JPH0534695U - 電気炉用ヒータ - Google Patents
電気炉用ヒータInfo
- Publication number
- JPH0534695U JPH0534695U JP9157891U JP9157891U JPH0534695U JP H0534695 U JPH0534695 U JP H0534695U JP 9157891 U JP9157891 U JP 9157891U JP 9157891 U JP9157891 U JP 9157891U JP H0534695 U JPH0534695 U JP H0534695U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ヒータ素線の電気抵抗値の変化やヒータ素線
の断線を防止する。 【構成】 ヒータ素線7をアルミナ8により被覆する。 【効果】 ヒータ素線7はアルミナ8により被覆されて
いるので、ヒータ素線7が発熱することにより1000
℃以上の高温になってもヒータ素線7は蒸発せず、よっ
て、長期間電気炉用ヒータを安定した状態で使用するこ
とができる。
の断線を防止する。 【構成】 ヒータ素線7をアルミナ8により被覆する。 【効果】 ヒータ素線7はアルミナ8により被覆されて
いるので、ヒータ素線7が発熱することにより1000
℃以上の高温になってもヒータ素線7は蒸発せず、よっ
て、長期間電気炉用ヒータを安定した状態で使用するこ
とができる。
Description
【0001】
本考案は電気炉用ヒータに関するものである。
【0002】
図2は従来より材料実験に用いられているゴールドミラー炉の一例を示すもの であり、1は耐熱性ガラスよりなる管本体2の内周面に、金をコーティングした コーティング部3を有するゴールドミラー管、4はゴールドミラー管1に挿入さ れた耐熱性ガラスよりなる炉心管、5はヒータ素線6をコイル状に形成してなる 電気炉用ヒータであり、該電気炉用ヒータ5は炉心管4に外嵌されている。
【0003】 上述した構成を有するゴールドミラー炉では、前記炉心管4内に実験用の金属 試料を封入した後、電気炉用ヒータ5に電流を流すと、電気炉用ヒータ5により 発生する熱が直接炉心管4に伝わるとともに、電気炉用ヒータ5から発生する赤 外線が前記コーティング部3により反射して炉心管4へ入射し、該炉心管4が加 熱されて金属試料が溶融状態になる。
【0004】 一方、前記コーティング部3は可視光線を透過させるので、ゴールドミラー管 1の外部から炉心管4内の金属試料の状態を観察することができる。
【0005】
ところが、前記電気炉用ヒータ5自体の温度が1000℃以上の高温になると 、ヒータ素線6の表面部分が少しずつ蒸発する。
【0006】 このため、ヒータ素線6の断面積が減少し、電気炉用ヒータ5の抵抗値が増大 して発熱量が変化したり、ヒータ素線6が断線することがあった。
【0007】 本考案は、上述の実情に鑑みてなしたもので、ヒータ素線の蒸発により生じる 電気抵抗値の変化やヒータ素線の断線を防止することを目的としている。
【0008】
本考案の電気炉用ヒータは、ヒータ素線をセラミックスにより被覆した構成を 備えている。
【0009】
本考案の電気炉用ヒータでは、セラミックスによってヒータ素線を被覆してい るので、ヒータ素線が発熱することにより高温になってもヒータ素線が蒸発しな い。
【0010】
以下本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。
【0011】 図1は本考案の電気炉用ヒータの一実施例を示すもので、本実施例の電気炉用 ヒータは、耐熱温度が高い金属(タンタル)よりなるヒータ素線7を図2に示す 電気炉用ヒータ5と同様にコイル状に成形してなるものであり、ヒータ素線7は アルミナ(Al2O3)8によって被覆されている。
【0012】 上記アルミナ8は気相蒸着法あるいはプラズマ溶着法によってヒータ素線7の 外面に付着されており、その厚さは約10〜200μ程度になっている。
【0013】 上述した構成において、ヒータ素線7に電流を流すと、該ヒータ素線7は電気 抵抗によって発熱する。
【0014】 ヒータ素線7が発熱することにより、電気炉用ヒータが1000℃以上の高温 になっても、タンタルよりなるヒータ素線7はアルミナ8により被覆されている ので蒸発せず、よって、電気炉用ヒータの抵抗値が増大して発熱量が変化したり 、ヒータ素線7が断線することがない。
【0015】 従って、近年、宇宙空間に打ち上げられた無人の人工衛星の真空な実験室内で 用いることが検討されているゴールドミラー炉に、本実施例の電気炉用ヒータを 適用すれば、ゴールドミラー炉を長期間安定した状態で使用することができる。
【0016】 なお、本考案の電気炉用ヒータは、上述の実施例にのみ限定されるものではな く、中空のヒータ素線を用いるようにすること、ヒータ素線並びにヒータ素線を 被覆するセラミックスの種類を適宜変更すること、ヒータ素線にセラミックスを 被覆させるのに気相蒸着法あるいはプラズマ溶着法以外の他の手段を用いるよう にすること、その他、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え 得ることは勿論である。
【0017】
以上述べたように本考案の電気炉用ヒータによれば、電気炉用ヒータが高温に なっても、ヒータ素線はセラミックスにより被覆されているので蒸発せず、よっ て、電気炉用ヒータの抵抗値が増大して発熱量が変化したり、ヒータ素線が断線 することがなく、電気炉用ヒータを長期間にわたって安定した状態で使用するこ とができるという優れた効果を奏し得る。
【図1】本考案の電気炉用ヒータの一実施例を示す断面
図である。
図である。
【図2】ゴールドミラー炉の一例を示す概念図である。
7 ヒータ素線 8 アルミナ(セラミックス)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 佐藤 健 東京都田無市向台町三丁目5番1号 石川 島播磨重工業株式会社田無工場内
Claims (1)
- 【請求項1】 ヒータ素線をセラミックスにより被覆し
たことを特徴とする電気炉用ヒータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9157891U JPH0534695U (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | 電気炉用ヒータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9157891U JPH0534695U (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | 電気炉用ヒータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0534695U true JPH0534695U (ja) | 1993-05-07 |
Family
ID=14030425
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9157891U Pending JPH0534695U (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | 電気炉用ヒータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0534695U (ja) |
-
1991
- 1991-10-11 JP JP9157891U patent/JPH0534695U/ja active Pending
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