JPS5931386B2 - ワイピング塗装方法 - Google Patents

ワイピング塗装方法

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JPS5931386B2
JPS5931386B2 JP52086935A JP8693577A JPS5931386B2 JP S5931386 B2 JPS5931386 B2 JP S5931386B2 JP 52086935 A JP52086935 A JP 52086935A JP 8693577 A JP8693577 A JP 8693577A JP S5931386 B2 JPS5931386 B2 JP S5931386B2
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進 斉藤
義和 喜多
一明 丸山
正己 餅原
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、凹凸面を有する被塗装物の全面に塗料を塗布
した後凸部分の塗料を除去して凹部内に塗料を残すよう
に塗装を行なうワイピング塗装方法に関し、効率の良い
自動ワイピング塗装を実現することのできる塗装方法を
提供するものである。
木目模様による凹凸面を有する木材や、木目模様状の凹
凸面を成形によりもしくはエンボス加工等により形成し
た樹脂板あるいは化粧板等の表面に塗装を施す場合、立
体感を良くするためにはその凹部内に塗料を多く付着さ
せて卦くことが望ましいので、従来より、凹凸面を有す
る被塗装物の表面全体に一旦塗料を塗布し、その後凸部
分の塗料を除去してしまうワイピング塗装が行なわれて
いる。このような従来から行なわれているワイピング塗
装は、飽和脂肪酸もしくは不飽和脂肪酸に顔料を分散さ
せたものを溶媒中に懸蜀させた塗料を用い、これを被塗
装物の表面全面に塗布し、その後綿布等の拭布によつて
凸部分の塗料を拭い去つて凹部内の塗料のみを残存させ
るものであつた。
ところがこのような従来のワイピング塗装方法では、凸
部分の塗料を除去するに際し、塗料が油性のものである
ために拭い去つた塗料が全て拭布に付着してしまい、作
業効率を著しく低減するという欠点があつた。すなわち
、拭布をしばしば交換してなければならないので自動化
することが困難であり、しかも、拭布への塗料の付着状
態によつて塗料の除去効果が異なるので品質も安定化し
ないものであつた。そこで本発明はかかる従来の欠点を
解消して、ワイピング塗装時に凸部分における塗料の除
去を簡易にかつ安定して行なうことができて自動塗装化
に適し、塗装効率を良くすることのできる塗装方法を提
供することを目的とするものである。
このため、本発明においては、溶媒中に顔料粉末や樹脂
粉末等の着色粉末を懸濁させたものをワイピング用の塗
料として提供し、また、このような塗料を用いてこれを
凹凸面を有する被塗装物の表面に塗布し、翳燥させて粉
末状にし、しかる後に凸部分に付着している着色粉末を
布ハブ等で飛散させて除去することによつて凹部内のみ
に着色粉末を残すようにした塗装方法を提供することを
4特徴とするものである。上記のような本発明のワイ
ピング塗装用塗料は、木材の色彩にした場合に優れた木
質感を付与するだけでなく、乾燥性、ワイピング作業性
、塗装均一性に優れ、自動量産化が容易であり1塗装作
業が大巾に簡略化される。
かかるワイピング塗装用塗料は、上塗のコーテイング途
装を施した場合の塗膜性能も優れたものとなる。
本発明に於いて使用することのできる着色樹脂粉末とし
ては、エボキシ樹脂系、ポリエステル樹脂系、アクリル
樹脂系等の着色された樹脂粉末や、ケトン樹脂やエポキ
シ樹脂で予備分散された加工顔料粉末等がある。
また、顔料粉末としては、一般の塗料に使用されている
通常の有機或いは無機の顔料が使用できる。また、タル
ク、沈降性炭酸カルシウム、クレー等の体質顔料粉末も
増量剤としてあるいは塗料の沈降安定性向上用Vcさら
には凹部内への残留効果向上用に使用することができる
これらの着色粉末の粒度は50μ以下のものが好適であ
る。
粒度が過大のものは、塗装時に木目加工した被塗装物の
凹部に入b難くなり、塗装作業上及び、木質感の欠如等
外観上からも好ましくない。これらの粉末の1種または
2種以上を適当に組み合わせて着色粉末として用いるこ
とができることはいうまでもない。
次に、本発明に於いて使用することのできる溶媒として
は、プラスチツク素材等の被塗装物や下塗塗膜さらに着
色粉末等を侵さないそれらに対して安定なものを選定し
て使用すればよい。
特に好ましくは、プラスチツク系の被塗装物に用いる鴨
合には、両者に対して安定であるメチルシクロヘキサン
やエチルシクロヘキサン等のシクロパラフィン系溶剤や
、沸点が110℃〜260℃の範囲にあるノルマルパラ
フイン系溶剤等Q脂肪族炭化水素系溶剤や、イソプロパ
ノール、イソブlノール、ノルマルオクタノール等のア
ルコール系溶剤が好適である。これらも1種若しくは2
種リ止の溶媒を配合して使用することができる。溶媒に
対する着色粉末の配合量は20〜50重量%であること
が望ましい。
これより多過ぎても少な過ぎてもワイピング作業性に支
障をきたすことがある。また、被塗装物の凹部内への着
色粉末の残存をより確実にしたい場合には、上記のもの
に加えてさらに15重月喝以下の有機結合剤を添加すれ
ばよい。
たとえば、大豆油、ひまし油あるいはオレフイ図峻等の
飽和脂肪酸や不飽和脂肪酸を用いることができる。また
、ブラスチツク用熱可塑性アクリル樹脂や、ロジングリ
セリンエステル等の加工樹脂も用いることができる。そ
れらの添加量は15重量%をこえると凸部分の着色粉末
の飛散に悪影響を生じるので好ましくない。これらのう
ち特に好ましいものは、被塗装物の素材、若しくは下塗
塗膜及び士塗?膜との膜間密着性に優れ、ワイピング作
業を良好にすることのできるものである。本発明のワイ
ピング塗装用塗料Vc卦いては、沈降防止剤は必ずしも
必要としないが、塗料を長期間保存する場合や30〜5
0℃の高温下で保管する場合には添加した方が好ましい
沈降防止剤としては、一般の塗料に使用されているもの
がオ用できるが、下塗塗膜や土塗塗膜との膜間密着性を
阻害したり、土塗塗膜の光沢や耐水性等に悪影響を与え
る場合があるので、適宜、選択する必要がある。
特に好ましいものとしては、2酸化珪素微粉末が挙げら
れる。それらの粒度は5〜50mμ程度のものを選定す
るのがよい。また、その配合量は、塗料中の固形分に対
して1〜10重量%にすれば充分である。上記の如くし
て作成した塗料を用い、木目模様等の凹凸面を出現せし
めた被塗装物の表面上にワイピング塗装し、さらにその
上に着色もしくは無着色の透明状の上塗塗料を塗布し、
これを乾燥硬化せしめれば、木目模様等の凹凸感を保持
させた状態にして塗膜性能の優れたものとすることがで
きる。
上塗塗料としては、通常のプラスチツク用熱可塑型アク
リル樹脂系塗料や、アクリルーウレメン樹脂系塗料が使
用し得る。
本発明のワイピング塗装用塗料は、上記のような着色樹
脂粉末や顔料粉末等Q着色粉末を溶媒中に投入し、また
必要に応じて有機樹脂結合材や沈降防止剤を所定量、配
合し、ボールミル、アトライノ一、サンドミル等の混合
分散機を用いて充分にかくはん混合し、懸濁させること
によつて製造することができる。
次に、そのワイピング塗装方法について図面を参照して
説明する。
まず、図示したように合成樹脂を成形するか天然木材を
用いるか等して、表面に凹凸面を形成した被塗装物1を
作成する。
2がその凹部、3がその凸部である。
この凹凸面は木材の木目に相当するような模様訃よび寸
法にする等すればよい。凹凸面上に下塗塗装が施されて
いてもよい。そして、上記のようにして作成した塗料を
第1図のように被怜装物1の表面全面に塗布する。
4がその塗料層である。
その塗布方法はスプレー法、ロールコ一l一法、はけ塗
b法等の任意の方法によつてよいが、できるだけ均一{
塗布する必要がある。ただし、凹部2内に多少余分に塗
料が塗布されることは差支えない。塗布後にバーコータ
一やナイフバ一等によつて凸部4上の塗料を一部除去す
るようにしてもよい。この一部除去工程は被塗装物1が
立体的なものである場合には困難であるが、平面的な場
合には比較的容易に実施できる。次いで、上記のように
塗布した塗料を乾燥させて溶媒を放散させ、第2図のよ
うに着色粉末5が付着している状態にする。この乾燥時
の条件は使用する容媒の種類によつて異なるが、スプレ
ー法の場合には比較的低沸点(〜200℃)の溶媒が使
用されるので常温で5〜10分の乾燥でよいが、ロール
コーター法の場合には比較的高沸点(〜400℃)の溶
媒が使用されるので40〜50℃(FC卦いて15〜2
0分間程度以上乾燥させる必要がある。この場合、凸部
3の部分よりも凹部2の部分の方に塗料が多く塗布され
ていることが多いので凹部2内の乾燥が遅れる傾向にな
るが、後述するように主として凸部3の部分の着色粉末
5を飛散させるようにしているので凸部3の部分さえ充
分に乾燥していればよく、凹部2内は多少躾が不充分で
あつてもよい。このようにして塗料の乾燥が完了すれば
、その後に第3図のように回転式の布ハブの如き機械的
ハブ6を用いて凸部3の部分に付着している着色粉末5
を飛散させて除去する。
このとき、除去した着色粉末5は真空集塵器その他の集
塵器を用いて集収するか、あるいは空気を吹き付けて飛
放する等すれば好都合である。回転式の布ハブの他に′
も綿布等を用いてもよい。いずれの場合にも乾燥した
着色粉末5を飛散させるのであるから機械的ハブ6vc
付着することはほとんどなく、また付着したとしても振
動させる等することによつてきわめて容易VC取シ除く
ことができる。従つて、この方法は連続的に行なうこと
が容易であつて自動工程化することができるという利点
がある。
また、機械的ハブ6に付着しないので常にほとんど同じ
状態で着色粉末5を飛散させることができ、品質を均一
にすることができる利点もある。以上によりワイピング
塗装の主要部分は完了するのであるが、凹部2内に残存
している着色粉末5や被塗装物1の表面を保護するため
には、第4図に示すように表面に透明ないし半透明なコ
ーティング塗料層7を塗布して訃けばよい。
この場合に用いるコーテイング塗料は被塗装物1の材質
に応じて適宜選択すればよいが、たとえばポリエステル
樹脂塗料やアクリル樹脂塗料を用いることができるもの
である。このように、このワイピング塗装方法によれば
、着色粉末を懸濁させた塗料を用い、これを塗布し、凸
部分の乾燥させて着色粉末を機械的ハブで飛散させて除
去するようにしているので、着色粉末の除去工程を連続
的に行なうことができて自動塗装を行なうことができ、
しかも、品質の均一な塗装を行なうことができる。
以下、本発明のワイピング塗装用塗料の実施例について
具体的に説明する。
実施例 1 脂肪族炭化水素溶剤(蒸留範囲155℃〜180℃のノ
ルマルパラフィン)1300重量部黒色顔料(カーボン
ブラツクFWl;デグサ社製) 6
0重量部黄色酸化鉄顔料(マピコイエロ一LL−XLO
:チタン業(株)社製) 300重量部上記
の混合物をアトライターにて均一に混合分散して(フア
イネスゲーヂで5μ以下)ワイピング塗装用塗料を得た
次は木目状の凹凸面加工を施したスチロール樹脂成型品
の凹凸面上に、上記塗料に対してシンナ一(エチルシク
ロヘキサン)を20重量%添加希釈してスプレー塗装し
、乾燥させ、しかる後に綿布にて凸部上の粉末を飛散さ
せた。
次いで、 熱可塑型アクリル樹脂(アクリデイツクA−166,日
本ライヒホールド(株)社製品)100重量部ニトロセ
ルロース樹脂(酢酸ブチルの30%溶液)
25重量部シリカ微粉末(サイロイド1
62:富士デヴィソン化学(株)社製品)
5重量部トルオール 20重
量部酢酸エチル 20重量部の混
合物を高速攪拌機で均一に混合分散して上塗b塗料を得
た。
この組成物100重量部に対してシンナ一(酢酸工チッ
30部、エチルセロソルブ30部、ノルマルブタノール
10部、シクロヘキサン30部の割合)を100部加え
て希釈し、スプレー塗装し、50℃で20分間乾燥する
とよい。実施例 2ポリエステル系粉体塗料 4
00重量部ミネラルスピリツト 800重量
部沈降防止剤(2酸化珪素微粉末) 20重量部±記の
混合物をアトライターにて均一に混合分散して(フアイ
ネスゲーヂにて20μ以下)ワイピング塗装用塗刺を得
た。
上記ポリエステル系粉体塗料は、 ポリエステル樹脂(ER−5000,日本エステル(株
)社製) 1200重量部カーボンブラ
ツクFWllOO重量部マピコィエロ一LL−XLO5
OO重量部を、プスコニーダ一PR−46にて90〜1
00℃で混練押出し、冷却後、ターボミルにて粉砕し、
篩別して50μ以下のものを使用した。
実施例 3 アクリル系粉体塗料 350重量部エポキシ
樹脂加工黒色顔料粉末(スミパーズブラツク02−EP
,住友化学工業(株)社製)50重量部イソプロビルア
ルコール 200重験部水道水
600重量部上記の混合物をアトライターにて
均一に混合分散して(フアイネスゲーヂで20μ以下)
ワイピング塗装用塗料を得た。
上記アクリル系粉体塗料は、 アクリル樹脂(アルマテツクスPD−2110,三井東
圧化学(株)社製) 1000重量部マピコイエ
ロ一LL−XLO3OO重量部ドデカ−2一酸
10重量部を用いて実施例2の場合と同様に
して作成した。
実施例 4アクリデイツクA−166650重量部 マピコイエロ一LL−XLO2OO重量部弁柄120R
(戸田工業(株)社製) 30重量部カーボンブラツク
FWl2重量部チタン白(タイベークR−930,石原
産業(株)社製) 40重
量部トルオール 20重量部エチ
ルセロソルブ 80重量部上記混合物を
ロールミルにて均一に混合分散して(フアイネスゲーヂ
で、10μ以下)下塗塗料を得、木目加工を施したAB
S成型品素材の色調を隠蔽するために上記下塗塗料を塗
装した。
上記下塗塗料100重量部に対してシンナ一(実施例1
の上塗塗料に使用したシンナ一と同様のもの)を100
重量部添加して希釈し、スプレー塗装し、50℃で20
分間乾燥した。
次いで、 脂肪族炭化水素溶剤(蒸留範囲,115〜140℃のノ
ルマルパラフイン) 1200重量部ノルマルブメノ
ール 300重量部シンカシヤレツド(鉄興
社製) 30重量部カーボンブラツクFWl5O重量
部ポリエステル系粉体塗料 400重量部上記の
混合物をアトライターにて均一に混合分散して(フアイ
ネスゲーヂで5μ以下)ワイピング塗装用塗料を得た。
上記ポリエステル系粉体塗料は、 ポリエステル樹脂ER−5000 1200重量部 マピコイエロ一LL−XLO7OO重量部を用いて実施
例2の場合と同様にして作成した。
このワイピング塗装用塗料に対してシンナ一(エチルシ
クロヘキサン)を20重量%添加して希釈し、スプレー
塗装し、乾嫌させて、綿布にてワイピング塗装を行なう
。以下(実施例1)と同様にして上塗りをすればよい実
施例 5 脂肪族炭化水素溶剤(蒸留範囲175〜190℃のノル
マルパラフイン) 300重量部キシロール
50重量部酢酸ブチル
50重量部カーボンブラツクFWll5重量部
シンカシヤレツド 40重量部黄色顔料
(パーマネットイエロ−HR−01ノヘキスト社製)
55重量部大豆油
5重量部2酸化珪素微粉末
8重量部上記の混合物をアトライターにて均一に混合
分散して(フアィネスゲーヂで、5μ以下)ワイピング
塗装用塗料を得た。
次に、木目エンボス加工塩化ビニルフイルムをラミネー
トした合板に対し、上記塗料100重量部にシンナ一(
蒸留範囲,175〜190℃のノルマルパラフイン)2
0重量部を添加して希釈し、ロールコーター(スポンヂ
ロール)Vcて塗布する。
次いで連続的に、リバースロールコーター(スチールロ
ール)Vcて、塗布した塗料を塩化ビニル合板の導管部
へ押し込み、また、余分な塗料をかきとる。50℃で3
分間乾燥後、モツプを取わ付けた回転ハブによるハブイ
ンクを行なう。
この後、 アクリルポリオール(アクリデイツクA−813,大日
本インキ化学工業(株)社製) 500重量部サイロイ
ド16220重量部シリコンオイル(KP−354,信
越化学工業(株)社製) 10
重量部ポリエチレン微粉末(サゾールワツクスH1−N
3,サゾール公社製) 20重量部塩化ビニル
樹脂(電化ビニルNOlOOOG(電気化学業(株)製
)の20重量%MEK溶液)50重量部の混合物をロー
ルミルにて均一に混合分散して(フアイネスゲーヂで1
0μ以下)上塗柿主剤を得た。
次いで、 ポリイソシアナート樹脂(スプラセツク3340,日本
ポリウレメン工業(株)社製) 600重量部酢酸エチ
ル 400重量部の混合物を均一に
混合攪沖して、土塗塗料硬化剤を得た。
これを主剤:硬化剤=100:40の比率で均一に混合
し、シンナ一(酢酸エチル20部,酢酸ブチル30部、
キシロール50部)を、主剤一硬化剤混合液に対して1
5重量%加えて希釈し、ロールコ一l−(ゴムロール)
VCて塗布する。
乾燥は、50℃で20分間行なつた。上記の如くして、
作業性良く、自動塗装を行なうことができ、塗装均一性
も優れたものとなる。
実施例 6 実施例5におけるワイピング塗装用塗料中の大豆油をリ
ノール酸に替えた配合物(同量部)とした。
実施例 7 実施例5におけるワイピング塗装塗料中の大豆油をリノ
ール酸とオレイン酸とを2:1の比率で混合したものに
同量部替えた配合物とした。
以上の実施例1〜7のいずれにおいても、ワイピング塗
装が容易で、しかも品質も均質なものを得ることができ
た。
以上のように、本発明のワイピング塗装方法によれば、
塗料として溶媒中に着色樹脂粉末もしくは顔料粉末の如
き着色粉末を懸濁させたものを用いるようにしたので、
凹凸面を有する被塗装物の表面にその凹部にも容易に行
きわたるようにいんぺい性良く簡単に塗布することがで
き、さらに、その塗布後乾燥させて溶媒を放散させるこ
とにより凸部の着色粉末を機械的ハブで容易に飛散させ
てワイピングすることができて、ワイピング性も良好に
することができる。
従つて自動塗装化に適した塗装効率の良いワイピング塗
装方法を実現することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図,第3図および第4図は本発明のワイピ
ング塗装方法を実施した−例の工程の断面図である。 1 ・・・・・・被塗装物、2 ・・・・・・凹部、3
・・・・・・凸部、4・・・・・・塗料層、5 ・・
−・・着色粉末、6・・・・・・機械的ハブ,T・・・
・・・コーテイング塗料層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 溶媒中に着色樹脂粉末もしくは顔料粉末の如き着色
    粉末を懸濁させた塗料を凹凸面を有する被塗装物の表面
    全体に塗布し、乾燥させて溶媒を放散させ、しかる後に
    上記被塗装物の凸部に付着している着色粉末を機械的バ
    フによつて飛散させ凹部に付着している着色塗料を残存
    させることを特徴とするワイピング塗装方法。 2 溶媒として脂肪族炭化水素系溶剤を用いたことを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載のワイピング塗装方
    法。 3 溶媒としてアルコール系溶剤を用いたことを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載のワイピング塗装方法。 4 塗料として15重量%以下の有機樹脂結合剤を含有
    する塗料を用いたことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載のワイピング塗装方法。 5 溶媒中に着色樹脂粉末もしくは顔料粉末の如き着色
    粉末を懸濁させた塗料を凹凸面を有する被塗装物の表面
    全体に塗布し、乾燥させて溶媒を放散させ、しかる後に
    上記被塗装物の凸部に付着している着色粉末を機械的バ
    フによつて飛散させ凹部に付着している着色塗料を残存
    させ、その後に、被塗装物の表面全体にさらにコーティ
    ング塗料を塗布することを特徴とするワイピング塗装方
    法。 6 溶媒として脂肪族炭化水素系溶剤を用いたことを特
    徴とする特許請求の範囲第5項記載のワイピング塗装方
    法、7 溶媒としてアルコール系溶剤を用いたことを特
    徴とする特許請求の範囲第5項記載のワイピング塗装方
    法。 8 塗料として15重量%以下の有機樹脂結合剤を配合
    したことを特徴とする特許請求の範囲第5項記載のワイ
    ピング塗装方法。
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