JPH0537602U - チユーブ取付装置 - Google Patents
チユーブ取付装置Info
- Publication number
- JPH0537602U JPH0537602U JP8880591U JP8880591U JPH0537602U JP H0537602 U JPH0537602 U JP H0537602U JP 8880591 U JP8880591 U JP 8880591U JP 8880591 U JP8880591 U JP 8880591U JP H0537602 U JPH0537602 U JP H0537602U
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- clamp
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- Clamps And Clips (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 取付けが簡単で、しかも安価なチューブ取付
装置を得ること。 【構成】 筒状をなすクランプ主体部2aに長手方向に
長孔6を形成し、弾性材のストリップaの中央の長手方
向突条9bをクランプ主体部2aの内側から、長孔6に
はめ込む。クランプ2のかしめにより、ストリップ9は
チューブTを抱持し、チューブが固定される。
装置を得ること。 【構成】 筒状をなすクランプ主体部2aに長手方向に
長孔6を形成し、弾性材のストリップaの中央の長手方
向突条9bをクランプ主体部2aの内側から、長孔6に
はめ込む。クランプ2のかしめにより、ストリップ9は
チューブTを抱持し、チューブが固定される。
Description
【0001】
本考案は、自動車等の配管を固定するのに用いるチューブ取付装置に関する。
【0002】
自動車の配管を車体に固定するには、固定すべきチューブの外周を抱持するよ うに筒状に巻かれた帯状主体部と、この主体部の両端に一帯的に設けられ、取付 け時に互いに重合状態で支持部分に固定される取付片部とからなるクランプを有 するチューブ取付装置が用いられている。
【0003】 その一例を図5について説明すると、チューブTを固定するために、クランプ 12が用いられ、このクランプ12は筒状をなす帯状主体部12aと、帯状主体 部12aの一端に一体的に連なる帯状取付片部12bと、帯状主体部12aの他 端に一体的に連なる帯状取付片部12cとよりなっている。両取付片部12b, 12cは取付固定時には互いに重合状態にされる。一方、ゴムのような弾性材か らなるスプール13が設けられ、このスプール13は、チューブTを挿通する筒 部13aとその両端のフランジ13bとから一体的に形成されている。スプール 13は長手方向に切割り14が設けられている。
【0004】 チューブTを固定するには、平たく開いた状態のスプール13をチューブTの まわりに巻きつけ、スプール13のまわりに、平たい状態のクランプ12の帯状 主体部12aを巻き、取付片部12b,12cを図5のように重ねて両者に設け た孔15を一致させ、取付片部12cの両側の突片16を取付片部12bの外面 に対し折曲げて、両取付片部12b,12cを一体的にし、孔15を通して図示 しない取付ボルトを車体の支持部材17にねじ込む。取付け完了状態では、フラ ンジ13bは帯状主体部12aの両側縁に接し、これにより、クランプ12に対 するスプール13の軸方向移動が阻止される。
【0005】 上記と同じ原理のチューブ取付装置は、例えば実開昭62−110680号公 報に記載されている。
【0006】
以上に説明した従来のチューブ取付装置では、スプールを製造するために金型 による成形が必要になる。また、チューブTの径に応じて別寸法のスプールを用 意する必要があり、チューブTをスプール13にはめ込む工程およびスプール1 3をクランプ12で抱持する工程の2工程を経ないと取付けが完了しないという 問題がある。さらにまた、スプール13をクランプ12と予め仮組みすることが できない。
【0007】 本考案は従来技術の上述のような問題を解決するためになされたもので、その 目的は、クランプとチューブの間に介在する弾性材を金型成形する必要がなく、 また弾性材をチューブの径に応じて種々用意する必要がなく、クランプと弾性材 を仮組みして一工程で取付け作業を完了させることができるチューブ取付装置を 得ることを目的とする。
【0008】
本考案によれば、上記目的の達成のために、固定すべきチューブの外周を抱持 するように筒状に巻かれた帯状主体部と、この主体部の両端に一体的に設けられ 、取付け時に互いに重合状態で支持部分に固定される取付片部とからなるクラン プを有するチューブ取付装置において、クランプの前記帯状主体部の中央部に長 手方向に長孔を形成し、一方、長手方向に沿って中央部に突条に形成した弾性材 のストリップを、その突条を筒状の前記帯状主体部の内側から前記長孔にはめ込 んだ状態で帯状主体部の内周面に沿って環状にはめ込み、このストリップの内側 にチューブが抱持されるようにする。
【0009】
クランプの帯状主体部の長孔に、弾性材ストリップの突条をクランプ内側から はめ込み、クランプをかしめて筒状にしつつストリップを介してチューブを抱持 する。クランプの両取付片部を重ね、取付片部を支持部分に取りつけると、チュ ーブが固定される。
【0010】
以下、図1ないし図4について本考案の実施例を説明する。
【0011】 図1は本考案で用いるクランプ2を示す。クランプ2の展開形状は図2に示す 通りで、クランプは、帯状主体部2aと、この主体部2aの一端に一体的に連な る帯状取付片部2bと、主体部2aの他端に一体的に連なる環状取付片部2cと から形成されている。主体部2aの中央部にはその長手方向に長孔6が形成され ており、また、主体部2aの取付片部2b寄りの側縁には案内突片7が形成され ており、取付片部2cの端部中央にも突片8が形成されている。さらに、両取付 片部2b、2cには同大の取付孔5,5が設けられている。
【0012】 以上のようなクランプ2は、その取付状態では、図1に示すように、帯状主体 部2aが筒状に曲げられ、両取付片部2b,2cが重合状態にされ、取付孔5, 5が一致するようにされる。また、案内突片7,7は平行状態に折曲げられ、突 片8は起立するように折曲げられる。
【0013】 図3は、取付けるべきチューブとクランプ2との間に介装される弾性材を示す 。弾性材はゴム等のストリップ9からなり、その帯状本体9aの一面の中央部に は、長手方向に沿って突条9bが形成されている。突条9bの幅および高さは、 前記クランプの長孔6にはめ込むに適当な値とされている。突条9bの長孔6か らの脱出を防ぐために、突条先端縁部を図示のように拡大しておくのが好ましい 。
【0014】 以上に述べたクランプ2とストリップ9を用いてチューブTを固定するには、 開いた状態のクランプ2の片面(筒の内面となる側の面)の側から、適当な長さ に切断したストリップ9の突条9bを長孔6内にはめ込んで、ストリップ9をク ランプの前記片面に密着させる。これにより、ストリップ9はクランプ2に仮組 みされる。
【0015】 このように仮組みされたストリップ9とクランプ2は、図4に示すように、チ ューブTを抱持するように巻き、取付片部2b,2cを重ね合せて取付孔5,5 を一致させ、突片8を上方へ折曲げる。また、クランプ2の主体部2aを円筒状 にかしめて図4の状態にする前に、案内突片7,7を図示のように平行状態に折 曲げておくことによって、案内突片7,7はかしめの案内作用を果たす。クラン プ2を円筒状にかしめると、ストリップ9もそれに応じて円筒状になり、チュー ブTを抱持する。そして、取付孔5,5を経てボルト(図示しない)を支持部に ねじ込むことにより、クランプ2が締付けられストリップ9はチューブTを弾性 的に掴んで固定する。弾性材からなるストリップ9は、チューブTの表面処理( 例えば樹脂コーディング)した外周面に当ってそれを保護する。また、突条9b が長孔6内にはまり込んでいるので、ストリップ9はチューブTの長手方向に関 してクランプに対しずれることがない。
【0016】
本考案のチューブ取付装置によれば、弾性材のストリップは、金型で成形す る必要がなく、押出成形で製造することができるので安価であり、しかもチュー ブの径に無関係に常に同じものを用いることが可能であり、チューブの径に応じ て適当な長さに切断して用いればよい。また、クランプの長孔に突条をはめ込む だけでストリップをクランプに仮組みしてから、チューブの取付け作業を行えば よいから、仮組み後一工程でチューブの取付けが完了する。したがって、取付け 作業を従来の場合より迅速簡単に行うことができる。
【図1】本考案のチューブ取付装置に用いるクランプの
斜視図。
斜視図。
【図2】図1のクランプの展開図。
【図3】本考案のチューブ取付装置に用いるストリップ
の斜視図。
の斜視図。
【図4】本考案のチューブ取付装置の斜視図。
【図5】従来のチューブ取付装置の分解斜視図。
T チューブ 2 クランプ 2a 帯状主体部 2b,2c 取付片部 5 取付孔 6 長孔 9 ストリップ 9a 突条
Claims (1)
- 【請求項1】固定すべきチューブの外周を抱持するよう
に筒状に巻かれた帯状主体部と、この主体部の両端に一
体的に設けられ、取付け時に互いに重合状態で支持部分
に固定される取付片部とからなるクランプを有するチュ
ーブ取付装置において、クランプの前記帯状主体部の中
央部に長手方向に長孔が形成され、一方、長手方向に沿
って中央部に突条を形成した弾性材のストリップが、そ
の突条を筒状の前記帯状主体部の内側から前記長孔には
め込んだ状態で帯状主体部の内周面に沿って環状にはめ
込まれ、このストリップの内側にチューブが抱持される
ようにしたことを特徴とするチューブ取付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991088805U JP2523594Y2 (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | チューブ取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991088805U JP2523594Y2 (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | チューブ取付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0537602U true JPH0537602U (ja) | 1993-05-21 |
JP2523594Y2 JP2523594Y2 (ja) | 1997-01-29 |
Family
ID=13953101
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991088805U Expired - Lifetime JP2523594Y2 (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | チューブ取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2523594Y2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000217232A (ja) * | 1999-01-22 | 2000-08-04 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | ワイヤハ―ネス固定用クリップ |
JP2004009996A (ja) * | 2002-06-11 | 2004-01-15 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 車体内の電線固定構造 |
JP2008223885A (ja) * | 2007-03-13 | 2008-09-25 | Japan Climate Systems Corp | クリップ |
JP2008273309A (ja) * | 2007-04-26 | 2008-11-13 | Sumiden Electronics Kk | 車体内のケーブル固定構造 |
CN107131360A (zh) * | 2017-06-09 | 2017-09-05 | 广东美的暖通设备有限公司 | 管路固定件和家用电器 |
JP2020153478A (ja) * | 2019-03-22 | 2020-09-24 | 有限会社アールストーン | 配管支持具 |
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Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54150663A (en) * | 1978-05-19 | 1979-11-27 | Casio Comput Co Ltd | Stabilized power supply circuit |
JPS57146578A (en) * | 1981-03-09 | 1982-09-10 | Agency Of Ind Science & Technol | Preparation of cellulase |
-
1991
- 1991-10-29 JP JP1991088805U patent/JP2523594Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2523594Y2 (ja) | 1997-01-29 |
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Legal Events
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