JPH0536584Y2 - - Google Patents

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JPH0536584Y2
JPH0536584Y2 JP1987087721U JP8772187U JPH0536584Y2 JP H0536584 Y2 JPH0536584 Y2 JP H0536584Y2 JP 1987087721 U JP1987087721 U JP 1987087721U JP 8772187 U JP8772187 U JP 8772187U JP H0536584 Y2 JPH0536584 Y2 JP H0536584Y2
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section
work
moving
workpieces
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案を以下の順序で説明する。
A 産業上の利用分野 B 考案の概要 C 従来の技術 D 考案が解決しようとする問題点 E 問題点を解決するための手段 F 作用 G 実施例 G−1 第1の実施例(第1図〜第4図) G−2 第2の実施例(第5図〜第6図) G−3 変形例 H 考案の効果 A 産業上の利用分野 本考案は、複数のワークに対する部品取付作業
もしくは加工作業等がなされるに際して、複数の
ワークの夫々に作業工具に対する適切な位置をと
らせるべく、各ワークを移動させる場合等に使用
されるワーク移動テーブル装置に関する。
B 考案の概要 本考案は、複数のワークに対する種々の部品の
取付け、もしくは、各種の加工がなされるに際し
て、複数のワークの夫々を、それに対応する作業
工具に対する適切な位置をとらせるべく移動させ
る場合等に使用されるワーク移動テーブル装置に
おいて、第1及び第2の移動部の移動に伴つて互
いに直交する第1及び第2の方向に移動するワー
ク載置テーブルに配された複数のワークの夫々に
ついての、作業工具に対する位置のずれを検出す
る位置検出部が設けられるとともに、複数のワー
クのうちの基準とされるもの以外のワークとその
ワークに対応する作業工具との相対位置調整を行
う位置調整部が備えられ、さらに、位置検出部よ
りの検出信号に基づいて、複数のワークのうちの
基準とされるもののそれに対応する作業工具に対
する位置ずれに応じた第1及び第2の移動部に対
する移動制御、及び、複数のワークのうちの基準
とされるもの以外のワークのそれに対応する作業
工具に対する位置ずれに応じた位置調整部に対す
る調整制御を行う動作制御部が設けられたものと
することにより、複数のワークに対して共通な加
工や部品取付けが同時に行われるにあたつて、作
業性の改善及び精度の向上を図ることができるよ
うにしたものである。
C 従来の技術 電子機器等の量産過程において、例えば、回路
基板の製造効率を高めるべく、回路基板に自動的
に部品を取り付ける作業を、複数の回路基板につ
いて同時に行う工程を組み入れることが行われて
いる。このような複数の回路基板の自動組立等を
実施するに際して使用される自動組立装置におい
ては、例えば、回路基板に種々の部品を取り付け
てその組立を行うにあたり、ワークとして載置さ
れる複数の回路基板を互いに直交する二方向(X
方向及びY方向)に移動させるようになされる
XY移動テーブルが備えられる。そして、XY移
動テーブルの上方に作業ユニツトが配され、この
作業ユニツトに、例えば、作業ヘツドと称される
部品取付工具が、XY移動テーブルに対して上下
動可能に取り付けられて、XY移動テーブル上の
複数の回路基板が、作業ヘツドにより各種部品の
取付けがなされるに適した所定の位置をとるもの
とされる。
斯かるXY移動テーブルは、通常、X方向に伸
びる案内軸部材に案内されてX方向に移動するX
移動部と、このX移動部に取り付けられたY方向
に伸びる案内軸部材に案内されてY方向に移動す
るY移動部と、このY移動部上に配されて複数の
回路基板が載置される作業テーブル(ワーク載置
テーブル)とを具備して構成される。複数の回路
基板は、夫々に設けられた基準孔が作業テーブル
上に設けられた位置決め用の基準ピンに嵌合せし
められて、作業テーブル上に固定される。そし
て、XY移動テーブル駆動部により、予めプログ
ラムされたX−Y移動データに基づいてX移動部
及びY移動部が移動せしめられ、それに伴つて、
作業テーブルがX方向及びY方向に移動せしめら
れる。
D 考案が解決しようとする問題点 しかしながら、従来提案されている、複数の回
路基板を互いに直交する二方向に移動させるもの
とされたXY移動テーブル装置においては、作業
テーブル上に載置された複数の回路基板の夫々
が、それに設けられた基準孔に、作業テーブル上
に設けられた基準ピンが挿入されることにより位
置決めされるものとなされ、各回路基板に設けら
れる基準孔は、必然的に、その径寸法が作業テー
ブル上の基準ピンの径寸法より若干大なるものと
されることになるので、各回路基板が、作業テー
ブル上において位置決めされる際に、作業ユニツ
トに設けられた作業ヘツドに対しての、基準孔の
径寸法と基準ピンの径寸法との差に起因する位置
ずれが生じる虞がある。そして、斯かる位置ずれ
が比較的大なるものとなる場合には、作業ユニツ
トが動作不可とされる状態となつて、作業性が損
なわれることになる問題が生じ、また、上述の位
置ずれが比較的小なるものとされる場合にも、各
回路基板における部品取付部位等の作業ヘツドに
対する相対位置が一定とされず、そのため、各回
路基板に対する各種部品の取付けが、同一精度を
もつて行われないことになるという不都合が生じ
る。
斯かる点に鑑み、本考案は、直交する二方向で
あるX方向及びY方向に移動する移動部と、複数
のワークが載置されるものとされるとともに、移
動部の移動に伴つてX方向及びY方向に移動せし
められるワーク載置テーブルとを備えるものとさ
れ、複数のワークに対する加工作業時あるいは部
品取付作業時等において、作業性の改善、及び、
加工あるいは部品取付等における精度の向上を図
ることができるようにしたワーク移動テーブル装
置を提供することを目的とする。
E 問題点を解決するための手段 上述の如くの目的を達成すべく、本考案に係る
ワーク移動テーブル装置は、第1の移動部及び第
2の移動部の夫々の移動に伴つて互いに直交する
第1の方向及び第2の方向に移動するものとさ
れ、複数の作業工具に夫々対応する複数のワーク
が載置されるワーク載置テーブルと、ワーク載置
テーブルに載置された複数のワークの夫々の複数
の作業工具における対応するものに対する位置ず
れを検出する位置検出部と、複数のワークのうち
の基準とされるもの以外のワークと複数の作業工
具のうちのそれに対応するものとの相対位置調整
を行う位置調整部とに加えて、位置検出部からの
検出信号に基づいて得られる、複数のワークのう
ちの基準とされるものについての複数の作業工具
のうちの対応するものに対する位置ずれに応じた
信号により、第1及び第2の移動部の夫々の移動
を制御するとともに、位置検出部からの検出信号
に基づいて得られる、複数のワークのうちの基準
とされるもの以外のワークについての複数の作業
工具のうちの対応するものに対する位置ずれに応
じた信号により、位置調整部による相対位置調整
を制御する動作制御部とを備えて構成される。
F 作用 このように構成される本考案に係るワーク移動
テーブル装置においては、複数のワークがワーク
載置テーブルに載置された状態で、位置検出部に
より、各ワークのそれに対応する作業工具に対し
ての位置ずれが検出される。そして、動作制御部
により、位置検出部からの複数のワークのうちの
基準とされるものの位置ずれについての検出信号
に基づいて、第1の移動部の第1の方向への移動
及び第2の移動部の第2の方向への移動について
の修正がなされ、さらに、位置検出部からの複数
のワークのうちの基準とされるワーク以外のもの
の位置ずれについての検出信号に基づいて位置調
整部が制御され、基準とされるワーク以外のワー
クのそれに対応する作業工具に対する相対位置の
修正がなされて、その結果、複数のワークの夫々
が、各々に対応する作業工具に対する相対位置関
係が同一の状態となるようにされる。その後、第
1の移動部及び第2の移動部が夫々第1の方向及
び第2の方向へ移動されるとともに、各ワークに
対しての、それに対応する作業工具による加工作
業あるいは部品取付作業等が同時に行われる。
このようにされることにより、作業工具が動作
不可とされる状態が回避されて作業性の改善が図
られ、また、複数のワークの夫々に対しての加工
あるいは部品取付けにおける精度の均一化と向上
とが図られることになる。
G 実施例 G−1 第1の実施例(第1図〜第4図) 第1図及び第2図は、本考案に係るワーク移動
テーブル装置の一例を全体的に示し、また、第3
図はその一部分を拡大して示す。
これら第1図,第2図及び第3図に示された例
においては、固定された据付部10が配されてお
り、その上に基台12が取り付けられている。基
台12上には、第1の方向(X方向)に並行して
伸びる2本のX方向案内軸部材14が配設されて
おり、斯かるX方向案内軸部材14によつて、そ
れらにより案内されてX方向に移動せしめられる
X方向移動部16が支持されている。また、基台
12上には、X方向移動部16をX方向案内軸部
材14に沿つて移動させるためのX軸駆動部18
が、ハウジング20に覆われて配されている。
X方向移動部16上には、X方向に直交する第
2の方向(Y方向)に並列して伸びる2本のY方
向案内軸部材22が配設されており、斯かるY方
向案内軸部材22によつて、それらにより案内さ
れてY方向に移動せしめられるY方向移動部24
が支持されている。さらに、X方向移動部16上
には、Y方向移動部24をY方向案内軸部材22
に沿つて移動させるためのY軸駆動部26が、ハ
ウジング28に覆われて配されている。
Y方向移動部24を移動させるY軸駆動部26
は、第2図に示される如く、Y方向移動部24に
設けられた雌螺子部30に螺合し、軸受け32で
支えられた、Y方向案内軸部材22に平行な送り
螺子部材34と、この送り螺子部材34の一端に
連結された駆動モータ36とを備え、さらに、駆
動モータ36の回転軸に設けられたロータリエン
コーダ38を備えて構成されている。そして、駆
動モータ36の回転により送り螺子部材34が回
転せしめられ、それに螺合した雌螺子部30が送
り螺子部材34に沿つて移送されることにより、
Y方向移動部24が、Y方向案内軸部材22によ
る案内のもとにY方向に移動せしめられる。ま
た、ロータリエンコーダ38は、駆動モータ36
の回転を検出して、後述される動作制御部80に
回転検出信号を供給するものとされる。
X方向移動部16を移動させるX軸駆動部18
も、Y軸駆動部26と同様に構成されており、ハ
ウジング20内に配された駆動モータにより送り
螺子部材が回転せしめられ、X方向移動部16に
設けられた送り螺子部材に螺合する雌螺子部40
が、送り螺子部材に沿つて移送されることによ
り、X方向移動部16がX方向案内軸部材14に
よる案内のもとにX方向に移動せしめられる。ま
た、ロータリエンコーダにより駆動モータの回転
が検出されて、動作制御部80に回転検出信号が
供給される。
Y方向移動部24上には、例えば、回路基板と
されるワーク44及び46が載置されるものとな
されるとともに、X方向移動部16及びY方向移
動部24のX方向及びY方向への移動に伴つて、
X方向及びY方向へ移動せしめられるものとされ
るワーク載置テーブル42が配されている。そし
て、これらX方向移動部16、X軸駆動部18、
Y方向移動部24、Y軸駆動部26、及び、ワー
ク載置テーブル42等により、ワーク移動部が構
成されているのである。
また、ワーク載置テーブル42の上方には、ワ
ーク載置テーブル42に載置されたワーク44及
び46に夫々対応するものとされた作業工具48
及び50が、ワーク44及び46に夫々対向すべ
く設置されている。
作業工具48は、昇降シリンダ51、固定部材
56上に配された位置調整部52及び作業ヘツド
部54とを備えて構成されており、その詳細構成
が第3図に示される。昇降シリンダ51には、筒
状部材55の内部を伸びて固定部材56に設けら
れた透孔を貫通し、先端に作業ヘツド部54が取
り付けられた軸57が備えられている。この軸5
7は、昇降シリンダ51が駆動されるとき、作業
ヘツド部54を昇降せしめるものとされている。
位置調整部52は、昇降シリンダ51及び作業
ヘツド部54を、固定部材56に対してX方向及
びY方向へ移動せしめるものとされている。この
位置調整部52においては、固定部材56上に、
X方向に並行して伸びる2本のX方向案内軸部材
58が配設されており、斯かるX方向案内軸部材
58によつて、それらにより案内されてX方向に
移動せしめられるX方向移動部59が支持されて
いる。また、固定部材56上には、X方向移動部
59をX方向案内軸部材58に沿つて移動させる
ためのX軸駆動部60がハウジング61に覆われ
て配されている。
X軸駆動部60は、X方向移動部59に設けら
れた雌螺子部62に螺合し、X方向案内軸部材5
8に平行な送り螺子部材63と、この送り螺子部
材63の一端に連結された駆動モータ64と、駆
動モータ64の回転軸に設けられたロータリエン
コーダ65とを備えて構成されている。そして、
駆動モータ64の回転により送り螺子部材63が
回転せしめられ、送り螺子部材63に螺合した雌
螺子部62が送り螺子部材63に沿つて移送され
ることにより、X方向移動部59がX方向案内軸
部材58による案内のもとにX方向に移動せしめ
られる。また、ロータリエンコーダ65は、駆動
モータ64の回転を検出して、動作制御部80に
回転検出信号を供給する。
さらに、X方向移動部59上には、Y方向に並
行して伸びる2本のY方向案内軸部材66が配設
されており、斯かるY方向案内軸部材66によつ
て、それらにより案内されてY方向に移動せしめ
られるY方向移動部67が支持されている。ま
た、X方向移動部59上には、Y方向移動部67
をY方向案内軸部材66に沿つて移動させるため
のY軸駆動部68も、ハウジング69に覆われて
配されている。
Y軸駆動部68も、X軸駆動部60と同様に構
成されており、ハウジング69内に配された駆動
モータにより送り螺子部材が回転せしめられ、送
り螺子部材に螺合するY方向移動部67に設けら
れた雌螺子部が送り螺子部材に沿つて移送される
ことにより、Y方向移動部67がY方向案内軸部
材66による案内のもとにY方向に移動せしめら
れる。さらに、ロータリエンコーダにより駆動モ
ータの回転が検出され、動作制御部80に回転検
出信号が供給される。
Y方向移動部67上には、筒状部材55が、そ
の下端部が固着されて配されており、従つて、昇
降シリンダ部51、軸57及び作業ヘツド部54
の夫々は、X軸駆動部60及びY軸駆動部68が
X方向移動部59及びY方向移動部67に夫々移
動せしめられるのに伴い、X方向及びY方向に移
動せしめられるものとされている。
作業工具50は、固定部材70に保持されてお
り、作業工具48に備えられた昇降シリンダ51
と同様な昇降シリンダ71を備えるものとされて
いる。昇降シリンダ71には、筒状部材72を貫
通して突出する軸73が備えられており、軸73
の先端に、作業工具48に設けられた作業ヘツド
部54と同様な作業ヘツド部74が取り付けられ
ている。従つて、作業ヘツド部74は、昇降シリ
ンダ71が駆動されて軸73が昇降せしめられる
のに伴つて昇降せしめられる。
ワーク載置テーブル42上には、ワーク44及
び46に設けられた透孔44a及び46aの夫々
に対向して配され、ワーク44のそれに対応する
作業工具48に設けられた作業ヘツド部54に対
する位置ずれ、及び、ワーク46のそれに対応す
る作業工具50に設けられた作業ヘツド部74に
対する位置ずれを、夫々検出するセンサ75及び
76が設けられている。これらセンサ75及び7
6は、夫々の検出信号を動作制御部80に供給す
る。
そして、動作制御部80は、据付部10に近接
して設置されていて、センサ75及び76からの
検出信号に基づいて、ワーク移動部におけるX軸
駆動部18及びY軸駆動部26、及び、位置調整
部52におけるX軸駆動部60及びY軸駆動部6
8の動作制御を行うものとされている。
上述の如くの構成を有する本考案に係るワーク
移動テーブル装置の一例においては、また、第4
図に示されるブロツク構成であらわされる如く
の、動作制御部80を含む制御系が形成されてい
る。
斯かる構成のもとに、例えば、夫々回路基板と
されるワーク44及び46に対する作業が行われ
るが、その際には、先ず、ワーク44及び46
が、各々に穿設された基準孔がワーク載置テーブ
ル42より突出する基準ピン81a及び81bに
夫々嵌合せしめられて、ワーク載置テーブル42
上に載置され、ワーク46が基準のワークとされ
る。そして、ワーク44及び46に穿設された位
置検出用の透孔44a及び46aの夫々が、セン
サ75及び76により夫々検出され、第4図に示
される如く、センサ75及び76から、夫々、ワ
ーク44のそれに対応する作業工具48の作業ヘ
ツド部54に対する位置ずれに応じた検出信号
Sp、及び、ワーク46のそれに対応する作業工
具50の作業ヘツド部74に対する位置ずれに応
じた検出信号Sqが、動作制御部80に内蔵され
た制御信号形成部82に供給される。
制御信号形成部82は、供給された検出信号
Sqに基づいて、予め記憶されたワーク載置テー
ブル42をX方向及びY方向に駆動するためのプ
ログラム・データを、基準のワークとされたワー
ク46の位置の正規の位置からのずれ分に応じて
補正し、補正されたプログラム・データに基づい
て形成される制御信号Saを、同じく動作制御部
80に内蔵された、ワーク移動制御部83に供給
する。ワーク移動制御部83は、制御信号Saに
基づいて、X方向駆動信号Sx1及びY方向駆動信
号Sy1を形成し、X方向駆動信号Sx1をX軸駆動
部18に供給するとともに、Y方向駆動信号Sy1
をY軸駆動部26に供給する。
それにより、X軸駆動部18がX方向駆動信号
Sx1により作動せしめられて、X方向移動部16
が、Y方向移動部24を伴つて、従つて、ワーク
載置テーブル42を伴つて、X方向案内軸部材1
4による案内のもとにX方向に移動せしめられ、
また、Y軸駆動部26がY方向駆動信号Sy1によ
り作動せしめられて、Y方向移動部24が、ワー
ク載置テーブル42を伴つて、Y方向案内軸部材
22による案内のもとにY方向に移動せしめられ
る。斯かるX方向移動部16及びY方向移動部2
4の移動に伴つて、X軸駆動部18及びY軸駆動
部26の夫々に内蔵されたロータリエンコーダか
らの回転検出信号Sex1及びSey1が、ワーク移動
制御部83に供給される。ワーク移動制御部83
は、回転検出信号Sex1及びSey1の値が、プログ
ラム・データにおいて設定された値と一致するも
のとなつたとき、X軸駆動部18及びY軸駆動部
26に対するX方向駆動信号Sx1及びY方向駆動
信号Sy1の供給を停止する。それにより、ワーク
載置テーブル42が、プログラム・データにより
設定された作業位置に移動せしめられ、斯かる状
態において、基準のワークとされたワーク46の
作業部位が、作業工具50に設けられた作業ヘツ
ド部74に対する適正な相対位置に置かれるもの
とされる。
また、制御信号形成部82は、センサ75から
の検出信号Spとセンサ76からの検出信号Sqと
の差に基づいた制御信号Sbを形成して、それを
動作制御部80に内蔵された位置調整制御部84
に供給する。位置調整制御部84は、制御信号
Sbに基づいて、ワーク44の作業工具48に設
けられた作業ヘツド部54に対する位置ずれと、
基準のワークとされたワーク46の作業工具50
に設けられた作業ヘツド部74に対する位置ずれ
との差に応じた、X方向駆動信号Sx2及びY方向
駆動信号Sy2を形成し、X方向駆動信号Sx2を位
置調整部52におけるX軸駆動部60に供給する
とともに、Y方向駆動信号Sy2を位置調整部52
におけるY軸駆動部68に供給する。
それにより、位置調整部52において、X軸駆
動部60がX方向駆動信号Sx2により作動せしめ
られ、X方向移動部59が、Y方向移動部67を
伴つて、従つて、筒状部材55を伴つて、X方向
案内軸部材58による案内のもとにX方向に移動
せしめられ、また、Y軸駆動部68がY方向駆動
信号Sy2により作動せしめられて、Y方向移動部
67が、筒状部材55を伴つて、Y方向案内軸部
材66による案内のもとにY方向に移動せしめら
れる。斯かるX方向移動部59及びY方向移動部
67の移動に伴つて、X軸駆動部60及びY軸駆
動部68の夫々に内蔵されたロータリエンコーダ
からの回転検出信号Sex2及びSey2が、位置調整
制御部84に供給される。位置調整制御部84
は、回転検出信号Sex2およびSey2の値が、その
ときのX方向駆動信号Sx2及びY方向駆動信号
Sy2に応じた値と一致するものとなつたとき、X
軸駆動部60及びY軸駆動部68に対するX方向
駆動信号Sx2及びY方向駆動信号Sy2の供給を停
止する。それにより、筒状部材55が、X方向駆
動信号Sx2及びY方向駆動信号Sy2に応じて設定
された作業位置に移動せしめられ、斯かる状態に
おいては、ワーク載置テーブル42が、プログラ
ム・データにより設定された作業位置に移動せし
められたもとにおいて、ワーク44の作業部位
が、作業工具48に設けられた作業ヘツド部54
に対する適正な相対位置に置かれるものとされ
る。
このようにして、ワーク移動制御部83による
制御のもとでのワーク載置テーブル42の移動、
及び、位置調整制御部84による制御のもとでの
位置調整部52における筒状部材55の移動がな
されたもとにおいては、ワーク載置テーブル42
に載置されたワーク44及び46の夫々が、各々
に対応する、作業工具48に設けられた作業ヘツ
ド部54及び作業工具50に設けられた作業ヘツ
ド部74に対して、同一の精度をもつて位置合わ
せされた状態に置かれることになる。
そして、斯かる状態に置かれたワーク44及び
46に対して、夫々に対応する作業工具48に設
けられた作業ヘツド部54及び作業工具50に設
けられた作業ヘツド部74が下降せしめられ、ワ
ーク44及び46の夫々の作業部位における作業
ヘツド部54及び74による所定の作業が同時に
行われる。
G−2 第2の実施例(第5図,第6図) 第5図は、本考案に係るワーク移動テーブル装
置の他の例の要部を示す。この例は、第1図及び
第2図に示される例とは、第1図及び第2図に示
される例におけるワーク載置テーブル42及び作
業工具48に対応する部分を異にするのみで、そ
の他の部分は同様に構成される関係にあり、第1
図及び第2図に示される例と同様に構成される部
分については、その詳細説明が省略される。
第5図に示されるこの例の要部においては、ワ
ーク載置テーブル86が設けられており、このワ
ーク載置テーブル86上に固定載置台87と位置
調整載置台88とが設置されている。そして、固
定載置台87上に、基準のワークとされるワーク
46′が、それに穿設された基準孔が固定載置台
87に突設された基準ピン87aに嵌合せしめら
れて載置され、また、位置調整載置台88には、
ワーク44′が載置される。
位置調整載置台88は、内側に突出部92a及
び92bが設けられた枠部89を備え、ワーク4
4′が、その下面部の一部が突出部92a及び9
2bに当接せしめられて載置される。そして、枠
部89のX方向に延びる相対向する側壁部のうち
の一方側には、その側壁部に設けられた並行する
2個の透孔の夫々に押圧片を挿入せしめた押圧部
90a及び90bが配され、また、枠部89のY
方向に延びる相対向する側壁部のうちの一方側に
は、その側壁部に設けられた並行する2個の透孔
の夫々に押圧片を挿入する押圧部90c及び90
dが配されている。
押圧部90a〜90dの夫々は同一構成を有す
るものとされており、その詳細が、押圧部90a
が例に挙げられて、第6図に示されている。この
押圧部90aにおいては、基板93上に、ワーク
44′の側面を押圧する押圧片94を進退させる
駆動部95が、ハウジング96を伴つて配されて
いる。駆動部95は、押圧片94に設けられた雌
螺子部94aに螺合し、押圧片94の進退方向に
沿う送り螺子部材97と、この送り螺子部材97
の一端に接続された駆動モータ98と、駆動モー
タ98の回転軸に設けられたロータリエンコーダ
99とを備えて構成されている。そして、駆動モ
ータ98が駆動されることにより送り螺子部材9
7が回転せしめられ、この送り螺子部材97に螺
合した雌螺子部94aが送り螺子部材97に沿つ
て移送されることにより、押圧片94が進退せし
められる。ロータリエンコーダ99は、駆動モー
タ98の回転を検出し、その検出信号を動作制御
部80へ供給する。
また、枠部89のX方向に延びる相対向する側
壁部のうちの他方における内面側には、押圧部9
0a及び90bの夫々の押圧片とワーク44′を
挾んで夫々対向するばね部91c及び91dが設
けられており、さらに枠部89のY方向に延びる
相対向する側壁部のうち他方における内面側に
は、押圧部90c及び90dの夫々の押圧片とワ
ーク44′を挾んで夫々対向するばね部91a及
び91bが設けられている。
なお、この例においては、ワーク44′及び4
6′の夫々に対応する作業工具は、いずれも、第
1図及び第2図に示される作業工具50と同様の
ものとされる。そして、他の部分は、第1図及び
第2図に示される例と同様に構成される。
上述の如くの構成のもとで、ワーク44′及び
46′の夫々に対しての、第1図及び第2図に示
される作業工具50と同様のものとされた作業工
具による作業が行われるにあたつては、先ず、ワ
ーク46′が、それに穿設された基準孔に固定載
置台87に突設された基準ピン87aが挿入せし
められて、固定載置台87上に固定されるととも
に、ワーク44′が、位置調整載置第88の枠部
89の内側に設けられた突出部92a及び92b
上に載置される。そして、ワーク44′及び4
6′に夫々穿設された位置検出用の透孔44a′及
び46′の夫々がセンサ75及び76により検出
され、センサ75及び76から、夫々、ワーク4
4′のそれに対応する作業工具の作業ヘツド部に
対する位置ずれに応じた検出信号Sp、及び、ワ
ーク46′のそれに対応する作業工具の作業ヘツ
ド部に対する位置ずれに応じた検出信号Sqが、
動作制御部80に供給される。
それにより、検出信号Sqに基づいて、第1図
及び第2図に示される例におけるワーク載置テー
ブル42についての移動制御と同様の移動制御
が、ワーク載置テーブル86について行われ、そ
の結果、ワーク載置テーブル86が適正な作業位
置に移動せしめられ、基準のワークとされたワー
ク46′の作業部位が、ワーク46′に対応する作
業工具に設けられた作業ヘツド部に対する適正な
相対位置に置かれるものとされる。
また、動作制御部80から、センサ75からの
検出信号Spとセンサ76からの検出信号Sqとの
差に基づいて得られる、ワーク44′のそれに対
応する作業工具に設けられた作業ヘツド部に対す
る位置ずれと、基準のワークとされたワーク4
6′のそれに対応する作業工具に設けられた作業
ヘツド部に対する位置ずれとの差に応じた、X方
向駆動信号及びY方向駆動信号が送出され、X方
向駆動信号が、位置調整載置台88における押圧
部90a及び90bの夫々の駆動部95に供給さ
れ、また、Y方向駆動信号が、位置調整載置台8
8における押圧部90c及び90dの夫々の駆動
部95に供給される。それにより、位置調整載置
台88において、押圧部90a〜90dが、X方
向駆動信号及びY方向駆動信号に応じて作動せし
められ、ワーク44′が、ワーク載置テーブル8
6上において、X方向及びY方向に移動せしめら
れる。そして、斯かるワーク44′のX方向及び
Y方向の移動に伴つて、押圧部90a〜90dの
夫々における駆動部95に内蔵されたロータリエ
ンコーダからの回転検出信号が動作制御部80に
供給され、その値が、そのときのX方向駆動信号
及びY方向駆動信号に応じた値と一致するものと
なつたとき、押圧部90a〜90dの夫々におけ
る駆動部95に対するX方向駆動信号及びY方向
駆動信号の供給が停止される。斯かる制御の結
果、ワーク44′の作業部位が、ワーク44′に対
応する作業工具に設けられた作業ヘツド部に対す
る適正な相対位置に置かれるものとされる。
このようにして、ワーク載置テーブル86の移
動及びワーク44′の移動がなされたもとにおい
ては、ワーク載置テーブル86上に設置された固
定載置台87に載置されたワーク46′及び位置
調整載置台88に載置されたワーク44′の夫々
が、各々に対応する作業工具に設けられた作業ヘ
ツド部に対して、同一の精度をもつて位置合わせ
された状態に置かれることになる。
そして、この例においても、斯かる状態に置か
れたワーク44′及び46′に対して、夫々に対応
する作業工具に設けられた作業ヘツド部が下降せ
しめられ、ワーク44′及び46′の夫々の作業部
位における作業ヘツド部による所定の作業が同時
に行われる。
G−3 変形例 上述の如くの本考案に係るワーク移動テーブル
装置の例においては、ワークと作業工具との相対
位置調整にあたつて、基準とされるワーク以外の
ワークに対向せしめられて配された作業工具をX
方向及びY方向へ移動せしめる、もしくは、基準
とされるワーク以外のワークをX方向及びY方向
へ移動せしめるものとされているが、これらとは
別の手法として、例えば、基準とされるワークが
載置されたワーク載置テーブル上に、さらに、X
方向移動部及びY方向移動部を有する移動テーブ
ル部を設け、その移動テーブル部上に基準とされ
るワーク以外のワークを載置することも考えられ
る。斯かる場合には、基準とされるワーク以外の
ワークが載置せしめられた移動テーブル部を、基
準とされるワーク以外のワークのそれに対応する
作業工具に対する位置ずれと、基準とされるワー
クのそれに対応する作業工具に対する位置ずれと
の差に応じて、X方向及び方向に移動せしめる位
置調整を行うことにより、上述の例の場合と同様
な作用効果が得られることになる。
H 考案の効果 以上の説明から明らかな如く、本考案に係るワ
ーク移動テーブル装置によれば、ワーク載置テー
ブルに載置された複数のワークのうちの基準のワ
ークとされるもの以外のワークとそれに対応する
作業工具との相対位置関係が、位置調整部によ
り、基準のワークとそれに対応する作業工具との
相対位置関係と同様になるように調整されるの
で、ワーク載置テーブル上に載置された複数のワ
ークの夫々が、各々に対応する作業工具に対し
て、同一の精度をもつて位置合わせされた状態に
置かれることになり、斯かる状態のもとに、各ワ
ークに対して、夫々に対応する作業工具による所
定の作業が同時に行われる。従つて、作業工具が
動作不可とされる状態を回避できて作業性を改善
することができ、また、複数のワークの夫々に対
しての加工作業あるいは部品取付作業等における
精度の均一化と向上とを図ることができることに
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るワーク移動テーブル装置
の一例を全体的に示す斜視図、第2図は第1図に
示される例の一部断面を含む側面図、第3図は第
1図に示される例の要部を示す斜視図、第4図は
第1図に示される例における制御系を示すブロツ
ク図、第5図は本考案に係るワーク移動テーブル
装置の他の例の要部を示す平面図、第6図は第5
図に示される要部の一部を示す拡大図である。 図中、16はX方向移動部、24はY方向移動
部、42及び86はワーク載置テーブル、44,
44′,46及び46′はワーク、48及び50は
作業工具、52は位置調整部、75及び76はセ
ンサ、80は動作制御部、87は固定載置台、8
8は位置調整載置台である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 第1の移動部及び第2の移動部の夫々の移動に
    伴つて互いに直交する第1の方向及び第2の方向
    に移動するものとされ、複数の作業工具に夫々対
    応する複数のワークが載置されるワーク載置テー
    ブルと、 該ワーク載置テーブルに載置された複数のワー
    クの夫々についての、上記複数の作業工具のうち
    の対応するものに対する位置ずれを検出する位置
    検出部と、 上記複数のワークのうちの基準とされるもの以
    外のワークと上記複数の作業工具のうちの該ワー
    クに対応するものとの相対位置調整を行う位置調
    整部と、 上記位置検出部からの検出信号に基づいて得ら
    れる、上記複数のワークのうちの基準とされるも
    のについての上記複数の作業工具のうちの対応す
    るものに対する位置ずれに応じた信号により、上
    記第1及び第2の移動部の夫々の移動を制御する
    とともに、上記位置検出部からの検出信号に基づ
    いて得られる、上記複数のワークのうちの基準と
    されるもの以外のワークについての上記複数の作
    業工具のうちの対応するものに対する位置ずれに
    応じた信号により、上記位置調整部による相対位
    置調整を制御する動作制御部と、 を具備して構成されるワーク移動テーブル装置。
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JPS624531A (ja) * 1985-06-28 1987-01-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 板状ワ−クの位置決め作業台

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