JPH053760A - マカロニ - Google Patents

マカロニ

Info

Publication number
JPH053760A
JPH053760A JP3156833A JP15683391A JPH053760A JP H053760 A JPH053760 A JP H053760A JP 3156833 A JP3156833 A JP 3156833A JP 15683391 A JP15683391 A JP 15683391A JP H053760 A JPH053760 A JP H053760A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
macaroni
round bottom
groove
boiling
hollow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3156833A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2987650B2 (ja
Inventor
Hiroshi Saito
宏 斎藤
Kinya Kaneuchi
欣也 金内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MAMA MAKARONI KK
MAMAA MAKARONI KK
Original Assignee
MAMA MAKARONI KK
MAMAA MAKARONI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MAMA MAKARONI KK, MAMAA MAKARONI KK filed Critical MAMA MAKARONI KK
Priority to JP3156833A priority Critical patent/JP2987650B2/ja
Publication of JPH053760A publication Critical patent/JPH053760A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2987650B2 publication Critical patent/JP2987650B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Noodles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 中空部の長手方向壁面に複数本の丸底溝を有
するマカロニ。 【効果】 強度、保形性及び食感に悪影響なく茹あげ時
間を短縮することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマカロニ、更に詳細には
内壁面溝付き中空円筒形マカロニに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、食生活の洋風化に伴い、スパゲテ
ィ、マカロニ等のパスタ食品が広く食されるようになっ
てきている。マカロニは、デュラムセモリナ又は強力小
麦粉を原料としたものに水を加えて混練して得た生地を
脱気しながら押出し成形して製造され、一般に乾燥状態
で流通している。
【0003】斯かるマカロニの形態としては種々のもの
が存するが、日本では管状、すなわち中空円筒形のもの
が主流を占めている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来のマ
カロニは保存性がよく常温流通に適している反面、茹あ
げ時間に長時間を要すると云う欠点を免れなかった。因
に、広く一般に普及している外径約4〜5mm、肉厚約1.
0mm程度の中空円筒形マカロニの場合でも約10分間程
度の茹あげ時間を要していたのが実状であった。
【0005】一方、早茹でタイプのマカロニとして外径
約 3.6〜3.8mm 、肉厚約 0.7〜0.8mm 程度のものが市販
されているが、茹あげ時間が約5分間程度に短縮される
もののこれを喫食した場合にボリューム感が劣るという
欠点を有していた。
【0006】そこで、本発明者は斯かる実状に於て、マ
カロニ本来の弾力感を維持したまま茹あげ時間を短縮化
すべく種々研究を重ねた結果、 1) 単に肉薄マカロニとした場合には、強度的にもろさ
があり保存・流通段階で破損が生じ易く、しかも茹あげ
後に於ては保形性が劣って中空部がつぶれてしまうと共
に、マカロニ本来の弾力性のある食感が得られないこ
と、 2) マカロニの外壁面に溝を付与した場合には、溝の形
状の如何を問わずなめらかな食感が得られないだけでな
く、内壁面に付与した場合と比べ、茹で時間が多少かか
りしかも強度的に劣りまたソース、スープ、ドレッシン
グ等の調味液ののり(付着)が悪く、食味が劣ること、 3) マカロニの内壁面にV字形等の角を有する溝を付与
した場合には、押出し形成時、乾燥時、茹あげ時及び調
理時に当該溝底部に割れや裂けが生じ易いこと、等何れ
の場合も実用性・嗜好性の点で難点があることが判っ
た。反面、マカロニ中空部壁面に丸底溝を付与すれば、
上記の如き欠点が生じることなくマカロニ本来の弾力感
を有したまま茹あげ時間を約2〜3分間程度に短縮し得
ることを見い出し、本発明を完成した。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明はマカ
ロニ中空部の長手方向壁面に複数本の丸底溝を有するマ
カロニである。
【0008】以下に図面に基づいて本発明のマカロニを
説明する。
【0009】1は中空円筒形マカロニで、その中空部2
の長手方向壁面に丸底溝3が形設せられているものであ
る。
【0010】ここに丸底溝3の具体的形状としては、所
謂湾曲面(R)が形成されるものであれば特に限定され
ないが、例えば円弧状乃至だ円弧状が好適なものとして
挙げられる。因に、V字状溝等の角底溝は、当該角底部
が局所的に薄くなり、荷重が1点にかかるため、割れや
裂けが生じるので本願発明の目的を達し得ない。
【0011】また、丸底溝3の深さは、マカロニ1の最
大肉厚部bが溝底部たる最小肉厚部cの 1.2〜2倍、好
ましくは 1.3〜1.7 倍となるようにするのが茹あげ時
間、強度、保形性及び食感上特に良い結果を与える。因
に、斯かるマカロニ1の好適な具体例としては、外径a
を4.0〜6.0mm、最大肉厚部bを 0.7〜0.9mm 、最小肉厚
部cを 0.5〜0.7mm としたマカロニが挙げられる。
【0012】尚、丸底溝3の本数は2本以上であれば良
いが、特に5〜9本程度が最も効果的である。因に、本
数が極端に少ないと茹あげ時間の短縮効果が得られず、
他方極端に多くても肉厚部が増えて同様に茹あげ時間の
短縮効果が得られなくなる。
【0013】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を更に説明する。
【0014】実施例1 デュラム・セモリナ100重量部(以下部という)に、
水28部を加え混練した生地を、マカロニ専用プレス機
(イタリア・ブライバンティ社製インプレス型)を用い
て脱気しながら押出し成形し、その後水分約12%まで
乾燥して、図1と同様の横断面形状を有する中空内壁に
円弧状の溝を6個有する円筒状の乾燥マカロニを得た。
このマカロニの大きさは外径5.1mm 、最大肉厚部0.8mm
、最少肉厚部0.6mm であった。このマカロニを熱湯に
て茹でたところ2.5 分間で可食状態となりなめらかで弾
力感に富んだマカロニ本来の食感を有していた。このマ
カロニは押出し成形時、乾燥時、茹で時、及び茹で後の
調理時につぶれたり裂けたりせず、充分に商品価値を有
するものであった。
【0015】比較例1 実施例1と同配合の生地を同様の機械で成形するに際
し、押出しダイスのみを交換して内壁及び外壁に溝を有
さない一般的な円筒状の乾燥マカロニを得た。このマカ
ロニの大きさは外径5.1mm 、肉厚0.6mm であった。この
マカロニは外径に対し、肉厚が薄過ぎるため乾燥時変形
するものが多かった。更にこれを熱湯で茹でたところ2.
5 分間で可食状態となったが全体の約30%以上のもの
がつぶれた状態になった。その上、肉薄のため弾力感に
劣り、形状、食感共に満足できる品質のマカロニではな
かった。
【0016】比較例2 実施例1と同配合の生地を同様の機械で成形するに際し
押出しダイスのみを交換して中空内壁にV字状の溝を8
個有する円筒状の乾燥マカロニを得た。このマカロニの
大きさは外径5.0mm 、最大肉厚部0.8mm 、最小肉厚部0.
6mm であった。このマカロニはダイスからの押出し成形
時、乾燥時及び茹で時にV字状溝底部から割れや裂けが
発生し円筒状を保持できないものが多かった。また可食
状態になるまで4.5 分間の茹で時間を要した。食感的に
も、肉厚部と肉薄部の硬さの差が大きく、バランスの悪
いもので、品質の良好なマカロニではなかった。
【0017】実施例2 実施例1と同配合の生地を同様の機械で成形するに際
し、押出しダイスのみを交換して図1と同様に横断面形
状を有する円筒状の乾燥マカロニを得た。このマカロニ
の大きさは外径4.6mm 、最大肉厚部0.8mm 、最小肉厚部
0.6mm であった。このマカロニを熱湯にて茹でたところ
3分間で可食状態となった。この茹でマカロニのつぶれ
加重、ソース付着率及びスープ付着率を測定した。つぶ
れ加重はV型プランジャー(タケトモ電機社製テンシプ
レッサー)でマカロニを圧縮しマカロニがつぶれる時の
最大加重(g)とした。またソース付着率及びスープ付
着率は、茹でマカロニをパスタソース状ドレッシングあ
るいはスープ状ドレッシングに浸し、余分のドレッシン
グを一定時間きった時のマカロニ重量に対する付着割合
(%)とした。その結果を表1に示す。このマカロニは
つぶれにくくソースの付着がよく、調理上メリットのあ
るものであった。
【0018】比較例3 実施例1と同配合の生地を同様の機械で成形するに際し
押出しダイスのみを交換して外壁に円弧状の溝を6個有
する乾燥マカロニを得た。このマカロニの大きさは外径
4.6mm 、最大肉厚部0.8mm 、最小肉厚部0.6mm であっ
た。このマカロニを熱湯にて茹でたところ3分間で可食
状態となった。この茹でマカロニのつぶれ加重、ソース
付着率及びスープ付着率を実施例2と同様に測定し、そ
の結果を表1に示す。
【0019】
【表1】
【0020】
【発明の効果】本発明マカロニは、中空部壁面の丸底溝
の存在により茹あげ時間が約2〜3分間程度に短縮され
ることはもとより、当該溝が丸底であるが故に最小肉厚
部たる溝底部に割れや裂けが生じることもない。また、
当該溝部以外の最大肉厚部の存在により茹あげ後に於て
も保形性に優れており、中空部がつぶれることもなく、
かつマカロニ本来の弾力のある食感が保持される。しか
も、当該溝は中空部壁面に存するものであるためソー
ス、スープ、ドレッシング等の調味液ののりがよくしか
もなめらかな食感には何ら悪影響は生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明マカロニの拡大横断面図。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 マカロニ中空部の長手方向壁面に複数本
    の丸底溝を有するマカロニ。
JP3156833A 1991-06-27 1991-06-27 マカロニ Expired - Lifetime JP2987650B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3156833A JP2987650B2 (ja) 1991-06-27 1991-06-27 マカロニ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3156833A JP2987650B2 (ja) 1991-06-27 1991-06-27 マカロニ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH053760A true JPH053760A (ja) 1993-01-14
JP2987650B2 JP2987650B2 (ja) 1999-12-06

Family

ID=15636357

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3156833A Expired - Lifetime JP2987650B2 (ja) 1991-06-27 1991-06-27 マカロニ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2987650B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5935628A (en) * 1994-08-19 1999-08-10 Nestec S.A. Quick cooking pasta
JP2020171201A (ja) * 2019-04-08 2020-10-22 日本製粉株式会社 低糖質パスタ

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014064948A1 (ja) 2012-10-26 2014-05-01 日清フーズ株式会社 マカロニ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5935628A (en) * 1994-08-19 1999-08-10 Nestec S.A. Quick cooking pasta
JP2020171201A (ja) * 2019-04-08 2020-10-22 日本製粉株式会社 低糖質パスタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2987650B2 (ja) 1999-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5728418A (en) Twisted quick cooking pasta
US5700512A (en) Preparation of food extrudate which floats during rehydration
EP2612559A1 (en) Instant dried noodles and process for producing the same
KR102010034B1 (ko) 만두피용 반죽, 만두피 제조방법, 만두피, 만두 제조방법 및 만두
JP6893847B2 (ja) 冷凍調理済み生麺類の製造方法
JPH053760A (ja) マカロニ
JPS5941698B2 (ja) 乾燥した麺の製造方法
JP2660038B2 (ja) 溝付き押出麺類
US20220378067A1 (en) Method for manufacturing easy-to-cook and easy-to-brew noodles
JPH05244886A (ja) 溝付き押出成形麺
JP2002253152A (ja) 即席麺の製造方法
GB2090113A (en) A method of manufacturing light, quickly prepared noodles, etc.
JP4883585B2 (ja) 小麦穀粒を含むパスタ類及びその製造方法
JP4623475B2 (ja) パスタ類の製造方法
JPH10262588A (ja) 麺 類
US20230263199A1 (en) Easy-to-cook and easy-to-brew noodles of physical fabrication process
JP2757486B2 (ja) ピザ台およびピザパイ
JP2007049920A (ja) 複数の孔を有する押出成形麺
AU2021103166A4 (en) Easy-to-cook and easy-to-brew noodle structure
JP4253136B2 (ja) 麺類の製造法
JPH0191751A (ja) 食品素材の製造方法
JP2962651B2 (ja) 熱風乾燥麺の製造方法
CA3119486C (en) Method for manufacturing easy-to-cook and easy-to-brew noodles
JP2001211845A (ja) 冷凍麺類及びその製造方法
JP2023121660A (ja) 粒状パスタの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081008

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091008

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091008

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101008

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101008

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111008

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111008

Year of fee payment: 12