JPH0536270B2 - - Google Patents

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JPH0536270B2
JPH0536270B2 JP59083820A JP8382084A JPH0536270B2 JP H0536270 B2 JPH0536270 B2 JP H0536270B2 JP 59083820 A JP59083820 A JP 59083820A JP 8382084 A JP8382084 A JP 8382084A JP H0536270 B2 JPH0536270 B2 JP H0536270B2
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JP
Japan
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vehicle body
axle
frame
drive motor
running
Prior art date
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JP59083820A
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English (en)
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JPS60229857A (ja
Inventor
Yukio Uozumi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Kawasaki Heavy Industries Ltd filed Critical Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority to JP8382084A priority Critical patent/JPS60229857A/ja
Publication of JPS60229857A publication Critical patent/JPS60229857A/ja
Publication of JPH0536270B2 publication Critical patent/JPH0536270B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、1車両にゴムタイヤの走行輪が左右
に1輪ずつ設けられた2本の車軸を車体の前部と
後部とに設けた案内軌道車における走行装置、特
に車体と走行装置との結合構造に関する。
〔従来技術と問題点〕
1車両当りゴムタイヤの走行輪4輪と水平の案
内輪4輪を備えたこの種の案内軌道車における走
行装置としては、通常車軸の前後および左右方向
への移動を制限する機構の他に、懸架ばねおよび
これら懸架ばねの特性を補足するためのアンチロ
ーリング装置などが各車軸に設けられるが、従来
公知の走行装置の構造では、一般にその構成部品
点数が多いため製造上および保守上で不利な面が
ある。
この点を改良したものに、本出願人が先に提案
した「案内軌道車の走行装置」(特開昭59−11955
号公報)がある。これは1車軸当り前後方向の4
本のリンクと左右方向の1本にリンクをもつて車
体と結合する構造であるが、枢着個所が1車軸当
り5個であり少いとは云い難く、さらに枢着数を
少くして簡単化することが要望されていた。
この点から、出願人は特開昭59−29559号にお
いて、「案内軌道車の走行装置」を提案している。
これは、前後の車軸を差動歯車付きの駆動歯車装
置、駆動モータ及び縦梁で結合し、縦梁の中央近
傍に、アンチローリング装置を配置したものであ
る。アンチローリング装置は、懸架ばねの特性を
補足するためのもので、縦梁の両側に各一端を軸
支された2本の平行な縦置ロツドと、これらを結
合するトーシヨンバーと、縦置ロツドの各先端と
結合する車体から垂設されたブラケツトとからな
るリンク機構である。
しかし、軸距が長い場合には、結合部材として
の縦梁が大きくかつ重くなり、製造コストやラン
ニングコストを悪化させる。また、車両の床下に
コンプレツサ等種々の装置を取り付ける必要があ
るが、その取り付けスペースが制限されてしまう
ことになる。
また、1つの車体について1つのアンチローリ
ング装置しかないから、路面の不整が大きいと、
車体にねじりが生じ易い。
〔発明の目的〕
本発明は以上の点に鑑みてなされたもので、前
後の車軸を結合することができない場合に適し、
車体と走行装置との間に設けられる各種ロツド等
の結合部品が少なくて構造が簡単で、保守作業に
おいても、分解、検査が簡単にでき、しかも、路
面の不整が大きい場合にも車体がねじれることの
ない案内軌道車の走行装置を提供することを目的
としている。
〔発明の要点〕
本発明の走行装置は、走行輪が左右に1輪ずつ
設けられた車軸を前後に2本備えた案内軌道車に
おいて、車軸の中央部に駆動歯車装置を設けると
共に、該駆動歯車装置の端面に駆動モーターを取
付け、車軸と駆動歯車装置と駆動モーターにより
平面形状がT形フレームを形成し、前記駆動モー
ターの端部に設けたブラケツトを車体台枠と一体
的に設けられた支持柱に枢着し、前記T形フレー
ムの車軸部分の上方に車体の重量を支持する懸架
ばねを載置したことを特徴とし、 さらに駆動軸にあつては、車軸の中央部に駆動
歯車装置を設けると共に、該駆動歯車装置の端面
に駆動モーターを取付け、車軸と駆動歯車装置と
駆動モーターにより平面形状がT形フレームを形
成し、前記駆動モーターの端部に設けたブラケツ
トを車体台枠と一体的に設けられた支持柱に枢着
し、前記T形フレームの車軸部分の上方に車体の
重量を支持する懸架ばねを載置し、前記ブラケツ
トと支持柱の枢着は左右に間隔をもつた2個所と
し、かつ枢着はゴム等を用いた弾性構造とし、該
間隔および弾性の設定によつて所要のローリング
剛性を得ることを特徴とし、 また駆動歯車装置をもたない従台車では、車軸
の中央部に車軸とほぼ直角の方向にアームを付設
し、平面形状がT形あるいは三角形のフレームを
形成し、前記フレームの車軸部分の上方に車体重
量を支持する懸架ばねを載置し、該フレームの先
端を車体台枠と一体的に設けられた支持柱におい
て左右に間隔を持つた2個所のゴム等によつて弾
性的に枢着し、該間隔および弾性の設定によつて
所要のローリング剛性を得ることを特徴とするも
のである。
〔発明の実施例〕
まず、本発明の対象となる案内軌道車の構造の
一例を第1図に示す。車両1の前後にゴムタイヤ
の走行輪2,2′が左右に1輪ずつ設けられた2
本の車軸3,3′を有することを基本としており、
本図においては、2本の車軸3,3′は、該車軸
3,3′の左右にほぼ垂直なキングピン4,4′に
より枢着されて水平方向に回動可能な如く構成さ
れ、そして各走行輪2,2′はそれら車軸の前方
および後方で横動可能に支持されている案内輪装
置5,5′の左右方向の移動に連動して所定方向
へ回動せしめられる操向装置を備え、また前記車
軸3,3′と車体1の間に懸架ばね(図示せず)
を設け、案内輪装置5,5′の左右両側に案内輪
6,6′を設けている。7は案内輪6,6′に使用
する案内軌条である。
第2図は本発明の一実施例を示す斜視図で、1
車両中の1車軸を示しており、車軸8の中央に駆
動歯車装置9を配設し、該駆動歯車装置9の端面
に駆動モーター10を取付け、さらに駆動モータ
ー10の端部にはブラケツト11を有し、該ブラ
ケツト11に1個の筒形のゴム12が嵌めこまれ
ている。このように、車軸8と駆動歯車装置9と
駆動モーター10によりT形フレームが形成さ
れ、車体台枠(図示せず)と一体的に設けられた
支持柱13にブラケツト11をゴム12を介して
枢着し、車軸8を車体に結合している。14はキ
ングピンで、ゴムタイヤの走行輪15を車軸8に
対し水平方向に回動可能に結合している。16は
車軸8上に設けられて車体の重量を支持する懸架
ばね座である。案内輪装置は案内輪17と案内輪
はり18よりなり、該案内輪はり18の中間部2
個所には支持リンク20,21の一端が垂直ピン
19により枢着され、それぞれの他端は車軸8に
左右方向に間隔をもつて設けられた2個のブラケ
ツトに軸22,23により枢着されている。支持
リンク21の上方端部はほぼ水平な長いリンク2
5の一端に軸24により枢着され、該リンク25
の他端は車体台枠に結合されたブラケツト27に
軸26により枢着されている。このような案内輪
装置の支持装置は、本発明の車軸8の車体に対す
る結合構造において、案内輪装置が過大な振動を
することなく、かつ案内輪17が水平を維持する
ようにしたものである。
上記のような構成をとることにより、車体と走
行装置間に設けられる前述した各種リンク類が減
少し、全体として簡単な構成となつていることが
分かる。
第3図は本発明の他の実施例を示す斜視図で、
車軸8の中央部に駆動歯車装置9を配設し、該駆
動歯車装置9の端面に駆動モーター10を取付
け、さらに駆動モーター10の端部にはブラケツ
ト28を有してT形フレームを形成している点お
よび案内輪装置を備える点では第2図における実
施例と同じであるが、端部のブラケツト28の左
右両側にピン29を突設し、車体台枠から垂下し
ている支持柱30の先端に対して上記各ピン29
に嵌合した筒形ゴム31を介して枢着し、車軸8
を車体に左右に間隔をもつた2個所で結合してい
る。このように筒形ゴム31が左右に間隔をもつ
て配置されているために、車体と車軸8の相対的
なローリング変位を拘束する効果をもつている。
結合部にゴムのような弾性をもたない場合は全く
ローリング変位を許さないこととなる。弾性をも
つ場合は、弾性体の剛度と弾性体の左右間隔によ
つてローリング変位拘束効果は異なり、剛度に比
例し、左右間隔の2乗に比例して拘束効果が高ま
る。したがつて、懸架ばねの特性に合わせ剛度と
左右間隔を選択することによつて懸架ばねの特性
を適正に補足することができる。
第4図は本発明の他の実施例(駆動歯車装置を
もたない従台車の場合)を示す斜視図で、車軸8
の中央部からアーム32を延設し、平面形状がT
形であるフレームを形成し、その端部には左右に
突出するピン33を設け、該ピン33を第3図に
おけるピン29と同様に車体台枠から垂下してい
る支持柱の先端に対し筒形ゴムを介して枢着する
もので、車軸8を車体に左右に間隔をもつた2個
所で結合している。このような構造とすることに
より、第3図の実施例の場合と同様に、懸架ばね
の特性を適正に補足することができる。
アーム32は車軸8との結合でT形となつてい
るが、これを三角形状とすることも可能であり、
T形の場合と同じ機能を得ることができる。
なお、本発明の実施に当たつて、1車両中の一
方の軸はローリング剛性を低いものとし、他方の
軸はローリング剛性の非常に高いものとする利用
法も考えられる。この方法によれば、路面の不整
が大きいときにも、車体に捩じりを与えることな
く高いローリング特性を得ることができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、各車軸の中央部
に駆動歯車装置を設けると共に、各駆動歯車装置
の端面に駆動モータを取り付けて全体としてT形
のフレームを車両の前後に構成し、T形フレーム
の先端を、車体台枠と一体的にかつ車体の前後方
向に離間して設けられた二つの支持柱に弾性的に
枢着させる構成としたので、 前後の走行装置のローリング特性を異ならせ
ることができ、路面の不整が大きい場合にも車
体にねじりを与えることなく柔軟に対処でき
る。
縦梁が不要となるので、縦梁によつて前後の
車軸を結合する形式のものに比して軽量にな
り、製造コストやランニングコストを下げるこ
とができる。
アンチローリング装置の構成が簡単になり、
保守点検等も簡単になり、この点からも製造コ
ストやランニングコストを下げることができ
る。
前後の走行装置間のスペースが空き、種々の
装置を自由に取り付けることができる。
等の格別の効果を奏するものである。
T形フレームの先端と支持柱との結合を、左
右に間隔を持つた2個所とすれば、より優れた
アンチローリング特性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は案内軌道車の説明図、第2図〜第4図
は本発明の夫々異なる実施例の斜視図である。 8……車軸、9…駆動歯車装置、10……駆動
モーター、11,28……ブラケツト、12,3
1……筒形ゴム、13,30……支持柱、15…
…走行輪、17……案内輪、18……案内輪は
り、20,21……支持リンク、29,33……
ピン、32……アーム。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 走行輪が左右に1輪ずつ設けられた車軸を前
    後に2本備えた案内軌道車の走行装置において、 各車軸の中央部に駆動歯車装置を設けると共
    に、各駆動歯車装置の端面に駆動モータを取り付
    け、車軸と駆動歯車装置と駆動モータにより平面
    形状がT形のフレームを車体の前後に離間した状
    態で形成し、各駆動モータの端部に設けられた各
    ブラケツトを車体台枠と一体的にかつ車体の前後
    方向に離間して設けられた二つの支持柱にそれぞ
    れ弾性的に枢着し、前記各車軸部分の上方に車体
    の重量を支持する懸架ばねを設けたことを特徴と
    する案内軌道車の走行装置。 2 走行輪が左右に1輪ずつ設けられた車軸を前
    後に2本備えた案内軌道車の走行装置において、 各車軸の中央部に駆動歯車装置を設けると共
    に、各駆動歯車装置の端面に駆動モータを取り付
    け、車軸と駆動歯車装置と駆動モータにより平面
    形状がT形のフレームを車体の前後に離間した状
    態で形成し、各駆動モータの端部に設けられた各
    ブラケツトを車体台枠と一体的にかつ車体の前後
    方向に離間して設けられた二つの支持柱にそれぞ
    れ弾性的に枢着し、前記各車軸部分の上方に車体
    の重量を支持する懸架ばねを設け、前記ブラケツ
    トと支持柱の枢着は左右に間隔をもつた2個所と
    し、該間隔及び弾性の設定によつて所要のローリ
    ング剛性を得ることを特徴とする案内軌道車の走
    行装置。 3 走行輪が左右に1輪ずつ設けられた車軸を前
    後に2本備えた案内軌道車の走行装置において、 各車軸の中央部に車軸とほぼ直角の方向にアー
    ムを付設し、平面形状がT形あるいは三角形のフ
    レームを車体の前後に離間した状態で形成し、各
    フレームの車軸部分の上方に車体重量を支持する
    懸架ばねを設け、各フレームの先端を車体台枠と
    一体的にかつ車体の前後方向に離間して設けられ
    た二つの支持柱において左右に間隔をもつた2個
    所で弾性的に枢着し、該間隔及び弾性の設定によ
    つて所要のローリング剛性を得ることを特徴とす
    る案内軌道車の走行装置。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5929559A (ja) * 1982-08-10 1984-02-16 川崎重工業株式会社 案内軌道車の走行装置

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