JPH0536637Y2 - - Google Patents

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JPH0536637Y2
JPH0536637Y2 JP16115685U JP16115685U JPH0536637Y2 JP H0536637 Y2 JPH0536637 Y2 JP H0536637Y2 JP 16115685 U JP16115685 U JP 16115685U JP 16115685 U JP16115685 U JP 16115685U JP H0536637 Y2 JPH0536637 Y2 JP H0536637Y2
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JP
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blade
mold
trimming
cutting blade
fibers
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  • Details Of Cutting Devices (AREA)
  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は繊維表皮付プラスチツク成形品のトリ
ミング型に関するものである。
〔従来の技術〕
従来より、自動車の内装材例えば天井材、など
として、プラスチツクシートの表面に織布などの
繊維からなる表皮材を積層したものが使用されて
いる。
このような繊維表皮付プラスチツク成形品を所
定の形状に切断するために例えば第4図に示すよ
うな、下刃21を上部の周端部に有する下型22
と、上刃23を下部の内側端部に有し、下型22
に覆いかぶさるような上型24とからなるトリミ
ング型が用いられている。プラスチツクシート2
5の表面に繊維表皮材26を積層した繊維表皮付
プラスチツク成形品27のトリミングは、型開き
した上記のトリミング型の下型21上に繊維表皮
付プラスチツク成形品27を繊維表皮材26が下
型21に接するように載置する。次に、第5図に
示すように上刃23を付けた上型24を降ろし、
上刃23と下刃21を垂直にすり合わせて該繊維
表皮付プラスチツク成形品27をせん断すること
によつて行つている。図中、28はトリミング部
分を示す。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来の、上記したような上刃と下刃をすり合わ
せてせん断する方法では、繊維表皮付プラスチツ
ク成形品をトリミングする場合、上刃と下刃のす
き間を所定の値、例えば2/100ないし3/100mmに保
持することが必要である。しかしながら、繊維表
皮付プラスチツク成形品を大量にトリミングする
と、上刃及び下刃が摩耗して上刃と下刃のすき間
が大きくなり、第6図に示すように、プラスチツ
クシート25は切断されても、繊維表皮材26は
完全には切断されず、繊維の切れ残りが発生し、
トリミング部分28がその切れ残りの繊維によつ
て繊維表皮付プラスチツク成形品27につながつ
たままになるという問題がある。このような繊維
の切れ残りが生じないようにするためには、頻繁
に刃合わせを行つて上刃と下刃のすき間を常に一
定に保つか、又は上下刃のかさなる幅つまりラツ
プ代を増やすことが考えられる。しかし、上下刃
のラツプ代を増すには熟練を要するとともに時間
がかかり、大変である。
本考案は上記の問題点を解決するためのもの
で、頻繁な刃合わせ等のメンテナンスを必要とせ
ず、切れ残りの繊維を切断する刃を備えたトリミ
ング型を提供することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案のトリミング型は、垂直にすり合わせて
せん断する上刃と下刃をそれぞれ取り付けた上型
と下型とからなるトリミング型において、上刃を
取り付けた上型にピストン装置を設け、該装置
に、該装置によつて該上刃のすぐ下の位置で上型
から下型へ水平に突き出される切断刃を取り付
け、かつ下型又は下刃に、突き出された切断刃を
受け入れるくぼみを有することを特徴とする。
本考案のトリミング型によれば、繊維表皮付プ
ラスチツク成形品は、下型に載置し、そして上型
を降ろして上刃と下刃とにより切断した後、切れ
残つた繊維を、切断刃を上刃のすぐ下の位置で上
型から下型へ水平に突き出すことによつて完全に
切断することができる。
トリミング型に設ける、切れ残りの繊維を切断
するための切断刃の構造は、切れ残りの繊維を、
刃を突き出すことだけで切断することができるこ
とが必要で、例えば切断刃の先端をノコ刃状に多
数の三角形の刃からなるようにするとよく、刃の
板厚は1.5〜3.0mm、三角形の刃の頂角は45〜60°、
刃先端のピツチは2.0〜5.0mm、刃先の角度は45°以
下とするとよい。
この切断刃を、切れ残りの繊維を切断するため
に突き出す方法としては、ピストン装置を、上刃
を有する上型に取り付け、該ピストン装置のピス
トンの先端に切断刃を取り付け、該ピストンを往
復運動させることにより切断刃を突き出す方法が
好ましい。上記したようなノコ刃状の切断刃を突
き込んで切れ残りの繊維を切断する場合、該切断
刃の突き込み推力は繊維材料のせん断応力の5倍
以上、そして突き込み速度は10cm/sec以上とす
るのが好ましい。
切断刃を上刃のすぐ下で上型から下型へ水平に
突き出して、切れ残りの繊維を切断するが、切れ
残りの繊維は上部が上刃と下刃とにより挾まれて
いるため、切れ残りの繊維を切断するためには切
断刃を上下刃のすり合わせ位置を越えて突き出す
必要がある。そこで、下刃又は下型には突き出さ
れた切断刃が下刃や下型に当たらないようにくぼ
みを有することが好ましい。
〔作用〕
垂直にすり合わせてせん断する上刃と下刃をそ
れぞれ取り付けた上型と下型とからなるトリミン
グ型を用いて繊維表皮付プラスチツク成形品をト
リミングをするが、トリミングを繰り返えすうち
に刃が摩耗して上刃と下刃のすき間が大きくな
り、繊維の切れ残りが生じる。本考案のトリミン
グ型は、ピストン装置によつて上刃のすぐ下の位
置で上型から下型へ水平に突き出される切断刃を
上型にピストン装置を介して取り付けているた
め、上下刃によりシヤーリングした直後、切れ残
つた繊維に切断刃を突き出すことができ、該繊維
を完全に切断することができる。また、切断刃は
上型に取り付けているため、切断位置を調節する
必要なく、常に上刃のすぐ下の位置で切断するこ
とができる。また、下型又は下刃には、突き出さ
れた切断刃を受け入れるくぼみを有するため、切
断刃を下型や下刃に当てずに切れ残りの繊維があ
る位置を越えて突き出すことができ、その結果、
切れ残りの繊維を完全に切断することができる。
〔実施例〕
本考案を実施例により図面を参照して詳細に説
明する。
トリミング型は、第1図に示すように下刃1を
上部の周端部に有する下型2と、上刃3を下部の
内側端部に有し、下型2に覆いかぶさるような上
型4とからなる。上型4の下部にはブラケツト5
を介してピストン装置6が、該ピストン装置6の
ピストン7の先端に取り付けられた切断刃8を上
刃3のすぐ下の位置で上型4から下型2へ水平に
突き出すことができるように取り付けられてい
る。一方、下型2に取り付けられた下刃1には、
切断刃8を突き出したとき、切断刃8が下刃1に
当たらないようにするためのくぼみ9が形成され
ている。
トリミング型の下型2の上に、プラスチツクシ
ート10の表面に繊維表皮材11を積層してなる
繊維表皮付プラスチツク成形品12を繊維表皮材
11側が下刃1に接するように載置する。次に、
上型4を降ろして上刃3と下刃1とによつて繊維
表皮付プラスチツク成形品12をトリミングす
る。そうするとプラスチツクシート10は切断さ
れても繊維表皮材11は完全には切断されず、切
れ残りの繊維によつてトリミング部分13がつな
がつたままになる。次に、第2図に示すようにピ
ストン装置6に取り付けた切断刃8を、該装置を
駆動させることによつて上刃3のすぐ下の位置で
上型4から下型2へ向つて水平に切れ残りの繊維
に突き込む。その結果、切れ残りの繊維は完全に
切断される。なお、この場合においても、第2図
の下刃1の上端から切断刃8までの長さに相当す
る繊維の切れ残りが生じるが、通常、内装部品な
どにおいては端末切断部は他部品と重ね合わせる
ため他部品によつて隠される場合があり、又は端
末切断部は表皮を長めに切断して裏側へ巻き込む
構造を取るため、前記のような多少の繊維の切れ
残りが生じても全く問題はない。又、第1図及び
第2図において、上刃3と下刃1の間に被加工物
の繊維の切れ残りが挟まつた状態となるが、実際
挟まれて残る繊維の切れ残りは極薄い繊維状のも
の(厚さが5/100mm前後)であり、それ故、これ
が鋼材製の型の間に挟まれた状態で加工を続けて
も、トリミング型に関しては何ら問題は生じな
い。
切れ残りの繊維を切断する切断刃8は、第3図
a及びbに示すようにノコ刃状に先端に多数の三
角形の刃を有し、三角形の刃の頂角14が45〜
60°、刃のピツチ15が2.0〜5.0mm、刃の厚さ16
が1.5〜3.0mm、刃先の角度17が45°以下のものを
用いる。
そして、切断刃8の突き込む推力は、切れ残り
の繊維のせん断応力の5倍以上とし、突き込む速
度は10cm/sec以上とすることにより切れ残りの
繊維を確実に切断することができる。
〔考案の効果〕
上記したように、垂直方向に上下刃をすり合わ
せるシヤー刃構造を有するトリミング型を用いて
繊維表皮付プラスチツク成形品を大量にトリミン
グすると、上下刃が摩耗して上下刃のすき間が大
きくなり、繊維の切れ残りが生じるが、本考案は
該トリミング型にピストンにより水平に突き出さ
れる切断刃を設けたため、切れ残りの繊維を完全
に切断できる。その結果、頻繁に刃合わせした
り、上下刃のラツプ代を大きくしたりする必要が
なくなり、メンテナンス(刃合わせ)の作業性が
改善されるとともにメンテナンスの回数を減らす
ことができ、生産性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による繊維表皮付プ
ラスチツク成形品のせん断時のトリミング型の断
面図、第2図は本考案の一実施例による切れ残り
の繊維の切断時のトリミング型の断面図、第3図
aは本考案の一実施例の切断刃の正面図、第3図
bは本考案の一実施例の切断刃の側面図、第4図
は繊維表皮付プラスチツク成形品を載置した従来
のトリミング型の断面図、第5図はせん断時の従
来のトリミング型の断面図、第6図はせん断時の
従来のトリミング型の断面図を表わす。 図中、1……下刃、2……下型、3……上刃、
4……上型、5……ブラケツト、6……ピストン
装置、7……ピストン、8……切断刃、9……く
ぼみ、10……プラスチツクシート、11……繊
維表皮材、12……繊維表皮付プラスチツク成形
品、13……トリミング部分。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 垂直にすり合わせてせん断する上刃と下刃をそ
    れぞれ取り付けた上型と下型とからなるトリミン
    グ型において、上刃を取り付けた上型にピストン
    装置を設け、該装置に、該装置によつて該上刃の
    すぐ下の位置で上型から下型へ水平に突き出され
    る切断刃を取り付け、かつ下型又は下刃に、突き
    出された切断刃を受け入れるくぼみを有すること
    を特徴とするトリミング型。
JP16115685U 1985-10-21 1985-10-21 Expired - Lifetime JPH0536637Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16115685U JPH0536637Y2 (ja) 1985-10-21 1985-10-21

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JP16115685U JPH0536637Y2 (ja) 1985-10-21 1985-10-21

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6267737U JPS6267737U (ja) 1987-04-27
JPH0536637Y2 true JPH0536637Y2 (ja) 1993-09-16

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