JPH0537092Y2 - - Google Patents

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JPH0537092Y2
JPH0537092Y2 JP1988094687U JP9468788U JPH0537092Y2 JP H0537092 Y2 JPH0537092 Y2 JP H0537092Y2 JP 1988094687 U JP1988094687 U JP 1988094687U JP 9468788 U JP9468788 U JP 9468788U JP H0537092 Y2 JPH0537092 Y2 JP H0537092Y2
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aqueous solution
lip
seal
seals
rotating shaft
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、オイルシールに係るものであり、詳
しくは、水溶液と油を分離封止するオイルシール
に関するものである。
〔従来の技術〕
従来この種のオイルシールとしては、第3図に
示す、金属製補強環とゴム状弾性体による水溶液
を封止する第一のシールリツプと油を封止する第
二のシールリツプを反対方向に向けて配列し、ス
プリングを装着したものや、第4図に示す、水溶
液を封止する第一のシールリツプにフツ素樹脂を
接着成形したものが知られている。
〔考案が解決しようとする課題〕 従来の技術で述べたもののうち前者において
は、水溶液を封止する第一のシールリツプへ水溶
液が簡単に侵入して水溶液を封止する第一のシー
ルリツプの摩耗・回転軸の摩耗の進行速度を増加
させ、水溶液の封止性能を長期間安定して維持で
きないという問題点があつつた。
また、後者においては水溶液を封止する第一の
シールリツプの回転軸に対する偏心追従性を損
ね、しかも製造工程が増加し、製造作業がめんど
うになり、しかも製品の取扱もめんどうになる、
という経済性を損ねるという問題点を有してい
た。
本考案は、従来の有するこのような問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的とするところ
は、水溶液を封止する第一のシールリツプの摩耗
と回転軸の摩耗を少なくするとともに、水溶液を
封止する第一のシールリツプの回転軸に対する偏
心追従性を損ねることなく、また経済的負担の増
加を抑えた、長期間安定した封止性能を有するオ
イルシールを提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本考案におけるオイ
ルシールは、水溶液を封止する第一のシールリツ
プの水溶液側端部に、回転軸の回転方向と水溶液
側から見て逆方向のスパイラルリブを回転軸側の
面に形成した副リツプを、前記回転軸との間に空
間を形成するようにして水溶液側に延出させて設
けたことを特徴とする。
〔作用〕
上記構成によれば、回転軸が回転を始めると水
溶液を水溶液側に押しもどす方向へ吸引現象が生
じ、水溶液の水溶液を封止する第一のシールリツ
プへの侵入を防止するとともに、副リツプと水溶
液を封止する第一のシールリツプと回転軸とのあ
いだにできる空間に負圧が発生して水溶液を封止
する第一のシールリツプと副リツプを回転軸にお
しつける。
〔実施例〕
以下に本考案の実施例について図面を参照して
説明する。
第1図、第2図においてオイルシールは、ゴム
状弾性体1と金属製補強環2を接着成形により一
体化し、スプリング3を装着して構成されてい
る。さらに詳しくは、ゴム状弾性体はハウジング
13の内周面に装着される外周保持部5、回転軸
側内周部4及び前記外周保持部5と前記内周保持
部4を連結するスパイラルリブ10を形成した副
リツプ9のついた水溶液Aを封止する第一のシー
ルリツプ7、油Bを封止する第二のシールリツプ
8からなり、水溶液Aを封止する第一のシールリ
ツプ7と油Bを封止する第二のシールリツプ8を
反対方向に配列して構成されている。
水溶液Aを封止する第一のシールリツプ7は回
転軸11との接触部14より水溶液A側へ回転軸
11とのあいだに断面略三角形の空間15を有す
る副リツプ9を設け、前期断面略三角形の空間1
5の副リツプ9側部分に回転軸11の回転方向に
対し水溶液側からみて逆方向にスパイラルリブ1
0を設けてある。
なお、本考案の副リツプ9の数と形状、スパイ
ラルリブ10の角度・形状・高さ・数等は前記実
施例に限定されるものではなく、必要に応じて変
更するとよい。
〔考案の効果〕
以上の説明で明らかなように、本考案によれ
ば、水溶液を封止する第一のシールリツプに回転
軸の回転方向に対し、水溶液側からみて逆方向の
スパイラルリブを形成した副リツプを設けたこと
により水溶液を押し戻す方向に働く吸引現象が大
きくはたらき水溶液の水溶液を封止する第一のシ
ールリツプへの侵入防止が簡単・確実にでき、水
溶液を封止する第一のシールリツプと回転軸の摩
耗を抑え、長期間にわたる安定した水溶液の封止
性能を維持できるという優れた効果を奏するもの
である。
また、副リツプと水溶液を封止する第一のシー
ルリツプと回転軸のあいだに生じる断面略三角形
の空間に、回転軸の回転により負圧が生じるので
副リツプと水溶液を封止する第一のシールリツプ
は回転軸側へ変形し、回転軸の偏心に対する追従
性が増加する。
なお、本考案により、フツ素樹脂のシールリツ
プを設けたオイルシールに比べ、回転軸への偏心
追従性が格段に改善され、製造工程も簡単にで
き、また取扱やすさや経済性にも優れた効果を奏
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるオイルシールの縦半断面
図、第2図は本考案によるオイルシールの要部断
面図、第3図及び第4図はそれぞれ従来技術によ
るオイルシールの縦半断面図である。 A……水溶液、B……油、1……ゴム状弾性
体、3……金属製補強環、4……内周部、5……
外周保持部、6……支持部、7……第一のシール
リツプ、8……第二のシールリツプ、9……副リ
ツプ、10……スパイラルリブ、11……回転
軸、12……フツ素樹脂、13……ハウジング、
14……接触部、15……空間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水溶液Aを封止する第一のシールリツプ7、油
    Bを封止する第二のシールリツプ8を有し、第一
    のシールリツプ7と第二のシールリツプ8を反対
    方向に向けて配列したオイルシールにおいて、水
    溶液Aを封止する第一のシールリツプ7の水溶液
    A側端部に、回転軸11の回転方向と水溶液A側
    から見て逆方向のスパイラルリブ10を回転軸1
    0側の面に形成した副リツプ9を、前記回転軸1
    1との間に空間15を形成するようにして水溶液
    A側に延出させて設けたことを特徴とするオイル
    シール。
JP1988094687U 1988-07-18 1988-07-18 Expired - Lifetime JPH0537092Y2 (ja)

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JP1988094687U JPH0537092Y2 (ja) 1988-07-18 1988-07-18

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JP1988094687U JPH0537092Y2 (ja) 1988-07-18 1988-07-18

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JPH0221371U JPH0221371U (ja) 1990-02-13
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6018665A (ja) * 1983-04-13 1985-01-30 シカゴ・ロ−ハイド・マニフアクチユアリング・コンパニ− 流体シ−ル

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6018665A (ja) * 1983-04-13 1985-01-30 シカゴ・ロ−ハイド・マニフアクチユアリング・コンパニ− 流体シ−ル

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Publication number Publication date
JPH0221371U (ja) 1990-02-13

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