JPH05346739A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH05346739A
JPH05346739A JP4155470A JP15547092A JPH05346739A JP H05346739 A JPH05346739 A JP H05346739A JP 4155470 A JP4155470 A JP 4155470A JP 15547092 A JP15547092 A JP 15547092A JP H05346739 A JPH05346739 A JP H05346739A
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Application number
JP4155470A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Saito
敏 齋藤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2つのシーケンスモードを用いて、従来より
も一段と高画質化された画像を高速で実現することが可
能な画像形成装置を提供する。 【構成】 像担持体12と、中間転写媒体13と、加圧
媒体14とを備え、像担持体12上に形成された画像を
転写材15に転写し、これにより画像の形成を行う画像
形成装置において、像担持体12上の画像を中間転写媒
体13に1次転写しこの1次転写された中間転写媒体1
3を加圧媒体14と接触させることにより転写材15に
2次転写する第1シーケンスモードと、像担持体12上
に形成された画像を転写材15に転写しこの転写された
画像の定着を行う第2シーケンスモードとの2つのシー
ケンスモードを有するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中間転写媒体を有する
電子写真方式を用いた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子写真プロセスにおいて、感光
体上に顕像化されたトナー像を転写紙(転写材)などに
転写する方法として、帯電器によりトナー極性と逆極性
の電界を転写紙の裏面から印加し、静電的な吸着力によ
りトナー像を転写紙に転写する方法が知られている。し
かし、この方法では、転写像に濃度ムラやトナーの飛散
が生じ、解像力やドット再現性を劣化させ、感光体上で
のトナー像に比較して画像が劣化するという不具合があ
った。このような不具合が生じる原因としては、紙の表
面の凹凸のために紙と感光体が完全に密着せず不均一な
ギャップが出現して電界が乱れたり、トナー同士のクー
ロン反発力を招いたりしてトナーに対して不均一な力が
作用するためである。
【0003】そこで、このような問題を解決するため
に、シリコンゴムなどの粘弾性を備えた中間転写体を具
備し、感光体に中間転写体を圧接し、トナー像を粘着転
写によって中間転写体に1次転写し、さらに、加圧ロー
ラの加圧により転写材に2次転写することにより、高品
位な画像を得る方式がある。例えば、その第一の具体例
として、特公昭46−41679号公報に開示されてい
るものがある。これは、図7に示すように、露光部1、
現像器2を通じて感光体3上に形成されたトナー像4
を、その感光体3と圧接されたベルト状の中間転写体5
に粘着転写し、これに次いで、その転写された中間転写
体5から転写紙6にトナー像4を熱溶融転写することに
より画像の形成を行うものである。また、その第二の具
体例として、特開昭59−17572号公報に開示され
ているものがある。これは、図8に示すように、露光部
7、カラー色用の現像器8a,8b,8cを通じて感光
体9上に形成されたトナー像を、その感光体9と圧接さ
れた中間転写体10上にコロナ転写により順次重ね転写
し、このようにして中間転写体10上に形成された多色
トナー像をコロナ転写で転写紙11に一括して転写する
という方法である。
【0004】このような2つの具体例に示したような中
間転写体5,10への転写技術を用いることによって、
トナー像保持体である感光体3,9と中間転写体5,1
0との密着性が高くなるため、不均一なギャップができ
ることによる問題点は解決することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、そのよ
うな中間転写体5,10を用いた画像形成装置において
は、感光体3,9上の画像を転写紙6,11に転写する
プロセスの間に、中間転写媒体5,10に一度転写する
といった転写プロセスを取り込んでいるため、コピース
ピードが低下するといった不具合や、中間転写体5,1
0のクリーニングに負担がかかるといった問題が生じ
る。また、原稿が、文字など高画質化を必要としないも
のである場合もある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、像担持体と、中間転写媒体と、加圧媒体とを備え、
前記像担持体上に形成された画像を転写材に転写し、こ
れにより画像の形成を行う画像形成装置において、前記
像担持体上の画像を前記中間転写媒体に1次転写しこの
1次転写された前記中間転写媒体を前記加圧媒体と接触
させることにより前記転写材に2次転写する第1シーケ
ンスモードと、前記像担持体上に形成された画像を前記
転写材に転写しこの転写された画像の定着を行う第2シ
ーケンスモードとの2つのシーケンスモードを有するよ
うにした。
【0007】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明において、中間転写媒体は、第2シーケンスモード
の時、像担持体上に形成された画像を転写材に転写させ
る転写手段を有するようにした。
【0008】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
発明において、中間転写媒体は、第2シーケンスモード
の時、転写材上に転写された画像をその転写材上に定着
させる定着手段を有するようにした。
【0009】請求項4記載の発明では、請求項1記載の
発明において、第1シーケンスモードの時、像担持体か
ら中間転写媒体に1次転写を終了した場合に前記中間転
写媒体を逆転させる回転制御手段を有するようにした。
【0010】請求項5記載の発明では、請求項1記載の
発明において、2つのシーケンスモードに応じて、像担
持体を正転又は逆転させることが可能な切替え手段を有
するようにした。
【0011】請求項6記載の発明では、請求項5記載の
発明において、像担持体を均一に帯電させるための帯電
器と、前記像担持体に形成された静電潜像を顕像化させ
るための現像器と、前記像担持体を清掃するためのクリ
ーニング部を少なくとも2つ以上有するようにした。
【0012】請求項7記載の発明では、請求項1記載の
発明において、絵・文字分離をして文字だけの原稿の場
合、像担持体上に形成された画像を転写材に転写しこの
転写された画像の定着を行う第2シーケンスモードを実
施する文字モード選択手段を設けた。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明では、2つのシーケンスモ
ードを有することにより、ユーザのニーズに対応した画
像形成を行うことが可能となる。
【0014】請求項2記載の発明では、転写手段を設け
たことにより、簡単なシステムを用いてユーザのニーズ
に対応した画像形成を行うことが可能となる。
【0015】請求項3記載の発明では、定着手段を設け
たことにより、2つのシーケンスモードを同一搬送経路
で画像形成を行うことができ、簡単なシステムでユーザ
のニーズに対応した画像形成を行うことが可能となる。
【0016】請求項4記載の発明では、回転制御手段を
設けたことにより、ユーザのニーズに対応した画像形成
を行うことが可能となる。
【0017】請求項5記載の発明では、切替え手段を用
いて像担持体の回転方向を切換えることにより、それぞ
れ、正像、鏡像の静電潜像を形成することができ、ユー
ザのニーズに対応した画像形成を行うことが可能とな
る。
【0018】請求項6記載の発明では、帯電器、現像
器、クリーニング部をそれぞれ2つ以上もつことによ
り、潜像を形成するレーザ光学系を換えることなく、し
かも、メモリを持つことなくシーケンスモードに応じた
潜像を形成することが可能となる。
【0019】請求項7記載の発明では、文字モード選択
手段を設けたことにより、原稿にあったシーケンスモー
ドで自動的に画像形成を行うことができるようになり、
これにより、ユーザが煩わしい操作をしなくて済むよう
になる。
【0020】
【実施例】請求項1,2記載の発明の一実施例を図1〜
図3に基づいて説明する。まず、画像形成装置の全体構
成を図1に基づいて述べる。本実施例では、像担持体と
しての感光体ドラム12と、中間転写媒体としての中間
転写体13と、加圧媒体としての加圧ローラ14とを備
え、感光体ドラム12上に形成された画像を転写材とし
ての転写紙15に転写して画像の形成を行う場合におい
て、感光体ドラム12上の画像を中間転写体13に1次
転写しこの1次転写された中間転写体13を加圧ローラ
14と接触させることにより転写紙15に2次転写する
第1シーケンスモードと、感光体ドラム12上に形成さ
れた画像を転写紙15に転写しこの転写された画像の定
着を行う第2シーケンスモードとの2つのシーケンスモ
ードを有するようにしたものである。
【0021】また、本実施例では、中間転写体13は、
第2シーケンスモードの時、感光体ドラム12上に転写
された画像を転写紙15に転写させる図示しない転写手
段を有するようにしたものである。そこで、以下、本装
置における各部の構成を中心に詳細に説明していく。
【0022】感光体ドラム12は、耐圧性や耐熱性に比
較的優れたドラム状の有機物の感光体である。
【0023】中間転写体13は、感光体ドラム12との
間で十分な接触面積と均一な圧力が得られるように適度
な弾性を有しているものが好ましく、転写紙15へトナ
ーが効率的に移行するために、その表面が流動化したト
ナーに対して離型性をもつものである必要がある。具体
例としては、図2に示すように、アルミニウムなどの剛
性材料のドラム13a上に厚さ500〜5000μmで
ゴム硬度30〜80度の弾性層13bと、この弾性層1
3b上にカーボンブラックを分散させたポリイミドから
なる厚さ30〜300μmの導電層13cと、この導電
層13c上に厚さ10〜300μmのシートからなる絶
縁層13dとを順次積層して接着させたものが好まし
い。中間転写体13の表面が、像を構成するトナーの大
きさ以上の凹凸を有するものである場合、転写抜けが発
生する恐れがある。このため例えば、トナーの実質的な
最小粒径が5μmの時、中間転写体13の凹凸は5μm
以下であることが望ましい。導電層13cはドラム13
aのベースとは絶縁されており、感光体ドラム12から
中間転写体13へ転写される時に転写バイアスが印加さ
れる。また、感光体ドラム12上に形成されたトナー像
を直接転写紙15に転写して画像を得る第2のシーケン
スモードでは、熱定着するための定着加圧ローラの役目
もするため耐熱性に優れたもの、例えばシリコンゴムの
弾性層であることが望ましい。
【0024】加圧ローラ14は、アルミニウム等からで
きた中空の剛性ローラであり、外部は耐圧縮性の樹脂に
覆われている。また、トナー像を転写紙15に転写して
画像を得る時、転写紙15を巻き付け保持する機構をも
っている。メカ的にクランプするか或いは静電的吸着力
により転写紙15を加圧ローラ14に巻き付ける。
【0025】感光体ドラム12の周囲には、帯電器とし
てのスコロトロンチャージャ16と、レーザ光学系17
と、ブラック(K)の現像器18と、シアン(C)の現
像器19と、マゼンタ(M)の現像器20と、イエロー
(Y)の現像器21と、クリーニング部22とが配設さ
れている。この場合、前記スコロトロンチャージャ16
は、感光体ドラム12の表面を均一に帯電させる。前記
レーザ光学系17は、帯電後の感光体ドラム12の表面
をレーザ光23で像露光するものであり、図示しない、
半導体レーザ、ポリゴンミラー、fθレンズなどからな
っており、レーザ変調回路で画像信号に応じて半導体レ
ーザの発光を制御している。前記クリーニング部22
は、感光体ドラム12の表面を清掃する。
【0026】中間転写体13の周囲には、表面エネルギ
ーの低い熱ローラ24と、ヒータ25とが配置されてい
る。この場合、前記熱ローラ24は、中間転写体13に
圧接してトナーを溶融させて転移させ、中間転写体13
の表面を清掃するクリーニングの働きがある。なお、ク
リーニングの方法は、弾性ブレード、磁気ブラシ、バイ
アスローラ等で清掃するものであってもよい。また、前
記ヒータ25は、赤外線、ハロゲンランプ、ニッケルク
ロム合金線、リボン等からなっている。このヒータ25
によって熱線を照射すると、フルカラートナー像のうち
黒トナーは熱線を直接吸収して溶融し、熱線透過性のカ
ラートナーは加熱された中間転写体13により間接的に
加熱溶融するため、黒とカラートナーがほぼ同等の溶融
粘性をもつ。
【0027】給紙部26の先端には、転写紙15を給紙
するための給紙コロ27が設けられている。この給紙コ
ロ27に連設された給紙搬送路28上には、搬送コロ2
9,30が配置されている。給紙搬送路28は搬送経路
A,Bに分岐されている。搬送経路A上には、搬送コロ
31と、転写紙15のジャム及び転写タイミングを検知
するためのレジスト検知センサ32と、転写紙15のレ
ジストを合わせるためのレジストローラ33とが配置さ
れている。一方、搬送経路B上には、転写紙15のジャ
ム及び転写タイミングを検知するためのレジスト検知セ
ンサ34と、転写紙15のレジストを合わせるためのレ
ジストローラ35と、定着部36とが配置されている。
定着部36は、内部にヒータを装備した定着ローラ36
aと加圧ローラ36bとからなっている。この場合、感
光体ドラム12上に形成されたトナー像を直接転写紙1
5に転写して画像を得る第2のシーケンスモードの時
に、転写紙15上のトナー像をその転写紙15に定着す
るためのものである。
【0028】搬送経路Aと搬送経路Bとの合流地点に
は、定着後の転写材15を搬送するための搬送ベルト3
7が配置されている。この搬送ベルト37の後段には、
排紙部38での転写紙15のジャムを検知するための排
紙検知センサ39と、画像形成された転写紙15を排紙
部38に排紙する排紙ローラ40とが配置されている。
【0029】加圧ローラ14の下方には、感光体ドラム
12上のトナー像を転写紙15に転写する時にバイアス
をかける転写チャージャ41が配置されている。
【0030】感光体ドラム12と、中間転写体13と、
加圧ローラ14とは、静止状態では図1のように配置さ
れている。感光体ドラム12上に形成された画像が中間
転写体13に1次転写され、この1次転写された画像を
転写紙15に2次転写定着するために中間転写体13と
加圧ローラ14のそれぞれの回転軸は可動できる仕組み
になっている。従って、感光体ドラム12と中間転写体
13との1次転写部での接離、中間転写体13と加圧ロ
ーラ14との2次転写部での接離ができるようになって
いる。また、感光体ドラム12上のトナー像を直接転写
紙15に転写して画像を得るように、感光体ドラム12
と加圧ローラ14とが接離可能になっている。
【0031】このような構成において、図1は、駆動前
の初期状態を示したものであり、感光体ドラム12と、
中間転写体13と、加圧ローラ14とは、互いに離れた
状態にある。本システムは、高画質モードと高速モード
との2種類のモードをもっており、オペレータの選択に
より、高画質モードのシーケンス、或いは、高速モード
のシーケンスのどちらかが実行される。高画質モードと
高速モードとでは、中間転写体13と加圧ローラ14と
は違った動きを示す。転写紙15はそれぞれのシーケン
スモードにより搬送経路が異なっており、高画質モード
の時は搬送経路Aを搬送され、高速モードの時は搬送経
路Bを搬送される。
【0032】次に、高画質モードのシーケンス(第1シ
ーケンスモード、搬送経路A)について説明する。高画
質モードが選択された状態で、プリントキーが押される
と、図3(a)に示すように、加圧ローラ14は加圧ロ
ーラホームポジションから感光体ドラム12と逆方向に
離れ、中間転写体13は感光体ドラム12に圧接する。
感光体ドラム12と中間転写体13とは矢印方向に回転
を始め、スコロトロンチャージャ16により感光体ドラ
ム12の表面は一様に帯電され、レーザ光学系17によ
り変調されたレーザ光は感光体ドラム12上に静電潜像
を形成し、トナーの入った現像器18により顕像化され
る。感光体ドラム12及び中間転写体13は矢印方向に
回転しており、感光体ドラム12上のトナー像は、感光
体ドラム12と中間転写体13との圧接部(1次転写圧
接部)に達する。1次転写圧接部において、感光体ドラ
ム12上のトナー像は中間転写体13に1次転写され
る。
【0033】また、カラー画像の場合には、イエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック
(K)の4色分の画像が感光体ドラム12上に形成さ
れ、中間転写体13上に1次転写される。この場合、1
次転写の方法としては、感光体ドラム12上で色重ねさ
れる方法、中間転写体13上で色重ねされる方法、転写
紙15上で色重ねされる方法等が考えられるが、ここで
は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色の順
番で画像が形成され、中間転写体13上で色重ねする方
法のうち予め転写紙15を加圧ローラ14に巻き付けて
おき、中間転写体13上の画像の先端に合わせて、加圧
ローラ14を中間転写体13にタイミング良く圧接し、
中間転写体13上の画像を転写紙15に2次転写定着す
る方式の場合について説明する。
【0034】スコロトロンチャージャ16により一様に
帯電された感光体ドラム12の表面を、レーザ光学系1
7により画像信号に基づいて変調されたレーザ光23で
走査し、感光体ドラム12の表面上に静電潜像を形成
し、その静電潜像をイエローの現像器21で現像して顕
像化する。感光体ドラム12と中間転写体13とは、図
3(a)の矢印方向にそれぞれ回転し、感光体ドラム1
2に形成されたイエロートナー像が中間転写体13と圧
接する位置に達する。感光体ドラム12上のトナー像
は、粘着、静電、粘着/静電のどれかの方式により、中
間転写体13上に1次転写される。イエロートナー転写
後の感光体ドラム12をクリーニング部22が清掃す
る。これと同様なプロセスをマゼンタの現像器20につ
いて行うことにより、イエロートナー像の上にマゼンタ
トナー像を転写する。以下、同様にして、シアントナー
により画像を形成し中間転写体13上に1次転写して色
重ねし、最後に、ブラックトナー像でも同様にして画像
の形成を行う。
【0035】感光体ドラム12上に形成された画像が中
間転写体13に全て転写されると、図3(b)に示すよ
うに、中間転写体13の回転軸は感光体ドラム12から
離れ、2次転写位置に動く。また、予め転写紙15を給
紙部26から給紙コロ27によりレジストローラ33に
転写紙15を搬送して加圧ローラ14に巻き付けてお
き、中間転写体13上の画像の先端に合わせて加圧ロー
ラ14をタイミング良く中間転写体13に圧接し、中間
転写体13上の画像を転写紙15に2次転写定着する。
この時、中間転写体13の表面及びトナーは、赤外線ラ
ンプ、ハロゲンランプ、ニッケルクロム合金線、リボン
等からなるヒータ25によって熱線を照射することによ
り温められ、フルカラートナー像のうちの黒トナー像は
熱線を直接吸収して溶融し、熱線透過性のカラートナー
は加熱された中間転写体13により間接的に加熱溶融す
るため、黒とカラートナーがほぼ同等の溶融粘性をも
つ。転写紙15を保持した加圧ローラ14が、中間転写
体13と0.3〜3.0kg/cm2 の圧力で圧接され
て回転する。なお、転写紙15は2次転写位置に至るま
でに加圧ローラ14上で加熱されることが望ましい。そ
の結果、半溶融状態となっていたトナーは転写紙15上
を流動し、その転写紙15の繊維の中へ浸透し、同時に
中間転写体13との間では離型性が働くため、中間転写
体13にオフセットすることなく2次転写・定着され
る。
【0036】その後、転写紙15は搬送され、排紙ロー
ラ40を通り、排紙部38に排紙され、中間転写体13
はクリーニング部24により清掃される。転写紙15で
色重ねされる場合は、図3(c)に示すように、感光体
ドラム12と中間転写体13と予め転写紙15が巻き付
けられた加圧ローラ14とが圧接された状態で回転し、
感光体ドラム12上に形成されたそれぞれのトナー像を
1次転写し、さらに2次転写することにより転写紙15
上に画像を得ることができる。
【0037】次に、高速モード(第2シーケンスモー
ド、搬送経路B)のシーケンスについて説明する。図3
(d)に示すように、高速モードが選択された状態でプ
リントキーが押されると、加圧ローラ14は感光体ドラ
ム12に圧接する。感光体ドラム12と加圧ローラ14
とは回転を始め、スコロトロンチャージャ16により感
光体ドラム12の表面は一様に帯電され、レーザ光学系
17により変調されたレーザ光23は感光体ドラム12
に静電潜像を形成し、トナーの入った現像器18により
顕像化される。感光体ドラム12及び加圧ローラ14は
(d)の矢印方向に回転しており、感光体ドラム12上
のトナー像は、感光体ドラム12と加圧ローラ14との
圧接部に達する。感光体ドラム12上のトナー像は、感
光体ドラム12と加圧ローラ14との圧接部においてタ
イミング良く給紙された転写紙15に転写される。ここ
で、感光体ドラム12上のトナー像を転写紙15に転写
する際、転写チャージャ41に転写バイアスが印加され
る。転写バイアスとしては、500V〜5KVの範囲で
可変できるようになっている。この電位は諸条件にあっ
た適当な値が選択される。その後、転写紙15は定着部
36に搬送され、転写紙15上のトナー像は定着部36
により定着され、搬送ベルト37により搬送され、排紙
ローラ40を通り排紙部38に排紙され、これによりコ
ピー動作が終了する。
【0038】カラー画像の時は、感光体ドラム12上で
色重ねしてから、4色分のトナー像をレジストローラ3
5から給紙した転写紙15に直接転写して画像を得る
か、又は、加圧ローラ14に転写紙15を巻き付けてお
いて転写紙15上で色重ねをして、定着部36で定着し
画像を得ることができる。この場合、加圧ローラ14は
プリントスタートキーが押されても感光体ドラム12に
圧接せず、感光体ドラム12上の画像を加圧ローラ14
に巻き付けた転写紙15に転写する時に圧接される。こ
こで、感光体ドラム12上のトナー像を転写紙15に転
写する際、転写チャージャ41に転写バイアスが印加さ
れる。この転写バイアスとしては、500V〜5KVの
範囲で可変できるようになっている。この電位は諸条件
にあった適当な値が選択される。
【0039】また、上述したような高速モードの第2シ
ーケンスモードの例では、転写紙15を加圧ローラ14
に巻き付けた方式を説明したが、この他の方式として、
転写紙15を中間転写体13に巻き付けて、搬送経路B
を経由させて定着させてもよい。具体的には、中間転写
体13に転写紙15を巻き付ける機構(転写手段の一部
をなす)を設け、その中間転写体13に転写紙15を巻
き付ける場合には、転写紙15を搬送経路Bに搬送し、
中間転写体13の回転方向を矢印と逆方向に回転させて
巻き付ける。そして、感光体ドラム12上のトナー像を
転写紙15に転写する時は、図3(a)に示すように転
写紙15の巻き付けられた中間転写体13を感光体ドラ
ム12に圧接させて矢印方向に回転させ、中間転写体1
3の導電層に転写バイアスをかけ、感光体ドラム12上
のトナー像を転写紙15に転写させる。転写が終了した
ら、転写紙15は定着部36を通ってトナー像が定着さ
れ、排紙部38に排紙してこれにより画像を得ることが
できる。
【0040】従って、本実施例では、高画質モードであ
る第1シーケンスモードと、高速モードである第2シー
ケンスモードとを有し、また、中間転写体13は、第2
シーケンスモードの時、感光体ドラム12上に形成され
た画像を転写紙15に転写させる転写手段を有すること
によって、従来よりも簡単なシステムで、ユーザのニー
ズに対応した画像形成を行うことが可能となる。
【0041】次に、請求項3,4記載の発明の一実施例
を図4に基づいて説明する。請求項1,2記載の発明と
同一部分についての説明は省略し、その同一部分につい
は同一符号を用いる。
【0042】本実施例では、第一の条件として、中間転
写体13は、第2シーケンスモードの時、転写紙15上
に転写された画像をその転写紙15上に定着させる定着
手段としての定着ローラ42を有するようにしたもので
ある。この場合、定着ローラ42は、内部にヒータを備
え、表面は離型性をもち耐熱性に優れた弾性体であるシ
リコンゴムで形成されており、熱による膨張を防ぐため
に耐熱縮性の樹脂に覆われている。
【0043】また、本実施例では、第二の条件として、
第1シーケンスモードの時、感光体ドラム12から中間
転写体13に1次転写を終了した場合に中間転写体13
を逆転させる図示しない回転制御手段を有するようにし
たものである。
【0044】このような構成において、第一条件である
定着ローラ42及び第二条件である回転制御手段の働き
を、以下の各部の構成の動作説明の中で順次行ってい
く。まず、高画質モードのシーケンス(第1シーケンス
モード)について述べる。高画質モードが選択された状
態で、プリントキーが押されると、中間転写体42は図
3(a)に示すように感光体ドラム12に圧接し、これ
により感光体ドラム12と中間転写体13とは矢印方向
に回転する(ただし、図4中では中間転写体13はa方
向に回転する)。そして、スコロトロンチャージャ16
により感光体ドラム12の表面は一様に帯電され、レー
ザ光学系17により変調されたレーザ光23は感光体ド
ラム12上に静電潜像を形成し、トナーの入った現像器
18により顕像化される。その後、感光体ドラム12及
び中間転写体13は図3(a)のように回転しているた
め、感光体ドラム12上のトナー像は感光体ドラム12
と中間転写体13との圧接部(1次転写圧接部)に達す
る。これにより、その1次転写圧接部において、感光体
ドラム12上のトナー像は中間転写体13上に1次転写
される。
【0045】カラー画像の場合、イエロー(Y)、マゼ
ンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色分の
画像が感光体ドラム12上に形成され、中間転写体13
上に1次転写される。この時、1次転写の方法として
は、感光体ドラム12上で色重ねされる方法、中間転写
体13上で色重ねされる方法、転写紙15上で色重ねさ
れる方法等が考えられるが、ここでは、Y、M、C、K
の4色の順番で画像が形成され、中間転写体13上で色
重ねする方法のうち、予め転写紙15を加圧ローラ14
に巻き付けておき、中間転写体13上の画像の先端に合
わせて加圧ローラ14を中間転写体13に圧接し、中間
転写体13上の画像を転写紙15に2次転写定着する方
式の場合について述べる。
【0046】スコロトロンチャージャ16により一様に
帯電された感光体ドラム12の表面を、レーザ光学系1
7により画像信号に基づいて変調されたレーザ光23で
走査し、感光体ドラム12の表面上に静電潜像を形成
し、その静電潜像をYの現像器21で現像して顕像化す
る。感光体ドラム12と中間転写体13とは、図3
(a)の矢印方向にそれぞれ回転し(中間転写体13図
4中では矢印a方向)、感光体ドラム12のイエロート
ナー像が形成された部分は中間転写体13と圧接する位
置に達する。感光体ドラム12上のトナー像は、粘着、
静電、粘着/静電のいずれかの方式により、中間転写体
13上に1次転写される。イエロートナー転写後の感光
体ドラム12をクリーニング部22が清掃する。これと
同様なプロセスをマゼンタの現像器20について行うこ
とにより、イエロートナー像の上にマゼンタトナー像を
転写する。以下、同様にして、シアントナー像により画
像を形成し中間転写体13上に1次転写して色重ねし、
最後に、ブラックトナー像でも同様にして画像の形成を
行う。
【0047】感光体ドラム12上に形成された画像が中
間転写体13に全て転写されると、中間転写体13の回
転軸は感光体ドラム12から離れ、図3(b)に示すよ
うに2次転写位置に動く。そして、中間転写体13は回
転を止め、図4中の矢印方向bに回転方向を変える。
【0048】また、予め転写紙15を給紙部26から給
紙コロ27によりレジストローラ33に転写紙15を搬
送して加圧ローラ14に巻き付けておき、中間転写体1
3上の画像の先端に合わせて加圧ローラ14をタイミン
グ良く中間転写体13に圧接し、中間転写体13上の画
像を転写紙15に2次転写定着する。この時、中間転写
体13の表面及びトナー像は、赤外線ランプ、ハロゲン
ランプ、ニッケルクロム合金線、リボン等からなるヒー
タ25によって熱線を照射することにより温められ、フ
ルカラートナー像のうちの黒トナー像は熱線を直接吸収
して溶融し、熱線透過性のカラートナーは加熱された中
間転写体13により間接的に加熱溶融するため、黒とカ
ラートナーがほぼ同等の溶融粘性をもつ。転写紙15を
保持した加圧ローラ14が、中間転写体13と0.3〜
3.0kg/cm2 の圧力で圧接されて回転する。な
お、転写紙15は2次転写位置に至るまでに加圧ローラ
14上で加熱されることが望ましい。その結果、半溶融
状態となっていたトナーは転写紙15上を流動し、その
転写紙15の繊維の中へ浸透し、同時に中間転写体13
との間では離型性が働くため、中間転写体13にオフセ
ットすることなく2次転写・定着される。その後、転写
紙15は搬送され、排紙ローラ40を通り、排紙部38
に排紙され、中間転写体13はクリーニング部24によ
り清掃される。
【0049】感光体ドラム12上に形成されたトナー像
を中間転写体13に1次転写する場合、中間転写体13
は図4の矢印方向aに回転し、中間転写体13上のトナ
ー像を転写紙15に2次転写する時は矢印方向bに回転
することにより、転写紙15は図4中の点線で示した搬
送経路Aを通過することになる。
【0050】次に、高速モードのシーケンス(第2シー
ケンスモード)について説明する。今、高速モードが選
択された状態でプリントキーが押されると、加圧ローラ
14は図3(d)に示したように感光体ドラム12に圧
接し、定着ローラ42は図4の破線で示すように中間転
写体13に圧接する。この場合、定着ローラ42は、転
写紙15上のトナー像を転写紙15に定着するのに必要
な温度になるように温度制御されている。例えば、60
°Cのガラス転移温度を有するトナーに対しては、定着
ローラ42の温度を120〜200°Cにすることが望
ましい。中間転写体13と定着ローラ42とは、0.3
〜3.0kg/cm2 の圧力で圧接されている。
【0051】感光体ドラム12と加圧ローラ14とは図
4の矢印方向に回転を始め、スコロトロンチャージャ1
6により感光体ドラム12の表面は一様に帯電され、レ
ーザ光学系17により変調されたレーザ光23は、感光
体ドラム12上に静電潜像を形成し、トナーの入った現
像器18により顕像化される。感光体ドラム12及び加
圧ローラ14は矢印方向に回転しているため、感光体ド
ラム12上のトナー像は、その感光体ドラム12と加圧
ローラ14との圧接部に到達する。そして、感光体ドラ
ム12上のトナー像はその圧接部において、レジストロ
ーラ33によりタイミング良く給紙された転写紙15に
転写される。その後、転写紙15は中間転写体13と定
着ローラ42との圧接部へ搬送され、転写紙15上に転
写されたトナー像は定着され、搬送ベルト37により搬
送され、排紙ローラ40を通り、排紙部38に排紙され
る。
【0052】カラー画像の場合には、感光体ドラム12
上で色重ねをしてから、4色分のトナー像をレジストロ
ーラ35から給紙した転写紙15に直接転写して画像を
得るか、または、加圧ローラ14に転写紙15を巻き付
けておいて転写紙15上で色重ねをして、中間転写体1
3と定着ローラ42との圧接部で定着し画像を得ること
ができる。ここで、転写紙15のトナー像を転写する
際、転写チャージャ41に転写バイアスが印加される。
転写バイアスとしては、500V〜5KVの範囲で可変
できるようになっている。この電位は、諸条件にあった
適当な値が選択される。
【0053】従って、転写紙15は、高画質モードのと
きと、高速モードのときと、同一の搬送経路を通ること
ができるため、簡単なシステムで、ユーザのニーズに対
応した画像形成を行うことができる。
【0054】次に、請求項5記載の発明の一実施例を図
5に基づいて説明する。請求項1〜4記載の発明と同一
部分についての説明は省略し、その同一部分については
同一符号を用いる。
【0055】図5は、レーザ光学系17内のポリゴンミ
ラー43から走査されたレーザ光23が感光体ドラム1
2に入射する様子を示したものである。本実施例では、
第1シーケンスモード及び第2シーケンスモードの2つ
のモードに応じて、感光体ドラム12を正転又は逆転
(矢印方向a,b)させることが可能な図示しない切替
え手段を有するようにしたものである。
【0056】このような構成において、切替え手段の働
きを、以下に述べる動作説明の中で行っていく。感光体
ドラム12上に形成されたトナー像を中間転写体13上
に1次転写した後、転写紙15に2次転写して画像を得
る第1シーケンスモードと、感光体ドラム12上に形成
されたトナー像を加圧ローラ14に巻き付けられた転写
紙15に或いは直接転写紙15に転写して画像を得る第
2シーケンスモードとをもった画像形成装置では、感光
体ドラム12上に形成する画像がそれぞれのシーケンス
によってお互いに鏡像の関係にあり、第1シーケンスモ
ードでは感光体ドラム12上に形成する画像は最終的に
得たい画像と正像の関係にあり、第2シーケンスモード
では鏡像の関係になければならない。
【0057】そこで、本実施例のように切替え手段によ
り、正像を得たい場合は矢印方向aに、鏡像を得たい場
合は矢印方向bに感光体ドラム12を回転させることに
より、それぞれ感光体ドラム12上に正像、鏡像を得る
ことができる。すなわち、画像データにより変調された
レーザ光23がポリゴンミラー43により感光体ドラム
12表面を走査して感光体ドラム12の表面に静電潜像
を形成するが、感光体ドラム12の回転方向の違いによ
りそれぞれ正像、鏡像の静電潜像が形成されることにな
る。従って、このように感光体ドラム12の回転方向を
正転、逆転に切替えることにより、それぞれ正像、鏡像
の静電潜像を形成できるため、ユーザのニーズに対応し
た画像形成を行うことができる。
【0058】次に、請求項6,7記載の発明の一実施例
を図6に基づいて説明する。請求項1〜5記載の発明と
同一部分についての説明は省略し、その同一部分につい
ては同一符号を用いる。
【0059】本実施例では、第一の条件として、像担持
体を均一に帯電させるための帯電器と、前記像担持体に
形成された静電潜像を顕像化させるための現像器と、前
記像担持体を清掃するためのクリーニング部を少なくと
も2つ以上有するようにしたものである。具体的には、
図6に示すように、帯電器としては、前述したスコロト
ロンチャージャ16の他にスコロトロンチャージャ44
を配置する。現像器としては、前述した現像器18〜2
1の他に、現像器45〜48を配置する。クリーニング
部としては、前述したクリーニング部22の他に、クリ
ーニング部49を配置する。
【0060】また、第二の条件として、本実施例では、
絵・文字分離をして文字だけの原稿の場合には、感光体
ドラム12上に形成された画像を転写紙15に転写し、
この転写された画像の定着を行う第2シーケンスモード
を実施する図示しない文字モード選択手段を設けたもの
である。
【0061】このような構成において、第一の条件及び
第二の条件に設定した理由について説明する。感光体ド
ラム12上に形成されたトナー像を中間転写体13上に
1次転写し、転写紙15に2次転写して画像を得る第1
シーケンスモードと、感光体ドラム12上に形成された
トナー像を加圧ローラ14に巻き付けられた転写紙15
或いは直接転写紙15に転写して画像を得る第2シーケ
ンスモードをもった図6に示すような画像形成装置にお
いて、感光体ドラム12と中間転写体13とを、第1シ
ーケンスモードの時は矢印方向aに、第2シーケンスモ
ードの時は矢印方向bの方向にそれぞれ回転させ、さら
に、帯電器と、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック
のそれぞれの現像器と、クリーニング部とをそれぞれ2
個ずつ持つことによって、潜像を形成するレーザ光学系
17を換えることなく、しかも、メモリーをもつことな
く、感光体ドラム12上にそれぞれのシーケンスモード
にあった潜像を形成することができ、これによりトナー
像を得ることができる。
【0062】また、前述した請求項1〜5記載の発明で
は、2つのシーケンスモードをオペレータがそれぞれ選
択する場合の例について述べたが、この他に例えば、コ
ピーをする原稿をスキャナーで読取り、その画像データ
をランレングス法、2次元濃度差法の画像処理により、
絵、文字分離をして、文字だけの原稿の時、中間転写体
13を使用しない第2シーケンスモードに自動的に設定
するような動作内容としてもよい。その理由は、文字だ
けの原稿の場合、エッジのきいた画像であるため、中間
調を出すなどの高画質化が細かい文字などを除いてあま
り必要ではなく、高速化の方が問題となるためである。
【0063】上述したように、帯電器と現像器とクリー
ニング部とをそれぞれ2つ持つことによって、潜像を形
成するレーザ光学系を換えることなく、しかも、メモリ
ーを別途持つことなく、シーケンスモードに応じた潜像
を形成することができ、これによりトナー像を得ること
ができるため、ユーザのニーズに対応した画像形成を行
うことができる。
【0064】また、文字モード選択手段を設けたことに
より、原稿の内容に見合ったシーケンスモードで自動的
に画像形成をすることができるため、ユーザが煩わしい
操作をしなくて済むようになり、これにより作業の効率
化を図ることができる。
【0065】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、像担持体と、中
間転写媒体と、加圧媒体とを備え、前記像担持体上に形
成された画像を転写材に転写し、これにより画像の形成
を行う画像形成装置において、前記像担持体上の画像を
前記中間転写媒体に1次転写しこの1次転写された前記
中間転写媒体を前記加圧媒体と接触させることにより前
記転写材に2次転写する第1シーケンスモードと、前記
像担持体上に形成された画像を前記転写材に転写しこの
転写された画像の定着を行う第2シーケンスモードとの
2つのシーケンスモードを有するようにしたので、ユー
ザのニーズに対応した画像形成を行うことができるもの
である。
【0066】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、中間転写媒体は、第2シーケンスモードの
時、像担持体上に形成された画像を転写材に転写させる
転写手段を有するようにしたので、簡単なシステムを用
いてユーザのニーズに対応した画像形成を行うことがで
きるものである。
【0067】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、中間転写媒体は、第2シーケンスモードの
時、転写材上に転写された画像をその転写材上に定着さ
せる定着手段を有するようにしたので、2つのシーケン
スモードを同一搬送経路で画像形成を行うことができ、
簡単なシステムでユーザのニーズに対応した画像形成を
行うことができるものである。
【0068】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、第1シーケンスモードの時、像担持体から
中間転写媒体に1次転写を終了した場合に前記中間転写
媒体を逆転させる回転制御手段を有するようにしたの
で、ユーザのニーズに対応した画像形成を行うことがで
きるものである。
【0069】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発
明において、2つのシーケンスモードに応じて、像担持
体を正転又は逆転させることが可能な切替え手段を有す
るようにしたので、この切替え手段を用いて像担持体の
回転方向を切換えることにより、正像、鏡像の静電潜像
をそれぞれ形成することができるため、ユーザのニーズ
に対応した画像形成を行うことができるものである。
【0070】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、像担持体を均一に帯電させるための帯電器
と、前記像担持体に形成された静電潜像を顕像化させる
ための現像器と、前記像担持体を清掃するためのクリー
ニング部を少なくとも2つ以上有するようにしたので、
潜像を形成するレーザ光学系を換えることなく、しか
も、メモリを持つことなくシーケンスモードに応じた潜
像を形成することができ、これにより、ユーザのニーズ
に対応した画像形成を行うことができるものである。
【0071】請求項7記載の発明は、請求項1記載の発
明において、絵・文字分離をして文字だけの原稿の場
合、像担持体上に形成された画像を転写材に転写しこの
転写された画像の定着を行う第2シーケンスモードを実
施する文字モード選択手段を設けたので、原稿にあった
シーケンスモードで自動的に画像形成を行うことができ
るため、ユーザが煩わしい操作をしなくて済むようにな
り、これにより作業効率を向上させることができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1,2記載の発明の一実施例である画像
形成装置の構成を示す断面図である。
【図2】中間転写体の断面形状を示す説明図である。
【図3】像担持体と中間転写体と加圧媒体との動作状態
を示す動作説明図である。
【図4】請求項3,4記載の発明の一実施例である画像
形成装置の構成を示す断面図である。
【図5】請求項5記載の発明の一実施例である像担持体
の構成を示す斜視図である。
【図6】請求項6,7記載の発明の一実施例である画像
形成装置の構成を示す断面図である。
【図7】従来の第一の具体例を示す断面図である。
【図8】第二の具体例を示す断面図である。
【符号の説明】
12 像担持体 13 中間転写媒体 14 加圧媒体 15 転写材 16 帯電器 18〜21 現像器 22 クリーニング部 44 帯電器 45〜48 現像器 49 クリーニング部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/22 101 Z 6830−2H 21/00 111

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と、中間転写媒体と、加圧媒体
    とを備え、前記像担持体上に形成された画像を転写材に
    転写し、これにより画像の形成を行う画像形成装置にお
    いて、前記像担持体上の画像を前記中間転写媒体に1次
    転写しこの1次転写された前記中間転写媒体を前記加圧
    媒体と接触させることにより前記転写材に2次転写する
    第1シーケンスモードと、前記像担持体上に形成された
    画像を前記転写材に転写しこの転写された画像の定着を
    行う第2シーケンスモードとの2つのシーケンスモード
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 中間転写媒体は、第2シーケンスモード
    の時、像担持体上に形成された画像を転写材に転写させ
    る転写手段を有することを特徴とする請求項1記載の画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】 中間転写媒体は、第2シーケンスモード
    の時、転写材上に転写された画像をその転写材上に定着
    させる定着手段を有することを特徴とする請求項1記載
    の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 第1シーケンスモードの時、像担持体か
    ら中間転写媒体に1次転写を終了した場合に前記中間転
    写媒体を逆転させる回転制御手段を有することを特徴と
    する請求項1記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 2つのシーケンスモードに応じて、像担
    持体を正転又は逆転させることが可能な切替え手段を有
    することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 像担持体を均一に帯電させるための帯電
    器と、前記像担持体に形成された静電潜像を顕像化させ
    るための現像器と、前記像担持体を清掃するためのクリ
    ーニング部を少なくとも2つ以上有することを特徴とす
    る請求項5記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 絵・文字分離をして文字だけの原稿の場
    合において、像担持体上に形成された画像を転写材に転
    写しこの転写された画像の定着を行う第2シーケンスモ
    ードを実施する文字モード選択手段を設けたことを特徴
    とする請求項1記載の画像形成装置。
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