JPH087813A - イオン注入装置 - Google Patents

イオン注入装置

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JPH087813A
JPH087813A JP6157942A JP15794294A JPH087813A JP H087813 A JPH087813 A JP H087813A JP 6157942 A JP6157942 A JP 6157942A JP 15794294 A JP15794294 A JP 15794294A JP H087813 A JPH087813 A JP H087813A
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誠司 小方
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】スループットが高く、一様性が良く、一定の入
射角度での注入が可能で、不純物の混入が少ないイオン
注入装置を提供する。 【構成】イオン源1の前方に質量分離器2を配置し、そ
の質量分離器で選別されたイオンビームを基板に高速で
走査させながら照射するイオン注入装置において、前記
質量分離器の前方に多極静電偏向器4を配置し、その多
極静電偏向器の中心部の電位を基板に比べて著しく負に
大きくし、更に、前記多極静電偏向器の偏向中心から出
発する光軸上の前記多極静電偏向器と基板との間に第1
の軸対称構造の電極8を配置し、その軸対称構造の電極
の電位を基板と同電位にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば半導体集積回
路の製造工程の一部として接合深さが0.1ミクロン程
度以下の浅い接合を形成する工程において、基板への入
射角度を一定に保ったまま、イオン化した化学元素を基
板面上に走査させながら数KeVから30KeV程度の
エネルギーで基板に打ち込むイオン注入装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のイオン注入装置の第1例が図9に
示されており、同図において、それぞれ独立した電位の
与えられるイオン源21および質量分離器22が配置さ
れ、質量分離器22の前方には第1光軸23に沿って加
減速管24、中心部の電位が基板の電位とほぼ等しい平
行平板型の第1静電偏向器25、同じく中心部の電位が
基板の電位とほぼ等しい平行平板型の第2静電偏向器2
6が配置され、更に、第2静電偏向器26の偏向中心か
ら出発する第2光軸27上の例えば1.5m前方には基
板28が配置されている。
【0003】このようなイオン注入装置において、イオ
ン源21から例えば30KeVのエネルギーで引き出さ
れたイオンは、質量分離器22で所定の質量のイオンの
みに選別された後、第1光軸23に沿って走行し、加減
速管24で所定のエネルギーにまで加速もしくは減速さ
れる。加速もしくは減速されたイオンは第1静電偏向器
25と第2静電偏向器26とで水平および垂直方向に偏
向されながら基板28上を走査する。第2静電偏向器2
6で水平方向に所定の角度、例えば7°だけ偏向される
ため、残留ガスとの衝突によって中性となった電磁気的
に制御できない原子は除去される。
【0004】従来のイオン注入装置の第2例が図10に
示されている。第2例は図9の第1例の平行平板型の第
1静電偏向器25の代わりに、中心部の電位が基板の電
位とほぼ等しい第1多重極静電偏向器31を用い、ま
た、第2静電偏向器26の代わりに、第2多重極静電偏
向器32を用いたもので、その他は第1例と同様であ
る。
【0005】このようなイオン注入装置において、イオ
ン源(図示せず)より引き出されたイオンは、質量分離
器(図示せず)で所定の質量のイオンのみに選別された
後、第1光軸23に沿って走行し、加減速管(図示せ
ず)で所定のエネルギーにまで加速もしくは減速され
る。加速もしくは減速されたイオンは第1多重極静電偏
向器31で第2光軸27方向に偏向されて走査するが、
第2多重極静電偏向器32により、イオンの進行方向が
第2光軸27と平行になるように戻され、一定の入射角
度で基板28に照射される。
【0006】従来のイオン注入装置の第3例が図12に
示されている。同図において、それぞれ独立した電位の
与えられるイオン源41と質量分離器42とが配置さ
れ、質量分離器42の例えば前方1mには複数の基板4
3を収容したウェーハーディスク44が配置されてい
る。
【0007】このようなイオン注入装置において、イオ
ン源41より引き出されたイオンは、質量分離器42で
所定の質量のイオンのみに選別された後、回転と並進運
動を行うウェーハーディスク44内の基板43に照射さ
れる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】半導体の集積度が高ま
るにつれて、浅い接合の形式が必要になってくる。例え
ば、256メガビットのDRAMでは接合の深さが0.
1mm程度と浅くなり、そのため、Bイオンを10Ke
V程度以下の低エネルギーで注入することが必要にな
る。また、構造が微細化するにつれて、製造工程におけ
る基板への金属原子などの混入を減少させることが必要
になる。
【0009】従来のイオン注入装置の第1例および第2
例において、基板28に照射されるイオンのエネルギー
が30KeV程度より低いときのイオンビームの進行に
沿った電位が図11に示されている。電位1の状態にあ
るイオン源21より電位1と電位3との電位差で引き出
されたイオンは、質量分離器22で質量分離された後、
加減速管24でグランド電位2まで減速され、第1静電
偏向器25および第2静電偏向器26を経て基板28に
到達するまでの例えば1.5mの距離をほぼ一定のエネ
ルギーで飛行する。そのため、基板28への入射エネル
ギーが30KeV程度以下と比較的低いときには、空間
電荷効果によるビームの広がりを無視できなくなる。
【0010】例えば、半導体集積回路の製造工程でよく
用いられる質量の比較的軽いB+ (質量=11)でも、
イオンのエネルギーが30KeV、イオン電流が1mA
の場合、計算機シミュレーションによると、平均半径が
5mmのイオンビームでも、1.5mの距離を飛行する
間に空間電荷効果によって平均半径は25mm程度にま
で大きくなる。
【0011】一般に、注入される化学元素の基板面内で
の密度の一様性を良くするために、基板上でイオンを高
速で走査させながら注入している。その際、一様性を良
くするには、基板上でのイオンビームの広がりが基板の
大きさに比べて充分に小さいことが必要となる。
【0012】例えば、半導体集積回路の製造では、イオ
ン注入される化学元素の基板面内での密度の一様性が1
%程度以下であることが要求される場合、基板の直径を
6インチとすると、基板上でのビームの半径は10mm
程度以下にすることが必要になる。したがって、30K
eV程度以下の比較的低いエネルギーでのイオン注入は
ビーム電流が10μA程度以下に限られ、100KeV
程度以上のエネルギーでのイオン注入に比べてスループ
ットが著しく制限される。
【0013】一方、従来のイオン注入装置の第3例では
イオン源41から引き出されたイオンは基板43までの
例えば2mの距離を基板43に入射されるエネルギーで
飛行するため、エネルギーが低くなるにつれて、空間電
荷効果によるビームの発散が顕著になる。このため、エ
ネルギーが10KeV程度では、得られる電流が60K
eVの場合の1/10程度にまで減少する問題があっ
た。また、イオンの基板43への入射角度を精密に制御
することが構造上困難であり、基板43上の位置によっ
て入射角度が異なるといった問題のみならず、斜め注入
や回転注入などが出来ないといった問題がある。更に、
基板43と同時にウェーハーディスク44もイオンで照
射されるために、ウェーハーディスク44からイオンに
より叩き出される金属原子の量が多く、製造工程での基
板43への金属原子の混入が多くなる問題があった。
【0014】上述したように半導体集積回路の製造工程
において、0.1ミクロン程度以下の浅い接合を作成す
るには、従来のイオン注入装置ではスループットが低
く、一様性が悪く、不純物の混入が多いといった問題が
あった。
【0015】この発明の目的は、従来の問題を解決し
て、スループットが高く、一様性が良く、一定の入射角
度での注入が可能で、不純物の混入が少ないイオン注入
装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、イオン源の前方に質量分離器を配置
し、その質量分離器で選別されたイオンビームを基板に
高速で走査させながら照射するイオン注入装置におい
て、前記質量分離器の前方に多極静電偏向器を配置し、
その多極静電偏向器の中心部の電位を基板に比べて著し
く負に大きくし、更に、前記多極静電偏向器の偏向中心
から出発する光軸上の前記多極静電偏向器と基板との間
に軸対称構造の電極を配置し、その軸対称構造の電極の
電位を基板と同電位にしたことを特徴とするものであ
る。
【0017】なお、イオン源は質量分離器の偏向面と同
一面内に複数配置することが好ましい。
【0018】また、多極静電偏向器と第1の軸対称構造
の電極との間に第2の軸対称構造の電極を第1の軸対称
構造と同軸になるように配置すると共に、第2の軸対称
構造の電極に独立した電位を印加することが好ましい。
【0019】更に、第1の軸対称構造の電極を、多極静
電偏向器の偏向中心から出発する光軸を中心とした複数
のリング状の電極からなる構造とすることが好ましい。
【0020】もしくは、第1の軸対称構造の電極の少な
くとも一部にスリットを設け、そのスリットの位置を多
極静電偏向器に入射するイオンビームの光軸と、多極静
電偏向器の偏向中心から出発する光軸とのなす面内にし
ていることが好ましい。
【0021】また、第1の軸対称構造の電極を、多極静
電偏向器の偏向中心から出発する光軸に沿って前方に進
むにしたがって内径が大きくなるテーパー状にすること
が好ましい。
【0022】
【作用】この発明は、質量分離器で選別されたイオンビ
ームは多極静電偏向器で偏向された後、多極静電偏向器
と軸対称構造の電極との電位差により凸レンズ作用を受
け、多極静電偏向器での偏向角に依存しないで、多極静
電偏向器の偏向中心から出発する光軸と平行になり、基
板に一定の入射角度で照射される。
【0023】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。この発明の第1実施例は図1に示さ
れており、同図において、イオン源1の前方には質量分
離器2が配置され、その質量分離器2の前方には質量分
析スリット3が配置されている。質量分析スリット3の
前方には多極静電偏向器4が配置され、その多極静電偏
向器4の中心部の電位を基板5に比べて著しく負に大き
くしている。更に、多極静電偏向器4の偏向中心から出
発する光軸6上の多極静電偏向器4と基板5との間に軸
対称構造の電極8を配置し、その軸対称構造の電極8の
電位を基板5と同電位にしている。基板5は軸対称構造
の電極8の前方に配置されている。
【0024】このような第1実施例において、イオンビ
ームの進行に沿っての電位を図2に模式的に示してい
る。電位1はイオン源1の電位、電位2は質量分離器2
と多極静電偏向器4の中心電位、電位3はグランド電位
を示している。
【0025】いま、イオン源1の電位を+5KV、多極
静電偏向器4の中心電位を−25KV、軸対称構造の電
極8と基板5の電位をグランド電位にすると、イオン源
1と多極静電偏向器4の中心電位との電位差により、イ
オン源1よりイオンビームが引き出される。引き出され
たイオンビームは、電位差に相当する運動エネルギーを
保ったまま質量分離器2で偏向かつ収束され、質量分析
スリット3で質量分離される。質量分離されたイオンビ
ームは多極静電偏向器4の偏向中心9を通る光軸6を中
心に偏向される。しかし、質量分離されたイオンビーム
の一部は前方に進行する途中で残留ガスと衝突などして
中性となり電気的に制御できないため、偏向されない。
偏向されたイオンビームは、多極静電偏向器4と軸対称
構造の電極8との電位差により凸レンズ作用を受け、偏
向角にかかわりなく光軸6と平行になって基板5に照射
される。図3は偏向されたイオンビームが凸レンズ作用
を受けて光軸6と平行になる状態を示している。低エネ
ルギ(5KeV)でイオンが飛行する距離が電極8から
基板5までと短いため、空間電荷効果によるビームの広
がりは小さい。なお、中性となった電気的に制御できな
い中性原子は原子キャッチャー10で補足される。
【0026】次に、第2実施例が図4に示されている。
同図において、複数のイオン源1が質量分離器2の偏向
面と同一面内に配置されている。Si半導体で浅い接合
を形成する場合、B(ほう素)とAs(砒素)の2種類
の元素を注入することが多い。イオン源1から異なった
イオン種(BとAs)を引き出しながら、イオン源1を
同時に動作させたままで質量分離器2の磁場を変更する
ことにより、10秒程度以下の短時間でイオン種を切り
替えることができる。
【0027】その次に、第3実施例が図5に示されてい
る。同図において、多極静電偏向器4と軸対称構造の電
極8との間に、独立した電位が与えられる別の軸対称構
造の電極11が軸対称構造の電極8と同軸になるように
設けられ、別の軸対称構造の電極11の電位を調整する
ことによって、多極静電偏向器4、軸対称構造の電極8
および別の軸対称構造の電極11によるレンズ系の入射
側焦点を常に多極静電偏向器4の偏向中心9に一致させ
ることできる。そのため、基板5に入射されるイオンの
エネルギーが変わっても、多極静電偏向器4の中心電位
を変えることなくイオンの基板5への入射角を常に光軸
6と平行にさせることができる。
【0028】更にその次に、第4実施例が図6に示され
ている。同図において、軸対称構造の電極8は、多極静
電偏向器4の偏向中心から出発する光軸6を中心とした
複数のリング状の電極からなる構造になっている。この
ような構造にすることによって、イオンが中性化して電
磁気的な制御不能となった粒子(高速中性粒子)等が軸
対称構造の電極8の内壁に衝突する確率が小さくなり、
軸対称構造の電極8の内壁をスパッタして飛び出した金
属原子が基板5に混入するのを減少させることができ
る。
【0029】次に、第5実施例が図7に示されている。
同図において、軸対称構造の電極8の少なくとも一部に
スリット12が設けられ、そのスリット12の位置は多
極静電偏向器4に入射するイオンビームの光軸と、多極
静電偏向器4の偏向中心から出発する光軸6とのなす面
内である。したがって、イオンが中性化して電磁気的な
制御不能となった粒子(高速中性粒子)等が軸対称構造
の電極8の内壁に衝突する確率が小さくなり、軸対称構
造の電極8の内壁をスパッタして飛び出した金属原子が
基板5に混入するのを減少させることができる。
【0030】その次に、第6実施例が図8に示されてい
る。同図において、多極静電偏向器4は、その偏向中心
から出発する光軸6に沿って前方に進むにしたがって内
径が大きくなるテーパー状になっている。このよな形状
にすることよって、大きな偏向角を可能にしたまま多極
静電偏向器4の静電容量を小さくすることができる。こ
れにより、多極静電偏向器4への電圧供給の電源の負荷
を小さくでき、しかも、イオンの走査速度を速くするこ
とができる。
【0031】
【発明の効果】請求項1、2、3 4 5および6記載
の各発明は、上記のように質量分離器で選別されたイオ
ンビームは多極静電偏向器で偏向した後、多極静電偏向
器と軸対称構造の電極との電位差により凸レンズ作用を
受け、多極静電偏向器での偏向角に依存しないで、多極
静電偏向器の偏向中心から出発する光軸と平行になり、
基板に一定の入射角度で照射される。そのため、基板へ
の入射角度を一定に保ったままイオンビームを基板上に
走査でき、また、基板に照射されるイオンビーム電流を
大きくすることができ、更に、基板に注入されるイオン
の空間的な分布の一様性を良くすることができる。更に
その上、軸対称構造の電極等からスパッタされた金属粒
子が基板に混入するのを低減することができ、また、装
置の全長を半分程度に小さくすることができる。
【0032】なお、請求項2記載の発明は、上記効果の
他にも、複数のイオン源を配置しているので、イオン種
の切替えに必要な時間を短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示す説明図
【図2】この発明の第1実施例における電位の状態を示
す説明図
【図3】この発明の第1実施例においてイオンビームが
凸レンズ作用を受けた状態を示す説明図
【図4】この発明の第2実施例を示す説明図
【図5】この発明の第3実施例を示す説明図
【図6】この発明の第4実施例を示す説明図
【図7】この発明の第5実施例を示す説明図
【図8】この発明の第6実施例を示す説明図
【図9】従来のイオン注入装置の第1例を示す説明図
【図10】従来のイオン注入装置の第2例を示す説明図
【図11】従来のイオン注入装置の第1例および第2例
における電位の状態を示す説明図
【図12】従来のイオン注入装置の第3例を示す説明図
【符号の説明】
1・・・・・・・イオン源 2・・・・・・・質量分離器 3・・・・・・・質量分析スリット 4・・・・・・・多極静電偏向器 5・・・・・・・基板 6・・・・・・・光軸 8・・・・・・・軸対称構造の電極 9・・・・・・・偏向中心 10・・・・・・・原子キャッチャー 11・・・・・・・別の軸対称構造の電極 12・・・・・・・スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01J 37/317 A 9172−5E H01L 21/265

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イオン源の前方に質量分離器を配置し、そ
    の質量分離器で選別されたイオンビームを基板に高速で
    走査させながら照射するイオン注入装置において、前記
    質量分離器の前方に多極静電偏向器を配置し、その多極
    静電偏向器の中心部の電位を基板に比べて著しく負に大
    きくし、更に、前記多極静電偏向器の偏向中心から出発
    する光軸上の前記多極静電偏向器と基板との間に第1の
    軸対称構造の電極を配置し、その軸対称構造の電極の電
    位を基板と同電位にしたことを特徴とするイオン注入装
    置。
  2. 【請求項2】前記質量分離器の偏向面と同一面内に複数
    のイオン源を配置していることを特徴とする請求項1記
    載のイオン注入装置。
  3. 【請求項3】前記多極静電偏向器と前記第1の軸対称構
    造の電極との間に第2の軸対称構造の電極を第1の軸対
    称構造と同軸になるように配置すると共に、第2の軸対
    称構造の電極に独立した電位を印加することを特徴とし
    た請求項1又は2記載のイオン注入装置。
  4. 【請求項4】前記第1の軸対称構造の電極を前記多極静
    電偏向器の偏向中心から出発する光軸を中心とした複数
    のリング状の電極からなる構造としたことを特徴とする
    請求項1、2又は3記載のイオン注入装置。
  5. 【請求項5】前記第1の軸対称構造の電極の少なくとも
    一部にスリットを設け、そのスリットの位置を前記多極
    静電偏向器に入射するイオンビームの光軸と、前記多極
    静電偏向器の偏向中心から出発する光軸とのなす面内に
    していることを特徴とした請求項1、2、3又は4記載
    のイオン注入装置。
  6. 【請求項6】前記多極静電偏向器を、その偏向中心から
    出発する光軸に沿って前方に進むにしたがって内径が大
    きくなるテーパー状にしたことを特徴とする請求項1、
    2、3、4又は5記載のイオン注入装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100846110B1 (ko) * 2000-12-06 2008-07-14 가부시키가이샤 아루박 이온주입장치 및 이온주입방법

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KR100846110B1 (ko) * 2000-12-06 2008-07-14 가부시키가이샤 아루박 이온주입장치 및 이온주입방법

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