JPH0536555A - 渦巻状平角コイルの製造方法 - Google Patents

渦巻状平角コイルの製造方法

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JPH0536555A
JPH0536555A JP3187297A JP18729791A JPH0536555A JP H0536555 A JPH0536555 A JP H0536555A JP 3187297 A JP3187297 A JP 3187297A JP 18729791 A JP18729791 A JP 18729791A JP H0536555 A JPH0536555 A JP H0536555A
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JP
Japan
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mandrel
wire
winding
wound
spiral
Prior art date
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Pending
Application number
JP3187297A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Yamaguchi
繁男 山口
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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  • Coil Winding Methods And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業能率に優れ、渦巻状平角コイルの成形状
態が良好で、安価に製造しうる渦巻状平角コイルの製造
方法を提供する。 【構成】 帯状の板材を螺旋状に巻回し、巻回軸方向に
収縮自在に成形したマンドレル10に線材15を巻回
し、次いでマンドレル10を線材15と共に巻回軸方向
に押圧することにより線材15をプレスする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、渦巻状平角コイルの製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
スイッチング電源等のトランスにおいては、高周波化が
進んでいる。このため、かかる高周波トランスでは、表
皮効果や渦電流損を低減するために、平角断面形状の渦
巻状平角コイルが必要とされている。ところで、上記渦
巻状平角コイルを製造する方法としては、例えば、図6
に示すように、極細の平角エナメル線1を、マンドレル
2の回転軸2aに設けた2つのフランジ2b,2b間に
隙間なく巻回するエッジワイズ巻きにより製造したり、
或いは、図7に示すように、エナメル丸線5を円錐状に
巻回した後、この円錐状に巻回したエナメル丸線5を、
矢印で示すように巻回軸方向に押し潰して製造してい
る。
【0003】しかしながら、かかる渦巻状平角コイルの
製造に際し、極細のエナメル平角線を用いる場合には、
製造が難しいことからこのエナメル平角線の価格が高
く、従って製造される渦巻状平角コイルも高価になると
いう問題があった。しかも、極細のエナメル平角線をマ
ンドレルのフランジ間に隙間なく巻回するエッジワイズ
巻きが難しく、作業能率が極端に悪いという問題があっ
た。
【0004】また、円錐状に巻回したエナメル丸線を、
巻回軸方向に押し潰して渦巻コイルとする場合には、押
し潰されたエナメル丸線が半径方向へ逃げるスペースが
ないため、求める断面形状の渦巻状平角コイルが得られ
ないという問題があった。本発明は上記の点に鑑みてな
されたもので、作業能率に優れ、渦巻状平角コイルの成
形状態が良好で安価に製造しうる、渦巻状平角コイルの
製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば上記目的
を達成するため、帯状の板材を螺旋状に巻回し、巻回軸
方向に収縮自在に成形したマンドレルに、線材を巻回
し、次いで前記マンドレルを線材と共に巻回軸方向に押
圧することにより線材をプレスする構成としたものであ
る。
【0006】
【作用】帯状の板材を螺旋状に成形したマンドレルに線
材を巻回し、このマンドレルを巻回軸方向に押圧すれ
ば、マンドレルが巻回軸方向に収縮し、巻回した線材が
プレスされて渦巻状平角コイルが製造される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図5に基
づいて詳細に説明する。本発明方法においては、図1に
示すマンドレル10を用いて渦巻状平角コイルを製造す
る。マンドレル10は、帯状の板材を螺旋状に巻回して
巻回軸方向に収縮自在に成形したもので、板材の厚さ方
向の側面が線材を載置する載置部10aとなり、螺旋状
に巻回した側面が線材を巻回する巻回面10bとなる。
ここで、マンドレル10の板厚Tは、製造される渦巻状
平角コイルの線幅W(図4参照)以上に設定する。マン
ドレル10は、図示したように、外筒11の凹部11a
(図3参照)に、中心にガイドシャフト12を挿着して
組付けられる。ガイドシャフト12は、軸線方向にガイ
ド溝12aが形成され、外筒11に形成した凹部11a
の中心に設けた挿通孔11b(図3参照)内に出没自在
に挿着される。
【0008】このマンドレル10を用いて渦巻状平角コ
イルを製造するときは、先ず、線材、例えば、エナメル
丸線15の一端を、ガイドシャフト12のガイド溝12
a内に収めた後、マンドレル10を外筒11及びガイド
シャフト12と一体に回転させ、エナメル丸線15を、
図2に示すように、載置部10aに載置するようにして
巻回面10bに巻回する。すると、エナメル丸線15
は、マンドレル10の周囲に螺旋状に巻回される。ここ
で、エナメル丸線15は、導体15a上にポリウレタン
樹脂を塗布・焼付けした絶縁電線である。
【0009】次に、図3に示すように、ディスク16の
収容孔16a内にエナメル丸線15の内端を収容し、デ
ィスク16により、マンドレル10を外筒11及びガイ
ドシャフト12と共に巻回軸方向に押圧する。すると、
マンドレル10が、巻回軸方向に収縮し、小径側が外筒
11の凹部11a内に徐々に収容されてゆくと共に、ガ
イドシャフト12が挿通孔11b内に後退してゆく。
【0010】かかるマンドレル10の収縮に伴い、エナ
メル丸線15は、ガイドシャフト12のガイド溝12a
内に収容された内端側が、マンドレル10の小径側の巻
回面10bに押圧されてディスク16の収容孔16a内
に押し込まれる。そして、図3に示すように、マンドレ
ル10の載置部10a及びガイドシャフト12の先端面
が平坦になり、マンドレル10に螺旋状に巻回されてい
たエナメル丸線15は、ディスク16とマンドレル10
の載置部10aとの間に渦巻状に挟持された状態にな
る。
【0011】この状態から、ディスク16を更にマンド
レル10側に押圧し、図4に示すように、エナメル丸線
15が、線幅Wになるまでプレスする。しかる後、ディ
スク16によるマンドレル10の押圧を開放し、ディス
ク16を元に戻すと、図5に示す渦巻状平角コイル20
が得られる。ここで、ディスク16によるエナメル丸線
15のプレスに際し、エナメル丸線15は、内端がディ
スク16の収容孔16aとガイドシャフト12のガイド
溝12a内に収容され、押圧力を受けないので、内端側
の部分は丸線形状のままである。また、ディスク16に
よるマンドレル10の押圧を開放すると、マンドレル1
0は外筒11内で小径側が伸長し、凹部11aから突出
し元の形状に復元される。
【0012】ここで、上記構造のマンドレル10を用
い、マンドレル10に直径0.8mmの1種ポリエステル銅
線を5ターン巻回して本発明方法により渦巻状平角コイ
ルを製造したところ、仕上がり状態も良好で、銅線の断
面形状は0.42 ×1.2mmの平角状となっていた。また、
同様にして、直径0.25mm の自己融着線を7本撚りした
リッツ線を、上記マンドレル10に5ターン巻回し、プ
レス時に加熱しながら各自己融着線を相互に接着させ
て、渦巻状平角コイルを製造した。その結果、得られた
渦巻状平角コイルは、外観上の見栄えが良好に仕上がっ
ており、リッツ線の断面形状は0.5×1.0mmの平角状と
なっていた。
【0013】尚、上記実施例においては、マンドレル1
0は、外筒11内に、中心にガイドシャフト12を挿着
して組付けたが、外筒11及びガイドシャフト12は必
須ではなく、線材を巻回したマンドレル10を巻回軸方
向にプレスすれば、渦巻状平角コイルを簡単に製造する
ことができることは言うまでもない。
【0014】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明方
法によれば、マンドレルが巻回軸方向に収縮自在である
ことから、線材を螺旋状に巻回したマンドレルを巻回軸
方向に押圧するだけで、巻回した線材がプレスされて見
栄えが良好な渦巻状平角コイルを簡単に製造することが
でき、従って渦巻状平角コイルを安価に提供できる等の
優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施する際に用いるマンドレル
を、外筒内にガイドシャフトと共に組付けた状態を示す
斜視図である。
【図2】図1に示したマンドレルに、エナメル丸線を螺
旋状に巻回した状態を示す斜視図である。
【図3】図2に示したマンドレルをディスクにより巻回
軸方向に押圧した状態を示す断面正面図である。
【図4】図3に示した状態から更にディスクでマンドレ
ルを押圧し、線材をプレスしている状態の要部を示す断
面正面図である。
【図5】本発明方法によって製造した渦巻状平角コイル
を示す斜視図である。
【図6】フランジを有するマンドレルに平角エナメル線
をエッジワイズ巻きし、渦巻状平角コイルを製造する従
来の製造方法を説明する斜視図である。
【図7】円錐状に巻回したエナメル丸線を巻回軸方向に
押し潰す、他の製造方法を説明する斜視図である。
【符号の説明】
10 マンドレル 10a プレス部 10b 巻回面 11 外筒 11a 凹部 11b 挿通孔 12 ガイドシャフト 12a ガイド溝 15 エナメル丸線 16 ディスク 16a 収容孔

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 帯状の板材を螺旋状に巻回し、巻回軸方
    向に収縮自在に成形したマンドレルに、線材を巻回し、
    次いで前記マンドレルを線材と共に巻回軸方向に押圧す
    ることにより線材をプレスすることを特徴とする渦巻状
    平角コイルの製造方法。
JP3187297A 1991-07-26 1991-07-26 渦巻状平角コイルの製造方法 Pending JPH0536555A (ja)

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