JPH0535398Y2 - - Google Patents

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JPH0535398Y2
JPH0535398Y2 JP1986043294U JP4329486U JPH0535398Y2 JP H0535398 Y2 JPH0535398 Y2 JP H0535398Y2 JP 1986043294 U JP1986043294 U JP 1986043294U JP 4329486 U JP4329486 U JP 4329486U JP H0535398 Y2 JPH0535398 Y2 JP H0535398Y2
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roller
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rotating shaft
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はラツク側板へ掛け渡されるローラの軸
線移動を阻止し、ラツク側板からの脱落を阻止す
る感光材料処理機のラツク構造に関する。
[従来技術及び考案が解決しようとする問題点] 感光材料処理機、例えば写真フイルム現像処理
機では、撮影されたフイルムが各現像処理工程ご
とに設けられたラツクで搬送されながら現像処理
されるようになつている。
フイルムの搬送は、フイルムの搬送径路に沿つ
て各ラツクに設けられた一対のローラにより案内
されるのが一般的である。この場合、ローラは両
端部がラツクを構成する側板へ軸支され、対をな
す一方のローラがフイルムを挟んで他方のローラ
に圧着されてフイルムとの間に摩擦抵抗を発生さ
せるようになつている。
これにより、ローラが駆動手段の駆動力で回転
されると、フイルムが搬送される。
ここで、ローラを前記側板へ軸支する場合、軸
受を介して軸支しているが、この状態ではローラ
が軸線方向へ移動し、側板から脱落することが考
えられる。このため、ローラを軸支した後、ロー
ラに形成された溝へE型止め輪やプラワツシヤ等
を嵌着させ、抜け止めを施している。
しかしながら、このような構造では複数のロー
ラに対応した数量の抜け止めのための部品が必要
となり、コストが比較的高くなると共に組み付け
作業性が低減する。
本考案は上記事実を考慮し、ローラを軸受を介
して一対の側板間に軸支する際の組付作業性を向
上すると共に軸受を側板に取付ける際にこの軸受
と側板との相対回転が阻止されるように組み付け
ることができる感光材料処理機のラツク構造を得
ることが目的である。
[問題点を解決するための手段及び作用] 本考案に係る感光材料処理機のラツク構造は、
一対の側板の間にローラの回転軸を掛け渡し、該
ローラによつて感光材料を搬送方向に案内する感
光材料処理機のラツク構造であつて、前記回転軸
の外周にはリング状の溝が施されており、前記側
板が非円形穴を有し、前記回転軸を支持する軸受
が非円形穴へ嵌入されて前記側板との相対的回転
が阻止される形状を持ち、かつ前記回転軸が貫通
する孔を備え、前記軸受の前記貫通孔には、その
中心へ向かつて突出し、前記リング溝内へ入り込
んで前記回転軸の軸方向移動を阻止する複数の凸
片が前記軸受と一体成型されていることを特徴と
している 本考案によれば、側板へ軸受を取付ける場合に
は、側板に非円形穴が設けられ、この非円形穴に
軸受が嵌入されるため、側板と軸受との相対回転
はなく、確実に固定することができる。
軸受に設けられた軸の貫通孔には、その中心に
向かつて弾性変形された凸片を突出させたので、
軸が貫通孔に挿入されたときには、凸片が弾性変
形してその挿入移動を妨げることはなく、リング
溝が凸片と対応されると、凸片が復元してリング
溝に入り込み、軸の軸線方向への移動が阻止され
た状態で、軸を軸受に軸支することができる。
このように、他部材を用いることなく、軸受を
側板に対しては相対移動を阻止するように取付
け、軸に対しては軸線方向移動を阻止するように
取付けることができるため、組付作業性が向上す
る。
[実施例] 第1図には写真フイルム処理機のラツク10が
示されている。
このラツク10は一対の側板12,14を備え
ており、それぞれの四隅及び高さ方向中間部に互
いに同軸上とされる円孔16,18が設けられ、
ステー20の両端部が掛け渡されている。ステー
20の両端部近傍にはリング状のスペーサ22が
挿通されている。スペーサ22の外周には軸心方
向の雌ねじ24が設けられ、ステー20の所定の
位置で雄ねじ26により固定できるようになつて
おり、側板12,14のステー20により支持間
隔が調節可能となつている。
また、ステー20の両端面には雌ねじ28が設
けられ、側板12,14の外側からアーム30の
雄ねじ部32を螺合させることにより、側板1
2,14を互いに平行に支持している。
この側板12,14の中間部には4種類(外径
寸法の差異)のローラ34,36,38,40
(以下全てのローラを示す場合にはローラ41と
称す)が掛け渡されている。
小径ローラ34は最も小径とされ、一対でフイ
ルム42(第2図参照)の搬入用として適用され
ている。また、この小径ローラ34はラツク10
内のフイルム42の中間部を案内する標準径のロ
ーラ36及びローラ38と共に中間案内部44,
46としても適用されている。
すなわち、中間案内部44は、2本の小径ロー
ラ34と標準径ローラ36を備え、また中間案内
部46は、2本の小径ローラ34と標準径ローラ
38を備えており、これらの構造は同一であるの
で、以下中間案内部44についてのみ説明する。
中間案内部44は、小径ローラ34が標準径ロ
ーラ36を間に挟持して配列されている。小径ロ
ーラ34及び標準径ローラ36の両端部からは、
それぞれ回転軸48が延長され、軸受50に設け
られた貫通孔52に挿通されている。軸受50の
外周の一部は矩形状とされ、側板12,14に形
成された前記矩形状の外周とほぼ同形状の矩形孔
54へ遊嵌されている。
この構成は、前記フイルム搬入用として適用さ
れた小径ローラ34も同一とされている。また、
ラツク10の下部でフイルム42を略U字状に方
向変換させる搬送方向変換部56に適用される3
本の小径ローラ34と大径ローラ40も同じ構成
となつている。
この搬送方向変換部56は、大径ローラ40を
中心として、第2図に示される如く、下部及び左
右の各一部に小径ローラ34が配置され、搬送さ
れるフイルム42を大径ローラ40に巻掛けてU
ターンさせるようになつている。
第3図及び第4図に示される如く、軸受50の
矩形とされた側の先端部には、係止手段の一部と
され、貫通孔52を小径とする薄肉の凸片57が
形成されている。
凸片57には、この凸片57により縮小された
小径孔58の半径方向へ放射状(本実施例では4
方向)に切り込み59(第4図参照)が形成され
ている。
また、回転軸48の外周には凸片57と共に係
止手段とされるリング状の溝60が形成され、前
記凸片57と対応されている。
ここで、回転軸48を軸受50の貫通孔52へ
挿入する場合、凸片57が弾性変形して回転軸4
8が小径孔58へ入り込み、凸片57が溝60と
対応され嵌合された時点で回転軸48が軸受50
へ係止されるようになつている。
すなわち、この凸片57と溝60とは、ローラ
41の軸線移動を阻止するストツパの役目を有し
ている。
軸受50はその軸線方向中間部(側板12,1
4の外側)に凹部62が設けられ、無端の引張り
コイルばね64が巻掛けられている。
これにより、各部のローラ41は引張りコイル
ばね64の付勢力で互いに圧着され、ローラ41
間に挟持されるフイルム42への摩擦抵抗を生じ
させることができるようになつている。
また、第3図及び第4図にも示される如く、回
転軸48の一方の先端部には接線方向の切り欠き
部65が形成され、それぞれのローラと同径の歯
車66,68,70,72が取り付けられ、各部
ごとに互いに隣り合う歯車同志が噛み合つてい
る。
さらに、各部の間にはアイドル歯車74が配置
され、各部の歯車の一部と噛み合つている。これ
により、全ての歯車66,68,70,72,7
4が等速度で駆動するようになつている。
ここで、ラツク10の上部には、図示しないモ
ータに取り付けられたウオームギヤの駆動で回転
するウオームホイル76が取り付けられており、
このウオームホイル76と同軸的に固着された平
歯車78及び側板12から突出された軸80へ軸
支された2個の平歯車81を介して、アイドル歯
車74へモータの駆動力を伝達している。
また、各部の間には、フイルム42の先端部が
搬送された場合には、確実に次のローラ41によ
る挟持部へ案内するガイド板82が設置されてい
る。
搬送方向変換部56には、大径ローラ40の曲
率に対応された円弧状のガイド板84が配設さ
れ、フイルム42を確実にUターンさせている。
以下に本実施例の作用を説明する。
ラツク10は、その側板12,14がステー2
0により支持されており、この支持間隔はスペー
サ22をステー20へ固定している雄ねじ26を
緩めてステー20の軸線方向へ移動させることに
より、簡単に調節できる。
フイルム42が搬入されてくると、まず、小径
ローラ34で挟持し、中間案内部44へと送られ
る。この場合、ガイド板82により、確実に小径
ローラ34と標準径ローラ36との間へ挟持させ
ることができ、中間案内部46を介して、方向変
換部56へと至る。
方向変換部56には、大径ローラ40と同曲率
のガイド板84を配置しているので、フイルム4
2の先端部は、この案内板84に案内され大径ロ
ーラ40に巻掛けられてUターンする。
ここで、フイルム42は再度中間案内部46,
44を経て、ラツク10の上部へと至り、次工程
へと搬送される。
各ローラ41には、それぞれ歯車66,68,
70,72が取り付けられ、アイドル歯車74に
より同一駆動している。従つて、モータの駆動力
でウオームホイル76が回転すると、各ローラ4
1が一斉に等速度で回転し、搬送中のフイルム4
2をたるませることなく、搬送させることができ
る。
また、無端の引張コイルばね64が各部で軸受
50に巻掛けられ、隣り合うローラ41同志を圧
着してフイルム44との間に摩擦抵抗を生じさせ
ているので、確実にローラ41の駆動力をフイル
ム42へ伝達することができる。
さらに、この軸受50は、各ローラ41の軸線
方向への移動を阻止するストツパの役目を備えて
いる。
以下にこの軸受50へのローラ41の組付手順
を説明する。
まず、軸受50の矩形状とされた部分を側板1
2,14の矩形孔54へ挿入する。この場合、軸
受50の矩形部と矩形孔54とは、若干の遊びが
あり前記ローラ41同志の圧着を容易にしてい
る。
次に、ローラ41の回転軸48を貫通孔52へ
挿入する。この場合、貫通孔52の入口は凸片5
7により回転軸48の外径よりも小径とされ、回
転軸48がこの小径孔58へ挿入されると、放射
状の切り込み59の作用により、凸片57が弾性
変形する。
ここで、回転軸48の溝60と凸片57とが対
応する位置へ至ると、凸片57の形状が復元し、
溝60へ係止される。これにより、回転軸48は
その軸線方向への移動が凸片57と溝60とによ
り、阻止される。
このように、軸受50自身がストツパの役目を
備えているので、E型止め輪等の他の部品が不要
となり、コストダウンが計れる。
また、組み付けも容易となり、作業性が向上す
る。
[考案の効果] 以上説明した如く本考案に係る感光材料処理機
のラツク構造では、ローラを軸受を介して一対の
側板間に軸支する際の組付作業性を向上すると共
に軸受を側板に取付ける際にこの軸受と側板との
相対回転が阻止されるように組み付けることがで
きるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例に係るラツクの分解斜視図、
第2図はラツクの側面図、第3図は第2図の−
線断面図、第4図は軸受の斜視図である。 10……ラツク、41……ローラ、48……回
転軸、52……貫通孔、57……凸片、59……
切り込み部、60……溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一対の側板の間にローラの回転軸を掛け渡し、
    該ローラによつて感光材料を搬送方向に案内する
    感光材料処理機のラツク構造であつて、前記回転
    軸の外周にはリング状の溝が施されており、前記
    側板が非円形穴を有し、前記回転軸を支持する軸
    受が非円形穴へ嵌入されて前記側板との相対的回
    転が阻止される形状を持ち、かつ前記回転軸が貫
    通する孔を備え、前記軸受の前記貫通孔には、そ
    の中心へ向かつて突出し、前記リング溝内へ入り
    込んで前記回転軸の軸方向移動を阻止する複数の
    凸片が前記軸受と一体成型されていることを特徴
    とした感光材料処理機のラツク構造。
JP1986043294U 1986-03-25 1986-03-25 Expired - Lifetime JPH0535398Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS629732B2 (ja) * 1980-06-23 1987-03-02 Hitachi Ltd

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0412258Y2 (ja) * 1985-07-03 1992-03-25

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS629732B2 (ja) * 1980-06-23 1987-03-02 Hitachi Ltd

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