JPH0537554Y2 - - Google Patents

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JPH0537554Y2
JPH0537554Y2 JP1914589U JP1914589U JPH0537554Y2 JP H0537554 Y2 JPH0537554 Y2 JP H0537554Y2 JP 1914589 U JP1914589 U JP 1914589U JP 1914589 U JP1914589 U JP 1914589U JP H0537554 Y2 JPH0537554 Y2 JP H0537554Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、無線電波を中継するための装置に関
し、受信電波周波数に追従同期した送信電波周波
数を安定に得ることの可能な無線中継機に関す
る。
(従来の技術とその問題点) 従来のこの種の無線中継方式は第3図及び第4
図に示す構成のものが、主なものである。第3図
の方式においては受信アンテナ1で受信した電波
をブースタ増幅器2で、増幅して送信アンテナ3
より電波を発射するものである。この第3図に示
す構成による無線中継方式では、受信アンテナ1
と送信アンテナ2が山、ビル、地上と地下等で電
波が遮蔽されるところで用いられているが、電波
を遮蔽する地理、地形等の条件を満すところに限
られてしまい一般的でない。一般的には第4図に
示す受信電波周波数を送信電波周波数に変換する
方式又はその応用例が広く用いられている。受信
アンテナ1で受信した電波は受信ろ波器4、受信
増幅器5を経て受信ミキサ6に印加する。受信ミ
キサ6には受信局部発振器7の信号も印加されて
おり受信電波中間周波数に変換される。そのあ
と、中間周波数増幅器8で増幅した後、送信コン
バータ9に印加される。送信コンバータ9には送
信局部発振器10の信号が印加されており、送信
電波周波数に変換される。この送信周波の信号を
送信増幅器11で増幅した後、送信アンテナ3よ
り送信電波を発射する。このような方式において
は、しばしば受信局部発振器7、送信局部発振器
10、強いては送信電波の周波数変動が重要な問
題となり、その周波数変動を防ぐために受信及び
送信局部発振器は自動周波数制御器や高安定な発
振器を用いる必要上、構成が複雑となりかつ高価
となる問題があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、前述した従来技術の問題点を解決す
ることを目的とし、その目的を達成するために、
受信電波周波数から所定の送信電波周波数への周
波数変換手段をコンバータ及び分周器を用いて簡
単な構成として、受信電波周波数を分周すること
により、受信電波周波数への追従及び同期を安定
かつ高精度のものとした。
(実施例) 以下第1図及び第2図に示す本考案実施例につ
き詳説する。1は受信アンテナ、4は受信ろ波
器、5は受信増幅器、11は送信増幅器、3は送
信アンテナであり、第4図と同じ作用をする既知
のものである。12はコンバータで第4図で示し
た受信ミキサ6、送信コンバータ9と同じ作用す
る周波数変換器で既知のものである。13はその
入力が受信増幅器5に、その出力がコンバータ1
2に接続された分周器であり、作用そのものは既
知である。14は送信ろ波器で、第4図に示す受
信ミキサ6、送信ミキサ9の構成に通常含まれて
いるが、本考案の作用を説明する必要上、コンバ
ータ12の構成とは別にとり出して示したもので
ある。第4図において受信ミキサ6、受信局部発
振器7及び送信コンバータ9、送信局部発振器1
0で構成された2重変換方式は最も広く用いられ
ている方式である。第1図におけるコンバータ1
2と分周器13は局部発振器に該当する周波数変
換手段であり、単一変換方式で示してある。第4
図と第1図では構成が明らかに簡素化されている
が、作用は同じである。
つぎに第1図の構成にならつて、その作用の一
例を説明する。受信アンテナ1で受信した例えば
490MHzの電波を、受信増幅器5で増幅した後、
分周器13で例えば1/100に分周すれば分周器1
3の出力には4MHzの局部発振器に該当する信号
が得られる。受信増幅器5に接続されたコンバー
タ12には400MHzの受信電波と、4MHzの局部発
振信号が印加されるので、コンバータ12の出力
には第2図に示す、396MHz(下側)及び404MHz
(上側)の出力信号が得られる。希望するこの上
側あるいは下側の送信周波数を送信ろ波器14で
選択し、送信増幅器11で増幅した後、送信アン
テナ3より送信電波を発射する。通常局部発振器
は特別の場合を除き、無変調でS/N比の良い信
号源が望まれる。本考案の局部発振器に該当する
信号源は何んらかの変調が加わつた受信電波を分
周したものをコンバータ12の信号源に用いるの
で、受信電波と分周したコンバータの信号源とで
干渉し送信電波のS/Nを劣化させて使えないと
考え勝ちである。しかし、最も広く用いられてい
る周波数変調波の例をとれば、先に述べた分周器
で1/100に分周すれば、周波数編移量は1/100、即
ち40dBのS/N比が得られ、又300Hzから3.4kHz
の間で変調されて来た変調周波数も、3Hzから
304Hzに下がり、伝送周波数の帯域外となり、さ
したる支障はない。高い周波数変調帯域を高い品
質で無線電波中継することを要求されない限り、
本考案は簡便にして安価で、周波数安定度を要求
される無線中継方式に適している。
(考案の効果) 以上述べたように、本考案によれば周波数変換
がコンバータ及び分周器からなる簡単な構成で達
成されるので、従来技術で示したように高価な自
動周波数制御器や高安定度発振器を用いる必要が
なく、受信電波周波数に追従し同期した送信電波
周波数が安定して得られる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すブロツク図、
第2図は受信周波数と送信周波数との関係を示す
グラフ、第3図及び第4図は夫々従来の無線中継
機を示すブロツク図である。 1……受信アンテナ、2……ブースタ増幅器、
3……送信アンテナ、4……受信ろ波器、5……
受信増幅器、6……受信ミキサ、7……受信局部
発振器、8……中間周波増幅器、9……送信コン
バータ、10……送信局部発振器、11……送信
増幅器、12……コンバータ、13……分周器、
14……送信ろ波器。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 受信電波周波数を所定の送信電波周波数に変
    換して送信する無線中継機において、前記受信
    電波周波数を分周したものを、周波数変換手段
    のための信号源とすることを特徴とする無線中
    継機。 (2) 請求項第1項において、前記周波数変換手段
    がコンバータと分周波とから構成されることを
    特徴とする無線中継機。
JP1914589U 1989-02-21 1989-02-21 Expired - Lifetime JPH0537554Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1914589U JPH0537554Y2 (ja) 1989-02-21 1989-02-21

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JP1914589U JPH0537554Y2 (ja) 1989-02-21 1989-02-21

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JPH02111948U JPH02111948U (ja) 1990-09-07
JPH0537554Y2 true JPH0537554Y2 (ja) 1993-09-22

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