JPH0535163Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は人力式除雪機により除雪した雪をその
まま融雪機の融雪槽まで投入できるようにするた
めの融雪槽の投入口と地面との間に架け渡すブリ
ツジに関するものである。

(ロ) 従来技術 近年、融雪機にて雪を溶かして排除することが
行われてきているが、家庭用の小形融雪機の融雪
槽に雪を投入する場合には、除雪した雪を融雪機
近くまで運び、その雪をスコツプ等を用いて融雪
槽に投入していたのである。

(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかし、上記のように除雪作業と投入作業とは
別々に行う必要があるため作業効率が悪く、相当
時間と手間がかかつていたのである。

(ニ) 問題を解決するための手段 本考案はこのような点を解消するために、人力
除雪機にて一気に投入できるように次の如く構成
したものである。

ブリツジ１を縦ステー１ａ，１ａ及び横ステー
１ｂ，１ｃにて長方形に枠組みし、該縦ステー１
ａ，１ａ上面を側面視「〓」状に構成して滑動面
１ｄ，１ｄとし、融雪槽２の投入口２ａと地面と
の間に架け渡すべく構成したものである。

(ホ) 実施例 本考案の目的は以上の如くであり、添付の図面
に示した実施例の構成に基づいて、本考案の構成
を説明すると。

第１図は本考案のブリツジ平面図。第２図は同
じく正面図。第３図は同じく側面図。第４図は他
の実施例を示す平面図。第５図は同じく正面図。
第６図は同じく側面図。第７図、第８図は作業時
の状態を示す図面である。

本考案のブリツジ１は縦ステー１ａ，１ａと横
ステー１ｂ，１ｃからなり、該縦ステー１ａ，１
ａと横ステー１ｂ，１ｃを長方形に枠組みし、該
縦ステー１ａは上面「〓」状に構成して滑動面１
ｄとし、皿形の除雪部にハンドルを突設した人力
式の除雪機４の下面４ａが容易に滑り、横方向に
もガイドしてズレないように構成している。

前側の横ステー１ｂは融雪機Ａの融雪槽２の投
入口２ａの幅より小として、正面視Ｌ形に構成し
て投入口２ａに係止して外れないようにしてい
る。前記縦ステー１ａ，１ａと横ステー１ｂ，１
ｃの接合部は溶接またはボルト・ナツトにて固設
され、中央部は空間Ｂとして足を踏み込めるよう
にしている。

また、第４図、第５図、第６図、第６ａ図に示
すように、縦ステー１a′，１a′の立部１ｅの端部
を外方向に折り曲げて固定部１ｆとし、該固定部
１ｆに横ステー１b′の立部１ｇとを合わせ、該立
部１ｇに開口した長孔１ｈにボルト３を挿入して
固定して横方向の長さを調節可能とし、人力除雪
機４の幅に合わせるように構成することも可能で
ある。

(ヘ) 考案の作用 このような構成において作業を行う場合、第７
図に示すように、融雪機Ａの融雪槽２の投入口２
ａにブリツジ１の横ステー１ｂを架けて、人力除
雪機３の皿底面３ａをブリツジ１の滑動面１ｄに
沿つて滑らせて投入口２ａまでガイドすることが
でき、第８図の如く、作業者はブリツジ１の空間
Ｂ内に足を踏み込んで人力除雪機３を持ち上げて
雪を容易に融雪槽２内へ投入することができる。

(ト) 考案の効果 以上のような構成により、本考案は次のような
効果が得られるのである。

即ち、構造簡単なブリツジを融雪槽の投入口に
架け渡すだけで、人力の除雪機で除雪した雪をそ
のまま融雪槽に投入できるようになり、安価な投
入補助装置が得られ、労力の軽減も図れたのであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案のブリツジ平面図。第２図は同
じく正面図。第３図は同じく側面図。第４図は他
の実施例を示す平面図。第５図は同じく正面図。
第６図は同じく側面図。第６ａ図は第４図におけ
るＸ−Ｘ拡大断面図。第７図、第８図は作業時の
状態を示す図面である。 １……ブリツジ、１ａ……縦ステー、１ｂ，１
ｃ……横ステー、１ｄ……滑動面、２……融雪
槽、２ａ……投入口。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ブリツジ１を縦ステー１ａ，１ａ及び横ステー
   １ｂ，１ｃにて長方形に枠組みし、該縦ステー１
   ａ，１ａ上面を側面視「〓」状に構成して滑動面
   １ｄ，１ｄとし、融雪槽２の投入口２ａと地面と
   の間に架け渡すべく構成したことを特徴とする融
   雪機のブリツジ。