JPH0536369A - 電子ビーム装置及びその駆動方法 - Google Patents

電子ビーム装置及びその駆動方法

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JPH0536369A
JPH0536369A JP3268356A JP26835691A JPH0536369A JP H0536369 A JPH0536369 A JP H0536369A JP 3268356 A JP3268356 A JP 3268356A JP 26835691 A JP26835691 A JP 26835691A JP H0536369 A JPH0536369 A JP H0536369A
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electron
electron beam
electrode
electron source
source
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JP3268356A
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Haruto Ono
治人 小野
Masahiko Okunuki
昌彦 奥貫
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Canon Inc
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Publication date
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    • H01J37/04Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the discharge, e.g. electron-optical arrangement, ion-optical arrangement
    • H01J37/06Electron sources; Electron guns
    • H01J37/063Geometrical arrangement of electrodes for beam-forming
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J1/00Details of electrodes, of magnetic control means, of screens, or of the mounting or spacing thereof, common to two or more basic types of discharge tubes or lamps
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    • H01J2237/06325Cold-cathode sources
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    • H01J2237/10Lenses
    • H01J2237/12Lenses electrostatic
    • H01J2237/1202Associated circuits

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ターゲット面上でビーム径をサブミクロン以
下まで収束することができ、構成が単純で低価格とする
ことができ、重量を小さくすることが可能で、空間容量
が小さく、特に高さが低く、制御・電源機器を収納する
ラック類の数も少なくてすみ、調整箇所も少なく、装置
性能を出すための調整が簡単で、部品点数が少なく、高
信頼性を有する電子ビーム装置を提供する。 【構成】 電子源201からの電子ビーム203をター
ゲット204上に照射する電子ビーム装置において、平
行又は実質的に平行に電子ビームを放出する電子源20
1とターゲット204との間に1枚の電極202が配置
されており、該電極に所望の電位を与える電源207を
備えている。電子ビーム203は電極202により加速
されると共に最終収束されてターゲット204へ到達す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子ビーム装置及びその
駆動方法に関し、特に電子ビームを加速させる機能を有
する電極の静電レンズ作用を利用して、電子ビームをタ
ーゲット面に照射させる電子ビーム装置及びその駆動方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子の微細化に伴い、微細パター
ンを形成する為の手段として電子ビーム露光法が用いら
れている。
【0003】電子ビーム露光法における電子ビームの加
速電圧は、感光体薄膜(レジスト)の解像度、感度等に
起因して、数kV〜数10kVの範囲の値が特に重要性を増
してきている。又、半導体素子の微細化が進み、4メガ
ビットDRAM以降の加工寸法はサブミクロンとなり、これ
に伴い電子ビーム露光装置の電子ビーム径もサブミクロ
ン以下が要求される様になってきている。
【0004】一方、電子源の研究も進み、従来の熱陰極
を利用した電子放出素子以外にもいくつかの型の素子が
提案されている。たとえば、特開昭54-111272 号公報
(USP4259678 に対応) や特開昭56-15529号公報(USP 430
3930に対応) 等に開示されているように、PN接合に逆
バイアス電圧を印加し電子なだれ降伏現象を生ぜしめ素
子外へと電子を放出する型のものや、Inst. Phys.Conf.
Ser.No.99,1989年,65〜68ページに記載されている
ように、ショットキー障壁接合に逆バイアス電圧を印加
し、電子なだれ降伏現象を生ぜしめ素子外へと電子を放
出する型のものや、金属−絶縁体層−金属層の構成を有
し該2つの金属の間に電圧を印加することによりトンネ
ル効果で絶縁体層を通過してきた電子を金属層から素子
外へと放出する型(MIM型)のものや、高抵抗薄膜に
その膜厚方向と直交する方向に電圧印加し該薄膜表面か
ら素子外へと電子を放出させる表面伝導型(SCE型)
のものや、電界集中の生じ易い形状の金属に対し電圧を
印加して局所的に高密度の電界を発生させ該金属から素
子外へと電子を放出させる電界効果型(FE型)のもの
や、P型半導体層上に仕事関数低下材層を形成し、真空
準位がP型半導体の伝導帯より低いエネルギー準位にあ
るようなNEA(負の電子親和力)状態を用いることに
よって電子放出を行う方式のものや、その他のものが提
案されている。
【0005】これらの電子源のうち特に、PN接合に逆
バイアス電圧を印加し電子なだれ降伏現象を生ぜしめる
素子、ショットキー障壁接合に逆バイアス電圧を印加し
電子なだれ降伏現象を生ぜしめる素子、MIM型素子及
びNEA状態を用いる素子、の4種の電子源は、得られ
る電子ビームが平行性に優れ、かつ半導体プロセス技術
により微小領域に造り込むことができるという特長があ
る。
【0006】ところで、電子ビーム露光装置に対する既
述の要求、即ち加速電圧数kV〜数10kVの範囲において
ターゲット面上のビームスポット径がサブミクロン以下
という要求を満たす為に、従来の装置では、図8に示す
如く数段の電磁レンズが用いられているのが現状であ
る。
【0007】図8に示されている電子ビーム装置は、電
子銃101から出射された電子ビーム111をテーブル
108上に配されたターゲット110に照射する間に電
子ビーム111を所望のスポット径に収束させるための
多段の電磁レンズ102と、電子ビームをON,OFF
するためのブランキング電極103及び電子ビームを偏
向させるための偏向電極104を通過するように構成さ
れる。又、テーブル108上に配されたターゲット11
0の正確な位置に電子ビーム111を照射するために、
レーザー干渉計105によって位置を測定し、それに基
づいてターゲット110をモータ107によって所望位
置に移動させるように構成されている。ターゲット11
0はオートフィーダ106によって電子ビーム装置内へ
の搬入・搬出がなされる。そして、精密で正確な電子ビ
ーム照射を行うため、これらは防振架台109上に配置
され、外部等からの振動による悪影響を防止している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような数段の電磁レンズを有する電子ビーム装置で
は、次のような問題点があった。 (1)構成要素が多く装置が高価格である。 (2)構成要素が多く防振架台を含めて装置重量が大き
い。 (3)構成要素が多く、装置の占める空間容量が大き
い。特に、装置の高さが高く(あるいは長さが長く)、
制御・電源機器を収納するラック類の数も多い。 (4)構成要素が多く、従って調整箇所も多く、装置性
能を出すための調整が複雑で難しい。 (5)構成要素が多く、従って異常が発生する要素の数
が多いことに基づき、装置が故障する確率が高く、充分
な信頼性に欠ける。
【0009】又、通常用いられている電子銃から射出さ
れる電子は発散的であるため、それを収束させたビーム
とし、特にサブミクロンオーダーでターゲット上に照射
するためには、多段の電磁レンズを用いる必要があっ
た。
【0010】しかしながら、最終的に収束された電子ビ
ームは電子銃から射出された電子の全てが使用できるわ
けではなく、効率的な面からみても充分なものではなか
った。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記諸点に鑑
みてなされたものであって、ターゲット面上でビーム径
をサブミクロン以下まで収束しうる電子ビーム装置を提
供することを目的とする。
【0012】又、本発明は、構成が単純で装置を低価格
とすることができ、装置重量を小さくすることが可能
で、装置の占める空間容量を小さく、特に高さが低く、
制御・電源機器を収納するラック類の数も少なくてす
み、調整箇所も少なく、装置性能を出すための調整が簡
単で、部品点数が少なく、高信頼性を有する電子ビーム
装置を提供することを目的とする。
【0013】上記目的を達成する本発明の電子ビーム装
置は、電子源からの電子ビームをターゲット面上に照射
する電子ビーム装置において、電子源とターゲット配置
位置との間に1枚の電極が配置されており、該電極に所
望の電位を与える電源を備えている。
【0014】また、本発明の電子ビーム装置は、電子源
からの電子ビームをターゲット面上に照射する電子ビー
ム装置において、電子源とターゲット配置位置との間に
配置された1枚の電極と、該電極に所望の電位を与える
電源とからなる構成を基本構成とし、該基本構成を複数
個配している。
【0015】即ち、本発明の電子ビーム装置は、電子源
からの電子ビームをターゲット面上に照射する電子ビー
ム装置において、平行又は実質的に平行に電子ビームを
放出する(平行性に優れる)、例えば半導体電子源のよ
うな電子源とターゲット配置位置との間に電極が配置さ
れており、該電極には半導体電子源から放出される電子
ビームが通過可能なアパーチャーが形成されており、上
記電極に所望の電位を与える電源を備えている。
【0016】平行性に優れるビームを放出する電子源と
しては、その放出原理については制限がないが、より好
ましい例としては、電子源が、PN接合に逆バイアス電
圧を印加し電子なだれ降伏現象を生ぜしめて電子を放出
する型のもの、電子源が、ショットキー障壁接合に逆バ
イアス電圧を印加し電子なだれ降伏現象を生ぜしめて電
子を放出する型のもの、電子源がMIM型のもの、電子
源が、NEA状態を用いることによって電子を放出する
型のものであることは好ましい。
【0017】尚、本発明の電子ビーム装置において、電
子源と電極との距離が500Å〜50μm の範囲で、か
つ電極とターゲット面との距離が500μm 〜100mm
の範囲となる様にターゲット配置位置が設定されること
は好ましい。
【0018】又、電子源と電極との距離をd[μm]、
電極の厚さをt[μm]、電子源とターゲット面との距
離をD[μm]、電子源に対する電極の電位をVM
[V]、電子源に対するターゲット面の電位をVa
[V]とする時、電子ビームがターゲット面に照射され
ている状態において、 D/(d+t)<Va /VM を満たすことは望ましい。
【0019】又、電子源と電極との距離をd[μm]、
電極の厚さをt[μm]、電子源とターゲット面との距
離をD[μm]、電子源に対する電極の電位をVM
[V]、電子源に対するターゲット面の電位をVa
[V]とする時、電子ビームがターゲット面に照射され
ている状態において、 {D/(d+t)}・(1+α)=Va /VM (ここで、0<α<1.0) を満たすことは望ましい。
【0020】又、電子源とターゲット配置位置との間に
配置された1枚の電極と、該電極に所望の電位を与える
電源とからなる構成を基本構成とし、該基本構成を複数
個配してなる電子源からの電子ビームをターゲット面上
に照射する電子ビーム装置において、各基本構成におけ
る電子源と電極との距離をdi [μm]、電極の厚さを
i [μm]、電子源とターゲット面との距離をDi
[μm](ここで、i=1,2,・・・・基本構成の
数)、電子源に対するターゲット面の電位をVa [V]
とする時、各電子源に対する各電極電位VMiが VMi<{(di +ti )/Di }・Va を満たすことは望ましい。
【0021】又、電子源とターゲット配置位置との間に
配置された1枚の電極と、該電極に所望の電位を与える
電源とからなる構成を基本構成とし、該基本構成を複数
個配してなる電子源からの電子ビームをターゲット面上
に照射する電子ビーム装置において、各基本構成におけ
る電子源と電極との距離をdi [μm]、電極の厚さを
i [μm]、電子源とターゲット面との距離をDi
[μm](ここで、i=1,2,・・・・基本構成の
数)、電子源に対するターゲット面の電位をVa [V]
とする時、電子ビームがターゲット面に照射されている
状態において、各電子源に対する各電極電位VMiを VMi=Va ・(di +ti )/{Di ・(1+α)} (ここで、0<α<1.0) で決定することは望ましい。
【0022】
【実施例】以下、本発明の電子ビーム装置について、よ
り詳しく説明する。
【0023】本発明装置では、電子源とターゲット配置
位置との間に配した1枚の電極により、電子源からの電
子ビームは加速されると共に最終収束されて、ターゲッ
ト面上へ到達する。
【0024】本発明は、近年利用可能となった、ビーム
の平行性に優れ、かつ微細な電子放出部を有する電子源
を使用することにより、収束作用の比較的弱い単極レン
ズでも、電子ビーム径をサブミクロンのオーダーに収束
させることが出来、電子ビーム露光に直接適用できるこ
とを見出したことに基づくものである。
【0025】本発明に用いるビームの平行性に優れた電
子源としては、先に上げた電子源を好適に使用すること
ができるが、なかでも発散角が15°以内、より好まし
くは10°以内である電子源を用いることが望ましい。
電子源から射出された電子は電子源とターゲットとの間
に配した1枚の電極によって、レンズ作用を受ける。電
子源側の当該電極近傍における電場の強さをEe とし、
ターゲット側の当該電極近傍における電場の強さをEt
とする時、Ee >Et の場合には当該電極の開孔部近傍
における等電位面はターゲット側に凸となり電子ビーム
は発散するが、Ee <Et の場合には、当該電極の開孔
部近傍における等電位面は電子源側に凸となり電子ビー
ムは収束する。
【0026】本発明の電子ビーム装置の概略的構成を説
明するための概略的構成を示す図1を用いて、本発明の
電子ビーム装置の一構成例につき説明する。
【0027】図1に示される電子ビーム装置において、
201は電子発生手段を持った電子源、202は加速・
収束用電圧を印加される電極、203は電子ビーム、2
04は該ビームがその上に収束されるターゲット面、2
07は加速・収束用電圧を発生させる電源、208は最
終加速電圧を発生させる電源、211は最終加速電圧を
印加される高電圧部分である。
【0028】高電圧部分211は、電子源201及びそ
の駆動回路210と、それを基準として電源207によ
る正電圧を印加された電極202とから成る。この高電
圧部分211には、接地レベルにあるターゲット面20
4より負の電圧が、電源208により印加される。
【0029】以上の構成において、電源208により印
加される最終加速電圧と、電源207により印加される
電極電圧とを適当に選ぶことにより、ターゲット面20
4上で収束電子ビームを得ることができる。
【0030】又、図1において、電子源と電極との距離
をd[μm]、電極の厚さをt[μm]、電子源とター
ゲット面との距離をD[μm]、電子源に対する電極の
電位をVM [V]、電子源に対するターゲット面の電位
をVa [V]とすると、 D/(d+t)<Va /VM なる式を満たす時に、電子ビームを効率よく所望のスポ
ットに収束させることができる。特に、上式において、 {D/(d+t)}・(1+α)=Va /VM (ここで、0<α<1.0) のときには、より一層効果的なビームスポットをターゲ
ット上で得ることができる。
【0031】ここで、図2を用いて説明する。図2は、
d=5[μm]、t=0.5[μm]、D=3000
[μm]、Va =10000[V]、電子開孔径=5
[μm]の場合について、電極電位VM [V]、従って
αを変化させた時の、電子源から測った焦点距離f[μ
m]を示している。図2より、この系においては、α=
0.26のときに焦点距離fと電子源−ターゲット間距
離Dとが一致することが分る。
【0032】又、図2より、αが1より小さい領域にな
ると、焦点距離fが大きく変化し、距離Dに近づくこと
からもわかるように、αの範囲を0<α<1とすること
は効率的に所望の大きさのビームスポットを得るために
好ましい条件である。又、図2に示した例の場合、αの
範囲を0<α<0.7とすることはより好ましいことで
あり、0<α<0.5とすることは更に好ましいことで
ある。一般的に、αの範囲については、、図2に示した
例と同様な傾向がある。このとき、最適なαの値は、電
極の厚さtによっても変化するが、上記のとおりであ
る。
【0033】尚、電子源から電極までの距離dと電極の
厚さtとの関係についていえば、実際に作製される電子
ビーム装置を考えると、(d+t)≦25[μm]とさ
れることが好ましい。
【0034】更に、電極のアパーチャーの径aと上記距
離dとの関係はd/a≦3とされることが好ましい。
【0035】加えて、電子源の電子放出面の面積Se
電極のアパーチャーの面積Sa とはSe <Sa とされる
ことが一般的には好適である。これは、Se >Sa であ
ると、放出された電子ビームを全て使用することができ
ず、またアパーチャー近傍を通過する電子の流れに乱れ
が生じやすいためである。電子源と電極との間に絶縁層
を介する場合は、その絶縁層のチャージアップによる電
子の流れの乱れや不安定さを考慮して、絶縁層の開口の
大きさを決めることが望ましく、通常の場合は電子源の
電子放出面の面積Se より大きな開口とすることが望ま
しい。
【0036】平行性に優れない電子ビームを、本発明の
単電極で収束しようとすると、発散角の異なる電子線ご
とに焦点位置が大きく異なり、このためターゲット上で
の電子ビーム径は広がり、電子ビーム露光に直接適用で
きる電子ビームを得ることは難しい。
【0037】又、平行性に優れない電子ビームを用いた
場合には、ターゲット上のビームの強度分布が好ましい
ものでなくなる。具体的にはビームの強度分布がブロー
ドになり、特にサブミクロンオーダーで所望のパターン
を形成しようとする場合、パターンの切れが悪くなり、
より正確で微細なパターン形成性が低下する。
【0038】以下、本発明のより具体的な実施例につい
て例を挙げて説明する。
【0039】実施例1 本実施例の電子ビーム装置は、図1で説明した電子ビー
ム装置の構成例に従って作製された。本実施例において
は、電子源201と電極202との間隔dを20μm 、
電極202の厚さtを5μm 、電子源201とターゲッ
ト面204との間隔Dを1mm、電極2のアパーチャー直
径を10μm とした。即ち、本実施例では、D/(d+
t)=40であった。
【0040】この系において、加速電源208の電圧V
a を1.2kV とした時に、電源207の電圧を変化させる
ことにより、電子ビーム焦点距離がどのように変化する
かを図3に示す。ただし図3中、電子源201の位置を
原点とした電子ビームの焦点距離をLF 、電源207の
電圧をVM で表示してある。実験系において、VM =2
1.6Vとした場合(即ち、Va /VM ≒55.6)、電
子源201から発生した直径1μm の電子ビームは、タ
ーゲット面204上で、直径0.7 μm 以下の収束ビーム
として観測された(D/(d+t)<Va /VM ,α=
0.39)。又、電源207の電圧を22Vとした時の
加速電源208の電圧による電子ビーム焦点距離の変化
を図4に示す。ただし図4中、Va は加速電源208の
電圧を示す。この場合においても、Va =1210Vとした
場合(Va /VM =55)、電子源201から発生した
直径1μm の電子ビームは、ターゲット面204上で、
直径0.7 μm 以下の収束ビームとして観測された(D/
(d+t)<Va /VM ,α=0.375)。
【0041】以上の様に、本実施例によれば、図8に示
す電子ビーム装置のように複雑な構成ではなく、単純な
構成により収束ビームを得ることができた。
【0042】尚、本実施例の電子源としては、電子放出
部形状が円型であるGaAsショットキー型電子放出素子を
用いた。電子源部の製造方法について図5(a)〜図5
(d)を参照しながら説明する。電子源部の基板として
は、8×1018原子/cm3 のキャリアを持つZnドープp
型ヒ化ガリウム基板321に5×1016原子/cm3 のキ
ャリアを持つBeドープp型エピタキシャル層322をM
BE成長(モレキュラービームエピタキシー)で形成し
た基板を原材料として用いた。
【0043】この基板に、図5(a) に示したように、チ
ッ化シリコン膜333aをCVD法で2000Å付着した
後、n形領域を形成するためにチッ化シリコン膜333
aを適当にパターニング形成し、Siイオンをフォーカス
ドイオンビーム装置を用いて160keV と80keV との
2つの異なる電圧でSiイオン濃度が表面からゆるやかに
減少するように(傾斜接合が得られるように)注入し、
同時に、Beイオンを80keV でチッ化シリコン膜333
aを通して注入した。このように注入することで、図5
(b) に示されるようにn形領域323を深さ5000Åまで
形成し、同時に高濃度p型領域324を深さ2000Åに径
1μm φの領域で得た。
【0044】次いでチッ化シリコン膜333を残したま
ま図5(b) に示されるようにイオン打込部を適当にアニ
ールした後、Alをコンタクト電極332として、上記チ
ッ化シリコン膜の上方から蒸着した。この方法により、
n型層形成部をセルフアラインでコンタクト電極332
と接続した。また、基板の裏面にオーミック電極328
を形成した。
【0045】さらに、図5(c) に示されるように高濃度
p型層上のAlだけを適当なマスクを用いてリン酸で取り
除いてシリコン酸化物333b及びチッ化シリコン膜3
31を堆積し、さらに続いて電極327として金を蒸着
した。次にレジストを用いて電子源の上部に開口部を形
成し、即ち最初にヨウ化カリウムとヨウ素との混合エッ
チャントでコンタクト電極327の金を溶解したのち、
CF4 プラズマエッチングによりチッ化シリコン膜331
をパターニングし、次に弗化水素と弗化アンモニウムと
のウェットエッチングにてシリコン酸化物333bを取
り除いた。この時チッ化シリコンとシリコン酸化物との
ウェットエッチングによるエッチレートが大きく異なる
ことを利用して引き出し電極327の下部に良好なテー
パー形状を形成した。
【0046】さらに再びCF4 のプラズマエッチングにて
高濃度p型領域上のチッ化シリコン膜を取り除いた後、
続いてBaB6膜325を電子ビーム蒸着にて堆積した。Ba
B6は上記の様に形成された開口部をマスクとしてコンタ
クト電極332に接続されるように堆積し良好なショッ
トキー接合を形成した。最後にレジストとともに不要な
部分のBaB6を取り除いて、図5(d) に示されるショット
キー型の電子源及び電極を作製した。
【0047】実施例2 本発明の実施例2を、図6を参照しながら説明する。図
6において、206は電極202に印加する電圧を電源
207の電圧とするか電源209の電圧とするかを選択
するスイッチ、209は電極202に電子源201を基
準にして負の電圧を印加するための電源を示す。
【0048】スイッチ206により電源207の電圧が
電極202に印加されれば、実施例1において説明した
如く、ターゲット面204上で電子ビームは収束され、
電源209の電圧が電極202に印加されれば、電子ビ
ームはターゲット面204上に到達しない。
【0049】本実施例によればターゲット面204上の
収束電子ビームをON/OFF することができた。
【0050】実施例3 本発明の実施例3を、図7(a)〜図7(c)を参照し
ながら説明する。本実施例においては、ショットキー型
電子放出素子と電極とを1つの単位とし、これを複数
個、半絶縁性基板上に造り込んだものを、不図示のステ
ージ上のターゲット面に対向させたものである。図7
(a) は部分平面図であり、図7(b),(c) はそれぞれその
B−B断面図、C−C断面図である。これらの図におい
て、342aはGaAs基板、342bは素子分離領域、3
22,341,343はp型領域、323はn型領域、
324は高濃度p型領域、325はショットキー電極、
327は電極、328はオーミック電極、207は電極
電源である。210は電子源駆動電源である。
【0051】尚、図7(a),(c) では、高濃度p型領域3
24及びショットキー電極325が、複数単位のそれぞ
れについて324a〜324h及び325a〜325h
で示されている。
【0052】次に、本実施例の電子放出素子及び電極部
の製造方法について図7(a)〜図7(c)を参照しな
がら説明する。
【0053】図7(a)〜図7(c)に示すように、半
絶縁性のGaAs(100) 基板342aにBeを1018(cm-3)ド
ープしながら、Al 0.5Ga 0.5Asのp+ 層343をエピタ
キシャル成長させ、次いでBeを1016(cm-3)ドープしな
がらAl 0.5Ga 0.5Asのp層322をエピタキシャル成長
させた。
【0054】次いでFIB(フォーカスドイオンビー
ム)にて、p++層341の不純物濃度が1019(cm-3)に
なるようにBeを約180keV で深い層に打ち込み、p+
層324の不純物濃度が5×1017(cm-3)になるように
Beを約40keV で比較的薄い層に打ち込んだ。さらにn
層323の不純物濃度が1018(cm-3)になるようにSiを
約60keV で打ち込んだ。また、プロトン又はホウ素イ
オンを200keV 以上の加速電圧で打ち込んで、素子分
離領域342bを形成した。
【0055】次に800℃、30分でアルシン+N2+H2
気流中でアニールを行い、適当なマスキングを行った後
に、BaB6Wk=3.4eV)を約100Å蒸着し、温度60
0℃で30分アニールすることによりショットキー電極
325を形成した。図5(a)〜図5(d)に示した実
施例1の場合と同様に電極327を形成し、最後に表面
酸化処理を行って、BaB6の表面の1/3 を酸化してBaO(φ
Wk=1.8eV)を形成した。
【0056】本実施例の構成によれば、電子ビームによ
るパターン露光が可能となった。
【0057】更に、本実施例では、電極327を各電子
源共通としたが、これをパターニングして、各電子源に
対して独立に駆動することも可能であった。
【0058】尚、上記実施例において好ましい例として
アパーチャー形状を円形とした例を示したが、該アパー
チャー形状は円形に限られることはなく、楕円形や多角
形等の所望の形状とすることができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。 (1)構成が単純で装置が低価格となる。 (2)構成が単純で装置重量が小さい。 (3)構成が単純で装置の占める空間容量が小さい。特
に高さが低く、制御・電源機器を収納するラック類の数
も少なくてすむ。 (4)構成が単純で、従って調整箇所も少なく、装置性
能を出すための調整が簡単である。 (5)構成が単純で部品点数が少ない為、信頼性が向上
する。 (6)構成が単純でありながら、ターゲット面上では収
束ビームが得られる。
【0060】特に、半導体プロセス技術により微小領域
に造り込むことができ、得られる電子ビームが平行性に
優れている半導体電子源を用いることにより、アパーチ
ャーを有する1枚の電極との組み合わせという簡単な構
成で、ターゲット面上で電子ビームをサブミクロンオー
ダー以下まで十分に収束させることができるという優れ
た効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電子ビーム装置を示す概略構成図
である。
【図2】本発明による電子ビーム装置の特性を示すグラ
フである。
【図3】本発明による電子ビーム装置の特性を示すグラ
フである。
【図4】本発明による電子ビーム装置の特性を示すグラ
フである。
【図5(a)】本発明による電子ビーム装置の電子源部
の製造工程を示す図である。
【図5(b)】本発明による電子ビーム装置の電子源部
の製造工程を示す図である。
【図5(c)】本発明による電子ビーム装置の電子源部
の製造工程を示す図である。
【図5(d)】本発明による電子ビーム装置の電子源部
の製造工程を示す図である。
【図6】本発明による電子ビーム装置を示す概略構成図
である。
【図7(a)】本発明による電子ビーム装置の部分平面
図である。
【図7(b)】図7(a)のB−B断面図である。
【図7(c)】図7(a)のC−C断面図である。
【図8】従来の電子ビーム装置を示す概略構成図であ
る。
【符号の説明】
202 電極 203 電子ビーム 204 ターゲット面 207 電極電源 208 加速電源 209 電源 211 高電圧部分

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子源からの電子ビームをターゲット面
    上に照射する電子ビーム装置において、平行又は実質的
    に平行に電子ビームを放出する電子源とターゲット配置
    位置との間に1枚の電極が配置されており、該電極に所
    望の電位を与える電源を備えていることを特徴とする電
    子ビーム装置。
  2. 【請求項2】 電子源からの電子ビームをターゲット面
    上に照射する電子ビーム装置において、平行又は実質的
    に平行に電子ビームを放出する電子源とターゲット配置
    位置との間に配置された1枚の電極と、該電極に所望の
    電位を与える電源とからなる構成を基本構成とし、該基
    本構成を複数個配してなることを特徴とする電子ビーム
    装置。
  3. 【請求項3】 前記電子源と電極との距離が500Å〜
    50μm の範囲で、かつ電極とターゲット面との距離が
    500μm 〜100mmの範囲となる様にターゲット配置
    位置が設定されていることを特徴とする請求項1に記載
    の電子ビーム装置。
  4. 【請求項4】 前記電子源と電極との距離が500Å〜
    50μmの範囲で、かつ電極とターゲット面との距離が
    500μm〜100mmの範囲となるようにターゲット
    配置位置が設定されている請求項2に記載の電子ビーム
    装置。
  5. 【請求項5】 電子源が、PN接合に逆バイアス電圧を
    印加し電子なだれ降伏現象を生ぜしめて電子を放出する
    型のものであることを特徴とする請求項1に記載の電子
    ビーム装置。
  6. 【請求項6】 電子源が、ショットキー障壁接合に逆バ
    イアス電圧を印加し電子なだれ降伏現象を生ぜしめて電
    子を放出する型のものであることを特徴とする請求項1
    に記載の電子ビーム装置。
  7. 【請求項7】 電子源がMIM型のものであることを特
    徴とする請求項1に記載の電子ビーム装置。
  8. 【請求項8】 電子源が、NEA状態を用いることによ
    って電子を放出する型のものであることを特徴とする請
    求項1に記載の電子ビーム装置。
  9. 【請求項9】 前記平行又は実質的に平行に電子ビーム
    を放出する電子源の電子ビームの発散角は15°以内で
    ある請求項1に記載の電子ビーム装置。
  10. 【請求項10】 電子源が、PN接合に逆バイアス電圧
    を印加し電子なだれ降伏現象を生ぜしめて電子を放出す
    る型のものであることを特徴とする請求項2に記載の電
    子ビーム装置。
  11. 【請求項11】 電子源が、ショットキー障壁接合に逆
    バイアス電圧を印加し電子なだれ降伏現象を生ぜしめて
    電子を放出する型のものであることを特徴とする請求項
    2に記載の電子ビーム装置。
  12. 【請求項12】 電子源がMIM型のものであることを
    特徴とする請求項2に記載の電子ビーム装置。
  13. 【請求項13】 電子源が、NEA状態を用いることに
    よって電子を放出する型のものであることを特徴とする
    請求項2に記載の電子ビーム装置。
  14. 【請求項14】 前記平行又は実質的に平行に電子ビー
    ムを放出する電子源の電子ビームの発散角は15°以内
    である請求項2に記載の電子ビーム装置。
  15. 【請求項15】 電子源からの電子ビームをターゲット
    面上に照射する電子ビーム装置の駆動方法において、平
    行又は実質的に平行に電子ビームを放出する電子源とタ
    ーゲット配置位置との間に1枚の電極が配置されてお
    り、該電極に所望の電位を与える電源を備え、前記電子
    源と前記電極との距離をd[μm]、前記電極の厚さを
    t[μm]、前記電子源と前記ターゲット面との距離を
    D[μm]、前記電子源に対する前記電極の電位をVM
    [V]、前記電子源に対する前記ターゲット面の電位を
    a [V]とする時、電子ビームがターゲット面に照射
    されている状態において、 D/(d+t)<Va /VM を満たす電子ビームの駆動方法。
  16. 【請求項16】 前記D/(d+t)とVa /VM との
    関係が以下の式を満足する請求項15に記載の電子ビー
    ム装置の駆動方法。 {D/(d+t)}・(1+α)=Va /VM , 0<α<1.0
  17. 【請求項17】 平行又は実質的に平行に電子ビームを
    放出する電子源とターゲット配置位置との間に配置され
    た1枚の電極と、該電極に所望の電位を与える電源とか
    らなる構成を基本構成とし、該基本構成を複数個有し、
    各基本構成における電子源と電極との距離をdi [μ
    m]、電極の厚さをti [μm]、電子源とターゲット
    面との距離をDi [μm](ここで、i=1,2,・・
    ・・基本構成の数)、電子源に対するターゲット面の電
    位をVa [V]とする時、各電子源に対する各電極電位
    Miが VMi<{(di +ti )/Di }・Va を満たすことを特徴とする電子ビーム装置の駆動方法。
  18. 【請求項18】 平行又は実質的に平行に電子ビームを
    放出する電子源とターゲット配置位置との間に配置され
    た1枚の電極と、該電極に所望の電位を与える電源とか
    らなる構成を基本構成とし、該基本構成を複数個有し、
    各基本構成における電子源と電極との距離をdi [μ
    m]、電極の厚さをti [μm]、電子源とターゲット
    面との距離をDi [μm](ここで、i=1,2,・・
    ・・基本構成の数)、電子源に対するターゲット面の電
    位をVa [V]とする時、電子ビームがターゲット面に
    照射されている状態において、各電子源に対する各電極
    電位VMiを VMi=Va ・(di +ti )/{Di ・(1+α)} (ここで、0<α<1.0) とされてなる電子ビーム装置の駆動方法。
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