロス
イッチを採用している。
【0027】そして、無端ベルトコンベア装置5が駆動
されて無端ベルト4が搬送方向に移動すると、該無端ベ
ルト4の周面7に配設されたサン6のうち所定のものが
サン検知片13の平板部14の検知面20に当接し、さ
らなる無端ベルト4の移動でこのサン検知片13を軸部
12を中心に図1における時計回り方向に一時的に揺動
させ、この揺動によってスイッチ作動板17がサン検知
スイッチ21をONすることになる。次いで、さらに無
端ベルト4が移動すると、上記所定のサン6がこのサン
検知片13との当接が解除される位置まで移動し、これ
によってサン検知片13はバネ19の付勢力でストッパ
に当接する元の状態に戻ることになり、サン検知スイッ
チ21はOFFされることになる。そして、このサン検
知スイッチ21のON・OFFの信号は対応する硬貨包
装装置1の制御装置に送られることになる。
【0028】なお、サン検知片13は、上記図示せぬス
トッパに当接した状態のとき、その平板部14の検知面
20が無端ベルト4のサン6に当接可能であり、かつ該
平板部14の下端部が通過するロール硬貨Aに干渉する
ことがないようにその形状が適宜設定されるようになっ
ている。
【0029】ロール硬貨検知手段9は、図4に示すよう
に無端ベルト4の周面7より所定量上方位置にあって搬
送方向に直交するよう延在する形状をなすロール硬貨検
知片22を有しており、このロール硬貨検知片22はそ
の上部においてサン検知手段8のサン検知片13を揺動
自在に支持する軸部12に固定されている(すなわち軸
部12はサン検知手段8およびロール硬貨検知手段9に
共用となる)。そして、該ロール硬貨検知片22の幅は
無端ベルト4のサン6の幅より所定量大きく形成されて
おり、その下部は、サン6に干渉しないように両端およ
び中央の3ケ所が下方に延在する櫛歯状をなしている
(すなわち両端はサン6の両端より外側に位置し、中央
はサン6の切欠部11を通過可能な形状となってい
る)。
【0030】そして、さらにその上部には上方に向けて
延在する形状のスイッチ作動板23が固定されており、
このスイッチ作動板23には、その下流側の上記取付板
18との間にバネ24が設けられている。
【0031】ここで、上記サン検知手段8と同様に、ス
イッチ作動板23およびロール硬貨検知片22は、バネ
24の縮小方向の付勢力により軸部12を中心に該軸部
12とともに図1における反時計回り方向に揺動するよ
う付勢されており、ロール硬貨検知片22の上流側の検
知面25が無端ベルト4の周面7に対し垂直に立った状
態(図1に実線で示す状態)のときそれ以上の反時計回
り方向の揺動が図示せぬストッパに当接することで規制
されるようになっている。そして、この状態のときに
は、スイッチ作動板23はその上方に設けられたロール
硬貨検知スイッチ26に接触せず、該ロール硬貨検知ス
イッチ26をOFF状態に維持するようになっている。
なお、本実施例においては、上述と同様、ロール硬貨検
知スイッチ26としてマイクロスイッチを採用してい
る。
【0032】そして、無端ベルトコンベア装置5が駆動
されて無端ベルト4が搬送方向に移動したとき、該無端
ベルト4の周面7に配設された所定のサン6同士間にロ
ール硬貨Aが投入された状態であると、ロール硬貨Aが
ロール硬貨検知片22の検知面25に当接し、さらなる
無端ベルト4の移動でロール硬貨Aがこのロール硬貨検
知片22を軸部12を中心に図1における時計回り方向
に一時的に揺動させ、この揺動によってスイッチ作動板
23がロール硬貨検知スイッチ26をONすることにな
る(この状態のロール硬貨検知片22およびスイッチ作
動板23を図1において二点鎖線で示している)。次い
で、さらに無端ベルト4が移動すると、ロール硬貨Aが
このロール硬貨検知片22との当接状態が解除される位
置まで移動し、これによってロール硬貨検知片22はバ
ネ24の付勢力で元の状態に戻ることになり、ロール硬
貨検知スイッチ26はOFFされることになる。そし
て、このロール硬貨検知スイッチ26のON・OFFの
信号は対応する硬貨包装装置1の制御装置に送られるこ
とになる。なお、上述したようにロール硬貨検知片22
は、サン6が通過してもこれに干渉しない形状となって
いるため、ロール硬貨Aが通過しない限り作動すること
はない。
【0033】次に、各硬貨包装装置1の制御装置につい
て図5のブロック図を参照して説明する。なお、図5の
ブロック図に示すように各硬貨包装装置1の制御装置B
は、制御部27とサン・ロール硬貨情報記憶部28とか
ら主に構成されている。
【0034】制御部27には、無端ベルトコンベア装置
5からその立ち上がり時および停止時以外に送信される
信号と、対応する検知ユニット10のサン検知手段8の
サン検知スイッチ21およびロール硬貨検知手段9のロ
ール硬貨検知スイッチ26のON・OFFの信号とが入
力されるようになっており、この入力される信号のうち
サン検知手段8のサン検知スイッチ21およびロール硬
貨検知手段9のロール硬貨検知スイッチ26のON・O
FFの信号に基づいて、無端ベルト4上でサン6が検知
されたことを示す信号およびロール硬貨Aが検知された
ことを示す信号をサン・ロール硬貨情報記憶部28に出
力するようになっている。また、無端ベルトコンベア装
置5からの信号とサン・ロール硬貨情報記憶部28に記
憶した情報とに応じて硬貨包装装置1のロールゲート3
に向けて開閉動作許可信号(後述する)を出力するもの
である。
【0035】サン・ロール硬貨情報記憶部28は、制御
部27から出力された、サン6が検知されたことを示す
信号からサン6の数をカウントしてその計数値を記憶
し、ロール硬貨Aが検知されたことを示す信号から各サ
ン6同士間のロール硬貨Aの有無情報を記上記計数値に
対応させて記憶するようになっている。
【0036】そして、制御部27は、サン・ロール硬貨
情報記憶部28に記憶された情報を適宜読み出し、所定
数のサン6が通過した時点(計数値が所定値に達した時
点)で、所定のサン6同士間が所定の硬貨包装装置1の
ロールゲート3に対応した位置に達したものと判定す
る。具体的に例示して言えば、サン6の計数値が開始時
点から例えば10となったときに、そのときサン検知手
段8によりカウントされたサン6より9つ下流側のサン
6(最初に検知されたサン6)と8つ下流側のサン6
(その次に検知されたサン6)との間が所定の硬貨包装
装置1のロールゲート3に対応した位置(ロールゲート
3を開閉したときにロール硬貨Aがこのサン6同士間に
適正に投下される位置)になるようになっている。すな
わち、逆に言えば、このような関係を満足させるように
サン検知手段8と硬貨包装装置1のロールゲート3との
位置関係を設定するのである。
【0037】加えて、制御部27は、サン・ロール硬貨
情報記憶部28からの情報を読み出し、上記ロールゲー
ト3に対応した位置にあるサン6同士間にロール硬貨A
が有るか否かを判定して、ロール硬貨Aがなければ、ロ
ールゲート3に開閉動作許可信号を出力することにな
り、これによりロールゲート3は開閉して、ロール硬貨
Aを1本だけこのサン6同士間に投下するようになって
いる。
【0038】なお、各硬貨包装装置1および各検知ユニ
ット10の設置間隔は、上記制御を可能とするために各
サン6同士間の1ピッチの距離の倍数に設定されること
になる。また、上記制御は、無端ベルトコンベア装置5
から出力される該無端ベルトコンベア装置5の駆動スピ
ードが一定であることを示す信号が常に受信されている
状態において行われるようになっている。
【0039】このような構成の制御装置Bの制御部27
の制御内容について図6に示すフローチャートを参照し
てステップ毎に説明する。
【0040】〔ステップS1〕サン6を検知したか否か
の判定を検知ユニット10のサン検知手段8からの信号
により行う。そして、サン6を検知した場合には、次の
〔ステップS2〕に進み、そうでない場合には、この
〔ステップS1〕を繰り返すことになる。
【0041】〔ステップS2〕検知したサン6の後にロ
ール硬貨Aが有るか否かの判定を検知ユニット10のロ
ール硬貨検知手段9からの信号で行う。そして、ロール
硬貨Aが検知されたと判定した場合、次の〔ステップS
3〕に進み、ロール硬貨Aが検知されないと判定した場
合後述の〔ステップS4〕に進む。
【0042】〔ステップS3〕上記〔ステップS2〕に
おいてロール硬貨Aが検知されたと判定した場合、この
〔ステップS3〕において、サン情報(すなわちこの検
知したサン6の位置)に対応させてロール硬貨Aが有る
ことをサン・ロール硬貨情報記憶部28に記憶させる。
そして、後述する〔ステップS5〕に進む。
【0043】〔ステップS4〕上記〔ステップS2〕に
おいてロール硬貨Aが検知されないと判定した場合、こ
の〔ステップS4〕において、サン情報(すなわちこの
検知したサン6の位置)に対応させてロール硬貨Aがな
いことをサン・ロール硬貨情報記憶部28に記憶させ
る。そして、次の〔ステップS5〕に進む。
【0044】〔ステップS5〕サン・ロール硬貨情報記
憶部28からのサン6に関する情報を読み出し、対応す
る硬貨包装装置1のロールシュート2先端のロールゲー
ト3を開放するタイミングにあるか否かを判定する。す
なわち、所定数のサン6が検知ユニット10のサン検知
手段8を通過した時点(計数値が所定値に達した時点)
で、所定のサン6同士間が対応する硬貨包装装置1のロ
ールゲート3に対応した位置に達したものとし、ロール
ゲート3を開放するタイミングにあると判定して、次の
〔ステップS6〕に進む。一方、そうでない場合は、上
記〔ステップS1〕に戻る。
【0045】〔ステップS6〕サン・ロール硬貨情報記
憶部28からのロール硬貨Aに関する情報を読み出し、
硬貨包装装置1のロールゲート3に対応する位置にある
所定のサン6同士間にロール硬貨Aがあるか否かを判定
する。そして、ロール硬貨Aがある場合には次の〔ステ
ップS7〕に進み、そうでない場合は後述の〔ステップ
S8〕に進む。
【0046】〔ステップS7〕上記〔ステップS6〕に
おいて、ロール硬貨Aがあると判定した場合に、この
〔ステップS7〕では、対応する硬貨包装装置1のロー
ルゲート3の開放を禁止する指令信号をロールゲート3
に出力することになる。そして、〔ステップS1〕に戻
ることになる。
【0047】〔ステップS8〕上記〔ステップS6〕に
おいて、ロール硬貨Aがないと判定した場合に、この
〔ステップS7〕では、対応する硬貨包装装置1のロー
ルゲート3に向けて開閉動作許可信号を出力することに
なり、これを受けてロールゲート3は開閉動作を行いロ
ール硬貨Aを1つ放出することになる。そして、その後
〔ステップS1〕に戻ることになる。
【0048】そして、このようにして複数台の硬貨包装
装置1をそれぞれ制御し、ロール硬貨Aを放出可能な状
態にあるいずれかの硬貨包装装置1によって空いたサン
6同士間にロール硬貨Aをいわゆる穴埋め式に落とし込
んでいくことになる。したがって、無端ベルトコンベア
装置5の無端ベルト4の移動速度(搬送速度)は、硬貨
包装装置1の台数、各硬貨包装装置1によるロール硬貨
Aの放出サイクル(1つのロール硬貨Aを放出してから
次のロール硬貨Aを放出するまでのサイクル)の最大値
およびサン6のピッチ等によって適宜設定されることに
なる。すなわち、無端ベルト4の各サン6同士間が全部
の硬貨包装装置1のロールゲート3を通過する間に、い
ずれかの硬貨包装装置1から確実にロール硬貨Aが落と
し込まれるように設定するのである。
【0049】なお、上記実施例においては、各硬貨包装
装置1に対応してサン検知手段8およびロール硬貨検知
手段9の両方を具備する検知ユニット10を有する構成
のものを例にとり説明したが、以下のようにサン検知手
段8およびロール硬貨検知手段9のいずれか一方のみ有
する構成とすることも勿論可能である。
【0050】すなわち、無端ベルトコンベア装置5の最
上流側に位置する検知ユニット10をサン検知手段8の
みで構成し、それより下流側に位置するすべての検知ユ
ニット10をロール硬貨検知手段9のみで構成する。そ
して、最上流側にある検知ユニット10(サン検知手段
8のみで構成)の出力信号で、全ての硬貨包装装置1の
ロールゲート3の開閉タイミングをとり、下流側に位置
する他の複数の検知ユニット10(ロール硬貨検知手段
9のみで構成)の出力信号で各硬貨包装装置1のロール
ゲート3の開閉動作の可否を決定することになる。な
お、このような構成とした場合、最上流側に位置する硬
貨包装装置1は、ロールゲート3の開閉タイミングに応
じて常にロールゲート3を開閉するように設定するので
ある(この最上流側の硬貨包装装置1を通過する時点で
は無端ベルトコンベア装置5のすべてのサン6同士間に
はロール硬貨Aは存在しないため)。このような構成に
することにより、最上流側にあるサン検知手段8が間違
ってロール硬貨Aを検知してしまう可能性が全くなくな
るので、1ピッチ1ロールの搬送が確実に行えることに
なる。
【0051】また、本実施例においては、検知ユニット
10のサン検知手段8のサン検知スイッチ21およびロ
ール硬貨検知手段9のロール硬貨検知スイッチ26とし
てマイクロスイッチを用いるものを例にとり説明した
が、これに限定されることなく、例えばフォトセンサあ
るいは近接センサ等を適用することも勿論可能であり、
この場合も良好な効果を発揮することは勿論である。
【0052】さらに、本実施例においては、検知ユニッ
ト10のサン検知手段8と硬貨包装装置1のロールゲー
ト3とが所定距離離間した位置に設けられているため、
サン検知手段8は、あるサン6を検知することによって
その所定数前に検知されたサン6同士間の位置が所定の
ロールゲート3に対応する位置に達したことの検知を代
用するようになっているが、勿論、直接ロールゲート3
に対応するサン6を検知する構成としても構わない。こ
れは、ロール硬貨検知手段9についても同様である。
【0053】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の硬貨精算
処理装置によれば、制御装置が、所定のサン同士間が硬
貨包装装置のロールゲートに対応する位置に達したこと
をサン検知手段により検知し、ロール硬貨検知手段によ
りそのサン同士間にロール硬貨の存在が確認されなかっ
た場合に、硬貨包装装置のロールゲートからロール硬貨
を放出させることになる。そして、このようにして複数
台の硬貨包装装置をそれぞれ制御し、ロール硬貨を放出
可能な状態にあるいずれかの硬貨包装装置によって空い
たサン同士間にロール硬貨をいわゆる穴埋め式に落とし
込んでいくことになる。したがって、無端ベルトコンベ
ア装置のサン1ピッチ間に1本ずつ確実にロール硬貨を
落とし込むことが容易に可能になり、硬貨精算処理を連
続的かつ円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による硬貨精算処理装置のサ
ン検知手段およびロール検知手段を兼ね備えた検知ユニ
ットの正面図である。
【図2】本発明の一実施例による硬貨精算処理装置の硬
貨包装装置および無端ベルトコンベア装置等を示す外観
正面図である。
【図3】本発明の一実施例による硬貨精算処理装置の無
端ベルトコンベア装置の無端ベルトを示す斜視図であ
る。
【図4】本発明の一実施例による硬貨精算処理装置の上
記検知ユニットを図1における右側から見た側面図であ
る。
【図5】本発明の一実施例による硬貨精算処理装置の制
御装置等の主要ブロック図である。
【図6】本発明の一実施例による硬貨精算処理装置の硬
貨包装装置の制御部の制御内容を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 硬貨包装装置 3 ロールゲート 4 無端ベルト 5 無端ベルトコンベア装置 6 サン 7 周面 8 サン検知手段 9 ロール硬貨検知手段 A ロール硬貨 B 制御装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬貨を所定枚数単位でロール状に包装し
    ロールゲートから放出する複数台の硬貨包装装置と、 該硬貨包装装置により包装されたロール硬貨を所定本数
    単位でさらに包装する大束包装装置と、 前記各硬貨包装装置のロールゲートから放出されたロー
    ル硬貨を前記大束包装装置に向けて搬送するための無端
    ベルトコンベア装置とを有する硬貨精算処理装置におい
    て、 前記無端ベルトコンベア装置の無端ベルトには、搬送方
    向に対しほぼ直交して延在するサンが周面に所定ピッチ
    で配設されており、 該無端ベルトコンベア装置のサンを検知するサン検知手
    段と、 サン同士間にあるロール硬貨を検知するロール硬貨検知
    手段と、 所定のサン同士間が所定の硬貨包装装置のロールゲート
    に対応する位置に達したことを前記サン検知手段により
    検知し、前記ロール硬貨検知手段によりそのサン同士間
    にロール硬貨の存在が確認されなかった場合に、前記所
    定の硬貨包装装置のロールゲートからロール硬貨を放出
    させる制御装置とを有することを特徴とする硬貨精算処
    理装置。
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