JPH053731U - 油圧シリンダのピストン取付け装置 - Google Patents

油圧シリンダのピストン取付け装置

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Publication number
JPH053731U
JPH053731U JP5775091U JP5775091U JPH053731U JP H053731 U JPH053731 U JP H053731U JP 5775091 U JP5775091 U JP 5775091U JP 5775091 U JP5775091 U JP 5775091U JP H053731 U JPH053731 U JP H053731U
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JP
Japan
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hydraulic cylinder
rod
piston
spacers
fastening device
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Pending
Application number
JP5775091U
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English (en)
Inventor
誠明 半井
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 分解、組立の容易な油圧シリンダのロッドに
ピストンを締結する構造に関する。 【構成】 油圧シリンダのロッドにピストンを締結する
油圧シリンダにおいて、油圧シリンダのロッドにピスト
ンを締結するために係止ピンで揺動自在に係止した一対
のスペーサと、スペーサをロツドに切削された溝に挿入
した後に内方に収縮力を与えるボルトと、からなる。ま
た、一対のスペーサの少なくとも一方がテーパーに削成
されている。 【効果】 大掛かりな分解、組立用の特殊工具が不要に
なるとともに、現場での分解修理ができるためナイロン
ナットの分解、組立には時間が短時間で済み、作業時間
のロスが少ない。また、締結装置が小形になる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、油圧シリンダのピストン取付け装置に係わり、特には、油圧シリン ダのロッドにピストンを締結する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は油圧シリンダ30の正面断面図である。シリンダ31の内部には、ロッ ド41の一端に図示しない関連部材とピン42を介して連結するためのロッドヘ ッド43が溶着され、他端には溝44を有する段付部45が設けられ、ピストン 46が段付部45に嵌入され、図示しないナイロンナットか、あるいは、半割り にしたスペーサ61a、61bを段付部45の溝44に挿入した後にボルト62 でピストン46に螺着するか、により締結されている。図5に示すように、ロッ ド41にネジ蓋48を嵌入し、ネジ蓋48にはロッドからの油もれを防止するシ ール49と、ほこり、ゴミ等がシリンダ31の内部に入るのを防止するロッドシ ール50と、ロッド41を保持する軸受け51とが挿入され、ナイロンナット、 あるいは、スペーサ61a、61b等によりピストン46を締結した状態のロッ ドアッセンブリ40がシリンダ31に嵌入され、油圧シリンダ30を形成してい る。上記のピストン46の締結あるいは緩めるのはロッドアッセンブリ40の状 態で行われる。 この図示しないナイロンナットの最終の締結作業あるいはシール49、ロッド シール50を交換する等の緩め作業の最初の段階においては、図6のリペアスタ ンドの側面図のような分解、組立用の特殊工具(リペアスタンド)が用いられて いる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術によれば、ナイロンナットの締め付けトルクは非常に 大きく、一般のスパナを用いて人力により締結あるいは緩めることは極めて困難 であり、ナイロンナットの最終の締結作業あるいは緩め作業の最初の段階におい ては、前記したように、図6に示す大掛かりなリペアスタンドのような分解、組 立用の特殊工具が必要になっている。このような、分解工具を現場に持参するの は困難であり現場での分解修理ができず、また、全国に配置するのには多額な金 額がかかるとともに設置場所に広いスペースが必要になる。さらに、ナイロンナ ットの分解、組立には時間が掛かり、作業時間のロスが大きい。また、半割りに したスペーサを段付部の溝に挿入した後にボルトでピストンに螺着する場合には 、半割りにしたスペーサの外径Daが大きくなるため、小型の油圧シリンダある いはシリンダの内径とピストンロッドの外径との距離Laが小さいものの油圧シ リンダでは採用が困難という問題がある。 本考案は上記問題に着目してなされたもので、油圧シリンダのピストン取付け 装置に係わり、特には、分解、組立の容易な油圧シリンダのロッドにピストンを 締結する構造に関する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためには、本考案に係わる第1の考案では、油圧シリンダ のロッドにピストンを締結する油圧シリンダにおいて、油圧シリンダのロッドに ピストンを締結するために係止ピンで揺動自在に係止した一対のスペーサと、ス ペーサをロツドに切削された溝に挿入した後に内方に収縮力を与えるボルトと、 からなる。
【0005】 さらに、第1考案を主体とする第2の考案では前記一対のスペーサの少なくと も一方がテーパーに削成されている。
【0006】
【作用】
上記構成によれば、スペーサをボルトが装着されていない状態で開き、スペー サを溝より挿入して後に、所定の携帯可能な治具を用いてボルトを締め付け、ス ペーサに内方に収縮力を与える。このため、ボルトおよび携帯可能なボルトの締 め付け治具があれば良く、大掛かりなリペアスタンドのような分解、組立用の特 殊工具が不要になる。また、この分解修理の作業が現場でできるためナイロンナ ットの分解、組立には時間が短時間で済み、作業時間のロスが少ない。また、締 結装置の外径が特に小形になり、シリンダの内径とピストンロッドの外径の比率 が小さいものの油圧シリンダでも容易に分解可能にすることができる。
【0007】
【実施例】
以下に、本考案に係わる油圧シリンダのピストン取付け装置の実施例につき、 図面を参照して詳細に説明する。図1は本考案の油圧シリンダのピストン取付け 装置の部分側面断面図である。図2は締結装置であり、図2(a)は締結装置の 組立図、図2(b)は締結装置の下方側面図(図2(a)のZ矢視図)、図2( c)は締結装置の上方側面図(図2(a)のW矢視図)、を示す。従来例と同一 部品には同一符号を付し説明を省略する。図3は油圧シリンダ1の部分断面図で あり、シリンダ31の内部には、ロッド3の一端に従来例と同様に図示しない関 連部材とピン42を介して連結するためのロッドヘッド43が溶着され、他端に は図1に示すようにピストン4を締結する溝5を有する段付部6が設けられ、ピ ストン4が段付部6に嵌入されて締結装置10により締結されて、挿入されてい る。図3には、ロッド3にネジ蓋48を嵌入し、ネジ蓋48にはロッド3からの 油もれを防止するシール49と、ほこり、ゴミ等がシリンダ31の内部に入るの を防止するロッドシール50と、ロッド3を保持する軸受け51とが挿入され、 締結装置10によりピストン4を締結した状態のロッドアッセンブリ20の図で あり、ロッドアッセンブリ20はシリンダ31に嵌入され、油圧シリンダ1を形 成している。上記のピストン4の締結あるいは緩めるのはロッドアッセンブリ2 0の状態で行われる。 図2(a)に示すように、締結装置10は、ほぼ半割り状のスペーサ21、2 2と、スペーサ21、22を内方に収縮力を与える結合するためのボルト24と 、より構成されている。また、スペーサ21、22は係止ピン23の周辺部でほ ぼ半分の厚さになっており、ボルト24の所ではスペーサの一部に切り欠き溝2 1a(図2(a)に示す。)が削成されている。締結装置10は、ロッド3の段 付部6の溝5に挿入され、ピストン4をロッド3に締結する。
【0008】 次に、作動について説明する。例えば、ロッドシール50が破損して交換する 場合には、新しいロッドシール50をネジ蓋48に挿入した後に、ロッド3にネ ジ蓋48を挿入する。ネジ蓋48を挿入したら、次にピストン4をロッド3の段 付部6に当接するように挿入する。つぎに、ボルト24を溝21a方向から挿入 して所定の治具を用いてボルト24を締め付け、ボルト24の縮み力でスペーサ 21、22の内径を溝5の底5aに当接させる。 図4は締結装置の第2実施例を示し、締結装置70は第1実施例のスペーサ2 1、22に替わって、テーパ(角度Θ)を有するスペーサ71、72と、ロッド 3にテーパを有する溝75が削成されている。これにより、ピストン4の軸芯の 長手方向(X方向のガタ)のスキマをなくすことも出来る。また、ピストン4の 長手方向の寸法、ロッドの溝75、およびスペーサ71、72の長手方向の寸法 の加工精度を向上させる必要がなく、X方向のガタを無くすことが出来る。
【0009】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、大掛かりなリペアスタンドのような分 解、組立用の特殊工具が不要になるとともに、現場での分解修理ができるためナ イロンナットの分解、組立には時間が短時間で済み、作業時間のロスが少ない。 また、締結装置が小形になる。特に外径が小さくなるので、シリンダの内径とピ ストンロッドの外径の比率が小さいもの、即ち、シリンダの内径とピストンロッ ドの外径との距離が小さいものの油圧シリンダでも容易に分解可能にすることが できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の油圧シリンダのピストン取付け装置の
部分側面断面図。
【図2】本考案の締結装置の図であり、図2(a)は締
結装置の組立図、図2(b)は締結装置の下方側面図、
図2(c)は締結装置の上方側面図。
【図3】本考案のロッドアッセンブリの組立図。
【図4】本考案の第2実施例の油圧シリンダのピストン
取付け装置の部分側面断面図。
【図5】従来の油圧シリンダの側面断面図。
【図6】従来のリペアスタンドの側面図
【符号の説明】
1 油圧シリンダ 3 ロッド 4 ピストン 20 締結装置 23 係止ピン 20 ロッドアッセンブリ 21、22 スペーサ 24 ボルト

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧シリンダのロッドにピストンを締結
    する油圧シリンダにおいて、油圧シリンダのロッドにピ
    ストンを締結するために係止ピンで揺動自在に係止した
    一対のスペーサと、スペーサをロツドに切削された溝に
    挿入した後に内方に収縮力を与えるボルトと、からなる
    ことを特徴とする油圧シリンダのピストン取付け装置。
  2. 【請求項2】 一対のスペーサの少なくとも一方がテー
    パーに削成されていることを特徴とする請求項1記載の
    油圧シリンダのピストン取付け装置。
JP5775091U 1991-06-28 1991-06-28 油圧シリンダのピストン取付け装置 Pending JPH053731U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5775091U JPH053731U (ja) 1991-06-28 1991-06-28 油圧シリンダのピストン取付け装置

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JP5775091U JPH053731U (ja) 1991-06-28 1991-06-28 油圧シリンダのピストン取付け装置

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JPH053731U true JPH053731U (ja) 1993-01-22

Family

ID=13064571

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JP5775091U Pending JPH053731U (ja) 1991-06-28 1991-06-28 油圧シリンダのピストン取付け装置

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JP (1) JPH053731U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10244329A (ja) * 1997-03-03 1998-09-14 Miura Kogyo Kk プレス機械のチェンジリテーナー
KR100757985B1 (ko) * 2006-08-18 2007-09-11 동양기전 주식회사 유압 실린더의 피스톤 고정장치

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JPH10244329A (ja) * 1997-03-03 1998-09-14 Miura Kogyo Kk プレス機械のチェンジリテーナー
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