JPH0536088A - 光デイスクおよびその記録装置 - Google Patents

光デイスクおよびその記録装置

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JPH0536088A
JPH0536088A JP21416091A JP21416091A JPH0536088A JP H0536088 A JPH0536088 A JP H0536088A JP 21416091 A JP21416091 A JP 21416091A JP 21416091 A JP21416091 A JP 21416091A JP H0536088 A JPH0536088 A JP H0536088A
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JP
Japan
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optical disc
signal
recording
identification signal
recorded
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Application number
JP21416091A
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English (en)
Inventor
Norihisa Haneda
羽田  典久
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication of JPH0536088A publication Critical patent/JPH0536088A/ja
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】画像データが記録される光ディスクにおいて、
データ領域への迅速なアクセスが可能な光ディスクを提
供する。 【構成】隣接するデータ領域間の部分に、インデックス
を記録する。インデックス信号は高周波信号であり、デ
ータ領域の信号と比較して変調度を深くし、ディスクの
最内周部に形成されている基準パルスと同期した位置に
記録され、インデックス信号検出の信頼性を向上させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク、特にコン
パクトディスク(CD)規格の再生専用、追記型または書換
え型光ディスク、およびそのような光ディスクの記録装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】記録済のコンパクトディスクをCDプレー
ヤ、CD-ROMプレーヤまたはCDI プレーヤ等で再生する場
合、再生すべき領域の先頭位置を探し出す、いわゆる頭
出しをおこなう必要がある。その手順は従来下記のよう
になっていた。
【0003】まず、プレーヤの信号読取り光ピックアッ
プをディスク上のトラックに対し横断させる。その際に
発生するトラックエラー信号や高周波信号をカウント
し、所望の位置付近に粗アクセスをおこなう。このあ
と、ディスクに刻まれたATIP (Absolute time in pregr
oove) および記録されたQ コード(CD-ROM の場合は Qコ
ードに加えてヘッダ )を読み取り、その内容に基づいて
細かいアクセスをおこなうことにより目的とする領域の
頭を探し出していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような頭出し方式
の再生装置を構成するに際しては、粗アクセスの際に検
出信号のカウントを行なわなければならず、トラックを
横断する際に発生する信号の周波数帯域が検出回路の仕
様規格内に収まるよう考慮しなくてはならない。また、
検出回路に高周波特性が要求されるため、検出回路と周
辺各部の構成が複雑になったり、ピックアップの移動速
度が制限されることとなる。これらの要因はアクセス時
間を長くしていた。
【0005】本発明はこのような従来技術の欠点を解消
し、アクセス時間の大幅短縮を可能とする光ディスクと
その記録装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するため、光ディスクを次のように構成する。すなわ
ち、ディスクのトラック状のデータ領域を複数に分割
し、隣接するデータ領域の境界部分にデータ領域に記録
される信号とは有意に異なった識別信号を記録してお
く。
【0007】また、記録装置において、この識別信号を
記載する機能を持たせる。
【0008】
【作用】本発明によれば、目的とする記録領域へのアク
セスは上述の識別信号を検出することによりおこない、
従来のようなトラックエラー信号や高周波信号のカウン
トによるアクセスはおこなわない。
【0009】
【実施例】本発明は、光ディスクとして実現され、この
光ディスクはある態様では光ディスク記録装置で作成さ
れる。光ディスクは例えばソニー・フィリップス社規格
のコンパクトディスクであり、マスターピットからのプ
レス生成されたディスク、または追記型、書換え型いず
れにおいても本発明の実現が可能である。記録装置もデ
ィスクの種類に応じ、記録専用装置または書込み・再生
装置において実現される。これらの詳細について添付図
面を参照して、以下に説明する。
【0010】図1には光ディスク12の記録領域が概念的
に示され、光ディスク12に複数のデータが記録されてい
る。図はその特定の隣接する2つのデータ領域n および
n+1を示している。ここで1つのデータ領域105 とは、
たとえば1コマの画像データなど、ユーザにとってひと
まとまりの意味のある1単位のデータの記録される領域
を称する。基準パルス信号101 はディスク12の最内周部
の所定の位置に記録され、ディスク12の特定の角度位置
すなわち基準位置を定める識別信号である。ただしこの
基準パルス101 は必ずしも最内周部にある必要はなく、
再生するプレーヤとの係りはあるが、データ領域105 の
外にあればよい。また隣接する各データ領域105 の間の
境界部には領域インデックス103 が記録されている。そ
の位置は、従来存する光ディスクで各データ領域間のデ
ータ未記録部に相当する。これからわかるように、領域
インデックス103 は、隣接する2つのデータ領域の境界
を表示する識別信号の機能を有する。領域インデックス
103 は、後述のように、所定の周波数信号f を含み、そ
の包絡線は、図6(A) に示すように、データ領域105 の
包絡線より有意に低いレベルを有するのが識別するのに
有利である。
【0011】基準パルス101 と領域インデックス103
は、プレーヤで再生時に時間軸が所定の関係に、好まし
くは一致する必要がある。それは基準パルス101 がトラ
ック内のインデックス存在位置を示すものだからであ
る。一般にはディスク12の中心を通る同一直線107 上に
両者を設ける。よって一枚のディスク12に基準パルス部
101 が1個、領域インデックス部103 がデータ領域105
間の境界の数に先頭データ領域分の1を加えた数だけあ
り、一実施例の図1では、そのすべてがディスク12の中
心線107 上にある。
【0012】図2は基準パルス信号101 および領域イン
デックス信号103 の物理的長さの関係を示す図である。
基本的に基準パルス101 および領域インデックス103 の
トラック方向の長さすなわち大きさは、プレーヤにかけ
た場合、それらの検出信号が解析に適した大きさを有す
る必要がある。検出信号の大きさはプレーヤ駆動時のデ
ィスクの回転速度、光ピックアップの走査速度等に関連
して定まる。確定数値はこれらの要因と共に定まるが、
基準パルス101 と領域インデックス103 の両信号を確実
に捕捉するため、次の関係を必要とする。すなわち、光
ディスク12の中心点と基準パルス101 の両端を直線で結
んだいわゆる開口角度をθex、領域インデックス103 の
同角度をθisとした場合、下記の関係(1) を有するこ
と。
【0013】 θex≧θis ・・・・・(1) 本図は前記の関係を概略的に表したものである。
【0014】図3は基準パルス101 と領域インデックス
103 のタイミング図である。プレーヤで両信号を検出し
た場合、領域インデックス信号103 は基準パルス信号10
1 の時間幅の中に収まる関係を有する。本図はこの関係
を表したものであり図2との関連において規定される。
なお、本明細書の説明において、基準パルス101 および
領域インデックス103 は説明の便宜上、それらがディス
ク12に記録された形とその波形自体と信号線とを同じ参
照符号で示す。
【0015】図4はインデックス103 が記録された光デ
ィスク12に適応したプレーヤの部分構成ブロック図であ
り、インデックス103 を検出するために必要な機構部を
示している。上述した光ディスク12をプレーヤにおいて
再生する場合、まずは再生すべき領域105 へのアクセ
ス、いわゆる頭出しを実行する必要がある。本図はその
動作を司るサーボ系のブロック図である。また、記録時
の手順については、別図7において別途詳述する。
【0016】スピンドルモータ113 は光ディスク12の回
転を駆動し、光ピックアップ112 とその位置決めをする
ラジアル方向フィードモータ114 と共に、サーボ信号処
理部160 を経由して、システムコントローラ140 により
制御される。光ピックアップ112 で検出した信号は、RF
信号アンプ150 を経た後さらにデジタル信号処理部170
、サーボ信号処理部160 、およびインデックス処理部1
30 を経てシステムコントローラ140 へ送られる。イン
デックスを形成するもうひとつの信号、基準パルス101
は基準パルス検出センサ111 により検出され、同信号は
基準パルスアンプ120 を経てインデックス処理部130 へ
入力される。インデックス処理部130 では基準パルス信
号101 と後述のHF信号107 とによりインデックス信号10
3aを生成し、同信号はシステムコントローラ140 へ入力
される。このHF信号107 は、光ピックアップ112 をディ
スク12に対しラジアル方向に走査する、いわゆる粗アク
セスの実行時に、光ピックアップ112 が検出してHF信号
アンプ150 からその出力107に出力される高周波信号
(図6(A))である。以上が本装置における信号の流れで
ある。インデックス信号103aの生成過程およびアクセス
動作の詳細は、別途説明する。
【0017】図5は図4のインデックス処理部130 の具
体的構成例を表したものである。本部130 は図6(E) に
示すインデックス波形103aの生成をおこなう回路を構成
している。同部130 における波形生成の過程を図6も参
照しながら以下に説明する。粗アクセスの際、RF信号ア
ンプ150 を経た検出信号は概念的である図6(A) に示す
HF信号107 の形態をしている。同波形107 はハイパスフ
ィルタ210 にてノイズが除去された後、包絡線検出回路
220 によりHF信号107 の包絡線109 (同(B) )を抽出す
る。同信号109 は上包絡線が2値化回路232 により、下
包絡線が2値化回路234 で2値化され、それぞれパルス
信号251 および253 (同(C) )となる。さらに、基準パ
ルスアンプ120 から得られる基準パルス101 も2値化回
路236 で2値化される。2つの2値化信号251 および25
3 と基準パルス101 とは共に回路240 で論理積され、イ
ンデックス信号103a(波形の形態は図6(E) )となる。
インデックス信号103aは図4のシステムコントローラ14
0 に入力される。システムコントローラ140 はインデッ
クス信号103aをカウントしながらラジアル方向フィード
モータ114 を制御し、所望のデータ領域105 へ光ピック
アップ112 のおおまかな位置決めをする。その後必要に
応じファインアクセスを実行する。
【0018】図6は基準パルス101 およびHF信号107 を
検出し、最終の制御信号であるインデックス信号103aが
形成されるまでの過程を示している。本図に対応するハ
ード構成は図5のブロック図で示すが、回路の容量成分
により信号の遅延は多少あるものの大勢には影響なく、
インデックス信号103aの生成過程の波形は、概略本図の
ようになる。
【0019】ディスク12に記録する領域インデックス信
号103 の周波数f は本実施例では経験則から下記関係を
有するものである。
【0020】 V/(8.4×T)≦f ≦V/(7.2×T) ・・・・・(2) ただしV はインデックス記録時の線速度であり、再生の
標準速度は1.3m/sであるが記録は一般的に高速で行な
う。実験は次の2種、すなわち線速度2.8m/sでそのとき
の領域インデックス周波数が1.4MHzの場合と、線速度6.
6m/sでそのときの領域インデックス周波数が2.8MHzの場
合でおこなった。 Tはコンパクトディスク(CD)の標準速
度におけるクロックの1サイクルの時間を示す。また、
同信号103はデータ領域105 に記録する信号と比較して
変調を深くとり、読取り波形の領域インデックス部103
の振幅がその他の部分に比し大きく減衰し、2値化回路
部232および234 に含まれるコンパレータ(図示せず)
にて十分検出可能な比率を有するものとする。
【0021】以上本発明に基づく光ディスク12の形態お
よびアクセス動作について詳述した。しかし、冒頭にお
いて説明したように、本発明は再生時のみならず記録時
においても適用できる。ディスク12を使用した実施態様
として以下の3種類がある。 (1) 領域インデックスおよびデータ記録済の再生専用型
ディスク。 (2) 領域インデックスは記録済であるがデータは未記録
の追記または書換え型ディスク。 (3) 領域インデックスおよびデータも未記録の追記また
は書換え型ディスク。
【0022】上述の3態様における背景は下記による。
(1) は再生専用の場合であり、図4に示した装置がこれ
に該当する。(2) はデータ領域の大きさを固定化しその
範囲内にてデータを後書きする場合に、(3) はデータ領
域の大きさを固定化せず領域インデックス103 を後書き
する場合に適当である。また、基準パルス101 は一枚の
ディスク12に対し一個であり、しかも記録位置が前もっ
て定まるためプリマスタピットによるプレスで形成する
のが有利である。ただし、(1) 、(2) および(3) におけ
る相違は、領域インデックス103 と記録データを書き込
む時間的手順のみにあり、領域インデックス103 を記録
する位置、形態、規格等には相違がない。(3) の場合に
おける領域インデックス103 の記録は、データ書き込み
と同時に行うのが適切である。その手順の一例を以下に
詳述する。
【0023】図7を参照して追記可能な光ディスク12の
領域インデックス記録の実施例を詳細に説明する。領域
インデックス103 の記録手順の形態は様々考えられる。
例えば画像データ記録時に画像データの先頭部へ自動的
に記録させる、画像データの最後部に記録する、また独
立制御にて記録する等がある。以下にデータ領域105に
画像データを記録した後、これに続けてその最後尾に領
域インデックス103 を記録する一実施例を示す。図7は
記録・再生の両機能を有する装置の機構を示している。
同図において、図4に示す再生装置の機能部と同様の機
能を有する要素は同じ参照符号で示す。この記録・再生
装置に、光ディスクとして、たとえばコンパクトディス
ク12が着脱可能に装着される。
【0024】本実施例の装置は、入力ポート180 を有
し、入力ポート180 には画像を表わす映像信号が入力さ
れる。この画像信号は、たとえば35mmのネガフィルムに
記録されている画像をスキャナで読み取り、これをコン
パクトディスク規格を満足するEFM(eight-out-of-fourt
een modulation) 変調したディジタルデータであってよ
い。この画像データのほかに信号入力部182 には、画像
データの再生に必要な、たとえばテーブルオブコンテン
ツ(TOC) などの様々な制御信号が後述のシステム制御部
142 からディジタルデータとして与えられる。この記録
装置には、光ディスクとして、たとえばコンパクトディ
スク12が着脱可能に装着され、入力ポート180 に入力さ
れた画像信号を最終的にはディスク12に記録する装置で
ある。コンパクトディスク12は、本実施例では追記可能
なタイプであり、記録の際のトラッキングのため、プリ
グルーブがあらかじめ形成されているものが有利に適用
される。
【0025】本実施例では、コンパクトディスク12はヒ
ートモードにて追記可能な型のものが有利に適用され
る。このディスク12は、たとえばプラスチック基板の上
に光吸収層が形成され、その上に金属の光反射層が形成
された断面構造を有する。光吸収層は、後述する特定の
色素を含む。
【0026】ある具体例では、ほぼその全面にトラック
に対応してプリグルーブが形成された、外形120 mm、内
径15 mm 、厚さ1.2 mmのポリカーボネートの円盤からな
る基板を用意した。プリグルーブのピッチは 1.6μm 、
半値幅は0.55μm 、深さは50μm であった。光吸収層す
なわち記録層の色素は、本願の出願人と同じ出願人によ
る特許出願、特願平2-191257に記載の材料を使用した。
この材料は、次の構造式:
【0027】
【化1】
【0028】を有する色素(A) をプロピレングリコール
モノエチルエーテルに溶解して色素(A) を2.4 重量%含
有する色素溶液を調製した。この色素溶液の23°C にお
ける限界濃度は70% であった。
【0029】この色素溶液を23°C に維持し、同じくこ
の温度に維持して回転速度200 rpmで定速回転させた基
板の上にこの色素溶液をスピンコート法により4秒間塗
布した。この後、回転速度700 rpm で30秒間、乾燥さ
せ、こうして光吸収層を形成した。
【0030】こうして形成された光吸収層の上に、出力
が480 W 、ターゲット−基板間の距離が95 mm 、ガス圧
が2 Pa、 速度(レート)が2 nm/sでAuを直流スパッタリ
ングし、これによって膜厚が100 nmの反射層を形成し
た。
【0031】この反射層の上に保護膜として紫外線硬化
性樹脂(スリーボンド社製、商品名「3070」)をスピン
コート法により回転速度1,500 rpm で塗布し、その後、
高圧水銀灯にて紫外線を照射してこれを硬化させ、層厚
2μm の保護層を形成した。こうして、基板、その上に
色素記録層、その上に反射層、そしてその上に保護層か
らなる記録媒体をディスク12として作製した。
【0032】これらはいずれも、パルステック社製DDU
1 を使用し、ピックアップ115 は、レンズ開口率NAが0.
5 、波長が781 nm、記録出力が5.5 mWであった。
【0033】さらに、こうして記録した媒体から再生評
価を行なった。使用した装置は、同じくパルステック社
製O-pas 1000であり、そのピックアップは、レンズ開口
率NAが0.45、波長が783 nm、再生出力が0.2 mWであっ
た。
【0034】他の具体例では、色素(A) に代って、次の
構造式:
【0035】
【化2】
【0036】を有する色素(B) を2、2、3、3−テト
ラフロロプロパノールとプロピレングリコールモノエチ
ルエーテルとの92:8の体積比の混合溶剤に溶解して色素
(B) を2.3 重量%含有する色素溶液を調製した。この色
素溶液の23°C における限界濃度は90% であった。他
は、上述の工程例と同様にして光吸収層、次いで反射層
および保護層を同様に形成した。
【0037】さらに別の例では、色素(A) に代って、次
の構造式:
【0038】
【化3】
【0039】を有する色素(C) を上述の具体例と同様に
して使用し、色素溶液を調製した。この色素溶液の23°
C における限界濃度は90% であった。他は、上述の工程
例と同様にして光吸収層、次いで反射層および保護層を
同様に形成した。
【0040】入力ポート180 は信号入力部182 に接続さ
れ、信号入力部182 は入力ポート180 に入力された画像
信号を増幅して波形整形し、出力する回路である。出力
信号はレーザ変調部184 に接続されている。レーザ変調
部184 は、その出力がピックアップ115 に接続され、入
力された画像信号に応じてピックアップ115 を駆動する
回路である。ピックアップ115 は、本実施例では半導体
レーザおよびフォトダイオードであり、これをディスク
12の半径方向に移動可能に支持制御するラジアル方向フ
ィードモータ114 と連結されている。これは、その入力
画像信号に応じてレーザを駆動し、画像信号を担持した
レーザ光をコンパクトディスク12に照射することによっ
てディスク12に画像信号を記録する機能を有する。
【0041】ピックアップ115 はまた、コンパクトディ
スク12から戻ったレーザ光の一部をフォトダイオードに
て受光し、これをサーボ制御のためにRF信号アンプ150
へ出力する。本実施例では、ピックアップ115 は1対の
フォトダイオード(図示せず)を有し、後述するサーボ
信号処理部160 にてプッシュプル方式でトラッキング制
御を行なう。RF信号アンプ150 はピックアップ115 の出
力信号を増幅し、これをデジタル信号処理170 、サーボ
信号処理部160 およびインデックス処理部130に出力す
る増幅回路である。ピックアップ115にてディスク12か
ら読み出された信号は、ディジタル信号処理部170 に与
えられ、それに含まれる制御信号が分離されてシステム
コントローラ142 に入力される。また、ディスク12から
読み出された信号のうちトラック位置に相当する信号
は、サーボ信号処理部160 からスピンドルモータ113 の
モータサーボ(図示せず)に入力される。ピックアップ
115の1対のフォトダイオードで受光された戻り光に応
じた信号はまた、サーボ信号処理部160 にてフォーカス
サーボ、トラッキングサーボおよびフィードサーボの3
種類のサーボ制御が行なわれる。
【0042】サーボ信号処理部160 は、記録の際、ピッ
クアップ115 の1対のフォトダイオードで受光された戻
り光に応じた信号に応動して、プリグルーブに従ったピ
ックアップ112 のフォーカスサーボ、トラッキングサー
ボおよびフィードサーボをそれぞれ行なう3つのサーボ
制御部(図示せず)を有する。その出力は、ピックアッ
プ115 のラジアル方向フィードモータ114 に接続されて
いる。サーボ信号処理部160 に含まれるフォーカスサー
ボ制御部は、ピックアップ115 のディスク面に対し垂直
の制御をして、レーザの発生するレーザ光をディスク12
の記録面に合焦させる制御回路である。
【0043】サーボ信号処理160 に含まれるトラッキン
グサーボ制御部は、本実施例では、G.W. Hrbek "An Exp
erimental Optical Videodisc Playback System", J. S
MPTE, Vol. 83, p.580 (1974) およびR. Adler "An Opt
ical Video Disc Player forNTSC Receivers" IEEE Tra
ns. Broadcast Telev. Receivers, Vol. 20, p.230(197
4)に記載のプッシュプル方式でピックアップ115 のトラ
ッキング制御を行ない、ピックアップ115 と連結したラ
ジアル方向フィードモータ114 を駆動してこれをその半
径方向に移動し、レーザ光をディスク12のプリグルーブ
に追随させる制御回路である。また、サーボ信号処理16
0 に含まれるフィード制御部は、システムコントローラ
142 の制御の下にピックアップ115 と連結したラジアル
方向フィードモータ114 を制御してピックアップ115 を
所望のトラック位置にフィードする制御回路である。
【0044】システムコントローラ142 は、本装置の各
部を制御して、入力ポート180 に入力される画像信号を
ディスク12に記録する制御回路である。そうした書込み
モードにあるとき、システムコントローラ142 は、信号
入力部182 を制御して入力ポート180 から画像信号を取
り込み、ディジタル信号処理部170 で分離された制御信
号に応動しサーボ信号処理部160 を制御してピックアッ
プ115 をサーボ制御する。
【0045】画像データの記録モードを操作釦(図示せ
ず)により選択すると、システムコントローラ142 はス
ピンドルモータ113 によって光ディスク12を回転駆動
し、粗アクセスを実行して記録済データ領域105 の最後
尾、いわゆるデータ未記録部の最先端部を検出する。デ
ータ未記録部の最先端部は最外周部に存する領域インデ
ックス103 の後尾部と一致する。なお、データがまった
く未記録の場合の第1インデックス信号は、別途手段に
より記録しておくのがよい。この検出は再生専用ディス
クにおける領域インデックスの検出と同様であり、図4
について記述の説明がそのまま適用されるため説明を省
略する。新規記録の頭出しが終了後新たな画像データの
記録に移り、当該画像データの記録完了後その後方に次
の画像のための領域インデックス103 を記録する。これ
らの記録のため本装置は光ピックアップ115 を有し、こ
れはレーザ光によりディスク12の記録面にピットを形成
する機能を有する点で、図4に示したピックアプ112 と
相違する。
【0046】新規画像データの記録完了後、領域インデ
ックス103 の記録に入る。コントローラ142 はインデッ
クス信号発生部188 を駆動し、インデックスの基本信号
である同信号はレーザ変調部184 により一定の、データ
より深い変調をされた後、光ピックアップ113 へ送られ
光ディスク12に記録される。この記録は基準パルス検出
センサ111による検出信号である基準パルスとの同期を
とって行なわれる。これらの動作の制御はすべてシステ
ムコントローラ142 が司る。
【0047】システムコントローラ140 にはまた、バイ
アス発生部186 も接続されている。バイアス発生部186
は、システムコントローラ140 に応動して、本装置が記
録モードにあるとき所定のバイアス電力を発生し、これ
をレーザ変調部184 に与える回路である。
【0048】より詳細には動作状態において、スピンド
ルモータ113 はコンパクトディスク12を所定の線速度に
ほぼ対応する回転速度で回転させる。ピックアップ115
は、ディスク12にレーザ光を照射し、そのプリグルーブ
付近からの戻り光を受ける。この戻り光に応じた信号が
ピックアップ115 の出力からRF信号アンプ150 に得ら
れ、これはディジタル信号処理部170 に入力される。シ
ステムコントローラ142は、画像信号を記録すべきトラ
ックの位置をサーボ信号処理部160 に指示する。後者の
処理部160 は、それに含まれるフィード制御部によりピ
ックアップ115 をそのトラック位置にフィードさせる。
ディジタル信号処理部170 は、ディスク12の戻り光に応
じた信号から制御信号を分離し、これをモータサーボに
入力させる。モータサーボは、この信号とスピンドルモ
ータ113 と直結したエンコーダ(図示せず)からのタコ
ジェネレータ信号によりその駆動電流を調整し、これに
よってモータ113 を所定の線速度に相応する回転速度で
駆動する。
【0049】これとともにRF信号アンプ150 からサーボ
処理部160 にもディスク12からの戻り光に応じた信号が
入力される。サーボ処理部160 はこれに応動して、ピッ
クアップ115 をその記録面に垂直な方向に移動制御し、
ピックアップ115 の発生するレーザ光をディスク12の記
録面に合焦させる。また、プッシュプル方式でピックア
ップ115 と連結したラジアル方向フィードモー114 を駆
動してこれをその半径方向に移動し、レーザ光をディス
ク12のプリグルーブに追随させる。
【0050】入力ポート180 には画像信号が入力され
る。システムコントローラ142 は信号入力部182 を制御
してこの画像信号を取り込ませる。画像信号は信号入力
部182からレーザ変調部184 に入力され、同変調部184
はこの信号でピックアップ115の生成するレーザ光を変
調する。その際、システムコントローラ140 は、バイア
ス発生部186 を制御して所定のバイアスをレーザ変調部
184 に印加させる。これに応動してレーザ変調部184 は
規定のバイアスレベルを生成し、ピックアップ115 は、
この画像信号で変調されたレーザ光を発生し、これがデ
ィスク12の記録面に照射され、こうして画像信号のディ
スク12への記録が行なわれる。
【0051】領域インデックス信号103 の記録の場合、
レーザ変調部184 が信号入力部182からの信号をセーブ
し、インデックス信号発生部188 からの信号により記録
を行なう。インデックス信号発生部188 はインデックス
信号103 の記録に必要な基本信号を発生させる回路であ
り、その周波数f はすでに図6に関連して説明済である
が、記録時の線速度V に相応した適切な数値とする。
【0052】
【発明の効果】本発明によればプレーヤまたはレコーダ
で再生または記録データ領域の頭出しをおこなうに際
し、単純にHF信号レベルの落ち込みを検出するだけの粗
アクセス手法に基づくため、光ピックアップの頭出し移
動速度を速くでき、したがって所望のデータ領域までの
アクセス時間を短縮できる。また、従来技術におけるト
ラックカウント機構が不要となり、しかも信号再生回路
の帯域幅によるアクセス時間の制限を受けにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光ディスクの実施例において、基
準パルスと領域インデックスのディスクの中心線に対す
る位置関係を示す概念図である。
【図2】図 1に示す実施例における基準パルスと領域イ
ンデックスのトラック方向に対する大きさの関係を示す
概念図である。
【図3】同実施例における基準パルスと領域インデック
スの時間軸を基準としたタイミングの相互関係を示す概
念図である。
【図4】本発明を通用したコンパクトディスクの粗アク
セスを実行してデータを再生する再生装置の実施例を示
したブロック図である。
【図5】図4に示す実施例のインデックス処理部の具体
的構成を例示したブロック図である。
【図6】図4に示す実施例の各部に現れる信号波形を示
す図である。
【図7】本発明を適用した追記または書換え可能な光デ
ィスクの記録を実行する記録装置の実施例を示したブロ
ック図である。
【符号の説明】
12 コンパクトディスク 101 基準パルス信号 103 領域インデックス信号 111 基準パルス信号検出センサ 112,115 光ピックアップ 113 スピンドルモータ 114 ラジアル方向フィードモータ 120 基準パルスアンプ 130 インデックス処理部 140,142 システムコントローラ 150 RF信号アンプ 160 サーボ信号処理 170 デジタル信号処理 180 入力ポート 182 信号入力部 184 レーザ変調部 220 包絡線検出部 232,234,236 2値化部 240 論理積部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンパクトディスク規格の光ディスクに
    おいて、該ディスクは、トラック状の記録領域が複数の
    データ領域に分割され、該複数のデータ領域のうちの互
    いに隣接するものの境界部分の少なくとも 1つには、該
    複数のデータ領域に記録される信号とは有意に異なる第
    1の識別信号が記録されていることを特徴とする光ディ
    スク。
  2. 【請求項2】 請求項 1に記載の光ディスクにおいて、
    該光ディスクは、該光ディスクの円周方向における所定
    の位置を規定する第2の識別信号が記録され、第1の識
    別信号は、該光ディスクの円周方向において第2の識別
    信号に対して所定の角度位相で記録されていることを特
    徴とする光ディスク。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の光ディスクにおいて、
    該光ディスクの中心点と第1の識別信号の記録された部
    分の両端を結んだ線の開口角度は、第2の識別信号の記
    録された部分の両端を結んだ線の開口角度以下であるこ
    とを特徴とする光ディスク。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の光ディスクにおいて、
    第1の識別信号の周波数をf 、記録時の線速度をV 、標
    準速度におけるクロックの1サイクルの時間をT とした
    場合、 V/(8.4×T)≦f ≦V/(7.2×T) なる関係を有することを特徴とする光ディスク。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の光ディスクにおいて、
    第1の信号の変調度が前記データ領域の信号に比べ深い
    ことを特徴とする光ディスク。
  6. 【請求項6】 コンパクトディスク規格の光ディスクに
    記録を行なう記録装置において、該装置は、 前記光ディスクが装着され、該光ディスクに信号を記録
    する記録手段と、 該光ディスクに記録されるデータ信号とは有意に異なる
    第1の識別信号を生成して前記記録手段に与える識別信
    号生成手段と、 前記記録手段および識別信号生成手段を制御して第1の
    識別信号を前記光ディスクに記録させる制御手段とを含
    み、 該制御手段は、前記光ディスクにおけるトラック状の記
    録領域が分割された複数のデータ領域のうちの互いに隣
    接するものの境界部分の少なくとも1つに第1の識別信
    号を記録することを特徴とする光ディスクの記録装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の記録装置において、前
    記光ディスクは、該光ディスクの円周方向における所定
    の位置を規定する第2の識別信号が記録され、 該装置はさらに、第2の識別信号を検出する検出手段を
    含み、 前記制御手段は、該検出手段に応動して前記記録手段を
    制御し、前記光ディスクの円周方向において第2の識別
    信号に対して所定の角度で第1の識別信号を記録させる
    ことを特徴とする記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6751176B1 (en) 1997-07-15 2004-06-15 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical disk with buffer area and recording and reproducing apparatus and methods
WO2014049695A1 (ja) * 2012-09-26 2014-04-03 日立コンシューマエレクトロニクス株式会社 光情報記録媒体、光情報記録再生方法および光情報記録再生装置

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