JPH0535308U - 印字装置における駆動ベルトの取付け装置 - Google Patents

印字装置における駆動ベルトの取付け装置

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JPH0535308U
JPH0535308U JP8561291U JP8561291U JPH0535308U JP H0535308 U JPH0535308 U JP H0535308U JP 8561291 U JP8561291 U JP 8561291U JP 8561291 U JP8561291 U JP 8561291U JP H0535308 U JPH0535308 U JP H0535308U
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JP8561291U
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繁夫 中村
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 片面に歯形を有する駆動ベルト8をキャリッ
ジ2の見えにくい箇所にずれない状態のもとで固定で
き、駆動ベルトの装着作業を容易にする。 【構成】 第1ホルダー30における上面に形成した歯
形部30aに、駆動ベルト8の歯形を嵌合させた状態
で、駆動ベルト8の上から第2ホルダー34を第1ホル
ダー30に対して挟み、歯形部30aの箇所で駆動ベル
ト8がずれないように保持する。第1ホルダー30を、
駆動ベルト8がキャリッジ2の下面に挟むようにして締
着ねじ35,36にて固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、印字ヘッドを搭載したキャリッジをプラテンに沿って左右移動させ るため、歯形付き駆動ベルトをキャリッジに取付けする装置の構造に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
この種の歯形付き駆動ベルトをキャリッジに取りつけるための構造として、先 行技術の実開昭54−160207号公報には、キャリッジの上面の一箇所に前 記歯形に一致した歯形を有する係合部を形成し、この係合部に前記駆動ベルトの 歯形を重ね係合させた状態で、駆動ベルトの上面を押圧する押え板をキャリッジ の上面にねじ止めする構成を開示している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、一般に印字装置の組立に際して、キャリッジがプラテンの軸方 向に沿って配設されたガイド軸に装着され状態で、このキャリッジに駆動ベルト を装着するのが通常である。また、キャリッジの移動部分のスペースの制約上の 理由等から、キャリッジの下面側やプラテンと対面するキャリッジの前面側に、 駆動ベルトにおける片面の歯形部分を下向きまたは内向きにして装着させる必要 がある場合には、前記先行技術を適用すると、キャリッジの下面等に形成された 歯形部分を目視しにくいため、キャリッジ側の歯形部分と駆動ベルトの歯形部分 とを一致するように係合する作業が困難になり、この両者の歯形が一致しない状 態で装着すると、駆動ベルトが延びた状態となるため、後にキャリッジを移動せ るとき、予め設定した所定の印字範囲がずれるといった問題が発生する。
【0004】 またさらに、駆動ベルトやその駆動機構の軸部に無理な応力が加わるため破損 し易くなるという問題がある。本考案は、上記従来の問題点を解決することを目 的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本考案の駆動ベルトの取付け装置は、片面に歯形を 備えた駆動ベルトにて印字ヘッドを搭載したキャリッジをプラテンに沿って移動 させるように構成してなる印字装置において、前記駆動ベルトにおける歯形と略 一致する歯形部を備えた第1ホルダーと、駆動ベルトを前記歯形部で嵌合させた 状態の第1ホルダーに対し、駆動ベルトを挟んで固定される第2ホルダーよりな るホルダー体とを有し、該ホルダー体を、キャリッジにその間に駆動ベルトを挟 ん で固定するように構成したものである。
【0006】
【実施例】
次に本考案を具体化した実施例について説明する。印字装置1のキャリッジ2 は、フレームにおける左右一対の側板3a,3bに架設した断面角柱状のプラテ ン4の長手方向に沿って配設したガイド軸5に摺動自在に被嵌されている。キャ リッジ2の後端に後向きにU字状に形成された案内溝6には前記ガイド軸5と平 行状に配設した補助ガイド軸7を左右及び前後移動可能に遊嵌する。
【0007】 キャリッジ2の下面に取付く歯形付き駆動ベルト(タイミングベルト)8は一 方の側板3a等に回転自在に支持されたプーリ10aと、他方の側板3bに設け たキャリッジ駆動用モータ9の駆動軸に取付くプーリ10bとに巻掛けされて、 キャリッジ2はプラテン4の長手方向(軸線方向)に沿って左右移動するように 構成されている。
【0008】 前記ガイド軸5の左右両端に偏心軸を突設し、この両偏心軸を左右両側板3a ,3bに穿設した軸支孔に回転可能に軸支し、一方の偏心軸に関連させた接離機 構11にて、キャリッジ2をプラテン4に対して接離可能に構成し、キャリッジ 2に搭載した印字ヘッド12先端のノーズ部12aから突出する印字ワイヤ(図 示せず)とプラテン4表面の用紙との印字隙間(ギャップ)の大きさを調節でき るように構成する。なお、この接離機構11により、用紙に付されたマークコー ドに対する、光反射式のマークコード読取りセンサー14の焦点距離を調節する 機能をも有する。
【0009】 符号13は、印字ヘッド12を挟んで左右両側のマークコード読取りセンサー 14,14を支持するための板状の支持体で、支持体13の中央部には前記印字 ヘッド12のノーズ部12aがプラテン4方向に臨むことができる切欠き部を形 成する。支持体13下端の左右取付け片15,15をキャリッジ2の前部上面に 各々ねじ16止めして支持体13をプラテン4に接近させた状態で立設する。符 号17は各マークコード読取りセンサー14を収納する合成樹脂製の取付けケー スで、その筒部内にマークコード読取りセンサー14を挿入し、図示しないねじ にて固定した後、取付けケース17の上端板から上向きに突設した突起部にカバ ー体19の上端の係止孔を嵌合し、取付けケース17の裏面板に穿設した係合孔 にカバー体19下端から前向きに突設した左右一対の弾性を有する係合爪を係合 することより取付けケース17の裏面側を覆う。支持体13の左右両側上部から 後向きに屈曲させたブラケット20に前記取付けケース17の上端板下面を支持 した状態でねじ21にて固定する。
【0010】 そして、前記各マークコード読取りセンサー14から支持体13に穿設した透 孔を通過してプラテン4上の用紙Pに向かう照射光及び反射光の光軸は、印字ヘ ッド12による印字上下方向中心線に一致するようにセットされる。マークコー ド(I/Dマーク)が予め印刷された用紙Pが図示しない搬送機構によりプラテ ン4上に搬送された後、キャリッジ駆動用モータ9等によりプラテン4の長手方 向に沿って移動するキャリッジ2上の光反射型のマークコード読取りセンサー1 4にて用紙送り方向と交差する方向に走査して、所定のマークコードを読取る。
【0011】 なお、前記各マークコード読取りセンサー14から出力信号を搬送する信号線 22はコネクタ23を介して図示しないIC等を搭載した印刷配線板等の中継回 路24に着脱自在に接続し、該中継回路24にて前記出力信号を増幅したのち、 フラットケーブル25を介して印字装置1における本体のフレームに設けたメイ ン回路基板(図示せず)に接続する。
【0012】 そして前記中継回路24を上面に着脱自在に搭載した電気絶縁性材料(合成樹 脂製)からなる搭載体26の下面側には、印字ヘッド12に印字信号を送るため のフラットケーブル27(これも前記メイン回路基板に接続する)をキャリッジ 2の上面に挟持するようにしてねじ28にて固定するものである。なお、キャリ ッジ2の上面に平板状の電気絶縁性材料からなるケーブル押え部材29を敷設し 、その上面にフラットケーブル27を載せる。
【0013】 前記歯形付き駆動ベルト8をキャリッジ2の下面に着脱自在に装着するホルダ ー体は、駆動ベルト8における歯形8aと略一致する歯形部30aを上面に形成 した第1ホルダー30と、駆動ベルト8を前記歯形部30aで嵌合させた状態の 第1ホルダー30に対し、駆動ベルト8を挟んで固定される第2ホルダー34と からなり、第1ホルダー30はアルミ合金製、第2ホルダー34はバネ板等のば ね弾性を有する板状体である。
【0014】 第1ホルダー30における前記歯形部30aを挟んで前後部位の高い装着台部 30b、30cは、キャリッジ2の下面であって、ガイド軸5の軸受け部31, 31の略中間に位置する装着部32,33に当接し、締着ねじ35,36,36 にて固定する構成である(図7参照)。 第2ホルダー34は、駆動ベルト8の上面に当接する基板部34aと、基板部 34aの一端左右両側から下向きに突出した挟持片34b、34bと、基板部3 4aの先端から突出する係止片34cとからなる。そして、図6(a)に示すよ うに、駆動ベルト8の歯形8aが第1ホルダー30における歯形部30aに係合 させた状態で、前記基板部34aを駆動ベルト8の上面に押し当て、次いで係止 片34cを装着台部30bに穿設した係止溝30dに係止する一方、前記左右一 対の挟持片34b、34bを第1ホルダー30の左右両側面に弾力的に挟持固定 する(図6(b)参照)。
【0015】 この状態では、駆動ベルト8は第1ホルダー30から外れず、且つ歯形8a及 び歯形部30aは互いに噛み合ってずれ動くこともない。そして図6(c)及び 図7に示すように、第1ホルダー30と第2ホルダー34とで挟みこんだ状態の ままキャリッジ2の装着部32,33下面に運び、前記第2ホルダーの上面をキ ャリッジ2下面の押圧部37にて押圧させつつ、締着ねじ35,36,36にて 固定するのである。このとき、前装着台部30bにはその上面に左右一対の位置 決め用の突起38,38を上向き突設して、前記前装着部32下面に凹み形成し た係合部39,39に嵌合すると、目視できないキャリッジ2の下面箇所への駆 動ベルト8およびホルダー体の装着位置決め作業が至極容易となる。
【0016】 この様に、本実施例では、第1ホルダー30及び第2ホルダー34の結合を、 一方(第2ホルダー34)の弾性による挟持にて実現しているため、この工程に 関して殆ど煩雑さを伴わない。また、このホルダー体をキャリッジ2に取付ける 工程は、従来のものと略同様である。従って、駆動ベルト8の歯の位置を所望の 位置に揃える工程を、従来のものに比べて容易に行えることを加味すれば、本構 成は従来のものと比べ、部品点数及び工程数は増加するものの、その組付けの煩 雑さが大幅に減少し、迅速に組付けできる。
【0017】 なお、実施例においては、図4に示すように、キャリッジ2の左右一対の軸受 け部31,31の間は断面上向きU字状の連設部40にて連設され、且つその連 設部40の上方部位は印字ヘッド12の設置部位として上下に貫通した空所とな し、しかも連設部40の下面側に前記押圧部37が一体的に形成されているので 、前記締 着ねじ35,36をキャリッジ2の上方から締着する作業に支障がない。
【0018】 本考案は、図4の二点鎖線で示すように、プラテン4と接近したキャリッジ2 前面下方部位に駆動ベルト8を第1ホルダー30及び図示しない第2ホルダーと で装着するようにしても良いのである。
【0019】
【考案の作用・効果】
以上説明したように、本考案による駆動ベルトの取付け装置は、印字ヘッドを 搭載したキャリッジをプラテンに沿って移動させるための駆動ベルトにおける歯 形と略一致する歯形部を備えた第1ホルダーと、駆動ベルトを前記歯形部で嵌合 させた状態の第1ホルダーに対し、駆動ベルトを挟んで固定される第2ホルダー よりなるホルダー体とで構成したので、駆動ベルトをキャリッジに装着する箇所 から離れた作業のし易い箇所で第1ホルダーに駆動ベルトを互いに歯形が噛み合 わせる作業を実行することができる。
【0020】 そして、第2ホルダーで駆動ベルトを第1ホルダーに挟み付けることにより、 前記噛み合い状態を保持した状態のまま、前記ホルダー体と駆動ベルトとを簡単 にキャリッジの装着箇所に運搬できる。このホルダー体を、キャリッジにその間 に駆動ベルトを挟んで固定するように構成したものであるから、駆動ベルトをホ ルダー体に対してずれ動かない状板のもとで、キャリッジの下面側等の目視しに くい箇所に運搬することが容易となると共に、キャリッジに対する固定作業も至 極容易となるという顕著な効果を奏するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】印字装置の要部概略平面図である。
【図2】キャリッジ部の平面図である。
【図3】図2の III−III 矢視断面図である。
【図4】印字ヘッドおよび駆動ベルトを除いた状態の図
2のIV−IV矢視断面図である。
【図5】第1ホルダーおよび第2ホルダーの要部を示す
一部切欠き斜視図である。
【図6】(a)、(b)、(c)は図5のVI−VI矢視方
向で示す装着作業説明図である。
【図7】キャリッジへの駆動ベルト装着状態を示す要部
側断面図である。
【符号の説明】
2 キャリッジ 4 プラテン 5 ガイド軸 7 補助ガイド軸 8 駆動ベルト 9 キャリッジ駆動用モータ 11 接離機構 12 印字ヘッド 12a ノーズ部 13 支持体 14 マークコード読取りセンサー 17 取付けケース 19 カバー体 22 信号線 24 中継回路 25,27 フラットケーブル 26 搭載体 30 第1ホルダー 30a 歯形部 30b,30c 装着台部 30d 係止溝 31 軸受け部 32,33 装着部 34 第2ホルダー 34a 基板部 34b,34b 挟持片 34c 係止片 35,36 締着ねじ 37 押圧部 38 突起 39 係合部 40 連設部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片面に歯形を備えた駆動ベルトにて印字
    ヘッドを搭載したキャリッジをプラテンに沿って移動さ
    せるように構成してなる印字装置において、前記駆動ベ
    ルトにおける歯形と略一致する歯形部を備えた第1ホル
    ダーと、駆動ベルトを前記歯形部で嵌合させた状態の第
    1ホルダーに対し、駆動ベルトを挟んで固定される第2
    ホルダーよりなるホルダー体とを有し、該ホルダー体
    を、キャリッジにその間に駆動ベルトを挟んで固定する
    ように構成したことを特徴とする印字装置における駆動
    ベルトの取付け装置。
JP8561291U 1991-10-21 1991-10-21 印字装置における駆動ベルトの取付け装置 Pending JPH0535308U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001328265A (ja) * 2000-05-19 2001-11-27 Olympus Optical Co Ltd インクジェット記録装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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