JPH0536227Y2 - - Google Patents
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- JPH0536227Y2 JPH0536227Y2 JP1986198867U JP19886786U JPH0536227Y2 JP H0536227 Y2 JPH0536227 Y2 JP H0536227Y2 JP 1986198867 U JP1986198867 U JP 1986198867U JP 19886786 U JP19886786 U JP 19886786U JP H0536227 Y2 JPH0536227 Y2 JP H0536227Y2
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Landscapes
- Testing Or Calibration Of Command Recording Devices (AREA)
- Measuring Magnetic Variables (AREA)
- Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
- Superconductor Devices And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
- Containers, Films, And Cooling For Superconductive Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は極低温チツプの冷却が確実で、かつワ
イアボンドなどの組立てが簡易な極低温信号計測
処理装置に関するものである。
イアボンドなどの組立てが簡易な極低温信号計測
処理装置に関するものである。
(従来技術および考案が解決しようとする問題
点) 近年、常温信号でかつ立上り時間が10Ps程度
の超高速信号波形やμAオーダの極微弱信号をジ
ヨセフソンサンプリング法で測定する試みや、常
温信号をジヨセフソン回路によつて処理する試み
が活発になつてきている。その場合、通常、対象
となる常温信号は、その波形を忠実に保つたまま
極低温下にあるジヨセフソンチツプに導入する必
要がある。従つて、常温−極低温間を結ぶ該常温
信号伝達用線路としては、出来るだけ短かい石英
材料等の基体上に形成された薄膜形ストリツプ線
路等を用いることが必要である。なお、石英材料
は高周波損失の少ない材料として知られている。
点) 近年、常温信号でかつ立上り時間が10Ps程度
の超高速信号波形やμAオーダの極微弱信号をジ
ヨセフソンサンプリング法で測定する試みや、常
温信号をジヨセフソン回路によつて処理する試み
が活発になつてきている。その場合、通常、対象
となる常温信号は、その波形を忠実に保つたまま
極低温下にあるジヨセフソンチツプに導入する必
要がある。従つて、常温−極低温間を結ぶ該常温
信号伝達用線路としては、出来るだけ短かい石英
材料等の基体上に形成された薄膜形ストリツプ線
路等を用いることが必要である。なお、石英材料
は高周波損失の少ない材料として知られている。
第5図はそれらのうち、特願昭60−163758号明
細書に示された従来例の1つであり、イ図はその
全体構成図、ロ図はイ図における本装置の底蓋を
はずし、その低面より上方を眺めた図である。図
において、1は液体ヘリウム用デユア、2は例え
ば幅1cm、長さ約10cm、厚さ約1mm程度のスタブ
状石英基板、3は石英基板2の上に形成された銅
もしくは金などの薄膜ストリツプ線路、4は極低
温チツプ、5は真空排気栓、6は被測定常温チツ
プ、7は液体ヘリウムである。ここで、石英基板
2と薄膜ストリツプ線路3の一体構造をI/Oイ
ンタフエースと称する。また、8は石英基板2の
先端に形成された貫通穴であり、図に示すように
貫通穴8の中に極低温チツプ4が装填される。9
は外形形状が貫通穴8よりやや小さめの銅等の一
般に熱抵抗の小さい材料で形成された平板、10
は平板9を石英基板2に固定するための接着剤で
ある。なお、ここで、イ図に示すように、平板9
の厚さはそれと極低温チツプ4の厚さの和が石英
基板2の厚さにほぼ等しくなるようにそれを選ば
れている。また、平板9はその裏面を液体ヘリウ
ム用デユア1の内容器の底面1′に(一般に極低
温グリスなどを介して)密着されている。また、
極低温チツプ4と薄膜ストリツプ線路3の間はワ
イアボンド11でその電気的結合が行われる構造
となつている。
細書に示された従来例の1つであり、イ図はその
全体構成図、ロ図はイ図における本装置の底蓋を
はずし、その低面より上方を眺めた図である。図
において、1は液体ヘリウム用デユア、2は例え
ば幅1cm、長さ約10cm、厚さ約1mm程度のスタブ
状石英基板、3は石英基板2の上に形成された銅
もしくは金などの薄膜ストリツプ線路、4は極低
温チツプ、5は真空排気栓、6は被測定常温チツ
プ、7は液体ヘリウムである。ここで、石英基板
2と薄膜ストリツプ線路3の一体構造をI/Oイ
ンタフエースと称する。また、8は石英基板2の
先端に形成された貫通穴であり、図に示すように
貫通穴8の中に極低温チツプ4が装填される。9
は外形形状が貫通穴8よりやや小さめの銅等の一
般に熱抵抗の小さい材料で形成された平板、10
は平板9を石英基板2に固定するための接着剤で
ある。なお、ここで、イ図に示すように、平板9
の厚さはそれと極低温チツプ4の厚さの和が石英
基板2の厚さにほぼ等しくなるようにそれを選ば
れている。また、平板9はその裏面を液体ヘリウ
ム用デユア1の内容器の底面1′に(一般に極低
温グリスなどを介して)密着されている。また、
極低温チツプ4と薄膜ストリツプ線路3の間はワ
イアボンド11でその電気的結合が行われる構造
となつている。
ハ図は石英基板2に貫通穴8を設けず、単に極
低温チツプ4を石英基板2の先端近傍に設置し、
両者の電気的結合をワイアボンド11で行なう場
合の断面図である。この構造はワイアボンド11
の本数が少ない場合に可能な構造であるが、その
基本的機能は上記例と何ら変わるものではない。
低温チツプ4を石英基板2の先端近傍に設置し、
両者の電気的結合をワイアボンド11で行なう場
合の断面図である。この構造はワイアボンド11
の本数が少ない場合に可能な構造であるが、その
基本的機能は上記例と何ら変わるものではない。
しかしながら、このように構成した場合、極低
温チツプ4を確実に4.2Kの極低温に冷却するた
めには、一般に実願昭61−127号明細書に示され
ているように、極低温チツプ4をねじ、もしくは
ばね状のもので押しつけることが必要である。第
6図はその実施例の極低温チツプ付近における断
面構造を示す。ここで、12が極低温チツプ4を
押圧するためのねじであり、13はその支持台で
ある。
温チツプ4を確実に4.2Kの極低温に冷却するた
めには、一般に実願昭61−127号明細書に示され
ているように、極低温チツプ4をねじ、もしくは
ばね状のもので押しつけることが必要である。第
6図はその実施例の極低温チツプ付近における断
面構造を示す。ここで、12が極低温チツプ4を
押圧するためのねじであり、13はその支持台で
ある。
ところで、このような構成の場合、極低温チツ
プ4と底面1′間には極低温チツプ4と平板9間
(接触面A)、および平板9と底面1′間(接触面
B)の2個所もの接触面が存在することになり、
十分な冷却を実現するためには夫々の接触面にお
ける熱抵抗を減らす必要があり、従つて、ねじ1
2の押圧力を大きくせねばならず、そのため極低
温チツプ4を破損する危険か、さもなくば、十分
な冷却条件が得られないという欠点があつた。そ
の理由は、特に平板9と底面1′との押圧力を高
めるためにも押圧手段はねじ12の1つしかない
ので、これを高めるしかなく、この結果、極低温
チツプ4に過大な力が働き破損する可能性がある
からである。
プ4と底面1′間には極低温チツプ4と平板9間
(接触面A)、および平板9と底面1′間(接触面
B)の2個所もの接触面が存在することになり、
十分な冷却を実現するためには夫々の接触面にお
ける熱抵抗を減らす必要があり、従つて、ねじ1
2の押圧力を大きくせねばならず、そのため極低
温チツプ4を破損する危険か、さもなくば、十分
な冷却条件が得られないという欠点があつた。そ
の理由は、特に平板9と底面1′との押圧力を高
めるためにも押圧手段はねじ12の1つしかない
ので、これを高めるしかなく、この結果、極低温
チツプ4に過大な力が働き破損する可能性がある
からである。
(考案の目的)
本考案は上記の欠点を改善するために提案され
たもので、極低温チツプをデユアの底面に押圧す
るための手段として第1の押圧手段と第2の押圧
手段とにより形成し、これによつて構成が簡易
で、かつ、極低温チツプの冷却が確実な極低温信
号計測処理装置を提供することを目的とする。
たもので、極低温チツプをデユアの底面に押圧す
るための手段として第1の押圧手段と第2の押圧
手段とにより形成し、これによつて構成が簡易
で、かつ、極低温チツプの冷却が確実な極低温信
号計測処理装置を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段)
上記の目的を達成するため本考案は石英などの
剛でかつ絶縁性の基板にワイアボンドによつて取
付けられた極低温チツプに、前記の基板の表面上
に形成された薄膜線路によつて常温信号等を前記
の極低温チツプに導入する極低温信号計測処理装
置において、極低温冷却容器の内容器の表面に接
触する熱抵抗の小な薄平板に前記の極低温チツプ
が接触するように配置され、かつ前記の薄平板は
第1の押圧手段によつて前記の極低温冷却容器の
内容器に押圧され、前記の極低温チツプは第2の
押圧手段によつて前記の薄平板に押圧されている
ことを特徴とする極低温信号計測処理装置を考案
の要旨とするものである。
剛でかつ絶縁性の基板にワイアボンドによつて取
付けられた極低温チツプに、前記の基板の表面上
に形成された薄膜線路によつて常温信号等を前記
の極低温チツプに導入する極低温信号計測処理装
置において、極低温冷却容器の内容器の表面に接
触する熱抵抗の小な薄平板に前記の極低温チツプ
が接触するように配置され、かつ前記の薄平板は
第1の押圧手段によつて前記の極低温冷却容器の
内容器に押圧され、前記の極低温チツプは第2の
押圧手段によつて前記の薄平板に押圧されている
ことを特徴とする極低温信号計測処理装置を考案
の要旨とするものである。
次に本考案の実施例について説明する。なお実
施例は一つの例示であつて、本考案の精神を逸脱
しない範囲で、種々の変更あるいは改良を行いう
ることは言うまでもない。
施例は一つの例示であつて、本考案の精神を逸脱
しない範囲で、種々の変更あるいは改良を行いう
ることは言うまでもない。
本考案は、このような極低温信号計測処理装置
において、該極低温チツプが該基体の先端近傍の
一部に設けた貫通穴に挿入され、ワイアボンドに
て該基体に設置される場合には、該極低温チツプ
は該基体の裏面に該貫通穴を塞ぐ形態で接着され
た、該貫通穴よりも十分大きな面積を有する銅材
料等の一般に熱抵抗の小さい材料で形成された薄
平板上に、密着して設置され、また、極低温チツ
プがI/Oインタフエース基体の先端近傍にワイ
アボンドにて該基体に設置される場合には、該基
体の該先端近傍の裏面に接着された、該極低温チ
ツプ面積よりも十分大きな面積を有する銅材料等
の一般に熱抵抗の小さい材料で形成された薄平板
上に密着して設置され、かつ、該熱抵抗の小さい
薄平板は、直接、もしくは該基体の上から、該極
低温冷却容器に別個に設けられた、ねじなどの押
圧手段により該容器における内容器の外壁上に押
圧せられ、かつ、該極低温チツプは、該ねじなど
の押圧手段とは別個に設けられた、ねじ、または
ばねなどの押圧手段にて、該熱抵抗の小さい薄平
板上に押圧されてなることを特徴とする。
において、該極低温チツプが該基体の先端近傍の
一部に設けた貫通穴に挿入され、ワイアボンドに
て該基体に設置される場合には、該極低温チツプ
は該基体の裏面に該貫通穴を塞ぐ形態で接着され
た、該貫通穴よりも十分大きな面積を有する銅材
料等の一般に熱抵抗の小さい材料で形成された薄
平板上に、密着して設置され、また、極低温チツ
プがI/Oインタフエース基体の先端近傍にワイ
アボンドにて該基体に設置される場合には、該基
体の該先端近傍の裏面に接着された、該極低温チ
ツプ面積よりも十分大きな面積を有する銅材料等
の一般に熱抵抗の小さい材料で形成された薄平板
上に密着して設置され、かつ、該熱抵抗の小さい
薄平板は、直接、もしくは該基体の上から、該極
低温冷却容器に別個に設けられた、ねじなどの押
圧手段により該容器における内容器の外壁上に押
圧せられ、かつ、該極低温チツプは、該ねじなど
の押圧手段とは別個に設けられた、ねじ、または
ばねなどの押圧手段にて、該熱抵抗の小さい薄平
板上に押圧されてなることを特徴とする。
従来の技術とは、該極低温チツプが該基体の先
端近傍の一部に設けた貫通穴に挿入され、ワイア
ボンドにて該基体に設置される場合には、該極低
温チツプは該基体の裏面に、該貫通穴を塞ぐ形態
で接着された該貫通穴よりも十分大きな面積を有
する銅材料等の一般に熱抵抗の小さい材料で形成
された薄平板上に密着して設置され、また、極低
温チツプがI/Oインタフエース基体の先端近傍
にワイアボンドにて該基体に設置される場合に
は、該基体の該先端近傍の裏面に接着された、該
極低温チツプ面積よりも十分大きな面積を有する
銅材料等の一般に熱抵抗の小さい材料で形成され
た薄平板上に密着して設置され、かつ、該熱抵抗
の小さい薄平板は、直接、もしくは該基体の上か
ら、該極低温冷却容器に別個に設けられた、ねじ
などの押圧手段により該容器における内容器の外
壁上に押圧せられ、かつ、該極低温チツプは、該
ねじ、または、ばねなどの押圧手段とは別個に設
けられたばねなどの押圧手段にて、該薄平板上に
押圧されるところが異なる。
端近傍の一部に設けた貫通穴に挿入され、ワイア
ボンドにて該基体に設置される場合には、該極低
温チツプは該基体の裏面に、該貫通穴を塞ぐ形態
で接着された該貫通穴よりも十分大きな面積を有
する銅材料等の一般に熱抵抗の小さい材料で形成
された薄平板上に密着して設置され、また、極低
温チツプがI/Oインタフエース基体の先端近傍
にワイアボンドにて該基体に設置される場合に
は、該基体の該先端近傍の裏面に接着された、該
極低温チツプ面積よりも十分大きな面積を有する
銅材料等の一般に熱抵抗の小さい材料で形成され
た薄平板上に密着して設置され、かつ、該熱抵抗
の小さい薄平板は、直接、もしくは該基体の上か
ら、該極低温冷却容器に別個に設けられた、ねじ
などの押圧手段により該容器における内容器の外
壁上に押圧せられ、かつ、該極低温チツプは、該
ねじ、または、ばねなどの押圧手段とは別個に設
けられたばねなどの押圧手段にて、該薄平板上に
押圧されるところが異なる。
以下、具体的実施例にて詳細に説明する。
(実施例 1)
第1図は本考案の実施例を示す。イ図は極低温
チツプ付近の斜視図であり、ロ図は同断面図であ
る。この実施例においては熱抵抗の小な薄平板9
のほぼ中央部に石英基板2に設けた貫通穴8の大
きさよりやや小の凸形部9′を設け、平板9と石
英基板2とを重ねた場合に、平板9に設けた凸形
部9′は貫通穴8の内部に収容され、この凸形部
9′上に極低温チツプが配置される。しかして凸
形部9′の高さは石英基板2の厚さと、極低温チ
ツプ4の厚さとの差に等しいように作られてお
り、従つて凸形部9′の上に極低温チツプ4を重
ねた場合、極低温チツプ4と平板9との表面が同
一の面になるように形成される。
チツプ付近の斜視図であり、ロ図は同断面図であ
る。この実施例においては熱抵抗の小な薄平板9
のほぼ中央部に石英基板2に設けた貫通穴8の大
きさよりやや小の凸形部9′を設け、平板9と石
英基板2とを重ねた場合に、平板9に設けた凸形
部9′は貫通穴8の内部に収容され、この凸形部
9′上に極低温チツプが配置される。しかして凸
形部9′の高さは石英基板2の厚さと、極低温チ
ツプ4の厚さとの差に等しいように作られてお
り、従つて凸形部9′の上に極低温チツプ4を重
ねた場合、極低温チツプ4と平板9との表面が同
一の面になるように形成される。
また平板9と石英基板2との接触面は接着剤な
どで接着されている。
どで接着されている。
13はU字形のガイドポストで夫々の先端部は
折り曲げられて、接触面13aが形成され、この
接触面はねじ14でねじ込まれ、液体ヘリウム用
容器1の底1′に平板9とガイドポスト13とを
押圧する(これを第1の押圧手段Aとする)。さ
らにガイドポスト13の本体13bのほぼ中央に
ねじ12をねじ込み、このねじ12の先端で、極
低温チツプを平板9に押圧する(これを第2の押
圧手段Bとする)。
折り曲げられて、接触面13aが形成され、この
接触面はねじ14でねじ込まれ、液体ヘリウム用
容器1の底1′に平板9とガイドポスト13とを
押圧する(これを第1の押圧手段Aとする)。さ
らにガイドポスト13の本体13bのほぼ中央に
ねじ12をねじ込み、このねじ12の先端で、極
低温チツプを平板9に押圧する(これを第2の押
圧手段Bとする)。
この図に示すように、ガイドポスト13を固定
するねじ14は、同時に平板9をも固定する作用
を兼用して果しており、その結果、平板9は極め
て強固に底1′に固定させることが可能となる。
この場合、必ずしも、その兼用は必要ではなく、
それぞれを別部品で構成し、平板9を底1′に固
定するようにしてもよいことは勿論である。
するねじ14は、同時に平板9をも固定する作用
を兼用して果しており、その結果、平板9は極め
て強固に底1′に固定させることが可能となる。
この場合、必ずしも、その兼用は必要ではなく、
それぞれを別部品で構成し、平板9を底1′に固
定するようにしてもよいことは勿論である。
かかる構造をジヨセフソン接合を用いて実験の
結果、第2図イに示すように、良好な電流−電圧
特性が得られた。平板9を底1′にねじで固定せ
ずに、ねじ12で極低温チツプ4を底1′に対し
て押圧のみした場合の電流−電圧特性を第2図ロ
に示す。この特性により、平板9を底1′にねじ
で固定しない場合、極低温チツプ4の冷却が不十
分であることを示している。
結果、第2図イに示すように、良好な電流−電圧
特性が得られた。平板9を底1′にねじで固定せ
ずに、ねじ12で極低温チツプ4を底1′に対し
て押圧のみした場合の電流−電圧特性を第2図ロ
に示す。この特性により、平板9を底1′にねじ
で固定しない場合、極低温チツプ4の冷却が不十
分であることを示している。
なお、この例から容易に類推できるように、極
低温チツプ4は必ずしも内容器底面に位置させる
必要は無く、例えばその側面でもよいことは容易
に理解できるであろう。
低温チツプ4は必ずしも内容器底面に位置させる
必要は無く、例えばその側面でもよいことは容易
に理解できるであろう。
ここで、冷却効率のみを考えた場合、平板9を
用いずに極低温チツプ4を直接底1′に圧着させ
る方法が最も優れている。しかしながら、その場
合、極低温チツプ4の支持台が存在しないことに
なり、ワイアボンド行程が極めて困難となるほ
か、ワイアボンド後も、極低温チツプ4と石英基
板2はワイアボンド11のみで結合されているこ
とになり、その取扱いも極めて困難であるという
重大な欠点を有することになる。また、その場
合、通常極低温チツプ4と石英基板2の高さは異
なるため、ワイアボンド11の長さも一般に長く
なり高周波特性が劣化する。逆に言えば、平板9
と凸部9′はワイアボンドを極めて簡易にするほ
か、系の高周波特性を向上させる役割を果す。な
お、必ずしも高周波特性を必要としない場合に
は、凸部9′は必要でなく9は単純な平板で良い。
用いずに極低温チツプ4を直接底1′に圧着させ
る方法が最も優れている。しかしながら、その場
合、極低温チツプ4の支持台が存在しないことに
なり、ワイアボンド行程が極めて困難となるほ
か、ワイアボンド後も、極低温チツプ4と石英基
板2はワイアボンド11のみで結合されているこ
とになり、その取扱いも極めて困難であるという
重大な欠点を有することになる。また、その場
合、通常極低温チツプ4と石英基板2の高さは異
なるため、ワイアボンド11の長さも一般に長く
なり高周波特性が劣化する。逆に言えば、平板9
と凸部9′はワイアボンドを極めて簡易にするほ
か、系の高周波特性を向上させる役割を果す。な
お、必ずしも高周波特性を必要としない場合に
は、凸部9′は必要でなく9は単純な平板で良い。
(実施例 2)
第3図は本考案の他の実施例を示すものであつ
て、図に示すように、平板9の横幅が石英基板2
からはみださない構造を有する場合の例である。
この場合、平板9はガイドポスト13およびねじ
14により石英基板2を通して間接的に押圧され
ることになるが、基本的効果は実施例1と同様で
ある。しかしながら、本例の場合、ねじ14で平
板9を押圧する場合、石英基板2を破損しない範
囲の押圧力でしかそれを行なえず、従つて、その
効果の程度は一般に実施例1より劣らざるを得な
い。
て、図に示すように、平板9の横幅が石英基板2
からはみださない構造を有する場合の例である。
この場合、平板9はガイドポスト13およびねじ
14により石英基板2を通して間接的に押圧され
ることになるが、基本的効果は実施例1と同様で
ある。しかしながら、本例の場合、ねじ14で平
板9を押圧する場合、石英基板2を破損しない範
囲の押圧力でしかそれを行なえず、従つて、その
効果の程度は一般に実施例1より劣らざるを得な
い。
(実施例 3)
第4図は本考案の他の実施例を示すものであつ
て、図に示すように、平板2に貫通穴8を設け
ず、極低温チツプ4を石英基板2の先端近傍に単
にワイアボンドにて設置される場合の主要構造部
である。この場合、その効果は実施例1と全く同
様であることは容易に理解できよう。
て、図に示すように、平板2に貫通穴8を設け
ず、極低温チツプ4を石英基板2の先端近傍に単
にワイアボンドにて設置される場合の主要構造部
である。この場合、その効果は実施例1と全く同
様であることは容易に理解できよう。
なお、上記両例において、極低温チツプとして
はジヨセフソンチツプに限らず、例えばGaAsチ
ツプなどの極低温下で動作する他のチツプでもよ
いことは勿論である。また、常温信号としては必
ずしも常温チツプからのものである必要はなく、
例えば外部信号源からの出力など、一般の常温信
号であつてもよいことは勿論である。
はジヨセフソンチツプに限らず、例えばGaAsチ
ツプなどの極低温下で動作する他のチツプでもよ
いことは勿論である。また、常温信号としては必
ずしも常温チツプからのものである必要はなく、
例えば外部信号源からの出力など、一般の常温信
号であつてもよいことは勿論である。
このように構成されているため、この装置の構
造は極低温チツプの冷却を確実にし、かつ、ワイ
アボンドも簡易にすることを可能とするものであ
ることが判る。
造は極低温チツプの冷却を確実にし、かつ、ワイ
アボンドも簡易にすることを可能とするものであ
ることが判る。
(考案の効果)
以上説明したように、本考案の極低温信号計測
処理装置は、極低温チツプがI/Oインタフエー
スの先端近傍の一部に設けた貫通穴に挿入され、
ワイアボンドにて該基体に設置される場合には、
該極低温チツプは該基体の裏面に、該貫通穴を塞
ぐ形態で接着された該貫通穴よりも十分大きな面
積を有する銅材料等の一般に熱抵抗の小さい材料
で形成された薄平板上に密着して設置され、ま
た、該極低温チツプがI/Oインタフエースの先
端近傍にワイアボンドにて該基体に設置される場
合には、該基体の該先端近傍の裏面に接着され
た、該極低温チツプ面積よりも十分大きな面積を
有する銅材料等の一般に熱抵抗の小さい材料で形
成された薄平板上に密着して設置され、かつ、該
熱抵抗の小さい薄平板は、直接、もしくは該基体
の上から、該極低温冷却容器に別個に設けられ
た、ねじなどの押圧手段により該容器における内
容器の外壁上に押圧せられ、かつ、該極低温チツ
プは、該ねじなどの押圧手段とは別個に設けられ
たばねなどの押圧手段にて、該薄平板上に押圧さ
れる構造を有しているため、極低温チツプの冷却
を確実にし、かつ、ワイアボンドも簡易するとい
う利点がある。
処理装置は、極低温チツプがI/Oインタフエー
スの先端近傍の一部に設けた貫通穴に挿入され、
ワイアボンドにて該基体に設置される場合には、
該極低温チツプは該基体の裏面に、該貫通穴を塞
ぐ形態で接着された該貫通穴よりも十分大きな面
積を有する銅材料等の一般に熱抵抗の小さい材料
で形成された薄平板上に密着して設置され、ま
た、該極低温チツプがI/Oインタフエースの先
端近傍にワイアボンドにて該基体に設置される場
合には、該基体の該先端近傍の裏面に接着され
た、該極低温チツプ面積よりも十分大きな面積を
有する銅材料等の一般に熱抵抗の小さい材料で形
成された薄平板上に密着して設置され、かつ、該
熱抵抗の小さい薄平板は、直接、もしくは該基体
の上から、該極低温冷却容器に別個に設けられ
た、ねじなどの押圧手段により該容器における内
容器の外壁上に押圧せられ、かつ、該極低温チツ
プは、該ねじなどの押圧手段とは別個に設けられ
たばねなどの押圧手段にて、該薄平板上に押圧さ
れる構造を有しているため、極低温チツプの冷却
を確実にし、かつ、ワイアボンドも簡易するとい
う利点がある。
第1図は本考案の極低温信号計測処理装置の実
施例の構成図、第2図は本考案の効果を示す実験
例、第3図は本考案の他の実施例の構成図、第4
図は本考案の他の実施例の構成図、第5図及び第
6図は従来の極低温信号計測処理装置の構成例を
示す。 1……液体ヘリウム用デユア、2……銅薄膜ス
トリツプ線路用の石英などの基板、3……石英基
板2の上に形成された銅などの薄膜ストリツプ線
路、4……ジヨセフソン素子などの極低温チツ
プ、5……真空排気栓、6……被測定常温チツ
プ、7……液体ヘリウム、8……極低温チツプ設
置用貫通穴、9……銅などの平板、9′……平板
9に設けられた凸部、10……平板9を石英基板
2に接着するための接着剤、11……ワイアボン
ド、12……極低温チツプを押しつけるためのね
じ、またはばね、13……ガイドポスト、14…
…ガイドポスト13および平板9をデユアに固定
するためのねじ。
施例の構成図、第2図は本考案の効果を示す実験
例、第3図は本考案の他の実施例の構成図、第4
図は本考案の他の実施例の構成図、第5図及び第
6図は従来の極低温信号計測処理装置の構成例を
示す。 1……液体ヘリウム用デユア、2……銅薄膜ス
トリツプ線路用の石英などの基板、3……石英基
板2の上に形成された銅などの薄膜ストリツプ線
路、4……ジヨセフソン素子などの極低温チツ
プ、5……真空排気栓、6……被測定常温チツ
プ、7……液体ヘリウム、8……極低温チツプ設
置用貫通穴、9……銅などの平板、9′……平板
9に設けられた凸部、10……平板9を石英基板
2に接着するための接着剤、11……ワイアボン
ド、12……極低温チツプを押しつけるためのね
じ、またはばね、13……ガイドポスト、14…
…ガイドポスト13および平板9をデユアに固定
するためのねじ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 石英などの剛でかつ絶縁性の基板にワイアボ
ンドによつて取付けられた極低温チツプに、前
記の基板の表面上に形成された薄膜線路によつ
て常温信号等を前記の極低温チツプに導入する
極低温信号計測処理装置において、極低温冷却
容器の内容器の表面に接触する熱抵抗の小な薄
平板に前記の極低温チツプが接触するように配
置され、かつ前記の薄平板は第1の押圧手段に
よつて前記の極低温冷却容器の内容器に押圧さ
れ、前記の極低温チツプは第2の押圧手段によ
つて前記の薄平板に押圧されていることを特徴
とする極低温信号計測処理装置。 (2) 第1の押圧手段は薄平板が極低温冷却容器の
表面に押圧されるように構成され、第2の押圧
手段はガイドポスト本体に螺入されるねじ、バ
ネ等の先端によつて極低温チツプが前記の薄平
板に押圧されるように構成されている実用新案
登録請求の範囲第1項記載の極低温信号計測処
理装置。 (3) 貫通穴を設けた基板と、前記基板の貫通穴に
挿入可能な凸出部を設けた平板とを有し、前記
の凸出部が貫通穴の内部に挿入された状態で、
ワイアボンドにより前記基板に取付けられた極
低温チツプが前記の凸出部に密着して保持され
るようにした実用新案登録請求の範囲第1項記
載の極低温信号計測処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986198867U JPH0536227Y2 (ja) | 1986-12-26 | 1986-12-26 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986198867U JPH0536227Y2 (ja) | 1986-12-26 | 1986-12-26 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63105875U JPS63105875U (ja) | 1988-07-08 |
JPH0536227Y2 true JPH0536227Y2 (ja) | 1993-09-13 |
Family
ID=31159957
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986198867U Expired - Lifetime JPH0536227Y2 (ja) | 1986-12-26 | 1986-12-26 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0536227Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2453734B (en) * | 2007-10-16 | 2009-10-28 | Siemens Magnet Technology Ltd | Method for cooling superconductive joints |
-
1986
- 1986-12-26 JP JP1986198867U patent/JPH0536227Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63105875U (ja) | 1988-07-08 |
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