JPH06133175A - 多色画像形成方法 - Google Patents
多色画像形成方法Info
- Publication number
- JPH06133175A JPH06133175A JP4275989A JP27598992A JPH06133175A JP H06133175 A JPH06133175 A JP H06133175A JP 4275989 A JP4275989 A JP 4275989A JP 27598992 A JP27598992 A JP 27598992A JP H06133175 A JPH06133175 A JP H06133175A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- color
- image
- transfer
- intermediate transfer
- toner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Color, Gradation (AREA)
- Color Electrophotography (AREA)
- Fax Reproducing Arrangements (AREA)
- Color Image Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 像担持体上に形成した各色トナー像を中間転
写体に順次転写をした後、該中間転写体上の多色トナー
像を被記録材上に転写・定着する多色画像形成方法を実
行するに際して、多色画像の各色成分毎に出力される画
像を重ねたときに、各色成分相互でライン毎に重なって
いる領域(または画素)と重なっていない領域(または
画素)が短周期に現われるようにする。 【効果】 中間転写体(フィルム)の寄り、レジストレ
ーションずれに起因する色ムラ,色ズレの発生や、プリ
ントごとの色味変化を制御することができ、常に安定し
た画像が得られる。
写体に順次転写をした後、該中間転写体上の多色トナー
像を被記録材上に転写・定着する多色画像形成方法を実
行するに際して、多色画像の各色成分毎に出力される画
像を重ねたときに、各色成分相互でライン毎に重なって
いる領域(または画素)と重なっていない領域(または
画素)が短周期に現われるようにする。 【効果】 中間転写体(フィルム)の寄り、レジストレ
ーションずれに起因する色ムラ,色ズレの発生や、プリ
ントごとの色味変化を制御することができ、常に安定し
た画像が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、像担持体上に形成した
各色トナー像を中間転写体に順次転写した後、該中間転
写体上の多色トナー像を被記録材上に転写・定着する多
色画像形成方法に関するものである。
各色トナー像を中間転写体に順次転写した後、該中間転
写体上の多色トナー像を被記録材上に転写・定着する多
色画像形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、中間転写体を用いて多色トナ
ー像を転写する技術として、以下に列挙するものがあ
る。
ー像を転写する技術として、以下に列挙するものがあ
る。
【0003】1) 特公昭49−209号公報によれ
ば、1次転写において静電転写を行い、2次転写におい
て圧力転写を行う技術が開示されている。これは、布,
紙等の伸縮性のある可撓性物質に多色刷りを行う場合、
各色を重ねて転写する際に画像がずれるという欠点を改
良したものである。すなわち、各色画像を中間的ブラン
ケットドラムに転写して1度に転写するようにして色ず
れを少なくし、高速多色を印画することを目的・効果と
している。
ば、1次転写において静電転写を行い、2次転写におい
て圧力転写を行う技術が開示されている。これは、布,
紙等の伸縮性のある可撓性物質に多色刷りを行う場合、
各色を重ねて転写する際に画像がずれるという欠点を改
良したものである。すなわち、各色画像を中間的ブラン
ケットドラムに転写して1度に転写するようにして色ず
れを少なくし、高速多色を印画することを目的・効果と
している。
【0004】2) 特開昭50−23234号公報に
は、2次転写部において加圧・加熱手段を有することが
開示されている。すなわち、転写工程と定着工程とが別
れている場合には、転写工程において紙粉が感光ドラ
ムに悪影響を与える。定着時、熱効率が悪い。転写
部から定着部へ、転写材が搬送中画像が乱れる。といた
欠点を改良したものである。そして、感光体表面に形成
された現像像を忠実に鮮明な画像のまま転写材上に転写
定着することを目的・効果としている。
は、2次転写部において加圧・加熱手段を有することが
開示されている。すなわち、転写工程と定着工程とが別
れている場合には、転写工程において紙粉が感光ドラ
ムに悪影響を与える。定着時、熱効率が悪い。転写
部から定着部へ、転写材が搬送中画像が乱れる。といた
欠点を改良したものである。そして、感光体表面に形成
された現像像を忠実に鮮明な画像のまま転写材上に転写
定着することを目的・効果としている。
【0005】3) 特開昭59−12576号公報に
は、1次転写を圧力転写で行い、2次転写の転写と同時
に定着することが開示されている。これは、同一の複写
紙に多重転写を行うとレジスト合わせが困難であるとい
う点、複写紙は転写されるトナー像を保持する力が不十
分であって、次の転写時の搬送中に先のトナー像が剥離
するという点、を改良したものである。この技術では、
中間転写体上へ各トナー像を転写していることから、中
間転写体上への各トナー像の転写位置の合わせ精度をと
り易く、常に高品質の画像を再現性良く次の転写材に形
成することができる。また、中間転写体への各トナー像
の転写後に次の転写材へさらに転写しているため、特に
複写紙の搬送時にその同期の余裕が大きくなって搬送機
構を簡素化でき信頼性が向上する。さらに、中間転写体
は、転写されるトナー像を強力に保持できる転写層(特
にゴム系)を有しているので、転写特性に優れているも
のである。
は、1次転写を圧力転写で行い、2次転写の転写と同時
に定着することが開示されている。これは、同一の複写
紙に多重転写を行うとレジスト合わせが困難であるとい
う点、複写紙は転写されるトナー像を保持する力が不十
分であって、次の転写時の搬送中に先のトナー像が剥離
するという点、を改良したものである。この技術では、
中間転写体上へ各トナー像を転写していることから、中
間転写体上への各トナー像の転写位置の合わせ精度をと
り易く、常に高品質の画像を再現性良く次の転写材に形
成することができる。また、中間転写体への各トナー像
の転写後に次の転写材へさらに転写しているため、特に
複写紙の搬送時にその同期の余裕が大きくなって搬送機
構を簡素化でき信頼性が向上する。さらに、中間転写体
は、転写されるトナー像を強力に保持できる転写層(特
にゴム系)を有しているので、転写特性に優れているも
のである。
【0006】次に、転写同時定着の公知技術として、以
下のものがある。
下のものがある。
【0007】1) 特開昭49−78559号公報に
は、中間転写材の表面自由エネルギー(付着力),硬
度,熱量が規定されている。
は、中間転写材の表面自由エネルギー(付着力),硬
度,熱量が規定されている。
【0008】2) 特開昭50−23234号公報に
は、2次転写において加圧・加熱手段を有することが開
示されている。これについては、中間転写体を用いた多
色トナー像の転写に関する従来技術として既に述べた通
りである。
は、2次転写において加圧・加熱手段を有することが開
示されている。これについては、中間転写体を用いた多
色トナー像の転写に関する従来技術として既に述べた通
りである。
【0009】3)特開昭57−23975号公報,特開
昭59−50473号公報には、付加重合タイプのシリ
コンゴムを含有する中間転写層が開示されている。
昭59−50473号公報には、付加重合タイプのシリ
コンゴムを含有する中間転写層が開示されている。
【0010】そして、付加重合タイプのシリコンゴムは
未反応部分,浸出成分が少ないため、感光層汚染が少な
く、転写層の膜強度・加工性も優れ、良好な画像が得ら
れると述べられている。
未反応部分,浸出成分が少ないため、感光層汚染が少な
く、転写層の膜強度・加工性も優れ、良好な画像が得ら
れると述べられている。
【0011】4) 特開昭59−139070号公報に
は、1次転写を静電転写によって行い、2次転写で圧力
定着することが開示されている。その目的とするところ
は、低抵抗磁性トナーを用いた普通紙コピーにおいて
も、また、多湿時でも良好なコピー画像が得られ、かつ
コンパクト化の容易な装置を提供することにある。
は、1次転写を静電転写によって行い、2次転写で圧力
定着することが開示されている。その目的とするところ
は、低抵抗磁性トナーを用いた普通紙コピーにおいて
も、また、多湿時でも良好なコピー画像が得られ、かつ
コンパクト化の容易な装置を提供することにある。
【0012】5) 特開昭62−293270号公報に
は、中間転写体がポリアミド繊維織布基材にシリコンゴ
ムの転写層を有することが開示されている。そして、中
間転写体の基材にポリアミド繊維織布を使用しているの
で可撓性があり、像担持体や記録体との密着性が良いの
で転写効率が向上し、またシリコンゴム等の転写層との
接着性も良好でエンドレスベル化が容易であると述べら
れている。
は、中間転写体がポリアミド繊維織布基材にシリコンゴ
ムの転写層を有することが開示されている。そして、中
間転写体の基材にポリアミド繊維織布を使用しているの
で可撓性があり、像担持体や記録体との密着性が良いの
で転写効率が向上し、またシリコンゴム等の転写層との
接着性も良好でエンドレスベル化が容易であると述べら
れている。
【0013】以上のように、多色トナー像の場合の中間
転写体の例、および、転写同時定着の例は数多く提案さ
れている。
転写体の例、および、転写同時定着の例は数多く提案さ
れている。
【0014】一色の場合に多く見られる例では、粘着性
および離型性を有する中間転写体を用い、一旦感光ドラ
ム上のトナー像を中間転写体上に粘着転写し、次に中間
転写体から記録紙上に溶融・定着させる方式がある。粘
着(1次)転写部では、シリコンゴムからなる中間転写
体と感光ドラムとを圧接し、トナー像を粘着性により中
間転写体に付着する。溶融(2次)転写部では、熱ロー
ラと中間転写とが圧接され、トナー像は熱ローラにより
記録紙を介して加熱溶融される。溶融したトナーは、圧
力により記録紙の繊維内に浸透する。これと同時に、中
間転写体の離型性により、中間転写体から剥離する。
および離型性を有する中間転写体を用い、一旦感光ドラ
ム上のトナー像を中間転写体上に粘着転写し、次に中間
転写体から記録紙上に溶融・定着させる方式がある。粘
着(1次)転写部では、シリコンゴムからなる中間転写
体と感光ドラムとを圧接し、トナー像を粘着性により中
間転写体に付着する。溶融(2次)転写部では、熱ロー
ラと中間転写とが圧接され、トナー像は熱ローラにより
記録紙を介して加熱溶融される。溶融したトナーは、圧
力により記録紙の繊維内に浸透する。これと同時に、中
間転写体の離型性により、中間転写体から剥離する。
【0015】多色の場合は1次転写部で粘着転写を用い
るのは困難であるため、静電転写を用いている例が多く
みられている。転写同時定着装置は、静電転写の転写効
率が80〜90%に留まっていること、転写紙の含水量
変化に伴う抵抗・容量変化が転写効率に影響を与えるこ
と、飛び散り等の問題を解決するために提案されてい
る。
るのは困難であるため、静電転写を用いている例が多く
みられている。転写同時定着装置は、静電転写の転写効
率が80〜90%に留まっていること、転写紙の含水量
変化に伴う抵抗・容量変化が転写効率に影響を与えるこ
と、飛び散り等の問題を解決するために提案されてい
る。
【0016】また、従来より、中間転写体を用いた多色
画像形成装置の色ズレ,色ムラを防止する装置として、
例えば特開昭57−673号公報に記載されるように、
中間転写体のベルト蛇行防止を行うようにしたものがあ
る。
画像形成装置の色ズレ,色ムラを防止する装置として、
例えば特開昭57−673号公報に記載されるように、
中間転写体のベルト蛇行防止を行うようにしたものがあ
る。
【0017】さらに、比較的低廉な部品を使用して各色
多重によるフルカラー機に必要な正確なレジスト制御を
維持することに成功した例としては、米国特許第4,6
52,115号および同第4,788,572号があ
り、これらは、感光ベルトと中間転写ベルトとを同期さ
せる方法を用いている。
多重によるフルカラー機に必要な正確なレジスト制御を
維持することに成功した例としては、米国特許第4,6
52,115号および同第4,788,572号があ
り、これらは、感光ベルトと中間転写ベルトとを同期さ
せる方法を用いている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、中間転
写体上に各色トナー像を形成し、しかる後に中間転写体
から複写紙に一括転写・定着することによって、多色画
像を形成する場合は、以下に述べる問題がある。
写体上に各色トナー像を形成し、しかる後に中間転写体
から複写紙に一括転写・定着することによって、多色画
像を形成する場合は、以下に述べる問題がある。
【0019】(1)転写工程と転写定着工程があるた
め、1回の転写工程しか必要としない系と比較して、転
写工程において色ムラ,色ズレが発生しやすい。
め、1回の転写工程しか必要としない系と比較して、転
写工程において色ムラ,色ズレが発生しやすい。
【0020】(2)中間転写体(フィルム)の等速度制
御,レジスト制御の精度,蛇行具合に応じて、色ムラ,
色ズレが発生する。
御,レジスト制御の精度,蛇行具合に応じて、色ムラ,
色ズレが発生する。
【0021】(3)プリンタを構成している機械的要素
の振動により、色ムラ,色ズレが発生する。
の振動により、色ムラ,色ズレが発生する。
【0022】このような欠点は、中間転写体の等速運動
の精度,レジスト制御のズレの度合,ベルトの蛇行およ
び機械的な振動等による影響が悪くなればなるほど大き
くなるものであるため、上記欠点に依存する画質劣化を
低減するためには、制御の精度を向上すると共に、複雑
な制御を行わなければならない。また、機械的振動を極
力抑えるために、装置の剛性を大きくしなければならな
い。
の精度,レジスト制御のズレの度合,ベルトの蛇行およ
び機械的な振動等による影響が悪くなればなるほど大き
くなるものであるため、上記欠点に依存する画質劣化を
低減するためには、制御の精度を向上すると共に、複雑
な制御を行わなければならない。また、機械的振動を極
力抑えるために、装置の剛性を大きくしなければならな
い。
【0023】したがって、装置のコストアップを招く欠
点がある。
点がある。
【0024】よって本発明の目的は、各色画像を中間転
写体に転写して複写紙に一括転写・定着する多色画像形
成方法において、色ムラ,色味変化を低減することにあ
る。
写体に転写して複写紙に一括転写・定着する多色画像形
成方法において、色ムラ,色味変化を低減することにあ
る。
【0025】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は像担持体上に形成した各色トナー像を中
間転写体に順次転写した後、該中間転写体上の多色トナ
ー像を被記録材上に転写・定着する多色画像形成方法に
おいて、前記被記録材上に前記多色トナー像を重ね合わ
せた時に、少なくとも2つの色成分について、スクリー
ン角を各色成分毎に設定するものである。
めに、本発明は像担持体上に形成した各色トナー像を中
間転写体に順次転写した後、該中間転写体上の多色トナ
ー像を被記録材上に転写・定着する多色画像形成方法に
おいて、前記被記録材上に前記多色トナー像を重ね合わ
せた時に、少なくとも2つの色成分について、スクリー
ン角を各色成分毎に設定するものである。
【0026】また、その他の本発明は像担持体上に形成
した各色トナー像を中間転写体に順次転写した後、該中
間転写体上の多色トナー像を被記録材上に転写・定着す
る多色画像形成方法において、前記被記録材上に前記多
色トナー像を重ね合わせた時に、少なくとも2つの色成
分について、ライン毎の画素の位相を各色成分毎に設定
するものである。
した各色トナー像を中間転写体に順次転写した後、該中
間転写体上の多色トナー像を被記録材上に転写・定着す
る多色画像形成方法において、前記被記録材上に前記多
色トナー像を重ね合わせた時に、少なくとも2つの色成
分について、ライン毎の画素の位相を各色成分毎に設定
するものである。
【0027】ここで、少なくとも2つの色成分につい
て、異なった像形成角を持つ略帯状の画素を形成するの
が好適である。あるいは、前記多色画像を重ね合わせた
時に、少なくとも2つの色成分について、記録すべき位
置の重複する画素のうち、近接する複数の画素が略正多
角形の頂点に位置するよう、ライン上の画素の周期およ
びライン毎の画素の位相を各色成分毎に設定することも
可能である。
て、異なった像形成角を持つ略帯状の画素を形成するの
が好適である。あるいは、前記多色画像を重ね合わせた
時に、少なくとも2つの色成分について、記録すべき位
置の重複する画素のうち、近接する複数の画素が略正多
角形の頂点に位置するよう、ライン上の画素の周期およ
びライン毎の画素の位相を各色成分毎に設定することも
可能である。
【0028】
【作用】本発明によれば、各色画像を重ねた時、各色成
分が重なっている画像領域と重なっていない画像領域が
縦および横方向において短周期に現われるようになり、
中間転写体の速度ムラ,蛇行,色重ね時のレジスト等に
よる色ムラや色味変化を除去することができる。
分が重なっている画像領域と重なっていない画像領域が
縦および横方向において短周期に現われるようになり、
中間転写体の速度ムラ,蛇行,色重ね時のレジスト等に
よる色ムラや色味変化を除去することができる。
【0029】また、その他の本発明によれば、異なった
像形成角度をもった帯状の画素の重ね合わせが作用して
長周期の画像劣化が除去され、各色の多重における微小
な色ズレから大きな色ズレに対しても重なり合った部分
の面積が全く変化しないため、中間転写体の速度ムラ,
蛇行,色重ね時のレジストズレ等による色ムラや色相の
変化ズレを除去することができる。
像形成角度をもった帯状の画素の重ね合わせが作用して
長周期の画像劣化が除去され、各色の多重における微小
な色ズレから大きな色ズレに対しても重なり合った部分
の面積が全く変化しないため、中間転写体の速度ムラ,
蛇行,色重ね時のレジストズレ等による色ムラや色相の
変化ズレを除去することができる。
【0030】さらに本発明では、各色成分毎に出力され
る画像を重ねたとき、各色成分相互で、ライン毎に重な
っている画素と重なっていない画素が短周期に現われる
ようにすることができるので、中間転写体の速度ムラ,
蛇行,色重ね時のレジストズレ等による色ムラや色相の
変化ズレを除去することができる。
る画像を重ねたとき、各色成分相互で、ライン毎に重な
っている画素と重なっていない画素が短周期に現われる
ようにすることができるので、中間転写体の速度ムラ,
蛇行,色重ね時のレジストズレ等による色ムラや色相の
変化ズレを除去することができる。
【0031】
【実施例】以下、本発明の実施例を詳細に説明する。
【0032】図1は、本発明を適用したカラー画像形成
装置の一実施例を示す構成図である。本図において、O
PC感光ドラム5の周辺には、前露光ランプ7と、コロ
ナ1次帯電器8と、各色信号に応じてレーザ光を照射す
るレーザスキャナ1と、第1ミラー2および第2ミラー
3およびスクリーン100によって構成される露光部
と、マゼンタ色,シアン色,イエロー色,黒色のトナー
を収容する4つの現像器を有する現像ユニット4とが配
置されている。
装置の一実施例を示す構成図である。本図において、O
PC感光ドラム5の周辺には、前露光ランプ7と、コロ
ナ1次帯電器8と、各色信号に応じてレーザ光を照射す
るレーザスキャナ1と、第1ミラー2および第2ミラー
3およびスクリーン100によって構成される露光部
と、マゼンタ色,シアン色,イエロー色,黒色のトナー
を収容する4つの現像器を有する現像ユニット4とが配
置されている。
【0033】各色の現像器は、図示しない現像シリンダ
と非磁性体のブレードで構成されている。
と非磁性体のブレードで構成されている。
【0034】また、現像剤は、トナーとキャリアで構成
され、一定比率で混合されている。トナーとキャリア
は、摩擦帯電により、トナーはマイナスに、キャリアは
プラスに帯電される。この現像剤は、固定マグネットの
磁界により、シリンダ表面でブラシに穂立ちされ、かつ
ブレードにより均一な現像剤層に形成される。
され、一定比率で混合されている。トナーとキャリア
は、摩擦帯電により、トナーはマイナスに、キャリアは
プラスに帯電される。この現像剤は、固定マグネットの
磁界により、シリンダ表面でブラシに穂立ちされ、かつ
ブレードにより均一な現像剤層に形成される。
【0035】現像シリンダには現像バイアスが同時に印
加されている。そのため、現像バイアスのマイナス成分
はプラス成分より多くなっている。そして、トナーは、
ドラム表面電位と現像バイアスのマイナス成分により感
光ドラムの明部に引きつけられ、静電潜像を可視像にす
る。
加されている。そのため、現像バイアスのマイナス成分
はプラス成分より多くなっている。そして、トナーは、
ドラム表面電位と現像バイアスのマイナス成分により感
光ドラムの明部に引きつけられ、静電潜像を可視像にす
る。
【0036】例えば、マゼンタ使用の潜像が形成された
場合、現像ユニット4が移動し、マゼンタ現像器が現像
位置にきて、マゼンタ色の現像のみが行われる。そし
て、感光ドラム5上に形成されたマゼンタのトナー像
は、感光ドラムの対向電極、1次転写帯電器22−Aに
プラス電圧を印加することによって、中間転写フィルム
上に静電転写される。
場合、現像ユニット4が移動し、マゼンタ現像器が現像
位置にきて、マゼンタ色の現像のみが行われる。そし
て、感光ドラム5上に形成されたマゼンタのトナー像
は、感光ドラムの対向電極、1次転写帯電器22−Aに
プラス電圧を印加することによって、中間転写フィルム
上に静電転写される。
【0037】また、この転写に際しては、給紙箱上の給
紙ローラ10は解除されており、上記マゼンタトナー像
は複写紙へは転写されず、中間転写フィルム21上に保
持されたまま、同フィルムの移動に伴なって再び転写部
へと搬送される。
紙ローラ10は解除されており、上記マゼンタトナー像
は複写紙へは転写されず、中間転写フィルム21上に保
持されたまま、同フィルムの移動に伴なって再び転写部
へと搬送される。
【0038】このようにして、マゼンタトナー像が中間
転写フィルム上に転写された後、感光ドラム5上の残留
トナーはドラムクリーナ6にて完全にクリーニングされ
る。
転写フィルム上に転写された後、感光ドラム5上の残留
トナーはドラムクリーナ6にて完全にクリーニングされ
る。
【0039】また、次の色の潜像形成の前に、前露光ラ
ンプ7からの光露光ドラム5表面に照射され、ドラム表
面上の残留電荷を消去する。
ンプ7からの光露光ドラム5表面に照射され、ドラム表
面上の残留電荷を消去する。
【0040】上記した前露光,1次帯電,レーザ露光,
現像,1次転写,ドラムクリーナの一連のプロセスは、
シアントナー,イエロートナー,黒トナーについても同
様に繰り返され、中間転写フィルム21上には、上記の
マゼンタトナー像,シアントナー像,イエロートナー像
および黒トナー像の4色像が重ねて形成される。
現像,1次転写,ドラムクリーナの一連のプロセスは、
シアントナー,イエロートナー,黒トナーについても同
様に繰り返され、中間転写フィルム21上には、上記の
マゼンタトナー像,シアントナー像,イエロートナー像
および黒トナー像の4色像が重ねて形成される。
【0041】このようにして4色像が中間転写フィルム
21上に形成されると、給紙ローラが作動し、複写紙が
レジストローラ11を経て、上記4色像の位置と同期し
て加圧ローラ14,ヒータ13部へ送られる。この時、
複写紙が転写定着部に接近すると、加圧ローラ14が付
勢される。
21上に形成されると、給紙ローラが作動し、複写紙が
レジストローラ11を経て、上記4色像の位置と同期し
て加圧ローラ14,ヒータ13部へ送られる。この時、
複写紙が転写定着部に接近すると、加圧ローラ14が付
勢される。
【0042】線状ヒータ13により、中間転写体上のト
ナー像は軟化溶融されると共に、ローラ14により加圧
されて転写同時定着される。
ナー像は軟化溶融されると共に、ローラ14により加圧
されて転写同時定着される。
【0043】転写紙はファン24により中間転写フィル
ム21と密着走行し、転写紙上のトナーが冷却固化され
る。転写紙は排紙ローラ16,17を経て、中間転写フ
ィルム21と分離し排出される。中間転写フィルム21
上の残留トナーはヒータ18とウェブ19によって除去
される。
ム21と密着走行し、転写紙上のトナーが冷却固化され
る。転写紙は排紙ローラ16,17を経て、中間転写フ
ィルム21と分離し排出される。中間転写フィルム21
上の残留トナーはヒータ18とウェブ19によって除去
される。
【0044】図1中のウェブ15は加圧ローラ14を清
掃するためのもので、加圧ローラ14が加圧状態の時ま
たは圧解除の時に、加圧ローラ14に接触し、回転す
る。
掃するためのもので、加圧ローラ14が加圧状態の時ま
たは圧解除の時に、加圧ローラ14に接触し、回転す
る。
【0045】感光ドラム,中間転写体ベルトを用いた転
写技術の一例を図2および図3に示す。本図は、カラー
電子写真複写装置等で用いられる中間転写方式装置の転
写部を模式的に示したものである。
写技術の一例を図2および図3に示す。本図は、カラー
電子写真複写装置等で用いられる中間転写方式装置の転
写部を模式的に示したものである。
【0046】感光ドラム5上に形成した画像状の静電潜
像は現像部にてネガトナーにより反転現像された後、中
間転写ベルト21への1次転写部に至る。この転写部に
おいて、トナーが有する電荷と逆極性の電界を該中間転
写体21の背面より、転写ローラ22−Cまたはコロナ
放電器等により印加することで、感光ドラム5面上のト
ナーは中間転写ベルト21に静電力により転写される。
像は現像部にてネガトナーにより反転現像された後、中
間転写ベルト21への1次転写部に至る。この転写部に
おいて、トナーが有する電荷と逆極性の電界を該中間転
写体21の背面より、転写ローラ22−Cまたはコロナ
放電器等により印加することで、感光ドラム5面上のト
ナーは中間転写ベルト21に静電力により転写される。
【0047】図2(A)は、第1色目のマゼンタトナー
を転写している1次転写部の模式図である。図2(B)
は、第2色目のシアントナーを転写している1次転写部
の模式図である。図3(A)は、第3色目のイエロート
ナーを転写している1次転写部の模式図である。図3
(B)は、3色のトナー層を転写材に転写している2次
転写部の模式図である。
を転写している1次転写部の模式図である。図2(B)
は、第2色目のシアントナーを転写している1次転写部
の模式図である。図3(A)は、第3色目のイエロート
ナーを転写している1次転写部の模式図である。図3
(B)は、3色のトナー層を転写材に転写している2次
転写部の模式図である。
【0048】2次転写部においては転写紙25を、中間
転写ベルト21上のトナーによる顕画像に密着する。そ
して、ヒータ内蔵の転写ローラ26によって中間転写ベ
ルト21上のトナーが加熱溶融され、同時に加圧ローラ
14によって加圧され、転写紙25に各色トナー像が転
写定着される。
転写ベルト21上のトナーによる顕画像に密着する。そ
して、ヒータ内蔵の転写ローラ26によって中間転写ベ
ルト21上のトナーが加熱溶融され、同時に加圧ローラ
14によって加圧され、転写紙25に各色トナー像が転
写定着される。
【0049】図2(A)の第1色目の転写工程により、
中間転写ベルト21上に転写される。次に、図2(B)
の第2色目の転写工程でシアントナーを転写するのであ
るが、中間転写ベルト21上に負極性マゼンタトナーが
既に転写されているため、転写ローラ22−Cに、第1
色目と同じ値の電圧を印加した場合、転写電界が弱めら
れる。図3(A)の第3色目の転写工程においては、負
極性電荷を帯びたマゼンタトナー,シアントナーが中間
転写ベルト21上に転写されている。よって、第1色
目,第2色目と同じ値の電圧を転写ローラ22−Cに印
加した場合、イエロートナー像を転写するための電界は
さらに弱められることになる。
中間転写ベルト21上に転写される。次に、図2(B)
の第2色目の転写工程でシアントナーを転写するのであ
るが、中間転写ベルト21上に負極性マゼンタトナーが
既に転写されているため、転写ローラ22−Cに、第1
色目と同じ値の電圧を印加した場合、転写電界が弱めら
れる。図3(A)の第3色目の転写工程においては、負
極性電荷を帯びたマゼンタトナー,シアントナーが中間
転写ベルト21上に転写されている。よって、第1色
目,第2色目と同じ値の電圧を転写ローラ22−Cに印
加した場合、イエロートナー像を転写するための電界は
さらに弱められることになる。
【0050】以上の結果、第2色目以降の転写効率が低
下する。
下する。
【0051】図4は、コロナ帯電器を用いた1次転写部
の模式図を示す。コロナ帯電器22−Aは同図の曲線A
の如き放電分布で感光ドラム5に作用している。中間転
写ベルト21は幅aで感光ベルトに接触する。そして、
感光ドラム上のトナー像は上記転写用コロナ帯電器によ
る強電界により、中間転写ベルトに転写される。しか
し、この放電幅bが接触幅aを越えると、感光ドラムと
中間転写ベルトとが接触する前にトナーが感光ドラムか
ら中間転写ベルトに飛翔し、鮮明なトナー像の転写を阻
害する。
の模式図を示す。コロナ帯電器22−Aは同図の曲線A
の如き放電分布で感光ドラム5に作用している。中間転
写ベルト21は幅aで感光ベルトに接触する。そして、
感光ドラム上のトナー像は上記転写用コロナ帯電器によ
る強電界により、中間転写ベルトに転写される。しか
し、この放電幅bが接触幅aを越えると、感光ドラムと
中間転写ベルトとが接触する前にトナーが感光ドラムか
ら中間転写ベルトに飛翔し、鮮明なトナー像の転写を阻
害する。
【0052】図5は、1次転写部の拡大図を示す。コロ
ナ帯電器22−Aは定電流電源25に接続されている。
図示していないコントローラのマイクロコンピュータか
ら、1次転写部で次に第何色目を転写するかを報知する
信号を出力する。また図示していないDCバイアス値設
定回路は転写回数に応じた電圧値を出力し、その設定電
圧値は転写回数が増すほど、出力電圧値が大きくなるよ
うに設定されている。
ナ帯電器22−Aは定電流電源25に接続されている。
図示していないコントローラのマイクロコンピュータか
ら、1次転写部で次に第何色目を転写するかを報知する
信号を出力する。また図示していないDCバイアス値設
定回路は転写回数に応じた電圧値を出力し、その設定電
圧値は転写回数が増すほど、出力電圧値が大きくなるよ
うに設定されている。
【0053】DCバイアス値設定回路より電圧が出力さ
れると、図示していない差動増幅回路,パルス幅可変発
振回路,トランスが作動し、整流回路を経て、転写帯電
器22−Aに直流電流が印加される。印加電流は中間転
写体フィルム21の体積抵抗率,表面抵抗,コロナ放電
器22−Aのインピーダンスにより最適値は変わる。本
実施例においては、第1色目100μA,第2色目12
5μA,第3色目150μA,第4色目175μAに設
定してある。
れると、図示していない差動増幅回路,パルス幅可変発
振回路,トランスが作動し、整流回路を経て、転写帯電
器22−Aに直流電流が印加される。印加電流は中間転
写体フィルム21の体積抵抗率,表面抵抗,コロナ放電
器22−Aのインピーダンスにより最適値は変わる。本
実施例においては、第1色目100μA,第2色目12
5μA,第3色目150μA,第4色目175μAに設
定してある。
【0054】次に、本実施例における中間転写体フィル
ムの体積低効率が1011Ω・cmである場合、コロナ電
流値と転写効率の関係を調べた。ここでは、図6に示す
ようなマゼンタ(M),シアン(C),イエロー
(Y),ブラック(Bk)が同一部分に2色以上色重ね
をしないプリント出力を行った。また、転写効率は、中
間転写フィルム上と感光ドラム上のトナーを回収し、ト
ナー重量によって決定した。
ムの体積低効率が1011Ω・cmである場合、コロナ電
流値と転写効率の関係を調べた。ここでは、図6に示す
ようなマゼンタ(M),シアン(C),イエロー
(Y),ブラック(Bk)が同一部分に2色以上色重ね
をしないプリント出力を行った。また、転写効率は、中
間転写フィルム上と感光ドラム上のトナーを回収し、ト
ナー重量によって決定した。
【0055】
【数1】
【0056】図7(A)に示すように、コロナ電流値が
各色とも100μAと一定の場合、転写効率が2色目以
降低下していることが明白である。この2色目以降転写
効率のダウンは、中間転写体フィルムの体積抵抗率が大
きいほど顕著となる。これは体積抵抗率が大きいと帯電
電位の減衰が遅いためである。従って、中間転写体フィ
ルムの体積抵抗率を小さくすれば、フィルムのチャージ
アップを軽減できるが、そうすると画像にじみの問題が
発生する。
各色とも100μAと一定の場合、転写効率が2色目以
降低下していることが明白である。この2色目以降転写
効率のダウンは、中間転写体フィルムの体積抵抗率が大
きいほど顕著となる。これは体積抵抗率が大きいと帯電
電位の減衰が遅いためである。従って、中間転写体フィ
ルムの体積抵抗率を小さくすれば、フィルムのチャージ
アップを軽減できるが、そうすると画像にじみの問題が
発生する。
【0057】そこで、転写電流を第2色目以降大きくし
て、実効的なドラム方向電流の減少を抑えた結果を図7
(B)に示す。図7(B)において、第2色目以降順次
コロナ電流値を大きくとることによって、1次転写部に
おける転写効率の減少を防いでいる。
て、実効的なドラム方向電流の減少を抑えた結果を図7
(B)に示す。図7(B)において、第2色目以降順次
コロナ電流値を大きくとることによって、1次転写部に
おける転写効率の減少を防いでいる。
【0058】図5においては、中間転写体フィルム21
を感光ドラムに弾性シート23によって押し付けること
によって、トナー飛散の防止を可能としている。
を感光ドラムに弾性シート23によって押し付けること
によって、トナー飛散の防止を可能としている。
【0059】図8は弾性シート23を用いなかった場合
の飛散量を1とし、弾性シート23を用いた場合とを比
較したものである。グラグの縦軸はトナーの飛散量をと
り、横軸は上記弾性シートによる中間転写フィルムの感
光ドラムに対する押圧力をとっている。上記トナーの飛
散量はライン原稿を用い、ラインとラインの間に飛散し
たトナー部の面積対全測定面積の比により求めた。
の飛散量を1とし、弾性シート23を用いた場合とを比
較したものである。グラグの縦軸はトナーの飛散量をと
り、横軸は上記弾性シートによる中間転写フィルムの感
光ドラムに対する押圧力をとっている。上記トナーの飛
散量はライン原稿を用い、ラインとラインの間に飛散し
たトナー部の面積対全測定面積の比により求めた。
【0060】図8に示したグラフからも明らかなよう
に、ある条件下では転写時のトナーの飛散を極力小さく
できることがわかる。
に、ある条件下では転写時のトナーの飛散を極力小さく
できることがわかる。
【0061】また、押圧力をまったく加えない状態にお
いても飛散量が従来の場合よりも改善されていることか
ら、上記押圧シートが転写幅内の転写開始側に中間転写
体フィルムに接して存在するだけでトナー飛散の問題を
改善していることがわかる。
いても飛散量が従来の場合よりも改善されていることか
ら、上記押圧シートが転写幅内の転写開始側に中間転写
体フィルムに接して存在するだけでトナー飛散の問題を
改善していることがわかる。
【0062】弾性シート23のようなシートを用いて
も、この先端が中間転写体フィルムと離れた状態にある
と、転写コロナがこのシートの裏側にまわり込み、それ
ほどの効果は得られない。
も、この先端が中間転写体フィルムと離れた状態にある
と、転写コロナがこのシートの裏側にまわり込み、それ
ほどの効果は得られない。
【0063】図8から、弾性シートの押圧力は、約10
〜50g/cmの範囲とすることが最も好ましいことが
理解できる。この押圧力の設定は、弾性シートの弾性力
や取付角度,フィルムの腰の強さを考慮して設定する。
例えば、フィルムの腰が強ければ押圧力は大きくなり、
逆に弱ければ小さくなる。
〜50g/cmの範囲とすることが最も好ましいことが
理解できる。この押圧力の設定は、弾性シートの弾性力
や取付角度,フィルムの腰の強さを考慮して設定する。
例えば、フィルムの腰が強ければ押圧力は大きくなり、
逆に弱ければ小さくなる。
【0064】ここで注意しなければならないことは、約
50g/cmを過える押圧力を作用させると、現像され
た像のうちで特に線画像において転写画像の中央部が転
写されない減少を発生し易いので、注意を要する。
50g/cmを過える押圧力を作用させると、現像され
た像のうちで特に線画像において転写画像の中央部が転
写されない減少を発生し易いので、注意を要する。
【0065】弾性シート23は、例えば、ポリエチレ
ン,ポリプロピレン,ポリエステル,ポリエチレンテレ
フタートなどの、好ましくは体積抵抗率が1014Ω・c
m以上であるような合成樹脂フィルムで構成される。弾
性シート23は上述のように、弾性シートへ適当な押圧
力を与え、転写電界に大きな影響を及ぼさない等の理由
から、厚みは75〜200μmとするのが好ましい。
ン,ポリプロピレン,ポリエステル,ポリエチレンテレ
フタートなどの、好ましくは体積抵抗率が1014Ω・c
m以上であるような合成樹脂フィルムで構成される。弾
性シート23は上述のように、弾性シートへ適当な押圧
力を与え、転写電界に大きな影響を及ぼさない等の理由
から、厚みは75〜200μmとするのが好ましい。
【0066】図9は、コロナ帯電器,二重構造タイプ弾
性シートを用いた1次転写部の拡大図である。
性シートを用いた1次転写部の拡大図である。
【0067】図10は、転写ムラ防止を目的とした弾性
シートを改良した外観図を示す。これは、体積抵抗率が
1010Ω・cm以上であるようなカバー部材23−A
と、その内側に形成される導伝性部材23−Bからなる
二重構造をなしている。
シートを改良した外観図を示す。これは、体積抵抗率が
1010Ω・cm以上であるようなカバー部材23−A
と、その内側に形成される導伝性部材23−Bからなる
二重構造をなしている。
【0068】カバー部材23−Aとしては、先に述べた
弾性シートと同じ材質を用いる。本実施例においてはポ
リエチレンテレフタートを用いた。カバー部材の厚みは
75〜200μmとするのが好ましい。
弾性シートと同じ材質を用いる。本実施例においてはポ
リエチレンテレフタートを用いた。カバー部材の厚みは
75〜200μmとするのが好ましい。
【0069】他方、導電性部材23−Bとしては、カバ
ー部材23−Aより薄い金属箔とすることが好ましい。
ー部材23−Aより薄い金属箔とすることが好ましい。
【0070】導電性部材23−Bは、カバー部材23−
Aの先端より略1mm離れた位置から幅7mmにて1次
転写部の全域に渡って設けた。ただし、導電性部材23
−Bの長手方向の両端部は、カバー部材23−Aの端部
より略1mmづつ内側になるように形成した。これは充
分な絶縁を得るためである。
Aの先端より略1mm離れた位置から幅7mmにて1次
転写部の全域に渡って設けた。ただし、導電性部材23
−Bの長手方向の両端部は、カバー部材23−Aの端部
より略1mmづつ内側になるように形成した。これは充
分な絶縁を得るためである。
【0071】さらに、導電部材23−Bの長手方向の両
端部を延長し、装置本体の導体部と接続する部分23−
C,23−Dを設け、この部分を介して導電的に接続
し、接地を行った。この接地部は、転写用コロナ放電が
直接当たらないような領域に設けることが好ましい。
端部を延長し、装置本体の導体部と接続する部分23−
C,23−Dを設け、この部分を介して導電的に接続
し、接地を行った。この接地部は、転写用コロナ放電が
直接当たらないような領域に設けることが好ましい。
【0072】図11は、弾性シート単体と二重構造型シ
ートの場合における転写工程中の誘電体シート押圧部近
傍の表面電位を比較した特性図である。本図から、二重
構造型弾性シートの方が、誘電性弾性シート単体よりも
その表面電位の大きさ,振れ幅とも小さくなっているこ
とがわかる。
ートの場合における転写工程中の誘電体シート押圧部近
傍の表面電位を比較した特性図である。本図から、二重
構造型弾性シートの方が、誘電性弾性シート単体よりも
その表面電位の大きさ,振れ幅とも小さくなっているこ
とがわかる。
【0073】転写ムラが発生するのは、誘電体弾性シー
トの押圧部の表面電位が部分的に大きく異なる部分であ
る。誘電体弾性シート単体の場合の画像上に転写ムラが
発生していない領域を対応させると、良好な転写が可能
な領域は、2本の実線で示した内側の領域であり、転写
ムラの発生に関しては、誘電体弾性シートの表面電位の
絶対値よりも、その振れ幅の影響が大きい。
トの押圧部の表面電位が部分的に大きく異なる部分であ
る。誘電体弾性シート単体の場合の画像上に転写ムラが
発生していない領域を対応させると、良好な転写が可能
な領域は、2本の実線で示した内側の領域であり、転写
ムラの発生に関しては、誘電体弾性シートの表面電位の
絶対値よりも、その振れ幅の影響が大きい。
【0074】誘電体弾性シート単体において、転写ムラ
の発生しない表面電位の振れ幅を、改良型弾性シートに
あてはめてみると(図11中2本の点線の内側)、転写
ムラの発生しない転写像を中間転写体フィルムに形成す
ることができる。
の発生しない表面電位の振れ幅を、改良型弾性シートに
あてはめてみると(図11中2本の点線の内側)、転写
ムラの発生しない転写像を中間転写体フィルムに形成す
ることができる。
【0075】誘電体弾性シートは、コロナ帯電器22−
Aの作動によりコロナ帯電され電荷が蓄積されるが、内
部に設けた導電性部材23−Bにより、蓄積電荷の放電
や移動が行われ易く、表面電位の大きさ,変動共に小さ
くすることが可能となる。
Aの作動によりコロナ帯電され電荷が蓄積されるが、内
部に設けた導電性部材23−Bにより、蓄積電荷の放電
や移動が行われ易く、表面電位の大きさ,変動共に小さ
くすることが可能となる。
【0076】さらに、ポリエステル樹脂などからなるカ
バー部材23−Aは、中間転写体フィルム21との摩擦
帯電のために、部分的に異常に大きな電荷が蓄積された
りすることがあるが、導電性部材23−Bの働きにより
表面電位は小さく、振れ幅を小さくすることができる。
バー部材23−Aは、中間転写体フィルム21との摩擦
帯電のために、部分的に異常に大きな電荷が蓄積された
りすることがあるが、導電性部材23−Bの働きにより
表面電位は小さく、振れ幅を小さくすることができる。
【0077】この結果、多色画像を中間転写体フィルム
上に重ねて転写するために、前述のように順次転写電流
をアップしなければならない系において、飛び散り,転
写ムラのない良好な転写像を形成することができる。
上に重ねて転写するために、前述のように順次転写電流
をアップしなければならない系において、飛び散り,転
写ムラのない良好な転写像を形成することができる。
【0078】前記導電性部材に替えて、体積抵抗率が1
05 Ω・cm以下の低抵抗部材を用いた場合にも、同様
の効果がある。
05 Ω・cm以下の低抵抗部材を用いた場合にも、同様
の効果がある。
【0079】また、本実施例においては、カバー部材2
3−Aは一体成形されているようなものとしたが、2つ
のシート状部材に低抵抗部材23−Bをはさみ絶縁性接
着剤などにより張り合せた構成としても同様の効果が得
られる。
3−Aは一体成形されているようなものとしたが、2つ
のシート状部材に低抵抗部材23−Bをはさみ絶縁性接
着剤などにより張り合せた構成としても同様の効果が得
られる。
【0080】図12は、転写・定着部の模式図を示す。
本図において、ヒータ部13は中間転写体フィルム21
の背面に位置しており、その対向位置に加圧ローラ14
が配置されている。
本図において、ヒータ部13は中間転写体フィルム21
の背面に位置しており、その対向位置に加圧ローラ14
が配置されている。
【0081】1次転写中はソレノイド27がONし、加
圧ローラ14は中間転写体フィルム21に接することは
ない。各色トナー像が中間転写体フィルム21に形成さ
れると、給紙ローラ10がONし、レジストローラ11
が中間転写体フィルム上の多色画像に同期してONし、
転写紙29が転写・定着部に導入される。
圧ローラ14は中間転写体フィルム21に接することは
ない。各色トナー像が中間転写体フィルム21に形成さ
れると、給紙ローラ10がONし、レジストローラ11
が中間転写体フィルム上の多色画像に同期してONし、
転写紙29が転写・定着部に導入される。
【0082】レジストローラ11の作動と同期してソレ
ノイド27がOFFし、ヒータ部13と加圧ローラ14
によって転写材29と中間転写体フィルム21は密着挾
着する。
ノイド27がOFFし、ヒータ部13と加圧ローラ14
によって転写材29と中間転写体フィルム21は密着挾
着する。
【0083】転写紙29が転写・定着部を通過すると同
時にソレノイド27がONし、加圧ローラ14による圧
力は解除され、該加圧ローラは再び中間転写体に対して
非接触の状態となる。
時にソレノイド27がONし、加圧ローラ14による圧
力は解除され、該加圧ローラは再び中間転写体に対して
非接触の状態となる。
【0084】本発明において使用したトナーは、ポリエ
ステル樹脂またはスチレン−アクリルエステル樹脂の如
き、トナー形成用材料を溶融混練,粉砕,分級すること
により製造される。必要とあらば、トナーに各種の外添
剤(例えば、疎水性コロイダルシリカ)を添加する加添
工程を付加してもよい。
ステル樹脂またはスチレン−アクリルエステル樹脂の如
き、トナー形成用材料を溶融混練,粉砕,分級すること
により製造される。必要とあらば、トナーに各種の外添
剤(例えば、疎水性コロイダルシリカ)を添加する加添
工程を付加してもよい。
【0085】カラートナーは、定着性およびシャープメ
ルト性を考慮すると、結着樹脂としてポリエステル樹脂
を使用したものが好ましい。シャープメルト性ポリエス
テル樹脂としては、ジオール化合物とジカルボン酸とか
ら合成される分子の主鎖にエステル結合を有する高分子
化合物が例示される。
ルト性を考慮すると、結着樹脂としてポリエステル樹脂
を使用したものが好ましい。シャープメルト性ポリエス
テル樹脂としては、ジオール化合物とジカルボン酸とか
ら合成される分子の主鎖にエステル結合を有する高分子
化合物が例示される。
【0086】特に次式、
【0087】
【化1】
【0088】(式中、Rはエチレンまたはプロピレン基
であり、x,yはそれぞれ1以上の正の整数であり、か
つx+yの平均値は2〜10である。)で代表されるビ
スフェノール誘導体もしくはその置換体をジオール成分
とし、2価以上のカルボン酸またはその酸無水物または
その低級アルキルエステルとからなるカルボン酸成分
(例えばフマル酸,マレイン酸,無水マレイン酸,フタ
ル酸,テレフタル酸,トリメリット酸,ピロメリット酸
など)とを少なくとも共縮重合したポリエステル樹脂
が、シャープな溶融特性を有するので好ましい。
であり、x,yはそれぞれ1以上の正の整数であり、か
つx+yの平均値は2〜10である。)で代表されるビ
スフェノール誘導体もしくはその置換体をジオール成分
とし、2価以上のカルボン酸またはその酸無水物または
その低級アルキルエステルとからなるカルボン酸成分
(例えばフマル酸,マレイン酸,無水マレイン酸,フタ
ル酸,テレフタル酸,トリメリット酸,ピロメリット酸
など)とを少なくとも共縮重合したポリエステル樹脂
が、シャープな溶融特性を有するので好ましい。
【0089】ポリエステル樹脂の軟化点は75〜150
℃、好ましくは80〜120℃が良い。ポリエステル樹
脂を結着樹脂として含有するトナーの軟化特性を図13
に示す。
℃、好ましくは80〜120℃が良い。ポリエステル樹
脂を結着樹脂として含有するトナーの軟化特性を図13
に示す。
【0090】ここではフローテスタ−CFT−500A
型(島津製作所製)を使用し、ダイ(ノズル)の直径
0.2mm、厚み1.0mmとして20kgの押出荷重
を加え、初期設定温度70℃で予熱時間300秒の後、
6℃/分の速度で等速昇温した時、描かれるトナーのプ
ランジャー降下量対温度曲線(以後、軟化S字曲線とい
う)を求める。
型(島津製作所製)を使用し、ダイ(ノズル)の直径
0.2mm、厚み1.0mmとして20kgの押出荷重
を加え、初期設定温度70℃で予熱時間300秒の後、
6℃/分の速度で等速昇温した時、描かれるトナーのプ
ランジャー降下量対温度曲線(以後、軟化S字曲線とい
う)を求める。
【0091】試料となるトナーは1〜3g精秤した微粉
末を用い、プランジャー断面積は10cm2 とする。軟
化S字曲線は、図13のようなカーブとなる。
末を用い、プランジャー断面積は10cm2 とする。軟
化S字曲線は、図13のようなカーブとなる。
【0092】等速昇温するに従い、トナーは徐々に加熱
され、流出が開始される(プランジャー降下A→B)。
さらに昇温すると、溶融状態となったトナーは大きく流
出し(B→C→D)、プランジャー降下が停止し終了す
る(D→E)。S字曲線の高さHは全流出量を示し、H
/2のC点に対応する温度T0 はその試料(例えば、ト
ナーまたは樹脂)の軟化点を示す。
され、流出が開始される(プランジャー降下A→B)。
さらに昇温すると、溶融状態となったトナーは大きく流
出し(B→C→D)、プランジャー降下が停止し終了す
る(D→E)。S字曲線の高さHは全流出量を示し、H
/2のC点に対応する温度T0 はその試料(例えば、ト
ナーまたは樹脂)の軟化点を示す。
【0093】トナーおよび結着樹脂がシャープメルト性
を有するか否かは、トナーまたは結着樹脂の見かけの溶
融粘度を測定することにより判定できる。
を有するか否かは、トナーまたは結着樹脂の見かけの溶
融粘度を測定することにより判定できる。
【0094】シャープメルト性を有するトナーまたは結
着樹脂とは、見かけの溶融粘度が103 ボイズを示す時
の温度をT1 、5×102 ボイズを示す時の温度をT2
とした時、
着樹脂とは、見かけの溶融粘度が103 ボイズを示す時
の温度をT1 、5×102 ボイズを示す時の温度をT2
とした時、
【0095】
【数2】 T1=90〜150 ℃ |ΔT|=|T1−T2|=5〜20℃ の条件を満たすものをいう。
【0096】これらの温度−溶融粘度特性を有するシャ
ープメルト樹脂は、加熱されることにより極めてシャー
プに粘度低下を起こすことが特徴である。このような粘
度低下が最上部トナー層と最下部トナー層との適度な混
合を生じせしめ、さらにトナー層自体の透明性を急激に
増加させ、良好な減色混合を起こす。
ープメルト樹脂は、加熱されることにより極めてシャー
プに粘度低下を起こすことが特徴である。このような粘
度低下が最上部トナー層と最下部トナー層との適度な混
合を生じせしめ、さらにトナー層自体の透明性を急激に
増加させ、良好な減色混合を起こす。
【0097】このようなシャープメルト性のカラートナ
ーは、親和力が大きく転写定着不良を生じやすい。
ーは、親和力が大きく転写定着不良を生じやすい。
【0098】図14は、中間転写体フィルムの断面図を
示す。フィルムは耐熱性・離型性・耐久性等のある単層
あるいは複合層フィルムよりなる。複合層フィルムの場
合、耐熱層である基層上に離型層を積層してある。
示す。フィルムは耐熱性・離型性・耐久性等のある単層
あるいは複合層フィルムよりなる。複合層フィルムの場
合、耐熱層である基層上に離型層を積層してある。
【0099】本実施例においては、耐熱層として20μ
m厚のポリイミドを使用した。離型層はRTV(室温加
流タイプ)シリコンゴムを10μm厚で被膜した。被膜
方法としては、ポリイミド表層をブラスト処理等により
荒らし、RTVシリコンゴム用のプライマーをスプレー
塗工により塗膜し、同じくRTVシリコンゴムをスプレ
ー塗布してなしたものである。
m厚のポリイミドを使用した。離型層はRTV(室温加
流タイプ)シリコンゴムを10μm厚で被膜した。被膜
方法としては、ポリイミド表層をブラスト処理等により
荒らし、RTVシリコンゴム用のプライマーをスプレー
塗工により塗膜し、同じくRTVシリコンゴムをスプレ
ー塗布してなしたものである。
【0100】加圧ローラ14はシリコンゴム等の離型性
の良いゴム弾性層を有し、中間転写体フィルム21と転
写紙29の上行側を挾ませてヒータ部13の上面に対し
てソレノイド27の付勢手段により、例えば総圧4〜7
kgの当圧接をもって対向圧接させてある。これ以上の
圧力を与えた場合、中間転写体フィルム21の寄り,シ
ワ等の問題が発生する。
の良いゴム弾性層を有し、中間転写体フィルム21と転
写紙29の上行側を挾ませてヒータ部13の上面に対し
てソレノイド27の付勢手段により、例えば総圧4〜7
kgの当圧接をもって対向圧接させてある。これ以上の
圧力を与えた場合、中間転写体フィルム21の寄り,シ
ワ等の問題が発生する。
【0101】加圧ローラ14は熱源を持たない。該加圧
ローラ14は転写紙通過時にのみ加圧状態にあり、それ
以外は、中間転写体フィルム21を介してヒータ13と
接触する機会はない。
ローラ14は転写紙通過時にのみ加圧状態にあり、それ
以外は、中間転写体フィルム21を介してヒータ13と
接触する機会はない。
【0102】よって、加圧ローラ14は軟化点T0 以下
の温度に保持される。必要とあらば、該ローラ14をフ
ァン等によって冷却してもよい。中間転写体フィルム2
1の背面より加熱され溶融状態にあるトナー像は、転写
紙の背面に加圧ローラ14が接触すると冷却固化するた
め、転写・定着を確実に行うことができる。
の温度に保持される。必要とあらば、該ローラ14をフ
ァン等によって冷却してもよい。中間転写体フィルム2
1の背面より加熱され溶融状態にあるトナー像は、転写
紙の背面に加圧ローラ14が接触すると冷却固化するた
め、転写・定着を確実に行うことができる。
【0103】図12において、加圧ローラ14が加圧中
はウェブ15が加圧ローラ14に接触する構成をとって
ある。ウェブ15は加圧ローラ14と清掃するためのも
のであり、ウェブ15の回転・巻き取りは、ステッピン
グモータ28によって行われる。
はウェブ15が加圧ローラ14に接触する構成をとって
ある。ウェブ15は加圧ローラ14と清掃するためのも
のであり、ウェブ15の回転・巻き取りは、ステッピン
グモータ28によって行われる。
【0104】図15は、加圧ローラ14の清掃部材のも
う1つの実施例を示す。加圧ローラ14の加圧時、該ロ
ーラ14はウェブ15に接触することによって清掃され
る。該ウェブ15はモータ28によって回転している。
う1つの実施例を示す。加圧ローラ14の加圧時、該ロ
ーラ14はウェブ15に接触することによって清掃され
る。該ウェブ15はモータ28によって回転している。
【0105】図15に示した電源32により、転写紙2
9がヒータ部13,加圧ローラ14間通過時に、トナー
と逆極性の電圧が印加される。導電性または誘電性加圧
ローラに1.5kVの電圧を印加する。転写・定着時に
おいて静電力を用い、転写・定着不良を防止するもので
ある。
9がヒータ部13,加圧ローラ14間通過時に、トナー
と逆極性の電圧が印加される。導電性または誘電性加圧
ローラに1.5kVの電圧を印加する。転写・定着時に
おいて静電力を用い、転写・定着不良を防止するもので
ある。
【0106】さて図1において、ヒータ13と加圧ロー
ラ14によって転写・定着された後、ファン24によっ
て中間転写体フィルム21と転写紙29は密着走行し、
この間にトナーは十分に冷却固化される。その後、排紙
ローラ16,17によって曲率分離され排紙される。中
間転写体フィルム21の清掃のため、ヒータ18とウェ
ブ19が設けられている。
ラ14によって転写・定着された後、ファン24によっ
て中間転写体フィルム21と転写紙29は密着走行し、
この間にトナーは十分に冷却固化される。その後、排紙
ローラ16,17によって曲率分離され排紙される。中
間転写体フィルム21の清掃のため、ヒータ18とウェ
ブ19が設けられている。
【0107】図16は、中間転写体フィルム21の清掃
工程の拡大図を示す。転写定着終了後、ヒータ18がO
Nと同時にソレノイド33がOFFする。ウェブ19が
中間転写体フィルム21に接触し、中間転写体フィルム
上に残留している冷却固化したトナーを軟化点以上の温
度にすることにより溶融させ、ウェブ19によりふきと
る。ここで、ステッピングモータ34によって巻き取り
スピードが制御される。
工程の拡大図を示す。転写定着終了後、ヒータ18がO
Nと同時にソレノイド33がOFFする。ウェブ19が
中間転写体フィルム21に接触し、中間転写体フィルム
上に残留している冷却固化したトナーを軟化点以上の温
度にすることにより溶融させ、ウェブ19によりふきと
る。ここで、ステッピングモータ34によって巻き取り
スピードが制御される。
【0108】中間転写体フィルム21が一周すると、ヒ
ータ18がOFFし、ソレノイド33がONし、ウェブ
19が中間転写体フィルム19より離れて清掃工程が終
了する。なお、この清掃工程は1次転写工程前に実行し
てもよい。
ータ18がOFFし、ソレノイド33がONし、ウェブ
19が中間転写体フィルム19より離れて清掃工程が終
了する。なお、この清掃工程は1次転写工程前に実行し
てもよい。
【0109】図17は、ヒータの構成図を示す。ヒータ
ユニットは、ヒータ,ヒータを断熱支持するホルダー,
ヒータの温度を検知するサーミスタ、および、これらの
部材を支持するステーからなる。ヒータは、厚み1mm
のアルミナ基板上に発熱抵抗層をスクリーン印刷し、そ
の上にオーバーコート層を設けたものである。耐熱性樹
脂からなるホルダーは、ヒータの熱が圧接部以外に逃げ
るのを防いでいる。
ユニットは、ヒータ,ヒータを断熱支持するホルダー,
ヒータの温度を検知するサーミスタ、および、これらの
部材を支持するステーからなる。ヒータは、厚み1mm
のアルミナ基板上に発熱抵抗層をスクリーン印刷し、そ
の上にオーバーコート層を設けたものである。耐熱性樹
脂からなるホルダーは、ヒータの熱が圧接部以外に逃げ
るのを防いでいる。
【0110】図18は、ヒータ制御回路図を示す。He
ater ON信号が加わると、フォトトライアックが
ON、トライアックがONし、ヒータに通電される図中
のRelay信号は検温素子27が異常温度検知した時
に発生し、リレーによって強制的にヒータの通電を遮断
する。
ater ON信号が加わると、フォトトライアックが
ON、トライアックがONし、ヒータに通電される図中
のRelay信号は検温素子27が異常温度検知した時
に発生し、リレーによって強制的にヒータの通電を遮断
する。
【0111】図19は、ゼロクロス検知によるON/O
FF通電方式で温調した時のヒータ温度を示す。
FF通電方式で温調した時のヒータ温度を示す。
【0112】図20は、位相制御方式で温調した時のヒ
ータ温度を示す。
ータ温度を示す。
【0113】このように、中間転写体フィルムで用いる
低熱容量ヒータは急激に温度変化するので、熱ロール方
式のような通電をON/OFFする温度制御方式では大
きな温度リップルを生じ、転写・定着および中間転写体
フィルムの清掃が不均一になることがある。従って、本
実施例ではヒータ温度に応じて電力を変化させる位相制
御方式を採用した。
低熱容量ヒータは急激に温度変化するので、熱ロール方
式のような通電をON/OFFする温度制御方式では大
きな温度リップルを生じ、転写・定着および中間転写体
フィルムの清掃が不均一になることがある。従って、本
実施例ではヒータ温度に応じて電力を変化させる位相制
御方式を採用した。
【0114】図21は、各色成分毎にスクリーン角を設
定するためのスクリーンの概観図である。同図において
51,52,53,54は、各色(マゼンタ,シアン,
イエロー,ブラック)用のスクリーンを表わす。各色ス
クリーンは各々スリットの中にセットされている。スク
リーンはバネ55によって、枠29と連結してある。カ
ム57はステッピングモータ58と連結してある。
定するためのスクリーンの概観図である。同図において
51,52,53,54は、各色(マゼンタ,シアン,
イエロー,ブラック)用のスクリーンを表わす。各色ス
クリーンは各々スリットの中にセットされている。スク
リーンはバネ55によって、枠29と連結してある。カ
ム57はステッピングモータ58と連結してある。
【0115】まず、マゼンタ画像露光時は、ステッピン
グモータ58が回転し、カム57が、マゼンタスクリー
ン51を押し下げる。よって、マゼンタスクリーン51
が窓56にセットされる。露光はマゼンタスクリーン5
1を通過してドラム上に行われる。
グモータ58が回転し、カム57が、マゼンタスクリー
ン51を押し下げる。よって、マゼンタスクリーン51
が窓56にセットされる。露光はマゼンタスクリーン5
1を通過してドラム上に行われる。
【0116】次に、シアン画像露光時には、ステッピン
グモータ58が90度回転する。マゼンタスクリーン2
1はバネ55の力によって、上に引き戻される。同時に
シアンスクリーン22が窓56にセットされる。
グモータ58が90度回転する。マゼンタスクリーン2
1はバネ55の力によって、上に引き戻される。同時に
シアンスクリーン22が窓56にセットされる。
【0117】この図21は、シアンスクリーン55がセ
ットされている模様を示している。同様に、イエロー画
像露光時、ブラック画像露光時の場合は、ステッピング
モータ58が90度回転し、それぞれイエロースクリー
ン53,ブラックスクリーン54が窓56にセットされ
る。
ットされている模様を示している。同様に、イエロー画
像露光時、ブラック画像露光時の場合は、ステッピング
モータ58が90度回転し、それぞれイエロースクリー
ン53,ブラックスクリーン54が窓56にセットされ
る。
【0118】図22(A),(B)はマゼンタ,シアン
のスクリーン、または、顕画像の一例を示す。
のスクリーン、または、顕画像の一例を示す。
【0119】図22(A)には、マゼンタのスクリーン
角θM を
角θM を
【0120】
【数3】
【0121】に設定した場合を示す。ここで黒い部分は
光を透過する部分、つまり顕画像を示す。白い部分は光
を遮断する部分、つまり、スクリーンによって画像が除
去された部分を示している。
光を透過する部分、つまり顕画像を示す。白い部分は光
を遮断する部分、つまり、スクリーンによって画像が除
去された部分を示している。
【0122】図22(B)は、シアンのスクリーン角θ
C を
C を
【0123】
【数4】
【0124】に設定した場合を示す。マゼンタ,シアン
について上述したような、スクリーン角を持つと、マゼ
ンタおよびシアンの重複する画像領域のうち近接する3
つは、略正3角形の各頂点に位置している(図23参
照)。
について上述したような、スクリーン角を持つと、マゼ
ンタおよびシアンの重複する画像領域のうち近接する3
つは、略正3角形の各頂点に位置している(図23参
照)。
【0125】このように、本実施例では各色の相互に重
複する画像領域と重複しない画像領域とが短周期で発生
されるようになるので、中間転写体の速度ムラ,ベルト
蛇行等に起因する長周期の色ムラが解消され、色ズレ
(レジストのズレ)が生じても画像の色味変化を防止す
ることができる。
複する画像領域と重複しない画像領域とが短周期で発生
されるようになるので、中間転写体の速度ムラ,ベルト
蛇行等に起因する長周期の色ムラが解消され、色ズレ
(レジストのズレ)が生じても画像の色味変化を防止す
ることができる。
【0126】以上は2色で画像形成する場合に各色成分
について独立にスクリーン角を設定する実施例について
説明した。
について独立にスクリーン角を設定する実施例について
説明した。
【0127】次に、3色カラーを用いた実施例について
詳述する。
詳述する。
【0128】図24(A)〜(C)は、マゼンタ,シア
ン,イエローのスクリーン、または、顕画像を示す。図
24(A)はマゼンタのスクリーン角θM を
ン,イエローのスクリーン、または、顕画像を示す。図
24(A)はマゼンタのスクリーン角θM を
【0129】
【数5】
【0130】に設定した場合を示す。黒い部分および白
い部分は図22の場合と同様に、光を透過する部分、し
ない部分、または、顕画像,スクリーンによって除去さ
れた部分を示している。
い部分は図22の場合と同様に、光を透過する部分、し
ない部分、または、顕画像,スクリーンによって除去さ
れた部分を示している。
【0131】図24(B)はシアンのスクリーン角θC
を
を
【0132】
【数6】
【0133】に設定した場合を示す。図24(C)は、
イエローのスクリーン角θY をθY =90°に設定した
場合を示す。
イエローのスクリーン角θY をθY =90°に設定した
場合を示す。
【0134】図25は、3色画像を重ね合わせた顕画像
を示す。マゼンタとシアンを重ね合わせた時の重複する
画像領域のうち、近接する3つは、図23に示したよう
に略正3角形の頂点に位置している。また、シアンとイ
エロー,イエローとマゼンタを重ね合わせた時の重複画
像領域も、近接する3つの重複画像が略正3角形の各頂
点に位置している。
を示す。マゼンタとシアンを重ね合わせた時の重複する
画像領域のうち、近接する3つは、図23に示したよう
に略正3角形の頂点に位置している。また、シアンとイ
エロー,イエローとマゼンタを重ね合わせた時の重複画
像領域も、近接する3つの重複画像が略正3角形の各頂
点に位置している。
【0135】このように、本実施例では、各色の相互に
重複する画像領域と重複しない画像領域とが短周期で発
生されるようになるので、中間転写体の速度ムラ,ベル
ト蛇行等に起因する長周期の色ムラが解消され、色ズレ
(レジストのズレ)が生じても画像の色味変化を防止す
ることができる。
重複する画像領域と重複しない画像領域とが短周期で発
生されるようになるので、中間転写体の速度ムラ,ベル
ト蛇行等に起因する長周期の色ムラが解消され、色ズレ
(レジストのズレ)が生じても画像の色味変化を防止す
ることができる。
【0136】特に本実施例のように、有彩色同士の多重
画像において、近接する複数の重複画像領域が正多角形
となるようにした場合にその効果は大きい。
画像において、近接する複数の重複画像領域が正多角形
となるようにした場合にその効果は大きい。
【0137】次に、略帯状の画素を形成する実施例につ
いて説明する。
いて説明する。
【0138】図26は本実施例の特徴を最も良く表わす
図面であり、同図において、黒く塗りつぶした帯状部分
は画像の形成状態を示したものである。
図面であり、同図において、黒く塗りつぶした帯状部分
は画像の形成状態を示したものである。
【0139】図26(A)は第1色目、同図(B)は第
2色目のパターンであり、ハーフトーン画像の出力状態
を表わしたものである。また、図27にハイライト画像
の出力状態を示した。
2色目のパターンであり、ハーフトーン画像の出力状態
を表わしたものである。また、図27にハイライト画像
の出力状態を示した。
【0140】以下、上記の画像を形成するための手段に
ついて詳細に説明する。
ついて詳細に説明する。
【0141】図28に示すような光量分布を持ったレー
ザーを使用して、各画素の露光分布が、図29に示す直
線状につながるように各画素を配置した(図30参
照)。図30(A)は第1色目、同図(B)は第2色目
に対応する。
ザーを使用して、各画素の露光分布が、図29に示す直
線状につながるように各画素を配置した(図30参
照)。図30(A)は第1色目、同図(B)は第2色目
に対応する。
【0142】また、主走査方向の記録密度は160dP
I,副走査方向の記録密度は400dPIとし、像形成
角は第1色目を26.6°、第2色目を−26.6°と
した。そして、図31に示すような三角波を用い、この
三角波を主走査ライン毎に遅延させた。
I,副走査方向の記録密度は400dPIとし、像形成
角は第1色目を26.6°、第2色目を−26.6°と
した。そして、図31に示すような三角波を用い、この
三角波を主走査ライン毎に遅延させた。
【0143】次に、上記三角波の遅延手段について説明
する。
する。
【0144】図32は、レーザプリンタに画像濃度信号
を与え画像濃度信号に応じた中間長画像を再現するため
に、レーザの発光時間を画像濃度信号に応じて変調する
方法を実現する回路ブロック図である。
を与え画像濃度信号に応じた中間長画像を再現するため
に、レーザの発光時間を画像濃度信号に応じて変調する
方法を実現する回路ブロック図である。
【0145】図32において、デジタルデータ出力装置
71からのデジタルデータ61は、D/Aコンバータ7
2によってアナログ画像信号62に変換される。
71からのデジタルデータ61は、D/Aコンバータ7
2によってアナログ画像信号62に変換される。
【0146】一方、画像データの転送画素クロック63
をオシレータ73の発生する基準クロック信号64によ
りタイミング信号発生回路74で分周(ここでは2分の
1周期にカウントダウン)して得られたスクリーンクロ
ック25を同期信号とするパターン信号66(例えば三
角波)が、パターン信号発生器75によって作られる。
をオシレータ73の発生する基準クロック信号64によ
りタイミング信号発生回路74で分周(ここでは2分の
1周期にカウントダウン)して得られたスクリーンクロ
ック25を同期信号とするパターン信号66(例えば三
角波)が、パターン信号発生器75によって作られる。
【0147】アナログ画像信号62とパターン信号66
は比較器76により比較され、アナログ画像信号62の
方が大きいときは“0”、小さいときは“1”として2
値化画像データ67が作成され出力される。
は比較器76により比較され、アナログ画像信号62の
方が大きいときは“0”、小さいときは“1”として2
値化画像データ67が作成され出力される。
【0148】このように本画像処理方法は、デジタル画
像信号を一度アナログ画像信号に変換した後、所定周期
の三角波と比較することにより、ほぼ連続的のパルス幅
変調を行い、階調性のよい高画質な画像出力が得られる
ようにしたものである。
像信号を一度アナログ画像信号に変換した後、所定周期
の三角波と比較することにより、ほぼ連続的のパルス幅
変調を行い、階調性のよい高画質な画像出力が得られる
ようにしたものである。
【0149】図32に示したパルス幅変調の回路におい
て、タイミング信号発生回路74とパターン信号発生器
75の間にシフトレジスタ77を設け、各走査ライン毎
にパターン信号66の位相を遅延させることにより、ス
クリーン角をもった網点化画像を出力することができ
る。
て、タイミング信号発生回路74とパターン信号発生器
75の間にシフトレジスタ77を設け、各走査ライン毎
にパターン信号66の位相を遅延させることにより、ス
クリーン角をもった網点化画像を出力することができ
る。
【0150】この遅延回路による各走査ライン毎のパタ
ーン信号の遅延発生例を図33に示す。また、このパタ
ーン信号により各色の出力画像のパターンを図34に示
す。
ーン信号の遅延発生例を図33に示す。また、このパタ
ーン信号により各色の出力画像のパターンを図34に示
す。
【0151】記録密度は主走査方向160dPI、副走
査方向400dPIとし、三角波の遅延量は、第1色目
2/5画素、第2色目を3/5画素とし、それぞれの像
形成角は26.6°,−26.6°である。
査方向400dPIとし、三角波の遅延量は、第1色目
2/5画素、第2色目を3/5画素とし、それぞれの像
形成角は26.6°,−26.6°である。
【0152】このように各色毎に異なったスクリーン角
をもたせることにより、印刷技術を取り入れたカラーレ
ーザプリンタにより、中間転写体フィルムのよれ,レジ
ズレが生じても、色ムラ,色味変化のない出力画像が得
られる。
をもたせることにより、印刷技術を取り入れたカラーレ
ーザプリンタにより、中間転写体フィルムのよれ,レジ
ズレが生じても、色ムラ,色味変化のない出力画像が得
られる。
【0153】次に、色ムラ,色味変化の起こらない理由
について記述する。
について記述する。
【0154】図34に示した各色パターンを多重する
と、通常ズレがなければ図35のように、重複する画素
としない画素とが周期的に現われてくる。
と、通常ズレがなければ図35のように、重複する画素
としない画素とが周期的に現われてくる。
【0155】ここで仮に、図35(B)のように第1色
目の画像が本来多重されるべき位置より全体的に1画素
分右にずれてしまったとする。図35(A)と同図
(B)とを比較すると、重複している画素,していない
画素の現われる位置にズレは生じるが、それらの現われ
るパターンは全く同じであることがわかる。
目の画像が本来多重されるべき位置より全体的に1画素
分右にずれてしまったとする。図35(A)と同図
(B)とを比較すると、重複している画素,していない
画素の現われる位置にズレは生じるが、それらの現われ
るパターンは全く同じであることがわかる。
【0156】また、ズレによって本来重なるべきであっ
たが、重ならなくなった画素の数と、重ならないはずだ
った画素が重なった画素との数が、同数であることもわ
かる。これが、直接色ムラ,色味変化のない画像を生み
だす原理である。
たが、重ならなくなった画素の数と、重ならないはずだ
った画素が重なった画素との数が、同数であることもわ
かる。これが、直接色ムラ,色味変化のない画像を生み
だす原理である。
【0157】次に、記録すべき位置の重複する画素のう
ち、近接する複数の画素が略正多角形の頂点に位置する
ように、ライン上の画素の周期およびライン毎の画素の
位相を各色成分毎に設定する実施例について説明する。
ち、近接する複数の画素が略正多角形の頂点に位置する
ように、ライン上の画素の周期およびライン毎の画素の
位相を各色成分毎に設定する実施例について説明する。
【0158】図36は、本実施例の制御回路の構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【0159】この制御回路は、デジタルカラー画像をデ
ジタル信号からアナログ信号に変換するD/Aコンバー
タ81と、アナログカラー画像信号のパルス変調を行う
ためのパルスパターン発生器82と、D/Aコンバータ
81から出力されるアナログカラー画像信号とパルスパ
ターン発生器82から出力されるパルスパターンとを比
較してパルス幅変調を行うコンパレータ88と、このコ
ンパレータ88から出力されるPWM信号を増幅するア
ンプ89を有している。
ジタル信号からアナログ信号に変換するD/Aコンバー
タ81と、アナログカラー画像信号のパルス変調を行う
ためのパルスパターン発生器82と、D/Aコンバータ
81から出力されるアナログカラー画像信号とパルスパ
ターン発生器82から出力されるパルスパターンとを比
較してパルス幅変調を行うコンパレータ88と、このコ
ンパレータ88から出力されるPWM信号を増幅するア
ンプ89を有している。
【0160】また、この制御回路は、パルスパターン発
生器82で発生されたパルスパターンを遅延させるシフ
トレジスタ86と、後述の位相変化量パターン発生器8
4から出力されるパターンに基づいてシフトレジスタ8
6に形成される遅延パターンを選択するセレクタ87と
を有している。
生器82で発生されたパルスパターンを遅延させるシフ
トレジスタ86と、後述の位相変化量パターン発生器8
4から出力されるパターンに基づいてシフトレジスタ8
6に形成される遅延パターンを選択するセレクタ87と
を有している。
【0161】ここで、本実施例では、後述するように、
基準となるPWMの単位を2画素で1単位とした場合
に、1/4画素の遅延を遅延量の単位とする。
基準となるPWMの単位を2画素で1単位とした場合
に、1/4画素の遅延を遅延量の単位とする。
【0162】従って、上記シフトレジスタ85の遅延に
よるPWMのパターンは、8種類形成される。
よるPWMのパターンは、8種類形成される。
【0163】従って、セレクタ87は、シフトレジスタ
26に形成される8種類の遅延パターンから1種類を選
択して出力する動作を行う。すなわち、セレクタ27
は、M(マゼンタ)であればライン毎にDM 画素分遅延
させ、Y(イエロー)であればライン毎にDY 画素分遅
延させ、C(シアン)であればライン毎にDC 画素分遅
延させ、Bk(ブラック)であればライン毎にDBk画素
分遅延させる働きをする。
26に形成される8種類の遅延パターンから1種類を選
択して出力する動作を行う。すなわち、セレクタ27
は、M(マゼンタ)であればライン毎にDM 画素分遅延
させ、Y(イエロー)であればライン毎にDY 画素分遅
延させ、C(シアン)であればライン毎にDC 画素分遅
延させ、Bk(ブラック)であればライン毎にDBk画素
分遅延させる働きをする。
【0164】また、図36において、カウンタ85は、
水平同期信号をカウントするものである。なお、カウン
タ85は、水平同期信号が「8」までカウントされる
と、再び「1」からカウントを開始するよう、「1」〜
「8」までを繰り返してカウントする回路である。
水平同期信号をカウントするものである。なお、カウン
タ85は、水平同期信号が「8」までカウントされる
と、再び「1」からカウントを開始するよう、「1」〜
「8」までを繰り返してカウントする回路である。
【0165】位相変化量パターン発生器84は、例えば
RAMで構成されて各色のパターンが格納されており、
カウンタ85からのカウント数およびCPU83からの
制御信号に応じたパターンをセレクタ87に出力する。
RAMで構成されて各色のパターンが格納されており、
カウンタ85からのカウント数およびCPU83からの
制御信号に応じたパターンをセレクタ87に出力する。
【0166】CPU83は、パルスパターン発生器82
に色毎のパターン信号を出力し、セレクタ87から出力
される最終出力を制御するとともに、位相変化量パター
ン発生器84におけるパターン信号の発生を制御してい
る。
に色毎のパターン信号を出力し、セレクタ87から出力
される最終出力を制御するとともに、位相変化量パター
ン発生器84におけるパターン信号の発生を制御してい
る。
【0167】次に、上述したカラー画像形成装置の動作
について説明する。
について説明する。
【0168】まず、多色画像信号(例えば、本実施例に
おいては、M,C,Y,Bkの4種のデジタル信号)
は、各色成分毎に順次D/Aコンバータによりアナログ
信号aに変換される。
おいては、M,C,Y,Bkの4種のデジタル信号)
は、各色成分毎に順次D/Aコンバータによりアナログ
信号aに変換される。
【0169】一方、高速クロックから分周されたクロッ
クを利用して、CPU83の制御により各色成分毎に決
められた基準信号b(実施例においては三角波)をパル
スパターン発生器82によって生成する。
クを利用して、CPU83の制御により各色成分毎に決
められた基準信号b(実施例においては三角波)をパル
スパターン発生器82によって生成する。
【0170】そして、この基準信号bは、シフトレジス
タ86に入力されて8種類のパターンで遅延され、セレ
クタ87によってそのうち1つが選択され、基準信号c
として出力される。
タ86に入力されて8種類のパターンで遅延され、セレ
クタ87によってそのうち1つが選択され、基準信号c
として出力される。
【0171】この基準信号cは、コンパレータ88によ
ってアナログ信号aと比較され、これによってPWM信
号dが発生される。
ってアナログ信号aと比較され、これによってPWM信
号dが発生される。
【0172】PWM信号dは、増幅器89によって増幅
され、処理信号Bとなって出力される。この処理信号B
に基づいて、図示しないレーザ半導体が駆動され、電子
写真方式にて像形成が行われる。このような動作が各色
成分毎に行われ、各色が重ね合わされる。
され、処理信号Bとなって出力される。この処理信号B
に基づいて、図示しないレーザ半導体が駆動され、電子
写真方式にて像形成が行われる。このような動作が各色
成分毎に行われ、各色が重ね合わされる。
【0173】図37(A)および(B)は、MおよびC
における基準信号(三角波)の一例を示す波形図であ
る。
における基準信号(三角波)の一例を示す波形図であ
る。
【0174】まず、Mの画像形成時に用いる三角波信号
は、図37(A)に示すように、基準となるべき周波
(2画素)を有しており、1ライン目では遅延量DM =
0画素分、2ライン目では遅延量DM =2/4画素分、
3ライン目では遅延量DM =4/4画素分、4ライン目
では遅延量DM =6/4画素分でそれぞれ発生される。
なお、5ライン目以降についての遅延量DM は、1〜4
ラインの遅延量DM が繰り返される。
は、図37(A)に示すように、基準となるべき周波
(2画素)を有しており、1ライン目では遅延量DM =
0画素分、2ライン目では遅延量DM =2/4画素分、
3ライン目では遅延量DM =4/4画素分、4ライン目
では遅延量DM =6/4画素分でそれぞれ発生される。
なお、5ライン目以降についての遅延量DM は、1〜4
ラインの遅延量DM が繰り返される。
【0175】このような基準信号による記録すべき画素
の位置は、図38(A)の「○」で示される。
の位置は、図38(A)の「○」で示される。
【0176】次に、Cの画像形成時に用いる三角波信号
は、図37(B)に示すように、基準となるべき周期
(2画素)を有しており、1〜4ライン目の遅延量DC
は、それぞれ0,6/4,4/4,2/4である。
は、図37(B)に示すように、基準となるべき周期
(2画素)を有しており、1〜4ライン目の遅延量DC
は、それぞれ0,6/4,4/4,2/4である。
【0177】M,Cについて上述のような画像形成を行
った場合に、MおよびCを重ね合わせたときに記録すべ
き位置の重複する画素(重複画素)を図39に示す。
った場合に、MおよびCを重ね合わせたときに記録すべ
き位置の重複する画素(重複画素)を図39に示す。
【0178】重複画素のうち近接する3つは略正3角形
の各頂点に位置している。
の各頂点に位置している。
【0179】このように、本実施例では各色の相互に重
複する画素と重複しない画素とが短周期で発生されるよ
うになるので、中間転写体の速度ムラ等の起因する長周
期の色ムラが解消され、色ズレ(レジストのズレ)が生
じても画像の色味変化を防止することができる。
複する画素と重複しない画素とが短周期で発生されるよ
うになるので、中間転写体の速度ムラ等の起因する長周
期の色ムラが解消され、色ズレ(レジストのズレ)が生
じても画像の色味変化を防止することができる。
【0180】以上は、2色で画像形成する場合で、ライ
ン毎の画素の位相を各色成分毎に設定する処理例につい
て説明した。
ン毎の画素の位相を各色成分毎に設定する処理例につい
て説明した。
【0181】次に、フルカラーの処理例について詳述す
る。
る。
【0182】図40(A),(B)および図41
(A),(B)は、M,C,Y,Bkにおける基準信号
(三角波)の一例を示す波形図である。
(A),(B)は、M,C,Y,Bkにおける基準信号
(三角波)の一例を示す波形図である。
【0183】まず、Mの画像形成時に用いる三角波信号
は、図40(A)に示すように、基準となるべき周期
(2画素)を有しており、1ライン目では遅延量DM =
0画素分、2ライン目では遅延量DM =2/4画素分、
3ライン目では遅延量DM =4/4画素分、4ライン目
では遅延量DM =6/4画素分でそれぞれ発生される。
なお、5ライン以上についての遅延量DM は1〜4ライ
ンの遅延量DM が繰り返される。このような基準信号に
よる記録すべき画素の位置は、図42(A)の「○」で
示される。
は、図40(A)に示すように、基準となるべき周期
(2画素)を有しており、1ライン目では遅延量DM =
0画素分、2ライン目では遅延量DM =2/4画素分、
3ライン目では遅延量DM =4/4画素分、4ライン目
では遅延量DM =6/4画素分でそれぞれ発生される。
なお、5ライン以上についての遅延量DM は1〜4ライ
ンの遅延量DM が繰り返される。このような基準信号に
よる記録すべき画素の位置は、図42(A)の「○」で
示される。
【0184】次に、Cの画像形成時に用いる三角波信号
は、図40(B)に示すように、基準となるべき周期
(2画素)を有しており、1〜4ライン目の遅延量DC
は、それぞれ0,6/4,4/4,2/4である。
は、図40(B)に示すように、基準となるべき周期
(2画素)を有しており、1〜4ライン目の遅延量DC
は、それぞれ0,6/4,4/4,2/4である。
【0185】また、Yの画像形成時に用いる三角波信号
は、図41(A)に示すように、基準となるべき周期の
1.5倍の周期(3画素)を有しており、その遅延量D
Y は、全ラインに対して0である。
は、図41(A)に示すように、基準となるべき周期の
1.5倍の周期(3画素)を有しており、その遅延量D
Y は、全ラインに対して0である。
【0186】さらに、Bkの画像形成時に用いる三角波
信号は、図41(B)に示すように、基準となるべき周
期(2画素)を有しており、その遅延量DBkは、奇数ラ
インで0、偶数ラインで6/4である。
信号は、図41(B)に示すように、基準となるべき周
期(2画素)を有しており、その遅延量DBkは、奇数ラ
インで0、偶数ラインで6/4である。
【0187】M,C,YおよびBkにおける記録すべき
画素の位置は、図42(A),(B)および図43
(A),(B)に、それぞれ示される。
画素の位置は、図42(A),(B)および図43
(A),(B)に、それぞれ示される。
【0188】M,C,Y,Bkについて上述したような
画像形成を行った場合、MおよびCを重ね合わせたとき
に記録すべき位置の重複する画素(重複画素)を、図4
4(A)に示す。
画像形成を行った場合、MおよびCを重ね合わせたとき
に記録すべき位置の重複する画素(重複画素)を、図4
4(A)に示す。
【0189】重複画素のうち近接する3つは略正3角形
の各頂点に位置している。
の各頂点に位置している。
【0190】また、CとY,YとMを重ね合わせたとき
の重複画素については、図44(B),(C)にそれぞ
れ示すように、近接する3つの重複画素がやはり略正3
角形の各頂点に位置している。
の重複画素については、図44(B),(C)にそれぞ
れ示すように、近接する3つの重複画素がやはり略正3
角形の各頂点に位置している。
【0191】このように、本実施例では各色の相互に重
複する画素と重複しない画素とが短周期で発生するよう
になるので、中間転写体の速度ムラ等に起因する長周期
の色ムラが解消され、色ズレ(レジストのズレ)が生じ
ても画像の色味変化を防止することができる。
複する画素と重複しない画素とが短周期で発生するよう
になるので、中間転写体の速度ムラ等に起因する長周期
の色ムラが解消され、色ズレ(レジストのズレ)が生じ
ても画像の色味変化を防止することができる。
【0192】特に本実施例のように、有彩色同士の多重
画像において、近接する複数の画素が正多角形となるよ
うにした場合に、より大きな効果を得ることができる。
画像において、近接する複数の画素が正多角形となるよ
うにした場合に、より大きな効果を得ることができる。
【0193】また、本発明の他の実施例として、M,
C,Y,Bkの記録すべき画素の位置を、図45
(A),(B)および図46(A),(B)に示すよう
に設定するようにしてもよい。
C,Y,Bkの記録すべき画素の位置を、図45
(A),(B)および図46(A),(B)に示すよう
に設定するようにしてもよい。
【0194】このような画像形成を行う装置としては、
第1実施例における装置(図36参照)と同じ構成を用
いればよく、位相変化パターン発生器24の内容を書き
換えるだけで実施できる。
第1実施例における装置(図36参照)と同じ構成を用
いればよく、位相変化パターン発生器24の内容を書き
換えるだけで実施できる。
【0195】この場合、MとC,MとY,CとYを重ね
合わせたときの重複画素は、それぞれ図47(A)〜
(C)に示すように、正方形の頂点に位置することにな
る。
合わせたときの重複画素は、それぞれ図47(A)〜
(C)に示すように、正方形の頂点に位置することにな
る。
【0196】また、本発明のさらに他の実施例として、
相互に異なる色成分の記録すべき画素が、図48(A)
〜(C)に示すように設定することもできる。
相互に異なる色成分の記録すべき画素が、図48(A)
〜(C)に示すように設定することもできる。
【0197】この場合、MとC,MとY,CとYを重ね
合わせたときの重複画素を、それぞれ図49(A)〜
(C)に示す。
合わせたときの重複画素を、それぞれ図49(A)〜
(C)に示す。
【0198】MとC,CとYの重ね合わせでは、その重
複画素は、略正3角形の頂点に位置し、MとYの重ね合
わせでは、その重複画素は正方形の頂点に位置してい
る。
複画素は、略正3角形の頂点に位置し、MとYの重ね合
わせでは、その重複画素は正方形の頂点に位置してい
る。
【0199】上述した実施例では、フルカラーで画像形
成を行う場合であったが、例えば黒と赤のような2色で
画像形成する場合にも、本発明を適用することができ
る。この場合には、上述の実施例における有彩色中の任
意の2色成分の画素の周期および位相で像形成を行って
もよいが、図50(A),(B)または図52(A),
(B)に示すように記録すべき画素の周期および位相を
設定してもよい。この場合の重複画素を、それぞれ図5
1および図53に示す。
成を行う場合であったが、例えば黒と赤のような2色で
画像形成する場合にも、本発明を適用することができ
る。この場合には、上述の実施例における有彩色中の任
意の2色成分の画素の周期および位相で像形成を行って
もよいが、図50(A),(B)または図52(A),
(B)に示すように記録すべき画素の周期および位相を
設定してもよい。この場合の重複画素を、それぞれ図5
1および図53に示す。
【0200】特に本実施例では、各色成分において、各
ライン毎に複数の位相で順次繰り返して像形成を行い、
少なくとも1つのラインでは重複画素が周期的に位置す
るように各色成分の画素の周期を設定している。したが
って、重複画素は縦方向および横方向に周期的に位置す
る。
ライン毎に複数の位相で順次繰り返して像形成を行い、
少なくとも1つのラインでは重複画素が周期的に位置す
るように各色成分の画素の周期を設定している。したが
って、重複画素は縦方向および横方向に周期的に位置す
る。
【0201】つまり、複数の色が相互に重なる画素と重
ならない画素とが周期的に発生するので、1つの色成分
について位置ずれが生じた場合であっても重なる画素と
重ならない画素とがずれるだけであり、色味の変化等を
生じることはない。しかも重なる画素と重ならない画素
とが短周期で発生するので、長周期の色ムラが起こらな
い。
ならない画素とが周期的に発生するので、1つの色成分
について位置ずれが生じた場合であっても重なる画素と
重ならない画素とがずれるだけであり、色味の変化等を
生じることはない。しかも重なる画素と重ならない画素
とが短周期で発生するので、長周期の色ムラが起こらな
い。
【0202】その他の実施例1 図54は、他の実施例である多色画像形成装置の概略図
を示す。本実施例では、装置本体内に第1,第2,第3
および第4画像形成部が並設されている感光ドラム10
1a,101b,101c,101dを具備し、感光ド
ラム101a,101b,101cおよび101dは、
その外周側に潜像形成部99a,100a,99b,1
00b,99c,100c,99d,100d、現像部
102a,102b,102c,102dおよびクリー
ニング部103a,103b,103c,103dが配
置される。
を示す。本実施例では、装置本体内に第1,第2,第3
および第4画像形成部が並設されている感光ドラム10
1a,101b,101c,101dを具備し、感光ド
ラム101a,101b,101cおよび101dは、
その外周側に潜像形成部99a,100a,99b,1
00b,99c,100c,99d,100d、現像部
102a,102b,102c,102dおよびクリー
ニング部103a,103b,103c,103dが配
置される。
【0203】かかる構成にて、先ず第1画像形成部の感
光ドラム101a上に、潜像形成部99a,100aに
より原稿画像におけるマゼンタ成分色の潜像が形成され
る。該潜像は現像部102aのマゼンタトナーを有する
現像剤で可視画像とされ、転写部104aにて該マゼン
タトナー像は中間転写体フィルム105上に転写され
る。
光ドラム101a上に、潜像形成部99a,100aに
より原稿画像におけるマゼンタ成分色の潜像が形成され
る。該潜像は現像部102aのマゼンタトナーを有する
現像剤で可視画像とされ、転写部104aにて該マゼン
タトナー像は中間転写体フィルム105上に転写され
る。
【0204】一方、上記のようにマゼンタトナー画像が
中間転写体フィルム上に転写されている間に、第2画像
形成部ではシアン成分色の潜像が形成され、続いて現像
部102bで、シアントナーによるトナー像が得られ
る。該シアントナー像は、上記第1画像形成部での転写
が終了した中間転写体フィルム105が転写部104b
に搬入されたとき、該中間転写体フィルム105の所定
位置に転写される。
中間転写体フィルム上に転写されている間に、第2画像
形成部ではシアン成分色の潜像が形成され、続いて現像
部102bで、シアントナーによるトナー像が得られ
る。該シアントナー像は、上記第1画像形成部での転写
が終了した中間転写体フィルム105が転写部104b
に搬入されたとき、該中間転写体フィルム105の所定
位置に転写される。
【0205】以下、上記と同様な方法により第3,第4
画像形成部によってイエロー色,ブロック色の画像形成
が行われ、上記同一の中間転写体フィルム105に該イ
エロー色,ブラック色が所定位置に転写される。このよ
うな画像プロセスが終了すると給紙ローラが作動し、転
写紙108がレジストローラ109を経て、上記4色像
の位置と同期して転写・定着部へ送られる。転写紙10
8が転写定着部に接近すると、ヒータ50がONされ、
加圧ローラ11が付勢される。
画像形成部によってイエロー色,ブロック色の画像形成
が行われ、上記同一の中間転写体フィルム105に該イ
エロー色,ブラック色が所定位置に転写される。このよ
うな画像プロセスが終了すると給紙ローラが作動し、転
写紙108がレジストローラ109を経て、上記4色像
の位置と同期して転写・定着部へ送られる。転写紙10
8が転写定着部に接近すると、ヒータ50がONされ、
加圧ローラ11が付勢される。
【0206】線状ヒータを有するヒータ部110によ
り、中間転写体上のトナー像は軟化・溶融されると共
に、ヒータ111により加圧されて転写同時定着され
る。
り、中間転写体上のトナー像は軟化・溶融されると共
に、ヒータ111により加圧されて転写同時定着され
る。
【0207】転写・定着工程が終了すると、ヒータ55
がONし、ウェブ116が中間転写体フィルム105に
接触し、中間転写体フィルム105に冷却固化した残留
トナーを加熱・溶融し、ウェブ116によって清掃され
る。これは、中間転写体フィルム105が1周する間、
または、画像形成領域のフィルム長実行される。
がONし、ウェブ116が中間転写体フィルム105に
接触し、中間転写体フィルム105に冷却固化した残留
トナーを加熱・溶融し、ウェブ116によって清掃され
る。これは、中間転写体フィルム105が1周する間、
または、画像形成領域のフィルム長実行される。
【0208】本実施例の画像形成装置においても、前記
実施例と同様の潜像形成を行い、現像・転写・定着を行
いカラー画像を出力した結果、色ムラのないカラー画像
を得ることができた。
実施例と同様の潜像形成を行い、現像・転写・定着を行
いカラー画像を出力した結果、色ムラのないカラー画像
を得ることができた。
【0209】その他の実施例2 本発明の他の実施例として、スクリーンの概観図(図5
5)に示す。本実施例では、マゼンタスクリーン12
1,シアンスクリーン122,イエロースクリーン12
3,ブラックスクリーン124の4枚のスクリーンがそ
れぞれ90°の角度をもってパドル状に配置され、軸1
26はステッピングモータ125に連結されている。
5)に示す。本実施例では、マゼンタスクリーン12
1,シアンスクリーン122,イエロースクリーン12
3,ブラックスクリーン124の4枚のスクリーンがそ
れぞれ90°の角度をもってパドル状に配置され、軸1
26はステッピングモータ125に連結されている。
【0210】マゼンタ色露光時はステッピングモータ1
25が回転し、マゼンタスクリーン121を通過してド
ラム上に露光されるように、マゼンタスクリーン121
が配置される。
25が回転し、マゼンタスクリーン121を通過してド
ラム上に露光されるように、マゼンタスクリーン121
が配置される。
【0211】シアン色露光時は、ステッピングモータが
90°回転し、シアンスクリーン122を通過してドラ
ム上に露光されるようにシアンスクリーン72が配置さ
れる。
90°回転し、シアンスクリーン122を通過してドラ
ム上に露光されるようにシアンスクリーン72が配置さ
れる。
【0212】以下、イエロー色,ブラック色の露光時も
同様に、ステッピングモータ125がそれぞれ90°回
転して、イエロースクリーン123またはブラックスク
リーン124を通過してドラムに露光される。
同様に、ステッピングモータ125がそれぞれ90°回
転して、イエロースクリーン123またはブラックスク
リーン124を通過してドラムに露光される。
【0213】次に、スクリーン角設定方法の他の実施例
を示す。
を示す。
【0214】図56(A)〜(C)に示すように、スク
リーン角を設定することもできる。
リーン角を設定することもできる。
【0215】また図57に示すように、マゼンタとシア
ン,シアンとイエロー,イエローとマゼンタを重ね合わ
せた時の重複画像領域は、正方形の頂点に位置する。
ン,シアンとイエロー,イエローとマゼンタを重ね合わ
せた時の重複画像領域は、正方形の頂点に位置する。
【0216】このように本実施例では、各色成分につい
て、独立にスクリーン角を設定する。この時、重複画像
領域が縦方向および横方向に周期的に位置するように、
スクリーン角を設定する。つまり、複数の色が相互に重
なる画像領域と、重ならない画像領域とが周期的に発生
するので、1つの色成分について、位置ずれが生じた場
合であっても、重なる画像領域と重ならない画像領域と
がずれるだけであり、色味の変化等を生じることはな
い。しかも、重なる画像領域と重ならない画像領域と
が、短周期で発生するので、長周期の色ムラが起こらな
い。
て、独立にスクリーン角を設定する。この時、重複画像
領域が縦方向および横方向に周期的に位置するように、
スクリーン角を設定する。つまり、複数の色が相互に重
なる画像領域と、重ならない画像領域とが周期的に発生
するので、1つの色成分について、位置ずれが生じた場
合であっても、重なる画像領域と重ならない画像領域と
がずれるだけであり、色味の変化等を生じることはな
い。しかも、重なる画像領域と重ならない画像領域と
が、短周期で発生するので、長周期の色ムラが起こらな
い。
【0217】以上はレーザビームプリンタについて適用
した場合を説明したが、複数の色画像を中間転写体上に
重ね合わせ、その後転写材に一括転写装置、全てに適用
することができる。よって、アナログカラー電子写真複
写機,デジタルカラー電子写真複写機,カラープリンタ
等に応用可能である。また、フルカラーに限らず、2色
の重ね合わせ等にも適用できる。
した場合を説明したが、複数の色画像を中間転写体上に
重ね合わせ、その後転写材に一括転写装置、全てに適用
することができる。よって、アナログカラー電子写真複
写機,デジタルカラー電子写真複写機,カラープリンタ
等に応用可能である。また、フルカラーに限らず、2色
の重ね合わせ等にも適用できる。
【0218】その他の実施例3 先の略帯状の画像形成の実施例は、図32に示したよう
なパルス幅変調法を用いたものであるが、本発明はこれ
に限られるものではなく、閾値マトリックスを用いるよ
うなレーザビームプリンタにおいても有効である。
なパルス幅変調法を用いたものであるが、本発明はこれ
に限られるものではなく、閾値マトリックスを用いるよ
うなレーザビームプリンタにおいても有効である。
【0219】以下、閾値マトリックスを用いた2値プリ
ンタにおける実施例について説明する。
ンタにおける実施例について説明する。
【0220】図58は、実施例で用いる閾値マトリック
スを示す。ここでは6×6のマトリックスを基本とし、
1画素は400dPI×400dPIに相当する。ま
た、図58の(A)は第1色目、(B)は第2色目、
(C)は第3色目に相当する。なお、上述した閾値マト
リックスのパターンは上記のものに限られるものではな
く、出力される画像として帯状の画像が形成されるパタ
ーンであれば適用できるということは勿論である。
スを示す。ここでは6×6のマトリックスを基本とし、
1画素は400dPI×400dPIに相当する。ま
た、図58の(A)は第1色目、(B)は第2色目、
(C)は第3色目に相当する。なお、上述した閾値マト
リックスのパターンは上記のものに限られるものではな
く、出力される画像として帯状の画像が形成されるパタ
ーンであれば適用できるということは勿論である。
【0221】その他の実施例4 これまでは、帯状画像を形成する実施例として、2色お
よび3色の多重画像を形成する場合について述べたが、
本発明はこれに限られるものではなく、2色以上の多重
画像全てに適用可能なものであることは言うまでもな
い。
よび3色の多重画像を形成する場合について述べたが、
本発明はこれに限られるものではなく、2色以上の多重
画像全てに適用可能なものであることは言うまでもな
い。
【0222】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明では、多色
画像の各色成分毎に出力される画像を重ねたときに、各
色成分相互でライン毎に重なっている領域(または画
素)と重なっていない領域(または画素)が短周期に現
われるようにすることにより、像担持体上に形成した各
色トナー像を順次中間転写体に転写した後、該中間転写
体上の多色トナー像を転写材に線状発熱体等を用いて転
写定着して最終画像を得る場合に発生し易い、中間転写
体(フィルム)の寄り、レジストレーションずれに起因
する色ムラ,色ズレの発生や、プリントごとの色味変化
を制御することができ、常に安定した画像が得られると
いう効果が得られる。
画像の各色成分毎に出力される画像を重ねたときに、各
色成分相互でライン毎に重なっている領域(または画
素)と重なっていない領域(または画素)が短周期に現
われるようにすることにより、像担持体上に形成した各
色トナー像を順次中間転写体に転写した後、該中間転写
体上の多色トナー像を転写材に線状発熱体等を用いて転
写定着して最終画像を得る場合に発生し易い、中間転写
体(フィルム)の寄り、レジストレーションずれに起因
する色ムラ,色ズレの発生や、プリントごとの色味変化
を制御することができ、常に安定した画像が得られると
いう効果が得られる。
【図1】本発明の一実施例であるカラー画像形成装置の
概略図である。
概略図である。
【図2】感光ドラム上に形成した各色トナー像を順次中
間転写体に第1の転写とした後、中間転写体上の多色ト
ナー像を転写材に転写・定着する装置の従来の転写工程
の模式図である。
間転写体に第1の転写とした後、中間転写体上の多色ト
ナー像を転写材に転写・定着する装置の従来の転写工程
の模式図である。
【図3】感光ドラム上に形成した各色トナー像を順次中
間転写体に第1の転写とした後、中間転写体上の多色ト
ナー像を転写材に転写・定着する装置の従来の転写工程
の模式図である。
間転写体に第1の転写とした後、中間転写体上の多色ト
ナー像を転写材に転写・定着する装置の従来の転写工程
の模式図である。
【図4】コロナ帯電器を用いた1次転写部の模式図であ
る。
る。
【図5】コロナ帯電器を用いた1次転写部の拡大図であ
る。
る。
【図6】1次転写部における転写効率を調べるために使
用した図である
用した図である
【図7】本実施例の動作説明を行うための図である。
【図8】弾性シートの押圧力と転写トナーの飛散量との
関係を示す図である。
関係を示す図である。
【図9】コロナ帯電器,二重構造タイプ弾性シートを用
いた1次転写部の拡大図である。
いた1次転写部の拡大図である。
【図10】二重構造タイプ弾性シートの斜視図である。
【図11】弾性シート単体の場合と二重構造タイプ弾性
シートの場合の押圧部の表面電位の変動,大きさを表わ
す図である。
シートの場合の押圧部の表面電位の変動,大きさを表わ
す図である。
【図12】転写定着部の拡大図である。
【図13】使用トナーの温度対プランジャー降下量の関
係を示す図である。
係を示す図である。
【図14】中間転写体フィルムの断面図である。
【図15】転写定着部の拡大図である。
【図16】中間転写体フィルム清掃工程の拡大図であ
る。
る。
【図17】ヒータの構成図である。
【図18】ヒータ制御回路図である。
【図19】ゼロクロス検知によるON/OFF通電方式
で温調した時のヒータ温度の時間推移図である。
で温調した時のヒータ温度の時間推移図である。
【図20】位相制御方式で温調した時のヒータ温度の推
移図である。
移図である。
【図21】スクリーンの斜視図である。
【図22】マゼンタ,シアンのスクリーンのパターン図
である。
である。
【図23】マゼンタ,シアンのスクリーンの重ね合わせ
たパターン図である。
たパターン図である。
【図24】マゼンタ,シアン,イエローのスクリーンの
パターン図である。
パターン図である。
【図25】マゼンタ,シアン,イエローのスクリーンを
重ね合わせたパターン図である。
重ね合わせたパターン図である。
【図26】ハーフトーン画像の出力状態を示す図であ
る。
る。
【図27】ハイライト画像の出力状態を示す図である。
【図28】レーザーの光量分布図である。
【図29】各画素が直線状につながる様子を示す図であ
る。
る。
【図30】各画素(1色目,2色目)の配置図である。
【図31】各ライン画素形成(1色目,2色目)のため
の三角波の位相を示す図である。
の三角波の位相を示す図である。
【図32】レーザーの発光時間を画像濃度信号に応じて
変調する回路のブロック図である。
変調する回路のブロック図である。
【図33】各走査ライン毎のパターン信号の遅延発生例
を示す図である。
を示す図である。
【図34】パターン信号による各色(1色目,2色目)
の出力画像のパターン図である。
の出力画像のパターン図である。
【図35】色ムラ,色味変化の起こらない原理について
説明するための図である。
説明するための図である。
【図36】三角波の位相と周波数を変えるための制御回
路のブロック図である。
路のブロック図である。
【図37】マゼンタおよびシアンにおける基準信号(三
角波)の一例を示す波形図である。
角波)の一例を示す波形図である。
【図38】基準信号による記録すべき画素の位置を示す
図である。
図である。
【図39】マゼンタおよびシアンを重ね合わせたときに
記録すべき位置の重複する画素(重複画素)を示す図で
ある。
記録すべき位置の重複する画素(重複画素)を示す図で
ある。
【図40】マゼンタ,シアン,イエロー,ブラックにお
ける基準信号(三角波)の一例を示す波形図である。
ける基準信号(三角波)の一例を示す波形図である。
【図41】マゼンタ,シアン,イエロー,ブラックにお
ける基準信号(三角波)の一例を示す波形図である。
ける基準信号(三角波)の一例を示す波形図である。
【図42】マゼンタ,シアン,イエロー,ブラックにお
ける記録すべき画素の位置を示す図である。
ける記録すべき画素の位置を示す図である。
【図43】マゼンタ,シアン,イエロー,ブラックにお
ける記録すべき画素の位置を示す図である。
ける記録すべき画素の位置を示す図である。
【図44】各色を重ね合わせたときに記録すべき位置の
重複する画素(重複画素)を示す図である。
重複する画素(重複画素)を示す図である。
【図45】マゼンタ,シアン,イエロー,ブラックの記
録すべき画素の位置を示す図である。
録すべき画素の位置を示す図である。
【図46】マゼンタ,シアン,イエロー,ブラックの記
録すべき画素の位置を示す図である。
録すべき画素の位置を示す図である。
【図47】マゼンタとシアン,マゼンタとイエロー,シ
アンとイエローを重ね合わせたときの重複画素を示す図
である。
アンとイエローを重ね合わせたときの重複画素を示す図
である。
【図48】異なる色成分の記録すべき画素の設定方法を
示す図である。
示す図である。
【図49】マゼンタとシアン,マゼンタとイエロー,シ
アンとイエローを重ね合わせたときの重複画素を示す図
である。
アンとイエローを重ね合わせたときの重複画素を示す図
である。
【図50】記録すべき画素の周期および位相の設定方法
を示す図である。
を示す図である。
【図51】重複画素を示す図である。
【図52】記録すべき画素の周期および位相の設定方法
を示す図である。
を示す図である。
【図53】重複画素を示す図である。
【図54】他の実施例による多色画像形成装置の概略図
である。
である。
【図55】他の実施例によるスクリーンの概観図であ
る。
る。
【図56】他の実施例によるスクリーン角の設定図であ
る。
る。
【図57】マゼンタとシアン,シアンとイエロー,イエ
ローとマゼンタを重ね合わせたときの重複画像領域を示
す図である。
ローとマゼンタを重ね合わせたときの重複画像領域を示
す図である。
【図58】他の実施例で用いた閾値マトリックスを示す
図である。
図である。
1 レーザスキャナ 2 第1ミラー 3 第2ミラー 4 現像ユニット 5 感光ドラム 6 1次帯電器 10 給紙ローラ 13 線状ヒータ 14 加圧ローラ 15 ウェブ 16 排紙ローラ 18 ヒータ 21 中間転写体 24 ファン 25 転写紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/01 S 114 A H04N 1/23 103 C 9186−5C 1/29 G 9186−5C
Claims (4)
- 【請求項1】 像担持体上に形成した各色トナー像を中
間転写体に順次転写した後、該中間転写体上の多色トナ
ー像を被記録材上に転写・定着する多色画像形成方法に
おいて、 前記被記録材上に前記多色トナー像を重ね合わせた時
に、少なくとも2つの色成分について、スクリーン角を
各色成分毎に設定することを特徴とする多色画像形成方
法。 - 【請求項2】 像担持体上に形成した各色トナー像を中
間転写体に順次転写した後、該中間転写体上の多色トナ
ー像を被記録材上に転写・定着する多色画像形成方法に
おいて、 前記被記録材上に前記多色トナー像を重ね合わせた時
に、少なくとも2つの色成分について、ライン毎の画素
の位相を各色成分毎に設定することを特徴とする多色画
像形成方法。 - 【請求項3】 請求項2において、少なくとも2つの色
成分について、異なった像形成角を持つ略帯状の画素を
形成することを特徴とする多色画像形成方法。 - 【請求項4】 請求項2において、前記多色画像を重ね
合わせた時に、少なくとも2つの色成分について、記録
すべき位置の重複する画素のうち、近接する複数の画素
が略正多角形の頂点に位置するよう、ライン上の画素の
周期およびライン毎の画素の位相を各色成分毎に設定す
ることを特徴とする多色画像形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4275989A JPH06133175A (ja) | 1992-10-14 | 1992-10-14 | 多色画像形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4275989A JPH06133175A (ja) | 1992-10-14 | 1992-10-14 | 多色画像形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06133175A true JPH06133175A (ja) | 1994-05-13 |
Family
ID=17563227
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4275989A Pending JPH06133175A (ja) | 1992-10-14 | 1992-10-14 | 多色画像形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06133175A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007272235A (ja) * | 2007-04-06 | 2007-10-18 | Seiko Epson Corp | スクリーンの組み合わせを決定する方法および画像出力装置 |
US7657203B2 (en) | 2005-09-21 | 2010-02-02 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image forming apparatus with drive load fluctuation correction unit |
JP2011251531A (ja) * | 2010-06-02 | 2011-12-15 | Toshiba Corp | 画像階調処理装置、画像形成装置、画像階調処理方法 |
-
1992
- 1992-10-14 JP JP4275989A patent/JPH06133175A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7657203B2 (en) | 2005-09-21 | 2010-02-02 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image forming apparatus with drive load fluctuation correction unit |
JP2007272235A (ja) * | 2007-04-06 | 2007-10-18 | Seiko Epson Corp | スクリーンの組み合わせを決定する方法および画像出力装置 |
JP4632059B2 (ja) * | 2007-04-06 | 2011-02-16 | セイコーエプソン株式会社 | スクリーンの組み合わせを決定する方法および画像出力装置 |
JP2011251531A (ja) * | 2010-06-02 | 2011-12-15 | Toshiba Corp | 画像階調処理装置、画像形成装置、画像階調処理方法 |
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