JPH0535340B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0535340B2
JPH0535340B2 JP61160164A JP16016486A JPH0535340B2 JP H0535340 B2 JPH0535340 B2 JP H0535340B2 JP 61160164 A JP61160164 A JP 61160164A JP 16016486 A JP16016486 A JP 16016486A JP H0535340 B2 JPH0535340 B2 JP H0535340B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
underground
ground
heat pipe
storage room
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61160164A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6317370A (ja
Inventor
Masataka Mochizuki
Tsuneaki Motai
Koichi Masuko
Kimitoshi Ryokai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Shimizu Construction Co Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
Shimizu Construction Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd, Shimizu Construction Co Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP16016486A priority Critical patent/JPS6317370A/ja
Priority to US07/070,371 priority patent/US4793146A/en
Publication of JPS6317370A publication Critical patent/JPS6317370A/ja
Publication of JPH0535340B2 publication Critical patent/JPH0535340B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、地中に貯蔵室を形成するとともに、
前記貯蔵室の周囲の地中には、地上の外気の冷熱
が地中に伝達されるように適宜間隔でヒートパイ
プを配設し、該ヒートパイプによる伝熱によつて
地中に凍土を形成して、それを冷熱源として前記
貯蔵室を冷却する地中低温倉庫に関するものであ
る。
「従来の技術」 第5図は、前記地中低温装置の従来例を示した
もので、図中符号1は地盤、2は地中に形成され
た貯蔵室、3はヒートパイプである。
前記ヒートパイプ3は、十分に脱気された真直
な円筒状の密閉容器3a内に作動流体を封入し、
その流体の相変化に伴つて熱移動が生じるように
構成されたもので、ほぼ垂直に地盤に立てられて
おり、密閉容器3aの下部側に位置する蒸発部は
地中に埋設され、密閉容器3aの上部側に位置す
る凝縮部は地上外気中に露呈した状態にされてい
る。また地上外気中に露呈した凝縮部には、熱の
出入りの効率を上げるために、受放熱用フイン
(ラジエータ)4が複数突設されている。
「発明が解決しようとする問題点」 前述のようにヒートパイプ3を配備した地中低
温倉庫は、冬季等における外気の冷熱を、凍土の
形で地中に蓄積しておいて、その蓄積された冷熱
を温暖な夏季等に使用するもので、貯蔵室2の冷
却を全て冷凍機等で賄うようにした場合と比較す
ると、設備費(イニシヤルコスト)やランニング
コストを大幅に低減させることができる。
しかし、ヒートパイプを利用した地中低温倉庫
は、まだ開発されてから日が浅く、前述の従来例
にあつては、種々の解決すべき問題がある。
例えば、ヒートパイプ3の密閉容器3aは、金
属製の真直な円筒状のものが一般的であるが、伸
縮性に乏しく、地盤沈下や凍土の発達による地盤
の変動によつて密閉容器3aがダメージを受け易
いという問題がある。
また、凍土の形成は、密閉容器3a内の動作液
が蒸発する時の吸熱作用によつてなされるが、前
述のように密閉容器3aが真直な円筒状の場合に
は、密閉容器3a上部で凝縮した液が速く容器下
端の液溜まりまで落下してしまうため、容器の中
間部では蒸発が起こりにくく、動作液の蒸発は主
に密閉容器3a下部の気液境界面付近に限られて
しまう。したがつて、密閉容器3aの全長に亙つ
て考えると、吸熱作用を得ることができる範囲が
容器下部側の狭い範囲に限られ、その結果、凍土
を形成することができる範囲も一部の高さ範囲に
限られ、高さ寸法の大きな貯蔵室の場合には、均
一な冷却が難しくなるという問題がある。
また、前記貯蔵室の周方向について冷却のばら
つきをなくすためには、より多数のヒートパイプ
を、狭い間隔で、かつ均等に配列しなければなら
ず、そのためにヒートパイプを設置する時の位置
決め作業等に非常に手間がかかるという問題もあ
る。
この発明は、前記事情に鑑みてなされたもの
で、地盤沈下や凍土の発達によつて地盤が変動し
ても、ヒートパイプの密閉容器がダメージを受け
にくく、またヒートパイプ一本当たりの吸熱作用
を得ることのできる範囲が広く、したがつて、ヒ
ートパイプ自体の性能のために貯蔵室の高さ寸法
が小さなものに制限されるようなことがなく、し
かも少数のヒートパイプでもつて貯蔵室の周囲の
全域に亙つてより均等に凍土を形成し得て、ヒー
トパイプの設置時の位置決め作業を大幅に軽減す
ることのできる地中低温倉庫を提供することを目
的とする。
「問題点を解決するための手段」 この発明に係る地中低温倉庫は、地中に貯蔵室
を形成するとともに、地上の外気の冷熱が地中に
伝達されるように前記貯蔵室の周囲の地中には適
宜間隔でヒートパイプを配設し、該ヒートパイプ
による伝熱によつて地中に凍土を形成して、それ
を冷熱源として前記貯蔵室を冷却する形式のもの
であるが、前記ヒートパイプとしては、作動流体
を封入する密閉容器としてコルゲートパイプが使
用、かつ、該ヒートパイプの地中に埋設される部
分が、前記貯蔵室の周囲を旋回するスパイラル状
をなしている。
「作用」 この発明に係る地中低温倉庫においては、ヒー
トパイプの密閉容器としてコルゲートパイプが使
用されており、しかも、この密閉容器の地中に埋
設される部分が貯蔵室の周囲を旋回するスパイラ
ル状をなしていることもあつて、地盤の変位に対
する許容力が高く、地盤沈下や凍土の発達によつ
て地盤が変動しても密閉容器はダメージを受けに
くい。
また、ヒートパイプの貯蔵室の周囲を取り囲む
部分は、スパイラルを形成するときの傾斜角θを
適宜選定してやることによつて、第2図に示すよ
うに、コルゲートパイプの突出部を作動流体の液
溜め部として機能させることができ、そのため、
液化した作動流体が再び蒸発する過程で得られる
吸熱作用が、地中に埋設されたヒートパイプの全
長に亙つて得られる。換言すれば、ヒートパイプ
一本当たりの吸熱作用を得ることのできる範囲が
広くなり、したがつて、ヒートパイプ自体の性能
のために貯蔵室の高さ寸法が小さなものに制限さ
れるようなことがなく、しかも少数のヒートパイ
プでもつて貯蔵室の周囲の全域に亙つてより均等
に凍土を形成し得て、ヒートパイプの設置時の位
置決め作業を大幅に軽減することができる。
「実施例」 第1図は、この発明に係る地中低温倉庫の一実
施例の概略図である。
この低温地中倉庫は、地中に貯蔵室2を形成す
るとともに、地上の外気の冷熱が地中に伝達され
るように前記貯蔵室2の周囲の地中には適宜間隔
でヒートパイプ7を配設し、該ヒートパイプ7に
よる伝熱によつて地中に凍土を形成して、それを
冷熱源として前記貯蔵室2を冷却する形式のもの
であるが、前記ヒートパイプ7の構造および前記
貯蔵室2に対する配設の仕方等に工夫が凝らされ
ている。
すなわち、前記ヒートパイプ7としては、第2
図に示すように、作動流体を封入する密閉容器8
としてコルゲートパイプが使用され、かつ、該ヒ
ートパイプ7の地中に埋設される部分が、第1図
に示す如く前記貯蔵室2の周囲を旋回するスパイ
ラル状をなしている。
前記ヒートパイプ7の地上(すなわち、地盤1
の上方)に露出した部分は、気化した作動流体を
外気の冷熱で凝縮させる部分で、従来のものと同
様に、熱の出入りの効率を上げるための受放熱用
フイン4が設けられている。
前述のスパイラルを形成するための傾斜角θ
(第2図参照)は、コルゲートパイプの突出部8
aが、作動流体の液溜め部として活用できる範囲
に設定されている。具体的なθの値は、突出部8
aの形状にも左右されるが、突出部8aが第2図
に示す構造の場合には、θは、5°≦θ≦60°の範
囲が適している。この判断は、第3図に示すよう
な、密閉容器8の単位長さ当たりの液保持量(単
位長さの範囲で各突出部8aに溜められる液9の
総和で)と傾斜角θとの関係を根拠にしている。
また、各ヒートパイプ7のフイン4を設けた部
分は、第1図に示すように一箇所に集中配置さ
れ、通気性が良く、しかも雨や雪を防ぐことので
きる容器10に入れられている。このようにフイ
ン4を設けた部分を集中配置すると、フイン4の
清掃や保守に要する手間が軽減される。
以上のような地中低温倉庫においては、ヒート
パイプ7の密閉容器8としてコルゲートパイプが
使用されており、しかも、この密閉容器8の地中
に埋設される部分が貯蔵室2の周囲を旋回するス
パイラル状をなしていることもあつて、地盤1の
変位に対する許容力が高く、地盤沈下や凍土の発
達によつて地盤1が変動しても密閉容器8はダメ
ージを受けにくい。
また、ヒートパイプ7の貯蔵室2の周囲を取り
囲む部分は、スパイラルを形成するための傾斜角
θのために、第2図に示すように、コルゲートパ
イプの突出部8aを作動流体の液溜め部として機
能させることができ、そのため、液化した作動流
体が再び蒸発する過程で得られる吸熱作用が、地
中に埋設されたヒートパイプ7の全長に亙つて得
られる。換言すれば、ヒートパイプ一本当たりの
吸熱作用を得ることのできる範囲が広くなり、し
たがつて、ヒートパイプ自体の性能のために貯蔵
室2の高さ寸法が小さなものに制限されるような
ことがなく、しかも少数のヒートパイプでもつて
貯蔵室2の周囲の全域に亙つてより均等に凍土を
形成し得て、ヒートパイプ7の設置時の位置決め
作業を大幅に軽減することができる。
また、通常、ヒートパイプ7の密閉容器8の内
周には、ウイツクが設けられる。このウイツク
は、凝縮によつて形成された液9を凝縮部から蒸
発部へ還流させること、および蒸発部の全域に均
等に液9を分配して、蒸発部の各部における液保
持量を均一化し、もつて熱の出入りの効率を高め
ることを目的としたもので、このような目的を達
成するために、種々の構造のものが研究・開発さ
れているが、一方では、このウイツクのためにヒ
ートパイプの構造が煩雑化し、蒸発部の熱抵抗が
大きくなつたり、あるいは作動液の還流抵抗が大
きくなつたりするだけでなく、高価にもなつてい
る。しかし、この実施例のものでは、コルゲート
の突出部8aが液溜め部として機能して、蒸発部
の全長に亙つてほぼ均等に液保持することができ
るため、特にウイツクを設けなくとも、良好な熱
の出入り効率を得ることができ、ウイツクの廃止
によつてヒートパイプの構造の簡略化、製作コス
トの低減を図ることができる。
第4図は、この発明の他の実施例を示してい
る。この実施例は、スパイラル状に配置されたヒ
ートパイプ7の外側に、さらに垂直にヒートパイ
プ11を配設したもので、このようにすると、ヒ
ートパイプ7,11相互によつて網目状の構造が
形成されるため、さらに均一に凍土を形成するこ
とが可能になる。
なお、垂直に配置したヒートパイプ11は、ヒ
ートパイプ7と同様に密閉容器としてコルゲート
パイプを使用することが好ましい。
「発明の効果」 以上の説明から明らかなように、本発明に係る
地中低温倉庫は、ヒートパイプの密閉容器として
コルゲートパイプが使用されており、しかも、こ
の密閉容器の地中に埋設される部分が貯蔵室の周
囲を旋回するスパイラル状をなしていることもあ
つて、地盤の変位に対する許容力が高く、地盤沈
下や凍土の発達によつて地盤が変動しても密閉容
器はダメージを受けにくい。
また、ヒートパイプの貯蔵室の周囲を取り囲む
部分は、スパイラルを形成するときの傾斜角θを
適宜選定してやることによつて、第2図に示すよ
うに、コルゲートパイプの突出部を作動流体の液
溜め部として機能させることができ、そのため、
液化した作動流体が再び蒸発する過程で得られる
吸熱作用が、地中に埋設されたヒートパイプの全
長に亙つて得られる。換言すれば、ヒートパイプ
一本当たりの吸熱作用を得ることのできる範囲が
広くなり、したがつて、ヒートパイプ自体の性能
のために貯蔵室の高さ寸法が小さなものに制限さ
れるようなことがなく、しかも少数のヒートパイ
プでもつて貯蔵室の周囲の全域に亙つてより均等
に凍土を形成し得て、ヒートパイプの設置時の位
置決め作業を大幅に軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の概略構成図、第2
図は第1図中の要部の拡大断面図、第3図は前記
一実施例の作用説明図、第4図は本発明の他の実
施例の概略構成図、第5図は従来の地中低温倉庫
の概略構成図である。 1……地盤、2……貯蔵室、4……受放熱フイ
ン、7,11……ヒートパイプ、8……密閉容
器、9……液。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 地中に貯蔵室を形成するとともに、地上の外
    気の冷熱が地中に伝達されるように前記貯蔵室の
    周囲の地中には適宜間隔でヒートパイプを配設
    し、該ヒートパイプによる伝熱によつて地中に凍
    土を形成して、それを冷熱源として前記貯蔵室を
    冷却する地中低温倉庫であつて、前記ヒートパイ
    プは、作動流体を封入する密閉容器としてコルゲ
    ートパイプが使用されるとともに、ヒートパイプ
    の地中に埋設される部分が、前記貯蔵室の周囲を
    旋回するスパイラル状をなしていることを特徴と
    する地中低温倉庫。
JP16016486A 1986-07-08 1986-07-08 地中低温倉庫 Granted JPS6317370A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16016486A JPS6317370A (ja) 1986-07-08 1986-07-08 地中低温倉庫
US07/070,371 US4793146A (en) 1986-07-08 1987-07-07 Cold storage structure

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16016486A JPS6317370A (ja) 1986-07-08 1986-07-08 地中低温倉庫

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6317370A JPS6317370A (ja) 1988-01-25
JPH0535340B2 true JPH0535340B2 (ja) 1993-05-26

Family

ID=15709243

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16016486A Granted JPS6317370A (ja) 1986-07-08 1986-07-08 地中低温倉庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6317370A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5740726A (en) * 1980-08-23 1982-03-06 Tdk Corp Reinforcing material for ferrite head

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5740726A (en) * 1980-08-23 1982-03-06 Tdk Corp Reinforcing material for ferrite head

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6317370A (ja) 1988-01-25

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Legal Events

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