JPH053760A - マカロニ - Google Patents
マカロニInfo
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- JPH053760A JPH053760A JP3156833A JP15683391A JPH053760A JP H053760 A JPH053760 A JP H053760A JP 3156833 A JP3156833 A JP 3156833A JP 15683391 A JP15683391 A JP 15683391A JP H053760 A JPH053760 A JP H053760A
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- macaroni
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- groove
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Abstract
するマカロニ。 【効果】 強度、保形性及び食感に悪影響なく茹あげ時
間を短縮することができる。
Description
内壁面溝付き中空円筒形マカロニに関する。
ィ、マカロニ等のパスタ食品が広く食されるようになっ
てきている。マカロニは、デュラムセモリナ又は強力小
麦粉を原料としたものに水を加えて混練して得た生地を
脱気しながら押出し成形して製造され、一般に乾燥状態
で流通している。
が存するが、日本では管状、すなわち中空円筒形のもの
が主流を占めている。
カロニは保存性がよく常温流通に適している反面、茹あ
げ時間に長時間を要すると云う欠点を免れなかった。因
に、広く一般に普及している外径約4〜5mm、肉厚約1.
0mm程度の中空円筒形マカロニの場合でも約10分間程
度の茹あげ時間を要していたのが実状であった。
約 3.6〜3.8mm 、肉厚約 0.7〜0.8mm 程度のものが市販
されているが、茹あげ時間が約5分間程度に短縮される
もののこれを喫食した場合にボリューム感が劣るという
欠点を有していた。
カロニ本来の弾力感を維持したまま茹あげ時間を短縮化
すべく種々研究を重ねた結果、 1) 単に肉薄マカロニとした場合には、強度的にもろさ
があり保存・流通段階で破損が生じ易く、しかも茹あげ
後に於ては保形性が劣って中空部がつぶれてしまうと共
に、マカロニ本来の弾力性のある食感が得られないこ
と、 2) マカロニの外壁面に溝を付与した場合には、溝の形
状の如何を問わずなめらかな食感が得られないだけでな
く、内壁面に付与した場合と比べ、茹で時間が多少かか
りしかも強度的に劣りまたソース、スープ、ドレッシン
グ等の調味液ののり(付着)が悪く、食味が劣ること、 3) マカロニの内壁面にV字形等の角を有する溝を付与
した場合には、押出し形成時、乾燥時、茹あげ時及び調
理時に当該溝底部に割れや裂けが生じ易いこと、等何れ
の場合も実用性・嗜好性の点で難点があることが判っ
た。反面、マカロニ中空部壁面に丸底溝を付与すれば、
上記の如き欠点が生じることなくマカロニ本来の弾力感
を有したまま茹あげ時間を約2〜3分間程度に短縮し得
ることを見い出し、本発明を完成した。
ロニ中空部の長手方向壁面に複数本の丸底溝を有するマ
カロニである。
説明する。
の長手方向壁面に丸底溝3が形設せられているものであ
る。
謂湾曲面(R)が形成されるものであれば特に限定され
ないが、例えば円弧状乃至だ円弧状が好適なものとして
挙げられる。因に、V字状溝等の角底溝は、当該角底部
が局所的に薄くなり、荷重が1点にかかるため、割れや
裂けが生じるので本願発明の目的を達し得ない。
大肉厚部bが溝底部たる最小肉厚部cの 1.2〜2倍、好
ましくは 1.3〜1.7 倍となるようにするのが茹あげ時
間、強度、保形性及び食感上特に良い結果を与える。因
に、斯かるマカロニ1の好適な具体例としては、外径a
を4.0〜6.0mm、最大肉厚部bを 0.7〜0.9mm 、最小肉厚
部cを 0.5〜0.7mm としたマカロニが挙げられる。
いが、特に5〜9本程度が最も効果的である。因に、本
数が極端に少ないと茹あげ時間の短縮効果が得られず、
他方極端に多くても肉厚部が増えて同様に茹あげ時間の
短縮効果が得られなくなる。
水28部を加え混練した生地を、マカロニ専用プレス機
(イタリア・ブライバンティ社製インプレス型)を用い
て脱気しながら押出し成形し、その後水分約12%まで
乾燥して、図1と同様の横断面形状を有する中空内壁に
円弧状の溝を6個有する円筒状の乾燥マカロニを得た。
このマカロニの大きさは外径5.1mm 、最大肉厚部0.8mm
、最少肉厚部0.6mm であった。このマカロニを熱湯に
て茹でたところ2.5 分間で可食状態となりなめらかで弾
力感に富んだマカロニ本来の食感を有していた。このマ
カロニは押出し成形時、乾燥時、茹で時、及び茹で後の
調理時につぶれたり裂けたりせず、充分に商品価値を有
するものであった。
し、押出しダイスのみを交換して内壁及び外壁に溝を有
さない一般的な円筒状の乾燥マカロニを得た。このマカ
ロニの大きさは外径5.1mm 、肉厚0.6mm であった。この
マカロニは外径に対し、肉厚が薄過ぎるため乾燥時変形
するものが多かった。更にこれを熱湯で茹でたところ2.
5 分間で可食状態となったが全体の約30%以上のもの
がつぶれた状態になった。その上、肉薄のため弾力感に
劣り、形状、食感共に満足できる品質のマカロニではな
かった。
押出しダイスのみを交換して中空内壁にV字状の溝を8
個有する円筒状の乾燥マカロニを得た。このマカロニの
大きさは外径5.0mm 、最大肉厚部0.8mm 、最小肉厚部0.
6mm であった。このマカロニはダイスからの押出し成形
時、乾燥時及び茹で時にV字状溝底部から割れや裂けが
発生し円筒状を保持できないものが多かった。また可食
状態になるまで4.5 分間の茹で時間を要した。食感的に
も、肉厚部と肉薄部の硬さの差が大きく、バランスの悪
いもので、品質の良好なマカロニではなかった。
し、押出しダイスのみを交換して図1と同様に横断面形
状を有する円筒状の乾燥マカロニを得た。このマカロニ
の大きさは外径4.6mm 、最大肉厚部0.8mm 、最小肉厚部
0.6mm であった。このマカロニを熱湯にて茹でたところ
3分間で可食状態となった。この茹でマカロニのつぶれ
加重、ソース付着率及びスープ付着率を測定した。つぶ
れ加重はV型プランジャー(タケトモ電機社製テンシプ
レッサー)でマカロニを圧縮しマカロニがつぶれる時の
最大加重(g)とした。またソース付着率及びスープ付
着率は、茹でマカロニをパスタソース状ドレッシングあ
るいはスープ状ドレッシングに浸し、余分のドレッシン
グを一定時間きった時のマカロニ重量に対する付着割合
(%)とした。その結果を表1に示す。このマカロニは
つぶれにくくソースの付着がよく、調理上メリットのあ
るものであった。
押出しダイスのみを交換して外壁に円弧状の溝を6個有
する乾燥マカロニを得た。このマカロニの大きさは外径
4.6mm 、最大肉厚部0.8mm 、最小肉厚部0.6mm であっ
た。このマカロニを熱湯にて茹でたところ3分間で可食
状態となった。この茹でマカロニのつぶれ加重、ソース
付着率及びスープ付着率を実施例2と同様に測定し、そ
の結果を表1に示す。
の存在により茹あげ時間が約2〜3分間程度に短縮され
ることはもとより、当該溝が丸底であるが故に最小肉厚
部たる溝底部に割れや裂けが生じることもない。また、
当該溝部以外の最大肉厚部の存在により茹あげ後に於て
も保形性に優れており、中空部がつぶれることもなく、
かつマカロニ本来の弾力のある食感が保持される。しか
も、当該溝は中空部壁面に存するものであるためソー
ス、スープ、ドレッシング等の調味液ののりがよくしか
もなめらかな食感には何ら悪影響は生じない。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 マカロニ中空部の長手方向壁面に複数本
の丸底溝を有するマカロニ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3156833A JP2987650B2 (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | マカロニ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3156833A JP2987650B2 (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | マカロニ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH053760A true JPH053760A (ja) | 1993-01-14 |
JP2987650B2 JP2987650B2 (ja) | 1999-12-06 |
Family
ID=15636357
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3156833A Expired - Lifetime JP2987650B2 (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | マカロニ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2987650B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5935628A (en) * | 1994-08-19 | 1999-08-10 | Nestec S.A. | Quick cooking pasta |
JP2020171201A (ja) * | 2019-04-08 | 2020-10-22 | 日本製粉株式会社 | 低糖質パスタ |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014064948A1 (ja) | 2012-10-26 | 2014-05-01 | 日清フーズ株式会社 | マカロニ |
-
1991
- 1991-06-27 JP JP3156833A patent/JP2987650B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5935628A (en) * | 1994-08-19 | 1999-08-10 | Nestec S.A. | Quick cooking pasta |
JP2020171201A (ja) * | 2019-04-08 | 2020-10-22 | 日本製粉株式会社 | 低糖質パスタ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2987650B2 (ja) | 1999-12-06 |
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