JPH0536905U - 誘電体フイルタ - Google Patents
誘電体フイルタInfo
- Publication number
- JPH0536905U JPH0536905U JP8504991U JP8504991U JPH0536905U JP H0536905 U JPH0536905 U JP H0536905U JP 8504991 U JP8504991 U JP 8504991U JP 8504991 U JP8504991 U JP 8504991U JP H0536905 U JPH0536905 U JP H0536905U
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- Japan
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- dielectric
- case
- coaxial resonator
- coupling
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 部品点数を削減して組立作業性を向上すると
同時に不良の発生率を低減する。 【構成】 合成樹脂のたとえばモールド成形によって、
アース端子18および入出力端子20をケース12の幅
方向(矢印Bの方向)両端部に一体的に形成し、複数の
結合端子38を枠体28の側板30に一体的に形成す
る。そして、誘電体同軸共振器26,ケース12,枠体
28,結合基板46およびカバー42を組み合わせて誘
電体フィルタ10を構成する。
同時に不良の発生率を低減する。 【構成】 合成樹脂のたとえばモールド成形によって、
アース端子18および入出力端子20をケース12の幅
方向(矢印Bの方向)両端部に一体的に形成し、複数の
結合端子38を枠体28の側板30に一体的に形成す
る。そして、誘電体同軸共振器26,ケース12,枠体
28,結合基板46およびカバー42を組み合わせて誘
電体フィルタ10を構成する。
Description
【0001】
この考案は、誘電体フィルタに関し、特にたとえばケース,ケース内に収納さ れる誘電体同軸共振器および誘電体同軸共振器の内導体に接続される端子等を含 む複数の部品から構成される、誘電体フィルタに関する。
【0002】
この種の従来の誘電体フィルタ1は、たとえば図5に示すように導電性の金属 からなるケース2を含み、ケース2上にはスペーサ3,結合基板4および複数の 誘電体同軸共振器5等が配置される。結合基板4には、入出力端子6およびそれ ぞれの誘電体同軸共振器5の孔7に挿入されて内導体と接続される結合端子8等 が半田付けされる。そして、これらの部品を覆うようにしてカバー9が取り付け られる。
【0003】
上述の従来技術では、部品点数が多いため、組立作業性が悪く、また、不良の 発生率が高いという問題点があった。 それゆえに、この考案の主たる目的は、組立作業性を向上できしかも不良の発 生率を低減できる、誘電体フィルタを提供することである。
【0004】
この考案は、ケース、ケース内に収納される誘電体同軸共振器、誘電体同軸共 振器の内導体に接続される端子を含む複数の部品から構成される誘電体フィルタ において、複数の部品のうち2つ以上を合成樹脂により一体に成形し、その一体 成形物の必要部分に電極を付与したことを特徴とする、誘電体フィルタである。
【0005】
複数の部品を一体に成形するようにしているので、部品点数を大幅に削減でき る。
【0006】
この考案によれば、部品点数を大幅に削減できるので、組立作業性を向上でき しかも不良の発生率を低減できる。 この考案の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行 う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0007】
図1を参照して、この実施例の誘電体フィルタ10は、合成樹脂のたとえばモ ールド成形により成形されるケース12を含む。ケース12は、平面略4角形の 下板14を含み、下板14の長さ方向(矢印A方向)手前端縁から垂直に立ち上 がって側板16が形成される。また、下板14の幅方向(矢印B方向)両端縁か ら水平方向に突出して、それぞれ5つの突起が形成され、これらの突起に電極を めっきすることによって、それぞれ4つのアース端子18および1つの入出力端 子20が形成される。なお、入出力端子20は側板16に近接して形成される。 そして、下板14の上面中央部には、それぞれのアース端子18と連続するアー ス電極22がめっきされ、側板16の内面両端部およびその近傍には、入出力端 子20と連続する電極24がめっきされる。
【0008】 このようなケース12の上面には、後述する誘電体同軸共振器26を収納する 枠体28がたとえば接着材により固着される。枠体28は、合成樹脂のたとえば モールド成形により平面略「コ」字状に成形され、誘電体同軸共振器26を取り 囲むように配置される側板30〜34を含む。側板30の内面には、それぞれが 誘電体同軸共振器26の孔36に挿入される3つの棒状体が形成され、これらの 棒状体に電極をめっきすることによって結合端子38が形成される。そして、側 板30の外面には、結合端子38と連続する電極40がめっきされ、また、側板 32および34の外面には、後述するカバー42を取り付けるための爪44が形 成される。なお、枠体28とケース12は、一体樹脂成型されたものでもよい。
【0009】 図2に示すように、枠体28をケース12の上面に固着した状態で、枠体28 の側板30(図1)とケース12の側板16との間には結合容量をとるための結 合基板46が配置され、枠体28の内部には、3つの誘電体同軸共振器26が収 納される。 図1に戻って、結合基板46は、誘電体からなる板状の本体48を含み、本体 48の手前側面両端部には電極50がめっきされ、奥側面には電極52(図3) がめっきされる。結合基板46を側板30と側板16との間に配置すると、図3 からよくわかるように、側板16の電極24と結合基板46の電極50とが圧接 され、また、側板30の電極40と結合基板46の電極52とが圧接される。
【0010】 誘電体同軸共振器26は、略直方体形状のたとえば酸化チタン系セラミックな どからなる誘電体ユニット54を含み、誘電体ユニット54の内部には、長さ方 向に延びて孔36が形成される。誘電体ユニット54の外周面には、開放端を除 いて外導体56が形成され、孔36の内面には内導体58が形成される。外導体 56と内導体58とは、短絡面において電気的に接続される。誘電体同軸共振器 26を枠体28内に収納すると、図3からよくわかるように、結合端子38が誘 電体同軸共振器26の孔36内に挿入されて内導体58と接続される。
【0011】 そして、誘電体同軸共振器26および結合基板46等を覆うようにして、カバ ー42が取り付けられる。カバー42は、平面略四角形でかつその幅方向(矢印 B方向)両端部が上方向に反り返ったばね性を有する本体60を含む。本体60 の幅方向(矢印B方向)両端縁から下方向に延びて側板62および64が形成さ れ、側板62および64の中央部には、それぞれ孔66が形成される。カバー4 2の取り付け時には、枠体28の爪44と孔66とが嵌合される。枠体28にカ バー42を取り付けると、本体60の弾性によって誘電体同軸共振器26が下方 向に押され、それによって、誘電体同軸共振器26が固定されると同時に外導体 56とアース電極22とが圧接される(図3)。
【0012】 この実施例によれば、ケース12とアース端子18および入出力端子20とを 一体的に形成し、また、複数の結合端子38を一体的に形成するようにしている ため、部品点数を大幅に削減できる。 また、結合端子38の径を小さくすることは比較的容易であるため、孔16の 内径が小さい小型の誘電体同軸共振器26にも容易に対応することができる。
【0013】 なお、この実施例では、外導体56とアース電極22,結合基板46の電極5 2と側板30の電極40,結合基板46の電極50と側板16の電極24のそれ ぞれを機械的に圧接することによって接続するようにしているが、これに代えて 、導電性接着材で接続するようにしてもよいし、合成樹脂にベクトラ(登録商標 )等の耐熱性の高いものを用いてクリーム半田によるリフロー半田付けで接続す るようにしてもよく、その他任意の手段により接続するようにしてもよい。
【0014】 そして、アース端子18,誘電体同軸共振器26および結合端子38の数は実 施例に限定されるものではない。 さらに、上述の実施例では、結合基板46をその主面がケース12の下板14 に対して垂直になるように配置するようにしているが、これに限らず、たとえば 図4に示す他の実施例の誘電体フィルタ68のように、結合基板46をその主面 が下板14に対して水平になるように配置するようにしてもよい。この場合には 、入出力端子と連続する電極24が下板14の上面に形成され、枠体28の側板 30には、下板14と協働して結合基板46を挟持するための挟持部70が形成 される。そして、挟持部70の外表面上に結合端子38と結合基板46の電極5 2とを接続するための電極40がめっきされる。
【図1】この考案の一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】図1の実施例においてカバー以外の各部品を組
み合わせた状態を示す斜視図である。
み合わせた状態を示す斜視図である。
【図3】図1の実施例における電極の接続状態を示す断
面図である。
面図である。
【図4】この考案の他の実施例を示す断面図解図であ
る。
る。
【図5】従来技術を示す分解斜視図である。
10,68 …誘電体フィルタ 12 …ケース 18 …アース端子 20 …入出力端子 26 …誘電体同軸共振器 28 …枠体 38 …結合端子 42 …カバー 46 …結合基板
Claims (1)
- 【請求項1】ケース、前記ケース内に収納される誘電体
同軸共振器、前記誘電体同軸共振器の内導体に接続され
る端子を含む複数の部品から構成される誘電体フィルタ
において、 前記複数の部品のうち2つ以上を合成樹脂により一体に
成形し、その一体成形物の必要部分に電極を付与したこ
とを特徴とする、誘電体フィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8504991U JPH0536905U (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 誘電体フイルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8504991U JPH0536905U (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 誘電体フイルタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0536905U true JPH0536905U (ja) | 1993-05-18 |
Family
ID=13847817
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8504991U Pending JPH0536905U (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 誘電体フイルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0536905U (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58213503A (ja) * | 1982-06-04 | 1983-12-12 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | マイクロ波フイルタ |
JPS6253804B2 (ja) * | 1980-06-30 | 1987-11-12 | Nippon Kogaku Kk | |
JPH0234003A (ja) * | 1988-07-23 | 1990-02-05 | Murata Mfg Co Ltd | 誘電体共振器の製造方法 |
-
1991
- 1991-10-18 JP JP8504991U patent/JPH0536905U/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6253804B2 (ja) * | 1980-06-30 | 1987-11-12 | Nippon Kogaku Kk | |
JPS58213503A (ja) * | 1982-06-04 | 1983-12-12 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | マイクロ波フイルタ |
JPH0234003A (ja) * | 1988-07-23 | 1990-02-05 | Murata Mfg Co Ltd | 誘電体共振器の製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19970819 |