JPH0536681Y2 - - Google Patents

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JPH0536681Y2
JPH0536681Y2 JP1987133616U JP13361687U JPH0536681Y2 JP H0536681 Y2 JPH0536681 Y2 JP H0536681Y2 JP 1987133616 U JP1987133616 U JP 1987133616U JP 13361687 U JP13361687 U JP 13361687U JP H0536681 Y2 JPH0536681 Y2 JP H0536681Y2
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JP
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gloss
coating film
metallic coating
heat
film
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JP1987133616U
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、高光沢性表面を有する構造体に関す
る。
従来技術とその問題点 従来から、各種の容器等の装飾的効果を高める
ために、製品表面に高光沢性を付与することが行
われている。
例えば、特開昭61−11182号公報は、「着色され
た樹脂成形品に、少量の金属光沢を有する顔料を
混合した透明度の高い塗料を塗工することを特徴
とする金属光沢を有する着色された樹脂成形品の
製造方法」を開示している。しかしながら、この
方法で得られた製品には、金属光沢顔料が腐蝕し
やすい、チヨーキングを生ずる、汚れやすいなど
の実用上の問題点がある。
特開昭56−158号公報は、上記とほぼ同様の塗
装面上に更にクリアーコートを形成した樹脂成形
品を開示している。この樹脂成形品においては、
表面が保護されているので、上記の問題点は、ほ
とんど生じないが、その反面、クリアーコート形
成時に金属光沢顔料が移動して光沢が著しく低下
し、装飾的価値が減少する。
問題点を解決するための手段 本考案者は、上記の如き技術の現状に鑑みて研
究を重ねた結果、高光沢性のメタリツク塗膜を形
成させた構造体本体に合成樹脂フイルム又はシー
トを被せ、これを加熱収縮させる場合には、従来
技術の問題点が実質的に解消若しくは大巾に軽減
されることを見出した。即ち、本考案は、構造体
本体表面に高光沢性メタリツク塗膜が直接形成さ
れていて、該塗膜上に熱収縮透明合成樹脂層が形
成されていることを特徴とする高光沢性表面を有
する構造体に係るものである。
本考案において、高光沢性メタリツク塗膜及び
熱収縮合成樹脂層を形成さるべき物品(本願明細
書においては、これを構造物本体と指称する)の
材質は、メタリツク塗装が可能であるかぎり、特
に限定されず、具体的には、合成樹脂、金属、セ
ラミクス、ガラス、木材等が例示される。構造体
本体の形状も、やはりメタリツク塗装が可能であ
つて且つ後述の熱収縮合成樹脂層による被覆が可
能であるかぎり、限定されず、中空体(瓶、角状
又は丸状の筒体)、棒、球体、板体等の任意のも
のであつて良い。具体的な用途の若干を例示する
と、瓶、容器、蓋、タンク、玩具、装飾品、装飾
用外装パネル、橋梁、屋根材、広告用パネル等が
挙げられる。
本考案において、高光沢性メタリツク塗膜と
は、JIS K 5400−6.7により測定した反射率が
150%以上である塗膜を言う。この様な塗膜は、
通常のリーフイングタイプの金属顔料又は極めて
特定のノンリーフイングタイプの金属顔料を含む
塗料をエアスプレー法、静電塗装法等の公知の方
法で構造物本体に塗布することにより形成され
る。リーフイングタイプの金属顔料としては、通
常平均粒径149μm以下のものが使用されるが、
高光沢性という観点からは、44μm以下であるこ
とが好ましく、20μm以下であることがより好ま
しい。この様なリーフイングタイプの金属顔料
は、塗膜表面に平行に配列するので、光や熱を反
射して、構造物に美しい外観を与えるものであ
る。また、食品等の容器に使用する場合には、紫
外線等による内容物の劣化を防止することができ
る。顔料の材質としては、アルミニウム、ステン
レススチール、クロム、ニツケル等が使用され
る。本考案で使用する塗料の組成自体は、公知の
ものと異なるところはないので、詳述しないが、
中油及び長油アルキド樹脂、ビニル変性アルキド
樹脂、水溶性アリキド樹脂等のバインダー成分と
溶剤とをビヒクルとする常温乾燥タイプの塗料:
ニトロセルロースラツカー、塩化ビニルラツカ
ー、アクリルラツカー等の常温乾燥タイプの塗料
を使用するのが有利である。しかしながら、構造
物の材質によつては、アクリル樹脂、ポリウレタ
ン、エポキシ樹脂、アミノ樹脂、アルキド樹脂等
のバインダー成分と溶剤とをビヒクルとする焼き
付け乾燥タイプの塗料を使用することもできる。
また、この様な塗料には、ドライヤー、湿潤防止
剤、可塑剤、リーフイング安定化剤、酸化防止
剤、帯電防止剤、着色剤等の公知の添加剤を配合
しても良いことは、言うまでもない。塗料中の金
属顔料の配合量は、通常ビヒクル100重量部に対
して、5〜50重量部程度である。乾燥後の高光沢
性メタリツク塗膜の厚さは、5〜30μm程度であ
ることが好ましい。
塗料における溶剤としては、例えば、トルエ
ン、キシレン、ヘキサン、ミネラルスピリツツ等
の炭化水素系溶剤:イソプロパノール、ブタノー
ル等のアルコール:酢酸ブチル、酢酸ブチルセロ
ソルブ等のエステル:メチルエチルケトン、シク
ロヘキサノン等のケトン:セロソルブ、ブチルセ
ロソルブ等のエーテル:ターペンタン、ジペンテ
ン等のテルペン類溶剤:水等の一種又は二種以上
を使用することができる。これらは、溶解力と蒸
発速度とに応じて、適宜選択して使用すればよ
い。
本考案構造体本体の塗膜上には更に熱収縮性合
成樹脂フイルム又はシートを被せ、常法に従つて
加熱収縮させた透明合成樹脂層が形成されてい
る。この様なフイルム又はシートとしては、収縮
後にメタリツク塗膜の高光沢性を阻害しないこと
が必要である。この様な材料としては、塩化ビニ
ル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリカーボネート等を一
軸又は二軸延伸して得た厚さ10〜100μm程度の
透明度の高いフイルム又はシートが例示される。
熱収縮温度は、樹脂の種類、厚さ等により、異な
るが、通常50〜100℃程度である。
考案の効果 本考案の構造体によれば下記のような優れた効
果が得られる。
(1) 高光沢性メタリツク塗膜の有する本来の光沢
性、即ち反射率150%以上という優れた高光沢
性を実質的にそのまま発揮させることができ
る。
(2) 熱収縮透明樹脂層によつて高光沢性メタリツ
ク塗膜が効果的に保護される結果、長期にわり
優れた高光沢性を発揮することができる。
実施例 1 第1図にその一部断面を示す様に、ポリエチレ
ンテレフタレート製のボトル本体1にリーフイン
グ性アルミニウム顔料を含む塗料(ビヒクルは長
油アルキド樹脂とミネラルターペンからなり、顔
料含有量は、ビヒクル重量の10%)を塗布して、
厚さ15μmの高光沢性メタリツク塗膜3を形成さ
せた後、厚さ50μmのポリエステルフイルムを被
せ、50℃に加熱し、フイルムを収縮させて、厚さ
55μmのポリエステ層5を形成させた。
得られたボトルの光沢度(JIS K 5400−6.7
による)は、ポリエステル層の形成により、僅か
数%低下しただけであつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例の概要を示す断面
図である。 1……ボトル本体、3……高光沢性メタリツク
塗膜、5……ポリエステル層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 構造体本体表面に高光沢性メタリツク塗膜が直
    接形成されていて、該塗膜上に熱収縮透明合成樹
    脂層が形成されていることを特徴とする高光沢性
    表面を有する構造体。
JP1987133616U 1987-08-31 1987-08-31 Expired - Lifetime JPH0536681Y2 (ja)

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