JPH0535881U - 馬場造成用不織布 - Google Patents

馬場造成用不織布

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JPH0535881U
JPH0535881U JP8340391U JP8340391U JPH0535881U JP H0535881 U JPH0535881 U JP H0535881U JP 8340391 U JP8340391 U JP 8340391U JP 8340391 U JP8340391 U JP 8340391U JP H0535881 U JPH0535881 U JP H0535881U
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JP
Japan
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denier
baba
fibers
nonwoven fabric
fiber
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Pending
Application number
JP8340391U
Other languages
English (en)
Inventor
孝彦 元木
Original Assignee
金井 宏之
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Publication date
Application filed by 金井 宏之 filed Critical 金井 宏之
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 馬場造成の作業性を改善し、馬の疾走に支障
なき様、馬場全体を均一に補強し、馬場荒れを少なくし
てメンテナンスを省力化する。 【構成】 170デニールのナイロン繊維と20デニー
ルのナイロン繊維を80:20の比率で混合してなる嵩
高繊維層を形成し、水溶性又は部分的に水溶性の樹脂で
結合してなる繊維密度が0.05g/cm3 以下に構成した嵩
高不織布よりなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は競馬場の馬場を造成する際に埋設して用いられ、馬場の強度を高める と共に整備に要する時間と手間を削減することを目的とする。
【0002】
【従来の技術】
従来、競馬場の馬場では馬の疾走による荒れを防止し、その整備を容易にせん とする為に、ナイロンフィラメントを馬場の土中に埋設し造成する方法を採用し ている所も見られるが、土との均一な混合が困難であり、又、繊維同士が結合さ れていないので強度も弱く、土を固める補強効果が十分に達成できず、荒れた馬 場の整備にかなりの人と時間を必要とする等の問題点がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案はかかる問題点の解消に当り、嵩高で弾撥性を有する低密度の不織布を 馬場に埋設造成することにより嵩高不織布の繊維骨格に入り込んだ土を一体に固 めて馬場の強度を高め、馬場の荒れを防止してメンテナンスに要する時間と手間 を省力化することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題解決の為、使用する繊維の少なくとも1種が太さ50〜50 0デニールの合成繊維で嵩高繊維層を構成し、水溶性又は部分的に水溶性の樹脂 で繊維間相互を結合して、みかけ密度が0.05g/cm3 以下に形成してなる馬場造 成用不織布を用いて馬場を造成することにより問題点を解消したものである。
【0005】 上記構成において用いられる繊維の種類は特に限定されるものではないが、強 度及び嵩性の面から50〜500デニールの比較的太い合成繊維例えばビニロン 、ナイロン、ポリエステル、アクリル、ポリプロピレン、アラミド、塩化ビニル 系等であることが望ましく、又太さ50デニール以下の繊維を主体として構成し た時は、形成される不織布が目づまりして土を充分に充填しがたく、土と一体化 して均一な補強効果を達成することがむつかしい。
【0006】 又、500デニールを超えると反対に不織布の目が粗くなり過ぎて補強効果が 減少する。又、100デニールを超える太デニールの繊維単独では、公知のウエ ブ形成機によるウエブ形成が困難となる為、太さ10〜40デニールの細い線径 の繊維を適宜の比率で混合し用いてもよい。尚、繊維は上記合成繊維の他、しゅ ろ、麻、パイナップル葉脈等の天然繊維を使用しても差支えない。
【0007】 又、造成後は馬の疾走に支障をきたさないように、ある程度繊維間の結合が分 離し、充填した土をつなぐ補強効果を発揮させるために、結合剤として水溶性樹 脂(例えばポリビニルアルコール樹脂)を用いる必要があり、樹脂への架橋剤の 添加や熱処理条件の変更により不織布の土中での結合強度が調節される。
【0008】
【作用】
本考案による不織布は、馬場の土の下に埋設する事により、馬場の土を継ぎ一 体的に固める補強の役割を果たし、馬の疾走に支障をきたさないよう、その繊維 間の結合が適度に切れ、馬場に適当な弾性と強度を与えることができ、馬場荒れ による整備に要する手間が省力化できる。又、従来のフィラメントを敷設する方 法より施工が容易で、補強効果に優れ、均一な造成ができる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施の一例を図面に基づいて説明する。
【0010】 図1は本考案に用いる馬場造園用不織布の概略構成断面図であり、たとえば1 70デニールのナイロン繊維1と20デニールのナイロン繊維2とを80:20 の比率で混合し、目付100g/m2のウエブとし、ポリビニルアルコールとメラミ ンホルムアルデヒド樹脂を80:20で混合した結合剤の水溶液をスプレー装置 により固形物付着量が4〜6g/m2となるように散布し、140〜150℃で約1 0分間熱処理し、繊維間相互をポリビニルアルコール−メラミン樹脂結合剤3に より結合して繊維密度0.01g/cm3 の嵩高の馬場造成用不織布を構成した。 この様にして構成した不織布は、競馬場の馬場に敷設、土盛りの順で三層に埋 設施行して馬場を造成したところ、補強効果著しく、レース終了後の馬場の荒れ も少なくなり、整備に要する労力も減少した。
【0011】
【考案の効果】
本考案は、上記の如く構成したことにより、従来のフィラメントの敷設方法よ り容易に馬場にひくことが出来、造成の手間をかなり軽減できる。又、土中で繊 維の結合が適度に切れることにより馬の疾走に支障をきたすことなく馬場に適度 の弾性と強度を付与し、均一かつ適度に補強することが出来る。レース後馬場荒 れも少なく、整備に要する手間も省力できるなどの効果を有する考案である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に用いる馬場造成用不織布の概略構成断
面図である。
【符号の説明】
1 170デニールのナイロン繊維 2 20デニールのナイロン繊維 3 ポリビニルアルコール−メラミン樹脂結合剤

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不織布構成繊維の少なくとも1種が、太
    さ50〜500デニールの合成繊維で嵩高繊維層を形成
    し、水溶性又は部分的に水溶性の樹脂で繊維間相互を結
    合してなる、みかけ密度が0.05g/cm3 以下としたこと
    を特徴とする馬場造成用不織布。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の嵩高繊維層を構成する合
    成繊維が太さ100〜500デニールと10〜40デニ
    ールの異なる線径を有する混合繊維よりなる馬場造成用
    不織布。
JP8340391U 1991-10-15 1991-10-15 馬場造成用不織布 Pending JPH0535881U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011500284A (ja) * 2007-10-23 2011-01-06 イクエストリアン・サーフェイシーズ・インコーポレイテッド 馬術用表面材料

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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