JPH0536508U - 自動追従式ゴルフカート - Google Patents
自動追従式ゴルフカートInfo
- Publication number
- JPH0536508U JPH0536508U JP6592091U JP6592091U JPH0536508U JP H0536508 U JPH0536508 U JP H0536508U JP 6592091 U JP6592091 U JP 6592091U JP 6592091 U JP6592091 U JP 6592091U JP H0536508 U JPH0536508 U JP H0536508U
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- Japan
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- golf cart
- player
- drive
- clutch
- drive wheels
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- Pending
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- Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 軽量で保守点検が容易で安価な自動追従式ゴ
ルフカートを提供する。 【構成】 台車2に取付けられた一対のバーアンテナ1
2,13で受信された送信機41からの電波の強弱によ
り一対の駆動車輪4,5のうちの一方の回転を規制して
その進行方向を制御する自動追従式ゴルフカートであっ
て、一対の駆動輪4,5は1つの電動モータ11により
回転制御されるウォームギヤボックス8にそれぞれブレ
ーキ6,9およびクラッチ7,10を介して接続されて
いる。
ルフカートを提供する。 【構成】 台車2に取付けられた一対のバーアンテナ1
2,13で受信された送信機41からの電波の強弱によ
り一対の駆動車輪4,5のうちの一方の回転を規制して
その進行方向を制御する自動追従式ゴルフカートであっ
て、一対の駆動輪4,5は1つの電動モータ11により
回転制御されるウォームギヤボックス8にそれぞれブレ
ーキ6,9およびクラッチ7,10を介して接続されて
いる。
Description
【0001】
この考案はプレーヤが所持した無線機からの信号により自動的に移動するゴル フカートに関し、特に詳しく言うと、駆動制御機構を簡単にし軽量化をはかると ともに安価に提供することができる自動追従式ゴルフカートに関する。
【0002】
人手不足の解消やプレー代のコストダウンをはかるため、ゴルフバックを搭載 したゴルフカートをプレーヤが操作しながら、プレーをするゴルフ場が多数出現 している。ゴルフカートをプレーヤが操作する型式には、プレーヤが手で押した り、ゴルフカートを電動にしプレーヤがそのオンオフを操作しながら移動させる 型式と予めコースに沿って配設された誘導レールに沿ってゴルフカートを移動さ せるようにするとともに、ゴルフカートの移動停止をプレーヤあるいは中央コン トロール室で制御する誘導型式とがあるが、プレーヤの負担は後者の型式が大幅 に少ない。しかしながら、誘導型式は誘導路の設置や保守に経費がかかり、また プレー時には的確にプレーヤに追随するような制御や誘導路からの脱輪の防止や 後続するゴルフカートの追突防止等に注意を払う必要があり、またプレーヤにと っては、ミスショット等で誘導路から遠く離れた場所に落下した時には、そこか ら目標となる場所までの距離や起伏状態に応じてクラブを代える場合には、着地 点で状況を把握した後、遠く離れた場所に停止しているゴルフカートまでクラブ を取替えに行かなければならず、煩わしい欠点がある。
【0003】 そこで、例えば特公昭51−24170号公報に見られるように、左右の駆動 輪をそれぞれ独立して駆動する左右駆動装置と、プレーヤからの電波を受信する ゴルフカートに取付けられた左右一対のアンテナと、これらアンテナで受信した 電波の強弱により左右駆動装置の何れかを駆動する制御装置とを有する自動追従 式のゴルフカートが提案されている。このゴルフカートは、受信電波の強度が所 定値以下になると左右駆動装置が動作して前進し、受信電波が左右で異なる場合 は、弱い方向の駆動装置を早くし、強い方向の駆動装置を遅くするようにしてゴ ルフカートの移動方向を制御し、常に所定の間隔を置いてゴルフカートがプレー ヤに追随するものであり、ゴルフカートの操作という煩わしさから開放され、か つ誘導路等を配設する必要もないので、プレーヤはもとよりゴルフ場にとっても 利点が多い。
【0004】
しかしながら、上述の自動追従式ゴルフカートにあっては、左右2つの駆動装 置が必要であり、また摺動抵抗の摺動子の位置調整で左右駆動装置の速度制御を 行なうようにしているため、重量が重くなり高価になるばかりでなく、保守点検 も煩わしい欠点がある。
【0005】 そこでこの考案の目的は、上述したような自動追従式ゴルフカートの欠点を改 良し、軽量で保守点検が容易で安価な自動追従式ゴルフカートを提供することで ある。
【0006】
この考案は、台車に取付けられた一対のアンテナで受信された電波の強弱によ り一対の駆動輪のうちの一方の回転を規制してその進行方向を制御する自動追従 式ゴルフカートにおいて、一対の駆動輪は1つの駆動モータにより回転制御され るウォームギヤそれぞれクラッチを介して接続されていることを特徴とするもの である。
【0007】
電波の受信により駆動モータは回転を始め、クラッチが繋がれ、駆動輪は回転 し台車は前進を始める。一対のアンテナで受信された電波強度が異なる場合は、 強く受信された方向の駆動輪のクラッチは切れてその駆動輪の回転は規制され、 弱く受信した側の駆動輪のみ回転するので、電波の送信源の方向に台車を旋回さ せることができる。このように1台の駆動モータにより左右の駆動輪を駆動し、 方向転換は各車輪毎に設けられたクラッチを個々にオンオフさせることで行なっ ているので、駆動機構は簡単になり、軽量、小型化することができるとともに、 安価に提供することができる。
【0008】
以下、図面に示すこの考案の一実施例について説明すると、図1および2はゴ ルフカート1を概略的に示しており、台車2には前輪となる1つの従動車輪3と 、後輪となる2つの駆動車輪4,5が取付けられている。従動車輪3は台車2に 対して回転可能に支持されている。駆動車輪4はブレーキ6、クラッチ7を介し てウォームギヤボックス8に接続されている。また駆動車輪5もブレーキ9、ク ラッチ10を介してウォームギヤボックス8に接続されている。ウォームギヤボ ックス8の駆動軸(図示しない)は駆動源である電動モータ11に接続されてい る。台車2の従動車輪3の近傍には左右方向に突出するようにバーアンテナ12 ,13がそれぞれ取付けられている。14は電動モータ11用のバッテリィや後 述する制御回路が収納されたコントロールボックスである。
【0009】 制御回路は図3に示すように、バーアンテナ12,13はそれぞれ右および左 受信部15,16を介してブリッジ増幅器17に接続されている。ブリッジ増幅 器17の出力側はそれぞれ右方向用の第1および第2比較器21,22そして左 方向用の第1および第2比較器31,32に接続されている。第1比較器21, 31は20゜から45゜までの角度から送信された電波を受信した時の受信感度 を予め記憶し、その記憶された受信感度と右あるいは左受信部15,16で受信 された感度とを比較し、その設定範囲内の時は出力信号を出す。一方、第2比較 器22,32は45゜から90゜の角度から送信された電波を受信した時の受信 感度を予め記憶し、その記憶された受信感度と右あるいは左受信部15,16で 受信された感度とを比較し、その設定範囲内の時は出力信号を出す。第1および 第2比較器21,22の出力側は、スイッチ19,20を介して右方向用の制動 制御スイッチ23に接続され、この制動制御スイッチ23の出力側はクラッチお よびブレーキドライバ24,25に接続されている。クラッチドライバ24は右 クラッチ7のオンオフを制御するものであり、ブレーキドライバ25は右ブレー キ6のオンオフを制御するものである。第1および第2比較器31,32の出力 側は、スイッチ26,27を介して左方向用の制動制御スイッチ33に接続され 、この制動制御スイッチ33に左クラッチ10用のクラッチドライバ34および 左ブレーキ9用のブレーキドライバ35が接続されている。
【0010】 右および左受信部15,16の出力側にはまた、合成増幅器36および合成器 18が接続され、増幅器36の出力側はスイッチ37を介して電動モータ11の 駆動回路(図示しない)に接続されている。合成器18の出力側にはウインド比 較器38に接続されている。ウインド比較器38はこの制御回路の動作範囲、す なわち、送信機41からの受信感度により動作させるか否かを設定するもので、 受信感度は送信機41と右および左受信部15,16との距離により比例するの で、例えば送信機41から信号を1から3m以内で受信した時の受信レベルを予 め設定し、この受信レベル内の時には出力信号を出すように設定しておく。ウイ ンド比較器38の出力側にはスイッチ制御回路39が接続されている。このスイ ッチ制御回路39は、ウインド比較器38からの出力によりスイッチ19,20 ,23,26,27,33,37を導通状態に保持し、出力がない時は非導通状 態に保持する。第1および第2比較器21,31,22,32の角度設定レベル も、送信機41と右および左受信部15,16との間の距離が1から3m間で設 定されることは勿論である。
【0011】 次にこのゴルフカート1の動作について説明すると、プレーヤに所持させた送 信機41をオン状態にした後、ゴルフカート1の前方を歩いて行く。プレーヤと ゴルフカート1との間が1m以内の場合は、受信感度が設定値より高いのでウイ ンド比較器38から出力信号は出ない。プレーヤとゴルフカート1との間が1か ら3m離れると、ウインド比較器38は動作し、これによりスイッチ制御回路3 9も動作してスイッチ23,33,37を閉じる。スイッチ23が閉じることに より電動モータ11は回転を始める。この時、プレーヤがゴルフカート1の正面 すなわち0゜から20゜以内に位置している場合には、バーアンテナ12,13 の受信角度はともに20゜以下になり、その時の感度レベルは第1比較器21, 31で検知されるがいずれにも該当しないので、これら比較器21,31は出力 を出さず、制動制御スイッチ23,33によりクラッチドライバ24,34をオ ンにして右および左クラッチ7,9を繋ぎ、ブレーキドライバ25,35をオフ にする。これによりゴルフカート1は前進を始める。
【0012】 移動中のプレーヤがゴルフカート1の前方から左右にずれると、バーアンテナ 12,13の受信角度は異なってくる。今、プレーヤがゴルフカート1の左側の 30゜程度の角度に位置すると、右側のバーアンテナ12の受信感度は弱くなり 、第1比較器21におけるレベル以下になり、この比較器21は動作しない。一 方、左側のバーアンテナ13の受信感度は強くなり、第1比較器31が動作して 出力を出す。この第1比較器31の出力はスイッチ26を介して制動制御スイッ チ33に伝達され、制動制御スイッチ33では第1比較器31の出力を確認する と、それまで繋がっていた左クラッチ9を離すようにクラッチドライバ34をオ フにする。これにより、ゴルフカート1は緩やかに左方向に旋回する。プレーヤ が更にゴルフカート1の左側、例えば90゜近くの角度に位置すると、第1比較 器31に代わり第2比較器31が動作する。この第2比較器31の動作により、 制動制御スイッチ33ではクラッチドライバ34をオフにし、ブレーキドライバ 35をオンさせる。これにより右側の駆動車輪4は回転し、左側の駆動車輪5は 停止するので、ゴルフカート1は左方向に急旋回する。旋回を始め、プレーヤと ゴルフカート1との角度が45゜から20゜以内になると、第2比較器32の動 作は停止し、第1比較器31が動作して、ブレーキドライバ35はオフとなり、 クラッチドライバ34はオンとなってゴルフカート1は緩やかに旋回し、次いで 20゜以下になると第1比較器31もオフとなり、ゴルフカート1は直進してい く。プレーヤがゴルフカート1の右側にずれた場合には、上述とは逆に、右側の 駆動車輪4の回転を右クラッチ7の開放や右ブレーキ6の動作で制御して、ゴル フカート1は右方向に緩くあるいは急旋回させていく。
【0013】 なお、送信機41からの電波はその到達距離が1から3mであるので、認可の 必要のない微弱電波が使用でき、プレーヤの負担にならない小型で軽量の送信機 が使用できる。
【0014】
以上のようにこの考案の自動追従式ゴルフカートは、一対の駆動輪は1つの駆 動モータにより回転制御されるウォームギヤそれぞれクラッチを介して接続され ており、1台の駆動モータにより左右の駆動輪を同時に駆動し、方向転換は各車 輪毎に設けられたクラッチを個々にオンオフさせることで行なっているので、駆 動機構は簡単になり、軽量、小型化することができるとともに、安価に提供する ことができる。
【図1】この考案の一実施例を概略的に示す平面図であ
る。
る。
【図2】その側面図である。
【図3】その制御回路部を示すブロック線図である。
【符号の説明】 1 ゴルフカート 2 台車 3 従動車輪 4,5 駆動車輪 8 ウォームギヤボックス 6,9 ブレーキ 7,10 クラッチ 11 電動モータ 12,13 バーアンテナ 14 コントロールボックス 24,34 クラッチドライバ 25,35 ブレーキドライバ 41 送信機
Claims (1)
- 【請求項1】 台車に取付けられた一対のアンテナで受
信された電波の強弱により一対の駆動輪のうちの一方の
回転を規制してその進行方向を制御する自動追従式ゴル
フカートにおいて、前記一対の駆動輪は1つの駆動モー
タにより回転制御されるウォームギヤそれぞれクラッチ
を介して接続されていることを特徴とする自動追従式ゴ
ルフカート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6592091U JPH0536508U (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | 自動追従式ゴルフカート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6592091U JPH0536508U (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | 自動追従式ゴルフカート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0536508U true JPH0536508U (ja) | 1993-05-18 |
Family
ID=13300893
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6592091U Pending JPH0536508U (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | 自動追従式ゴルフカート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0536508U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10314085A (ja) * | 1997-05-12 | 1998-12-02 | Kwangju Electron Co Ltd | 遠隔制御掃除機のホイール駆動装置 |
JP2014108269A (ja) * | 2012-12-03 | 2014-06-12 | Tung Thih Electronic Co Ltd | 遠隔制御電気ゴルフバックカート |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5124170A (ja) * | 1974-08-03 | 1976-02-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Magunetoron |
JPS5229085A (en) * | 1975-08-29 | 1977-03-04 | Hitachi Ltd | Self-running truck |
-
1991
- 1991-07-25 JP JP6592091U patent/JPH0536508U/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980224 |