JPH028750Y2 - - Google Patents

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JPH028750Y2
JPH028750Y2 JP14091084U JP14091084U JPH028750Y2 JP H028750 Y2 JPH028750 Y2 JP H028750Y2 JP 14091084 U JP14091084 U JP 14091084U JP 14091084 U JP14091084 U JP 14091084U JP H028750 Y2 JPH028750 Y2 JP H028750Y2
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JP
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thermoplastic resin
resin molded
container
molding
inorganic pigment
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JP14091084U
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  • Paints Or Removers (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 ≪産業上の利用分野≫ 本考案は合成樹脂成形品に関するものであり、
特にスチレン系樹脂、オレフイン系樹脂、アクリ
ル系樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリエステル系樹脂
などの熱可塑性樹脂から、押出成形、ブロー成
形、射出成形など適宜の方法によつて形成された
成形品に関するものである。
≪従来の技術≫ 合成樹脂、中でも熱可塑性樹脂は成形の容易さ
や軽さ、強さなど種々の優れた特性を持つている
ため、容器や外装材をはじめとして幅広い分野で
利用されている。また、成形時あるいは成形後に
所望の色彩に着色したり、表面に印刷やホツトス
タンプなどを施すことも容易になし得るため、用
途や流行に合せた装飾が可能であるが、しかしな
がら、成形品の質感に乏しいことが難点とされて
きた。即ち、従来の樹脂成形品は見た目の印象に
おいて高級感に乏しく、これがために金属やセラ
ミツクの成形品と比べて低級品として扱われるこ
とが多かつた。そこで、樹脂成形品の質感を向上
させて外観的な高級感を発揮させるようにするこ
とが、この種の成形品の付加価値を高めまた利用
分野を一層拡大する上で、最も重要な課題の1つ
とされてきた。
≪考案が解決しようとする問題点≫ 本考案は上述したような事情に鑑みてなされた
もので、その目的は熱可塑性樹脂の有する成形や
装飾加工の容易性といつたメリツトを損なうこと
なく、従来のものよりも大幅に質感が向上した熱
可塑性樹脂成形品を提供することにある。
≪問題点を解決するための手段≫ 本考案者はこの目的を達成するために鋭意研究
した結果、熱可塑性樹脂成形品の表面に、紫外線
に反応して硬化する塗料につや消し剤としてシリ
カ系またはワツクス系の微粉末を5〜15%添加す
るとともに無機顔料を0.2〜1.5%添加して混合さ
せた塗料を塗着させることにより、セラミツクに
近似した外観と感触を有する成形品が得られるこ
とを知得し、本考案をなすに至つたものである。
従つて本考案に係る熱可塑性樹脂成形品は、紫
外線に反応して硬化する塗料に、つや消し剤とし
てシリカ系またはワツクス系の微粉末を5〜15%
添加するとともに無機顔料を0.2〜1.5%添加して
混合させた塗料で、成形品の表面を塗装してなる
ことを特徴とするものである。
≪実施例≫ 以下には本考案の好適な実施例につき添附図面
を参照して詳述する。尚、本考案は図示した容器
に限られることなく、種々の熱可塑性樹脂成形品
に適用できることは勿論である。
第1図は本考案を化粧用のコンパクト容器に応
用した場合の一例を示し、このコンパクト容器1
は容器本体2と蓋体3とからなり、これらは各後
端部において蝶番を介して開閉自在に連結されて
いる。容器本体2および蓋体3は、スチレン系樹
脂、オレフイン系樹脂、アクリル系樹脂、塩化ビ
ニル樹脂、ポリエステル系樹脂などの熱可塑性樹
脂から射出成形によつて所定の形状および寸法に
形成された後、その外表面に塗膜4が形成されて
いる。この塗膜4は以下のようにして形成され
る。
まず、アクリル系、エポキシ系、ウレタン系、
ポリエステル系等の紫外線に反応して硬化する塗
膜形成剤を含んだ公知の塗料を用意し、これにつ
や消し剤としてシリカ系またはワツクス系の微粉
末を5〜15%添加し、さらに無機顔料である酸化
チタン、炭酸カルシウム、硫酸バルウム、タル
ク、亜鉛華などの微粉末を1種または数種混合し
たものを0.2〜1.5%添加して、攬拌、混合する。
こうして得られた塗料を、スプレー塗装などの
任意の塗装方法によつて容器本体2及び蓋体3の
外表面に塗り、しかる後紫外線を照射して硬化さ
せることにより、上記塗膜4が形成される。
そして、このようにして外表面に塗膜4が形成
されたコンパクト容器1は、セラミツクに近似し
た外観及び感触を有し、従来の樹脂成形品には全
くなかつた優れた質感を呈することが確認され
た。
特に、塗膜4を形成する前に外表面に適宜装飾
を施しておくと、該装飾と塗膜との相乗効果によ
つてセラミツクの成形品とも異なつた新規な外観
が得られる。尚、上記つや消し剤及び無機顔料の
添加量はそれぞれ5〜15%及び0.2〜1.5%の範囲
内であることが必要であつて、それ以下の場合に
はセラミツク調の質感が得られず、またそれ以上
だと紫外線照射時に透過性が低下して硬化を阻害
することがあるため、いずれも適当でない。
また、つや消し剤としてシリカ系の微粉末を用
いた場合には、粒子が細かいものから粗いものま
で選択の幅が広いので、粒子の大きさや配合量を
変えることによつて、素焼きに近い感触のものか
ら滑らかなものまで自由に調整することが可能と
なる。他方、ワツクス系の微粉末を添加した場合
はザラつきの少ない塗膜表面が得られるので、そ
の上に印刷やホツトスタンプなどで所望の文字や
模様を表すことが容易に行える。
第3図は本考案をボルト容器に適用した場合の
一例であり、熱可塑性樹脂から押出成形やブロー
成形等の成形法により形成された本体6とキヤツ
プ7からなるボルト容器5の外表面に、上述の場
合と同様な塗膜が形成されて、該容器にセラミツ
ク調の外観と感触を与えている。勿論、容器自体
は熱可塑性樹脂から成形されるため低コストで大
量生産が可能であり、しかも軽くて衝撃に対して
も丈夫である。
≪考案の効果≫ 上述したように、本考案に係る熱可塑性樹脂成
形品は、紫外線に反応して硬化する塗料につや消
し剤としてシリカ系またはワツクス系の微粉末を
5〜15%添加するとともに無機顔料を0.2〜1.5%
添加して混合させた塗料でその表面を塗装してな
るので、成形、加工の容易性や軽量にして高強度
といつた熱可塑性樹脂のメリツトを損なうことな
く、成形品にセラミツクに近似した質感を与える
ことができ、この種の成形品の利用分野を一層拡
大したり、付加価値を高めること等が可能になる
ものである。このため、高級感が重要な要素とな
る商品、例えば化粧料の容器などに特に好適であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る熱可塑性樹脂
成形品(コンパクト容器)を示す斜視図、第2図
はその部分拡大断面図、第3図は本考案の他の実
施例に係る熱可塑性樹脂成形品(ボルト容器)の
斜視図である。 1,5……熱可塑性樹脂成形品、4……塗膜。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 紫外線に反応して硬化する塗料に、つや消し剤
    としてシリカ系またはワツクス系の微粉末を5〜
    15%添加するとともに無機顔料を0.2〜1.5%添加
    して混合させた塗料で、熱可塑性樹脂から形成さ
    れた成形品の表面を塗装してなることを特徴とす
    る熱可塑性樹脂成形品。
JP14091084U 1984-09-19 1984-09-19 Expired JPH028750Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP14091084U JPH028750Y2 (ja) 1984-09-19 1984-09-19

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14091084U JPH028750Y2 (ja) 1984-09-19 1984-09-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6156032U JPS6156032U (ja) 1986-04-15
JPH028750Y2 true JPH028750Y2 (ja) 1990-03-02

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JPS6156032U (ja) 1986-04-15

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