JPH0535387Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0535387Y2
JPH0535387Y2 JP8286588U JP8286588U JPH0535387Y2 JP H0535387 Y2 JPH0535387 Y2 JP H0535387Y2 JP 8286588 U JP8286588 U JP 8286588U JP 8286588 U JP8286588 U JP 8286588U JP H0535387 Y2 JPH0535387 Y2 JP H0535387Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
shielding
film
lid
discharge port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP8286588U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH021742U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP8286588U priority Critical patent/JPH0535387Y2/ja
Publication of JPH021742U publication Critical patent/JPH021742U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0535387Y2 publication Critical patent/JPH0535387Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本考案は、モノシートタイプの自己現像処理型
フイルムユニツトを収納したフイルムパツクに関
し、詳しくは露光済自己現像処理型フイルムユニ
ツトの排出口の遮光を改善したフイルムパツクに
関するものである。 〔従来の技術〕 周知のように、モノシートタイプの自己現像処
理型フイルムユニツト(以下、フイルムユニツト
という)は、感光層及び受像層を層設した感光シ
ート、現像処理液を封入した現像処理液ポツド、
余剰現像処理液を捕捉して硬化させるトラツプ部
がユニツト化されている。そして、これを収納す
るインスタントフイルムパツク(以下、フイルム
パツクという)は、露光済のフイルムユニツトを
排出するための排出口を備えており、この排出口
はインスタントカメラに装填されるまで遮光され
ている。従来の遮光方法としては、例えば当出願
人によつて販売されているフジインスタントカラ
ーフイルムFI−10(商品名)において実施されて
いるように、フイルムパツクの排出口に遮光部材
を取り付け、この遮光部材を折り曲げて排出口を
覆うようにし、遮光部材のフリー先端部を保持部
材で固定している。 このようなフイルムパツクをインスタントカメ
ラに装填した後、撮影準備のためにレリーズボタ
ンを押圧すると、カメラ機構によつてフイルムパ
ツクの露光枠を遮光していた遮光蓋が、フイルム
パツクの排出口を介してカメラ外部に排出され
る。この遮光蓋の排出に際しては、排出口を覆つ
ている遮光部材が遮光蓋の前端部によつて変形
し、遮光部材の先端部が保持部材から外れて排出
口の遮光が解除される。この遮光蓋がフイルムパ
ツクから排出されると、フイルムパツク内に設け
られているユニツト押圧バネによつて最上層のフ
イルムユニツトがフイルムパツクの露光面側の内
壁に当接するように移動する。 〔考案が解決しようとする課題〕 ところが、上述のような排出口の遮光方法で
は、排出口の長手方向の片側周辺部に、細長な遮
光部材の一端部を固定する工程と、遮光部材のフ
リー状態の他端部を細長いプラスチツク板等の固
定部材で押さえるように挟み込みながら、この固
定部材を排出口の長手方向のもう一方の片側周辺
部にヒートシールして固定する工程との2工程を
必要とする。このため、固定部材等の材料費の他
に手間が非常に掛かり、コストが割高となつてい
た。 〔考案の目的〕 本考案は、フイルムパツクの排出口の遮光及び
その解除を確実とし、かつローコストなフイルム
パツクを提供することを目的としている。 〔課題を解決するための手段〕 上記目的を達成するために、本考案のフイルム
パツクは、フイルムユニツトに露光を与えるため
の露光枠と、露光済のフイルムユニツトを排出す
るための排出口と、この排出口側に尖つた辺を備
え、露光枠とフイルムユニツトの最上層との間に
挿入された遮光蓋と、前記排出口の周囲にシール
され、遮光蓋の排出時にその尖つた辺によつて裂
開される遮光シートとから構成した。 〔作用〕 本発明においては、フイルムパツクの幅方向に
裂開され易い特性を備えた遮光シートを、排出口
の周囲にシールするという簡単な工程で排出口の
遮光を確実にするとともに、排出口側に尖つた形
状を持つ遮光蓋を採用することによつて、この遮
光蓋が排出される際に遮光シートを容易に裂開す
ることができる。 以下、図面を参照して本考案の実施例について
説明する。 〔実施例〕 本考案のフイルムパツク1を分解した状態を示
す第2図において、ポリスチロール樹脂
(HIPS)で成形された箱状の本体部2には、ス
リツト状の排出口3aを備えた蓋3が薄いヒンジ
部4を介して一体に成形されており、この蓋3に
よつて本体部2の開口6が閉鎖される。また、本
体部2の上面には露光枠5が設けられ、この露光
枠5の一部には周知の掻出しクロー25(第4図
参照)が入り込むための切欠き部5aが形成され
ている。 前記本体部2の中には、複数枚のフイルムユニ
ツト8と、このフイルムユニツト8を背後から露
光枠5へ向かつて押圧するためのバネ9と、撮影
直前までフイルムユニツト8を外光から光密に保
護するための遮光蓋10とが収納されている。こ
れらの部材の収納後に、ヒンジ4を中心に蓋3を
回動させて開口6に密接させ、開口6の周囲をヒ
ートシールして開口6との接合部を光密に閉じ
る。 第1図及び第3図に示すように、フイルムパツ
ク幅よりも長い細長な遮光シート14が排出口3
aの周囲に接着され、そしてフイルムパツク1の
左右から張り出た部分を、フイルムパツク1の左
右側面に折り込んで接着している。この遮光シー
ト14により、排出口3aが光密にシールされ、
排出口3aを通つて外光がフイルムパツク1内に
入り込むことがないようにしている。この遮光シ
ート14としては、フイルムパツク幅方向に切れ
易い材料、例えばプラスチツクフイルム、紙、セ
ロハン、アルミ等の金属箔等で作られている。ま
た、遮光蓋10の排出時に、その先端の食いつき
を確実にするために、遮光シート14にエンボス
加工を施してもよい。更に、プラスチツクフイル
ムを使用する場合には、一軸配向性のものを用
い、配向軸が排出口3aと平行となるように接着
するのがよい。 前記遮光シート14は、遮光蓋10によつて裂
開されるが、この裂開を容易にするために、遮光
蓋10の前辺の中央部が尖つて頂点10aとなつ
ている。この実施例では、遮光シート14を突き
破り易く、かつ露光枠5を完全に遮光するため
に、頂点の角度を130度に設定してある。なお、
この実施例においては、遮光蓋10の前辺部は、
その厚みが刃のように前方に行くに従つて薄くな
るように形成し、遮光シート14の裂開を一層容
易にしている。 このように構成された本考案のフイルムパツク
1は、第4図に示すように、インスタントカメラ
20の装填室22に装填される。裏蓋23を閉じ
てからレリーズボタン24を押し込むと、内蔵モ
ータが駆動し始めて遮光蓋10の排出作業が開始
される。まず、掻出しクロー25が遮光蓋10も
後端部を排出口3aに向かつて押し出し始める。
この遮光蓋10の前端部によつて排出口3aを覆
つている遮光シート14が押圧される。すると、
遮光シート14は、遮光蓋10の頂点10aによ
つてフイルムパツク幅方向に突き破られ、そして
遮光蓋10が掻出しクロー25によつて押し出さ
れるにつれて、刃状の先端部で左右に押し切られ
る。 掻出しクロー25の移動と同時に、一対の展開
ローラ26が回転するから、押し出された遮光蓋
10が展開ローラ26によつて銜え込まれて移送
され、フイルムパツク1の外に排出される。掻出
しクロー25は、遮光蓋10を展開ローラ26に
銜えさせた後は、元の位置に復帰する。この遮光
蓋10がフイルムパツク1の外部に完全に排出さ
れると、内蔵モータの作動が停止される。この状
態では最上層のフイルムユニツト8がバネ9によ
つて露光枠5の内側に押圧されている。 第5図及び第6図は遮光シートの第2、第3実
施例を示すものである。第5図に示す遮光シート
15は、フイルムユニツト幅方向の長さがフイル
ムユニツト幅と同一又は若干短めとなつており、
排出口3aを遮光するように、蓋3の前面上部と
本体部2の上面前部にヒートシールされている。
第6図に示す遮光シート16は、2枚のシートを
弱シールによつて繋ぎ合わせたものであり、遮光
蓋10の排出時にその先端で弱シールが押されて
剥離し、排出口3aの遮光を解除する。 第7図は遮光蓋の第2実施例を示すものであ
る。この実施例では、遮光蓋11の頂点11aが
一方の側縁に偏つて形成されている。遮光蓋11
の排出時には、遮光シート14の裂け目が他方の
端に向かつて広がるため、第1図に示したように
裂け目が両端に広がるのもに比べて、遮光シート
14の裂開が容易となる。 第8図は遮光蓋の第3実施例を示すものであ
る。この実施例では、遮光蓋30の前辺部は、そ
の厚みが刃のように前方に行くに従つて薄くなる
ように形成されるとともに、その両端部が曲線を
なしているので、遮光シート14の両側端が一層
容易に裂開される。また、遮光蓋30の幅は、図
のようにフイルムユニツト8の幅より長く設定し
ているので、遮光シート14の裂け目の幅はフイ
ルムユニツト8の幅より広くなり、フイルムユニ
ツト8の排出がより容易に行われる。また、遮光
蓋30の後部角には矩形状の切り欠き30aが形
成されており、遮光蓋30の表裏を容易に判別す
ることができる。 第9図は遮光蓋の第4実施例を示すものであ
る。この実施例では、遮光蓋32の前辺部をフイ
ルムユニツト8の幅より広くするとともに後方部
が幅狭になるように形成している。これによつ
て、遮光シート14の裂け目の幅はフイルムユニ
ツト8の幅より広くなるとともに、遮光蓋32の
後半の排出が容易になる。また、この遮光蓋32
の後部角には、表裏を容易に判別するための三角
状の切り欠き32aが形成されている。 第10図〜第13図は、遮光蓋の各種の刃形を
示す断面図である。第10図に示す遮光蓋35の
前辺部は、その上面だけがテーパ状に形成されて
いる。この遮光蓋35が矢印方向に排出される
と、遮光シート14の裂け目は排出口3aの下方
に形成される。第11図に示す遮光蓋36の前辺
部は、その下面だけがテーパ状に形成されてい
る。この遮光蓋36が矢印方向に排出されると、
遮光シート14の裂け目は排出口3aの上方に形
成される。 第12図に示す遮光蓋37の前辺部は、上下面
ともに同一の傾斜角で形成されており、頂点37
aは厚み方向の中央部に位置している。これによ
つて遮光シート14の裂け目は排出口3aのほぼ
中央部に形成される。第13図に示す遮光蓋38
の前辺部は、頂点38aが「L1:L2」の比率で
下面側に偏つた位置に形成されており、これによ
つて遮光シート14の裂け目は排出口3aの中央
部よりやや下方に形成される。このように、遮光
シート14の裂け目が形成される位置をフイルム
ユニツト8が排出される位置に一致させるように
遮光蓋の刃形を調節すれば、確実にフイルムユニ
ツト8を排出することができる。 第14図〜第16図は遮光シートの両端部に、
遮光に影響を与えない程度に、非常に細い切れ目
を設けたものを示している。第14図イに示した
遮光シート40の両端部には、例えば前記遮光蓋
37による裂開予定線41と垂直に、切れ目40
a,40bが形成されている。遮光蓋37が排出
されると、同図ロに示すように、形成された裂け
目はほぼ上下均等の扉状に大きく開かれ、フイル
ムユニツト8が排出され易くなる。 第15図イに示した遮光シート42の両端部に
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、フイル
ムパツク幅方向に裂開されやすい遮光シートを排
出口の周囲にシールするとともに、遮光蓋の前端
部を尖つた形状にしたから、簡単な工程でフイル
ムパツクの排出口の遮光を確実に行うことがで
き、しかも遮光蓋が排出される際に遮光シートを
容易に突き破ることができる。これにより、フイ
ルムパツクのローコスト化を達成することがで
き、また小さなモータ負荷で排出口を確実に開放
することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のフイルムパツクの一実施例を
示す斜視図である。第2図は第1図に示すフイル
ムパツクを分解して示した斜視図である。第3図
はフイルムパツクの排出口付近の断面図である。
第4図は本考案のフイルムパツクを装填したイン
スタントカメラの側断面図である。第5図及び第
6図は遮光シートの第2、第3実施例を示す第3
図と同様な断面図である。第7図は遮光蓋の第2
実施例を示す第1図と同様な斜視図である。第8
図、第9図は遮光蓋の第3、第4実施例を示す平
面図である。第10図〜第13図は各種の遮光蓋
の先端部付近の断面図である。第14図〜第16
図は遮光シートを排出口側から観た正面図であ
る。 1……フイルムパツク、2……本体部、3a…
…排出口、8……フイルムユニツト、9……バ
ネ、10,11,30,32,35,36,3
7,38……遮光蓋、10a,11a……頂点、
14,15,16,40,42,44……遮光シ
ート、20……インスタントカメラ、25……掻
出しクロー、26……展開ローラ、30a,32
a……切り欠き。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 複数枚の自己現像処理型フイルムユニツトを収
    納するためのフイルムパツクにおいて、 前記フイルムユニツトに露光を与えるための露
    光枠と、露光済のフイルムユニツトを排出するた
    めの排出口と、この排出口側に尖つた辺を備え、
    前記露光枠とフイルムユニツトの最上層との間に
    挿入された遮光蓋と、前記排出口の周囲にシール
    され、遮光蓋の排出時にその尖つた辺によつて裂
    開される遮光シートとを備えたことを特徴とする
    フイルムパツク。
JP8286588U 1987-10-16 1988-06-22 Expired - Lifetime JPH0535387Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8286588U JPH0535387Y2 (ja) 1987-10-16 1988-06-22

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15831687 1987-10-16
JP8286588U JPH0535387Y2 (ja) 1987-10-16 1988-06-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH021742U JPH021742U (ja) 1990-01-08
JPH0535387Y2 true JPH0535387Y2 (ja) 1993-09-08

Family

ID=31718557

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8286588U Expired - Lifetime JPH0535387Y2 (ja) 1987-10-16 1988-06-22

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0535387Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5160927U (ja) * 1974-11-06 1976-05-13

Also Published As

Publication number Publication date
JPH021742U (ja) 1990-01-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5063400A (en) Lens-fitted photographic film package
US5350062A (en) Wrapper of film unit with lens
EP0598393B1 (en) Method and apparatus for removing outer case
JPH0535387Y2 (ja)
US3943535A (en) Film casette
US4903063A (en) Instant film pack
US3986609A (en) Microfiche film pack
US4767691A (en) Photographic film assemblage
JPH036910Y2 (ja)
JPH0326505Y2 (ja)
JP3929526B2 (ja) ラベル処理方法
JP2000162735A (ja) インスタントフイルムパック
US4716092A (en) Transparency film assemblage and roller assembly for use therewith
US4738525A (en) Transparency film assemblage and roller assembly for use therewith
JP3713091B2 (ja) レンズ付きフイルムユニット
JP3738074B2 (ja) レンズ付きフイルムユニット
JP3685471B2 (ja) フイルムパック収納包装体及びカメラ
JP3122800B2 (ja) レンズ付きフィルムユニット
JPH0643645U (ja) レンズ付きフイルムユニットの包装体
JP2004157167A (ja) インスタントフイルムパック
JP2002287237A (ja) インスタントフイルムパック
JPH0954399A (ja) レンズ付きフイルムユニット及び外装体の剥離方法
JPH07219023A (ja) インスタントフイルムパック
JPH0571843U (ja) レンズ付きフィルムユニット
JPH0651446A (ja) 写真フイルムパッケージ