JPH053768U - ヒユーム管 - Google Patents

ヒユーム管

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Publication number
JPH053768U
JPH053768U JP4453391U JP4453391U JPH053768U JP H053768 U JPH053768 U JP H053768U JP 4453391 U JP4453391 U JP 4453391U JP 4453391 U JP4453391 U JP 4453391U JP H053768 U JPH053768 U JP H053768U
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JP
Japan
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pipe
guide rail
sensor
tube
fume
Prior art date
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Pending
Application number
JP4453391U
Other languages
English (en)
Inventor
侯一 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Keiki Inc
Original Assignee
Tokyo Keiki Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Keiki Inc filed Critical Tokyo Keiki Inc
Priority to JP4453391U priority Critical patent/JPH053768U/ja
Publication of JPH053768U publication Critical patent/JPH053768U/ja
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  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】土木工事等で使用するヒューム管に関し、管内
を移動させるだけで計測できるセンサを使用して管敷設
状態の計測可能とすることを目的とする。 【構成】管本体の内周面軸方向に案内レールを一体に設
ける。また管本体の周壁部分に内周面に開口したレール
装着溝を軸方向に形成すると共に、このレール装着溝に
管内部に位置する案内レールの基部を固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、土木工事等で使用するヒューム管に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ヒューム管の施工工法として例えば図7に示す泥水加圧式管推進工法が 知られている。 図8(a)は掘進開始前の状態を示したもので、本体1を発進立坑2に据え付 けて掘進機3をセットする。続いて図8(b)に示すように、地上の槽で調整し た泥水を送泥ポンプで駆動軸兼用の送泥管を介して切羽に送って掘進機3の先端 のカッターで掘削し、掘削した土砂は排泥ポンプで地上に送り出す。
【0003】 このような掘進工法に伴うヒューム管の敷設工事にあっては、工事計画に沿っ た管の敷設が行われていることを掘進作業を行いながら確認する必要がある。 このため従来は例えばレーザ等の光学的な測量によりヒューム管の曲り具合を 計測している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のレーザ等の光学的な計測にあっては、直線については有 効であるが、曲線では盛替えの作業が頻繁になり、作業効率、精度が悪くなる問 題があり、又、人が入れないような小口径の場合には、そもそも盛替えができな いため計測が不可能であった。更に長い距離での計測は不可能であった。
【0005】 そこで、本願考案者は、電気配管、上下水道管、ガス管等の人が中に入ること のできない例えば内径500mm以下の小口径の配管の敷設状態を計測する装置と して、所謂穴曲り計測装置を提案している。この穴曲り計測装置は角速度センサ と傾斜計を管内に挿入されるセンサに内蔵しており、伝送線の入った比較的可撓 性の高いケーブルにより管内を移動させ、この管内移動に伴う角速度センサの出 力を積分した方位角と、傾斜計で検出する傾斜角を計測することで、管全体の3 次元位置を計測することができる。
【0006】 このような穴曲り計測装置を推進工法に応用して推進機及びヒューム管の3次 元位置を計測するには、ヒューム管内に送泥管、排泥管と共に穴曲り計測用の計 測管を設け、この穴曲り計測管の中を穴曲り計測装置のセンサを移動して計測す る方法が考えられる。 しかし、この方法では、計測管をつないで設ける手間が大変なのと、計測管が しっかり固定されていないとブラブラして計測精度がでないという問題がある。
【0007】 本考案は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、管内を移動させ るだけで計測できるセンサを使用して管敷設状態の計測を可能とするヒューム管 を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため本考案のヒューム管にあっては、管本体の内周面軸方 向に案内レールを一体に設けたことを特徴とする。 また本考案のヒューム管にあっては、管本体の周壁部分に内周面に開口したレ ール装着溝を軸方向に形成すると共に、このレール装着溝に管内部に位置する案 内レールの基部を固定したことを特徴とする。
【0009】
【作用】
このような構成を備えた本考案のヒューム管にあっては、管本体の内部に管と 一体に案内レールが設けられているため、管内を案内移動させて位置を計測する センサを管内の案内レールに沿って移動させることで、簡単にヒューム管自体の 3次元位置を計測して、曲り部や直進部を正確に確認できる。
【0010】
【実施例】
図1は本考案の一実施例を示した実施例説明図である。 図1において、10はヒューム管の管本体である。管本体10は鉄、アルミ、 コンクリートあるいは合成樹脂で作られており、口径が大きくなる程、鉄系ある いは非鉄系の金属を使用する。更に、大口径のものにあっては管本体10の内側 にコンクリートのライニングを行う場合がある。
【0011】 このようなヒューム管の管本体10に対し図1の実施例にあっては、管本体1 0の内周面から内側に突出してT字型の案内レール12を一体に設けている。案 内レール12は管本体10と軸方向に平行に配置され、案内レール12に対し懸 垂型のモノレール方式によってセンサが案内移動される。管本体10の全長は通 常の規格に従った規定の長さをもつ。また、この実施例では省略しているが、管 本体10の端部には全長の継手構造を設けるようにしてもよいことは勿論である 。このジョイント構造は案内レール12の部分についても一体に設けられること になる。
【0012】 図2は本考案のヒューム管を用いた施工工事における管の位置を計測する計測 状態の説明図であり、図7に示したと同じ泥水加圧式管推進工法を例にとってい る。 図2において、発進立坑2内に設置された本体1の架台上には計測装置14と リール15が設置される。リール15にはケーブル16が巻き回されており、ケ ーブル16の先端に接続したセンサ18を既に施工済みのヒューム管100と一 体に設けた案内レール12に懸垂型モノレール方式によりセットしている。ケー ブル16は内部に伝送線を備えた可撓性の高いケーブルであり、リール15に対 するケーブル16の巻出し及び巻込みによりヒューム管100の内部の案内レー ル12に沿ってセンサ18を移動することができる。
【0013】 またセンサ18の移動は、ハードケーブルでセンサを押込む方法の他、センサ 自体に駆動輪を設けた自走式移動や、ウィンチと滑車を利用してケーブルで牽引 する移動も考えられる。 リール15の回転軸にはロータリエンコーダ20が設置されており、ケーブル 16の移動量を計測することができる。ケーブル16に内蔵した伝送線を介して 得られたセンサ18からの位置情報及びロータリエンコーダ20の距離情報はロ ータリブラシを介して信号線22により計測装置14に与えられる。
【0014】 計測装置14には演算手段としてのコンピュータ、表示手段としてのCRTデ ィスプレイ、及び記録手段としてのXYプロッタ等が設けられており、センサ1 8の移動に伴って得られた情報から例えばヒューム管100の入口を原点とした センサ18の移動軌跡を演算表示できるようにしている。 図3は図2のヒューム管内を移動するセンサ18の端面図であり、図4に側面 図を示す。
【0015】 図3及び図4において、センサ18は完全に密封された円筒状のカプセル24 で構成され、カプセル24の先端部分にゴムで作られた防振部25を取り付けて いる。カプセル24の後部には耐水圧コネクタ28によりケーブル16が接続さ れる。カプセル24の内部には角速度センサと、傾斜計が設けられる。 カプセル24の上部には上部に開口した箱型のガイド26が固定され、図4に 示すように、ガイド26はカプセル24の略全長に近い長さを有する。ガイド2 6は管本体10側の案内レール12のT字型の部分に嵌め込まれ、案内レール1 2に沿ってセンサ18を案内移動する。
【0016】 ガイド26の案内レール12に接触する部分には、必要に応じて案内ローラを 設け、センタリングと移動抵抗の低減を図るようにしてもよい。 更に、案内レール12にガイド26によりセットされた状態で図3に示すよう に、センサ18のカプセル24の中心が管本体10の中心位置となるように、案 内レール12の及び又はガイド26の寸法を決めることが望ましい。
【0017】 勿論、センサ側18に設けるガイド26のカプセル24に対する間隔を調整自 在にしてもよい。 更に、図4に示したようにカプセル24の略全長に亘るガイド24を設ける代 わりに、図5に示すように、例えばガイド24を3つに分け、前部、中央部、後 部の3ケ所で案内レール12に対しカプセル24を支持するようにしてもよい。
【0018】 このセンサ18を図2に示すようにヒューム管100の内部の案内レール12 にセットし、ケーブル16による押し込みで一定距離を移動する毎に、センサ1 8に内蔵した角速度センサの出力を積分した方位角と、傾斜計で検出された傾斜 角を計測することにより、例えば穴入口を原点とした計測管部12の3次元的位 置、即ちヒューム管100の3次元的な位置を計測することができる。
【0019】 図6は本考案の他の実施例を示した実施例構成図であり、この実施例にあって はヒューム管の管本体10の周壁部分に複数のレール装着溝30を軸方向に形成 する。レール装着溝30は一部が内周面にかかる円形の穴として形成され、内周 面にスリット状に開口している。レール装着溝30のいずれか1つには、半割り パイプ形状を備えた取付け基部32によって案内レール12が軸方向からの挿入 で固着され、、案内レール12のT字形の部分を管内に位置させている。
【0020】 図7は本発明の他の実施例を示した実施例構成図であり、図7(a)のように 、ヒューム管の間本体10の設けたレール装着溝30は図6の実施例と同じであ るが、レール装着溝30の中に短い寸法の半円筒形状の取付部34を備えた取付 部材36を所定間隔毎に複数設け、図7(b)に取出して示すように、取付部材 36の下側にT字型の案内レール12aをボルト38により装着したことを特徴 とする。管本体10のレール装着溝30に対する取付部材36の装着は、図7 (c)に示すように、取付部材36の半円筒形状の取付部34を矢印に示すよう に押し潰した状態で入れて離せばよい。
【0021】 尚、図1の実施例は1本の案内レール12を一体に設けた場合を示しているが 、複数本設けていもよい。また図6、図7の実施例は複数のレール装着溝30を 設けているが、1つであってもよい。更に案内レール12はT字型以外に適宜の 形状とできる。
【0022】
【考案の効果】
以上説明してきたように本考案によれば、管本体の内側に案内レールと一体に 設けているため、中口径あるいは大口径のヒューム管であっても施工状態におい て管内の案内レールにセンサをセットして内部を移動させることでヒューム管自 体の3次元位置の計測が可能となり、ヒューム管の施工工事における直進、曲り 等の計測を簡単且つ容易に行って効率の良い工事ができ、また計測に要する工数 も大幅に低減し高い経済性が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示した実施例説明図
【図2】本考案のヒューム管を用いた計測説明図
【図3】本考案のヒューム管の案内レールにによるセン
サの案内移動状態を示した端面図
【図4】図3の側面から示した説明図
【図5】ガイドレールに対するセンサの他の装着構造を
示した説明図
【図6】本考案の他の実施例を示した実施例説明図
【図7】本考案の他の実施例を示した実施例説明図
【図8】従来のヒューム管敷設工法の一例を示した説明
【符号の説明】
10:管本体 12,12a:案内レール 14:計測装置 15:リール 16:ケーブル 18:センサ 20:ロータリエンコーダ 22:信号線 24:カプセル 26:ガイド 30:レール装着溝 32:取付け基部 34:取付部 36:取付部材 38:ボルト

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】管本体の内周面軸方向に案内レールを一体
    に設けたことを特徴とするヒューム管。
  2. 【請求項2】管本体の周壁部分に内周面に開口したレー
    ル装着溝を軸方向に形成すると共に、該レール装着溝に
    管内部に位置する案内レールの基部を固定したことを特
    徴とするヒューム管。
JP4453391U 1991-06-14 1991-06-14 ヒユーム管 Pending JPH053768U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4453391U JPH053768U (ja) 1991-06-14 1991-06-14 ヒユーム管

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4453391U JPH053768U (ja) 1991-06-14 1991-06-14 ヒユーム管

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH053768U true JPH053768U (ja) 1993-01-22

Family

ID=12694150

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4453391U Pending JPH053768U (ja) 1991-06-14 1991-06-14 ヒユーム管

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JP (1) JPH053768U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51112659U (ja) * 1975-03-10 1976-09-11

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51112659U (ja) * 1975-03-10 1976-09-11

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