JPH0536582A - 位置決めステージ装置 - Google Patents

位置決めステージ装置

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JPH0536582A
JPH0536582A JP3214264A JP21426491A JPH0536582A JP H0536582 A JPH0536582 A JP H0536582A JP 3214264 A JP3214264 A JP 3214264A JP 21426491 A JP21426491 A JP 21426491A JP H0536582 A JPH0536582 A JP H0536582A
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JP
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stage
pzt
positioning
vibration
plate
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Application number
JP3214264A
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English (en)
Inventor
Jun Hane
潤 羽根
Takumi Mori
工 毛利
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0536582A publication Critical patent/JPH0536582A/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70691Handling of masks or workpieces

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高精度な位置決めを行うことができる位置決
めステージ装置を提供する。 【構成】 試料を載置するステージの位置を、水平面内
で回転方向に粗動調整する機構(2、20、21)と、
水平面内で回転方向に微動調整する機構(2、21、2
3)と、水平面に垂直な方向に粗動調整する機構(3、
6、7)と、水平面に垂直な方向に微動調整する機構
(3、5)と、振動発生機構(5、23、40)とを具
え、これらの調整機構を構成する部材に振動を与えて、
これらの部材の接続部分に発生する弾性歪を振動によっ
て解放できるように構成した位置決めステージ装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水平面内で回転可能に
構成すると共に、この回転面に対して垂直方向に移動可
能に構成した位置決めステージ装置に関するものであ
り、特に半導体装置の製造における露光工程で、半導体
ウエハにマスクパターンを露光する際に好適に使用する
ことができる位置決めステージ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造工程において、ウエハ
上にマスクパターンを露光する場合、水平面内における
一方向(X方向)、及びこれに直交する他の一方向(Y
方向)に駆動可能に構成したXYステージをもうけ、さ
らにこのXYステージの上に水平面内における回転方向
(θ方向)、この水平面に直交する方向(Z方向)、X
軸に関する回転方向(α方向)及びY軸に関する回転方
向(β方向)に移動調整可能に構成したθZαβステー
ジを設けて、これらのステージの上にウエハを載置し、
これらのステージを移動調整してマスクパターンに対す
るウエハの適性位置を確保し、露光作業を行うようにし
ている。
【0003】一般に、露光装置は、図3に示すように、
L字型ミラー50と、レーザ干渉器51とによってXス
テージ52及びYステージ53の位置制御を行い、この
XYステージの上部中央にθZステージ54を設けてθ
Z方向の位置制御を行ってレチクル58に対するウエハ
59の位置を適正に合わせた後露光を行うようにしてい
る。θZステージ54のθ方向の駆動機構は回転成分誤
差を除去するためのものであり、粗動調整機構(分解能
10μrad 相当)と微動調整機構(分解能1μrad 相
当)とを具えている。また、Z方向の駆動機構は投影レ
ンズ55に対するウエハ59の高さ方向の位置合わせを
するものであり、やはり粗動調整機構(分解能1〜2μ
m)と微動調整機構(分解能0.01μm)とを具えて
いる。なお、露光は反射鏡56aを具える光源56から
発せられた光を、コンデンサレンズ57、レチクル5
8、投影レンズ55を介してウエハ59に照射して行
う。
【0004】ウエハ59の水平面内の位置を、ウエハ5
9をX,Y,θ方向に移動させて調整する場合、ウエハ
59の動作量はレチクル58とウエハ59に形成したマ
ークとの間のアラインメント法によって決定される。ま
た、Z方向及びα、β方向に動作させる場合は、投影レ
ンズ55とウエハ59間の距離をオートフォーカス検出
器によって検出し、この検出信号をそれぞれの駆動機構
へフィードバックさせて駆動量の調整を行う。このよう
にして、ウエハ59を適性位置にセットした後、X方向
及びY方向の移動を繰り返しながら、マスクパターンを
各チップ毎に順次焼き付けてゆく。
【0005】図4は、上述の位置決め手段のうちの、θ
方向及びZ方向の位置合わせを行う装置の一例を示す斜
視図、図5はその断面図である。図4、図5に明らかな
通り、基板1の上に、θ方向に回転可能に構成された回
転板2を設け、この回転板2の上に更に、Z方向に移動
可能に構成されたZ板3が設けられている。Z板3は、
平面がほぼ3角形状の本体と、この三角形状の各頂部に
下方に延在するように設けられたL字型脚部3bとを具
え、各脚部3bの側面にはそれぞれZ方向微動調整用P
ZT5が設けられている。
【0006】トッププレート4は、図5の断面図に明ら
かな通り、3個のZ方向微動調整用PZT5を介してZ
板3の上に配設されている。トッププレート4のZ方向
の粗調整はモータ6を駆動して、このモータ6とZ板3
とを連結するカム機構7を介して行う(図4参照)。図
6は、図4に示す位置決め装置の平面図である。図6に
破線で示すように、Z板7の下方にカム板8を配設して
いる。カム板8は三方に突出部8aが形成されており、
それぞれ突出部8aの上にカム機構7が形成されてい
る。図7にカム機構7の詳細な構成を示す。3つの突出
部8aのひとつには、更に腕部10が形成されており、
この腕部10の先端にモータ6の出力軸6aが接触して
おり、モータ6の動力をカム板8に伝える。すなわち、
モータ6の回転に応じて腕部10を図6に於ける左右方
向に移動させ、図7に示すカム機構7を介してZ板3を
上下方向に平行移動させる。図7に詳細に示すとおり、
カム板8の上には、カム面7aを水平方向に対して傾斜
させて形成したカム7bがそれぞれ設けられている。一
方、Z板3の各辺の中央部には、L字型の突出部3aが
下方に延在するように設けられており(図4参照)この
突出部3aの下面が、ボール付ねじ11を介して前記カ
ム面7aに対向して、カム機構7を構成している。Z板
3のそれぞれの突出部3aの上面には、更に調整板12
を配設し、図7に示すように調整板12の一端をねじ1
3で固定し、他端にボール付ねじ14を設けて、トップ
プレート4のレベリングを粗調整できるように構成して
いる。尚、カム板8に設けた腕部10の先端にはさら
に、ピン10aが設けられており、このピン10aにコ
イルばね10bを付設して、腕部10をモータ6の方向
に付勢して腕部10とモータ6の出力軸6a間のガタを
なくすようにしている。
【0007】上述のZ方向微動用PZT5を調整するこ
とにより、トッププレート4の位置を上下方向に徴調整
することができる。PZT5の構成を図8に示す。PZ
Tホルダ5aの内部にPZT5bがそれぞれ配設されて
おり、PZT5に電圧を印加することにより、PZT5
bはZ方向に伸縮するように構成されている。これらの
Z方向微動用PZT5を別個に伸縮させることにより、
トッププレート4のベース1に対する傾き(レベリン
グ)を調整することができる。また、3個のZ方向微動
用PZT5を同時に変位させることにより、トッププレ
ート4を上下方向に平行移動させることができる。
【0008】トッププレート4の回転方向の移動調整
は、モータ20及びPZT23を用いて行う。図5に明
らかな通り、Z板3の下方にθ方向回転板2が設けられ
ており、このθ方向回転板2はベアリング9を介してカ
ム板8に連結されており、この回転板2の回転がカム板
8を介してZ板3に伝達されるように構成されている。
θ方向における粗調整は、モータ20を用いて回転板2
を回転させて行う。図4に示すように、回転板2には、
腕部21が突出形成されており、この腕部21の先端部
が、PZT受け22にボール(図示せず)を介して当接
されている。PZT受け22は、PZTホルダ23a内
に保持されたPZT23を受けるものである。モータ2
0の出力軸20aはナット24に連結されており、ナッ
ト24は前記PZT受け22に固定されている。モータ
20の出力は、減速機25、カップリング26を介して
出力軸20aに伝達され、さらに、ナット24、PZT
ホルダ23a、PZT受け22を介して腕部21に伝わ
り、回転板2をθ方向に回転させる。尚、ナット24の
モータ20と反対側の面には、コイルばね27が連結さ
れており、いわゆるバックラッシュの低減を図るように
している。一方、θ方向における徴調整は、PZT23
に適当な電圧を印加することによって行う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】半導体チップの露光装
置においては、ステージ上における半導体チップとマス
クパターンとの相対的な位置決めを精度良く行うことが
重要な課題であることは言うまでもない。この位置決め
精度を劣化させる主な要因としては、ステージの移動方
向を反転させたときの機構の遊びであるバックラッシュ
と、ステージの移動方向に平行な向きに発生するステー
ジを構成する部材の弾性歪を上げることができる。
【0010】通常、所望する位置決め精度が低い場合に
は、バックラッシュの低減のみを考慮すれば良く、この
ための対策としては、遊びの原因となる各嵌合部、及び
摺動部の隙間を小さくすることが考えられる。このため
には、これらの嵌合部や摺動部にあらかじめ隙間調整部
分を設けておき、上述の従来例で説明したようにコイル
ばねを設けて予圧を加えるという方法が取られる。ま
た、制御面での対策としては、バックラッシュを予め測
定しておき、ステージの移動方向を反転させた後の位置
決めの際に、このバックラッシュの量を補正して位置決
めするようにする方法がある。
【0011】しかしながら、今日、半導体装置の製造工
程においては、ミクロン・オーダー以下の位置決め精度
が求められ、しかも小型化、軽量化されたステージ上に
この高い位置決め精度を実現することが求めらている。
このため、コイルバネを使って予圧をかける対策では、
加えようとする予圧がステージを構成する部材の剛性を
上回る場合も生じる。このような場合、ステージを移動
させる際に、ステージを構成する部材に変形が生じて位
置決め精度が上がらなくなってしまう。また、位置決め
機構は通常粗動調整部と微動調整部とからなるが、制御
面での対策においても、粗動調整部でのバックラッシュ
が微動調整部の位置決め精度に比べて大きいと、微動調
整部の動作が粗動調整部のバックラッシュに吸収され
て、うまく動作しない場合もある。
【0012】上述した通り、半導体装置の露光工程にお
いては、通常、ステージの上に半導体ウエハを載置し
て、レーザ干渉器を利用してX方向及びY方向の位置制
御を行い、このXY方向における位置制御を終えた後、
例えばAFセンサ等を使って高さ方向の調整を行い、更
に回転方向の位置調整を行ってマスクパターンとウエハ
の相対位置を適正に合わせて、露光を行うようにしてい
る。しかしながら、複数の露光領域を順次焼き付ける必
要があるため、一枚のウエハを露光するためにはXY方
向の位置制御を複数回繰り返すこととなり、このXY方
向の位置制御の繰り返しによって、最初に調整した高さ
方向の位置にずれが生じることとなる。これは、最初に
高さ方向の調整を行ったときに、高さ方向及び回転方向
の調整機構を構成する部材の嵌合部あるいは摺動部に弾
性歪が生じ、XY方向に繰り返して移動させたときにこ
の弾性歪が解放されて高さ方向及び回転方向の位置にず
れが生じるためと考えられる。
【0013】本発明は、このような位置決め精度の劣化
要因のうち、ステージを構成する部材の弾性により生じ
る歪を振動によって解放して低減することにより、小型
化かつ軽量化されたステージ上で高精度に位置決するこ
とができる位置決めステージ装置を提供することを目的
とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の位置決めステージ装置は、試料を載置する
ステージと、該ステージの位置を水平面内で回転方向に
調整する手段と、水平面に対して垂直方向に調整する手
段と、振動発生手段とを具え、この振動発生手段により
前記回転方向調整手段及び前記垂直方向調整手段の各々
を構成する部材のすくなくともひとつに振動を与え、こ
れらの部材に生じた弾性歪を解放し得るように構成した
ことを特徴とするものである。
【0015】
【作用】本発明の装置は、振動発生手段を具えているた
め、この振動発生手段により、回転方向調整手段及び垂
直方向調整手段の各々を構成する部材に振動を与え、こ
れらの部材の弾性歪を解放し得るように構成しているた
め、垂直方向及び回転方向の調整を行った後、垂直方向
及び回転方向の調整機構を構成する部材に振動を与え
て、これらの部材の接続部分に生じる弾性歪をこの振動
によって解放して、弾性歪によって発生する垂直方向、
回転方向におけるずれを無くすことができる。したがっ
て、本発明のステージ位置決め装置では、より高精度に
位置決めを行うことが可能となると共に、位置決めの後
に、ステージの停止位置がドリフトする現象も低減する
ことができる。
【0016】振動発生手段は、圧電素子で構成すること
が好ましい。例えば圧電素子を各々の調整手段を構成す
る部材の接続部近傍に取り付けるようにしてもよく、ま
た、Z方向の微動調整あるいはθ方向の微動調整に使用
している圧電素子を振動発生手段として利用するように
しても良い。
【0017】
【実施例】図1は、本発明のステージ位置決め装置の第
1実施例を示す斜視図である。ステージの構造、及びZ
方向粗動調整機構、Z方向微動調整機構、θ方向粗動調
整機構、θ方向微動調整機構のそれぞれの構成は、上述
の図4で説明した従来の装置と同様であるので、同じ符
号を付すとともに、その説明は省略する。
【0018】図1に示す装置においては、それぞれの調
整機構を構成する部材は、カム機構7で連結されてお
り、弾性歪は主にカム機構7に発生するものと考えられ
る。したがって、第1実施例では、Z方向微動調整機構
を構成する3つのPZT5のうちの一つに、交流電圧を
印加できるように構成して、Z板3に振動を与え、この
振動によりカム機構7で発生した弾性歪を解放するよう
にしている。交流電圧は、PZT5に印加するZ方向徴
調整用の直流電圧を供給する回路に、スイッチ30を設
け、直流電源31と交流電源32とを切り換え可能に構
成して印加する。このスイッチ30の切り換えは、モー
タ6を駆動してZ方向の粗動調整を行った後、PZT5
に交流電圧を一定時間印加してPZT5を振動させ、交
流電圧の印加を停止してこの振動が停止した時点で直流
電源31に切り換えて、Z方向の微動調整を行うよう
に、切り換え制御手段33によって制御するようにす
る。
【0019】振動のストロークは、約12μm、動作
(振動)スピードは、2〜3往復/100ms程度とす
る。また、振動の停止位置は、振動によるPZT5の振
れの中央位置になるようにする。
【0020】上述の第1実施例では、3個の微動調整用
のPZT5のうちのひとつを振動させるように構成した
が、2個、あるいは3個のPZT5全部を振動させるよ
うにしても良い。
【0021】また、回転板2をθ方向に駆動させる時に
回転板2とZ板3の間の接合部(ベアリング9等)に生
じる弾性歪を、θ方向微動調整機構に設けたPZT23
に、第1実施例と同様に交流電圧を印加して、PZT2
3を振動させることによって解放するようにすることが
できる。この場合、モータ20を駆動させてθ方向の粗
調整を行った後、PZT23を振動させて、弾性歪を解
放し、さらにPZT23に直流電圧を印加してθ方向の
徴調整を行うようにする。
【0022】上述の第1実施例では、Z方向の調整機構
に生じた弾性歪を、Z方向の微動調整機構であるPZT
5を振動させることによって解放するようにしたが、θ
方向の微動調整機構であるPZT23を振動させること
によっても、Z方向の調整機構に生じた弾性歪をある程
度解放させることが可能である。PZT23を振動させ
ることによって、Z方向の調整機構に生じた弾性歪を解
放するようにすれば、交流電圧を印加できる回路を一か
所に設けるだけで、Z方向、θ方向の調整機構に生じた
弾性歪の双方を解放することができることとなる。
【0023】図2は、本発明のステージ位置決め装置の
第2の実施例を示す図である。この変形例では、各々の
調整機構に組み込まれたPZT5、23とは別個に、Z
方向の粗動調整用のカム板2の腕部10の先端に振動発
生用PZT40を設置したものである。カム機構7の部
分で最も弾性歪が生じ易いものと考えられるため、この
例では振動発生用のPZT40を腕部10に取り付ける
ようにしたが、この位置に限るものではない。PZTの
設置は簡単に行うことができるため、このようにPZT
を別個に設ける場合は、それぞれの装置のくせを考慮し
て、弾性歪が最も生じる部分の近傍に取り付けるように
しても良い。但し、PZT自体は非常に軽量であるた
め、PZTの振動を確実に調整機構に伝えるためには、
PZTの上に重石41を配置することが望ましい。
【0024】これに対して、上述した第1実施例、ある
いはその変形例のようにZ方向あるいは回転方向の調整
機構を構成しているPZTを利用して、調整機構に振動
を与えるように構成した場合は、振動を与えた後の位置
決め精度を高くする必要があるものの、調整機構を確実
に振動させることができるため、大きな効果が期待でき
る。調整機構を構成しているPZTを利用する場合は、
振動後のステージの位置を、徴調整用駆動機構にフィー
ドバックさせる系を具えるようにすれば、より正確に位
置決めを行うことができる。
【0025】
【発明の効果】上記に説明した通り、本発明の位置決め
ステージ装置によれば、Z方向、θ方向に位置決めを行
うときに生じる位置決め機構を構成する部材の弾性歪
を、振動によって解放することができるため、より一層
高精度に位置決めを行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の位置決めステージ装置の第1実施例を
示す図である。
【図2】本発明の位置決めステージ装置の第2実施例を
示す図である。
【図3】従来の位置決め装置の全体の構成を示す図であ
る。
【図4】従来のθZ方向位置決め装置を示す図である。
【図5】図4に示す装置の断面図である。
【図6】図4に示す装置の平面図である。
【図7】図4に示す装置のカム機構の詳細を示す図であ
る。
【図8】図4に示す装置のPZTの構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 基板 2 回転板 3 Z板 4 トッププレート 5 Z方向徴調整用PZT 6、20 モータ 7 カム機構 8 カム板 10、21 腕部 23 θ方向徴調整用PZT 30 スイッチ装置 31 直流電源 32 交流電源 33 切り換え制御装置 40 PZT 41 重石
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年1月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】上述のZ方向微動用PZT5を調整するこ
とにより、トッププレート4の位置を上下方向に微調整
することができる。PZT5の構成を図8に示す。PZ
Tホルダ5aの内部にPZT5bがそれぞれ配設されて
おり、PZT5に電圧を印加することにより、PZT5
bはZ方向に伸縮するように構成されている。これらの
Z方向微動用PZT5を別個に伸縮させることにより、
トッププレート4のベース1に対する傾き(レベリン
グ)を調整することができる。また、3個のZ方向微動
用PZT5を同時に変位させることにより、トッププレ
ート4を上下方向に平行移動させることができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】トッププレート4の回転方向の移動調整
は、モータ20及びPZT23を用いて行う。図5に明
らかな通り、Z板3の下方にθ方向回転板2が設けられ
ており、このθ方向回転板2はベアリング9を介してカ
ム板8に連結されており、この回転板2の回転がカム板
8を介してZ板3に伝達されるように構成されている。
θ方向における粗調整は、モータ20を用いて回転板2
を回転させて行う。図4に示すように、回転板2には、
腕部21が突出形成されており、この腕部21の先端部
が、PZT受け22にボール(図示せず)を介して当接
されている。PZT受け22は、PZTホルダ23a内
に保持されたPZT23を受けるものである。モータ2
0の出力軸20aはナット24に連結されており、ナッ
ト24は前記PZT受け22に固定されている。モータ
20の出力は、減速機25、カップリング26を介して
出力軸20aに伝達され、さらに、ナット24、PZT
ホルダ23a、PZT受け22を介して腕部21に伝わ
り、回転板2をθ方向に回転させる。尚、ナット24の
モータ20と反対側の面には、コイルばね27が連結さ
れており、いわゆるバックラッシュの低減を図るように
している。一方、θ方向における微調整は、PZT23
に適当な電圧を印加することによって行う。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】図1に示す装置においては、それぞれの調
整機構を構成する部材は、カム機構7で連結されてお
り、弾性歪は主にカム機構7に発生するものと考えられ
る。したがって、第1実施例では、Z方向微動調整機構
を構成する3つのPZT5のうちの一つに、交流電圧を
印加できるように構成して、Z板3に振動を与え、この
振動によりカム機構7で発生した弾性歪を解放するよう
にしている。交流電圧は、PZT5に印加するZ方向微
調整用の直流電圧を供給する回路に、スイッチ30を設
け、直流電源31と交流電源32とを切り換え可能に構
成して印加する。このスイッチ30の切り換えは、モー
タ6を駆動してZ方向の粗動調整を行った後、PZT5
に交流電圧を一定時間印加してPZT5を振動させ、交
流電圧の印加を停止してこの振動が停止した時点で直流
電源31に切り換えて、Z方向の微動調整を行うよう
に、切り換え制御手段33によって制御するようにす
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】また、回転板2をθ方向に駆動させる時に
回転板2とZ板3の間の接合部(ベアリング9等)に生
じる弾性歪を、θ方向微動調整機構に設けたPZT23
に、第1実施例と同様に交流電圧を印加して、PZT2
3を振動させることによって解放するようにすることが
できる。この場合、モータ20を駆動させてθ方向の粗
調整を行った後、PZT23を振動させて、弾性歪を解
放し、さらにPZT23に直流電圧を印加してθ方向の
微調整を行うようにする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】これに対して、上述した第1実施例、ある
いはその変形例のようにZ方向あるいは回転方向の調整
機構を構成しているPZTを利用して、調整機構に振動
を与えるように構成した場合は、振動を与えた後の位置
決め精度を高くする必要があるものの、調整機構を確実
に振動させることができるため、大きな効果が期待でき
る。調整機構を構成しているPZTを利用する場合は、
振動後のステージの位置を、微調整用駆動機構にフィー
ドバックさせる系を具えるようにすれば、より正確に位
置決めを行うことができる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の位置決めステージ装置の第1実施例を
示す図である。
【図2】本発明の位置決めステージ装置の第2実施例を
示す図である。
【図3】従来の位置決め装置の全体の構成を示す図であ
る。
【図4】従来のθZ方向位置決め装置を示す図である。
【図5】図4に示す装置の断面図である。
【図6】図4に示す装置の平面図である。
【図7】図4に示す装置のカム機構の詳細を示す図であ
る。
【図8】図4に示す装置のPZTの構成を示す図であ
る。
【符号の説明】 1 基板 2 回転板 3 Z板 4 トッププレート 5 Z方向微調整用PZT 6、20 モータ 7 カム機構 8 カム板 10、21 腕部 23 θ方向微調整用PZT 30 スイッチ装置 31 直流電源 32 交流電源 33 切り換え制御装置 40 PZT 41 重石

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】試料を載置するステージと、該ステージの
    位置を水平面内で回転方向に調整する手段と、水平面に
    対して垂直方向に調整する手段と、振動発生手段とを具
    え、この振動発生手段により前記回転方向調整手段及び
    前記垂直方向調整手段の各々を構成する部材のすくなく
    ともひとつに振動を与え、これらの部材に生じた弾性歪
    を解放し得るように構成したことを特徴とする位置決め
    ステージ装置。
  2. 【請求項2】前記振動発生手段を圧電素子で構成したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の位置決めステージ装
    置。
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